第41回 落ち着きのない小児の頭痛で疑うべき疾患は? 3歳から頭痛を発症している9歳男児が頭痛外来にやってきた。以前から落ち着きがなく、診察中もじっと座っていられない様子だったが、はたしてどのような疾患が考えられるだろうか。今回から2回にわたり、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2021/04/09 精神・神経
【新薬】ガルカネズマブ(エムガルティ) 片頭痛発作を抑制する初の抗体製剤が登場 2021年1月22日、片頭痛発作治療薬ガルカネズマブ(商品名エムガルティ皮下注120mgオートインジェクター、同皮下注120mgシリンジ)の製造販売が承認された。適応は「片頭痛発作の発症抑制」、用法用量は「成人、初回240mgを皮下注。以降は1カ月間隔で120mg皮下注」となっている。 一次性頭痛の代… 2021/03/12 医薬品
下垂体腺腫で頭痛が発生するメカニズムは? (前回の続き)40歳の男性。数カ月前から目が見えにくくなり、目の奥の痛みもあったため、眼鏡の度が合っていないと思い眼科を受診。両目の視力低下と両耳側半盲がみられたものの、緑内障などの眼科疾患は認められず、頭痛外来を紹介受診し、下垂体病変が疑われた。… 2021/03/04 精神・神経
脳外科Q&Aシリーズ《2》 白血球増多・血小板減少を伴う頭痛の正体は <その他の診療科医>頭痛患者の白血球増多、血小板減少について 片頭痛もしくは緊張型頭痛と思われる患者さんが頭痛発作にて救急搬送。検査結果を写真に示します。25歳男性、既往は5歳時に交通事故で頭部打撲。昨夜21時から前頭部が締め付けられる頭痛が始まり、市販の鎮痛薬を飲んでも改善せず、… 2021/02/19 精神・神経 医師限定コンテンツ
インタビュー◎片頭痛の発作抑制で初の抗体医薬が承認取得 片頭痛発作を半減させる月1回投与の抗体医薬が登場へ 埼玉精神神経センター埼玉国際頭痛センター長の坂井文彦氏に聞く 2021年1月末、「片頭痛発作の発症抑制」の効能で、片頭痛領域で初となる抗体薬ガルカネズマブ(商品名エムガルティ皮下注)が販売承認を取得した。片頭痛を対象に開発が進められ、その発症抑制効果が治験で示されたのは同薬が初。同様の機序を有する別の薬剤の開発も進展している。片頭痛の発作抑… 2021/01/27 精神・神経
緑内障は否定された両耳側半盲にどう対応? 眼科にて両耳側半盲を認めた患者が頭痛外来にやってきた。緑内障などの眼科疾患が否定される場合は下垂体病変を疑うが、どのように診断を進めていけばよいだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2021/01/19 精神・神経
リポート◎軽症でも侮れないCOVID-19 その倦怠感、COVID-19の後遺症かも 「コロナで通院していた病院に、『コロナにかかって動けない』と診断書をお願いしたが書いてもらえず、気のせいだと言われて困っている」――東京都渋谷区で開業するヒラハタクリニックには、そんな新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復したはずの患者から、倦怠感や睡眠障害を訴える悲… 2021/01/13 感染症
上方注視麻痺を伴う頭痛、安易なCTがNGな理由 1カ月前から続く頭痛を訴える男児が頭痛外来にやって来た。ものがダブって見えることがあり、上方注視麻痺を伴っている。どのような疾患を疑うべきだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/12/16 精神・神経
高齢者の後頭部痛はCTの撮像範囲に注意 後頭部痛を訴える高齢男性が頭痛外来にやってきた。前医で撮像された頸椎X線、頭部CTでは異常は見られなかったそうだが、果たしてどのような疾患が考えられるだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/11/18 精神・神経
肥満女性の連日性頭痛で必ず想起すべきは?(後編) (前回の続き) 43歳の肥満女性が排便時に発症した連日性の頭痛と嘔気を訴え受診した。MRI、MRA、venography、血液検査にて異常はなかったが、眼底にうっ血乳頭を認めた。腰椎穿刺を行ったところ、頭蓋内圧亢進を認めたため、特発性頭蓋内圧亢進症と診断した。すみれ うっ血乳頭があっても視力は… 2020/10/15 精神・神経
肥満女性の連日性頭痛で必ず想起すべきは?(前編) 連日性頭痛を突然発症した肥満女性が頭痛外来にやってきた。他院では異常なしとされたそうだが、はたしてどのような疾患が考えられるだろうか。今回から2回にわたり、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/09/09 精神・神経
第33回 多様な下垂体病変、どう鑑別する? 口渇、多飲、多尿を訴える頭痛患者が頭痛外来にやってきた。口渇の原因疾患は多数考えられるが、はたしてどのように鑑別すればよいのだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/08/21 精神・神経
第32回 水頭症シャント術後の頭痛、検査の注意点は? 乳児期に先天性水頭症と診断され、脳室腹腔短絡術を受けた患者が頭痛外来にやってきた。脳室腹腔短絡術後は頭痛を発症するケースが多いが、一体なぜだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/07/15 精神・神経
