BMJ誌から 急性尿閉は泌尿生殖器癌、大腸癌、神経系癌のマーカーになるか? 明らかな原因がない50歳以上の急性尿閉患者では癌を疑う価値がありそう デンマークAarhus大学のMaria Bisgaard Bengtsen氏らは、急性尿閉で入院した50歳以上のデンマーク国民の診療記録を調べ、尿閉患者ではその後に泌尿生殖器癌、大腸癌、神経系の癌と診断される割合が一般住民よりも高く、急性尿閉は潜在的な癌のリスク増加を示すマーカーとして役立つ可能性があると… 2021/11/12 腎・泌尿器
過活動膀胱治療薬◇第5回調査 イミダフェナシンが再びトップ3返り咲き 1位はコハク酸ソリフェナシン、2位はミラベグロン、3位はイミダフェナシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、過活動膀胱治療薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、34.7%の医師がコハク酸ソリフェナシン(商品名:ベシケア)と回答した。 第2位のミラベグロン(ベタニス)は28.5%、第3位のイミダフェナシン(ウリトス、ステーブラ他)は11.2%の医師… 2021/06/26 腎・泌尿器
その頻尿、原因は便秘かも お久しぶりです。今回は外来での問診だけでは見落とされやすい「隠れ便秘による症状」を、ご紹介いたします。 消化器内科にも頻尿を訴える方がいらっしゃいます。もちろん主訴ではなく、「ついでの症状」です。「腹痛があり、お腹が張っていて、おしっこが近い」といった訴えで、問診を重ねたこ… 2021/06/16 消化器
夜尿症に効く漢方(1) 夜尿症(おねしょ)の考え方と漢方処方 夜尿症(おねしょ)は、女児に比べて男児に多く、成長に伴い頻度は減りますが、10歳児の5〜10%、15歳の1〜2%に見られるとの報告もあります。漢方では、成長・発育や排尿に関係が深い臓腑である腎や膀胱の機能を調えることにより、夜尿症の治療をします。… 2020/12/25 東洋医学
排尿障害治療薬◇第4回調査 ハルナールがユリーフを抜いて首位に返り咲き 1位はタムスロシン、2位はシロドシン、3位はウラピジル 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、排尿障害治療薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、40.2%の医師がタムスロシン塩酸塩(商品名:ハルナール他)と回答した。 第2位のシロドシン(ユリーフ他)は36.6%、第3位のウラピジル(エブランチル)は13.0%の医師が、最も処方頻度の… 2020/09/19 腎・泌尿器
α遮断薬◇第4回調査 α遮断薬:ウラピジルがじわりシェア伸長 1位はドキサゾシン、2位はウラピジル、3位はプラゾシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、α遮断薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、63.9%の医師がドキサゾシンメシル酸塩(商品名:カルデナリン他)と回答した。 第2位のウラピジル(エブランチル)は21.2%、第3位のプラゾシン塩酸塩(ミニプレス)は9.1%の医師が、最も処方… 2020/05/16 循環器
服薬指導 ミニリンメルトの注意すべき禁忌事項 頻尿と尿意切迫感を訴えて、約2カ月前から泌尿器科診療所に通院している70歳の男性Sさんが、処方箋を持って来局しました。Sさんは次のように話しました。 2カ月間、毎日忘れずに薬を飲んでいたのに、それでも、まだ夜中にトイレに行きたくなって、4回くらい起きちゃうんだよ。先生には、「今… 2019/12/23 薬剤師
COPDに経口抗コリン薬が効く!? Int J Chron Obstruct Pulmon Dis誌から COPDに対する長期管理薬で1秒量を最も底上げできるのが、吸入長時間作用性抗コリン薬(LAMA)です。しかし、高齢者ではこれがうまく吸えなかったり、吸入アドヒアランスが悪かったりして、主治医としても苦労が絶えません。… 2019/12/09 呼吸器
