起立性調節障害へのミドドリン処方、審査上OK 支払基金が第24次審査情報提供事例を2事例公表 社会保険診療報酬支払基金は2021年2月22日、第24次審査情報提供事例(医科)として2事例(薬剤2事例)を公表。原則として、薬理作用に基づく医薬品の適応外事例として、内服薬のミドドリン塩酸塩(商品名メトリジン他)を起立性調節障害に対して処方した場合と、内服薬のアザチオプリン(アザリン、… 2021/02/26 薬剤師
新型コロナウイルス変異株のインパクト 変異株の検出例、10歳未満13%は多いのでは 英国発の新型コロナウイルスの新規変異株が日本で確認されたのが、2020年12月25日でした。あれから2カ月。国内で確認された変異株の検出例は、南アフリカ変異株、ブラジル変異株を含めると2021年2月19日までに173例まで増えました。今回、検出例の年齢に着目て健検討したところ、驚いたことに10歳未… 2021/02/26 感染症
日経メディクイズ●小児 日齢27女児。体が黄色い 妊娠経過は異常なく、在胎38週1日に出生した。出生体重3200g、身長50cm。日齢4、新生児黄疸の診断で、光線療法を受け改善した。日齢20頃から全身の皮膚や眼球結膜の黄染が出現し、日齢27に当科を受診した。哺乳良好で体重4000g。… 2021/02/23 小児科 医師限定コンテンツ
6歳未満の調剤、12点加算に必要な感染対策は 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い、小児科の処方箋を主に応需している調剤薬局では処方箋枚数が激減しており、収入面でとても大変です。私の働いている薬局も、薬剤師と医療事務、全自動散剤分包機の「2人+1台」だけの体制となりました。 そのような中、小児患者では特別の院… 2021/02/22 小児科
東京女子医大プロポフォール事件、ICU医師が7年後に起訴された背景 東京女子医科大学病院で2014年、集中治療室(ICU)で頸部濾胞性リンパ管腫術後、人工呼吸中だった2歳の男児がプロポフォール注入症候群で死亡した事案で、東京地検は今年の1月26日になって、男児の処置にかかわった当時の研修医と、当時のICU副部長の2人を業務上過失致死罪で在宅起訴したことを発… 2021/02/22 医療安全
頭を打った小児、頭部C T 撮影は必要? 学習目標・小児の軽症頭部外傷におけるリスク評価の方法を知る・患者のリスクに応じて頭部CT撮影の要否を判断できるようになる 今回の症例のように、加わった外力もさほど大きくなく全身状態もよい頭部外傷患者の診察では、頭部CTを撮影するかどうか悩むことがあります。このような場合、どのよう… 2021/02/08 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
整形外科Q&Aシリーズ《25》 上腕骨骨折後に可動域が制限…いずれ回復する? <総合診療医>いつもお世話になっております。海外の病院に勤務しており、そこに来院した5歳女児、転倒による上腕骨骨折の症例です。最初の2枚が受傷時のX線写真です。関節部位だったため、自分で処置せず近隣の病院の整形外科に紹介し、ギプス固定をしました。次の2枚が1カ月半後のギプス除去時に… 2021/01/18 骨・関節・筋 医師限定コンテンツ
日経メディクイズ●小児 8歳男児。ダウン症、貧血と血小板減少 ダウン症の男児で、先天性心疾患や消化器疾患の既往なし。来院の1週間前から、発熱と左膝痛が出現し、近医を受診。溶連菌迅速検査で陽性だったため、アモキシシリンを処方された。その後も発熱や左膝痛が持続するため、血液検査が行われ、白血球数5700/μL、ヘモグロビン9.8g/dL、血小板数2.9万/μL… 2021/01/18 小児科 医師限定コンテンツ
整形外科Q&Aシリーズ《24》 9カ月男児のO脚、どのような介入が必要? <総合診療医>9カ月男児のO脚について お世話になっております。9カ月健診に来た男児について教えてください。海外の病院に勤務しております。足の内側をそろえると、大人の指が3本以上入るO脚です。装具などによる矯正が必要だと考えていますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による渡航… 2021/01/15 骨・関節・筋 医師限定コンテンツ