第31回 頭部CT異常なしの連日性頭痛=一次性頭痛? 1カ月前から続く頭痛が主訴の患者が頭痛外来にやって来た。前医では片頭痛と診断され、処方されトリプタンがやや効いたとのことだが、果たして本当に片頭痛なのだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/06/12 精神・神経
第29回 利尿薬は厳禁!難聴と耳鳴りを伴うあの疾患(前編) 3カ月前から立位歩行時に頭痛を認め、難聴と耳鳴りも伴うという患者が頭痛外来やってきた。果たしてどんな疾患が考えられるだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/04/28 精神・神経
第28回 突然異臭が…片頭痛で起こり得る「幻臭」とは? 片頭痛や統合失調症、認知症患者などに生じるとされる「幻臭」。感じないはずの匂いを感じる幻臭とは、どういった機序で発生するのだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/03/24 精神・神経
第27回 突然の異常行動を伴う頭痛、疑うべき疾患は? 突然の異常行動を伴う頭痛、嘔吐が主訴の患者が頭痛外来にやって来た。普段は頭痛はないとのことだが、このような症例ではどのような疾患を疑うべきだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/02/27 精神・神経
シリーズ◎2020診療報酬改定 禁煙治療、慢性頭痛がオンライン診療の対象に COPD、SASの遠隔モニタリングは、状況に応じて毎回の指導をパスできるように 1月29日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、2020年度診療報酬改定の個別改定項目の概要が示された。前回の2018年度診療報酬改定で制度が確立したものの、算定要件が厳しく疾患も限られていることで利用がそれほど広がらなかったオンライン診療、遠隔モニタリングに関しては、医療における… 2020/01/29 医療情報
子育て中の長引く頭痛、原因探索だけでは不十分 通年性アレルギー性鼻炎で症状が強いときや、かぜにかかったときなどに家族ぐるみで自宅近くのクリニックの外来へ通院している方です。特に定期的な内服薬やその他の持病はありません。 1週間ほど前から両こめかみを締め付けるような頭痛が続いていて、市販の鎮痛薬を飲んでもなかなかよくならな… 2020/01/27 精神・神経
第26回 低気圧で悪化する頭痛にはあの漢方が効く 低気圧の接近に伴う頭痛に悩まされる人は少なくない。今回は頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、低気圧に伴う頭痛の病態と治療薬について解説する。 2020/01/21 精神・神経
東京女子医科大学脳神経外科客員教授の清水俊彦氏に聞く 帯状疱疹ワクチンで群発頭痛を予防 第47回日本頭痛学会より 東京女子医科大学脳神経外科客員教授の清水俊彦氏は、2019年11月15~16日に埼玉県さいたま市で開催された第47回日本頭痛学会で帯状疱疹ウイルスワクチン投与により群発頭痛の9割で発作改善が得られたことを報告した。清水氏に頭痛と水痘・帯状疱疹ウイルスとの関連について聞いた。… 2019/12/27 精神・神経
第25回 開頭術後の頭痛、低髄液圧症候群以外も鑑別に 2年前の開頭術施行後から継続する頭痛が主訴の患者。今回は頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して開頭術後に新規発症する頭痛について解説する。 2019/12/19 精神・神経
トリプタン◇第4回調査 イミグランの首位安定、豊富な剤形が人気 1位スマトリプタン、2位ゾルミトリプタン、3位ナラトリプタン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、トリプタンのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、41.5%の医師がスマトリプタン(商品名:イミグラン他)と回答した。 第2位のゾルミトリプタン(ゾーミッグ他)は15.8%、第3位のナラトリプタン(アマージ)は15.2%の医師が、最も処方頻度の… 2019/12/08 精神・神経
JAMA誌から 片頭痛の急性期治療にubrogepantは有望 カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬の臨床試験 米国Albert Einstein 医科大学のRichard B. Lipton氏らは、中等症から重症の片頭痛発作に対する急性期治療として、経口カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬のubrogepantの有効性と忍容性をプラセボを対照に評価する臨床試験を行い、ubrogepant群は2時間後の痛み解消と症状改善が… 2019/12/06 精神・神経
第24回 かぜ後に遷延する頭痛、精査は必要か? 既往歴がない若年女性が、解熱後も継続する頭痛を訴え来院した。重篤な疾患を見逃さないためにも、どのように診察を進めればよいだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。… 2019/11/28 精神・神経
