2022年4月28日号 「攻めの片頭痛治療」へギアを上げよ 急性期治療・予防療法の両輪が進化! 片頭痛の予防療法を激変させた抗体医薬の普及が進み、急性期治療には約20年ぶりの新薬が登場。片頭痛治療の両輪に新たな武器がそろったことで、実地医家で積極的に頭痛患者を拾い上げ、新薬も含めた適切な治療につなげる「攻めの片頭痛治療」の重要性が高まっている。… 2022/04/28 精神・神経
リポート◎新薬登場で激変する片頭痛治療 片頭痛に「とりあえずNSAIDs」はもう古い? 片頭痛の予防療法にパラダイムシフトを起こした抗体医薬の臨床使用が進み、急性期治療にも約20年ぶりの新薬が登場。片頭痛治療の両輪に新たな武器がそろったことで、実地医家で積極的に頭痛患者を拾い上げ、新薬も含めた適切な治療につなげる重要性が高まっている。片頭痛患者への安易な鎮痛薬の… 2022/04/28 精神・神経
トレンド◎片頭痛の新規急性期治療薬ラスミジタンが薬価収載 片頭痛急性期治療に約20年ぶりの新薬、実力は? 2022年4月20日、片頭痛急性期治療薬ラスミジタン(商品名レイボー)が薬価収載された。既存の急性期治療薬であるトリプタンとは異なる種類のセロトニン(5-HT)受容体に作用する、世界初の5-HT1F受容体作動薬(ditan系薬)。予防療法に用いる抗体医薬とは異なり、非専門医でも処方できるため、一… 2022/04/27 精神・神経
トレンド◎国内初、薬剤の使用過多による頭痛(MOH)の有病率を調査 15~64歳女性の26人に1人が薬物乱用頭痛!その患者像は? 一般人口における薬剤の使用過多による頭痛(MOH、薬物乱用頭痛とも)の有病率を国内で初めて調査した研究結果が発表された。その有病率は2.3%、女性に限ると3.8%だった。MOHが疑われる回答者の約7割が市販の複合鎮痛薬、約4割が非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)を服用していることも明らかにな… 2022/04/26 精神・神経
NEWS◎抗CGRP抗体ガルカネズマブを在宅自己注射の対象薬剤に追加へ 片頭痛予防の抗体医薬、在宅自己注射が可能に 新規急性期治療薬ラスミジタンは4月20日の薬価収載が決定 2022年4月13日、厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会がオンラインで開催され、片頭痛予防療法に使用する抗体医薬のガルカネズマブ(商品名エムガルティ)について、在宅自己注射が可能な薬剤に追加する方針が了承された。また、片頭痛の新規急性期治療薬ラスミジタン(レイボー)に… 2022/04/14 精神・神経
宇宙飛行による頭痛はなぜ起こる? 近年、宇宙ビジネスの市場規模が世界的に伸びており、今後は民間人の宇宙旅行がより身近になることが想定される。一方、宇宙飛行に伴って頭痛が生じることはあまり知られていない。今回は宇宙飛行による「宇宙頭痛」について、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との… 2022/04/01 精神・神経
【新薬】ラスミジタンコハク酸塩(レイボー) 片頭痛発作に対するセロトニン1F受容体作動薬 2022年1月20日、片頭痛治療薬のラスミジタンコハク酸塩(商品名レイボー錠50mg、同錠100mg) の製造販売が承認されました。 2022/03/04 医薬品
2022年2月25日号 特選!痛みに効く漢方レシピ 週刊日経メディカル2022年2月25日号は、疼痛への漢方薬処方がテーマです。日経メディカルは毎週金曜日に、週替わり特集を1本の記事にまとめた「週刊日経メディカル」をメールマガジンで発行中。記事のPDF版は、以下のボタンからダウンロードしてください。本号で取り上げたテーマについて、より詳… 2022/02/25 骨・関節・筋
胸痛を伴う頭痛はどう鑑別する? 狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患では、放散痛として背中や肩などに痛みが生じることが知られているが、中には頭痛を生じるケースもある。今回は胸痛を伴う「心臓性頭痛」について、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2022/01/20 精神・神経
片頭痛への抗体薬登場で注目集まるCGRPって? 2021年は、片頭痛の予防療法に用いる抗体製剤が続々と登場した(関連記事:抗体医薬登場で片頭痛は予防する時代に!)。これらのターゲットとなっているのがカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)だ。今回はCGRPについて、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話… 2021/12/07 精神・神経
学会トピック◎第49回日本頭痛学会総会 新・頭痛診療GL、片頭痛予防にCGRP関連薬を強く推奨 8年ぶりに改訂された「頭痛の診療ガイドライン2021」 第49回日本頭痛学会総会(2021年11月19~21日、開催地:静岡市)において、「頭痛診療ガイドライン2021ハイライト」と題されたセッションが開催され、このほど8年ぶりに改訂された「頭痛の診療ガイドライン2021」のポイントが紹介された。カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)をターゲットとし… 2021/11/24 精神・神経
