厚生労働省が第2版をウェブサイトに公表 乳幼児編が加わった「抗微生物薬適正使用の手引き」公開 厚生労働省健康局結核感染症課は12月5日、『抗微生物薬適正使用の手引き』の第2版を厚労省のウェブサイト上で公開した。第2版では、第1版で対象外としていた生後3カ月から学童期未満の乳幼児に対する注意点などを加えた。… 2019/12/11 感染症
小児のかぜに対する“フルコース処方”は必要? 前回の記事で、日本でよく処方される小児の粉薬やシロップ剤は、カナダではまず処方されないと紹介しました。今回は、その理由を説明したいと思います。 2019/12/09 海外
小児CMLにおいてもTKI中断が成人と同様に実施できる可能性【ASH2019】 小児の慢性骨髄性白血病(CML)患者においても、チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の投与を3年以上受け、2年以上分子遺伝学的完全寛解(MR4.0)が維持されていれば、造血幹細胞移植(HSCT)を受けた後に再発した患者も含めてTKI投与を中断できる可能性が明らかとなった。また、投薬中断前のイマチニ… 2019/12/08 癌
医師3636人に聞いた「ゾフルーザを小児に使いますか」 医師の半数強が「ゾフルーザは小児に使わない」 「積極的に使う」との回答はわずか0.9% 12歳未満の小児に対し、抗インフルエンザ薬のバロキサビル マルボキシル(商品名ゾフルーザ)をどう使うか―─。日本感染症学会が「慎重投与」、日本小児科学会が「積極使用を推奨しない」とする中、本誌調査では医師の55.6%が「使用しない」とし、「積極的に使用する」との回答は0.9%だった。日… 2019/12/06 感染症
「舌圧子」使いになろう 卒後何年目であろうと、専門とする領域が何であろうと、「舌圧子」を見たことも、触れたこともないという医師はそうそういないだろう。今回は、そんな舌圧子の使い方について明日役に立つかもしれないトリビアを共有しよう。 そもそもあなたは、よく見かけるディスポーザブルな木製舌圧子の添付… 2019/12/02 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
第2回 【動画】4歳。高熱、咽頭痛 小児科医として長年の経験を持つ横井氏が演じた咳から疾患を当てるこのコラム。今回は高熱で咳き込み、食べられないと訴える4歳の患者さんの咳を演じていただきます。(2分31秒) 2019/11/29 小児科
トレンド◎ICUでの抗菌薬の適正使用を考える 小児重症感染症へのTAZ/PIPC投与はAKIリスクを上げる? 最近、小児の重症感染症に対するβラクタム系抗菌薬であるタゾバクタム/ピペラシン合剤(TAZ/PIPC)の投与について、「他のβラクタム系抗菌薬(APBL)よりも急性腎障害(AKI)のリスクが高まる」という論文が米国から報告された。… 2019/11/28 感染症
第1回 【動画】小児の咳、見分けられますか? 咳といっても、実際はさまざま。文字で表現しにくい各種の咳について、横井こどもクリニックの横井茂夫氏に実際に演じて解説していただくコラムです。 初回は横井先生の自己紹介と共に、小児科外来でよくみられる4種類の咳を実演していただきます。(3分3秒)… 2019/11/22 小児科
日経メディクイズ●小児 12歳男児。動悸・息苦しさ 当院受診前日の昼頃、運動中に動悸・吐き気および左肩痛を認めた。帰宅後も症状は持続し、同日の夜に脈拍が速いことを自覚した。当院受診日、休日診療を手掛ける医療機関を受診し、心拍数180~190回/分の頻脈を認めたため、当院に救急搬送された。… 2019/11/20 小児科 医師限定コンテンツ
JAMA誌から 化学療法を受けた小児の真菌症予防効果のRCT 推奨薬のフルコナゾールよりカスポファンギンが有望 米国Children's Hospital of PhiladelphiaのBrian T. Fisher氏らは、急性骨髄性白血病(AML)で化学療法を受け、好中球減少状態にある小児や若年成人患者を対象に、侵襲性真菌感染を予防するためにフルコナゾールまたはカスポファンギンを投与するランダム化比較試験(RCT)を行い、カスポファン… 2019/11/20 癌