片頭痛に効く漢方(1) 片頭痛の考え方と漢方処方 片頭痛とは、頭の片側が拍動に合わせてズキズキと痛むタイプの頭痛です。両側や後頭部が痛むこともあります。漢方薬は、痛みが生じたときに西洋薬で痛みを抑えるのとは別に、片頭痛そのものを根本的に治療したい場合に活用されています。鎮痛薬やトリプタン系薬の服用量を減らすのを目的に漢方薬… 2019/10/24 精神・神経
第23回 眼の奥の激痛、群発頭痛以外で見落としNGは? 眼の奥の激しい痛みを訴える患者。群発頭痛といった一次性頭痛以外に考慮すべき疾患とは?片頭痛頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。 2019/10/16 精神・神経
第22回 シャワーで頭痛発生!疑うべき疾患は? シャワーを浴びるたびに激しい頭痛が出現するケースでは、どのような疾患が考えられるだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。 2019/09/12 精神・神経
Lancet誌から fremanezumabは難治性の片頭痛患者にも有効 2~4種類の予防薬が効かなかった患者を対象にした臨床試験 カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)またはCGRPに対する受容体に対する抗体が、片頭痛発作の予防に役立つことが示されているが、難治性の患者に対する有効性は明らかではなかった。オランダLeiden大学医療センターのMichel D Ferrari氏らは、CGRPに対する完全ヒト・モノクローナル抗体製剤fre… 2019/09/09 精神・神経
頭痛が心配…とりあえずCT撮っておきますか? 65歳女性。持病などは特にないが、「頭痛には怖い病気が隠れている!」というテレビ番組を見て以来、頭痛がするのが心配になって受診。「患者から『先生、CTを撮ってほしいのですが』と言われ、『じゃあ、撮っておきましょうか』と応じたが、頭痛に対する画像診断の適応は……?」… 2019/09/05 精神・神経
第21回 くも膜下出血を否定、次に疑うべきは? 突然の激しい頭痛でくも膜下出血を否定した場合、次に疑うべき疾患は何だろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。 2019/08/20 精神・神経
第20回 脳動脈瘤、開頭か血管内治療か、どう決める? 突然発症の激しい頭痛は、くも膜下出血を疑う必要がある。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、くも膜下出血の病態や検査、根治治療について解説する。… 2019/07/20 精神・神経
中枢系筋弛緩薬◇第1回調査 ミオナールに軍配、2位のテルネリンに大差 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、中枢系筋弛緩薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、63.1%の医師がエペリゾン塩酸塩(商品名:ミオナール他)と回答した。 第2位のチザニジン塩酸塩(テルネリン他)は25.9%、第3位のバクロフェン(ギャバロン錠、リオレサール錠)は3.9%… 2019/07/06 骨・関節・筋
ケースで学ぶOTC薬のすすめ方 vol.2 眠くならない頭痛薬、どれを薦める? OTC薬を薦める上では、来局者のニーズに合う製品であるかどうかも、大きな判断基準となります。この男性の場合、「午後から会議があるので、価格が高くてもいいから、早く治したい。眠くならないタイプがいい」との希望がありました。… 2019/06/27 コメディカル
第19回 特効薬がない緊張型頭痛こそ漢方の活用を 緊張型頭痛は一次性頭痛の中で最も多いとされているが、特効薬が存在せず、有効性が認められている鎮痛薬も薬物乱用頭痛のリスクが懸念されている。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、緊張型頭痛に対する漢方薬の使い方について解説する。… 2019/06/24 プライマリケア
2019年5月27日~6月4日 トリプタン系薬の重大な副作用に「薬剤の使用過多による頭痛」 ゾフルーザの重大な副作用に「ショック、アナフィラキシー」が追加に 2019年5月27日~6月4日における、主な改訂情報をお知らせします。トリプタン系薬(5-HT1B-/1D受容体作動薬)の使用上の注意に「薬剤の使用過多による頭痛」に関する事項が追加されました。 2019/06/12 精神・神経
第18回 片頭痛に効く漢方「呉茱萸湯」はどう使う? 西洋薬が無効な頭痛に対し、漢方薬が効くことがある。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛に対する漢方薬の考え方、使い方について解説する。… 2019/05/31 プライマリケア
鎮痛薬(経口)◇第3回調査 ロキソニン抜きアセトアミノフェンが首位奪取 1位はアセトアミノフェン、2位はロキソプロフェン、3位はアスピリン製剤 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、「鎮痛の目的で使用する非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)およびアセトアミノフェンの経口薬」のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、56.6%の医師がアセトアミノフェン(商品名アセトアミノフェン、カロナール、ピレチノール他)と回答した。 第… 2019/05/11 麻酔科
