妊娠と薬情報センターの相談申し込みが便利に オンラインによる受け付けシステムを構築 2022年5月9日、国立成育医療研究センターの「妊娠と薬情報センター」は、これまで郵送でのみ受け付けていた妊婦・妊娠希望者のお薬相談の申し込みを、同日よりオンラインで行えるようシステムを構築したことを公表した。… 2022/05/14 医療情報
国のお墨付きを得たHPVワクチン、次の課題は? 2022年4月から、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの積極的勧奨が約9年ぶりに再開された。これまで「定期接種の対象だが、国として積極的な接種は勧めない」という曖昧な扱いを受けていたことにより、予防接種を行う医師からも「接種を勧めてよいのか分からない」との声が上がっていた同ワク… 2022/05/09 感染症
TOPIC◎one step to OBGYNプロジェクトからの贈り物 産婦人科受診ビギナーズブックに込めた願い 弘前大学の医学部と人文学部の学生が中心となって『産婦人科受診のためのビギナーズブック』を制作し、この春、同大学全学年の学生約6000人に無料配布した。「私たちは『相談場所』として産婦人科を受診する意義を発信したかった」。制作の中心メンバーらに、ビギナーズブックに込めた願いを聞いた… 2022/04/15 産婦人科
緊急避妊薬、備蓄の見直しや対応薬局の整備を 日薬が「オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤の事例調査」を報告 日本薬剤師会は2022年3月10日、厚生労働省が開催した第19回「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」において、オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤の事例調査の結果を公表した。緊急避妊薬の研修修了者名簿の整備や、備蓄などの体制構築の必要性が明らかとなった。… 2022/03/18 行政・制度
よりぬきメディクイズ●皮膚◎2019年7月号掲載 生後6カ月男児。全身性の角化異常 臨床でよく出会う症例を基に、診断・治療の要点をクイズ形式で考え、学んでいきましょう。今回取り上げるのは、『日経メディカル』2019年7月号に掲載された皮膚のクイズです。 生後6カ月の男児。全身の鱗屑、落屑を主訴として来院しました。出生直後は、全身がセロファン様の膜で包まれているよ… 2022/01/21 皮膚科 医師・医学生限定コンテンツ
子宮収縮薬の適正使用の徹底を 製造販売元4社が文書を発出 オキシトシン、ジノプロスト(プロスタグランジンF2α[PGF2α])、ジノプロストン(プロスタグランジンE2[PGE2])などの子宮収縮薬について、製造販売元の4社が2022年1月「適正使用に関するお願い」を発出した。 上記の薬剤を使用して分娩誘発・促進を行う場合、患者への十分な説明と同意を… 2022/01/12 医薬品
Endocrine Journal誌から 妊娠糖尿病例が妊娠後期にインスリン療法を必要とするリスク因子は? 妊娠初期に診断される妊娠糖尿病( gestational diabetes mellitus: GDM)に対する治療介入において、将来インスリンが必要なのかという不安を患者が抱くのは自然なことである。本検討は、妊娠24週以前に診断された妊娠性糖尿病患者(早期妊娠性糖尿病:Early-GDM 通称:E-GDM)が、妊娠後期にインス… 2021/12/27 代謝・内分泌
JAMA Network Open誌から 閉経前の両側卵巣切除術は後の認知機能低下と関連する 切除後のエストロゲン補充療法は認知機能に対する影響が見られず 米国Mayo ClinicのWalter A. Rocca氏らは、軽度認知障害(MCI)の有病率や危険因子を調べるためのコホート研究Mayo Clinic Study of Aging(MCSA)に参加した地域住民のデータを利用して、一般の女性に比べ閉経前に両側の卵巣切除術を受けた女性では、約30年後にMCIと診断されるリスクが高かった… 2021/12/13 精神・神経
トレンド◎熟練医の「ダビンチさばき」を遠隔地からリアルタイムで見学 リモート症例見学でロボット手術の術者を育成 ロボット支援手術の症例をリモートで見学してもらい、術者のスキル向上に役立てる取り組みが始まっている。執刀医が見る術野の映像をリアルタイムで見学できることで、数が限られる熟練医の施設を訪問する時間的負担を軽減しながら、現地での症例見学と遜色ない手術手技の習得に役立てられると期… 2021/12/09 外科
リポート◎オンライン診療も活用した「産科リエゾンシステム」を構築 かかりつけ医が新興感染症から妊婦を守るには 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)第5波では、特に都市部において病床が逼迫し、自宅療養者が簡単に入院できない状況に陥った。千葉県柏市では新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した妊婦の入院先が見つからず、自宅で早産した新生児が死亡するという事件も発生。ハイリスク患者の入院調… 2021/11/25 産婦人科
NEWS◎国立成育医療研究センターがQ&Aを公表 小児COVID-19の疑問に回答、ワクチン、こころの問題も 国立成育医療研究センターは2021年11月5日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のQ and Aをウェブで公開した。小児COVID-19の症状やワクチン接種を含めた感染対策のほか、こころの問題も取り上げているのが特徴。同センターは「新規感染者数が減少している今だからこそ、改めて一般の人が疑問に… 2021/11/09 小児科
