2022年2月25日号 特選!痛みに効く漢方レシピ 週刊日経メディカル2022年2月25日号は、疼痛への漢方薬処方がテーマです。日経メディカルは毎週金曜日に、週替わり特集を1本の記事にまとめた「週刊日経メディカル」をメールマガジンで発行中。記事のPDF版は、以下のボタンからダウンロードしてください。本号で取り上げたテーマについて、より詳… 2022/02/25 骨・関節・筋
リポート◎「急性腰痛には漢方薬を使う」と言う先達に学ぶ ぎっくり腰の漢方、その患者にぴったりなのは? 日本人の愁訴で最も多いといわれる腰痛。原因を特定できないものが大半で、疼痛管理による保存的療法が基本となるが、漢方薬が著効することも多いという──。急性腰痛に対する漢方薬処方のポイントを紹介する。 「腰椎捻挫、いわゆるぎっくり腰は漢方薬だけの方が早く改善する。痛くて動けず… 2022/02/24 骨・関節・筋
診療報酬改定2022 湿布の処方上限は70枚から63枚に見直し 中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2022年2月9日に開催され、2022年度診療報酬改定の個別項目と点数について、厚生労働相に答申した。 2022/02/09 骨・関節・筋
JAMA Network Open誌から 慢性腰痛患者には理学療法より水中運動 中国のランダム化比較試験で1年後までの症状軽減効果を比較 中国上海体育学院のMeng-Si Peng氏らは、慢性腰痛の患者をランダムに3カ月間の水中運動と理学療法に割り付けて、1年後までの機能障害の改善度を比較する臨床試験を行い、水中運動は経皮的電気神経刺激や温熱療法よりも効果的で、症状軽減効果は1年後まで持続していたと報告した。結果は2022年1月7… 2022/02/04 骨・関節・筋
診療報酬改定2022 消炎鎮痛外用薬の処方枚数、中医協で論点に 中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2021年12月8日に開催され、薬剤給付の適正化として外用の消炎・鎮痛薬の処方枚数が論点に上がった。支払い側委員からは1回の処方で原則35枚までとする主張が出たが、「現場が混乱する」などと医師委員が反発した。… 2021/12/09 薬剤師
9月27日~10月3日の「話題になった論文」 迅速抗原検査キットを学校での感染拡大に役立てる研究が話題に 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2021/10/12 感染症
症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで:腰痛(3/3) 慢性腰痛に弱オピオイドやSNRIを検討 慢性腰痛は、「3カ月以上持続する腰痛」と定義されており、中枢神経系の機能亢進や心理社会的因子による修飾などによって痛みが複雑化している。このため、急性腰痛とは異なるアプローチが必要であり、痛みの軽減のみではなく、痛みにより障害された活動性の回復を目的とする。 ガイドラインでは… 2021/08/18 薬剤師
症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで:腰痛(2/3) 坐骨神経痛に対する薬物治療 下肢痛を伴ういわゆる坐骨神経痛に対しては、ガイドラインでは、NSAIDs、SNRI、カルシウム(Ca)チャネルα2δリガンドの3剤が治療薬として挙げられている(表3)。Caチャネルα2δリガンドは、神経系において電位依存性Caチャネルのα2δサブユニットと結合し、興奮性神経伝達物質の遊離を抑制す… 2021/08/17 薬剤師
症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで:腰痛(1/3) 急性腰痛には短期でNSAIDsを 厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査」によると、腰痛は男性で第1位、女性で第2位の有訴者率を占める国民的な症状である。治療の原則として、まずは腫瘍、感染、骨折など重篤な脊椎疾患を除外するためにred flags(危険信号)を確認し、その後必要に応じて薬物療法を行う。 近年、様々な機序の鎮… 2021/08/16 薬剤師
5月24~30日の「話題になった論文」 SARS-CoV-2ウイルスのRNAは逆転写されてヒトゲノムに取り込まれる? 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 5月17~23日に最もツイート数が多かったのは、非常に興味深い仮説について検討しているPNAS誌の論文「Reverse-transcribed SARS-CoV-2 R… 2021/06/08 感染症
Lancet Rheumatology誌から 腰部椎間板ヘルニアに続発した坐骨神経痛の治療法はステロイド注射か手術か 保存的治療で改善しない場合の第1選択は経椎間孔ステロイド注射か 英国Walton Centre NHS Foundation TrustのMartin John Wilby氏らは、腰部椎間板ヘルニアに続発した坐骨神経痛に対する最適な治療法を検討するため、経椎間孔ステロイド注射(TFESI)と顕微鏡的ヘルニア摘出術を比較するランダム化比較試験(RCT)を行い、有効性では両群に差は見られないが、手術… 2021/04/16 骨・関節・筋
国際医療福祉大学成田病院症例カンファレンス 食思不振を伴う高齢者の背部痛、Ca高値なら? 菱沼 70歳代男性で、主訴は背部痛です。痛みは、胸椎から腰椎に及び、特に背骨付近が強く痛むとのことです。既往歴は痔。10年前に禁煙し、それ以前は1日40~60本を35年間、吸っていました。飲酒歴はありません。職業は警備員ですが、現在は休職中です。サプリメントや漢方薬を含めて、定期服薬なし… 2021/04/09 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