第46回 「不思議の国のアリス症候群」をご存じですか 発作的に自分の周りの人や物の大きさが異常に見えたり感じたりする「不思議の国のアリス症候群」。今回は同症候群について、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2021/09/22 精神・神経
NEJM誌から CGRP受容体拮抗薬atogepantは片頭痛予防に有効か? 1カ月当たりの片頭痛日数を減らせるかを調べた予防薬としての臨床試験 米国MedStar Georgetown大学病院のJessica Ailani氏らは、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬アトゲパントを12週間投与して、1カ月当たりの片頭痛が起こる日数を減らせるかを調べる第3相臨床試験を行い、プラセボに比べ1カ月当たりの平均値で1.2~1.7日減少していたと報告した。… 2021/09/09 精神・神経
第2回 片頭痛 片頭痛の急性期治療には「五苓散+呉茱萸湯」 片頭痛の急性期治療では、トリプタンや非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)が頻用されています。ただし、一般的には、アセトアミノフェンやイブプロフェンは小児の患者では有効性を感じられるものの、成人になるにつれて効果が減弱していくことが多いと言われています。トリプタンは12歳以上でないと… 2021/09/06 東洋医学
トリプタン◇第5回調査 一番人気のイミグランがさらにシェア拡大 2位はレルパックス、3位はゾーミッグ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、トリプタンのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、45.8%の医師がスマトリプタン(商品名:イミグラン他)と回答した。 第2位のエレトリプタン(レルパックス他)は15.2%、第3位のゾルミトリプタン(ゾーミッグ他)は14.3%の医師が最も処方頻… 2021/08/28 精神・神経
【新薬】エレヌマブ(アイモビーグ) 片頭痛発作を抑制する抗CGRP受容体抗体製剤 2021年8月12日、片頭痛発作抑制薬エレヌマブ(遺伝子組換え[商品名アイモビーグ皮下注70mgペン])が薬価収載と同時に発売された。本薬は6月23日に製造販売が承認されていた。適応は「片頭痛発作の発症抑制」、用法用量は「成人、4週間に1回70mgを皮下注」となっている。… 2021/08/27 医薬品
バルサルバ手技で起こる後頭部痛の原因は? 数年前から咳やいきんだときに後頭部痛が発生するという22歳女性が頭痛外来にやってきた。こうしたバルサルバ手技で誘発される頭痛では、何を想起し、どのような検査を行うべきだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2021/08/20 精神・神経
リポート◎組み合わせ&用量調整で漢方薬の効果を引き出す 「片頭痛こそ漢方が効く」という医師の裏技 新たな片頭痛予防薬として抗体医薬への注目が高まっているが、薬価の高さから使用を躊躇する患者は少なくない。そのため、“費用対効果”を最大限に引き出す工夫(関連記事:「効果は高いが高価」な片頭痛薬の上手な使い方)に加え、既存の治療薬の有効性を最大限に引き出す工夫も医療者には求め… 2021/08/11 精神・神経
2021年8月6日号 片頭痛は予防する時代に 「抗体医薬の登場で片頭痛治療は激変する」──。片頭痛診療の専門家たちはこう口をそろえる。2021年、片頭痛の病態に関わるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)をターゲットとした抗体医薬が続々と承認され、片頭痛発作の抑制効果や忍容性の良さに期待が高まっている。… 2021/08/07 精神・神経
インタビュー◎日本頭痛学会代表理事の平田幸一氏に聞く 片頭痛への抗体医薬はプライマリ・ケアでも活用できる カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)をターゲットとした抗体医薬が続々と登場し、片頭痛治療が大きく変わりつつある。日本頭痛学会代表理事を務める平田幸一氏(獨協医科大学副学長・同大学病院臨床医学統括者)に、これからの片頭痛診療において重要になる視点や、プライマリ・ケアの現場を… 2021/08/06 精神・神経
トレンド◎片頭痛予防療法のパラダイムシフト【実践編】 「効果は高いが高価」な片頭痛薬の上手な使い方 片頭痛発作の予防療法に用いる抗体医薬が続々と登場している。早期からの高い発作抑制効果や忍容性の高さなど、既存薬にはない強みを有する抗体医薬は、片頭痛治療のゲームチェンジャーになるとみられる。しかし、その高い薬価から処方をためらう声も聞こえてくる。そこで、抗体医薬の費用対効果… 2021/08/05 精神・神経
医師3165人に聞いた「片頭痛診療の現在地」 片頭痛を診る医師の6割が抗体医薬の使用を希望 片頭痛の病態にアプローチする抗体医薬が続々と承認され、片頭痛診療が大きく変わろうとしている(関連記事:抗体医薬登場で片頭痛は予防する時代に!)。日経メディカル Onlineでは、新たな抗体医薬の登場を医師がどう受け止めているかを明らかにするために、医師会員向けに片頭痛治療に関するア… 2021/08/04 精神・神経
