学会トピック◎第64回日本生殖医学会 若年男性がん患者の精子凍結保存、実施は3割 「化学療法を新たに導入した若年男性がん患者において、妊孕性温存のために精子凍結保存を行う際の物理的、心理的ハードルを下げたい」――。 2019/11/27 癌
トレンド◎既存薬より処方しやすいビベグロンの処方日数制限が解除間近 過活動膀胱のβ3作動薬に新たな選択肢 2019年12月に、過活動膀胱の新薬ビベグロン(商品名ベオーバ)の処方日数制限が解除される。既存のムスカリン受容体拮抗薬(抗コリン薬)やβ3作動薬より処方しやすいと期待されており、専門家は過活動膀胱の治療選択肢が増えることを歓迎している。… 2019/11/21 腎・泌尿器
【新薬】ロキサデュスタット(エベレンゾ) HIFを活性化し腎性貧血を治療する初の経口製剤 2019年9月20日、腎性貧血治療薬ロキサデュスタット(商品名エベレンゾ錠20mg、同錠50mg、同錠100mg)の製造販売が承認された。適応は「透析施行中の腎性貧血」、用法用量は「(赤血球造血刺激因子製剤で未治療の場合)成人に1回50mgを開始用量とし、週3回経口投与。患者の状態により適宜増減する… 2019/11/15 医薬品
1分解説◎細胞の低酸素応答の仕組み、貧血や虚血障害治療に応用も ノーベル生理学医学賞受賞の「HIF」って何? ノーベル財団は2019年10月7日、2019年のノーベル生理学・医学賞の受賞者に、細胞が酸素レベルを感知し、応答する機構を解明した米国と英国の研究者3人を選んだと発表した。 2019/10/08 腎・泌尿器
学会トピック◎第28回日本組織適合性学会大会 免疫抑制薬を使わず移植臓器予後の改善を目指す T・B細胞の抑制と骨髄移植の組み合わせでドラッグフリーを狙う 近年、免疫抑制薬の進歩によって臓器移植の成績が向上しているが、移植臓器が拒絶されないように免疫抑制薬を生涯服薬し続ける必要がある。最近、国内外で免疫抑制薬を中止するための治療レジメンの検討が進んでおり、海外では腎移植後に免疫抑制薬を中止できているケースが報告されるようになっ… 2019/10/02 腎・泌尿器
学会トピック◎第28回日本シェーグレン症候群学会 複数臓器の腫大や腫瘤をきたすIgG4関連疾患を知ってますか? リンパ球とIgG4陽性形質細胞の浸潤と周囲の線維化により単一または複数臓器に特徴的なびまん性あるいは限局性腫大、腫瘤、結節、肥厚性病変を認め、高IgG4血症を呈するのがIgG4関連疾患。 2019/09/24 アレルギー・免疫
第26回日本排尿機能学会で紛糾 男性の夜間多尿による夜間頻尿にデスモプレシンは安全か 9月20日から発売開始のミニリンメルト 2009年に夜間頻尿診療ガイドラインが作成されて10年が経過した。この間に新たなエビデンスが示されるとともに新規薬も登場。そのため現在、第2版の作成が進められている。2019年9月12〜14日に東京都で開催された第26回日本排尿機能学会で、ガイドライン作成委員らが注目点について発表した。また… 2019/09/20 腎・泌尿器
治療薬と認知症の関連、抗コリン薬とβ3作動薬の併用療法など 女性下部尿路症状診療GL改訂のポイントは? 2013年に発刊された「女性下部尿路症状診療ガイドライン初版」が6年ぶりに改訂される。抗コリン薬の認知機能への影響や、抗コリン薬とβ3作動薬併用療法の記載充実に加え、新たに14のクリニカルクエスチョン(CQ)が追加された。改訂ガイドラインについて、2019年9月12〜14日に東京都で開催された第… 2019/09/19 腎・泌尿器
インタビュー◎セフェム系抗菌薬を改めて考える 尿路感染症にキノロンの一辺倒使用はストップ! 兵庫医科大学病院泌尿器科主任教授の山本新吾氏に聞く 複雑性尿路感染症に有効な数少ない抗菌薬も1つであるタゾバクタムナトリウム・ピペラシリンナトリウム(商品名ゾシン、以下、タゾピペ)が2019年秋ごろから供給に支障が出る(関連記事:セファゾリンに次ぎタゾピぺも供給困難に)。 19年6月に発売された新規BLI配合セフェム系抗菌薬はセフトロザ… 2019/08/21 感染症
SLE、CKD、肥満症に新ガイドライン 出るのはココ! 中国中央病院の長門です。今回は、膠原病、アレルギー、腎臓、内分泌、代謝の5領域について最近の知見と出題が予想されるポイントを、前回同様に述べていきたいと思います。【膠原病】 膠原病の領域では、2019年2月に本邦で初めて全身性エリテマトーデス(SLE)の診療ガイドラインが発表となり… 2019/08/14 アレルギー・免疫
2019年7月25日~8月4日 ループ利尿薬やステロイドの併用禁忌にデスモプレシンが追加 アモキサピンの併用禁忌にラサギリンメシルが追加 2019年7月25日~8月4日における、添付文書の改訂情報をお知らせします。チアジド系利尿薬、チアジド系類似薬、ループ利尿薬、副腎皮質ステロイド(注射薬、経口薬、吸入薬、注腸剤、坐薬)の併用禁忌に「デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿)」が追加されます。… 2019/08/13 腎・泌尿器
膀胱炎(尿路感染症)に効く漢方(2) 膀胱炎によくみられる証と漢方処方 前回の症例1に引き続き、 抗菌薬だけでは完治しにくい膀胱炎(尿路感染症)によくみられる証と漢方処方について解説します。 2019/07/30 医薬品
【第24回】新村浩明(ときわ会常磐病院院長) 院長の“定番スタイル”はアロハシャツと時代劇の主人公 新村浩明医師は、手術と診察の時を除くと、ふだんはアロハシャツ姿で仕事をしている。さらに、月に一度、時代劇の主人公などに扮装して、ボランティアで高齢患者宅を訪れ、見回り活動もおこなう。派手で、奇抜で、けれど、ユーモアもたっぷりの“院長スタイル”の内側に隠れた思いや考えについて… 2019/07/05 事件・話題 医師・医学生限定コンテンツ