JAMA Pediatrics誌から 幼児のスクリーンメディア使用、脳への影響は? 使いすぎると脳の読み書き能力を司る部位の微細構造が不完全になる可能性 スクリーンメディア(テレビやPC、スマートフォン、タブレットなど)の利用は乳児期に始まり、年齢上昇と共に利用機会が増えている。米国Cincinnati Children’s Hospital Medical CenterのJohn S. Hutton氏らは、3~5歳の小児47人を対象に、認知機能評価やMRI検査の結果と、親が回答したスクリー… 2019/11/19 小児科
子どものかぜへの鎮咳薬、なぜ避けるべき? 1歳男児。発熱、鼻水、咳があり、心配した母親に連れられて来院。「経過からはウイルス性の感冒が疑われる。長引いたり症状が悪化したりするようなら再診するよう伝えようとしたところ、母親に『咳がつらそうでかわいそうなので、何か薬を出してほしい』と頼まれた。抗菌薬は出せないが、鎮咳薬なら… 2019/11/05 小児科
JAMA Neurology誌から 小児の脳梗塞にも血栓回収療法は推奨できる? 欧米の27施設で血栓回収療法を受けた小児73人の成績を評価 主要な脳血管が閉塞した成人患者の場合、血栓溶解治療と共にデバイスによる血栓回収療法が推奨されているが、この治療が小児患者にも推奨できるかどうかは明らかではなかった。ドイツMuenster大学病院のPeter B. Sporns氏らは、欧米の27施設で血栓回収療法を受けた小児患者73人のアウトカムを検討… 2019/11/01 小児科
日経メディクイズ●小児 5カ月男児。BCG接種部位の局所反応 周産期に異常はなく、生来健康であった。近医でBCGを接種し、翌日より接種部位の発赤が出現した。接種医による経過観察がなされたが、以後も経時的な局所反応の増強を認めたため、接種後9日目に紹介となった。体温36.7℃、心拍数120回/分、呼吸数40回/分、収縮期血圧80mmHg。活気良好、大泉門平坦… 2019/10/31 小児科 医師限定コンテンツ
赤ちゃんの沐浴法、どう指導したらいいの!? はじめまして。私は、小児科に勤務する新人看護師です。今回初めてご家族に沐浴の指導をすることになりました。初めての家族指導で緊張しているのと、ご家庭での沐浴についてのイメージが湧かず、どのように指導したらよいものかと悩んでいます。… 2019/10/28 コメディカル
JAMA Pediatrics誌から 熱性痙攣の再発回数が増えると要注意 3回以上再発を経験した小児はてんかんや精神疾患のリスクが増加する デンマークAarhus大学のJulie Werenberg Dreier氏らは、同国で出生した小児約200万人を対象とする前向きコホート研究を行って、熱性痙攣の再発の回数が多くなると、その後にてんかんや精神疾患と診断されるリスクが高くなったと報告した。結果はJAMA Pediatrics誌電子版に2019年10月7日に掲載され… 2019/10/25 小児科
鏡を見るだけで心拍数計測、受託開発や提携に注力 鏡を見て数秒待つと心拍数が分かる──。システム開発を手掛けるシーエーシー(CAC)は、映像から非接触で心拍数を推定するソフトウエア「リズミル」を開発し、展示会「クロスヘルス EXPO 2019」(2019年10月9日から11日)で展示した。… 2019/10/25 小児科
授乳婦にゾフルーザを投与しても大丈夫か? まだまだ暑い日が続く9月初旬、当薬局にインフルエンザの患者さんが2人やってきました。今シーズンは流行の時期が早まる予感がします。2019年10月に、大分県薬剤師会から「パロキサビル マルボキシル(商品名ゾフルーザ錠)の授乳婦への投与について」というお知らせが、大分県下の薬局に配布されま… 2019/10/24 小児科
今シーズンのインフルエンザ治療指針を発表 日本小児科学会、ゾフルーザは「小児への積極的な投与を推奨しない」 日本小児科学会は10月21日、「2019/2020シーズンのインフルエンザ治療指針」を発表した。インフルエンザ治療指針は、同学会の新興・再興感染症対策小委員会などがまとめたものだ。 2019/10/23 感染症
第39回 寝返りができるまで離乳してはいけない? 改定された「授乳・離乳の支援ガイド」を読む 初めての育児はお母さんにとってストレスがたまるものです。特に授乳や離乳はハードルが高く、様々な疑問や悩みに遭遇します。そうしたお母さんを指導するために、厚生労働省から出されている指針、「授乳・離乳の支援ガイド」をご存じですか。そのガイドラインが約10年ぶりに改定されたので、私… 2019/10/21 小児科