トレンド◎片頭痛予防療法のパラダイムシフト【総論編】 抗体医薬登場で片頭痛は予防する時代に! 「抗体医薬の登場で片頭痛治療は激変する」──。片頭痛診療の専門家たちはこう口をそろえる。2021年、片頭痛の病態に関わるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)をターゲットとした抗体医薬が続々と承認・発売され、その発作抑制効果や忍容性の高さなどに注目が集まっている。片頭痛の予防療… 2021/08/03 精神・神経
慢性硬膜下血腫は軽い頭部打撲でも起こり得る (前回の続き) 1カ月前に頭部を打撲し、最近になって起床時に鈍い頭痛が発生するようになったという62歳男性。問診や画像所見から慢性硬膜下血腫と診断された。 2021/07/13 精神・神経
国際医療福祉大学成田病院症例カンファレンス 立位で軽減、起床時に増悪する頭痛の原因は? 大平 これだけの情報から、鑑別疾患を考えてみてください。研修医A 髄膜炎。大平 なるほど。他は?研修医B 急性硬膜下血腫やクモ膜下出血。大平 いいですね。研修医C 片頭痛。大平 その心は?研修医C 年齢的にあり得ると考えました。大平 でも、片頭痛で救急搬送されることはあるでしょう… 2021/07/09 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
第43回 慢性硬膜下血腫、年齢で異なる多彩な症状 1カ月前に頭部を打撲し、最近になって起床時に鈍い頭痛が発生するようになったという60歳代の男性。麻痺はないが、問診や画像所見から慢性硬膜下血腫が疑われた。今回から2回にわたり、慢性硬膜下血腫の病態について頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じ… 2021/06/17 精神・神経
第42回 神経発達症と慢性頭痛は同時に介入すべき (前回の続き) 3歳から頭痛を発症している9歳男児。片頭痛と注意欠如・多動症(注意欠如・多動性障害、Attention Deficit/ Hyperactivity Disorder:ADHD)を疑い、小児神経専門医に紹介したところ、ADHDと自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害、Autism Spectrum Disorder:ASD)と診断さ… 2021/05/13 精神・神経
第41回 落ち着きのない小児の頭痛で疑うべき疾患は? 3歳から頭痛を発症している9歳男児が頭痛外来にやってきた。以前から落ち着きがなく、診察中もじっと座っていられない様子だったが、はたしてどのような疾患が考えられるだろうか。今回から2回にわたり、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2021/04/09 精神・神経
【新薬】ガルカネズマブ(エムガルティ) 片頭痛発作を抑制する初の抗体製剤が登場 2021年1月22日、片頭痛発作治療薬ガルカネズマブ(商品名エムガルティ皮下注120mgオートインジェクター、同皮下注120mgシリンジ)の製造販売が承認された。適応は「片頭痛発作の発症抑制」、用法用量は「成人、初回240mgを皮下注。以降は1カ月間隔で120mg皮下注」となっている。 一次性頭痛の代… 2021/03/12 医薬品
下垂体腺腫で頭痛が発生するメカニズムは? (前回の続き)40歳の男性。数カ月前から目が見えにくくなり、目の奥の痛みもあったため、眼鏡の度が合っていないと思い眼科を受診。両目の視力低下と両耳側半盲がみられたものの、緑内障などの眼科疾患は認められず、頭痛外来を紹介受診し、下垂体病変が疑われた。… 2021/03/04 精神・神経
脳外科Q&Aシリーズ《2》 白血球増多・血小板減少を伴う頭痛の正体は <その他の診療科医>頭痛患者の白血球増多、血小板減少について 片頭痛もしくは緊張型頭痛と思われる患者さんが頭痛発作にて救急搬送。検査結果を写真に示します。25歳男性、既往は5歳時に交通事故で頭部打撲。昨夜21時から前頭部が締め付けられる頭痛が始まり、市販の鎮痛薬を飲んでも改善せず、… 2021/02/19 精神・神経 医師限定コンテンツ
インタビュー◎片頭痛の発作抑制で初の抗体医薬が承認取得 片頭痛発作を半減させる月1回投与の抗体医薬が登場へ 埼玉精神神経センター埼玉国際頭痛センター長の坂井文彦氏に聞く 2021年1月末、「片頭痛発作の発症抑制」の効能で、片頭痛領域で初となる抗体薬ガルカネズマブ(商品名エムガルティ皮下注)が販売承認を取得した。片頭痛を対象に開発が進められ、その発症抑制効果が治験で示されたのは同薬が初。同様の機序を有する別の薬剤の開発も進展している。片頭痛の発作抑… 2021/01/27 精神・神経
緑内障は否定された両耳側半盲にどう対応? 眼科にて両耳側半盲を認めた患者が頭痛外来にやってきた。緑内障などの眼科疾患が否定される場合は下垂体病変を疑うが、どのように診断を進めていけばよいだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2021/01/19 精神・神経
リポート◎軽症でも侮れないCOVID-19 その倦怠感、COVID-19の後遺症かも 「コロナで通院していた病院に、『コロナにかかって動けない』と診断書をお願いしたが書いてもらえず、気のせいだと言われて困っている」――東京都渋谷区で開業するヒラハタクリニックには、そんな新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復したはずの患者から、倦怠感や睡眠障害を訴える悲… 2021/01/13 感染症