【新薬】アパルタミド(アーリーダ) 去勢抵抗性前立腺癌に対する第2のアンドロゲン受容体シグナル伝達阻害薬 2019年5月30日、抗悪性腫瘍薬アパルタミド(商品名アーリーダ錠60mg)が発売された。本薬は3月26日に製造承認され、5月22日に薬価収載された。適応は「遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌」、用法用量は「1日1回240mgを経口投与。患者の状態により適宜減量」となっている。… 2019/06/21 癌
腎盂腎炎の診断でCVA叩打痛が当てにならないこれだけの理由 成人の尿路感染症は発生率や症状などに性差、年齢差がある感染症であり、性別と年齢を意識して診療する必要があります。若年男性では尿路感染症の発症自体が珍しいですが、女性では誰でも生じ得るコモンディジーズの1つです。女性は尿道が短く肛門と尿道の距離が短いため、泌尿器解剖学的な異常が… 2019/05/15 腎・泌尿器
「膀胱炎治療にクラビット」は時代遅れ 前回は単純性膀胱炎の診断について紹介しました。今回は治療について考えていきます。単純性膀胱炎の治療のスタンダードは、現在は抗菌薬の投与です。 「現在は」と強調したのは、近年、膀胱炎の治療に対し、抗菌薬と消炎鎮痛剤(NSAIDs)の治療効果を比較した臨床試験が海外で立て続けに報告さ… 2019/03/26 腎・泌尿器
第27回 フロセミドで歩けなくなるのか? 1月のある夜……。上野池之端で、某出版社の編集会議。千葉大学消化器内科の加藤直也先生にいろいろ教えてもらいました。「肝硬変の腹水にはフロセミド使いますか?」と尋ねると……。「トルバプタンが増えてます」それから、「フロセミドでサルコペニアになるらしい」と続きました。「え、マジで… 2019/03/01 循環器
2019年2月5日~21日 エンシュアに抹茶、カリメートにアップル追加 ファムビルに「Patient Initiated Therapy」の用法用量が追加に 経腸栄養剤のエンシュア・Hに、7種類目のフレーバーとして抹茶味が追加になります(2019年4月発売予定)。また、陽イオン交換樹脂製剤(血清カリウム抑制剤)のカリメート経口液20%(一般名ポリスチレンスルホン酸カルシウム)にアップルフレーバーが追加になりました。… 2019/02/26 医薬品
小児腹部エコー 腎臓の先天異常はどう描出される? これまで日常診療でよく遭遇する急性胃腸炎、細菌性腸炎、便秘に特徴的なエコー所見について解説してきたが、本項では実質臓器の中で比較的よく経験する腎臓の先天性異常について述べておきたい。 2019/02/12 小児科
【新薬】タゾバクタム/セフトロザン(ザバクサ) 尿路・腹腔内感染症を適応とするβラクタマーゼ阻害薬配合のセフェム系抗菌薬 2019年1月8日、βラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤タゾバクタムナトリウム/セフトロザン硫酸塩(商品名ザバクサ配合点滴静注用)の製造販売が承認された。適応は「(1)膀胱炎、腎盂腎炎、(2)腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、肝膿瘍」、用法用量は「成人1回1.5gを1日3回60分かけて点滴静注。な… 2019/02/08 感染症
降圧利尿薬◇第3回調査 シェア微減もフルイトランの首位変わらず 第1位はトリクロルメチアジド、第2位はインダパミド、第3位はヒドロクロロチアジド 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、降圧利尿薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、62.8%の医師がトリクロルメチアジド(フルイトラン他)と回答した。第2位のインダパミド(テナキシル、ナトリックス)は21.3%、第3位のヒドロクロロチアジド(ヒドロクロロチアジド)は11.7%… 2019/02/02 循環器
OAB治療薬とCYP2D6 「あっ、ケンシロウさんのデスクマットに新作が入ってる!」。あゆみさんはデスクマットから用紙を取り出し僕に差し出す。「ビベグロン(商品名ベオーバ)が入ってますよ。メンテナンス早いですよね~。まあ、確かにビベグロンはすぐに処方出そうですもんね」… 2019/01/30 医薬品
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器 エンディング 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2019/01/21 腎・泌尿器
第26回 無給医局員と血流の自己調節 成績が上がらなかった中学時代。1学年150人で、年度初めの順番は……。中学1年 120番 中学2年 110番 中学3年 100番 高校1年 90番 成績がビューンと上がらないのはなぜか。生活リズムが悪そうだ……。定期試験前1週間→深夜の勉強→1日7時間。終わって2週間→ぐったり→1日1時間。 そこで、試験… 2019/01/04 循環器
学会トピック◎米国心臓協会学術集会(AHA2018) ダパグリフロジンで心血管リスクは増加せず 心不全や腎リスクは有意減少、DECLARE-TIMI58試験 SGLT2阻害薬ダパグリフロジンの心血管安全性を評価したDECLARE-TIMI58試験(以下、DECLARE)の詳細が、米国心臓協会学術集会(AHA2018、11月10~12日、開催地:シカゴ)で発表された。有効性に関して設定された2つの主要評価項目のうち、「心不全入院+心血管死亡」では17%の有意なリスク減少と… 2018/11/20 代謝・内分泌
