BMJ誌から 5α還元酵素阻害薬は2型糖尿病発症を増やす 前立腺肥大患者でタムスロシンと比較したコホート研究 英国University College LondonのLi Wei氏らは、UK Clinical Practice Research Datalink(CPRD)のデータを利用して、良性前立腺肥大(BPH)に対する5α還元酵素阻害薬(デュタステリドまたはフィナステリド)の長期投与と2型糖尿病の新規発症の関係を検討するコホート研究を行い、タムスロシン… 2019/05/08 腎・泌尿器
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 前立腺肥大 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/11/12 腎・泌尿器
女性の神経因性膀胱に使えるα遮断薬は? α遮断薬:1位は変わらずドキサゾシン、ウラピジルは2位キープ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、α遮断薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、67.6%の医師がドキサゾシン(商品名カルデナリン他)と回答した。第2位のウラピジル(エブランチル)は16.1%、第3位のプラゾシン(ミニプレス他)は10.8%の医師が、最も処方頻度の高い薬剤とし… 2018/08/14 腎・泌尿器
泌尿器疾患 ガイドライン外来診療◆前立腺肥大症 BPHによる排尿症状(自覚症状)がある症例が治療対象となる。中等症以下はα1遮断薬、前立腺が30ml以上の場合5α還元酵素阻害薬の併用も考慮する。過活動膀胱合併例には定期的な残尿評価のうえでα1遮断薬に抗コリン薬の併用を行う。保存的治療が有効でない場合、手術療法を検討する。… 2017/09/01 腎・泌尿器
AMA Internal Med誌から 5α還元酵素阻害薬でうつ病のリスクが上昇 ただし絶対リスク上昇は小さく18カ月以後は有意差なし 70歳を超える男性のおおよそ4人に1人に、良性前立腺過形成(前立腺肥大)の症状が見られる。欧米のガイドラインは、前立腺肥大による下部尿路症状に対する薬物療法として5α還元酵素阻害薬(5ARI)の適用を推奨している。カナダWestern UniversityのBlayne Welk氏らは、5ARIの使用を開始した66歳… 2017/04/11 腎・泌尿器
尿酸生成抑制薬:フェブリクが1位に浮上 第2位はアロプリノール、第3位はトピロキソスタット 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高い尿酸生成抑制薬を聞いたところ、第1位はフェブキソスタット(商品名フェブリク)となった。医師の48.0%が同薬を挙げ、最も人気のある尿酸生成抑制薬であることが分かった。… 2016/12/15 医薬品
リポート◎非専門医もおしっこの悩みに応えよう 過活動膀胱診療で失敗しないコツ しっかり問診した上で、検尿、超音波残尿検査の活用を 泌尿器の悩みを抱える患者が多い一方で、過活動膀胱などの泌尿器系疾患に苦手意識を持つ非専門医は少なくないだろう。問診、検尿、超音波残尿検査で他疾患や難易度の高い患者を除外すれば、非専門医でも過活動膀胱を安全に診療できる。… 2016/03/17 腎・泌尿器
アボルブの出荷調整で改めて気付かされたこと 先週、グラクソ・スミスクライン(GSK)社のアボルブが出荷調整になるとアナウンスがありました(関連記事「前立腺肥大症治療薬アボルブが出荷調整に」)。既に対応に苦慮している薬局もあるのではないかと思います。今回はそれに関連した話題を取り上げたいと思います。… 2015/12/01 薬剤師
フランスにある製造工場での生産停止を受けて 前立腺肥大症治療薬アボルブが出荷調整に グラクソ・スミスクラインは11月27日、前立腺肥大症治療薬であるアボルブ(一般名デュタステリド)の出荷調整を始めたことを発表した。同薬を生産しているキャタレント社のベインハイム工場(フランス)が、フランスの規制当局であるANSMからの指摘を受け、新たな生産が停止しているため。日本に… 2015/11/30 腎・泌尿器
「ザイティガ」と「ザルティア」取り違えに注意 ヤンセンが注意喚起、ヒヤリ・ハットも含めMRに報告を ヤンセンファーマは6月2日、同社が販売している前立腺癌治療薬のザイティガ(一般名アビラテロン酢酸エステル)と、前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬のザルティア(タダラフィル、日本イーライリリーおよび日本新薬)の名称が類似しているとして、医薬品医療機器総合機構のウェブサイトを通じて… 2015/06/02 医薬品