過活動膀胱治療薬◇第4回調査 β3刺激薬のベタニスがシェア急拡大 首位べシケアは変わらず、3位バップフォーも依然人気 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、過活動膀胱治療薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、37.5%の医師がコハク酸ソリフェナシン(商品名:ベシケア)と回答した。 第2位のミラベグロン(ベタニス)は23.0%、第3位のプロピベリン塩酸塩(バップフォー他)は14.1%、第4位のイ… 2019/10/12 腎・泌尿器
JAMA誌から 行動療法と理学療法は混合性尿失禁に効くか? 尿道スリング手術に骨盤底筋訓練などを併用しても手術単独との差はわずか 米国Women and Infants Hospital of Rhode IslandのVivian W. Sung氏らは、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方を有する混合性尿失禁の女性患者を対象に、中部尿道スリング手術に加え行動療法と骨盤底筋訓練を追加した場合の効果を、手術のみの場合と比較するランダム化比較試験ESTEEMを行い、12カ… 2019/10/07 腎・泌尿器
第26回日本排尿機能学会で紛糾 男性の夜間多尿による夜間頻尿にデスモプレシンは安全か 9月20日から発売開始のミニリンメルト 2009年に夜間頻尿診療ガイドラインが作成されて10年が経過した。この間に新たなエビデンスが示されるとともに新規薬も登場。そのため現在、第2版の作成が進められている。2019年9月12〜14日に東京都で開催された第26回日本排尿機能学会で、ガイドライン作成委員らが注目点について発表した。また… 2019/09/20 腎・泌尿器
治療薬と認知症の関連、抗コリン薬とβ3作動薬の併用療法など 女性下部尿路症状診療GL改訂のポイントは? 2013年に発刊された「女性下部尿路症状診療ガイドライン初版」が6年ぶりに改訂される。抗コリン薬の認知機能への影響や、抗コリン薬とβ3作動薬併用療法の記載充実に加え、新たに14のクリニカルクエスチョン(CQ)が追加された。改訂ガイドラインについて、2019年9月12〜14日に東京都で開催された第… 2019/09/19 腎・泌尿器
2019年8月26日~9月3日 ブロプレスの後発品に小児用法追加 ベシケアの重大な副作用に「急性緑内障発作」追加 2019年8月26日~9月3日における主な改訂情報をお知らせします。カンデサルタンシレキセチル(商品名ブロプレス他)の後発品の効能・効果「高血圧症」に、小児の適応が追加されました。 2019/09/17 循環器
Ann Intern Med誌から 女性の尿失禁により効果的な治療法は何か? 薬物療法と非薬物療法を比較したネットワークメタアナリシス 米国Brown大学のEthan M. Balk氏らは、女性の尿失禁治療に用いられる薬物療法と非薬物療法の有効性と安全性を検討するために、系統的レビューとネットワークメタアナリシスを行い、無治療との比較では多く治療法が効果を上げており、行動療法を単独または他の介入法と併用した場合、薬物療法単独… 2019/04/12 腎・泌尿器
排尿障害治療薬◇第3回調査 ユリーフが躍進、ハルナールを抜き首位に 1位シロドシン、2位タムスロシン、3位ウラピジル 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、排尿障害治療薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、41.5%の医師がシロドシン(商品名ユリーフ)と回答した。第2位のタムスロシン塩酸塩(ハルナール他)は40.0%、第3位のウラピジル(エブランチル)は9.2%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤と… 2019/01/19 腎・泌尿器
2018年11月5日~25日 ヘパリン類似物質の外用泡状スプレーに新規格 アクトネル・ベネットの後発品の効能効果に「骨ページェット病」追加 2018年11月5日~25日における主な改訂情報です。ヘパリン類似物質の外用泡状スプレーに新規格が発売予定です。また、アクトネル・ベネットの後発品の効能効果に「骨ページェット病」追加されました。 2018/12/03 コメディカル