その痛み、オピオイドは本当に必要か? 過去のコラム「悪名高いOTC鎮痛薬、販売継続の謎」で、ドラッグストアに勤務する薬剤師にはOTC鎮痛薬に慎重になってもらいたいことを述べた。非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)にも薬物乱用頭痛のような依存性があり注意が必要だが、最も問題だと思うのがブロムワレリル尿素(ブロモバレリル尿素)… 2021/02/17 骨・関節・筋
リリカの違和感は○○で解決!? では今度こそ、社内研修会のための準備会議も、2巡目に突入です~。(レッツゴー)社長「桜井クン、お手柄だったね(前回記事:バルプロ酸はハイリスク薬加算NG!?)。その勢いで桜井クンの2題目、お願いできるかな」桜井「ういっス。オレが選んだ処方箋はこれっス」西根「神経障害性疼痛の患者… 2020/09/04 医薬品
テクノ医師、患者になる。 今年の日本緩和医療学会学術総会はオンライン開催になった。去年は横浜の会場で学会に参加したが、二年前は学会期間中ずっと家にいた。腰を痛めてしまい、とても新幹線に乗れるような状態ではなかったからだ。… 2020/08/18 骨・関節・筋
救急搬送減少の中、減少しないあの外傷 救急車の搬送件数が減っています。統計を取ってはいませんが、搬入される救急車は激減しており、消防署に確かめたら出動自体が減っていました。外出自粛の影響か、交通外傷が減少しているだけでなく、感染症の人も減っているような気がします。… 2020/05/07 救急医療・集中治療
湘南鎌倉総合病院 ER総合内科合同カンファレンス 【動画】硬膜外ブロック不応の腰痛に隠れていたあの疾患 2018年6月29日に行われた湘南鎌倉総合病院の院内合同カンファレンスの様子をノーカットでご紹介します。※一部音声が聞き取り難い箇所がありますことをお詫び申し上げます。(1;28分43秒) 2020/04/17 プライマリケア 医師限定コンテンツ
2月号特集は「腰痛の薬アップデート」 2月号特集は「腰痛の薬アップデート」です。国民の8割が生涯に1度は経験するという腰痛。腰痛治療というと、薬で痛みを抑えることをイメージしがちですが、活動性を高めることが重要であり、薬物治療はあくまで補助的に行われます。その薬物治療ですが、2019年5月に診療ガイドラインが改訂され、… 2020/02/10 薬剤師
学会TOPICS WIDE 長引く腰痛は多発性骨髄腫の可能性 早期診断のために積極的な血液検査を 血液腫瘍の1つである多発性骨髄腫は、様々な骨病変を生じることから整形外科を受診する患者が少なくない。岩手医科大学整形外科助教の多田広志氏は、多発性骨髄腫の初診科と確定診断に至ったかどうかを調査したところ、整形外科開業医で約6割の診断遅延が生じていたことを第27回日本腰痛学会で明… 2019/12/27 癌
【レポート】 痛み治療の最適解を探る 通常の薬物治療では期待通りの成果が得られなかった慢性疼痛に対し、視点を変えて治療の糸口を探る動きが活発になってきた。他 の疾患との関連性を中心に、最近の動向をリポートする。 2019/12/27 骨・関節・筋
NSAIDs含有塗布薬◇第1回調査 塗り薬もロキソニン、僅差でインドメタシン続く 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、NSAIDs含有塗布薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、35.0%の医師がロキソプロフェン塗布薬(商品名:ロキソニン他)と回答した。第2位のインドメタシン塗布薬(イドメシン、インテバン他)は34.0%、第3位のジクロフェナク塗布薬(ナボール… 2019/11/01 骨・関節・筋
NSAIDs含有貼付薬◇第1回調査 貼付薬でもロキソニンが不動の一番人気 2位がモーラス、3位がインドメタシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、NSAIDs含有貼付薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、44.7%の医師がロキソプロフェンナトリウム水和物(商品名:ロキソニン他)と回答した。 第2位のケトプロフェン(ミルタックス、モーラス他)は34.3%、第3位のインドメタシン(イドメシ… 2019/10/26 骨・関節・筋
第7回 58歳女性。腰背部、頸部の痛み 難治化した慢性痛の影に疾病利得 痛みは患者が感じている主観的な体験で、周りに理解してもらいにくく、精神的にも苦しいものである。その苦しみは、痛みを抱えている患者だけでなく、最もよき理解者になり得る家族などにとっても同様だ。身内が苦しんでいる状態は苦痛を引き起こし、その状態を放置するのは難しい。 当院にも、… 2019/05/30 精神・神経
SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬)◇第1回調査 SNRI:サインバルタがシェア9割の断トツ人気 2位はイフェクサー、3位はトレドミン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬)のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、87.4%の医師がデュロキセチン塩酸塩(商品名:サインバルタ)と回答した。 第2位のベンラファキシン塩酸塩(イフェクサー)は7.0%、第3位のミルナ… 2019/05/25 精神・神経
整形外科Q&Aシリーズ《5》 腰に力が入らなくなったのは圧迫骨折のせい? 89歳女性、腰回りに力が入らないことを主訴に来院しました。CT画像から想定できる原因につきご教示ください。今朝、椅子に座っていて、途中で床に横になったあと、再度椅子に座ろうと思ったが起立困難だったとのことです。表在覚正常、MMT、DTRは左右差ありません。膝蓋腱反射が両側亢進しています… 2019/05/20 骨・関節・筋 医師限定コンテンツ