日経メディクイズ●小児 10歳男児。尿糖陽性 周産期に異常なく、発達歴も正常。現在、小学校4年生でサッカークラブに所属し、レギュラー。学力は平均並みで、不登校なし。既往歴なく、継続的な薬物使用歴なし。学校検尿で尿糖陽性を指摘され、精査を希望し当科を受診した。自覚症状なく、最近は大きな体重の変化はない。… 2019/10/18 小児科 医師限定コンテンツ
Lancet誌から 重度の未熟児網膜症にラニビズマブが有望 有意差はなかったがレーザー治療より成績がよさそう 重症の未熟児網膜症(ROP)患者に対して、抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬の適用外使用が世界的に増えているが、有効性と安全性に関するデータは不足していた。ドイツGreifswald大学医療センターのAndreas Stahl氏らは、オープンラベルのランダム化比較試験RAINBOWを実施し、ROP患者に対する、ラニ… 2019/10/03 産婦人科
小児の急性中耳炎に抗菌薬を出しますか? 3歳男児。数日前から咳嗽、鼻汁があり、昨日から発熱したため小児科外来を受診。体温は38.0℃。「耳痛はなかったが、母親から『最近よく耳を触るんです。中耳炎がないか心配です』と言われた。鼓膜を観察すると、右の鼓膜が全体的に発赤していたため右急性中耳炎と診断したが、抗菌薬を処方する必要… 2019/10/03 小児科
トレンド◎国内臨床研究でエビデンス、治験もスタート 近視進行抑制にアトロピン点眼、注目集まる 屋外活動で「バイオレットライト」を浴びるのも有効か 0.01%アトロピン点眼は、プラセボ点眼と比べて、日本人学童の近視の進行を有意に抑制した――。2年間にわたる「近視学童における0.01%アトロピン点眼剤の近視進行抑制効果に関する研究(ATOM-J Study)」(責任医師:京都府立医科大学特任講座感覚器未来医療学教授の木下茂氏)の結果が、このほ… 2019/10/01 眼科
NEWS◎標準的な接種期間は初回が生後2カ月から ロタウイルスワクチンの定期接種化、来年10月に開始 第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会 厚生労働省は2019年9月26日、第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(部会長=国立感染症研究所長の脇田隆字氏)を開催した。この中で、ロタウイルスワクチンの定期接種化に向けて具体的な規定や接種方法について審議し、一部の項目を除いて、おおむね了承した。… 2019/09/27 感染症
日経メディクイズ●小児 13歳女児。繰り返す発熱 当科入院1カ月前に発熱あり、近医で抗菌薬を処方されたが、夜間のみの微熱が持続し、前医に入院した。腹部造影CT検査で腎実質に楔状の陰影欠損を認め、巣状細菌性腎炎の診断でセフトリアキソン点滴が行われた。数日で解熱して退院したが、1週間前から再び夜間の発熱が持続し、腎機能悪化を指摘さ… 2019/09/20 小児科 医師限定コンテンツ
10歳代に増えるOTC薬の乱用、やっぱり危険! 先日、ちょっと気になるニュースを目にしました。厚生労働省研究班の薬物乱用実態調査によると、2018年に薬物依存で精神科の治療を受けた10歳代患者の4割以上が、市販の鎮咳薬やかぜ薬などを乱用していたということです。2014年の時点では確認されていなかった事象のようで、近年広がりを見せてい… 2019/09/19 小児科
甘い抗菌薬が苦手な子ども ご存じの方も多いと思いますが、セフジニル細粒10%小児用(商品名セフゾン他)は、とても甘い抗菌薬です。子どもが喜んで飲んでくれるため、医師にとっても処方しやすい抗菌薬の1つです。 2019/09/17 小児科
コンサータ処方前の患者情報の登録を義務化へ 新たな流通管理は2019年12月1日より実施予定 厚生労働省は2019年9月4日、小児期の注意欠如・多動症(ADHD)治療薬のメチルフェニデート塩酸塩(商品名コンサータ)について、新たに患者情報の登録を義務付け、医師の登録要件を厳格化するなど、流通管理を大幅に変更する旨を通知した。… 2019/09/11 小児科