よりぬきメディクイズ●小児◎2019年12月号掲載 12歳男児。動悸・息苦しさ 『日経メディカル』2019年12月号に掲載された小児のクイズです。患児は12歳の男児。受診前日の昼頃、運動中に動悸と吐き気がして左肩が痛みました。帰宅後も症状は続き、その日の夜に脈拍が速いことに気付きました。翌日、休日診療所を受診したところ、心拍数が180~190回/分の頻脈があったため、病… 2021/01/15 小児科 医師・医学生限定コンテンツ
Lancet Child & Adolescent Health誌から SARS-CoV-2感染小児の中枢神経異常の特徴 MRIやCT画像は急性散在性脳脊髄炎などを示唆する 米国California大学San Francisco校のCamilla E Lindan氏らは、SARS-CoV-2感染小児の中枢神経系の症状について分析するために、世界中から症例データを集めて神経画像データを中心に検討し、それまで健康に成長していた小児でも、SARS-CoV-2感染に関連した急性期または遅発型の中枢神経系異常が見… 2021/01/13 感染症
子どもと信頼関係を築くには? 小児診察のコツ 学習目標・実際に診察を行う前に、子どもと信頼関係を築くコツを習得する 救急外来を受診する子どもたちはほとんどが軽症です。特に、近隣の小児科クリニックの診療時間が終了した夜間以降は軽症の患者が増えると思います。 子どもにとって診察を受けることはとてもストレスです。まだ両親や親戚… 2021/01/06 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
夜尿症に効く漢方(1) 夜尿症(おねしょ)の考え方と漢方処方 夜尿症(おねしょ)は、女児に比べて男児に多く、成長に伴い頻度は減りますが、10歳児の5〜10%、15歳の1〜2%に見られるとの報告もあります。漢方では、成長・発育や排尿に関係が深い臓腑である腎や膀胱の機能を調えることにより、夜尿症の治療をします。… 2020/12/25 東洋医学
日経メディクイズ●小児 日齢10女児。発熱、不機嫌、哺乳不良 夜21時頃から不機嫌に泣き、哺乳できなかったため、2時に救急外来を受診した。不機嫌だがぐったりはしていない。特記すべき身体所見なし。収縮期血圧72mmHg、心拍数152回/分、呼吸数62回/分、SpO2 100%(室内気)、体温38.2℃で、入院加療となった。入院時の血液培養2セットとも9時間で陽性となった… 2020/12/17 小児科 医師限定コンテンツ
COVID-19の特例措置、回復患者受け入れの報酬も3倍に 6歳未満の乳幼児外来、診療報酬100点上乗せ 厚生労働省保険局医療課は2020年12月15日、6歳未満の乳幼児の外来診療に100点を上乗せするなどの特例措置を認める事務連絡を発出した(「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取り扱いについて(その31)」)。14日に持ち回りで開催された中央社会保険医療協議会(中医協)での了… 2020/12/16 行政・制度
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《13》 小児の食物アレルギー、除去食からどう戻す? <救急医A>10カ月の小児の食物アレルギーに関する相談です。離乳食開始後、タラやタラを含むベビーフードで体を痒がるとのことで、アレルギー検査を行いました。結果はクラス1でしたが、0歳児で症状ありのため、除去食を考えております。今後、除去解除を行うときは、どのように進めるのがよいでし… 2020/12/09 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
再発または難治性の小児ALL/LBLにベネトクラクスとnavitoclax、化学療法の併用が有効な可能性【ASH2020】 ブリナツモマブ、イノツズマブ、CAR-T細胞療法など多くの治療を受けた再発または難治性の小児の急性リンパ性白血病/リンパ芽球性リンパ腫(ALL/LBL)に、BCL-2阻害薬ベネトクラクスとBCL-2/BCL-XL/BCL-W阻害薬navitoclax、化学療法の併用が有効な可能性が明らかとなった。フェーズ1試験で忍容性が… 2020/12/07 癌