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 副腎 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/11/19 腎・泌尿器
JAMA Intern Med誌から ACEIやARBが退院後のAKI患者に与える影響は? 死亡率は減少したが再入院が増加したカナダのコホート研究 カナダToronto大学のSandeep Brar氏らは、急性腎障害(AKI)を起こした患者の退院後に、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)やアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)を使用した場合の影響を調べるコホート研究を行い、最短2年間の追跡で死亡率は減少していたが、腎臓が原因の入院は増えていた… 2018/11/15 腎・泌尿器
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 膀胱・前立腺 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/11/05 腎・泌尿器
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 腎臓でその他・知っておきたい疾患 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/11/02 腎・泌尿器
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 腎石灰化症 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/10/29 腎・泌尿器
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 腎嚢胞 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/10/19 腎・泌尿器
JAMA Intern Med誌から 水分摂取量増加で膀胱炎の再発は減らせる 再発リスクが高い女性に500mLの水を1日3本飲んでもらう研究 膀胱炎を繰り返す女性には、再発予防法として、水の摂取量を増やすことが勧められる。この戦略が有効かどうかを検討するオープンラベルのランダム化対照試験を実施した米Miami大学のThomas M. Hooton氏らは、再発リスクが高い女性に1日に1.5L余分に水を飲むよう指示すると、対照群よりも1年間の再… 2018/10/17 感染症
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 腎血管筋脂肪腫 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/10/15 腎・泌尿器
【新薬】ビベグロン(ベオーバ) 生殖可能年齢でも使いやすい過活動膀胱治療薬 2018年9月21日、過活動膀胱治療薬ビベグロン(商品名ベオーバ錠50mg)の製造販売が承認された。適応は「過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁」であり、用法用量は「1日1回50mgを食後投与」となっている。… 2018/10/12 医薬品
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 水腎症 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/10/05 腎・泌尿器
「腎機能が上がる」ってどういう意味? 朝のカンファレンスや、研修医が担当した新規入院患者さんのプレゼンテーションをする際などに、恥ずかしながら変な言葉が飛び交うことがあります。最近気になっているのが、「腎機能が上がる」「肝機能が上がる」といった言葉です。どこかで聞いたのか、どこかで読んだのか……。ともかく不思議… 2018/10/04 腎・泌尿器
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 腎臓の変異・変形 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/10/01 腎・泌尿器
トレンド◎ファブリー病に新機序の治療薬登場 異常酵素の折りたたみを修正するシャペロン療法 ファブリー病は、αガラクトシダーゼA遺伝子異常によって分解されるべき細胞内の不要物が分解されずに蓄積し、様々な臓器障害を来す。2000年代初めに酵素製剤が実用化され、予後の改善が進んだが、静注製剤であることや製剤に対する中和抗体の産生といった課題があった。そんな中、日本で見いださ… 2018/09/25 小児科
2018年8月24日~9月4日 ベタニスが抗コリン薬と併用可能に クレナフィンの開封後の使用期限が12週間に延長 過活動膀胱治療薬のベタニス錠(一般名ミラベグロン)の重要な基本的注意に記載の「抗コリン剤との併用」に対する注意内容が緩和されました。これまでは、「併用は避けることが望ましい」とされていましたが、「過活動膀胱の適応を有する抗コリン剤と併用する際は尿閉などの副作用の発現に十分注… 2018/09/10 腎・泌尿器
腹部エコー診療の実際5 脈管・腎/副腎/泌尿器・婦人科臓器・その他篇 腎臓 「症例に学ぶ腹部エコー診断のポイント」を全面改訂、内容を一新し、2008年に発売した日経メディカル・ビデオ「腹部エコー診療の実際」から会員限定で収録動画を公開します。 2018/09/03 腎・泌尿器