上方注視麻痺を伴う頭痛、安易なCTがNGな理由 1カ月前から続く頭痛を訴える男児が頭痛外来にやって来た。ものがダブって見えることがあり、上方注視麻痺を伴っている。どのような疾患を疑うべきだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/12/16 精神・神経
高齢者の後頭部痛はCTの撮像範囲に注意 後頭部痛を訴える高齢男性が頭痛外来にやってきた。前医で撮像された頸椎X線、頭部CTでは異常は見られなかったそうだが、果たしてどのような疾患が考えられるだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/11/18 精神・神経
肥満女性の連日性頭痛で必ず想起すべきは?(後編) (前回の続き) 43歳の肥満女性が排便時に発症した連日性の頭痛と嘔気を訴え受診した。MRI、MRA、venography、血液検査にて異常はなかったが、眼底にうっ血乳頭を認めた。腰椎穿刺を行ったところ、頭蓋内圧亢進を認めたため、特発性頭蓋内圧亢進症と診断した。すみれ うっ血乳頭があっても視力は… 2020/10/15 精神・神経
肥満女性の連日性頭痛で必ず想起すべきは?(前編) 連日性頭痛を突然発症した肥満女性が頭痛外来にやってきた。他院では異常なしとされたそうだが、はたしてどのような疾患が考えられるだろうか。今回から2回にわたり、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/09/09 精神・神経
第33回 多様な下垂体病変、どう鑑別する? 口渇、多飲、多尿を訴える頭痛患者が頭痛外来にやってきた。口渇の原因疾患は多数考えられるが、はたしてどのように鑑別すればよいのだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/08/21 精神・神経
第32回 水頭症シャント術後の頭痛、検査の注意点は? 乳児期に先天性水頭症と診断され、脳室腹腔短絡術を受けた患者が頭痛外来にやってきた。脳室腹腔短絡術後は頭痛を発症するケースが多いが、一体なぜだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/07/15 精神・神経
第31回 頭部CT異常なしの連日性頭痛=一次性頭痛? 1カ月前から続く頭痛が主訴の患者が頭痛外来にやって来た。前医では片頭痛と診断され、処方されトリプタンがやや効いたとのことだが、果たして本当に片頭痛なのだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/06/12 精神・神経
第29回 利尿薬は厳禁!難聴と耳鳴りを伴うあの疾患(前編) 3カ月前から立位歩行時に頭痛を認め、難聴と耳鳴りも伴うという患者が頭痛外来やってきた。果たしてどんな疾患が考えられるだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/04/28 精神・神経
第28回 突然異臭が…片頭痛で起こり得る「幻臭」とは? 片頭痛や統合失調症、認知症患者などに生じるとされる「幻臭」。感じないはずの匂いを感じる幻臭とは、どういった機序で発生するのだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/03/24 精神・神経
第27回 突然の異常行動を伴う頭痛、疑うべき疾患は? 突然の異常行動を伴う頭痛、嘔吐が主訴の患者が頭痛外来にやって来た。普段は頭痛はないとのことだが、このような症例ではどのような疾患を疑うべきだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通じて解説する。… 2020/02/27 精神・神経
シリーズ◎2020診療報酬改定 禁煙治療、慢性頭痛がオンライン診療の対象に COPD、SASの遠隔モニタリングは、状況に応じて毎回の指導をパスできるように 1月29日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、2020年度診療報酬改定の個別改定項目の概要が示された。前回の2018年度診療報酬改定で制度が確立したものの、算定要件が厳しく疾患も限られていることで利用がそれほど広がらなかったオンライン診療、遠隔モニタリングに関しては、医療における… 2020/01/29 医療情報
子育て中の長引く頭痛、原因探索だけでは不十分 通年性アレルギー性鼻炎で症状が強いときや、かぜにかかったときなどに家族ぐるみで自宅近くのクリニックの外来へ通院している方です。特に定期的な内服薬やその他の持病はありません。 1週間ほど前から両こめかみを締め付けるような頭痛が続いていて、市販の鎮痛薬を飲んでもなかなかよくならな… 2020/01/27 精神・神経
第26回 低気圧で悪化する頭痛にはあの漢方が効く 低気圧の接近に伴う頭痛に悩まされる人は少なくない。今回は頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、低気圧に伴う頭痛の病態と治療薬について解説する。 2020/01/21 精神・神経