JAMA Pediatrics誌から NICU患者の大腸菌の抗菌薬感受性の変遷 2009~17年の耐性割合に経時的変化はないが、アンピシリン耐性は6割以上 大腸菌(Escherichia coli)は新生児期の重篤な感染症の起炎菌として最も頻度が高い。米国Philadelphia小児病院のDustin D. Flannery氏らは、2009年から2017年までの期間に、米国内のNICUに入院していた患者から分離された大腸菌株の薬剤感受性の実態と経時的な変化について検討し、JAMA Pediatri… 2020/11/30 小児科
JAMA Network Open誌から 2歳未満の小児の解熱鎮痛に何を使うか? アセトアミノフェンとイブプロフェンを比較した系統的レビュー ニュージーランドAuckland大学のEunicia Tan氏らは、2歳未満の小児に対する短期的な解熱・鎮痛効果と安全性について、アセトアミノフェンとイブプロフェンを比較した研究の系統的レビューとメタアナリシスを行い、24時間以内の鎮痛と解熱はイブプロフェンの方が勝り、有害事象には有意差がなかっ… 2020/11/25 小児科
よりぬきメディクイズ●小児◎2019年11月号掲載 10歳男児。尿糖陽性 『日経メディカル』2019年11月号に掲載された小児のクイズです。患児は10歳の男児。小学校4年生でサッカークラブに所属しています。学校検尿で尿糖陽性を指摘され、精査を希望して病院の小児科を受診しました。自覚症状はなく、過去に尿糖陽性を指摘されたこともありません。家族歴として、父親が職… 2020/11/20 小児科 医師・医学生限定コンテンツ
日経メディクイズ●小児 2カ月男児。頻回の水様下痢、顔色不良 基礎疾患や周産期異常のない男児。1カ月検診時での体重増加は35g/日と良好だった。当初は完全母乳栄養であったが、生後2カ月(受診5日前)から不定期に人工乳を追加していた。受診3日前から軟便を認め、次第に水様下痢となった。排便回数は増加し、10行/日となった。活気低下し、顔色不良となり、当… 2020/11/19 小児科 医師限定コンテンツ
3歳幼児にシメチジン粉砕の処方は何の疾患? 以前から定期的に来局する3歳男児がいます。2歳ごろから頻繁に39℃を超す熱を出し、そのたびに扁桃腺が腫れたということで、解熱薬等の処方箋を持って来局していました。ある日、髄膜炎の疑いで入院し(結果的に髄膜炎ではなかったそうですが)、入院中からシメチジン(商品名タガメット他)を服… 2020/11/09 小児科
書籍「日経DIクイズ 小児疾患篇」より 牛乳アレルギー児が使える下痢止め 牛乳アレルギーの既往があり、医師から完全除去の指示が出ている7歳の男児Tくんとその母親が、土曜日の夕方、処方箋を持たずに来局し、次のように尋ねました。「子どもが昨日からお腹を壊しているのですが、明日の日曜日に家族で出掛ける予定があります。近くの小児科はもう閉まっているので、市… 2020/11/02 小児科
日経メディクイズ●小児 日齢6男児。緑色嘔吐 母30歳。妊娠経過で異常の指摘なし。在胎38週6日で体重3200g、正常経腟分娩で出生。アプガースコア8点/1分、9点/5分。全身状態は良好で、母児同室で直接授乳を開始した。日齢2、出生体重より-10%の体重減少を認め、人工乳を追加。経過中排便あり。日齢3、ミルク様~緑色嘔吐を数回認めたが、日齢4に… 2020/10/22 小児科 医師限定コンテンツ
どうする?母乳とミルクで悩む母親への授乳指導 産科病棟で働く新人看護師です。病棟で産褥婦を受け持つようになり、授乳に悩む母親が多いと感じています。授乳指導の場面で最近気になるのが、母乳育児を希望する母親、ミルクをあげることに抵抗感を持つ母親が多いことです。母乳育児とミルク育児で悩んでいる母親に授乳指導を行う際、どんな知識… 2020/10/05 小児科