JAMA誌から 腹圧性尿失禁に対する手術の長期成績 再手術が必要になった患者の割合は9年間で4.5% 英国London大学衛生熱帯医学大学院のIpek Gurol-Urganci氏らは、腹圧性尿失禁(SUI)に対して、メッシュを用いた中部尿道スリング手術(MUS)を受けた女性を長期間追跡し、メッシュ摘出術やSUIに対する再手術率を評価する後ろ向きコホート研究を行い、MUS挿入から9年後までに、メッシュの摘出が必… 2018/11/12 腎・泌尿器
厚労省、PPIなどのOTC化でパブコメ募集 厚生労働省は2018年10月3日、プロトンポンプ阻害薬(PPI)3成分を含む5成分のスイッチOTC化の妥当性について、パブリックコメント(パブコメ)の募集を開始した。対象は、ナプロキセン(医療用医薬品名ナイキサン)、プロピベリン塩酸塩(バップフォー他)、オメプラゾール(オメプラール、オメプ… 2018/10/10 医薬品
過活動膀胱治療薬◇第3回調査 ベタニス:副作用の少なさが泌尿器科医に好評 1位ソリフェナシン、2位プロピベリン、3位イミダフェナシンは変わらず 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、過活動膀胱治療薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、37.3%の医師がソリフェナシン(商品名ベシケア)と回答した。第2位のプロピベリン(バップフォー他)は18.6%、第3位のイミダフェナシン(ウリトス、ステーブラ)は14.5%の医師が、最も… 2018/09/19 腎・泌尿器
女性の神経因性膀胱に使えるα遮断薬は? α遮断薬:1位は変わらずドキサゾシン、ウラピジルは2位キープ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、α遮断薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、67.6%の医師がドキサゾシン(商品名カルデナリン他)と回答した。第2位のウラピジル(エブランチル)は16.1%、第3位のプラゾシン(ミニプレス他)は10.8%の医師が、最も処方頻度の高い薬剤とし… 2018/08/14 腎・泌尿器
夜間頻尿の特効薬は◯◯の◯だった! 高齢の患者さんから多い相談の1つが、頻尿・過活動膀胱に関してです。特に夜間頻尿は、患者さん本人だけではなく、看護・介護をしている家族に負担がかかることがあります。今回紹介するエピソードも、そうした夜間の排尿回数の多い患者さんについてです。… 2018/06/29 腎・泌尿器
泌尿器疾患 ガイドライン外来診療◆尿失禁 尿失禁はQOL疾患であることから、治療の選択に際しては患者の希望が最優先されるべきであり、合併症の少ない低侵襲の治療法から施行するのが基本である。尿失禁の治療は、(1)下部尿路リハビリテーション、(2)薬物療法、(3)外科的治療、に分類される。腹圧性尿失禁の場合はまず骨盤底筋訓練… 2017/09/08 腎・泌尿器
薬局の説明で心配になったと医師に話した患者 「錯視」という言葉をご存知でしょうか。矢印の矢羽の向きや長さによって、直線の長さが変わって見えるような、視覚の錯覚のことです。トリックアートなどに利用されていますね。ある薬剤師向けセミナーに参加した時、講義の合間に、講師の先生が錯視画像を幾つか紹介してくれました。… 2017/07/24 コメディカル
排尿障害治療薬:タムスロシンを半数が支持 第2位はシロドシン、第3位はウラピジル 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、α遮断性排尿障害治療薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はタムスロシン(商品名ハルナール他)だった。医師の50.8%がチオトロピウムを挙げ、最も人気のあるα遮断性排尿障害治療薬であることが分かった。… 2017/06/01 医薬品
もう「お漏らし」は怖くない “排泄”はデジタルヘルスの新鉱脈となるか “排泄”周りのヘルスケアサービスの開発が活況を呈している。キーワードは「失禁対策」と「健康チェック」。便や尿の漏れを予知したり検知したりするセンサーやそれと連携するスマートフォンアプリが、介護支援などへの応用に向けて続々と登場。便や尿を検体とし、健康や疾病リスクを判定するサ… 2017/03/09 腎・泌尿器