湘南鎌倉総合病院「ER総合内科合同カンファレンス」 硬膜外ブロック不応の腰痛に隠れていたあの疾患 iryoo.comより 症例は、67歳の男性です。主訴は腰痛です。 現病歴です。腰痛があって近医の整形外科を受診しました。4カ月前、そこでレントゲンを撮られて問題はありませんと言われました。痛みが強かったので、そのまま総合病院へ紹介状を作ってもらって受診しました。そこの総合病院では労災として治療しまし… 2019/04/29 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
第6回 筋肉痛と診断されていた70歳代女性の腰痛 腰椎圧迫骨折後の腰痛が治らない原因は… 高齢者によく見られる腰椎の圧迫骨折。コルセット着用による保存的治療と歩行訓練などのリハビリテーションを受けて退院した後も、引き続き「腰が痛い」と訴える患者は多い。こうした症例の大部分は、コルセットを長く着けていたことによる「廃用性筋力低下」や、背中の曲がりが強くなった(後弯… 2019/04/11 骨・関節・筋
年末スペシャル◎あのニュース、どうなった?2018 ヘルニアを融かす注射薬、“ゆっくり普及”の理由 椎間板髄核に直接注入することで腰椎椎間板ヘルニアを融解させる注射薬コンドリアーゼ(商品名ヘルニコア椎間板注用1.25単位)が、2018年8月に発売された。保存療法が効かない一部の腰椎椎間板ヘルニア患者にとっては、手術に代わる待望の治療選択肢となるが、意外にもその広まり方は緩やか。その… 2018/12/26 医薬品
急性腰痛患者に画像検査は常に必要? 45歳男性。IT企業に勤める会社員。「数日前から腰の張りとともに痛みが徐々に強くなり、昨日の起床時に腰仙部に鈍い痛みを感じた。知人から勧められたカイロプラクターのオフィスを訪問した。担当のカイロプラクターが問診と検査を行ったところ、患者は腰を曲げたり反らしたりすると痛みが誘発され… 2018/09/06 骨・関節・筋
シリーズ◎日本の医療に貢献した薬【疼痛編】 効果高いロキソニンを支持する声が多数 日経メディカル Onlineの調査「日本の医療に貢献した薬」も、いよいよ最終回。最後は、疼痛の治療薬を取り上げる。治療への貢献度が最も高い薬剤としては、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)のスタンダードと位置づけられるロキソプロフェン(商品名ロキソニン)がダントツの1位に輝いた。… 2018/06/28 骨・関節・筋
【新薬】コンドリアーゼ(ヘルニコア) ヘルニアに注射による低侵襲治療薬が登場 2018年5月22日、腰椎椎間板ヘルニア治療薬コンドリアーゼ(商品名ヘルニコア椎間板注用1.25単位)が薬価収載された。本薬は、3月23日に製造販売が承認されている。適応は「保存療法で十分な改善が得られない後縦靭帯下脱出型の腰椎椎間板ヘルニア」、用法用量は「1.25単位を症状の原因である高位… 2018/06/01 骨・関節・筋
リポート◎腰椎椎間板ヘルニア治療に第三の選択肢 注射でヘルニアを融解させる新薬の実力を探る 安全な普及への鍵は適用対象の見極め 2018年3月、椎間板髄核への直接注入で椎間板内圧を下げる治療薬「ヘルニコア椎間板注用1.25単位(一般名コンドリアーゼ)」の製造販売が世界で初めて承認された。保存療法が効かない一部の腰椎椎間板ヘルニア患者にとっては待望の、手術に代わる新たな選択肢が登場する。… 2018/05/10 骨・関節・筋
リポート◎慢性痛への簡便な認知行動療法 慢性痛は「リハビリノート」で治す 複数の医療機関を受診しても痛みが取れない慢性痛患者を治癒に導く患者指導法がある。認知行動療法(CBT)に基づく「いきいきリハビリノート」(以下、リハビリノート)を用いたもの。生活上の目標を立てさせ、それを達成するための運動療法を促すことで、痛みへのとらわれをなくす。… 2018/04/10 麻酔科
インタビュー◎医療者と患者の対立構造が痛みを難治化 「痛みが取れない」との訴えにイラッとしたら… 九州大学病院心療内科診療准教授の細井昌子氏に聞く 慢性痛を抱える患者では、医療者との関係の悪さが痛みの難治化に関係し得る。心療内科医として多くの慢性痛患者に対応してきた細井氏に、慢性痛患者を診療する上で医療者が陥りがちな心理的ピットフォールを聞いた。… 2018/04/10 麻酔科
日経メディカル 書籍紹介 一問一答!腰痛のエビデンス 腰痛に関連する疑問に一問一答形式で答える。病態・診断・治療別に何がどこまで分かっているかを、国内外の文献や著者の豊富な臨床経験に基づき示すとともに、腰痛の原因や、画像診断の位置付け、保存療法や手術の有効性を説明する。… 2018/04/05 骨・関節・筋
リポート◎広がるハイドロリリース《2》 痛み診療のパラダイムシフトとなるか? 即効性に高まる関心、痛みの原因解消にもつながる 隠岐島前病院のケースで紹介したように、ハイドロリリースに対する患者の反応に効果を実感した医師たちは、この手技を外来で積極的に施行している。若手を中心に、手技の習得を目指す医師も増えているようだ。 日経メディカル Online が2018 年1月に行ったアンケートでは、腰痛、肩こり、関節痛… 2018/02/06 骨・関節・筋
リポート◎広がるハイドロリリース《1》 常勤整形外科医不在の島で腰・肩痛を治せるワケ 局所の痛みに薬液を注入する新治療法を導入 常勤整形外科医のいない島の病院に、痛む腰をさすりながら入っていき、帰りは一転して足取り軽くなる高齢者─。島根県の離島に位置する隠岐広域連合立隠岐島前病院では日常よく目にする光景だ。 同病院の外科外来の初診患者で最も多い主訴は腰痛だ。肩関節周囲炎も上位を占める。8人の常勤医はい… 2018/02/05 骨・関節・筋