039.日経メディカル 聴く論文(2021.09.21-09.24) HPVワクチンは原発性卵巣機能不全を増やさない 他 2021年9月24日に公開したポッドキャスト配信「日経メディカル 聴く論文」のアーカイブです。ご興味のある方は是非ご登録ください。 2021/09/24 産婦人科
9月6~12日の「話題になった論文」 COVID-19患者に回復期血漿を投与した論文に注目集まる 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2021/09/21 感染症
【事例1】横浜市立大学附属病院産婦人科◎2年間で時間外労働が13%減少 あの手この手で「働き過ぎ」中堅層の意識を変革 医師の働き方改革では、長時間労働の是正と医療の質の担保を両立させる必要がある。そのためには、「医師一人ひとりが意識改革を行い、これまでよりも効率的で生産性の高い働き方を実践することが重要だ」と話すのは、横浜市立大学大学院医学研究科産科婦人科学講座准教授の倉澤健太郎氏だ。同科… 2021/08/19 医師の職場環境
第23回日本医薬品情報学会総会・学術大会より 経口避妊薬のスイッチ化「薬剤師の積極的姿勢が必要」 スイッチ化反対に薬剤師の知識不足は強く影響せず 昨今、緊急避妊薬のレボノルゲストレル(商品名ノルレボ)のスイッチOTC化に対する風向きが変わりつつある。厚生労働省は、2017年に「スイッチ化は時期尚早」と判断したが、21年6月より再検討を開始した(厚労省、緊急避妊薬スイッチ化の再検討を開始)。緊急避妊薬に関するこうした動向を受け、… 2021/07/06 医薬品
3月29日~4月4日の「話題になった論文」 妊娠初期の超音波胎児スクリーニングに意味はあるか 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 3月29日から4月4日にかけて、もっとも多くTweetされた論文は「Aspirin Use Is Associated With Decreased Mechanical Ventilation, Inte… 2021/04/13 産婦人科
産婦人科Q&Aシリーズ《6》 捻転していない卵巣を摘出してよかったか <救急医>卵巣摘出に関する質問です。昨日、「卵巣捻転の疑い」(CTでははっきりしなかったのですが、経膣エコーと身体所見から診断)で、腹腔鏡手術を行った37歳女性がいました。結論から言うと、捻転も破裂もしておりませんでしたが、婦人科の先生が右卵巣嚢腫を摘出しておりました。卵巣は取っ… 2021/03/29 産婦人科 医師限定コンテンツ
産婦人科Q&Aシリーズ《5》 「妊娠は何歳までがよい?」と聞かれたら… <救急医>妊娠する年齢に関する質問です。先日、健康診断のアルバイトをしていたときに、特に既往のない32歳の女性から「妊娠は何歳までにした方がよいか?」と聞かれ、難しい質問だなぁと思いました。基本的には、早い方が良い(35歳以上は染色体異常のリスクが増える?)という勝手なイメージを… 2021/03/26 産婦人科 医師限定コンテンツ
産婦人科Q&Aシリーズ《4》 子宮筋腫? CT画像から読み取れることは? <精神科医>腹痛の救急患者について相談させてください。47歳女性、チョコレート嚢胞で約10年前に片側卵巣を摘出しています。子宮筋腫で婦人科に通院中。1カ月ほど前から兎糞状の便を認めています。排便排ガスあり。腹部全体に圧痛あり、歩行で腹部に痛みが響くとのこと。反跳痛なし。板状硬なしで… 2021/03/24 産婦人科 医師限定コンテンツ
産婦人科Q&Aシリーズ《3》 不妊治療中の高血圧治療、どう介入する? <内科医>不妊治療を行っている43歳女性の血圧管理について 妊娠希望で不妊治療を行っている43歳の女性で、高血圧がある患者さんがいらっしゃいます。家庭血圧150~160/90~100mmHgで、内服治療はしていないとのことです。妊娠を念頭に高血圧治療を行う予定なのですが、以下について質問させてく… 2021/03/22 産婦人科 医師限定コンテンツ
産婦人科Q&Aシリーズ《2》 ホルモン療法を行えない更年期障害、どうする? <その他の診療科医>子宮体癌で広汎子宮全摘術をした人のパートナーから伺った話について、ご相談です。全摘術後、ホットフラッシュなどの更年期障害の症状を認めていますが、子宮体癌のためホルモン療法が数年はできないようで症状に苦しんでいるようです。また、リンパ節郭清をしたため、下肢を… 2021/03/19 産婦人科 医師限定コンテンツ
産婦人科Q&Aシリーズ《1》 不妊治療中に2週間続く出血…原因は? <総合診療医>若年女性の不正出血(?)について、先生方のご意見を伺えないでしょうか。不妊治療で、ルトラール(クロルマジノン酢酸エステル)2mg、1回1錠(1日3回)を内服していましたが内服終了から1週間後、妊娠判定陰性をかかりつけで確認、その日の夕方に生理が始まったそうです。いつもの… 2021/03/17 産婦人科 医師限定コンテンツ
第10回 妊婦にインフルエンザワクチンを打っていいか 内科外来の新人看護師が、薬剤師に次のように質問しました。「妊婦さんにインフルエンザワクチンって接種していいのでしょうか」。 2021/01/06 薬剤師
婦人科医の視点で見る卵巣腫瘍に伴う抗NMDA受容体脳炎 Archives of Gynecology and Obstetrics誌より 抗N-メチルD-アスパラギン酸受容体(NMDAR)脳炎には卵巣腫瘍を合併する頻度が高い。この抗NMDAR脳炎の診療を考える上で婦人科の果たす役割は大きいことから、婦人科医の視点で本疾患をレビューしたのが、この報告である… 2020/11/21 精神・神経