[CASE09-02] 訪問看護で地域を巻き込み子育てをサポート! 脊髄損傷(C8Th1)にて不全麻痺があり車椅子生活をされているIさん。リスクを抱えながらも妊娠、32週で低出生体重児を出産。しかし転居先の役所と良好なコミュニケーションがとれず、サービス導入ができずにいたことから、よつばスタッフが訪問看護として入ると同時に、多職種連携に向けて介入を始… 2020/09/30 医療提供体制
小児に漢方薬を上手に飲ませる新しい技 ミルで顆粒を粉砕し、粉末に 最近、隣の小児科の副院長が若い医師に変わり、処方が変化してきました。漢方薬による治療に積極的に取り組んでいるようで、処方箋に漢方薬をよく見かけるようになったのです。そこで出てきた問題が、漢方薬が飲めないお子さんが多い、ということです。… 2020/09/28 小児科
日経メディクイズ●小児 11歳女児。右耳前部の腫脹と疼痛 生来健康な11歳女児。入院10日前から右耳前部の腫脹が出現した。腫脹の増大傾向と微熱を認めたため入院2日前に当科を受診。セフジニル内服を開始したが改善なく、精査加療のため入院とした。 2020/09/23 小児科 医師限定コンテンツ
トピック◎感染研が感染症発生動向調査を基に分析 20歳未満COVID-19例、重篤肺炎2例、死亡ゼロ 「小児はSARS-CoV-2に感染しにくいとは判断できない」 日本で確認された20歳未満の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症例では、重篤肺炎例は2例にとどまり、死亡例はなかったことが明らかになりました。また、18歳未満の小児の報告数は少ない一方で、19歳の報告数は18歳以下の2~3倍だった点も特徴の1つでした。国立感染症研究所が9月16日、感染症… 2020/09/18 感染症
Journal of Pediatrics誌から 無症候の小児でもCOVID-19の感染源になり得る 米国の研究で小児の鼻咽頭ウイルス量が成人のCOVID-19患者を上回る 米国Massachusetts総合病院(MGH)のLael M. Yonker氏らは、学校再開がCOVID-19の流行に与える影響を評価するために、米国の小児のSARS-CoV-2ウイルス量、ACE2発現レベル、血清抗体価などを調べ、軽症や無症候の小児でも成人のCOVID-19入院患者よりウイルス量が多かったことを報告した。結果はJou… 2020/09/18 感染症
小児の不明熱、どう看護したらいい? 小児科に配属になった新人看護師です。入院してくる患児のほとんどに病名がついています。ですが、まれに不明熱の患児が入院することもあり、病名がはっきりしない点に戸惑っています。不明熱で入院してきた患児の看護について教えていただきたいです。発熱時の看護に準じていればよいのでしょうか… 2020/09/14 小児科
「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」が始動 HPVワクチンの啓発で悲しい現実を変えたい! 「みんパピ!」仲間募集中 皆さま、はじめまして。私は「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」(以下、みんパピ!)に参画している、小児科医の坂本昌彦といいます。みんパピ!は、HPV(ヒトパピローマウイルス)に関する正確な情報を分かりやすく提供することを目的とした団体です。正確な情報を知ることで、結果と… 2020/09/07 感染症
[CASE09-01] 障害をもつ母親の子育てをどうサポート? 子供のころの事故で脊髄損傷(C8Th1)にて不全麻痺があるIさん。車椅子生活になるも大きな体調の変化はなく過ごし、30歳で結婚した。妊娠・子育てには体力的自信がなかったため、子供はつくらないつもりであったが、やはり欲しくなり、夫婦で決意して妊娠。32週で出産に踏み切った。転居先の役所で… 2020/08/26 小児科
消化器Q&Aシリーズ《16》 「便から細くて長いものが出た」3歳児。これってサナダムシ? <総合診療医>小児の無症候性のサナダムシ感染疑いに関して。寄生虫疾患(サナダムシなど)の可能性について先生方のご意見うかがえないでしょうか。UptodateのTapeworm infectionsを参照すると、添付写真と似たような画像を見つけました。またサナダムシは種類によっては小児がCommonなようです(… 2020/08/21 消化器 医師限定コンテンツ