「転んだ後に腰が痛い」を映像化して見えたもの このコラムでは、1年目初期研修医と指導医の2人が、その日に出会った患者さんを通じて、明日からの診断力アップにつながる診断のポイントを対話形式で紹介していきます。今回は、転倒後から腰背部の強い痛みを訴える80歳女性のケースです。… 2018/01/23 骨・関節・筋 医師・医学生限定コンテンツ
【レポート】 危険な腰痛を見極めろ 腰痛はこれまで「原因が分からないことが多い」「ストレスなどの心理的な要因が大きく関わっている」など、診断・治療が難しいというイメージが先行してきた。しかし、きちんと鑑別診断を行えば、約8割の腰痛は原因を特定でき、重篤な疾患が隠れている腰痛は約1%にとどまることが明らかになってき… 2017/12/24 骨・関節・筋
痛みを取るだけでは患者は満足しない いきなりですが、皆さんに質問です。あるサラリーマンの男性が「週末から腰が痛くなった」と言って、皆さんの外来を受診されたとします。聞くと、引っ越しの手伝いをしたそうですから、もしかしたら重い物を持ったせいかもしれません。皆さんだったら、まずレントゲンを撮りますか? 湿布や鎮痛… 2017/11/07 癌
日経メディカル 書籍紹介 臨床医のための腰痛診断・治療指針 日本整形外科学会・日本腰痛学会による「腰痛診療ガイドライン」(2012年)の作成メンバーによる腰痛診療の教科書。臨床医や医療スタッフを対象に、腰痛の定義や疫学、診断・治療法を示す。 2017/10/12 骨・関節・筋
特集◎検査の賢い減らし方《ケース4》 激しい腰の痛みを訴える44歳男性にMRI検査を行う? 腰痛は「国民病」とも呼ばれ、厚生労働省の国民生活基礎調査(2010年)によればいわゆる「腰痛持ち」は2800万人いるとされている。「腰が痛い」と訴えて受診する患者も少なくない。 2017/09/16 放射線科
鎮痛薬(NSAIDs・アセトアミノフェン)のファーストチョイスは? 首位のロキソニンにアセトアミノフェンが肉薄 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、「鎮痛の目的で使用する非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)およびアセトアミノフェンの経口薬」のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、44.6%の医師がロキソプロフェン(商品名ロキソニン他)と回答した。… 2017/08/26 医薬品
JAMA Intern Med誌から スタチン使用者の背部障害リスクが上昇 米軍の医療保険データを用いたコホート研究 スタチンが筋痛症のリスクを増加させる可能性は指摘されているが、スタチンと背部痛の関係を調べた研究はほとんどなかった。米Veterans Affairs North Texas Health Care SystemのUna E. Makris氏らは、レトロスペクティブなコホート研究でスタチンの使用と背部障害(脊椎症や椎間板疾患など)の… 2017/05/30 循環器
運動器疾患 ガイドライン外来診療◆腰痛症 急性の非特異的腰痛において、安静臥床より疼痛範囲内での活動性の維持が有効である。急性腰痛には非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)もしくはアセトアミノフェンを処方する。慢性腰痛にはNSAIDs、アセトアミノフェン、オピオイドを処方する。慢性腰痛は薬物療法だけでなく運動療法と認知行動療法を行… 2017/05/26 骨・関節・筋
NEJM誌から プレガバリンは坐骨神経痛を軽減しない 8週間投与するオーストラリアのプラセボ対照RCT 中等症から重症の坐骨神経痛患者にプレガバリンを投与し、疼痛緩和効果をプラセボと比較するランダム化対照試験を行ったオーストラリアSydney大学のStephanie Mathieson氏らは、疼痛スコアではプレガバリンとプラセボに有意差はなく、有害事象はプラセボよりプレガバリンに多かったと報告した。結… 2017/04/20 精神・神経
JAMA Pediatrics誌から 小児の腰痛に関するレビュー 鑑別は成人と異なるが、大半は非特異的で自然治癒する 小児にも腰痛は少なくないが、鑑別診断は成人の腰痛患者の場合と異なる。米Nationwide Children's HospitalのJames MacDonald氏らは、18歳までの患者の腰痛の診断、治療、予防に関するレビューをJAMA Pediatrics誌電子版に2017年1月30日に報告した。… 2017/02/27 骨・関節・筋
【学会トピックス】第24回日本腰痛学会より 腰椎由来の神経障害性疼痛は下肢痛と臀部痛が大きな特徴 鑑別の難しい慢性腰痛の診療において、下肢痛や臀部痛が神経障害性疼痛との関連を示唆する所見と考えられることが明らかになった。9月2~3日に開催された第24回日本腰痛学会で、千葉大学整形外科助教の折田純久氏が発表した。… 2016/12/18 骨・関節・筋
【診療アップデート】ロコモの関連疾患 腰を診る──サルコペニアを中心に 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター運動器外科部長 酒井 義人 近年、加齢による骨格筋の減少であるサルコペニアが注目されている。独立した疾患ではないが、高齢者の運動機能に大きく影響し、ロコモティブシンドロームの原因としても重要視されている。サルコペニアが四肢のみならず腰椎疾患や腰痛にも影響を及ぼすことが示されている。… 2016/12/18 骨・関節・筋
「お任せします」という患者には2タイプいる 稲波脊椎・関節病院院長 稲波弘彦氏×豊田剛一郎 椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などに対する内視鏡下手術件数で日本一を誇る稲波脊椎・関節病院。今もメスを握りつつ、院長、そして理事長を務めるのが稲波弘彦氏だ。稲波氏は現在の医療や今後の医療をどう考えているのだろう。… 2016/11/14 骨・関節・筋