湘南鎌倉総合病院「ER総合内科合同カンファレンス」 緩徐発症の頭痛から1週間後に全身性痙攣を発症 iryoo.comより 症例は54歳の女性です。主訴は頭痛です。 現病歴ですが、来院の1週間前から緩徐発症の頭痛が出現しました。もともと頭痛持ちの方だったんですが、普段よりも頭痛の程度が強くて、ソファで休みがちになったということでした。来院2日前には症状が多少良くなって、買い物に行ったりとか日常生活も… 2019/05/03 プライマリケア 医師限定コンテンツ
第17回 緊張型頭痛、鎮痛薬投与の前にすべきこと 一次性頭痛の中で最も多いとされている緊張型頭痛。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、緊張型頭痛の治療について解説する。 2019/04/12 精神・神経
第16回 片頭痛予防薬、活用のススメ 片頭痛発作に対する薬物治療のみでは生活に支障を来す場合、予防薬の投与が必要になってくる。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、片頭痛の予防薬について解説する。… 2019/03/11 精神・神経
第15回 何種類もあるトリプタン、どう使い分ける? 片頭痛発作時の治療は、トリプタン製剤の登場で大きく様変わりした。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、片頭痛急性期のファーストチョイスであるトリプタンの使い方について解説する。… 2019/02/19 精神・神経
群発頭痛に対する酸素療法、知っておくべきポイントは? 群発頭痛に対する酸素療法が、2018年4月から保険適用になったと知りました。どのような患者に使われているのかなど、薬剤師が知っておくべきことを教えてください。 2019/02/08 コメディカル
第14回 コーヒーは片頭痛を悪化させる? 片頭痛をはじめ慢性頭痛の発症・増悪には遺伝や食生活、ストレスなど様々な因子が関与する。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、片頭痛に対する生活指導のポイントについて解説する。… 2019/01/24 精神・神経
JAMA Neurolgy誌から 片頭痛の女性は2型糖尿病リスクが低い? フランスのコホート研究で片頭痛歴がない女性よりも発症率が低い 片頭痛と2型糖尿病の関係を明らかにするために、フランスで行われた住民ベースの前向きコホート研究E3Nに参加した女性の情報を分析したINSERMのGuy Fagherazzi氏らは、活動性の片頭痛がある女性の2型糖尿病発症リスクは、片頭痛歴のない女性よりも有意に低く、2型糖尿病発症者集団を分析すると、… 2019/01/10 精神・神経
第13回 頭痛は結婚すると減る? 増える? 一次性頭痛の発症には遺伝や食生活、ストレスなど様々な因子が関与する。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛の鑑別や生活指導に役立つ頭痛の疫学について解説する。… 2018/12/20 精神・神経
第12回 涙や鼻水を伴う片側性の激しい頭痛とは? 1カ月ほど連日続く、涙や鼻水が伴う激しい頭痛。じっとしていられないほど激しい発作だが1時間以内には治まる。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、そんな群発頭痛の特徴と有効な対処法について説明する。… 2018/11/22 精神・神経
学会トピック◎第46回日本頭痛学会総会 片頭痛の予兆時に抗めまい薬の服用で発作を予防 天候の変化によって頭痛発作が起こる片頭痛患者において、前兆の有無にかかわらず、予兆を感じたときに抗めまい薬であるジフェニドールを服用すると頭痛発作を出現前に阻止したり、頭痛が軽減することが示された。… 2018/11/21 耳鼻咽喉科
第20回 主訴<起き上がれない頭痛>の診かた この連載は救急搬送される患者の病院到着前に、救急隊からの連絡(収容要請)を基にどのように考えるかを、症例ベースで展開しています。病着後にまず確認すべきレッドフラッグは何かを意識しながら、救急ならではの臨床推論を一緒に体験してください。レッドフラッグは「見逃してはいけない疾患… 2018/11/16 救急医療・集中治療
Lancet誌から erenumabは難治性の片頭痛予防に有望 トピラマートやアミトリプチリンが無効だった患者の片頭痛を減らす ドイツCharite Berlin医科大学のUwe Reuter氏らは、既存の薬を2~4種類使用したが効果が見られなかった、またはそれらに不忍容だった反復性の片頭痛患者を対象に、抗体医薬erenumabを用いるフェーズ3b試験を行い、プラセボよりも1カ月当たりの片頭痛日数50%減少を達成した患者が多かったと報告し… 2018/11/07 精神・神経
第11回 頭が痛いのはなぜ? 脳そのものには痛覚神経がない。脳梗塞や脳内出血があまり頭痛を伴わないのはそのためだ。では、頭痛が起こるのはなぜか。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛が起こる機序とそれに基づく対処法について説明する。… 2018/10/30 精神・神経