日経メディクイズ●小児 13歳女性。左室肥大 学校検診の心電図検査で左室肥大が指摘され、当科を受診した。本人に自覚症状はない。家族歴、既往歴、内服薬に特記すべきことなし。受診時の血圧は143/86mmHg(左右差・上下肢差なし)、身長153cm(-0.1SD)、体重40kg、BMI 17.1。甲状腺腫大なし。浮腫なし。血管性雑音は聴取されず。尿所見は正常… 2020/08/19 小児科 医師限定コンテンツ
日経メディクイズ●小児 0歳6カ月男児。発熱、咳嗽、皮疹 在胎42週正常分娩。生後2カ月から苔癬状粃糠疹(たいせんじょうひこうしん)として治療されている。入院6週前より咳嗽が出現し、1日だけ発熱し自然解熱。咳嗽は徐々に悪化し、2週前に近医を受診し感冒と診断された。改善せず4日前に発熱し、再診。努力呼吸と酸素飽和度低下を認め、胸部X線写真で肺… 2020/07/15 小児科 医師限定コンテンツ
産後の家族を支える! 母子手帳は情報の宝庫 よくある乳児の皮膚トラブルによる受診です。一緒に来ているのは母親。家庭医・総合診療医はこのような親子にどのような関わりを持てるのでしょうか?【バックヤードにて】関看護師:五藤先生、次の方いいですかー? 患者さんは生後1カ月半の男の子です。地域の役員さんを長年している山本さんの… 2020/07/13 産婦人科
皮膚科Q&Aシリーズ《12》 乳児の腰部に赤い皮疹。これって苺状血管腫? <小児科医>お世話になってます、皮疹について教えてください。友人から、生まれた子どもにこんな皮疹があるんやけど苺状血管腫やろうか?と相談受けました。痛みとかはないみたいで、苺状血管腫にしてはなんか違う感じもするし……といった形で、自分の後学のためにもこんな皮疹って鑑別に何が上… 2020/07/10 皮膚科 医師限定コンテンツ
よりぬきメディクイズ●小児◎2019年8月号掲載 日齢26女児。哺乳不良、意識障害 『日経メディカル』2019年8月号に掲載された小児のクイズです。患児は日齢26の女児。在胎37週、出生体重2408gの双胎第1子です。来院前日の20時、22時の哺乳は普段より飲むペースが遅めでした。2時に哺乳させようとしましたが哺乳しませんでした。6時にはぐったりした様子だったので、総合病院の救急… 2020/07/03 小児科 医師・医学生限定コンテンツ
トピック◎国立感染症研究所と医薬基盤・健康・栄養研究所が発表 アボカドから抗エンテロウイルスD68化合物発見 国立感染症研究所と医薬基盤・健康・栄養研究所の研究グループが、アボガドの中に、高活性の抗エンテロウイルスD68(EV-D68)化合物が多く含まれることを発見。6月22日付で、ACS Infectious Diseases誌のウェブ版に論文が発表されました。今後の研究によって、食物由来の物質でウイルス感染を制御す… 2020/06/26 小児科
JAMA誌から 全身の炎症を起こしたCOVID-19小児患者の症例 米国では川崎病やTSSに似た症状と異なる特徴の両方あり 小児のCOVID-19発症は成人に比べ少ないと考えられているが、まれにCOVID-19関連と見なされる川崎病または毒素性ショック症候群(TSS)の特徴を示す小児患者の発生が報告されている。米国Columbia大学Irving医療センターのEva W. Cheung氏らは、COVID-19に感染し、重度の炎症性疾患を起こしたニュ… 2020/06/25 感染症
日経メディクイズ●小児 13歳女児。低身長 2年前から易疲労感、食欲低下を認めた。1年前の学校健診で低身長を指摘されたが受診せず、今年の学校健診でも再度低身長、成長率低下を指摘されたため当院を受診した。問診では「夜に起きて水を飲む」、「人とぶつかりやすくなった」という訴えを認めた。… 2020/06/23 小児科 医師限定コンテンツ