学会トピック◎第24回日本腰痛学会 週3回以上の運動習慣で腰痛有訴率が有意に低下 週3回以上の運動習慣は、腰椎有訴率を有意に低下させたほか、腰痛が日常生活に悪影響を及ぼすことを抑制できる可能性が報告された。地域住民における腰痛と運動習慣の関連について2年間追跡した「the GAINA study」の結果によるもの。山梨県甲府市で9月2~3日にかけて開催された第24回日本腰痛学… 2016/09/12 骨・関節・筋
学会トピック◎第24回日本腰痛学会 丁寧な診察で腰痛症の8割は原因を特定できる これまで腰痛症のうち、原因を特定できるのは20%程度だと言われてきたが、専門医が丁寧に診察を行えば、80%で腰痛の原因部位を特定できることが報告された。山口県の整形外科を受診する患者の実態を検討した「山口県腰痛study」で明らかになった。山梨県甲府市で9月2~3日にかけて開催された第2… 2016/09/12 骨・関節・筋
テープ剤、パップ剤、ゲル剤の3剤形 ロキソニンの外用OTC薬が要指導医薬品に 薬剤師による対面販売が必須 第一三共ヘルスケア(東京都中央区)はロキソプロフェンナトリウム水和物(商品名ロキソニン他)を医療用医薬品と同量配合した外用OTC薬を2016年8月25日に発売する。商品名は「ロキソニンSテープ」「ロキソニンSテープL」「ロキソニンSパップ」「ロキソニンSゲル」。いずれも要指導医薬品で、効能… 2016/08/23 コメディカル
ニュース追跡◎背景に腰部脊柱管狭窄症手術の新技術 脊椎手術の死亡事故で「大腸損傷」のなぜ 今年5月、船橋整形外科病院(千葉県船橋市)で、腰部脊柱管狭窄症の手術中に誤って大腸を傷つけ、それが原因で患者が死亡したと報道された。脊椎手術でなぜ腸管損傷が生じたのか。背景には脊椎手術の新潮流があった。… 2016/06/08 骨・関節・筋
NEJM誌から 脊柱管狭窄症に固定術を追加しても改善しない 腰椎変性すべり症があっても結果は変わらず 腰部脊柱管狭窄症に対する外科的治療としては、除圧術が標準的に行われるが、近年、固定術が追加される機会が増えている。スウェーデンUppsala大学のPeter Forsth氏らは、除圧術のみを行った場合と、固定術を追加した場合の2年後と5年後の転帰を比較する無作為化試験Swedish Spinal Stenosis Stud… 2016/05/12 骨・関節・筋
トレンドビュー◎下行性の疼痛抑制系を亢進して痛みを抑制 慢性腰痛に抗うつ薬デュロキセチンをどう使う? イライラや排尿障害などの副作用は要注意 2016年3月18日、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)のデュロキセチン( 商品名サインバルタ)の適応に、「慢性腰痛症に伴う疼痛」が加わった。販売元によると、既に海外29カ国で腰痛症などの慢性疼痛の治療で適応を有している。… 2016/05/10 骨・関節・筋
JAMA誌から 腰痛にマインドフルネス・ストレス低減法も有効 認知行動療法と同様に疼痛スコアが軽減 瞑想やヨガをプログラムに取り入れたマインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)は、成人の慢性腰痛治療において、認知行動療法(CBT)と同様に有効であるという研究が報告された。これは米Group Health Research InstituteのDaniel C. Cherkin氏らが行った無作為化試験によるもので、通常のケアに… 2016/04/13 骨・関節・筋
【適応追加】デュロキセチン サインバルタ:慢性腰痛で使用可能に 2016年3月18日、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬デュロキセチン(商品名サインバルタカプセル20mg、同カプセル30mg)の適応が追加された。新しく追加された適応は「慢性腰痛症に伴う疼痛」で、1日1回60mgを朝食後に経口投与する。1日20mgより開始し、1週間以上の間隔をあけて1日20m… 2016/04/01 医薬品
慢性腰痛症へのサインバルタ使用で厚労省が通知 医療機関や薬局に適正使用のための情報周知を 厚生労働省は2016年3月18日、同日に「慢性腰痛症に伴う疼痛」の効能・効果が追加承認されたデュロキセチン塩酸塩(商品名サインバルタカプセル20mg、同30mg)について、適正使用に関して特段の留意を求める通知を都道府県などに出した。… 2016/03/23 コメディカル
よく使う鎮痛薬、約半数の医師が「ロキソニン」 第2位は僅差でアセトアミノフェン、第3位はセレコキシブ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、「鎮痛の目的で使用する非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)およびアセトアミノフェンの経口薬」のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、約半数の医師がロキソプロフェンナトリウム水和物(商品名ロキソニン他)を挙げた。第2位のアセトアミノフェン(… 2016/02/11 精神・神経
部会了承も副作用懸念で異例の多数決、承認は次回以降に デュロキセチンが慢性腰痛症に適応拡大へ 厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は、2月5日、セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬(SNRI)のデュロキセチン(商品名サインバルタ)の適応に、「慢性腰痛症に伴う疼痛」を追加することを了承した。ただし、一部委員から適応拡大について疑問の声が上がったことから、疑問へ… 2016/02/09 骨・関節・筋