第10回 CTでいい場合、MRIが必要な場合とは? 二次性頭痛を疑ったり除外したい場合に頼りになるのがCTとMRI。だがそれぞれ放射線、磁気の影響があり画像診断能や撮像の手間も異なる。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療におけるCTとMRIの使い分けのポイントを解説する。… 2018/10/05 精神・神経
第9回 頭痛で受診した患者に画像診断が必要な場合は? 頭痛を主訴に受診する患者の多くは片頭痛をはじめとする慢性頭痛だが、時に脳卒中などの急性疾患が潜んでいることがある。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛外来で画像診断が必要となる場合について説明する。… 2018/09/10 精神・神経
第8回 薬物乱用頭痛は病態を頭に入れて対処しよう 鎮痛薬の使い過ぎによって起こる薬物乱用頭痛。なぜか看護師や薬剤師など医療者にも多いという。第8回では、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、薬物乱用頭痛が起こる機序と対処法について説明する。… 2018/08/21 精神・神経
第7回 頭痛ダイアリーの効用を知り活用しよう! 頭痛の発作回数や服薬の日数、量などを患者自身が記入する頭痛ダイアリー。治療方針の決定に役立つだけでなく、認知行動療法としての役割も果たす。第7回では、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛ダイアリーの効用について説明する。… 2018/07/30 精神・神経
頭痛の適応外処方を知って、患者に寄り添った服薬指導を 富永病院脳神経内科部長・頭痛センター長 竹島 多賀夫氏 つらい頭痛で医療機関を受診して処方箋を持参した患者、OTCの鎮痛薬を求める来局者に、薬剤師はどう対応すべきなのか。富永病院脳神経内科部長・頭痛センター長の竹島多賀夫氏に、薬局薬剤師に期待することを聞いた。… 2018/07/17 コメディカル
頭痛患者が来局して困った事は? ありふれた疾患でありながら、薬局での対応が難しい頭痛。DI Onlineの薬剤師会員を対象に、頭痛の患者が来局して困った経験の有無を尋ねたところ、63.9%が「ある」と回答した。その理由を聞いたところ、「医師の処方意図が分からない、分かりにくい」がトップで198人、僅差で「トリプタン製剤の… 2018/07/13 コメディカル
第6回 緊張型頭痛を見分けるポイントは? 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを学んでもらう本連載。第6回では、片頭痛と並んで外来でよく遭遇する1次性頭痛である緊張型頭痛を問診でどう見分けるか、症例を基に説明します。… 2018/07/05 精神・神経
JAMA Neurology誌から galcanezumab皮下投与は片頭痛日数を減らす カルシトニン遺伝子関連ペプチド抗体のフェーズ3試験 米国Eli Lilly社のVirginia L. Stauffer氏らは、片頭痛予防薬として開発されているカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に対するヒト化モノクローナル抗体galcanezumabのフェーズ3試験で、この抗体が1カ月当たりの片頭痛の日数を減らし、片頭痛関連の障害を軽減したと報告した。結果はJAMA Neu… 2018/06/19 精神・神経
繰り返す頭痛、画像所見なしにどう対応? 湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)内科・ER合同カンファレンス 前日、昼寝後に激しい頭痛が出現。近隣の総合病院を受診したが、頭部CTに異常はなく、片頭痛と診断された。翌日も頭痛が続くため近医脳神経外科を受診したが、MRIに異常は確認されなかった。後に38℃台の発熱で葛根湯を飲んだ際、頭痛が再度出現。湘南鎌倉総合病院ERを独歩で受診した。… 2018/06/14 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
第5回 片頭痛の診断は問診でほぼ決まる 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを学んでもらう本連載。第5回では、頭痛外来でよく遭遇する片頭痛を問診でどう見分けるか、実際の症例を基に説明します。… 2018/06/07 精神・神経
第4回 頭痛の問診を見れば医師の能力が分かる 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを学んでもらう本連載。第4回では、頭痛の外来診療において最も重要な問診について説明します。… 2018/05/23 精神・神経
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(片頭痛編) 抗体医薬の登場で片頭痛診療は大きく進歩します 慶應義塾大学神経内科専任講師の柴田護氏に聞く 現在、国内外で片頭痛を対象とした抗体医薬の開発が進められている。標的はカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)およびその受容体。既に第III相臨床試験で有望な結果が得られており、まずは米国での承認も近いと見込まれている。片頭痛診療に詳しく、新薬開発の治験にも参加経験がある慶應義塾… 2018/05/19 精神・神経