NEJM誌から 尿崩症の鑑別は血漿コペプチン測定が優秀 水制限試験より原発性多飲症と中枢性尿崩症の識別能力が高い 尿崩症の診断に用いられる間接的な水制限試験は、原理はシンプルだが、技術的に難しく診断精度はあまり高くない。独Leipzig大学のWiebke Fenske氏らは、高張食塩水で刺激し血漿コペプチンを測定する方法が、水制限試験より検査特性に優れ、鑑別診断に役立つと報告した。結果はNEJM誌2018年8月2日… 2018/08/20 腎・泌尿器
JAMA Pediatrics誌から ネフローゼ症候群のステロイド減量にはリツキシマブ ステロイド依存性小児患者でタクロリムスと比較したRCT ステロイド依存性ネフローゼ症候群(CDNS)の小児患者に対するステロイド減量療法の第1選択薬として、タクロリムスとリツキシマブを比較するオープンラベルのランダム化試験を行ったインドNilratan Sircar医科大学のBiswanath Basu氏らは、リツキシマブの方が寛解状態を維持するのに効果的でステ… 2018/07/09 小児科
学会トピック◎第28回欧州高血圧学会(ESH 2018) 未治療高血圧にも腎デナベーションで降圧効果 経カテーテル的に超音波で腎動脈外壁にある腎交感神経を焼灼する高血圧治療法である腎デナベーションを、降圧薬を服用していない比較的軽症の高血圧患者に対して行った偽手術群対照試験において、有意な降圧効果が認められたと、フランス・パリ公立病院連合Georges-Pompidou欧州病院のMichel Aziz… 2018/06/28 腎・泌尿器
走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.7 泌尿器科、皮膚科、救急科の研修プログラム初年度は? 2017年度からプログラム制で運営している泌尿器科領域において、2018年度の専攻医採用数は274人。2017年度の1年次後期研修医は252人、2016年度は200~220人で増加が続いている。「内科的な診療から外科的な処置まで、様々なアプローチを行う泌尿器科の魅力が医学生や初期研修医に認識されているの… 2018/06/08 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
左尿管癌・腎不全で透析治療を行う80歳代のAさん 患者の思いは聞くも医師と向き合わなかった私 ある日のこと。訪問看護で担当になったばかりのAさんの娘さんから、1本の電話が入った。 2018/06/04 腎・泌尿器
NO TUBE!その尿道カテーテルは本当に必要? 85歳、男性。認知症。2日前から肺炎のため入院中。「抗菌薬の点滴治療を開始して一度は熱が治まったのだが、今日になって再度発熱し、せん妄状態になっているとの報告を受けた。慌てて抗菌薬の変更を指示しようとしたところ、病棟師長から『先生、入院したときからずっと尿道カテーテルが付いていま… 2018/06/04 腎・泌尿器
JAMA Pediatrics誌から 早産児の急性腎障害リスクがカフェインで低下 33週未満の新生児AKIの発症率を減らし重症度を軽減 早産児に対するカフェイン投与が、急性腎障害(AKI)のリスクに及ぼす影響について検討するために、AWAKENスタディで得られたデータを二次解析した米Wisconsin大学Madison校のMatthew W. Harer氏らは、カフェイン投与が早産児の生後7日以内のAKIリスクを大きく下げること、AKIを発症した場合もカ… 2018/04/20 小児科
ループ利尿薬 ラシックスとダイアートはどう使い分ける? 1位はフロセミド、2位はアゾセミド、3位はトラセミド 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、ループ利尿薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、73.4%の医師がフロセミド(商品名オイテンシン、ラシックス他)と回答した。第2位のアゾセミド(ダイアート他)は18.6%、第3位のトラセミド(ルプラック他)は7.3%、ブメタニド(ルネトロ… 2018/03/25 循環器
トレンド◎5診療科12術式が今改定で一挙保険適用 適用拡大でダビンチは外科手術に革新を起こすか 「まさか12術式が一気に保険適用になるとは思っていなかった」。2018年度の診療報酬改定でロボット支援下内視鏡手術(ダビンチ手術)を保険適用できる範囲が大幅に拡大されたことに、日本内視鏡外科学会理事長の渡邊昌彦氏は驚きを隠さない。現状ではまだ、関連学会のガイドラインすら、未整備な… 2018/03/17 消化器
第20回 「たかが過換気」と侮ってはいけない 過換気を主訴に受診した37歳女性 37最女性が過換気で内科外来を受診。過換気だけだと、「何もせずに」帰してしまうことはないでしょうか? 2017/12/12 プライマリケア 医師・医学生限定コンテンツ
NEJM誌から トルバプタンは多発性嚢胞腎の進行を遅らせる 常染色体優性多発性嚢胞腎患者でのフェーズ3試験 進行した常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)患者に、バソプレシン拮抗薬のトルバプタンを投与する二重盲検の多施設ランダム化フェーズ3試験REPRISEを実施した米Mayo ClinicのVicente E. Torres氏らは、トルバプタンはプラセボに比べ推定糸球体濾過率(eGFR)の低下を遅らせていたと報告した。結果… 2017/12/01 腎・泌尿器
尿路感染症に気腫性変化の合併はかなり危険! 皆さんこんにちは。前回は、救急外来で最も頻繁に行う検査の一つであるCT検査を行う際、臓器の連続性を意識して読影することの大切さについて説明しました。今回は救急外来でも比較的よく遭遇するであろう敗血症性ショックの症例を提示します。ショック状態で来院した患者さんに対する基本的な治… 2017/10/06 腎・泌尿器 医師・医学生限定コンテンツ
