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【新薬】エサキセレノン(ミネブロ)
糖尿病や中等度腎障害合併の高血圧患者にも投与可能なMR拮抗薬
2019/ 2/15
2019年1月8日、高血圧症治療薬エサキセレノン(商品名ミネブロ錠1.25mg、同錠2.5mg、同錠5mg)の製造販売が承認された。適応は「高血圧症」、用法用量は「成人、1日1回2.5mgを経口投与。効果不十分な場合は5mgまで増量可」となっている。…
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JAMA Intern Med誌から
透析を受けたがらないCKD患者への対応
説得しても透析を受けない場合はあきらめる医師が多い
2019/ 2/13
慢性腎臓病(CKD)が進行しているのに透析を開始しなかった患者と担当医の間でどのようなやり取りが行われ、どのようなケアが提供されたのかを調査した米Veterans Affairs Puget Sound Health Care SystemのSusan P. Y. Wong氏らは、現状では医療従事者が透析を受けるか受けないかで二者択一的な…
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小児腹部エコー
腎臓の先天異常はどう描出される?
2019/ 2/12
これまで日常診療でよく遭遇する急性胃腸炎、細菌性腸炎、便秘に特徴的なエコー所見について解説してきたが、本項では実質臓器の中で比較的よく経験する腎臓の先天性異常について述べておきたい。
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【新薬】タゾバクタム/セフトロザン(ザバクサ)
尿路・腹腔内感染症を適応とするβラクタマーゼ阻害薬配合のセフェム系抗菌薬
2019/ 2/ 8
2019年1月8日、βラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤タゾバクタムナトリウム/セフトロザン硫酸塩(商品名ザバクサ配合点滴静注用)の製造販売が承認された。適応は「(1)膀胱炎、腎盂腎炎、(2)腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、肝膿瘍」、用法用量は「成人1回1.5gを1日3回60分かけて点滴静注。な…
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降圧利尿薬◇第3回調査
シェア微減もフルイトランの首位変わらず
第1位はトリクロルメチアジド、第2位はインダパミド、第3位はヒドロクロロチアジド
2019/ 2/ 2
日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、降圧利尿薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、62.8%の医師がトリクロルメチアジド(フルイトラン他)と回答した。第2位のインダパミド(テナキシル、ナトリックス)は21.3%、第3位のヒドロクロロチアジド(ヒドロクロロチアジド)は11.7%…
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BMJ誌から
肥満は腎機能低下リスクを亢進させる
BMIなどの肥満度が高い人はGFRが低下しやすく死亡率が高い
2019/ 2/ 1
肥満の程度とその後の糸球体濾過量(GFR)の低下の関係を検討する大規模なメタ分析を行った米Kidney Health Research InstituteのAlex R Chang氏らは、BMIが25を超える人々のその後8年間のGFR低下リスクは高く、BMIが大きいほどリスク上昇は傾向を示したと報告した。結果は、BMJ誌電子版に2019年1…
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リポート◎再生医療に新たな役者「CD34陽性細胞」
重症下肢虚血や難治性骨折の患者に福音
2019/ 1/31
日本発のCD34陽性細胞を使った再生医療が世界の注目を集めている。CD34とは血管内皮前駆細胞などに発現する表面抗体。患者の末梢血から同抗体を発現する細胞を分離し患部に移植すると血管や骨の新生が促される。重症下肢虚血(CLI)や難治性骨折に応用したところ、従来治療では見られなかった改善…
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OAB治療薬とCYP2D6
2019/ 1/30
「あっ、ケンシロウさんのデスクマットに新作が入ってる!」。あゆみさんはデスクマットから用紙を取り出し僕に差し出す。「ビベグロン(商品名ベオーバ)が入ってますよ。メンテナンス早いですよね~。まあ、確かにビベグロンはすぐに処方出そうですもんね」…
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腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇
脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器 エンディング
2019/ 1/21
「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。
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排尿障害治療薬◇第3回調査
ユリーフが躍進、ハルナールを抜き首位に
1位シロドシン、2位タムスロシン、3位ウラピジル
2019/ 1/19
日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、排尿障害治療薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、41.5%の医師がシロドシン(商品名ユリーフ)と回答した。第2位のタムスロシン塩酸塩(ハルナール他)は40.0%、第3位のウラピジル(エブランチル)は9.2%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤と…
- JAMA誌から リナグリプチンで心血管リスク上昇せず CKD合併2型糖尿病患者を対象としたCARMELINA試験の結果 2019/ 1/ 4 慢性腎臓病(CKD)を合併した2型糖尿病患者に対する、ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬リナグリプチンの標準治療への上乗せは、プラセボの上乗せに比べて心血管リスクを上昇させなかった。CARMELINA試験の結果で、2018年10月の欧州糖尿病学会(EASD)で発表され、11月9日にJAMA誌オンラ…
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第26回
無給医局員と血流の自己調節
2019/ 1/ 4
成績が上がらなかった中学時代。1学年150人で、年度初めの順番は……。中学1年 120番 中学2年 110番 中学3年 100番 高校1年 90番 成績がビューンと上がらないのはなぜか。生活リズムが悪そうだ……。定期試験前1週間→深夜の勉強→1日7時間。終わって2週間→ぐったり→1日1時間。 そこで、試験…
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危険がいっぱい! NSAIDsの漫然投与
2018/12/ 7
72歳男性。高血圧のため7年前から内科通院中。「血圧が上昇傾向にあったため、降圧薬を追加した。患者に聞くと、3日前に腰痛のため近所の整形外科クリニックを受診し、薬を飲んだら楽になったとのことだった。患者のお薬手帳を確認したところ、セレコックス(一般名セレコキシブ)の100mg錠が1回1錠…
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第25回
ロキソニンとカロナール、どっち派?
2018/12/ 3
1984年にリリースされた松任谷由実のアルバム。タイトルは『NO SIDE』(ノーサイド)。CDでなく、LPレコードを買いました。ラグビーがテーマの曲。なんども聴きました。なぜラグビーの試合終了だけ、「ノーサイド」と呼ぶのか?なんてことは、それほど興味が湧かないので……。今回は、字面がなんとなく…
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2018年11月5日~25日
ヘパリン類似物質の外用泡状スプレーに新規格
アクトネル・ベネットの後発品の効能効果に「骨ページェット病」追加
2018/12/ 3
2018年11月5日~25日における主な改訂情報です。ヘパリン類似物質の外用泡状スプレーに新規格が発売予定です。また、アクトネル・ベネットの後発品の効能効果に「骨ページェット病」追加されました。