JAMA誌から 急性腰痛治療の基本はNSAIDsの単剤投与 筋弛緩薬やオピオイド配合剤を併用しても転帰の向上なし、米のランダム化比較試験で判明 救急部門を受診した急性腰痛患者に、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)に加えて筋弛緩薬やオピオイドとアセトアミノフェンの配合剤を投与しても、1週間後の機能的回復度はNSAIDs単剤の場合と変わらないことが、米国で行われた二重盲検ランダム化比較試験から明らかになった。… 2015/11/09 骨・関節・筋
高知臨床推論ケースカンファレンスに参加 腰痛に隠れた病を見抜き、高知の海と格闘する 高知の友人、佐野良仁先生(佐野内科リハビリテーションクリニック)、武内世生先生(高知大学医学部附属病院 総合診療部)に招かれ、「高知臨床推論ケースカンファレンス」に参加した。最初に佐野先生が教育症例を提示してくれた。… 2015/10/22 骨・関節・筋
デュロキセチンが線維筋痛症の疼痛に適応拡大 慢性腰痛症でも申請中、変形性関節症ではフェーズ3治験中 厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は、4月28日、セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬デュロキセチン塩酸塩(商品名サインバルタ)の適応に、「線維筋痛症に伴う疼痛」を追加することを了承した。早ければ5月末にも承認され、添付文書も改訂される。… 2015/05/12 骨・関節・筋
4/21放送 テレビ朝日系『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』から 腰痛診断にトイレットペーパーの芯を使う!? 今回の『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』は、「セカンドオピニオン」がテーマだそうです。医療っぽい内容になりそうなので、見てみることにしました。 2015/05/11 骨・関節・筋
Ann Intern Med誌から 脊柱管狭窄症への減圧術と理学療法、2年後の身体機能に差なし 神経性間欠跛行のある腰部脊柱管狭窄症患者を対象としたランダム化試験で示唆、治療効果に性差もなし 症候性の腰部脊柱管狭窄症(LSS)患者をランダムに外科的減圧術群と6週間の理学療法群に割り付け、2年後の身体機能を比較した臨床試験で、両群に有意差がないことが明らかになった。 2015/04/21 骨・関節・筋
第10回 高齢の腰痛患者、何日まで「安静」推奨する? こんにちは! 今日も「ホンマでっか症例帳」の時間が始まりました。今回は、広島鉄道病院整形外科の藤岡悠樹先生がプレゼンターです。「ヨコバン」こと横林賢一と共に、本日も日々の診療に役立つ診療のコツやピットホールをご紹介いただきます。ではさっそく藤岡先生、お願いします。… 2015/03/23 骨・関節・筋
(肉体的に)痛い思いをして反省しました 1月末になんと坐骨神経痛を発症してしまいました。まだ左足がジーンとしびれているのですが、とりあえず生活に支障は無くなってきました。そして、この経験もまた自分の医師としてのあり方を考え直す経験でしたので振り返ってみたいと思います。… 2015/03/13 救急医療・集中治療
医師2423人に聞く「運動器由来の慢性痛でよく使う薬剤は?」 7割以上がよく使うNSAIDs、次の一手は? 6割の医師が慢性痛の治療に悩み 高齢社会となった今、運動器由来の慢性痛は診療科を問わない問題だ。このたび、日経メディカル Onlineでは医師会員を対象に運動器由来の痛みに関するアンケートを実施。2423人から回答を得た。 2015/02/18 骨・関節・筋
特集◎痛みに先手を打て《2》運動器痛・帯状疱疹痛 運動器痛は神経障害性疼痛の有無を見極める 運動器疼痛では、神経障害性疼痛や心因性疼痛の合併に適切に対処することが患者満足度を高める。帯状疱疹関連痛では、急性期の段階から積極的に鎮痛薬を使うことで神経障害性疼痛を抑制できる。 2015/02/10 骨・関節・筋
特集◎痛みに先手を打て《1》プロローグ 痛みは脳や体に記憶される 痛みは身体だけでなく、精神面や社会生活にも大きな影響を及ぼし、生命予後をも悪化させる。近年、「痛み記憶」という概念が提唱され、記憶の段階に至らせないことが重要だと分かってきた。痛みが出始めたら、軽視することなく、少しでも早い時期から痛みを軽減させる対応が求められている。… 2015/02/09 精神・神経
その痛み、本当に精神的なもの? 百聞百見は一験にしかず──。これは、松下幸之助氏が遺した言葉の1つだが、「痛みのつらさは経験してみないと分からないものだ」と、腰椎ヘルニアの激痛を経験して初めて思った。かなり前のことになるが、腰椎ヘルニアが原因で全く動けない状態になったことがある。… 2015/02/04 骨・関節・筋
【学会トピックス】秋のロコモ関連学会より 高齢者の慢性腰痛に高用量アセトアミノフェンが有効 近年、慢性疼痛に対するアセトアミノフェンの効果が見直されている。国立長寿医療研究センター整形外科医長の酒井義人氏は、慢性腰痛の高齢患者にアセトアミノフェン600mg/日または1200mg/日を投与したところ、高用量で効果が確認されたことを11月15~16日に開催された第22回日本腰痛学会で発表… 2014/12/19 骨・関節・筋
NSAIDsの肝腎な「肝」の話 汎用薬が十分に理解されているかといえば、必ずしもそうとは限らない。例えば非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)。NSAIDsの禁忌「重篤な肝障害」とは? なぜ禁忌なのか? そして、それが“守られていない”のはなぜなのか――。… 2014/10/07 コメディカル
腰痛に効く漢方(2) 慢性的な腰痛への漢方処方 病院や整体に通っても、なかなか治らないという慢性的な腰痛に悩む人もたくさんいます。そういうときは、どのような漢方処方を使うのでしょうか。 2014/09/03 骨・関節・筋