よりぬきメディクイズ●小児◎2019年6月号掲載 1歳10カ月男児。食物アレルギー精査 『日経メディカル』2019年6月号に掲載された小児のクイズです。患児は1歳10カ月の男児。生後3カ月頃から、顔と体に湿疹が多い状態が続いていました。生後5カ月の時に近隣の小児科を受診して、アトピー性皮膚炎と診断されました。食物アレルギーの関与を検討するために、生後6カ月時に特異的IgE抗体… 2020/06/19 小児科 医師・医学生限定コンテンツ
Lancet Child & Adolescent Health誌から 敗血症性ショックを起こした小児のCOVID-19患者 炎症マーカーが上昇し腹痛を訴える肥満の小児に要注意か? 小児は成人よりCOVID-19にかかりにくく、重症になることはまれだ。スイスGeneva大学のCecilia Dallan氏らは、敗血性ショックを起こした小児のCOVID-19患者3例について、臨床的特徴を報告した。結果はLancet Child and Adolescent Health誌電子版に2020年5月19日に掲載された。… 2020/06/05 感染症
JAMA誌から 小児がCOVID-19にかかりにくい理由の有力仮説 小児は成人より鼻腔上皮のACE2遺伝子の発現量が少ない COVID-19患者に小児が占める割合は2%未満と少ないことが知られている。しかし、小児が成人より感染しにくい理由は明らかではない。米国Icahn School of Medicine at Mount SinaiのSupinda Bunyavanich氏らは、喘息のバイオマーカーを探る研究で、鼻腔上皮細胞の遺伝子発現を調べており、小児では… 2020/06/04 感染症
Lancet誌から イタリアで川崎病様疾患患者が急増 過去5年間に比べCOVID-19の流行期間中の患者数が30倍に イタリアPapa Giovanni XXIII病院のLucio Verdoni氏らは、同国ロンバルディア地方でCOVID-19の流行期間中に、川崎病と同様の特徴を示す小児患者が増えており、過去5年間に同病院の小児科に入院した川崎病患者の約30倍の頻度に増加したと報告した。状況はLancet誌電子版に2020年5月13日に掲載され… 2020/06/01 感染症
インタビュー◎将来的に予防可能な子どもの死を防ぐチャイルド・デス・レビュー 2022年CDR法制化予定、非専門医はどう関与? Child Death Review(CDR)は、将来的に予防可能な子どもの死亡を減らすことを目的とした制度。子どもが死亡した際に、様々な機関や専門家(医療関係機関、行政機関、教育関係者、警察、消防など)が協力して、既往歴や生活歴などの背景、死亡原因に関する様々な情報を収集し、多角的に検証するこ… 2020/05/29 小児科
ヒトミルクオリゴ糖の実用化、日本でも期待 都内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数がようやく1桁になってきました。東京都港区にある弊社(日経BP)には4月以降は数日程度しか通勤していませんでしたし、取材の多くはオンラインになっています。それでも、ようやく環境が整ってきました。最前線で頑張っている医療や介… 2020/05/25 感染症
日経メディクイズ●小児 11歳女児。労作時息切れ、易疲労感 2歳時に気管支喘息と診断され、発作時のみ加療されていた。他に特記すべき既往や家族歴はない。入院3カ月前より易疲労感に気付いた。学校まで1.2kmの道のりを以前は20分程度で登校していたが、すぐに息が切れ1時間以上かかるようになったほか、階段は休みながら上るようになった。近医を受診し気… 2020/05/23 小児科 医師限定コンテンツ
NEWS◎NPO法人が10万人のアプリデータを基に解析 COVID-19の影響で小児のワクチン接種率急減 多くの小児科医は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による小児のワクチン接種率の低下を危惧していたが、それが実際に起こっていることがこのほど明らかになった。2019年11月以降に生まれた乳児のワクチン接種率が低下しており、かつ、2019年12月以降に1歳になった小児のワクチン接種… 2020/05/20 小児科