過活動膀胱治療薬:ソリフェナシンが1位を維持 第2位はプロピベリン、第3位はイミダフェナシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、過活動膀胱治療薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はソリフェナシン(商品名ベシケア)だった。医師の45.3%がドキサゾシンを挙げ、最も人気のある過活動膀胱治療薬であることが分かった。… 2016/12/29 医薬品
α遮断薬:ドキサゾシンがシェア1位をキープ 第2位はウラピジル、第3位はプラゾシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、α遮断薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はドキサゾシン(商品名カルデナリン他)だった。医師の71.8%がドキサゾシンを挙げ、最も人気のあるα遮断薬であることが分かった。… 2016/12/22 医薬品
リポート◎「排尿自立指導料」新設で尿カテ抜去に弾み 排尿自立・在宅復帰へ携帯膀胱用エコーが威力 今年4月の診療報酬改定で、関係者待望の「排尿自立指導料」が新設された。その算定に必要な尿量測定・排尿日誌を自動化した携帯膀胱用エコー画像診断装置も登場し、尿道留置カテーテルの早期抜去やオムツ外しが一層進みそうだ。… 2016/09/13 腎・泌尿器
ノルバデックス+ベタニス=薬効増強?減弱? 「CYPの相互作用って、阻害薬+基質薬で、基質薬の血中濃度が上がって、基質薬を過量服用したような副作用が出るじゃないですか」。あゆみさんが唐突に話し始める。「その意味でも、阻害薬だけじゃなくて、基質薬の、特に感じやすい基質薬の方も覚えておかないといけないと思うんですよね」… 2016/05/18 コメディカル
特集◎その症状、薬が原因では?《排尿障害》 尿閉を起こす抗うつ薬、抗認知症薬で頻尿も 抗コリン作用を有する薬剤は、膀胱排尿筋の収縮能を低下させ、かつ尿道括約筋の収縮能を高めることから、尿閉リスクがある 2016/04/18 医薬品
リポート◎非専門医もおしっこの悩みに応えよう 過活動膀胱診療で失敗しないコツ しっかり問診した上で、検尿、超音波残尿検査の活用を 泌尿器の悩みを抱える患者が多い一方で、過活動膀胱などの泌尿器系疾患に苦手意識を持つ非専門医は少なくないだろう。問診、検尿、超音波残尿検査で他疾患や難易度の高い患者を除外すれば、非専門医でも過活動膀胱を安全に診療できる。… 2016/03/17 腎・泌尿器
医師3225人に聞く「過活動膀胱の診療」 ガイドライン推奨のスコア評価実施は3割 検尿実施は5割、超音波検査による残尿測定も3割のみ 泌尿器の悩みを抱える患者は多い。連携できる泌尿器科専門医が近くにいれば患者を紹介するだけで済むが、連携先がない場合は、非専門分野でも対応しなければならない。日経メディカル Onlineの医師会員に「過活動膀胱の診療に関するアンケート」を実施したところ、回答した医師の過半数(57.3%、… 2016/03/15 腎・泌尿器
【ケース003】70歳代女性。高血圧、不安症、睡眠障害、過活動膀胱 1カ月前から続く認知機能低下の原因は? 新シリーズの第3弾です。このシリーズのテーマは薬剤。薬剤の副作用、ポリファーマシー(多剤併用)、不適切処方、相互作用、処方カスケードなどについてクイズで実践力を身に付けていきます。では、今回のケースを見てみましょう。… 2016/02/16 精神・神経
BMJ誌から イブプロフェンで抗菌薬を大きく減らせる 合併症のない尿路感染症でRCT 合併症のない尿路感染症(UTI)の患者には、イブプロフェンを投与して対症療法を行うと、最終的に抗菌薬の使用量を大きく減らせることが報告された。これは独Gottingen大学病院のldiko Gagyor氏らが行ったRCTで、イブプロフェンとホスホマイシンによる7日間の初期治療を28日後までフォローして治… 2016/01/22 腎・泌尿器
排尿障害治療薬:タムスロシンが一番人気 第2位はシロドシン、第3位はウラピジル 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、α遮断性の排尿障害治療薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はタムスロシン(商品名ハルナール他)だった。医師の57.1%がタムスロシンを挙げ、最も人気のある排尿障害治療薬であることが分かった。… 2015/12/03 腎・泌尿器