インタビュー◎不妊治療で見落とされがちな男性側への対応に注力 男性不妊診療の課題を1つずつ解決していきます 獨協医科大学埼玉医療センターリプロダクションセンターの岡田弘氏に聞く 女性の不妊症にくらべて、認知度も医療体制も遅れているのが男性不妊。日本で数少ない、不妊治療から出産後まで、男女を一緒にトータルでケアするリプロダクションセンターを立ち上げた、獨協医科大学さいたま医療センターリプロダクションセンターの岡田弘氏に話を聞いた。… 2020/11/16 産婦人科
解説◎「保険適用に向けて検討を」首相の指示で注目される不妊治療 不妊治療はどこまで進んでいるのか 菅義偉・内閣総理大臣が就任翌日の9月17日に、保険適応に向けた早急な検討を指示したことで注目されている不妊治療。子宮卵管造影や一般的な精液検査は保険適応になっているものの、生殖補助医療(人工授精、体外受精、顕微受精、いわゆるART)は自由診療で、全額自己負担だ(一部を助成する特定不… 2020/11/06 産婦人科
United European Gastroenterol J誌から 女性の2割が悩む便失禁、最も有益な評価法は? IBD・非IBDに関する研究のシステマティックレビュー 炎症性腸疾患(IBD)患者などを対象とした過去10年間の論文300本以上で便失禁の診断ツールについて調べたシステマティックレビューの結果が、United European Gastroenterol J誌10月号に掲載された。 米国の成人女性の2割弱が、便失禁により影響を受けていると報告されており、炎症性腸疾患(IBD… 2020/10/20 消化器
「処方箋なしの緊急避妊薬」には賛成だが・・・ 2020年10月7日、医師の処方箋がなくても緊急避妊薬を薬局で購入できるようにする方針を政府が固めたことがメディアで報じられた。 緊急避妊薬のOTC化については、2017年にも「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」で取り上げられて見送られた経緯がある。当時の報道によれば… 2020/10/14 産婦人科
Gastroenterology誌から プロバイオティクスが早産児の総死亡を防ぐ? RCTのネットワークメタアナリシス 死亡や壊死性腸炎(NEC)を予防する目的で、プロバイオティクス製剤を早産児に投与したランダム化比較対象試験(RCT)のネットワークメタアナリシスにおいて、一部の単株および複数株製剤に有効性が認められた。結果はGastroenterology誌8月1日号に掲載された。 早産児は、敗血症や死亡のリスク… 2020/09/17 消化器
「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」が始動 HPVワクチンの啓発で悲しい現実を変えたい! 「みんパピ!」仲間募集中 皆さま、はじめまして。私は「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」(以下、みんパピ!)に参画している、小児科医の坂本昌彦といいます。みんパピ!は、HPV(ヒトパピローマウイルス)に関する正確な情報を分かりやすく提供することを目的とした団体です。正確な情報を知ることで、結果と… 2020/09/07 感染症
[CASE09-01] 障害をもつ母親の子育てをどうサポート? 子供のころの事故で脊髄損傷(C8Th1)にて不全麻痺があるIさん。車椅子生活になるも大きな体調の変化はなく過ごし、30歳で結婚した。妊娠・子育てには体力的自信がなかったため、子供はつくらないつもりであったが、やはり欲しくなり、夫婦で決意して妊娠。32週で出産に踏み切った。転居先の役所で… 2020/08/26 小児科
妊婦の受診は継続的ケアへとつなげるチャンス 出産後に息子の樹くんの皮膚トラブルの相談で受診した母の舞さんが、妊娠中に家庭医・総合診療医に初めて出会ったときのエピソードです。よくある季節性の症状での受診ですが、妊娠中の健康問題に家庭医・総合診療医としてどんな関わりを持ち、継続性へとつながったのでしょうか?【バックヤード… 2020/07/27 産婦人科
皮膚科Q&Aシリーズ《16》 「妊婦の皮疹」と「全身性発疹」の見分け方 <産婦人科医>妊婦の皮疹について質問です。妊婦には妊娠性痒疹や疱疹など独特な疾患群がありますが、風疹や水痘などの全身性発疹との鑑別が難しいと感じます。疑わしきは病歴聴取と抗体価測定といきたいところですが、救急外来などでその場限りともなるとそうもいかないので何か見分けるコツなど… 2020/07/20 皮膚科 医師限定コンテンツ
産後の家族を支える! 母子手帳は情報の宝庫 よくある乳児の皮膚トラブルによる受診です。一緒に来ているのは母親。家庭医・総合診療医はこのような親子にどのような関わりを持てるのでしょうか?【バックヤードにて】関看護師:五藤先生、次の方いいですかー? 患者さんは生後1カ月半の男の子です。地域の役員さんを長年している山本さんの… 2020/07/13 産婦人科
目の前の古びた病院に世界的な偉人がいた 個人的な話で恐縮だが、私の母の実家は新潟で鍼灸院を営んでいた。その実家の斜め前に「竹山病院」という産婦人科の病院があった。子どものころ、夏休みに母の実家に行っては、そのあたりを走り回って遊んでいたが、まさか目の前のすすぼけた病院に世界的な偉人がいようとは夢にも思わなかった。… 2020/06/29 医療提供体制
リポート◎ALPとLDの測定法、向こう1年で国際標準に切り替え 測定法が変更、ALPは現行の3分の1の値に 2020年4月から1年かけて、アルカリホスファターゼ(ALP)と乳酸脱水素酵素(LD)の測定法が変更され、国際標準に統一される。ALPについては測定値が従来の約3分の1となり、基準範囲も大きく変わる。臨床検査値の大規模な変更は、2012年にHbA1cで行われた国際標準化以来、8年ぶり。この変更に伴い… 2020/06/08 検査
