2022年6月17日号 寝たきりを防ぐ! 骨折後の骨粗鬆症治療を忘れるな 骨折は手術して骨癒合が確認できれば治療終了となりがちですが、高齢者は背後にある骨粗鬆症のために骨折を繰り返し、果ては寝たきりになってしまうこともあります。これを防ぐため、専門医とかかりつけ医は連携し、早期に骨粗鬆症治療を始めるのがよいと専門医は訴えます。今年4月の診療報酬新設… 2022/06/17 骨・関節・筋
《日経バイオテクより》トレンド◎重症筋無力症治療薬の開発者に聞く 自己免疫疾患に新たなコンセプトの治療登場 ベルギーargenx社の日本法人であるアルジェニクスジャパンは、2022年1月、国内で全身型重症筋無力症を対象として、抗胎児性Fc受容体(FcRn)抗体フラグメント製剤「ウィフガート」(エフガルチギモド アルファ)の承認を取得し、2022年5月、販売を開始した。… 2022/06/06 骨・関節・筋
NEWS◎総合診療領域の特任指導医制度、2026年度以降は廃止の可能性も? サブスペ領域の追加認定、新たに3領域が内定! 日本専門医機構は2022年4月18日、定例の記者会見を実施。サブスペシャルティ領域の新たな機構認定について、「放射線カテーテル治療」「集中治療科」「脊椎脊髄外科」の3領域が機構理事会で承認されたことを明らかにした。既認定の23領域と合わせて、計26領域が機構認定サブスペシャルティ領域と… 2022/04/19 医師のキャリア
シリーズ◎2022診療報酬改定 【外科系】ロボット手術は点数上乗せ、痛風の関節液検査、ECMOの評価新設 下肢潰瘍の創傷処置、自発覚醒トライアル、排尿障害に対するインプラントも保険適用 3月に2022年度診療報酬改定に関する省令、告示類が発出され、改定項目の詳細が明らかになった。新しい技術に対応した新設点数を中心に、各診療科ごとに現場の医師が押さえておきたい臨床分野の改定項目を紹介する。後編は外科系やその他の診療科に関する主な見直しをまとめた。内科領域をカバーし… 2022/03/31 外科
リポート◎「急性腰痛には漢方薬を使う」と言う先達に学ぶ ぎっくり腰の漢方、その患者にぴったりなのは? 日本人の愁訴で最も多いといわれる腰痛。原因を特定できないものが大半で、疼痛管理による保存的療法が基本となるが、漢方薬が著効することも多いという──。急性腰痛に対する漢方薬処方のポイントを紹介する。 「腰椎捻挫、いわゆるぎっくり腰は漢方薬だけの方が早く改善する。痛くて動けず… 2022/02/24 骨・関節・筋
NEWS◎フレイル、心・腎障害、ALSへの応用も視野 ミトコンドリア機能改善薬の第1相試験始まる ミトコンドリア内膜の蛋白質に作用してATP産生を促すことでミトコンドリアの機能を改善する作用を持つ低分子化合物MA-5の第1相臨床試験が始まる。まずはリー脳症、MELAS、レーバー病などの病型が知られ難病指定を受けているミトコンドリア病の適応を目指すが、将来的にはフレイルや糖尿病、狭心症… 2021/12/08 循環器
2021年12月3日号 ロボット手術の普及で人工膝関節置換術の位置付けが変わる 変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術では、3社の手術支援ロボットが上市され、普及が進んでいる。わずか2年あまりで、ロボット支援手術は特別な治療選択肢ではなくなってきた。膝関節治療における人工膝関節置換術の位置付けはどのように変わるのだろうか。… 2021/12/04 骨・関節・筋
動画解説◎整形外科用手術支援ロボットが可能にする高難度な人工膝関節置換術 【手術動画】両十字靱帯を温存し周囲の骨を削るロボット手術 変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術では現在、3社の手術支援ロボットが上市されている。このうち、英国スミス・アンド・ネフューが開発した「NAVIO」およびその後継機種「CORI」を用いると、従来の手術では難度が高くほとんど行われてこなかった、前十字靭帯および後十字靭帯の両方(両十字… 2021/12/03 骨・関節・筋 医師限定コンテンツ
トレンド◎人工膝関節置換術でロボット支援手術が普及期に【後編】 3社それぞれの膝関節手術ロボット、特徴は? 人工膝関節置換術をサポートする手術支援ロボットは、2019年以降3社の製品が立て続けに上市された。精緻な骨削りとインプラント設置をサポートするという点は共通しているが、各製品が独自色を打ち出している部分も多く、術者や医療機関のニーズに応じて選択されているようだ。3社の製品の特徴を… 2021/12/02 骨・関節・筋
トレンド◎人工膝関節置換術でロボット支援手術が普及期に【前編】 わずか2年で普及した膝関節ロボット手術の実力 変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術では、3社の手術支援ロボットが上市され、普及が進んでいる。ロボット支援手術が特別な治療選択肢ではなくなりつつある中で、膝関節治療における人工関節置換術の位置付けはどのように変わるのだろうか。… 2021/12/01 外科