三環系抗うつ薬:アミトリプチリンが一番人気 第2位はイミプラミン、第3位はアモキサピン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、三環系抗うつ薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はアミトリプチリン(商品名トリプタノール他)だった。医師の55.6%がアミトリプチリンを挙げ、最も人気のある三環系抗うつ薬であることが分かった。… 2015/11/19 精神・神経
α遮断薬:ドキサゾシンが圧倒的人気 第2位はウラピジル、第3位はプラゾシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、α遮断薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はドキサゾシン(商品名カルデナリン他)だった。医師の75.1%がドキサゾシンを挙げ、最も人気のあるα遮断薬であることが分かった。… 2015/10/29 循環器
下着とアプリで尿漏れ症状の改善を支援 女性のあの悩みに応える、スマート下着が登場 出産を経験した直後の女性の3人に1人が悩まされている――。そんな統計もある「尿漏れ(失禁)」を改善する女性用下着とモバイルアプリを、オランダHolst CentreのスピンアウトベンチャーであるLifeSense社が開発。先行販売を始めた。… 2015/09/23 産婦人科
皮膚・排泄ケア認定看護師が「医療現場における若手からのニーズ」を発表 「突然訪れる便意の恐怖」を減らせる機器を! C-square EXPO 2015で最優秀発表賞を受賞 国立がん研究センター東病院 皮膚・排泄ケア認定看護師の角 諒子氏は2015年7月10日、「C-square EXPO 2015」の「医療現場における若手からのニーズ」コーナーに登壇。患者の排泄行為やスキンケアなどをサポートする皮膚・排泄ケア認定看護師の立場から、開発が望まれる医療機器のニーズを発表した… 2015/07/15 消化器
「ザイティガ」と「ザルティア」取り違えに注意 ヤンセンが注意喚起、ヒヤリ・ハットも含めMRに報告を ヤンセンファーマは6月2日、同社が販売している前立腺癌治療薬のザイティガ(一般名アビラテロン酢酸エステル)と、前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬のザルティア(タダラフィル、日本イーライリリーおよび日本新薬)の名称が類似しているとして、医薬品医療機器総合機構のウェブサイトを通じて… 2015/06/02 医薬品
過活動膀胱治療薬:ソリフェナシンが一番人気 第2位はプロピベリン、第3位はイミダフェナシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高い過活動膀胱治療薬を聞いたところ、第1位はソリフェナシン(商品名ベシケア)だった。医師の42.7%がソリフェナシンを挙げ、最も人気のある過活動膀胱治療薬であることが分かった。… 2015/05/28 腎・泌尿器
白濁した尿への対応について 療養型病院に勤務しています。自力での排尿が困難なことが多いため導尿している、パーキンソン病で寝たきりの75歳女性患者さんの尿が常に白濁しています。ただ、バイタルに異常はありません。同様に認知症、脳卒中で導尿が必要な患者さんで白濁尿を多く認めます。対処法を教えてください。… 2014/09/10 腎・泌尿器
吸入抗コリン薬は本当に前立腺肥大症状を悪化させる? 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に吸入抗コリン薬を処方することが多いのですが、吸入抗コリン薬は前立腺肥大のある患者に対しては基本的に慎重投与となっています。しかし、未診断の前立腺肥大や排尿障害を有する高齢者は多く、COPDというコモンディジーズで、どこまで慎重に投与すべきかいつも悩… 2014/09/05 腎・泌尿器
尿失禁患者が漢方薬を希望、どうしたらいい? 80歳代の小柄な女性患者に関する質問です。腹圧が掛かる際に尿失禁が時々見られるということで、薬物療法を検討していたところ、患者さんから「漢方薬で効くものはありませんか?」と質問を受けました。尿失禁、排尿障害、それぞれに効く漢方薬はあるのでしょうか。… 2014/08/29 腎・泌尿器