ヒトミルクオリゴ糖の実用化、日本でも期待 都内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数がようやく1桁になってきました。東京都港区にある弊社(日経BP)には4月以降は数日程度しか通勤していませんでしたし、取材の多くはオンラインになっています。それでも、ようやく環境が整ってきました。最前線で頑張っている医療や介… 2020/05/25 感染症
どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.7) 急性腹症疑いのコンサルトが胃腸炎の判断に!? 救急⾞やwalk-inも含め、救急受け⼊れを活発に行っているある大規模病院。今日は総合診療部の後期研修医の先生が宿直当番でした。そこへ、重度の腹痛を主訴に、若い外国人女性が受診しました。 2020/05/11 産婦人科
トピックス◎感染妊婦は帝王切開、情報共有システムで里帰り分娩に対応へ COVID-19流行下での産科診療の今 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への感染対策の不備を理由に破水妊婦の受け入れを断る病院や、里帰り分娩ができず、都心部での出産予約も取れない妊婦の現状などが報道され、周産期医療に対する社会的な不安が高まっている。緊急対応が必要な産科診療の現場で、いかにCOVID-19に対応すべき… 2020/05/01 産婦人科
COVID-19と産科原因分析報告書の「ケース公開」を考える COVID-19が猖獗(しょうけつ)を極めている。イタリアの様子などを見ていると、ペストがはやった時代もこんな感じだったのだろうかと思ったりする。1347~53年の間に、ヨーロッパの人口の3分の1となる2500万人の生命を奪ったとされているが、北里柴三郎が病原菌を発見して、根絶の道を開いたこと… 2020/04/08 医の倫理
貧血の若年女性、検査値改善で通院終了が”ざんねん”なワケ さて、このような場合、どのように診療を進めればよいでしょうか?まず、うっかり陥りがちな、bad practiceを見てみましょう。◎bad practiceA医師:(若年女性の貧血は症状ない程度のHbが維持できていたら、婦人科受診もしているし、治療継続の負担もあるから、継続は本人次第でいいかな)A医師… 2020/03/09 プライマリケア
米国で人気急上昇、避妊器具の「IUD」とは? 日本の友人に避妊について相談された。米国では、長期の避妊のため、ピル以外のオプションの人気が高まりつつある。 ここ10年ほどでとみに普及したのが、避妊器具の「IUD(intrauterine device)」だろう。これは、膣の中に入れて放置するだけの避妊器具で、銅でできた「商品名Paragard」というI… 2020/02/12 ライフスタイル
シリーズ◎2020診療報酬改定 紹介患者の診療情報フィードバックに評価新設 機能強化加算は説明リーフレットの作成が新たに要件に 1月29日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、2020年度診療報酬改定の個別改定項目の概要が示された。外来医療については、医療連携を推進する目的から診療情報提供料IIIを新設。現行は、紹介元の医療機関が紹介先に対して患者の診療情報を提供した場合に診療情報提供料Iを算定できるが、提… 2020/01/29 産婦人科
厚労省、緊急避妊の薬剤師向け研修で通知 3月までに対応薬局のリストを公表へ 厚生労働省医薬・生活衛生局総務課は、2020年1月17日、緊急避妊に関する診療の提供体制に関する薬剤師向けの研修に関して、通知を発出した。 2020/01/23 薬剤師
服薬指導 妊婦の不眠に処方された鉄剤 【日経DIクイズ】妊娠中の31歳の女性Sさんが、処方箋を手に来局しました。産婦人科診療所で新しい薬が処方されていたため、症状を確認したところ、Sさんはこう話しました。 Illustration: 山本(Shige)重也 2019/11/21 産婦人科
「緊急避妊薬はスイッチOTC化が現実的」 日本家族計画協会の北村邦夫氏が訴え、産婦人科医と薬局の連携も課題 「緊急避妊薬は、オンライン診療よりスイッチOTC化を進める方が現実的だ」――。2019年11月2~3日、福岡市内で開かれた第34回日本女性医学会学術集会「ECP(緊急避妊ピル)について考えるセッション」に、我が国の低用量経口避妊薬(OC)推奨の第一人者である日本家族計画協会(東京都新宿区)理… 2019/11/12 薬剤師
JAMA Intern Med誌から 甲状腺癌治療が妊娠に与える影響は? 放射線治療から6カ月後以降の妊娠なら悪影響は見られない 韓国健康保険審査評価院のHye Ok Kim氏らは、分化型の甲状腺癌で甲状腺切除術や術後の放射性ヨウ素療法(RAIT)を受けた、出産可能な年齢の女性を対象にした全国規模のコホート研究を行い、RAIT治療から妊娠までの期間が6カ月以上あれば、妊娠関連のアウトカムにRAITによる有害な影響は見られなく… 2019/11/12 癌
赤ちゃんの沐浴法、どう指導したらいいの!? はじめまして。私は、小児科に勤務する新人看護師です。今回初めてご家族に沐浴の指導をすることになりました。初めての家族指導で緊張しているのと、ご家庭での沐浴についてのイメージが湧かず、どのように指導したらよいものかと悩んでいます。… 2019/10/28 コメディカル