JAMA Pediatrics誌から 妊娠中はフッ素添加水道水を避けた方がよい? 高濃度のフッ素曝露は児が3~4歳になった時点のIQ低値に関係する カナダYork大学のRivka Green氏らは、環境中の化学物質が母子の健康に与える影響を調べるためのコホート研究のデータを用いて、妊娠中のフッ素曝露と生まれた子供が3~4歳になった時点のIQの関係を検討し、虫歯予防を目的とする水道水へのフッ素添加が行われている地域に住む女性は、妊娠中は水道… 2019/09/06 産婦人科
2018/19シーズン・インフルエンザ治療レビュー調査(その2) ゾフルーザ処方医師の12%が症状遷延を経験 「小児への使用は避けるべき」は63.8%が支持 昨シーズン、ゾフルーザを処方した医師1580人のうち12.0%が,発熱などの症状が遷延した症例を経験していました。 2019/09/03 感染症
2018/19シーズン・インフルエンザ治療レビュー調査(その1) 主に使った抗インフルエンザ薬の第1位は 本格的なデビューシーズンだったゾフルーザは3位 昨シーズン、医師が主に使用した抗インフルエンザ薬の第1位は、タミフル(49.4%)だった。2位はイナビル(22.8%)で、新薬であるゾフルーザは15.6%で3位に入った。 2019/09/02 感染症
JAMA Pediatrics誌から 妊婦のビタミン服用でエナメル質欠損が減少 高用量ビタミンD3投与で、子が6歳時点のエナメル質欠損が半減 先進国では小児のう歯の有病率は減少している一方で、近年、エナメル質欠損に対する注目が高まっている。デンマークCopenhagen大学のPia Elisabeth Norrisgaard氏らは、妊婦に対する高用量ビタミンD3投与が、生まれた子の喘息を減らせるかどうかを調べたランダム化比較試験(RCT)のデータを事後… 2019/08/27 産婦人科
日経メディクイズ●小児 生後4カ月児。頸部腫瘤、吸気性喘鳴 生来健康な生後4カ月児。当院入院の1週間前頃より、感冒症状を認めた。徐々に就寝中に喘鳴を起こし、苦しい様子で夜間起きることがあった。入院当日に前医を受診。意識清明でバイタルサインに異常はなかった。診察上、吸気性喘鳴を聴取した。頭頸部MRIが実施され、咽後膿瘍が強く疑われた(写真1… 2019/08/25 小児科 医師限定コンテンツ
小児感染症科の10年を振り返って 寄稿◎堀越裕歩(WHO疫学コンサルタント) 2010年にトロント小児病院での臨床留学から帰国し、東京都立小児総合医療センターで感染症科を立ち上げて、当時の日本国内では珍しい、網羅的に小児の感染症を研修できる環境を整備してきた同時に日本小児感染症学会では、小児感染症の専門医制度の創設に携わるというチャンスにも恵まれた。2017… 2019/08/21 小児科
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界 抗体が2つの標的を同時に認識して得られる革新的な効果 血友病や白血病の治療に使える「二重特異性抗体」 血液疾患治療は新薬が続々と登場したことで新たなステージに突入した。さらに遺伝子操作などの最先端技術は、血液細胞を“改造”することで、新しい治療法を生み出し始めている。本特集では、血液に関連した最新技術を紹介する。… 2019/08/20 小児科
妊婦・授乳婦の服薬指導(1)解熱鎮痛薬の服用をためらう授乳婦 授乳中の服薬は控えた方がいい? 生後3カ月の子どもがいます。発熱したため受診したら、解熱剤が処方されました。先生は「薬は飲んでいい」と言ったのですが、母乳に出るのではないかと心配です。(31歳女性) 2019/08/19 医薬品
HPVワクチンによる子宮頸癌の予防効果やWHOの見解も添付資料で紹介 いすみ市、「HPVは定期接種」周知に向け個別通知を開始 子育て支援日本一を目指し、独自の費用助成で小児へのワクチン接種を積極的に進めている千葉県いすみ市が、このほど、子宮頸癌予防のためのヒトパピローマ(HPV)ワクチン接種について、定期接種であることを周知するための通知を開始した。国の通知を受けて積極的な接種勧奨が差し控えられている… 2019/08/09 感染症
日経メディクイズ●小児 日齢26女児。哺乳不良、意識障害 在胎37週、出生体重2408g の双胎第1子。帝王切開で出生した混合栄養児である。来院前日20時、22時の哺乳は普段と比べて緩徐だった。2時に哺乳させようとしたが哺乳しなかった。6時にはぐったりした様子であったため、総合病院救急外来を受診した。… 2019/07/25 小児科 医師限定コンテンツ