東京女子医科大学脳神経外科客員教授の清水俊彦氏に聞く 帯状疱疹ワクチンで群発頭痛を予防 第47回日本頭痛学会より 東京女子医科大学脳神経外科客員教授の清水俊彦氏は、2019年11月15~16日に埼玉県さいたま市で開催された第47回日本頭痛学会で帯状疱疹ウイルスワクチン投与により群発頭痛の9割で発作改善が得られたことを報告した。清水氏に頭痛と水痘・帯状疱疹ウイルスとの関連について聞いた。… 2019/12/27 精神・神経
第25回 開頭術後の頭痛、低髄液圧症候群以外も鑑別に 2年前の開頭術施行後から継続する頭痛が主訴の患者。今回は頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して開頭術後に新規発症する頭痛について解説する。 2019/12/19 精神・神経
トリプタン◇第4回調査 イミグランの首位安定、豊富な剤形が人気 1位スマトリプタン、2位ゾルミトリプタン、3位ナラトリプタン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、トリプタンのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、41.5%の医師がスマトリプタン(商品名:イミグラン他)と回答した。 第2位のゾルミトリプタン(ゾーミッグ他)は15.8%、第3位のナラトリプタン(アマージ)は15.2%の医師が、最も処方頻度の… 2019/12/08 精神・神経
JAMA誌から 片頭痛の急性期治療にubrogepantは有望 カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬の臨床試験 米国Albert Einstein 医科大学のRichard B. Lipton氏らは、中等症から重症の片頭痛発作に対する急性期治療として、経口カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬のubrogepantの有効性と忍容性をプラセボを対照に評価する臨床試験を行い、ubrogepant群は2時間後の痛み解消と症状改善が… 2019/12/06 精神・神経
第24回 かぜ後に遷延する頭痛、精査は必要か? 既往歴がない若年女性が、解熱後も継続する頭痛を訴え来院した。重篤な疾患を見逃さないためにも、どのように診察を進めればよいだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。… 2019/11/28 精神・神経
片頭痛に効く漢方(1) 片頭痛の考え方と漢方処方 片頭痛とは、頭の片側が拍動に合わせてズキズキと痛むタイプの頭痛です。両側や後頭部が痛むこともあります。漢方薬は、痛みが生じたときに西洋薬で痛みを抑えるのとは別に、片頭痛そのものを根本的に治療したい場合に活用されています。鎮痛薬やトリプタン系薬の服用量を減らすのを目的に漢方薬… 2019/10/24 精神・神経
第23回 眼の奥の激痛、群発頭痛以外で見落としNGは? 眼の奥の激しい痛みを訴える患者。群発頭痛といった一次性頭痛以外に考慮すべき疾患とは?片頭痛頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。 2019/10/16 精神・神経
第22回 シャワーで頭痛発生!疑うべき疾患は? シャワーを浴びるたびに激しい頭痛が出現するケースでは、どのような疾患が考えられるだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。 2019/09/12 精神・神経
Lancet誌から fremanezumabは難治性の片頭痛患者にも有効 2~4種類の予防薬が効かなかった患者を対象にした臨床試験 カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)またはCGRPに対する受容体に対する抗体が、片頭痛発作の予防に役立つことが示されているが、難治性の患者に対する有効性は明らかではなかった。オランダLeiden大学医療センターのMichel D Ferrari氏らは、CGRPに対する完全ヒト・モノクローナル抗体製剤fre… 2019/09/09 精神・神経
頭痛が心配…とりあえずCT撮っておきますか? 65歳女性。持病などは特にないが、「頭痛には怖い病気が隠れている!」というテレビ番組を見て以来、頭痛がするのが心配になって受診。「患者から『先生、CTを撮ってほしいのですが』と言われ、『じゃあ、撮っておきましょうか』と応じたが、頭痛に対する画像診断の適応は……?」… 2019/09/05 精神・神経
第21回 くも膜下出血を否定、次に疑うべきは? 突然の激しい頭痛でくも膜下出血を否定した場合、次に疑うべき疾患は何だろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。 2019/08/20 精神・神経
第20回 脳動脈瘤、開頭か血管内治療か、どう決める? 突然発症の激しい頭痛は、くも膜下出血を疑う必要がある。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、くも膜下出血の病態や検査、根治治療について解説する。… 2019/07/20 精神・神経
中枢系筋弛緩薬◇第1回調査 ミオナールに軍配、2位のテルネリンに大差 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、中枢系筋弛緩薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、63.1%の医師がエペリゾン塩酸塩(商品名:ミオナール他)と回答した。 第2位のチザニジン塩酸塩(テルネリン他)は25.9%、第3位のバクロフェン(ギャバロン錠、リオレサール錠)は3.9%… 2019/07/06 骨・関節・筋