選択肢が広がる生理用品――月経ディスクの場合 ここ5年ほどで、月経カップ(関連記事)、生理用品を併用しなくていいショーツ(関連記事)などが一気に普及し、女性にとって生理の時の選択肢が増えたことについて書いてきた。これらに加えて、選択肢の1つである「月経ディスク」は、月経カップほどは一般的ではないものの、一部の友達の間では… 2019/10/16 ライフスタイル
妊婦さん悶絶!? そんなときはあの漢方! 救急医療では、産婦人科との連携が欠かせません。腹痛で訪れた女性が、実はもう産まれます状態でそのまま分娩に……とか、交通外傷で搬送された女性が妊娠されており、事故後からお腹が張っています……とか、下腹部痛で訪れた女性に超音波をしてみたら、腹水が出ていて卵巣が大きかった……とか… 2019/09/12 産婦人科
生理中“これだけでいい”ショーツの起こした革命 米国では日本とは逆に、周りを見回すとナプキンを使っている人は少数派で、タンポンだけで切り盛りしている友人が多い。「やばい、生理始まっちゃった、誰か持ってない?」と言う友人に、自分のナプキンを差し出して断られたことが何十回あったことか! そんな背景があるからこそ、月経カップに… 2019/09/02 ライフスタイル
妊婦・授乳婦の服薬指導(2)解熱鎮痛薬の服用をためらう授乳婦 授乳中のアセトアミノフェン、どう指導する? RIDは必ずしも高くはないが、薬剤の薬効や副作用、実際の症例報告などに基づく安全性の観点から、投与中は授乳を控えた方がいいとされている薬剤もある。 2019/08/26 薬剤師
米国で大流行!「月経カップ」を体験してみた (お断り:今回のブログは、月経や血に関して赤裸々な記述があります) 「テレビを見てたら『月経カップ』っていうのが出てきたんだけど、ずっと前にさやかがお土産に持って帰ってきて、嫌がられてたやつじゃない?」 日本にいる母と話しているとき、こんなことを言われた。米国でもまだ月経カッ… 2019/08/07 看護師
産婦人科医とともに堀江貴文氏らが訴え 「HPVワクチンの積極的な接種勧奨の再開を」 2019年参議院選選挙の立候補者約300人にアンケートを実施 2019年7月18日、一般社団法人の予防医療普及協会とG1は記者会見を開き、HPVワクチンに関する情報を届けることなどを求める署名活動の状況を中間報告するとともに、HPVワクチンの積極的勧奨の再開を求めた。また、2019年参議院選選挙の立候補者約300人に対して予防医療普及協会が行ったアンケート… 2019/07/19 感染症
リポート◎医師の過労死認定裁判の真実 50代産婦人科医の過労自殺が問い掛けること 「医師不足の深刻さを証明した判決だ」 5月に医師の過労死をめぐる判決が相次いだ。産婦人科医の過労自殺を労災と認めた広島地裁判決と、33歳の若さで急死した心臓血管内科医に対する病院の責任を認めた長崎地裁判決だ。ここでは判決が確定した産婦人科医の事例を紹介する。… 2019/07/18 医師の職場環境
循環器Q&Aシリーズ《8》 挙児希望女性の高血圧だが、メチルドパ不可。降圧薬のセカンドチョイスは? <泌尿器科医>41才女性の高血圧についての質問です。他院でオルメテック内服していましたが、当院での加療希望で、昨年末より受診しています。妊娠挙児希望があり、オルメテックを1ヶ月前よりアルドメットに変更しています。2月15日の採血結果で、肝機能上昇があり、アルドメットを中止。現在、肝… 2019/07/02 循環器 医師限定コンテンツ
インタビュー◎NIPT新指針の運用開始が保留に 新型出生前診断の拡充で妊婦のニーズに応えたい 昭和大学産婦人科学講座主任教授の関沢明彦氏に聞く 日本産科婦人科学会は2019年6月22日、母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)に関する新たな指針を理事会で承認した。これは今年3月、案についての意見公募を行った上でとりまとめが進められていたものだ。… 2019/06/26 産婦人科
オンライン診療による緊急避妊薬処方、救急医の視点 ER診療と産婦人科は切り離しては語れません。子宮外妊娠や、その他気づかれていない妊娠(時には墜落分娩)。妊婦の交通事故、膣裂傷、過多月経に伴う貧血。卵巣出血に卵巣捻転、珍しいところだと卵巣奇形腫に合併した辺縁系脳炎(抗NMDA受容体抗体脳炎)など、夜間帯に何らかの症状を呈したり、… 2019/06/20 救急医療・集中治療
ニュース◎風疹流行続く、累計患者数は1700例を超える 大阪府でも先天性風疹症候群、全国で3例目 大阪府によると、第24週(6月10~16日)に、先天性風疹症候群の患者が1例報告された。大阪府では、2013年の風疹大流行時に、2014年までに計6例の報告があったが、2015年以降は発生が途絶えていた。昨年夏に首都圏を中心に広がった風疹の大流行下で確認された先天性風疹症候群は、全国で3例目となっ… 2019/06/19 感染症
薬剤師に対する研修も要件案に 緊急避妊薬を常に在庫する薬局の整備が課題 厚生労働省は2019年5月31日、第5回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会を開催し、オンライン診療による緊急避妊薬処方の要件が概ね了承された。 緊急避妊薬処方の原則は、緊急避妊薬に対する正しい情報提供などを行い、インターネットや自治体などから「対面診療可能… 2019/06/04 産婦人科
広島地裁で産婦人科医の過労死を認める判決 時間外労働が80時間超え、2週間以上の連続勤務も複数 精神疾患を発症するまでの6カ月間に時間外労働が80時間を超える月があり、2週間以上の連続勤務も複数回あった――。10年前、中国地方の病院に勤務していた産婦人科の50歳代の医師が自殺したことをめぐって、遺族が労災と認めるよう訴えた裁判で、広島地方裁判所(高島義行裁判長)は5月29日、「長時… 2019/05/31 産婦人科