第3回 「片頭痛」と「偏頭痛」はどちらが正しい? 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを解説する本連載。第3回では、国際的な頭痛分類が必要とされる理由や、今年出た国際頭痛分類第3版に基づき、最新の分類や診断基準について説明します。… 2018/05/07 精神・神経
第2回 頭痛専門医の資格を取るメリットは? 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを学んでもらう本連載。第2回では、国際頭痛学会Headache Masterの資格も有する柴田氏が、頭痛学会の専門医資格取得のメリットや、資格取得には何が必要か説明します。… 2018/04/09 精神・神経
第1回 頭痛は何科で診るのがベスト? 頭痛は咳や発熱などと並んで日常診療でよく遭遇する愁訴でありながら、従来の医学教育では頭痛に対してどのように対処するかという方法論はほとんど教えられていません。本連載では、頭痛外来での指導医と研修医との対話を通して、片頭痛など一次性頭痛への対処法から、危険な二次性頭痛の鑑別法… 2018/03/16 精神・神経
BMJ誌から 片頭痛は多くの心血管疾患の危険因子 デンマークの大規模コホート研究 一般住民と条件をマッチさせて片頭痛患者の心血管疾患リスクを調べるコホート研究を行ったデンマークAarhus大学病院のKasper Adelborg氏らは、片頭痛は心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、静脈血栓塞栓症、心房細動または心房粗動のリスクを上昇させており、末梢動脈疾患と心不全では関係が見られなかった… 2018/02/23 精神・神経
「頭痛にロキソニン」は疑義必至!? さて、前々回、前回の続きです~。「桜井クン。この患者さんは片頭痛とのことだけど、マクサルト(一般名リザトリプタン安息香酸塩)とロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)をどのタイミングで飲んでるか把握してる?」… 2018/02/16 医薬品
セレニカRは後発品に変更できない!? さて、前回の続きです~。片頭痛でセレニカR(一般名バルプロ酸ナトリウム)が処方されている29歳女性の処方箋を見ていきます。「桜井クン、この患者さんが初めて来局したのはいつ頃?」「そうっスね、半年くらい前っス。頭痛外来の先生にかかってたんスけど、片頭痛も落ち着いてるんで近所の先生… 2018/01/29 医薬品
セレニカRの処方箋は「頭痛のタネ」!? 皆さん、あけましておめでとうございます。今年も皆さんに喜んでいただける記事をご提供できればと思っています。よろしくお願いします。(ペコリン)それでは今年も引き続き、桜井クンの薬局の処方箋のチェックからスタートです。「あ~、関先生。あけおめっス!年始早々、お疲れっス」… 2018/01/09 コメディカル
Lancet誌から 腰椎穿刺用の特殊針は硬膜穿刺後頭痛を減らす 先端がカットされずに側面に開口部を持つタイプを推奨 腰椎穿刺用の針には、従来から用いられている通常型の針の他に、ペンシルポイントの特殊針がある。カナダMcMaster大学のSiddharth Nath氏らは、腰椎穿刺に用いる針の違いを比較したランダム化対照試験(RCT)を対象に系統的レビューとメタアナリシスを行い、特殊針を用いた方が、硬膜穿刺後頭痛な… 2017/12/28 精神・神経
NEJM誌から 抗CGRP受容体抗体エレヌマブは片頭痛に有望 フェーズ3試験で1カ月当たりの平均頭痛日数が減少 英国King's College HospitalのPeter J. Goadsby氏らは、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の受容体に結合する完全ヒトモノクローナル抗体エレヌマブをプラセボと比較する二重盲検の多施設フェーズ3試験STRIVEを行い、エレヌマブは片頭痛の頻度を減らしていたと報告した。結果はNEJM誌2017… 2017/12/22 精神・神経
NEJM誌から 抗CGRP抗体フレマネズマブは片頭痛に有望 フェーズ3試験で頭痛の頻度が減少 米Thomas Jefferson大学のStephen D. Silberstein氏らは慢性片頭痛患者を対象に、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)を標的とするモノクローナル抗体フレマネズマブ、またはプラセボを投与する二重盲検のフェーズ3試験を行い、この抗体医薬は患者に頭痛が起こる日数を減らしていたと報告した… 2017/12/21 精神・神経
トリプタン:スマトリプタンの点鼻薬に高評価 レルパックスがシェア拡大して3位に、2位はアマージがキープ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、トリプタンのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、約4割の医師がスマトリプタン(商品名イミグラン他)と回答した。第2位のナラトリプタン(商品名アマージ)は17.2%、第3位のエレトリプタン(商品名レルパックス)は16.5%の医師が、最も処方頻… 2017/11/10 医薬品