吸入抗コリン薬は本当に前立腺肥大症状を悪化させる? 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に吸入抗コリン薬を処方することが多いのですが、吸入抗コリン薬は前立腺肥大のある患者に対しては基本的に慎重投与となっています。しかし、未診断の前立腺肥大や排尿障害を有する高齢者は多く、COPDというコモンディジーズで、どこまで慎重に投与すべきかいつも悩… 2014/09/05 腎・泌尿器
JAMA Intern Med誌から 5α還元酵素阻害薬は前立腺癌リスクを高めず 逆に前立腺癌リスクを有意に低減、米国でのコホート研究の結果 良性前立腺肥大症の治療に広く用いられているフィナステリド、デュタステリドといった5α還元酵素阻害薬(5-ARI)の使用は、高悪性度前立腺癌リスクを高めないこと、逆に前立腺癌リスクを有意に低減することが、米国の男性医療従事者コホートを14年間追跡した結果として示された。米Massachusetts… 2014/06/18 腎・泌尿器
【新薬】排尿障害治療薬 タダラフィル ザルティア:PDE5阻害作用で排尿障害を改善 2014年1月17日、排尿障害治療薬タダラフィル(商品名ザルティア錠2.5mg、同錠5mg)の製造販売が承認された。適応は「前立腺肥大症に伴う排尿障害」で、1日1回5mgを経口投与する。成分のタダラフィルは、既に2007年9月から勃起不全治療薬(商品名シアリス)として、2009年12月からは肺動脈性肺高血… 2014/03/28 腎・泌尿器
BMJ誌から 前立腺肥大症へのタムスロシンが低血圧リスクを上昇 投薬開始から8週間は特に注意が必要、後ろ向きコホート研究の結果 中高年の良性前立腺肥大症患者へのタムスロシン(商品名ハルナールほか)投与は、入院を必要とする低血圧のリスクを高めること、特に投薬開始から8週間はそのリスクが高いことが後ろ向き研究の結果として示された。米食品医薬品局(FDA)のSteven T Bird氏らが、BMJ誌電子版に2013年11月5日に報告… 2013/11/21 腎・泌尿器
BMJ誌から 無症状の前立腺肥大症にもデュタステリドは有効 臨床的な進行を抑制、REDUCE試験の事後解析結果 5α還元酵素阻害薬のデュタステリドが、中等症から重症の下部尿路症状がある良性前立腺肥大症患者だけでなく、無症状または軽症の患者に対しても進行抑制効果をもたらすことが、カナダToronto大学のPaul Toren氏らの研究で明らかになった。これは、デュタステリドの前立腺癌予防効果を評価したRED… 2013/04/30 腎・泌尿器
JAMA誌から ノコギリヤシに下部尿路症状の改善効果なし 前立腺肥大症患者約370人を対象とした無作為化試験の結果 欧米で前立腺肥大症に伴う下部尿路症状の治療に広く用いられているノコギリヤシ果実抽出物に、下部尿路症状に対する効果がないことが、偽薬と比較した無作為化試験で明らかになった。米Massachusetts総合病院のMichael J. Barry氏らが、JAMA誌2011年9月28日号に報告した。… 2011/10/18 腎・泌尿器
日経メディカル2011年9月号「トレンドビュー」(転載) 前立腺肥大症診療ガイドラインが改訂 新しい薬剤や手術法の登場で治療が変わる 2011年7月に「前立腺肥大症診療ガイドライン」が10年ぶりに改訂。内容が一新され、初めて専門医向けに前立腺肥大症の治療方針がまとめられた。ここ数年で登場した薬剤や手術法も追加されている。 2011/09/20 腎・泌尿器
NEJM誌から デュタステリドがハイリスク男性の前立腺癌リスクを低減 良性前立腺肥大症に対する治療薬としてわが国でも承認されている5α還元酵素阻害薬のデュタステリドを、前立腺癌リスクの高い男性に投与すると、癌の発症リスクが下がることが示された。米Washington大学(St. Louis)のGerald L. Andriole氏らが行った4年間の多施設無作為化並行群間試験の結果で… 2010/04/22 腎・泌尿器
日経メディカル2010年1月号「トレンドビュー」(転載) 尿失禁に人工尿道括約筋 世界の標準治療、日本で普及なるか 前立腺全摘術の増加とともに、後遺症の尿失禁に悩む患者が増え続けている。海外で重度尿失禁の標準治療として普及している人工尿道括約筋の埋め込み術が、新機器の承認で2年ぶりに再開された。 2010/01/12 腎・泌尿器
【新薬】5α還元酵素阻害薬「アボルブカプセル0.5mg」 デュタステリド:新機序の前立腺肥大症治療薬 2009年7月7日、前立腺肥大症治療薬のデュタステリド(商品名:アボルブカプセル0.5mg)が製造承認を取得した。用法・用量は「1回0.5mgを1日1回経口投与」である。 2009/08/06 腎・泌尿器