シリーズ◎忘れられないカルテ 「念のため、一応、万全を期すためにお聞きしますが…」 50代勤務医(感染症内科) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/05/31 呼吸器
今回の風疹大流行で2例目 東京都でも先天性風疹症候群の報告 第17週(4月22~28日)に、東京都で先天性風疹症候群の報告が1件あったことが明らかになった。都内では、2013年の風疹大流行時に2014年までに16件の報告があったが、2015年以降は発生が途絶えていた。昨年夏に首都圏を中心に広がった風疹の大流行下で確認された先天性風疹症候群は、全国で2例目と… 2019/05/09 感染症
シリーズ◎医師の「働き方改革」 若手産婦人科医中心に「年間1860時間」案に反対の署名活動 医師の働き方改革をあり方を巡り、若手産婦人科医らを中心に結成された「医師の働き方を考える会」は3月11日、署名活動を開始した。活動代表者は医師の鈴木真氏(亀田総合病院)と東京過労死家族会会員の中原のり子氏。… 2019/03/14 産婦人科
第39回 家族愛あふれるアフリカ、患者の親族らが進んで献血 産科医の私を成長させた3回のナイジェリア派遣 鈴木 美奈(産婦人科医) 国境なき医師団(MSF)として私がナイジェリアへ初めて行ったのは、2017年1月でした。ナイジェリアは西アフリカに位置し、36の州からなる連邦共和国で、およそ1億9000万人の人口はアフリカ最大です。貧富の差が大きい国で、首都アブジャのある南部は教育水準が高く、裕福な人も多いです。… 2019/03/05 海外
GPの必須アイテム、それは内診台 総合診療やプライマリ・ケア関連の学会や研究会に参加すると、対象としている患者が高齢者であることが多い。これは僻地だけでなく、人口の多い地域でも同様である。往診や看取りは総合診療の定番のテーマであり、GPのメインストリームは高齢者医療なのかもしれない。… 2019/02/08 プライマリケア
シリーズ◎医師の働き方改革 このままでは産婦人科医がまた過労死してしまう 日本産科婦人科学会医療改革委員長の海野信也氏に聞く 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」は1月11日、2024年4月から適用される罰則付き時間外労働の上限時間を、休日労働込みで年間960時間以内・月100時間未満とし、地域医療提供体制の確保の観点からやむを得ずこの水準を満たせない場合には「年間1900~2000時間」とする事務局案を提示… 2019/02/04 産婦人科
風疹患者、昨年からの累計で3000人を超える 今回の風疹大流行で初の先天性風疹症候群が発生 「30代、40代男性のワクチン接種率向上を」と忽那医師 残念ながら、先天性風疹症候群が発生しました。昨夏からの風疹大流行で初めてとなります。今年に入ってからも風疹の流行は続いています。さらなる先天性風疹症候群の発生を防ぐため、対策が急がれます。国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那賢志氏は、「妊婦さんの周囲の30代、40代男… 2019/01/31 感染症
妊婦加算だけじゃない、加算に感じる矛盾 妊娠時の注意点の説明には長時間を要することが多い。開業前、大学の総合診療部で外来をしていたときのこと。20歳代後半のその女性患者は、現在薬は不要であるものの橋本病の診断がついており、定期的な血液検査が必要であった。甲状腺の定期検査以外のその日の訴えは「最近発症した難治性の湿疹… 2019/01/25 産婦人科
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器 エンディング 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2019/01/21 腎・泌尿器
Ann Intern Med誌から 出産は若い女性の乳癌リスクを増加させる 出産経験のない女性よりリスクが低下するには23.6年かかる 出産年齢の女性に最も多く見られる癌は乳癌だ。米North Carolina大学Chapel Hill校のHazel B. Nichols氏らは、分娩後の女性の乳癌リスクが時間経過と共にどう変化するかを検討したところ、未経産女性と比較したリスクは、分娩から約5年の時点でピークになり、分娩から20年間以上にわたってハイリ… 2019/01/07 癌
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 成熟嚢胞性奇形腫(類皮嚢胞腫) 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/12/31 産婦人科
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 卵巣嚢腫(良性) 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/12/28 産婦人科
朝令暮改に陥った「妊婦加算」 問われる診療報酬改定の論拠と妥当性 根本匠厚生労働相は、2018年12月14日の閣議後の記者会見で、「妊婦加算」制度の運用凍結を正式に表明した。「妊婦加算」とは耳慣れない制度だが、妊娠中の女性が医療機関を外来受診した際に初診料などに料金が上乗せされる仕組みである。… 2018/12/27 産婦人科
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 卵巣 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/12/24 産婦人科