白金系抗癌剤抵抗性の尿路上皮癌にラムシルマブとドセタキセルの併用はPFSを有意に延長【ESMO2017】 白金系抗癌剤治療で病勢が進行した尿路上皮癌に抗VEGF-R2抗体ラムシルマブとドセタキセルを併用投与することは、プラセボとドセタキセルを併用投与する場合よりも有意に無増悪生存期間(PFS)を延長できることが明らかとなった。また奏効率もラムシルマブとドセタキセルを併用投与した場合の方が… 2017/09/12 癌
泌尿器疾患 ガイドライン外来診療◆膀胱炎 単純性膀胱炎では大腸菌を主とするグラム陰性菌をターゲットとして、ガイドラインに従いニューキノロン系抗菌薬や新経口セフェム系抗菌薬を投与する。若い女性の単純性膀胱炎ではS.saprophyticusを想定しニューキノロン系抗菌薬を用いる。単純性膀胱炎では腸内細菌、腸球菌、S.saprophyticus、Str… 2017/08/25 腎・泌尿器
主訴「ちんちん痒い」 先日twitterで、患者さんに「どうしてこんなになるまで受診しなかったんですか?」と聞いてはいけないという話題が盛り上がっていました。そうなんですよね。夜間に熟成しきった症状で受診されると、こう聞きたくなってしまいますが、これはやっぱり聞いてはいけないのです。種々の理由があるとは… 2017/08/10 救急医療・集中治療
トレンド◎急性腎障害(AKI)診療ガイドライン発行 急激な腎機能低下を一過性と侮るな 手術後、敗血症、脱水に共通して懸念される予後不良の病態 夏場、暑い盛りに屋外で農作業をしている高齢者に注意すべきは脱水だが、その先にある急性腎障害(AKI;Acute Kidney Injury)にも目をこらす必要がある──。日本腎臓学会、日本集中治療医学会など5学会が合同で刊行したAKI診療ガイドラインでは、様々な患者で起こり得るAKIへの注意を促している… 2017/08/01 腎・泌尿器
学会トピック◎第60回日本腎臓学会学術総会 国際腎臓学会と共同で仙台宣言、啓蒙や検診の推進などを掲げる 5月26日から28日まで仙台市で開催された第60回日本腎臓学会学術総会で、腎臓病撲滅のための仙台宣言を発表した。日本腎臓学会と国際腎臓学会、第60回日本腎臓学会学術総会が共同で宣言した。 2017/05/29 腎・泌尿器
学会トピック◎第91回日本感染症学会・第65回日本化学療法学会 閉経前急性単純性膀胱炎例のLVFX耐性E.coli分離割合は6年間で変化見られず 三学会合同抗菌薬サーベイランスの解析結果より 閉経前女性の急性単純性膀胱炎患者を対象としたサーベイランスの結果から、レボフロキサシン(LVFX)耐性大腸菌の分離割合は2009年度と2015年度で変化がないことが明らかになった。日本化学療法学会・日本感染症学会・日本臨床微生物学会の三学会合同抗菌薬感受性サーベイランスの一環として取り… 2017/04/17 感染症
淡明細胞型mRCCに対する治療シークエンス、スニチニブ→ソラフェニブとソラフェニブ→スニチニブの最終解析が発表【ASCO GU2017】 転移を有する淡明細胞型腎細胞癌(CC mRCC)患者に対する治療シークエンスとして、スニチニブ→ソラフェニブとソラフェニブ→スニチニブを比較した日本の多施設共同のランダム化比較試験、CROSS-J-RCCから、1次治療の無増悪生存期間(PFS)、合計(1次治療と2次治療)のPFSと全生存期間(OS)の最… 2017/02/20 癌
mRCCに対するアキシチニブの用量調整では診断から治療までの期間と治療前のヘモグロビン値がOSの予測因子に【ASCO GU2017】 転移を有する腎細胞癌(mRCC)に対する1次治療でアキシチニブの用量調整を行った患者では、診断からの期間が長く、ベースラインのヘモグロビン値が高い場合に良好な全生存期間(OS)が得られる可能性が、国際共同ランダム化第II相試験から示された。2月16日から18日まで米国オーランドで開催され… 2017/02/20 癌
未治療の進行腎細胞癌に対するatezolizumabとベバシズマブの併用によるフェーズ2試験の結果が発表【ASCO GU2017】 未治療の進行または転移を有する腎細胞癌(mRCC)に対し、PD-L1陽性の場合において、抗PD-L1抗体atezolizumabとベバシズマブの併用が有望な可能性が示された。未治療mRCCを対象に、atezolizumabとベバシズマブの併用、atezolizumab単剤とスニチニブを比較したフェーズ2試験IMmotion150の結果、判… 2017/02/20 癌
転移のある腎細胞癌の1次治療でパゾパニブの減量は標準用量より有用性が低い可能性【ASCO GU2017】 転移を有する腎細胞癌(mRCC)の1次治療として、パゾパニブの減量は標準用量に比べて臨床的有用性が低い可能性が、レトロスペクティブな研究で示唆された。2月16日から18日まで米国オーランドで開催されたGenitourinary Cancers Symposium(ASCO GU2017)で、イタリアFondazione IRCCS Istituto N… 2017/02/19 癌
MET活性型進行乳頭状腎細胞癌に選択的MET阻害薬savolitinibが有効な可能性【ASCO GU2017】 MET経路に変異を持つMET活性型の進行乳頭状腎細胞癌(PRCC)に、選択的MET阻害薬であるsavolitinib(AZD6094)が有効である可能性が明らかとなった。単群フェーズ2試験でMETの状態別に解析した結果、忍容性があり抗腫瘍効果も確認された。2月16日から18日まで米国オーランドで開催されたGenitouri… 2017/02/19 癌
進行腎細胞癌へのペムブロリズマブと低用量イピリマブ併用は有用な可能性【ASCO GU2017】 進行腎細胞癌に対してペムブロリズマブと低用量のイピリマブの4回投与を行い、その後ペムプロリズマブを継続投与することが、進行腎細胞癌に有望であることが明らかとなった。フェーズ1/2試験KEYNOTE-029の進行腎細胞癌を対象としたフェーズ1の部分の結果、副作用は管理可能であり一部の患者で抗… 2017/02/19 癌