薬物相互作用クイズ リザトリプタンと相互作用するβ遮断薬はどれ? 50歳代の女性。トリプタン系薬剤のリザトリプタン安息香酸塩(商品名:マクサルト錠10mg/RPD錠10mg)による片頭痛の治療中の患者であった。本態性高血圧症の治療で、β遮断薬の処方開始を検討している。 2017/10/13 医薬品
インタビュー◎患者は多いが適切な治療を受けているのは4.5%のみ 患者も医師も「たかが頭痛」からの脱却を 米国メイヨークリニック医科大学神経内科学教授のDavid Dodick氏に聞く 片頭痛患者と頭痛専門医が患者のQOLを考える日本で初めての会合が、このほど都内で開催された。同会合に参加するため来日した、米国メイヨークリニック医科大学神経内科学教授で、国際頭痛学会前理事長のDavid Dodick氏に、今なぜ片頭痛患者の声を聞くことが大切なのか聞いた。(文中敬称略)… 2017/09/29 精神・神経
リポート◎難治性めまいに潜む「前庭性片頭痛」 片頭痛予防薬で治せるめまいを見逃すな めまいと頭痛が合併しやすいことを日々の診療で実感している医師は少なくないだろう。めまいのみを主訴に来院した患者でも片頭痛が聞きだせれば、片頭痛の予防薬でめまいを改善できる可能性がある。これは、前庭性片頭痛(片頭痛関連めまい)と呼ばれ、2013年国際頭痛分類第3版β版に初めて診断基… 2017/09/15 精神・神経
鎮痛薬(NSAIDs・アセトアミノフェン)のファーストチョイスは? 首位のロキソニンにアセトアミノフェンが肉薄 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、「鎮痛の目的で使用する非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)およびアセトアミノフェンの経口薬」のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、44.6%の医師がロキソプロフェン(商品名ロキソニン他)と回答した。… 2017/08/26 医薬品
JAMA Neurology誌から 前兆の無い片頭痛は若年者脳梗塞の危険因子 頸部動脈解離による発症リスク上昇 脳梗塞を発症した若い患者を対象に、脳梗塞前の片頭痛歴と頸部動脈解離の関係を調べたイタリアUniversita degli Studi di BresciaのValeria De Giuli氏らは、前兆の無い片頭痛歴を持つ患者では、頸部動脈解離による急性脳梗塞のリスクが高かったと報告した。結果はJAMA Neurology誌電子版に2017年… 2017/04/03 精神・神経
43歳女性、梅雨時期に毎日生じる頭痛 スマトリプタンを連日服用している女性への対応 私が暮らすアパートは病院から徒歩5分のところにあり、野球場や陸上競技場などを備えた広大な茅野市運動公園と私立高校に隣接している。早朝野球の歓声や器楽部の演奏が聞こえてくる。3階の窓から見下ろすと、野菜畑の向こうに公園が広がり、遠くには霞がたなびく山と青空が見える。窓から入って… 2016/08/04 精神・神経
トリプタン:イミグランが僅差1位から断トツに 第2位はアマージ、第3位はゾーミッグ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、スタチンのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、40.3%の医師がスマトリプタン(商品名イミグラン他)と回答した。第2位のナラトリプタン(商品名アマージ)は22.4%、第3位のゾルミトリプタン(商品名ゾーミッグ)は14.3%の医師が最も処方頻度の… 2016/07/07 医薬品
BMJ誌から 片頭痛の女性は心血管リスクが上昇する Nurses' Health Study IIのデータを用いたコホート研究 片頭痛は女性に多く、有病率は男性の3倍から4倍といわれている。独Berlin大学付属Charite病院のTobias Kurth氏らは、Nurses' Health Study II(NHS2)のデータを利用した前向きコホート研究を実施し、片頭痛の女性はそうでない女性に比べ、様々な心血管イベントの発症リスクと死亡リスクが有意に… 2016/06/29 循環器
デプロメールと“頭痛薬”の危険な飲み合わせ 「デプロメールと頭痛薬って、何か相互作用ある?」Qちゃんからの問い合わせの電話は、単刀直入なのだが、答えにくいタイプのものだった。非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)なら問題はないのだが、“頭痛薬”と表現されているものが、必ずしもNSAIDsであるとは限らない。… 2016/03/18 精神・神経
よく使う鎮痛薬、約半数の医師が「ロキソニン」 第2位は僅差でアセトアミノフェン、第3位はセレコキシブ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、「鎮痛の目的で使用する非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)およびアセトアミノフェンの経口薬」のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、約半数の医師がロキソプロフェンナトリウム水和物(商品名ロキソニン他)を挙げた。第2位のアセトアミノフェン(… 2016/02/11 精神・神経