ケースで学ぶOTC薬のすすめ方 vol.2 眠くならない頭痛薬、どれを薦める? OTC薬を薦める上では、来局者のニーズに合う製品であるかどうかも、大きな判断基準となります。この男性の場合、「午後から会議があるので、価格が高くてもいいから、早く治したい。眠くならないタイプがいい」との希望がありました。… 2019/06/27 コメディカル
第19回 特効薬がない緊張型頭痛こそ漢方の活用を 緊張型頭痛は一次性頭痛の中で最も多いとされているが、特効薬が存在せず、有効性が認められている鎮痛薬も薬物乱用頭痛のリスクが懸念されている。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、緊張型頭痛に対する漢方薬の使い方について解説する。… 2019/06/24 プライマリケア
2019年5月27日~6月4日 トリプタン系薬の重大な副作用に「薬剤の使用過多による頭痛」 ゾフルーザの重大な副作用に「ショック、アナフィラキシー」が追加に 2019年5月27日~6月4日における、主な改訂情報をお知らせします。トリプタン系薬(5-HT1B-/1D受容体作動薬)の使用上の注意に「薬剤の使用過多による頭痛」に関する事項が追加されました。 2019/06/12 精神・神経
第18回 片頭痛に効く漢方「呉茱萸湯」はどう使う? 西洋薬が無効な頭痛に対し、漢方薬が効くことがある。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛に対する漢方薬の考え方、使い方について解説する。… 2019/05/31 プライマリケア
鎮痛薬(経口)◇第3回調査 ロキソニン抜きアセトアミノフェンが首位奪取 1位はアセトアミノフェン、2位はロキソプロフェン、3位はアスピリン製剤 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、「鎮痛の目的で使用する非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)およびアセトアミノフェンの経口薬」のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、56.6%の医師がアセトアミノフェン(商品名アセトアミノフェン、カロナール、ピレチノール他)と回答した。 第… 2019/05/11 麻酔科
湘南鎌倉総合病院「ER総合内科合同カンファレンス」 緩徐発症の頭痛から1週間後に全身性痙攣を発症 iryoo.comより 症例は54歳の女性です。主訴は頭痛です。 現病歴ですが、来院の1週間前から緩徐発症の頭痛が出現しました。もともと頭痛持ちの方だったんですが、普段よりも頭痛の程度が強くて、ソファで休みがちになったということでした。来院2日前には症状が多少良くなって、買い物に行ったりとか日常生活も… 2019/05/03 プライマリケア 医師限定コンテンツ
第17回 緊張型頭痛、鎮痛薬投与の前にすべきこと 一次性頭痛の中で最も多いとされている緊張型頭痛。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、緊張型頭痛の治療について解説する。 2019/04/12 精神・神経
第16回 片頭痛予防薬、活用のススメ 片頭痛発作に対する薬物治療のみでは生活に支障を来す場合、予防薬の投与が必要になってくる。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、片頭痛の予防薬について解説する。… 2019/03/11 精神・神経
第15回 何種類もあるトリプタン、どう使い分ける? 片頭痛発作時の治療は、トリプタン製剤の登場で大きく様変わりした。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、片頭痛急性期のファーストチョイスであるトリプタンの使い方について解説する。… 2019/02/19 精神・神経
群発頭痛に対する酸素療法、知っておくべきポイントは? 群発頭痛に対する酸素療法が、2018年4月から保険適用になったと知りました。どのような患者に使われているのかなど、薬剤師が知っておくべきことを教えてください。 2019/02/08 コメディカル
第14回 コーヒーは片頭痛を悪化させる? 片頭痛をはじめ慢性頭痛の発症・増悪には遺伝や食生活、ストレスなど様々な因子が関与する。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、片頭痛に対する生活指導のポイントについて解説する。… 2019/01/24 精神・神経
JAMA Neurolgy誌から 片頭痛の女性は2型糖尿病リスクが低い? フランスのコホート研究で片頭痛歴がない女性よりも発症率が低い 片頭痛と2型糖尿病の関係を明らかにするために、フランスで行われた住民ベースの前向きコホート研究E3Nに参加した女性の情報を分析したINSERMのGuy Fagherazzi氏らは、活動性の片頭痛がある女性の2型糖尿病発症リスクは、片頭痛歴のない女性よりも有意に低く、2型糖尿病発症者集団を分析すると、… 2019/01/10 精神・神経