なぜ、夜間頻尿にロキソニンが効く? 60 歳の男性患者さんについて質問です。夜間に3回以上、排尿のために目が覚めます。ポラキス(オキシブチニン)とパーセリン(アリルエストレノール)を処方しましたが、あまり効きませんでした。先輩の専門医に「腎機能に問題がなければロキソニンを出してみたら」と言われて処方したところ有効… 2014/08/25 腎・泌尿器
排尿障害 バップフォーが効きにくい夜間頻尿への処方は? ●質問 10年前からOAB(過活動膀胱)があるもののバップフォー(一般名プロピベリン)が有効で、骨盤底筋体操をしてもらっている高齢患者について質問です。1年前ぐらいから夜間に3回ほど、排尿のために目が覚めるようになったそうです。腎機能は正常で、高血圧、糖尿病などもありません。こうし… 2014/08/20 腎・泌尿器
「ベシケアの開始から1週間で口渇が出現しなければ大丈夫?」 昼食を済ませ、コーヒーを入れる。いつから食事は“済ませる”ものになってしまったのだろう。そんなことを考えていると、いつも元気なあゆみさんが休憩室に入ってきた。 2014/05/20 コメディカル
【新薬】排尿障害治療薬 タダラフィル ザルティア:PDE5阻害作用で排尿障害を改善 2014年1月17日、排尿障害治療薬タダラフィル(商品名ザルティア錠2.5mg、同錠5mg)の製造販売が承認された。適応は「前立腺肥大症に伴う排尿障害」で、1日1回5mgを経口投与する。成分のタダラフィルは、既に2007年9月から勃起不全治療薬(商品名シアリス)として、2009年12月からは肺動脈性肺高血… 2014/03/28 腎・泌尿器
第6回 仮性包茎は少ない痛みで治せる 保護者から、包茎治療について相談を受けたとき、どのように対応をされていますか?今回ご紹介するのは、少ない痛みで仮性包茎を治療する方法です。 2013/12/03 小児科 医師限定コンテンツ
NEJM誌から 中等症から重症の腹圧性尿失禁では手術が第1選択に 理学療法と比較した多施設RCTの結果 中等症から重症の腹圧性尿失禁(緊張性尿失禁)患者には中部尿道スリング手術が第1選択となり得ることが、ランダム化比較試験(RCT)の結果として示された。オランダUtrecht大学病院のJulien Labrie氏らが、NEJM誌2013年9月19日号に報告した。… 2013/10/03 腎・泌尿器
【新薬】ネオキシテ―プ(オキシブチニン) OAB治療薬で初のテープ剤、副作用軽減に期待 2013年6月27日、オキシブチニン塩酸塩の経皮吸収型製剤(商品名ネオキシテ―プ73.5mg)が発売された。本製剤は既に3月25日に製造承認を取得し、5月24日に薬価収載されている。適応は「過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁」であり、用法・用量は「1日1回1枚を下腹部、腰部又は大… 2013/07/05 腎・泌尿器
JAMA誌から 腹式仙骨膣固定術の7年間の治療失敗は3分の1以上 骨盤臓器脱患者を対象としたRCTの追跡研究の結果 骨盤臓器脱に対する腹式仙骨膣固定術を受けた患者を7年後まで追跡した研究で、症候性または解剖学的な治療失敗が3分の1から約半数の患者に発生していることが示された。米Utah大学医学部のIngrid Nygaard氏らが、JAMA誌2013年5月15日号に報告した。… 2013/05/28 産婦人科
NEJM誌から 限局性前立腺癌の全摘と放射線治療で15年後の排泄機能と性機能に有意差なし ただし2年後と5年後の排尿障害、勃起障害は全摘で有意に高い 限局性前立腺癌で根治的前立腺全摘除術を受けた患者と放射線治療を受けた患者を長期にわたって追跡した研究で、治療から15年後の時点では、排尿、排便、性機能いずれの機能についても有意な差は見られないことが分かった。ただし、2年後と5年後の時点では、排尿障害と勃起障害は全摘で、排便障害… 2013/02/13 癌
NEJM誌から 切迫性尿失禁への抗コリン薬とボツリヌス毒素の有効性は同程度 失禁エピソードはともに減少、有害事象のプロファイルに差あり 切迫性尿失禁の女性患者を対象に、抗コリン薬の経口投与とボツリヌス毒素(onabotulinumtoxinA)膀胱壁内注入の有効性と安全性を直接比較した二重盲検無作為化試験で、これら2つの治療法の開始から6カ月間の有効性に差はないことが分かった。ただし有害事象プロファイルには差が見られた。米Duke… 2012/10/22 腎・泌尿器