妊婦加算、世論を受けて2019年1月から凍結へ 2020年度改定までに改めて枠組みを検討する方針 根本匠厚労相は12月19日、2018年度診療報酬改定で新設された妊婦加算の運用を2019年1月1日から一時的に凍結することを、中央社会保険医療協議総会に諮問した。総会は、妊婦加算についての誤解と不安がある状況では、妊婦加算導入の意図が十分に実現できないという判断から、「やむを得ないこと」… 2018/12/19 産婦人科
首都圏以外でも複数の風疹患者が発生、累計で1486人に 風疹の流行続く、7週連続で100人超の新規患者 1例以上の報告がある自治体は42都道府県に 風疹の流行が止まらない。10月21日までの1週間(第42週)に報告された風疹患者は174人で、7週連続の100人超の増加となった。期日遅れの報告を加えると累計で1486人となり、このままのペースで増加すれば2012年の2353人を超える可能性も出てきた。地域的な広がりも見られ、大阪府や福岡県、愛知県… 2018/10/31 感染症
第51回日本薬剤師会学術大会より 妊婦・授乳婦の服薬指導に必要な視点とは 虎の門病院薬剤部長の林昌洋氏が講演 添付文書上で妊婦への投与が禁忌や有益性投与となっている薬剤について、どう理解し、薬剤師としていかに対応すべきか――。2018年9月23~24日に金沢で開催された第51回日本薬剤師会学術大会の分科会「妊婦・授乳婦と胎児・乳児の安全と安心を支える薬剤師業務」に、虎の門病院(東京都港区)薬剤… 2018/10/12 産婦人科
風疹患者、前週から146人増加し累計で642人に 風疹流行、感染地域は首都圏から全国へ 風疹患者が増え続けている。9月16までの1週間に報告された風疹患者は127人で、遅れて報告された患者数を加えると累計で642人となり前週から146人増加した。依然として首都圏からの報告が多いものの、この1週間に新潟県、静岡県、滋賀県、大阪府、愛媛県からも複数の患者が報告されており、感染地… 2018/09/27 感染症
風疹流行、2013年の悪夢を繰り返すな Aナーシングに最後に原稿を書いたのはいつだっただろうか……。もはや記憶に残っていないくらいなので相当前のような気がする……。いろんな人から「あのAナーシングの連載、面白かったです」と過去のもの扱いされ、そしていつの日からか担当の編集者からも原稿の催促すら来なくなり……。ここま… 2018/09/19 感染症
Lancet誌から 無痛分娩希望者にはレミフェンタニルが有望 ペチジン筋注よりも硬膜外麻酔への切り替えが少ない 英国Sheffield大学のMatthew J A Wilson氏らは、陣痛の疼痛コントロールを希望する妊婦に対して、これまで標準的に行われているペチジンの筋注と、患者が自己調節できるレミフェンタニル静注を比較して、レミフェンタニルの方が、硬膜外麻酔に切り替えが必要になる妊婦の割合が少なかったと報告し… 2018/08/29 産婦人科
【新薬】ジェミーナ(レボノルゲストレル/エチニルエストラジオール) 国内初、レボノルゲストレルを含む月経困難症治療薬 2018年7月2日、女性ホルモン製剤のレボノルゲストレル/エチニルエストラジオール配合製剤(商品名ジェミーナ配合錠)の製造販売が承認された。適応は「月経困難症」、用法用量は「次のいずれかを選択する。28日間1周期(1日1回1錠を毎日一定の時刻に21日間連続投与し、7日間休薬)。84日間1周期(… 2018/08/24 産婦人科
新薬9成分13品目を薬価収載 月経困難症治療薬、妊婦の先天性トキソプラズマ症発症抑制薬などが収載へ 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2018年8月22日に開かれた総会で、新薬9成分13品目の薬価収載を了承した(表)。8月29日に収載される。 2018/08/23 コメディカル
2018年7月4日~7月24日 タクロリムス、シクロスポリン、アザチオプリンの禁忌改訂 ヒアレインのベンザルコニウムがクロルヘキシジンに変更 タクロリムス水和物(商品名プログラフ他)、シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル他)、アザチオプリン(アザニン錠、イムラン錠)の禁忌から「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人」が削除になりました。これは、厚生労働省の事業として設置された「妊娠と薬情報センター情報提供ワー… 2018/07/27 コメディカル
卵巣嚢腫に効く漢方(1) 卵巣嚢腫の考え方と漢方処方 卵巣嚢腫は、卵巣の中にできた袋状のものの中に液体などがたまり、卵巣が腫れる病気です。「卵巣嚢腫ができやすい体質」には、気(き)、血(けつ)、津液(しんえき)の流れの停滞が深く関係しています。漢方薬でそれらを改善し、卵巣嚢腫の治療を進めます。… 2018/07/10 コメディカル
第5回 片頭痛の診断は問診でほぼ決まる 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを学んでもらう本連載。第5回では、頭痛外来でよく遭遇する片頭痛を問診でどう見分けるか、実際の症例を基に説明します。… 2018/06/07 精神・神経
走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.6 産婦人科、精神科、眼科の研修プログラム初年度は? 4月にスタートを切った新専門医制度。産婦人科、精神科、眼科について、専門研修プログラムの初年度の体制を紹介する。 2018年度の産婦人科領域の専攻医採用数は442人。日本産科婦人科学会は2017年度から研修プログラムを取り入れ、2017年度の1年次後期研修医は391人で、2018年度は50人ほど増えた… 2018/06/05 精神・神経 医師・医学生限定コンテンツ