JAMA誌から タムスロシンは白内障手術後の重症有害事象を増やす 術前14日以内の投与でリスクが2.33倍に 前立腺肥大の治療にしばしば処方されるα1遮断薬タムスロシンが、白内障手術後の眼の重症有害事象リスクを高めることが示された。これまで、タムスロシンを使用している患者では白内障手術中に問題が起こる可能性が示されていたが、この薬剤と術後の有害事象の関係を示した研究はこれが初めてだ。… 2009/06/05 眼科
BMJ誌から 前立腺肥大で費用対効果が高い治療法とは 高周波を用いた蒸散術後にHoLEPを用いる組み合わせが安価で有効 行動療法(生活改善など)や薬物療法に反応しない前立腺肥大患者には、通常、経尿道的前立腺切除術(TURP)が適用される。英国Newcastle大学のNigel Armstrong氏らは、費用対効果の面でTURPに優る治療法を調べ、高周波を利用した経尿道的前立腺電気蒸散術(TUVP)を最初に行い、必要ならその後に… 2009/05/26 腎・泌尿器
ヒヤリ・ハット事例<139> 3施設を受診、3薬局で調剤。禁忌薬を見逃し 医師会員限定コンテンツです。この記事は、NPO法人医薬品ライフタイムマネジメントセンターが提供している「医師のための薬の時間」(http://iphiss.jp/i-phiss/drs.html)から提供を受けています。 2009/02/09 腎・泌尿器 医師限定コンテンツ
BMJ誌から 前立腺肥大症の低侵襲治療は切除術に勝るか? 有害事象は少ないが改善の程度は低く再手術率が高い 前立腺肥大症に対する治療の中で最も有効と考えられているのが、経尿道的前立腺切除術(TURP)だ。しかし、近年は、より簡便で有効、安全かつ低コストの治療が求められており、レーザーなどを使った最小侵襲治療が広まりつつある。英Aberdeen大学のTania Lourenco氏らが行ったメタ分析の結果、前… 2008/11/12 腎・泌尿器
急性尿閉による死亡リスク上昇は、50歳前後が最も高い 「急性尿閉という臨床症状がある男性は全般的に死亡率が高い」というのは、尿閉の原因を来す合併症の存在によるのだろうと想像するのだが、「影響が一番出るのは45-54歳男性」ということに一番驚いた。… 2007/12/15 腎・泌尿器
急性尿閉患者の1年死亡率は高い 1年以内の死亡の過半数は90日以内に発生 初回急性尿閉で入院した45歳以上の患者の1年死亡率を調べたところ、高齢者ほど高く、85歳以上では37%に上ることが明らかになった。また、一般集団と比較すると若年群(45~54歳)の死亡率が相対的に高いことが示された。英国王立外科大学のJames N Armitage氏らの報告で、詳細はBMJ誌電子版に200… 2007/12/03 腎・泌尿器
[リポート]ASCO 2007 [07 Summer] 前立腺がん治療法の選択は医師の専門分野に影響される 前立腺がん 患者の局所前立腺がんの治療法選択において、最初にコンタクトした医師の専門分野が大きな影響を及ぼしていることが、米国立がん研究所(NCI)サーベイランス・疫学・最終結果プログラムのデータ分析で明らかになった。… 2007/07/23 腎・泌尿器
男性の残尿症状には自己管理が有効 男性の下部尿路症状に対し、標準治療に加えてセルフマネジメント法を適用すると、標準治療だけの場合に比べ、治療失敗の頻度が有意に下がることが示唆された。英王立外科大学のJan van der Meulen氏らの研究成果で、British Medical Journal(BMJ)誌2007年1月6日号に掲載された。… 2007/01/22 腎・泌尿器
50歳超の慢性疾患では排尿障害に要注意 4割近くが前立腺肥大や尿失禁などの症状示す 一般の内科診療所に通院している患者のうち、4割近くは前立腺肥大や過活動膀胱、尿失禁などの下部尿路症状を示しており、治療の要否の評価が必要なことが分かった。第48回日本老年学会学術集会で、国立長寿医療センター泌尿器科で手術・集中医療部長の岡村菊夫氏が発表した。… 2006/06/27 腎・泌尿器
40歳以上の中高年男性、3人に1人が生殖器疾患 全体の8割が勃起機能の喪失恐れる-豪州調査 中高年男性の生殖器系疾患の罹患率は高く、病気に罹ることを不安に思う人も多いようだ。豪Monash大学のCarol A Holden氏らは、豪州の40歳以上の男性を対象に電話調査を行い、生殖器系疾患の罹患率と、それら疾患の発症を心配する人の割合、実際に医師に相談したかどうかなどを調べ、Lancet誌2005… 2005/07/21 腎・泌尿器
【泌尿器科学会速報】 α遮断薬投与による前立腺肥大症治療で睡眠障害も改善 前立腺肥大症(BPH)患者において、α遮断薬を用いることで排尿障害だけでなく、睡眠障害も改善できることが示唆された。第93回日本泌尿器科学会総会で、東京慈恵会医科大学柏病院泌尿器科診療医長の鈴木康之氏が発表した。… 2005/04/19 腎・泌尿器