膀胱留置カテーテルによる泌尿器・生殖器損傷 【原題】Genitourinary Trauma with Foley Catheters Infection isn’t the only adverse consequence of Foley catheter use. 2012/08/23 腎・泌尿器
JAMA誌から ノコギリヤシに下部尿路症状の改善効果なし 前立腺肥大症患者約370人を対象とした無作為化試験の結果 欧米で前立腺肥大症に伴う下部尿路症状の治療に広く用いられているノコギリヤシ果実抽出物に、下部尿路症状に対する効果がないことが、偽薬と比較した無作為化試験で明らかになった。米Massachusetts総合病院のMichael J. Barry氏らが、JAMA誌2011年9月28日号に報告した。… 2011/10/18 腎・泌尿器
【新薬】ミラベグロン ベタニス:世界初のβ3刺激による過活動膀胱治療薬 2011年9月16日、過活動膀胱治療薬のミラベグロン(商品名ベタニス錠25mg、同錠50mg)が発売された。本薬は、既に7月1日に製造承認を取得し、9月12日に薬価収載されている。適応は「過活動膀胱における尿意切迫、頻尿及び切迫性尿失禁」であり、用法・用量は「成人に1日1回食後に50mg経口投与」と… 2011/10/01 腎・泌尿器
JAMA誌から 前立腺全摘後1年以上続く尿失禁にも行動療法は有効 前立腺癌と診断され前立腺全摘除術を受けた患者の生存率は非常に高い。だが、術後に尿失禁を経験する患者は多い。米Alabama大学Birmingham Center for AgingのPatricia S. Goode氏らは、尿失禁が術後1年を超えて継続している患者を対象に無作為化試験を行い、行動療法の有効性を確認した。8週間の… 2011/01/28 癌
NEJM誌から 腹圧性尿失禁へのスリング手術、恥骨後式と経閉鎖孔式に差なし 1年後の臨床転帰を無作為化試験で比較 腹圧性(緊張性)尿失禁に対する尿道中間部スリング手術には、恥骨後式(retropubic)と経閉鎖孔式(transobturator)という2通りの術式が用いられている。米Alabama大学Birmingham校のHolly E. Richter氏らは、これらの治療から1年後の臨床転帰に差はないこと、また、発生する有害事象のタイプは… 2010/06/07 腎・泌尿器
【承認事項の一部変更】 ウブレチド:排尿障害での用量を「1日5mg」に限定 2010年3月1日、コリンエステラーゼ阻害薬のジスチグミン臭化物(商品名:ウブレチド錠5mgほか)の添付文書が改訂された。具体的には、安全対策上の理由により用法・用量が変更され、「手術後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難」に使用する際は、成人1日5mgのみとなった(従来は成… 2010/04/08 腎・泌尿器
日経メディカル2010年1月号「トレンドビュー」(転載) 尿失禁に人工尿道括約筋 世界の標準治療、日本で普及なるか 前立腺全摘術の増加とともに、後遺症の尿失禁に悩む患者が増え続けている。海外で重度尿失禁の標準治療として普及している人工尿道括約筋の埋め込み術が、新機器の承認で2年ぶりに再開された。 2010/01/12 腎・泌尿器
排尿障害患者に麻黄含有の漢方薬を処方* http://iphiss.jp/imediss/DH176.html 排尿困難を伴う前立腺肥大症患者に小青竜湯エキスを処方してしまった。 2009/12/29 腎・泌尿器 医師限定コンテンツ
夜間頻尿は朝服用のラシックスのせい?* http://iphiss.jp/imediss/DH168.html 診察時に、同行した患者の家族から「おしっこが出る薬(ラシックス)は残っているからいりません」と言われた。 2009/10/20 循環器 医師限定コンテンツ
急性尿閉による死亡リスク上昇は、50歳前後が最も高い 「急性尿閉という臨床症状がある男性は全般的に死亡率が高い」というのは、尿閉の原因を来す合併症の存在によるのだろうと想像するのだが、「影響が一番出るのは45-54歳男性」ということに一番驚いた。… 2007/12/15 腎・泌尿器
透析患者の7割に「尿が出なくなる不安」 透析患者の7割までもが、「尿が出なくなることに対する不安」を感じていることが分かった。自尿を長く維持できる治療法があれば検討したいとする患者は8割以上にのぼり、透析患者にとって「自尿の維持」が重要であることが改めて示された。NPO法人腎臓サポート協会が実施した「透析患者の尿に関す… 2007/08/23 腎・泌尿器