筋層浸潤膀胱癌basalタイプは術前化学療法で予後改善、他のサブタイプは新規治療が必要【ASCO GU2017】 筋層浸潤膀胱癌のbasalタイプはプラチナ系抗癌剤による術前化学療法(NAC)で予後が改善するが、他のサブタイプは効果が明らかでないことが、分子サブタイプ別の解析で明らかになった。2月16日から18日まで米国オーランドで開催されたGenitourinary Cancers Symposium(ASCO GU2017)で、カナダUn… 2017/02/19 癌
転移を有する尿路上皮癌へのatezolizumabの長期間投与は忍容性あり、効果も持続的【ASCO GU2017】 多くの前治療歴のある転移を有する尿路上皮癌(mUC)に対するPD-L1抗体atezolizumabの長期間の投与は、新たな安全性の問題はなく忍容性があり、持続的な有効性を示すことが明らかとなった。フェーズ1a試験の2年間の臨床アップデート解析の結果示されたもの。2月16日から18日まで米国オーランドで… 2017/02/18 癌
尿路上皮癌などの泌尿器癌にcabozantinibとニボルマブやイピリムマブの併用が有用な可能性【ASCO GU2017】 転移を有する尿路上皮癌(mUC)や他の泌尿器癌に対して、cabozantinibとニボルマブの併用、cabozantinibとニボルマブ、イピリムマブの併用が有望であることが明らかとなった。併用を評価するフェーズ1試験で、両併用とも忍容性が確認され、一部の患者で抗腫瘍効果が確認された。2月16日から18日ま… 2017/02/18 癌
mCRPCの治療シークエンス、ドセタキセル→カバジタキセル→アンドロゲン受容体標的薬の順でOS延長の可能性【ASCO GU2017】 転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者に対する治療シークエンスとして、ドセタキセル→カバジタキセル→アンドロゲン受容体標的薬(ART)の順に投与すると、全生存期間(OS)が延長する可能性があることが、大規模コホートのレトロスペクティブな検討から示唆された。2月16日から18日まで… 2017/02/18 癌
局所進行または転移を有する陰茎扁平上皮癌にdacomitinibの導入療法が有効な可能性【ASCO GU2017】 局所進行または転移を有する陰茎扁平上皮癌に、不可逆性pan-HERチロシンキナーゼ阻害薬であるdacomitinibの導入療法が有効である可能性が明らかとなった。オープンラベル単群フェーズ2試験で高い効果が認められたもの。2月16日から18日まで米国オーランドで開催されているGenitourinary Cancers S… 2017/02/18 癌
転移のある去勢抵抗性前立腺癌で化学療法と抗アンドロゲン薬の1次治療のOSは有意差なし、リアルワールドの結果【ASCO GU2017 】 転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)の1次治療として、化学療法(CT)と抗アンドロゲン薬(AT)を比較した結果、全生存期間(OS)に有意な違いはないことが、レトロスペクティブ解析で明らかになった。また前治療のアンドロゲン遮断療法(ADT)の治療期間が短い患者では1次治療としてCTのほ… 2017/02/17 癌
骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌に塩化ラジウム223+ドセタキセルは骨代謝マーカーを改善する【ASCO GU2017】 骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対し、アルファ線放出放射性医薬品の塩化ラジウム223(Ra-223)とドセタキセルの併用療法は、ドセタキセル単独よりも、骨代謝マーカーを改善することが、フェーズ1/2a試験のバイオマーカー解析で明らかになった。2月16日から18日まで米国オーランドで… 2017/02/17 癌
mCRPCにエンザルタミドとAKT阻害薬AZD5363の併用が有用である可能性【ASCO GU2017】 転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に、エンザルタミドとAKT阻害薬AZD5363の併用が有用である可能性が明らかとなった。フェーズ1/2試験RE-AKTのフェーズ1用量漸増試験でフェーズ2推奨用量が決定し、一部の患者で抗腫瘍効果が認められた。2月16日から18日まで米国オーランドで開催されている… 2017/02/17 癌
mCRPCにapalutamide、プレドニゾン、アビラテロン併用投与が有用な可能性【ASCO GU2017】 転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対して、新規アンドロゲン受容体アンタゴニストであるapalutamideをプレドニゾン、アビラテロンと併用投与することが有用である可能性が明らかとなった。多施設オープンラベルフェーズ1b試験のアップデート解析で忍容性があり、一部の患者で抗腫瘍活性… 2017/02/17 癌
化学療法未治療のCRPCにはアビラテロン、エンザルタミドの順番での投与がより有効な可能性【ASCO GU2017】 化学療法未治療の去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対するホルモン療法の順番として、アビラテロン-エンザルタミドの順番に投与する方がエンザルタミド-アビラテロンの順番に投与するよりも有用である可能性が明らかとなった。日本と米国の2施設のデータをレトロスペクティブに解析した結果、前立腺特… 2017/02/17 癌