第13回 頭痛は結婚すると減る? 増える? 一次性頭痛の発症には遺伝や食生活、ストレスなど様々な因子が関与する。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛の鑑別や生活指導に役立つ頭痛の疫学について解説する。… 2018/12/20 精神・神経
第12回 涙や鼻水を伴う片側性の激しい頭痛とは? 1カ月ほど連日続く、涙や鼻水が伴う激しい頭痛。じっとしていられないほど激しい発作だが1時間以内には治まる。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、そんな群発頭痛の特徴と有効な対処法について説明する。… 2018/11/22 精神・神経
学会トピック◎第46回日本頭痛学会総会 片頭痛の予兆時に抗めまい薬の服用で発作を予防 天候の変化によって頭痛発作が起こる片頭痛患者において、前兆の有無にかかわらず、予兆を感じたときに抗めまい薬であるジフェニドールを服用すると頭痛発作を出現前に阻止したり、頭痛が軽減することが示された。… 2018/11/21 耳鼻咽喉科
第20回 主訴<起き上がれない頭痛>の診かた この連載は救急搬送される患者の病院到着前に、救急隊からの連絡(収容要請)を基にどのように考えるかを、症例ベースで展開しています。病着後にまず確認すべきレッドフラッグは何かを意識しながら、救急ならではの臨床推論を一緒に体験してください。レッドフラッグは「見逃してはいけない疾患… 2018/11/16 救急医療・集中治療
Lancet誌から erenumabは難治性の片頭痛予防に有望 トピラマートやアミトリプチリンが無効だった患者の片頭痛を減らす ドイツCharite Berlin医科大学のUwe Reuter氏らは、既存の薬を2~4種類使用したが効果が見られなかった、またはそれらに不忍容だった反復性の片頭痛患者を対象に、抗体医薬erenumabを用いるフェーズ3b試験を行い、プラセボよりも1カ月当たりの片頭痛日数50%減少を達成した患者が多かったと報告し… 2018/11/07 精神・神経
第11回 頭が痛いのはなぜ? 脳そのものには痛覚神経がない。脳梗塞や脳内出血があまり頭痛を伴わないのはそのためだ。では、頭痛が起こるのはなぜか。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛が起こる機序とそれに基づく対処法について説明する。… 2018/10/30 精神・神経
第10回 CTでいい場合、MRIが必要な場合とは? 二次性頭痛を疑ったり除外したい場合に頼りになるのがCTとMRI。だがそれぞれ放射線、磁気の影響があり画像診断能や撮像の手間も異なる。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療におけるCTとMRIの使い分けのポイントを解説する。… 2018/10/05 精神・神経
第9回 頭痛で受診した患者に画像診断が必要な場合は? 頭痛を主訴に受診する患者の多くは片頭痛をはじめとする慢性頭痛だが、時に脳卒中などの急性疾患が潜んでいることがある。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛外来で画像診断が必要となる場合について説明する。… 2018/09/10 精神・神経
第8回 薬物乱用頭痛は病態を頭に入れて対処しよう 鎮痛薬の使い過ぎによって起こる薬物乱用頭痛。なぜか看護師や薬剤師など医療者にも多いという。第8回では、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、薬物乱用頭痛が起こる機序と対処法について説明する。… 2018/08/21 精神・神経
第7回 頭痛ダイアリーの効用を知り活用しよう! 頭痛の発作回数や服薬の日数、量などを患者自身が記入する頭痛ダイアリー。治療方針の決定に役立つだけでなく、認知行動療法としての役割も果たす。第7回では、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛ダイアリーの効用について説明する。… 2018/07/30 精神・神経
頭痛の適応外処方を知って、患者に寄り添った服薬指導を 富永病院脳神経内科部長・頭痛センター長 竹島 多賀夫氏 つらい頭痛で医療機関を受診して処方箋を持参した患者、OTCの鎮痛薬を求める来局者に、薬剤師はどう対応すべきなのか。富永病院脳神経内科部長・頭痛センター長の竹島多賀夫氏に、薬局薬剤師に期待することを聞いた。… 2018/07/17 コメディカル
頭痛患者が来局して困った事は? ありふれた疾患でありながら、薬局での対応が難しい頭痛。DI Onlineの薬剤師会員を対象に、頭痛の患者が来局して困った経験の有無を尋ねたところ、63.9%が「ある」と回答した。その理由を聞いたところ、「医師の処方意図が分からない、分かりにくい」がトップで198人、僅差で「トリプタン製剤の… 2018/07/13 コメディカル
第6回 緊張型頭痛を見分けるポイントは? 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを学んでもらう本連載。第6回では、片頭痛と並んで外来でよく遭遇する1次性頭痛である緊張型頭痛を問診でどう見分けるか、症例を基に説明します。… 2018/07/05 精神・神経