【新薬】イミダフェナシン(5/31 訂正) ウリトス、ステーブラ:第3の過活動膀胱治療薬が登場 2007年4月18日、過活動膀胱治療薬のイミダフェナシン(商品名:ウリトス錠0.1mg、ステーブラ錠0.1mg)が製造承認を取得した。薬価収載後に発売される見込みである。過活動膀胱治療薬としては、2006年6月に発売されたコハク酸ソリフェナシン(商品名:ベシケア)、酒石酸トルテロジン(商品名:デ… 2007/05/31 腎・泌尿器
【日経メディカル5月号特集連動企画◆処方のご法度 Vol.1】 本当にご法度?「緑内障患者に抗コリン薬」 意外に多い投与可能例、まずは眼科医に相談を 緑内障を合併した過活動膀胱患者に遭遇した際、「緑内障なら抗コリン薬は禁忌」という考えで抗コリン薬を控えてしまう医師が少なくないが、現実には、すべての緑内障患者に抗コリン薬が使えないわけではない。禁忌なのは、未治療の閉塞隅角緑内障のみ。眼科医に確認すれば、開放隅角緑内障など、… 2007/05/14 医薬品
男性の残尿症状には自己管理が有効 男性の下部尿路症状に対し、標準治療に加えてセルフマネジメント法を適用すると、標準治療だけの場合に比べ、治療失敗の頻度が有意に下がることが示唆された。英王立外科大学のJan van der Meulen氏らの研究成果で、British Medical Journal(BMJ)誌2007年1月6日号に掲載された。… 2007/01/22 腎・泌尿器
【新薬】V2受容体拮抗薬「フィズリン錠」(10/12 訂正) モザバプタン:日本初のSIADH治療薬 バソプレシンV2受容体拮抗薬のモザバプタン塩酸塩(商品名:フィズリン錠)が、2006年9月に薬価収載され、まもなく発売される見込みである。モザバプタンは、「異所性抗利尿ホルモン産生腫瘍による抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)における低ナトリウム血症」に適応を取得した日本で初め… 2006/10/12 癌
「ハルナール」のオーダーメイド投薬 9月20日の日本経済新聞朝刊に「オーダーメイド創薬、患者別に投薬量調節、アステラスと臨床研究」という見出しの記事が載っていました。「オーダーメイド創薬」という名のベンチャー企業が、国内大手製薬企業のアステラス製薬と、同社の排尿障害治療薬「ハルナール」のオーダーメイド投薬を目指し… 2006/09/20 先端医学
認知症なければコンドーム型採尿カテ 尿路感染など有害転帰は留置カテの5分の1、QOLも高い 男性入院患者の導尿は、コンドーム型の“外付け”カテーテルが、感染対策と患者満足度の両面で有益――75人を対象とした前向きの無作為割付試験の結果から、こんな成績が得られた。認知症ではない患者に限定すると、カテーテル留置による細菌尿、尿路感染症または死のリスクは、コンドーム型使用… 2006/08/03 感染症
50歳超の慢性疾患では排尿障害に要注意 4割近くが前立腺肥大や尿失禁などの症状示す 一般の内科診療所に通院している患者のうち、4割近くは前立腺肥大や過活動膀胱、尿失禁などの下部尿路症状を示しており、治療の要否の評価が必要なことが分かった。第48回日本老年学会学術集会で、国立長寿医療センター泌尿器科で手術・集中医療部長の岡村菊夫氏が発表した。… 2006/06/27 腎・泌尿器
【新薬】過活動膀胱治療薬 デトルシトール、ベシケア:膀胱選択性を高め副作用を軽減 2006年4月、2種類の過活動膀胱治療薬が同時に承認され、薬価収載の後、どちらも6月8日に発売された。「デトルシトール」(一般名:酒石酸トルテロジン)と、「ベシケア」(一般名:コハク酸ソリフェナシン)である。2剤ともムスカリン受容体拮抗作用を有する排尿障害の治療薬であり、欧米を中心と… 2006/06/22 腎・泌尿器
【泌尿器科学会速報】 小児夜尿症の治療薬デスモプレシンが成人の夜間頻尿にも有効 成人の夜間頻尿に対する酢酸デスモプレシンの長期有効性と安全性が明らかになった。第93回日本泌尿器科学会総会で、大阪赤十字病院泌尿器科の寺田直樹氏が発表した。デスモプレシンは、2003年6月、小児の夜尿症について保険適用された鼻腔内噴霧式の抗利尿ホルモン薬だが、成人の夜間頻尿に対す… 2005/04/19 腎・泌尿器