薬剤師は現代女性のヘルスケア・アドバイザーになってほしい 医療法人社団ウィミンズ・ウェルネス理事長 女性ライフクリニック銀座・新宿院長 対馬ルリ子氏 女性のライフスタイルの変化とともに、婦人科疾患の罹患率や治療薬が変わってきている。女性ホルモンが関与する疾患とその治療法の最新動向について、産婦人科医師で医療法人社団ウィミンズ・ウェルネス理事長の対馬ルリ子氏に聞いた。… 2018/05/14 コメディカル
第36回 ケニア第2の都市でより良い産科サービスを 緊急帝王切開か他院搬送か、即判断が必要な中… 竹中 裕(産婦人科医) 私は卒後14年目の産婦人科医である。2011年より、国境なき医師団(MSF)の活動に断続的に参加している。これまで、ナイジェリア、パキスタン、南スーダン、シエラレオネ、ソマリアなどに計8回派遣され、直近では2017年11月から2018年1月まで、ケニアに派遣されて産科的活動を行った。… 2018/03/12 海外
人物ルポ■奄美群島の産婦人科医療に挑む小田切幸平氏 他界した弟に導かれて医師の道へ 「せっかく医学の道を目指しているのなら、そのまま歩むのがいいんじゃないか……。弟さんは亡くなってしまったかもしれないが、きっとその道は弟さんが指し示してくれたんだよ」。これは、鹿児島県奄美市の名瀬徳洲会病院で常勤の産婦人科医師として働く小田切幸平氏が、学生時代に放浪の旅に出… 2018/01/19 産婦人科
シリーズ◎産科診療所での無痛分娩は是か非か 集約化を進めれば地域の産科医療は崩壊する 長崎県産婦人科医会長の森崎正幸氏に聞く 無痛分娩関連の事故報道が相次いだことを受けて、被害者側からは産科診療所での無痛分娩を問題視する声が上がり、新聞各紙も施設集約化を求める論調を強めた。こうした事故原因を施設の規模の問題に帰着させようとする動きには、医療現場から異論が出ている。「集約化を進めれば地域医療は崩壊す… 2017/11/17 産婦人科
シリーズ◎産科診療所での無痛分娩は是か非か 京都の無痛分娩事故、嫌疑不十分で不起訴に 無痛分娩に関連して母子が重度障害を負ったとして、京都府京田辺市の産婦人科医院の男性院長が10月13日、業務上過失傷害容疑で京都地検に書類送検された。京都地検は10月30日、嫌疑不十分として不起訴処分とした。一連の無痛分娩関連事故で2例目だった書類送検事案が不起訴処分となったことは、1… 2017/11/09 産婦人科
シリーズ◎産科診療所での無痛分娩は是か非か 施設集約化ではなく局所麻酔の改善が優先 日本産婦人科協会が発表した「緊急声明」の意図 無痛分娩時の死亡例や重度障害例の報道が相次ぎ、被害者側からは診療所での無痛分娩を問題視する声も上がっている。新聞各紙も施設集約化を求める論調が目立つ中、日本産婦人科協会は緊急声明を発表し、施設集約化ではなく局所麻酔の改善策を優先すべきと訴えた。なぜか――。… 2017/10/27 産婦人科
プラセンタ注射が高齢者の褥瘡に効く? 「高齢者の難治性褥瘡を、メルスモンという胎盤抽出液の注射で治せないかと考えているんだが、大滝さんどう思う?」。1年前、宮城県気仙沼市の三陸海岸に浮かぶ離島、大島で診療所を開業している山本馨先生(現・豊頃医院[北海道中川郡豊頃町]院長)から、こんな電話がかかってきた。… 2017/10/24 皮膚科
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 妊産婦の外来管理に対する評価を新設へ 精神疾患を合併する妊産婦への対応では医療機関や行政の連携体制を評価か 中央社会保険医療協議会(中医協)総会は10月11日、2018年度診療報酬改定に向けて、小児・周産期医療に対する評価のあり方を議論した。小児医療では、入院料ごとに異なっている対象年齢の上限をそろえることになった。周産期医療においては、妊婦の外来管理に対する評価が新設される方針が示され… 2017/10/13 小児科
シリーズ◎産科診療所での無痛分娩は是か非か 産婦人科医会内で無痛分娩施設の登録制が浮上 4月以降、無痛分娩時の死亡例や重度障害例の報道が相次いだ。被害者側から診療所での無痛分娩を問題視する声が挙がる中、産婦人科医会では「医師の教育・研修に注力すべき」との考えが広がり、実施施設の登録制が浮上している。… 2017/10/10 産婦人科
容体急変時に救命措置を怠った容疑で 無痛分娩時の死亡事故で院長を書類送検 大阪府和泉市の「老木レディスクリニック」で今年1月、無痛分娩に臨んだ31歳女性が死亡した事故で、和泉警察署は10月6日、女性が呼吸不全状態となった際に人工呼吸を行うなど適切な対応をしていなかったとして、院長の老木正彰氏を業務上過失致死の疑いで書類送検した。… 2017/10/06 産婦人科
学会トピック◎日本妊娠高血圧学会 妊娠高血圧症候群の定義と病型分類が改訂 欧米のガイドライン改訂に対応、略称もPIHからHDPに 妊娠高血圧症候群の定義と病型分類が13年ぶりに改訂され、第38回日本妊娠高血圧学会総会・学術講演会(9月22~23日、開催地:熊本市)で発表された。妊娠前や妊娠20週までに高血圧を認め、20週以降も症状の悪化を伴わない場合を「高血圧合併妊娠」として新たに妊娠高血圧症候群に含めたほか、蛋白… 2017/09/26 循環器
自動販売機で買える緊急避妊薬 緊急避妊薬(モーニングアフターピル)について、日本ではスイッチOTC化が議論されていますね(関連記事:緊急避妊薬等5成分のスイッチOTC化でパブコメ、10月10日まで)。厚生労働省の検討会議では、スイッチOTC化は時期尚早としたようですが(関連記事:「スイッチOTC薬、緊急避妊薬は「時期尚早… 2017/09/22 産婦人科