JAMA誌から ASD閉鎖術後の片頭痛発症、抗血小板薬で予防 アスピリンとクロピドグレルの併用でリスクが有意に低減、カナダのランダム化比較試験 心房中隔欠損症(ASD)の欠損孔はカテーテル手術により閉鎖できるが、その合併症として、約15%は片頭痛を新たに発症する。術後の抗血小板療法としてアスピリン単剤を投与するよりも、アスピリンとクロピドグレルを併用する方が、片頭痛発症リスクが有意に低減することが分かった。… 2015/11/27 循環器
4/21放送 テレビ朝日系『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』から 腰痛診断にトイレットペーパーの芯を使う!? 今回の『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』は、「セカンドオピニオン」がテーマだそうです。医療っぽい内容になりそうなので、見てみることにしました。 2015/05/11 骨・関節・筋
私の処方◎竹島多賀夫氏(富永病院副院長) 鎮痛薬を連用した片頭痛、バルプロ酸が予防 薬物乱用頭痛への処方 患者は43歳女性である。20歳ごろから時々頭痛があり、OTCの鎮痛薬を使用していた。頭痛はズキズキする拍動性で、動くと増悪し、吐き気や嘔吐を伴うものだった。 2015/03/24 その他
トリプタン:スマトリプタンが僅差で首位に 第2位はナラトリプタン、第3位はゾルミトリプタン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高いトリプタンを聞いたところ、第1位はスマトリプタン(商品名イミグラン他)となった。 2014/12/25 精神・神経
第7回 慢性頭痛 オーダーメイド頭痛診療 Stop!「いつもの薬」 32歳女性、会社員。3年ほど前から、月に1、2回右側頭部に拍動性の頭痛を自覚していた。市販の鎮痛薬で様子を見ていたが、最近効果が落ちていると感じていた。たまたま視聴したテレビ番組でくも膜下出血の特集をしていて、自分の頭痛はその前兆ではないかと心配し、A病院を受診した。… 2014/07/04 精神・神経
JAMA誌から 特発性頭蓋内圧亢進症にアセタゾラミドが有効 軽度の視野欠損を改善、二重盲検の多施設RCTの結果 軽度の視野欠損を認める特発性頭蓋内圧亢進症(IIH)患者に、生活改善に加えてアセタゾラミド(商品名ダイアモックス)を投与すると、有意な視野改善が見られることが、二重盲検のランダム化比較試験(RCT)の結果として示された。NORDIC Idiopathic Intracranial Hypertension Study Group Writi… 2014/05/13 精神・神経
第5回 インドメタシンのみが著効する頭痛とは 前回は、慢性群発頭痛の症例を紹介した。その中で、三叉神経自律神経性頭痛(Trigeminal Autonomic Cephalalgia;TAC)という概念が導入されたこと、TACの研究が盛んに行われたことで新しい頭痛も発見され、その成果から概念や分類もめまぐるしく変わってきていることなどを解説した。今回は群発… 2014/04/16 精神・神経
頭痛に効く(?)看護師寮をのぞいてみた 日経メディカルCadettoのメディカルマインドマップ連載の打ち合わせで昨年春に獨協医大神経内科准教授の辰元宗人氏を訪ねた際、部屋から見えたのは11月に完成予定の新しい看護師寮だった。そこで「ある仕掛けを試みている」と辰元氏。「完成したらぜひ見学させてほしい」とお願いしておいて、年明… 2014/03/24 精神・神経
第3回 トリプタンが効かない片頭痛で確認すべきこと トリプタンは片頭痛の特異的な治療薬である。セロトニン受容体を刺激して、三叉神経を鎮静化し、拡張した硬膜動脈を収縮させて、三叉神経血管系の神経原性炎症を特異的に抑制することにより、抗片頭痛作用を発揮する。… 2014/03/05 精神・神経
第2回 毎日の頭痛で頭痛薬が手放せない患者 毎日にように頭痛がして、頭痛薬を飲んでいる人たちがいる。薬局で頭痛薬を大量にまとめ買いする人もいる。ひと月に15日以上、3カ月以上にわたり、1日4時間以上の頭痛がある状態を「慢性連日性頭痛」と称する。慢性連日性頭痛は患者も医師も困る一次性頭痛の代表である。今回はこのような頭痛をど… 2014/02/12 精神・神経
第1回 市販薬が効かない頭痛にどう対応? 頭痛を訴えて受診する患者は少なくない。まずは、緊急性の高い二次性頭痛の診断、鑑別が重要であることは言うまでもないが、二次性頭痛が除外できたことで満足してはいけない。片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛に代表される一次性頭痛の鑑別を正しく行い、適切な治療を実施する必要がある。… 2014/01/22 精神・神経
マインドマップを描いてみよう 脳が受け取った情報が他の情報と関連づけられるとき、思考は放射状に広がる。それを視覚的に表すというノート術がマインドマップだ。マインドマップを医学教育に取り入れる辰元宗人氏に、診断スキルの向上に役立てるためのポイントを数回にわたり解説してもらう。… 2013/08/13 カデット 医師・医学生限定コンテンツ