JAMA Neurology誌から COVID-19死亡患者の多くは骨格筋に炎症あり 解剖で得られた骨格筋と心臓と肺の標本を、他の原因で死亡した患者と比較 ドイツCharite Berlin医科大学のTom Aschman氏らは、COVID-19で死亡した患者の骨格筋と心筋の炎症を評価するために、他の疾患で死亡した患者と解剖結果を比較するケースコントロール研究を行い、重症COVID-19で死亡した患者の多くに、軽症から重症までの筋炎が起こっていたが、ウイルスが筋細胞そ… 2021/07/07 感染症
学会トピック◎第57回日本肝臓学会総会 肝疾患由来のサルコペニア診断、指輪っか法はCTと同等の精度 肝疾患が引き起こすサルコペニアは、特殊な機器がなくても簡便に評価可能になりそうだ──。6月17日から18日にかけて札幌市で開催された第57回日本肝臓学会総会で、兵庫医科大学消化器内科の楊和典氏は、パネルディスカッション「肝疾患におけるサルコペニアの診断と治療」で、指輪っか法による肝… 2021/06/22 消化器
トレンド○世界で初めての神経保護・再生促進シート 手根管症候群は神経にシートを巻き付け再生促進 企業は商業生産体制も構築済み 手根管症候群による正中神経の障害に対する新たな治療の開発が進んでいる。薬剤を含有する、生分解性を持ったナノファイバーシートを末梢神経に直接巻き付けて神経の再生を促す治療で、実験動物を使った検討で有効性を確認。今年中に臨床試験を開始する。既にシートの製造に関わる企業は商業生産… 2020/10/24 骨・関節・筋
トレンド◎誰でも簡単にできる運動療法 肝リハ、体重減少を伴わなくても脂肪肝改善 現状では、非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease:NAFLD)/非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis:NASH)に対して承認された薬剤はなく、食事・運動療法による生活習慣の改善が主な治療となる。特に運動療法は、NAFLD/NASHとサルコペニアとの関連が明… 2020/10/06 消化器
トレンド◎注目すべき肝筋連関 糖尿病合併NAFLDを診たらサルコペニアを疑え 骨格筋は運動器として機能するだけではなく主要な代謝器官でもあり、代謝の中心となる肝臓との関連、いわば肝筋連関が注目されている。中でも、肥満を伴うことが多い非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease:NAFLD)/非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatiti… 2020/10/02 消化器
リポート◎皮膚接合用テープはここまで進化した ファスナーのように創部を固定する「Zip」 切開創の閉鎖では、糸による縫合に加え、テープやステープラーによる固定が実用化している。既存のテープとは見た目も、機能も大きく異なる皮膚接合用テープが臨床の場で活用されつつある。「サージカルスキンクロージャーZip」は、その名の通り、ファスナーのように、皮膚をしっかり固定する。創… 2020/09/10 骨・関節・筋
シリーズ◎2020診療報酬改定 【外科系】ロボット手術は適応拡大、椎間板内酵素注入療法、斜視注射などの評価新設 ドリップ・シップ・リトリーブ、円形脱毛症の光線療法、人工内耳に関しても見直し 3月に2020年度診療報酬改定に関する省令、告示類が発出され、改定項目の詳細が明らかになった。新しい技術に対応した新設点数を中心に、各診療科ごとに現場の医師が押さえておきたい臨床分野の改定項目を紹介する。後編は外科系やその他の診療科に関する主な見直しをまとめた。内科領域をカバーし… 2020/03/25 外科
トレンド◎「日本発の核酸医薬」第1号が来年にも承認か 筋ジストロフィー治療に新風、核酸医薬の実力 9月26日、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の治療薬、ビルトラルセンの製造販売承認申請が行われた。承認されれば、治療法がない難治性疾患であるDMDの予後改善が期待される。新薬がなかなか登場しなかったDMDに対し、ビルトラルセンが申請までこぎ着けたのは、オリゴヌクレオチドを用いた… 2019/11/19 骨・関節・筋
トレンド◎人工股関節・膝関節全置換術を支援するMakoシステム ロボット支援手術、整形外科領域でも本格化 術前計画範囲外へのアームの動きを制限 人工股関節および膝関節の全置換術を支援する手術支援ロボット「Makoシステム」(以下、Mako、発売元は日本ストライカー株式会社)が承認され、このMakoシステムを使った人工股関節および人工膝関節の全置換手術が、相次いで保険適応された。整形外科領域におけるロボット支援手術が保険適用となっ… 2019/09/05 骨・関節・筋
リポート◎脳卒中後患者の自力歩行を支援 循環器科医が開発した「VRリハビリ」の実力 ゲームにより姿勢バランスと認知処理能力の改善図る 仮想現実(VR)技術を利用したゲームをこなすことで、姿勢バランスと認知処理能力の改善を図り、自力での歩行につなげる――。循環器科医が開発したそんなリハビリ機器が、このほど発売された。導入施設では、歩行の支援以外にも様々な目的で使用しており、成果も上がっているようだ。… 2019/04/04 医療機器