腰痛に効く漢方(1) 腰痛の考え方と漢方処方 腰は「腎の府(ふ)」といわれる部位であり、五臓の腎と深い関係にあります。冷えや湿気、ストレスとも関わりの深い病気です。漢方では、腎の機能を調えるなどの体質改善を進め、腰痛の改善を図ります。… 2014/08/22 医薬品
クロームキャストでいろんな動画が薬局のテレビで簡単再生! 突然ですが、「クロームキャスト」(Chromecast)って、聞いたことあります? 米グーグル社が日本で5月末に発売したガジェットなんですが、薬局で使ってみたら患者さんからの評判が結構いいので、ご紹介。… 2014/06/09 薬剤師
ケトプロフェン以外のNSAIDs外皮用薬にも注意喚起 ケトプロフェン外皮用薬、妊娠後期女性で禁忌に 妊娠後期の女性に対するケトプロフェン外皮用薬(商品名モーラス他)の使用について、厚生労働省は3月25日に添付文書の変更を指示。テープ剤は従前の「慎重投与」から「禁忌」に、パップ剤やゲル剤などテープ剤以外の外皮用薬でも新たに禁忌となった。… 2014/04/25 医薬品
【診療アップデート】ロコモの関連疾患を診る 腰を診る──新しい腰痛診療ガイドラインから 千葉大学大学院医学研究院整形外科学教授 高橋 和久 腰痛とは1つの疾患単位ではなく、症状の名称である。腰痛は日常診療でよく見られる代表的な症状の1つであり、その診療に精通しておくことは整形外科医の責務といってもよい。2012年に作成された日本整形外科学会・日本腰痛学会監修の「腰痛診療ガイドライン」のポイントを紹介するので、日々の診… 2013/12/20 骨・関節・筋
経口グルコサミン-コンドロイチンが腰痛患者の痛みや機能障害を低減する可能性 変形性関節症(OA)や脊髄関節症などによる腰痛患者にグルコサミン-コンドロイチン硫酸(GCS)を投与すると、痛み強度を示す疼痛visual analog scale(VAS)や機能的能力を評価するオスウェストリー障害指数、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用率がベースラインに対し、有意に改善すること… 2013/07/05 骨・関節・筋
トレンドビュー◎腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症で増加中 脊椎の手術は内視鏡で行う時代に 椎間板ヘルニアでは局所麻酔下で可能な新術式も 脊椎内視鏡下手術が増えている。2011年の脊椎内視鏡下手術の件数は1万1154件。05年から2.7倍に増加した(図1)。これは、日本整形外科学会が05年から毎年実施している脊椎内視鏡下手術に関する全国調査の結果だ。特に手術件数が多いのが腰椎椎間板ヘルニアで、「腰椎椎間板ヘルニア手術の約3割を… 2013/06/25 骨・関節・筋
RA患者の4人に1人が強い腰痛、疾患活動性が主なリスク因子 関節リウマチ(RA)患者の4人に1人が中等度以上の強い腰痛を有していること、RAの疾患活動性(DAS28-ESR)が腰痛のリスク因子の1つであることが日本人を対象とした研究で示された。画像所見は有意なリスク因子ではなかった。大阪市立大学の山田賢太郎氏らが、6月12日から15日にスペイン・マドリッ… 2013/06/20 骨・関節・筋
「職場における腰痛予防対策指針」を19年ぶりに改訂 介護や看護での人力による患者の抱き上げを原則禁止 厚生労働省労働基準局は、6月18日、「職場における腰痛予防対策指針」を19年ぶりに改訂した。今回の改訂版の大きな特徴は、腰痛患者数が増加している社会福祉施設や医療機関、訪問介護・看護などに指針の適用範囲を拡大した点だ。原則的に、人力による人の抱き上げを行わないよう求めており、新た… 2013/06/19 骨・関節・筋
年齢相応の移動能力があるかどうかを判定 日本整形外科学会、「ロコモ度テスト」を発表 日本整形外科学会は5月27日、ロコモティブシンドロームの危険性を判定するための「ロコモ度テスト」を策定したと発表した。ロコモ度テストは、下肢筋力、歩幅、身体状態・生活状況を評価する3つのテストを行って年齢平均値と比べることで、年齢相応の移動能力を維持しているかを判定するもの。… 2013/05/29 骨・関節・筋
第56回 主訴:[腰痛] 糖尿病、肝硬変、肝細胞癌で治療中の74歳男性 小澤正幸(江別市立病院) 糖尿病や肝硬変、肝細胞癌で他院治療中の74歳男性。7日前までは普段と変わりなかった。6日前の日中に椅子に座っていて物を取ろうと腰を捻った際に強い腰痛を自覚した。夜には38℃の発熱も認めた。5日前に他院救急外来を受診し鎮痛剤を処方された。腰痛が持続するため3日前に他院整形外科を受診し… 2013/05/20 骨・関節・筋 医師限定コンテンツ
トレンドビュー◎腰痛患者への新対処法 安静指示は×、痛みに応じた活動性維持は○ 最新ガイドラインが「腰痛への安静は推奨しない」と明記 昨年11月、11年ぶりに「腰痛診療ガイドライン」が発行された。その特色は、腰痛患者に安静を指示するより、痛みに応じて活動性を維持させることが機能回復や再発予防に有効であるとした点だ。さらに、安静を指示することは患者の不安を助長し、腰を過度に守ろうとする回避行動を生み、腰痛の再発… 2013/04/05 骨・関節・筋
NEJM誌から 椎間板ヘルニアのMRI所見は転帰と相関せず 治療1年後のMRI所見と坐骨神経痛の有無は無関係 椎間板ヘルニア治療1年後のMRI所見は、坐骨神経痛の転帰と相関しないことが、オランダLeiden大学医療センターのAbdelilah el Barzouhi氏らによる研究で示された。詳細は、NEJM誌2013年3月14日号に報告された。 2013/04/01 骨・関節・筋