アンドロゲン受容体阻害薬が奏効しなかったmCRPCの2次治療は化学療法が有用な可能性【ASCO GU2017 】 1次治療のアンドロゲン受容体(AR)阻害薬で奏効が得られなかった転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者の2次治療として、タキサンによる化学療法はAR阻害薬と比べて有用性が高く、特に予後不良の患者ではその傾向が認められることが、米国の地域ベースで実臨床をレトロスペクティブに検討… 2017/02/17 癌
マクロライド系:クラリスロマイシンが断トツ 第2位はアジスロマイシン、第3位はエリスロマイシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高いマクロライド系抗菌薬を聞いたところ、第1位はクラリスロマイシン(商品名クラリシッド、クラリス他)だった。医師の62.5%がクラリスロマイシンを挙げ、最も人気のあるマクロライドであることが分かった。… 2017/01/19 医薬品
尿酸生成抑制薬:フェブリクが1位に浮上 第2位はアロプリノール、第3位はトピロキソスタット 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高い尿酸生成抑制薬を聞いたところ、第1位はフェブキソスタット(商品名フェブリク)となった。医師の48.0%が同薬を挙げ、最も人気のある尿酸生成抑制薬であることが分かった。… 2016/12/15 医薬品
35歳男性。右陰嚢の激痛で救急搬送 清掃中に生じた精巣痛の原因は? 諏訪中央病院総合診療科部長の佐藤泰吾先生が、コナン・ドイルの『緋色の研究』(延原謙訳)を引用しながら、分析的に推理することの大切さを講義してくれた。 2016/12/08 腎・泌尿器
トレンド◎診断のボトルネックを解消する新たな基準が決定 原発性アルドステロン症の重症例を見逃すな 今年9月、日本内分泌学会から『わが国の原発性アルドステロン症の診療に関するコンセンサス・ステートメント』が発表された。これまで原発性アルドステロン症のスクリーニング基準は日本高血圧学会と日本内分泌学会の2つから異なるものが出されていたが、今回、関係者が集まりコンセンサスがまと… 2016/11/29 腎・泌尿器
ニューキノロン:レボフロキサシンが依然断トツ 第2位はガレノキサシン、第3位はオフロキサシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高いニューキノロン系抗菌薬を聞いたところ、第1位はレボフロキサシン(商品名クラビット他)となった。医師の74.0%が同薬を挙げ、最も人気のあるニューキノロン系抗菌薬であることが分かった。… 2016/11/03 感染症
特集◎薬剤耐性クライシス《3》 耐性淋菌◆「最も脅威である細菌」拡散前夜 薬剤耐性は、性感染症の原因菌でも問題となっている。その筆頭が淋菌だ。淋菌といえば「薬が良く効く菌」とのイメージが強い。 2016/10/17 感染症
日本高血圧学会(JSH2016)より SGLT2阻害薬の降圧はループ利尿作用による 「利尿薬との併用は過度の脱水や血圧低下招くため避けるべき」 第39回日本高血圧学会総会のシンポジウムで旭労災病院の木村玄次郎氏は、SGLT2阻害薬が持つ降圧機序に関する最新の知見を紹介した。同薬による降圧は主にループ利尿作用によるものであり、降圧を介した血行動態系の改善に代謝系の改善が加わることで、糖尿病患者の心血管リスク抑制が期待されると… 2016/10/11 循環器
第17回 歩行困難で来院した58歳女性の低K血症 歩行障害で見逃してはいけない疾患とは? この連載では、症例に関する研修医と学生の対話を通して、電解質や酸塩基平衡のマネジメントに関する重要ポイントを紹介していきます。今回は、歩行障害で救急外来を受診した症例です。見学中の学生が研修医とディスカッションします。さて、医学生と研修医との経験の違いは?… 2016/08/23 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
判例解説●仙台地裁2010年9月30日判決 パイプカット術後に妻が妊娠、医師に賠償命令 精管結紮術を受けた男性の妻が妊娠しました。男性は医師の説明から妻の不貞を強く疑いましたが、DNA検査で男性自身の子であることが判明。夫婦は医師を提訴し、裁判所は医師の説明義務違反を認定しました。… 2016/06/22 医療安全
学会トピック◎第31回日本環境感染学会総会・学術集会 週1回のラウンドでカテ関連尿路感染が減少 ICTメンバーで管理状況を観察、抜去アドバイスも カテーテル関連尿路感染(CAUTI)の感染率を減少させるには、週1回の感染対策チーム(ICT)によるラウンドが有効である可能性が報告された。2月19日から20日まで京都市で開催された第31回日本環境感染学会総会・学術集会で、大阪市立十三市民病院(大阪府)感染管理認定看護師の大見純代氏が報告… 2016/02/22 腎・泌尿器
NEJM誌から sFlt-1/PIGF比は妊娠高血圧腎症の除外に有用 カットオフ値38で短期の陰性的中率99.3% 妊娠高血圧腎症を示唆する症状が表れた妊婦の、血清中の可溶性fms様チロシンキナーゼ1(sFlt-1)と胎盤増殖因子(PlGF)の値を測定し、sFlt-1/PIGF比を求めると、短期的な妊娠高血圧腎症診断の予測に役立つことが明らかになった。オーストリアVienna大学のHarald Zeisler氏らが行ったコホート研究… 2016/01/27 産婦人科