JAMA Pediatrics誌から COVID-19小児患者の系統的レビュー 1065人のほとんどが軽症、1~2週間で回復、PICU入院は1例 SARS-CoV-2の感染予防戦略や、COVID-19に対する最適な治療を明らかにするための努力が続けられているが、成人患者に比べ小児患者に関する情報は少なかった。イタリアFondazione IRCCS Policlinico San MatteoのRiccardo Castagnoli氏らは、2019年12月1日から2020年3月3日までに公開された論文の中… 2020/05/19 感染症
過去最高薬価1億6700万円、ゾルゲンスマの実力 1発治療で効果続く遺伝子治療、脊髄性筋萎縮症へのアプローチも一変 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は5月13日、ゾルゲンスマ(一般名オナセムノゲン アベパルボベク)を1治療当たり1億6707万7222円として薬価収載した。これは現在、日本で保険適用されている薬の中で最高額となる。薬価に注目が集まりがちだが、「治療法や効果を考えると適正で、患… 2020/05/18 小児科
発達障害に伴う睡眠障害に待望の新薬「メラトベル」 このところ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話題ばかりで暗い気持ちになりがちでしたが、小児科領域でちょっとうれしい話をご紹介します。既に知っている方も多いかと思いますが、2020年3月25日、日本でもメラトニン受容体作動性入眠改善薬が製造販売承認されました。… 2020/05/18 小児科
整形外科Q&Aシリーズ《13》 スポーツ少年の骨端症、安静が保てない場合の対処法は? <泌尿器科医>整形外科の外来フォローに関する質問です。osgood-schlatter病(12歳男児)と踵骨骨端症(11歳男児)で外来フォローしている患者さんがいるのですが、症状改善まで安静とはしているものの学校やクラブチーム内の環境、大切な試合を控えているなどなかなか安静が保てない状況です。こ… 2020/05/14 骨・関節・筋 医師限定コンテンツ
NEWS◎日本川崎病学会による緊急アンケート速報 川崎病症状を伴うCOVID-19、日本では認めず 英国、米国、フランス、イタリア、スペインなどの欧米各国において、川崎病に類似した症状を呈する小児例が相次いで報告され、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との関連が指摘されている。これを受けて、日本川崎病学会は5月1日~2日にかけて、同学会運営委員56人を対象にメールによる調査を… 2020/05/08 感染症
トピック◎こんなときどうする? 新型コロナウイルス感染症における悩ましいケース COVID-19、親PCR陽性で子は陰性、どう対応? 母子家庭、祖父母は基礎疾患あり……読者調査結果を識者が読み解く 母子家庭の親がPCR検査陽性となり、小さな子どもは陰性だった。祖父母は遠い田舎にいるが、基礎疾患があり呼び寄せるのは難しそうだ。親は重症ではないが、無症状というわけでもない──こんなケースにどう対応するべきか……。 小児では軽症例が多いことなどもあり、新型コロナウイルス感染症(… 2020/05/04 感染症
日経メディクイズ●小児 1歳8カ月、男児。口腔内が白い 周産期歴および発達歴に明らかな異常はなかった。1歳6カ月頃より口腔内が白いことに気付き、近医を受診した。処方された外用薬で一旦改善したが、しばらくして再燃するエピソードを反復していた。診察時、舌の白苔を認めた(写真1)。指間部にも発赤を認めたが、他に明らかな症状はない。… 2020/04/21 小児科 医師限定コンテンツ
NEJM誌から 武漢小児病院の入院患者171人の特徴 重症化する患者は少ないが腸重積があった1人は死亡 中国政府から武漢市で16歳以下のSARS-CoV-2患者の治療施設に指定されていた武漢小児病院のXiaoxia Lu氏らは、1月28日から2月26日までに同病院に入院したSARS-CoV-2感染確定例171人の特徴を、NEJM誌電子版のCORRESPONDENCEに2020年3月18日に報告した。… 2020/04/02 感染症