日経メディカル2013年3月号「特集 合剤を使いこなす」転載 Vol.5 慢性疼痛:アセトアミノフェンとオピオイドの合剤が登場 NSAIDsでは除痛困難例に、胃腸障害なく長期連用が可能 腰痛症や変形性膝関節症、関節リウマチなど、非癌性の慢性疼痛に悩む患者は多い。だが長年、治療薬は限られていた。 2013/03/18 骨・関節・筋
日経メディカル2012年12月号特別編集版「ロコモティブシンドロームと骨折予防」【診療アップデート】転載 腰痛の診断と治療―新しい診療ガイドラインから 腰痛とは1つの疾患単位ではなく、症状の名称である。腰痛は日常診療でよくみられる代表的な症状の1つであり、その診療に精通しておくことは整形外科医の責務といってもよい。本年作成された日本整形外科学会・日本腰痛学会監修の「腰痛診療ガイドライン」の主な内容を紹介するので、日々の診療の… 2012/12/28 骨・関節・筋
日経メディカル2012年9月号「特集 その検査、ホントに必要?」転載 Vol.3 危険信号がない急性腰痛はすぐに画像検査を行わない 【整形外科疾患(その1)】 「ではまず、レントゲンを撮ってみましょう」と言って、急な腰痛で来院した患者に画像検査を行うことはよくある。しかし、米国家庭医療学会(AAFP)と米国内科学会(ACP)の勧告は「画像検査は6週間たってから」と、これに待ったを掛ける。… 2012/09/11 骨・関節・筋
BMJ誌から 坐骨神経痛への薬物療法に質の高いエビデンスなし 初めての系統的レビューの結果 坐骨神経痛患者に対する薬物療法の有効性を評価した初めての系統的レビューの結果が、BMJ誌電子版に2012年2月13日に掲載された。著者であるオーストラリアSydney大学のRafael Zambelli Pinto氏らによると、対象となった研究の質は全体的に低く、現時点では偽薬との比較で明確な効果が示された薬物… 2012/02/28 骨・関節・筋
日経メディカル2011年12月号特別編集版「診療アップデート」(転載) 腰部脊柱管狭窄症 - 新しい診療ガイドラインから 腰部脊柱管狭窄症は、腰部の神経圧迫によって脚のしびれ・痛み、歩行障害などを来す一連の症候群である。また、ロコモティブシンドロームの主要な要因としても知られている。本年作成された新しい「腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン」の主な内容を紹介するので、日々の診療の一助としてもらいた… 2011/12/29 骨・関節・筋
病名に「痛」が付いた疾患で、受診者が最も多いのは? 最近、首と肩の凝りがひどくなり、頭痛に悩まされる経験をしました。少し気になって、インターネットで「頭痛」をキーワードに検索してみたところ、ヒットした件数は3490万件でした。そういえば頭痛以外にも、「痛」という文字を含む病名や症状があるなと、さらに思いつくままに検索した結果、腰… 2011/12/22 骨・関節・筋
BMJ誌から 腰部神経根障害への硬膜外ステロイド注射に利益なし ノルウェーの多施設試験でシャム注射などと比較 慢性の腰部神経根障害に対する硬膜外ステロイド注射に、シャム(sham)注射に優る利益はないことが、北ノルウェー大学病院のTrond Iversen氏らが行った多施設無作為化試験で明らかになった。論文は、BMJ誌2011年9月17日号に掲載された。… 2011/10/04 骨・関節・筋
BMJ誌から 1年以上の慢性腰痛には手術の前にリハビリを 慢性腰痛には外科的治療と非外科的治療のどちらが好ましいのか。この疑問に基づき、円板プロテーゼを用いた椎間板置換術と総合的リハビリテーションの有効性と安全性を比較した無作為化試験の結果が、BMJ誌2011年6月4日号に報告された。2年後の評価では、主要エンドポイントを含む複数の評価指標… 2011/06/08 骨・関節・筋
日経メディカル2011年5月号「トレンドビュー」(転載) こむら返りに神経ブロック 糖尿病ではマグネシウムの補給で軽減 健康な人でもしばしば激痛を経験する「こむら返り」。腰椎変性疾患や糖尿病などでは発生頻度が高く、中には日常生活に支障を来す人も。そんなこむら返りに有効な、治療の工夫を紹介する。 2011/05/20 その他
変形性腰椎症の腰痛患者にグルコサミンは効果なし 初の大規模無作為化試験の結果 慢性腰痛で変形性腰椎症の患者を対象に、グルコサミンの影響を調べた初めての大規模かつ長期的な無作為化試験の結果が発表された。グルコサミンは、これらの患者の疼痛関連の機能障害や痛みの強さ、QOLの改善に効果がなかった。ノルウェーOslo大学病院のPhilip Wilkens氏らが、JAMA誌2010年7月7日… 2010/07/27 骨・関節・筋
日経メディカル2009年7月号「トレンドビュー」(転載) 椎体の骨折にセメント注入 腰痛の改善率高いが隣接椎体骨折の危険も 高齢者の腰痛や寝たきりの原因となる椎体圧迫骨折に、骨セメントを注入する経皮的椎体形成術を行う施設が増えている。保存的治療に比べ除痛効果は高いが、隣接椎体の骨折などを懸念する声もある。 2009/08/03 骨・関節・筋
日常診療のピットフォール MRIを撮る?撮らない?―“危ない”腰痛を見分けるには 大船中央病院症例カンファレンスより 2年前から時々腰痛を自覚していたが、年齢のせいだと思い様子を見ていた。約1カ月前から腰部と両下肢後面に痛みを自覚し、長時間座っていられなくなった。2週間前からさらに痛みが増強し、安静時も痛みが持続するようになったため、当院整形外科外来を受診。内科的原因が考えられたため、精査目的… 2009/07/17 骨・関節・筋 医師限定コンテンツ
日本の変形性関節症患者は膝2500万人、腰椎3800万人 3000人のコホート調査から推定、メタボとも強い関連 高齢者の健康寿命に大きく影響し、引いては要介護状態への大きなリスクと目されている変形性膝関節症(膝OA)の日本における患者数は2530万人(男性860万人、女性1670万人)、変形性腰椎症(腰椎OA)では3790万人(男性1890万人、女性1900万人)と推定されることが明らかになった。日本の3地域300… 2009/07/02 骨・関節・筋