特集◎ヒヤリとしたあの瞬間《尿カテ誤挿入》 尿カテ挿入時に痛がる患者、尿道損傷で出血 バルーン拡張前に導尿の確認を 脳梗塞で入院中の60歳代男性に尿閉が疑われ、C医師が膀胱留置カテーテルを挿入することになった。いつものように挿入を始めたが、患者は力み、痛がっていた。しかし、グッとカテーテルを押すと挿入できたため、バルーンを10mL膨らませた。だが、患者は挿入後も痛がり続け、カテーテルの脇から血液… 2015/09/10 医療安全
特集◎目からウロコのエコー活用術《実践篇2》 尿が出ない? 投薬の前にまず膀胱エコー 気軽にできるエコー検査は、病棟や在宅で問題になりがちな褥瘡や肋骨骨折などの病状評価にも使える。ここでは尿量低下を例に、エコーを使った原因探索法を紹介しよう。 2015/08/26 医療機器
泌尿生殖器癌に対しcabozantinib+ニボルマブとcabozantinib+ニボルマブ+イピリムマブのフェーズ1試験が開始 米Exelixis社は7月13日、進行・転移膀胱癌を含む泌尿生殖器癌において、MET、VEGFR、RETなどのチロシンキナーゼの活性を阻害する経口剤cabozantinibと抗PD-1抗体ニボルマブの2剤併用療法、およびcabozantinibとニボルマブ、抗CTLA-4抗体イピリムマブの3剤併用療法のフェーズ1試験を開始すると発表… 2015/07/15 癌
転移を有するCRPC患者を対象として経口低分子アンドロゲン受容体阻害薬galeteroneのフェーズ3が開始 米Tokai Pharmaceuticals社は6月24日、経口低分子アンドロゲン受容体(AR)情報伝達阻害薬galeteroneについて、転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)で腫瘍がARスプライスバリアント7のmRNA(AR-V7)を発現している患者を対象に、フェーズ3のARMOR3-SV試験を開始したと発表した。同社は、AR-V… 2015/06/26 腎・泌尿器
マクロライド系抗菌薬:クラリスロマイシンが一番人気 第2位はアジスロマイシン、第3位はエリスロマイシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高いマクロライド系抗菌薬を聞いたところ、第1位はクラリスロマイシン(商品名クラリシッド、クラリス他)だった。医師の65.0%がクラリスロマイシンを挙げ、最も人気のあるマクロライドであることが分かった。… 2015/06/18 感染症
転移性腎細胞癌対象フェーズ2でレンバチニブとエベロリムス併用の有効性示す【ASCO2015】 転移性の淡明型腎細胞癌で、VEGF阻害薬が奏効しなかった患者を登録し、レンバチニブ、エベロリムス、これらを併用の3群に割り付けたオープンラベルの無作為化フェーズ2試験の結果は、エベロリムス単剤投与に比べ2剤を併用すると、無増悪生存期間(PFS)の延長と、客観的奏効率(ORR)の上昇が見ら… 2015/06/03 癌
「ザイティガ」と「ザルティア」取り違えに注意 ヤンセンが注意喚起、ヒヤリ・ハットも含めMRに報告を ヤンセンファーマは6月2日、同社が販売している前立腺癌治療薬のザイティガ(一般名アビラテロン酢酸エステル)と、前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬のザルティア(タダラフィル、日本イーライリリーおよび日本新薬)の名称が類似しているとして、医薬品医療機器総合機構のウェブサイトを通じて… 2015/06/02 医薬品
ホルモン療法未治療の進行前立腺癌患者で標準的なホルモン療法へのドセタキセルの追加でOSが改善【ASCO2015】 進行前立腺癌でホルモン療法未治療の患者に対し、標準的なホルモン療法にドセタキセルを追加すると全生存期間(OS)が有意に改善することが、現在も進行中の大規模なフェーズ2、3のランダム化比較試験(STAMPEDE)から示された。5月29日から6月2日まで米国シカゴで開催されている第51回米国臨床腫… 2015/06/02 癌
去勢抵抗性前立腺癌でエンザルタミドとビカルタミドを比較したSTRIVE試験の詳細結果が発表 米国泌尿器科学会年次総会(AUA)のPlenary Sessionで、アンドロゲン受容体阻害薬エンザルタミドの前立腺癌を対象としたフェーズ2試験、STRIVEの詳細データが発表された。アステラス製薬が5月18日に発表した。同社は4月3日に、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)の結果について公表していた… 2015/05/19 癌
新規診断された進行前立腺癌患者に対する標準的なホルモン療法にドセタキセルを追加するとOSが10カ月延長 新規に診断された進行前立腺癌でホルモン療法未治療の患者に対し、標準的なホルモン療法にドセタキセルを追加すると全生存期間(OS)が有意に改善することが、現在進行中の大規模なフェーズ2、3のランダム化比較試験(STAMPEDE)から示された。同試験の詳細は、英国University of WarwickのNichol… 2015/05/15 癌
ニューキノロン:レボフロキサシンが圧倒的人気 第2位はガレノキサシン、第3位はオフロキサシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高いニューキノロン系抗菌薬を聞いたところ、第1位はレボフロキサシン(商品名クラビット他)だった。医師の76.7%がレボフロキサシンを挙げ、最も人気のあるニューキノロンであることが分かった。… 2015/04/30 感染症
標準的治療+トルバプタンに急性非代償性心不全の腎機能悪化予防の期待 急性非代償性心不全(ADHF)の標準的な治療にバゾプレッシンV2受容体拮抗薬トルバプタンを追加することで腎機能悪化(WRF)の予防が期待できることが示された。大阪府済生会野江病院(大阪市城東区)循環器内科の加藤義紘氏らが第79回日本循環器学会(4月24~26日、大阪開催)で発表した。… 2015/04/28 循環器