JAMA Neurology誌から galcanezumab皮下投与は片頭痛日数を減らす カルシトニン遺伝子関連ペプチド抗体のフェーズ3試験 米国Eli Lilly社のVirginia L. Stauffer氏らは、片頭痛予防薬として開発されているカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に対するヒト化モノクローナル抗体galcanezumabのフェーズ3試験で、この抗体が1カ月当たりの片頭痛の日数を減らし、片頭痛関連の障害を軽減したと報告した。結果はJAMA Neu… 2018/06/19 精神・神経
繰り返す頭痛、画像所見なしにどう対応? 湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)内科・ER合同カンファレンス 前日、昼寝後に激しい頭痛が出現。近隣の総合病院を受診したが、頭部CTに異常はなく、片頭痛と診断された。翌日も頭痛が続くため近医脳神経外科を受診したが、MRIに異常は確認されなかった。後に38℃台の発熱で葛根湯を飲んだ際、頭痛が再度出現。湘南鎌倉総合病院ERを独歩で受診した。… 2018/06/14 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
第5回 片頭痛の診断は問診でほぼ決まる 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを学んでもらう本連載。第5回では、頭痛外来でよく遭遇する片頭痛を問診でどう見分けるか、実際の症例を基に説明します。… 2018/06/07 精神・神経
第4回 頭痛の問診を見れば医師の能力が分かる 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを学んでもらう本連載。第4回では、頭痛の外来診療において最も重要な問診について説明します。… 2018/05/23 精神・神経
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(片頭痛編) 抗体医薬の登場で片頭痛診療は大きく進歩します 慶應義塾大学神経内科専任講師の柴田護氏に聞く 現在、国内外で片頭痛を対象とした抗体医薬の開発が進められている。標的はカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)およびその受容体。既に第III相臨床試験で有望な結果が得られており、まずは米国での承認も近いと見込まれている。片頭痛診療に詳しく、新薬開発の治験にも参加経験がある慶應義塾… 2018/05/19 精神・神経
第3回 「片頭痛」と「偏頭痛」はどちらが正しい? 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを解説する本連載。第3回では、国際的な頭痛分類が必要とされる理由や、今年出た国際頭痛分類第3版に基づき、最新の分類や診断基準について説明します。… 2018/05/07 精神・神経
第2回 頭痛専門医の資格を取るメリットは? 頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛診療の基本スキルとノウハウを学んでもらう本連載。第2回では、国際頭痛学会Headache Masterの資格も有する柴田氏が、頭痛学会の専門医資格取得のメリットや、資格取得には何が必要か説明します。… 2018/04/09 精神・神経
第1回 頭痛は何科で診るのがベスト? 頭痛は咳や発熱などと並んで日常診療でよく遭遇する愁訴でありながら、従来の医学教育では頭痛に対してどのように対処するかという方法論はほとんど教えられていません。本連載では、頭痛外来での指導医と研修医との対話を通して、片頭痛など一次性頭痛への対処法から、危険な二次性頭痛の鑑別法… 2018/03/16 精神・神経
BMJ誌から 片頭痛は多くの心血管疾患の危険因子 デンマークの大規模コホート研究 一般住民と条件をマッチさせて片頭痛患者の心血管疾患リスクを調べるコホート研究を行ったデンマークAarhus大学病院のKasper Adelborg氏らは、片頭痛は心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、静脈血栓塞栓症、心房細動または心房粗動のリスクを上昇させており、末梢動脈疾患と心不全では関係が見られなかった… 2018/02/23 精神・神経
「頭痛にロキソニン」は疑義必至!? さて、前々回、前回の続きです~。「桜井クン。この患者さんは片頭痛とのことだけど、マクサルト(一般名リザトリプタン安息香酸塩)とロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)をどのタイミングで飲んでるか把握してる?」… 2018/02/16 医薬品
セレニカRは後発品に変更できない!? さて、前回の続きです~。片頭痛でセレニカR(一般名バルプロ酸ナトリウム)が処方されている29歳女性の処方箋を見ていきます。「桜井クン、この患者さんが初めて来局したのはいつ頃?」「そうっスね、半年くらい前っス。頭痛外来の先生にかかってたんスけど、片頭痛も落ち着いてるんで近所の先生… 2018/01/29 医薬品
セレニカRの処方箋は「頭痛のタネ」!? 皆さん、あけましておめでとうございます。今年も皆さんに喜んでいただける記事をご提供できればと思っています。よろしくお願いします。(ペコリン)それでは今年も引き続き、桜井クンの薬局の処方箋のチェックからスタートです。「あ~、関先生。あけおめっス!年始早々、お疲れっス」… 2018/01/09 コメディカル