【新薬】リスデキサンフェタミン(ビバンセ) 小児AD/HDに2番目の中枢神経刺激薬が登場 2019年5月22日、注意欠陥/多動性障害治療薬リスデキサンフェタミンメシル酸塩(商品名ビバンセカプセル20mg、同カプセル30mg)が薬価収載された。本薬は3月26日に製造販売が承認された。適応は「小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)」、用法用量は「1日1回30mg、朝に投与。症状により、1… 2019/07/12 精神・神経
JAMA Oncology誌から 全身麻酔回数増加は小児の認知機能に影響する 急性リンパ芽急性白血病サバイバーを追跡したコホート研究 化学療法を受けて長期生存している小児の急性リンパ芽急性白血病(ALL)サバイバーでは、神経認知機能障害リスクが高いことが知られている。米国St Jude小児研究病院のPia Banerjee氏らは、ALLサバイバーを追跡するコホート研究を行い、全身麻酔薬の累積用量や使用期間の長さは、化学療法薬の神経… 2019/07/08 麻酔科
循環器Q&Aシリーズ《10》 LAH指摘も無症状の小児。経過観察でいい? <内科医A>健診での心電図異常に関する質問です。特記すべき既往歴のない12歳女児。胸痛や動悸、呼吸困難などの症状は全くなく無症状です。失神歴などもありません。健康診断で「左脚前枝ブロック」を指摘され、当院紹介となりました。突然死や心疾患の家族歴もありません。… 2019/07/05 循環器 医師限定コンテンツ
感染症後に求められる「登校許可証」の謎 西日本でインフルエンザや手足口病が流行しているようです。「ようです」とか言っていますが、先日うちの息子もインフルエンザになりました。連日40度を超える発熱でしんどそうにしているのですが、僕にできるのは励まし程度。幼稚園を休んでゲームで遊び放題、という元気もなくひたすら寝ていま… 2019/06/27 救急医療・集中治療
日経メディクイズ●小児 6歳女児。発熱、咽頭痛、皮疹 生来健康な女児。14日前から夜間に高くなる発熱、咽頭痛が出現し、10日前から四肢に皮疹が出現し次第に増加した。近医にてセフジトレンピボキシル、トスフロキサシンを投与されたが発熱が持続した。7日前より軽度の眼球結膜充血と口唇発赤を認め、川崎病を疑われて前医に入院し、2回の免疫グロブ… 2019/06/23 小児科 医師限定コンテンツ
JAMA Pediatrics誌から 団体競技参加が辛い経験をした小児に役立つ? 思春期のチームスポーツ参加が成人後のうつ病や不安症のリスクを軽減 小児期の有害な経験(ACEs)は、長期にわたって精神的な健康状態を悪化させる可能性がある。しかし、そうした悪影響の軽減に役立つ要因に関する研究はほとんど行われていなかった。米国California大学Los Angeles校のMolly C. Easterlin氏らは、米国の若い人々を対象に、ACEs曝露のある小児が中高… 2019/06/19 小児科
よりぬきメディクイズ●小児◎2018年4月号掲載 3歳男児。呼吸困難 『日経メディカル』2018年4月号に掲載された小児のクイズです。患者は、25分間持続する全身性強直間代性痙攣を生じたため、救急搬送されて入院した3歳の男児です。入院1週間前から鼻汁、前日から湿性咳嗽が出ていました。アデノウイルス扁桃炎に伴う複雑型熱性痙攣として入院した翌朝、突然の呼吸困… 2019/06/14 小児科 医師・医学生限定コンテンツ
よりぬきメディクイズ●小児◎2018年6月号掲載 3歳女児。掌蹠に痒みを伴う多発性の水疱・膿疱 『日経メディカル』2018年6月号に掲載された小児のクイズです。患者は3歳の女児。乳児期からアトピー性皮膚炎があり、近隣の小児科で治療を受けていました。1カ月ほど前から、手のひらや足の裏に小水疱が出現し、次第に増加。痒くて夜間も眠れず、四肢や体幹も掻くため、小丘疹、掻破痕が全身に広が… 2019/06/07 小児科 医師・医学生限定コンテンツ
液体ミルクの特徴を知りたい 最近、母乳の代わりとなる液体ミルクが発売されたというニュースを見ました。薬局薬剤師として知っておくべきポイントを教えてください。 (匿名) 2019/05/29 コメディカル
BMJ誌から 早産児は中年期まで慢性腎臓病リスクが高い スウェーデンの全国コホート研究で最長43年追跡 米国Mount Sinai医科大学のCasey Crump氏らは、スウェーデン国民を対象とした出生登録と病院登録データを照合し、1973~2014年に生まれた子どもを最長で43歳になるまで追跡し、慢性腎臓病(CKD)発症リスクを調べたところ、早産で生まれた子どもは小児期から中年期までにCKDを発症するリスクが高… 2019/05/29 腎・泌尿器
日経メディクイズ●小児 1歳10カ月男児。食物アレルギー精査 生後3カ月頃より顔面と体幹に湿疹が多い状態が続き、生後5カ月時に近医小児科を受診してアトピー性皮膚炎と診断された。 保湿剤とステロイドの外用療法で治療が開始され、食物アレルギーの関与を検討するために生後6カ月時に特異的IgE抗体価の測定が行われた。その結果から鶏卵や牛乳、大豆、鶏… 2019/05/25 小児科 医師限定コンテンツ
リポート◎「授乳・離乳の支援ガイド」が12年ぶりに改定 離乳とアレルギーの関係は? 気になる改定「ガイド」の中身 食物アレルギーの最新知見を基に新たな見解示す 2007年に作成された「授乳・離乳の支援ガイド」が12年ぶりに改定された。主な変更点は、食物アレルギーの発症予防に関するエビデンスの蓄積を基に、従来の離乳の進め方に新たな見解を加えたこと。また母乳栄養の利点などについても見直しを行い、授乳では必要に応じて育児用ミルクを使うなど、柔軟… 2019/05/23 アレルギー・免疫
液体ミルクと新しい「授乳・離乳支援ガイド」 母乳にアレルギー疾患や肥満の予防効果なしと明記 授乳・離乳の支援ガイドが12年ぶりに改訂されました。今回、前回強調されすぎた母乳育児をちょっとソフトになり、母乳のアレルギー疾患や肥満の予防効果についての記載が変更されました。 2019/05/21 小児科
【第32回】「薬疹?」「不明湿疹?」を一発診断! 春に多い「ジアノッティ症候群」をご存じですか 何といっても皮膚科のスキルは「一発診断」。snap diagnosisともいうらしい。パッと見て「あぁこれはあれですよ。心配ありません!」とスラッと言えれば、患者は安心する。今日はそこで、春先に比較的お目にかかりやすい疾患を取り上げる。さて、以下の症状で小児患者が来院した。診断は何?… 2019/05/13 皮膚科
JAMA Network Open誌から 母体のベンゾジアゼピン使用は児のADHDに関係しない ノルウェーのコホート研究で5歳時点の発達を評価 ノルウェーOslo大学のAngela Lupattelli氏らは、1999~2008年に同国の妊婦に参加を呼びかけ、母子の健康を調べているコホート研究データを分析して、妊娠中のベンゾジアゼピン系抗不安薬またはベンゾジアゼピン受容体に作動する睡眠薬(z睡眠薬)の使用は、生まれた児の5歳時点の微細運動、粗大運… 2019/05/07 産婦人科
日経メディクイズ●小児 10歳女児。学校健診で成長異常を指摘 小学校4年時の健康診断で成長の異常を指摘され、成長曲線(図1)を持参して当院を受診した。受診時、身長128.5cm(-1.3SD)、体重24.3kg(-1.5SD)、その他、身体所見に特記事項なし。 2019/04/13 小児科 医師限定コンテンツ
インタビュー◎標準的な治療となった人工内耳【動画あり】 重度感音難聴でも言葉の後れを回避できる 日本聴覚医学会理事長の山岨達也氏に聞く 1994年に保険適用された人工内耳の植え込み術は感音難聴の診療を一変させ、重度な先天性の難聴でも言葉の後れを回避できるようになった。ただし、人工内耳を有効に機能させるには、適応患者を早期に拾い挙げ、適切な時期に埋め込み術を行い、継続的に訓練を行うなどクリアすべき課題は多い。日本… 2019/04/11 耳鼻咽喉科
JAMA Pediatrics誌から 米国におけるPICUでの脳死の実態調査 PICUで死亡した5人に1人が脳死で、約半数が臓器を提供 米国Pennsylvania大学のMatthew P. Kirschen氏らは、米国で脳死を宣告された小児患者の疫学と臨床特性を調べるために、全米の小児病院の患者データを集めたVirtual Pediatric Systemsデータベースを分析して、小児集中治療ユニット(PICU)で死亡した小児患者の5人に1人が脳死宣告を受けており、… 2019/04/10 小児科