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【新薬】エサキセレノン(ミネブロ)
糖尿病や中等度腎障害合併の高血圧患者にも投与可能なMR拮抗薬
2019/ 2/15
2019年1月8日、高血圧症治療薬エサキセレノン(商品名ミネブロ錠1.25mg、同錠2.5mg、同錠5mg)の製造販売が承認された。適応は「高血圧症」、用法用量は「成人、1日1回2.5mgを経口投与。効果不十分な場合は5mgまで増量可」となっている。…
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トレンド◎適応症広がるSGLT2阻害薬
1型糖尿病にもSGLT2阻害薬の投与が可能に
治療補助薬として注目されるもケトアシドーシスには要注意
2019/ 2/14
SGLT2阻害薬が成人の1型糖尿病にも投与できるようになった。昨年12月のイプラグリフロジン(スーグラ)に続き、今年春にはダパグリフロジン(フォシーガ)も1型の適応が承認される見込み。血糖コントロール改善とともにインスリン投与量や体重も減少、1型に対する新たな治療の選択肢として期待さ…
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2019年1月25日~2月4日
ビクトーザの慎重投与から肝・腎機能障害が削除
インスリンまたはGLP-1受容体作動薬の併用でルセフィの添付文書改訂
2019/ 2/14
糖尿病治療薬であるGLP-1受容体作動薬のビクトーザ(一般名リラグルチド[遺伝子組換え])の慎重投与から「肝機能障害又は腎機能障害のある患者」が削除されました。また、選択的ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2阻害薬のルセフィ(一般名ルセオグリフロジン水和物)の重要な基本的注意か…
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生活習慣病の「燃え尽き症候群」にこの一冊
2019/ 2/14
「食べること自体は問題ではないんです。無意識に食べることが問題なのです(Eating is not the problem. Mindless eating is.)」――。 これは、私が糖尿病の患者さんによく言うセリフだが、実は私が一人で思いついた言葉ではない。有名なジョスリン糖尿病センター(米国ボストン)などで、臨…
- Endocr Connect誌から 血糖管理状況と悪性腫瘍発生率に有意関連なし 2019/ 2/13 我が国における後向き縦断研究で、糖尿病患者の悪性腫瘍発生率が時間依存性のHbA1c値によって異なるか調べたところ、差は認められなかった。結果はEndocrine Connections誌2018年12月号に掲載された。
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低体温患者で必ずチェックしたい2つの疾患
2019/ 2/ 7
季節的にはすでに春に向かっているはずなのですが、寒い日が続いています。この時期は例年、低体温で搬送されてくる人が多数いらっしゃいます。低体温患者さんの場合は、救急隊から「体温が測れません!」と言われることが多いです。診察してみると、本当に体表がキンキンに冷えていて、中枢温を…
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糖尿病に効く漢方(2)
糖尿病によくみられる証と漢方処方
2019/ 2/ 4
前回の症例1に引き続き、糖尿病によくみられる体質(証)と漢方処方について解説します。
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【新薬】メチロシン(デムサー)
カテコールアミン分泌過剰を改善する初の褐色細胞腫治療薬
2019/ 2/ 1
2019年1月8日、チロシン水酸化酵素阻害薬メチロシン(商品名デムサーカプセル250mg)の製造販売が承認された。適応は「褐色細胞腫のカテコールアミン分泌過剰状態の改善」、用法用量は「成人及び12歳以上の小児では、1日500mgから投与を開始。効果不十分な場合は、経過を十分に観察して3日間以上…
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BMJ誌から
肥満は腎機能低下リスクを亢進させる
BMIなどの肥満度が高い人はGFRが低下しやすく死亡率が高い
2019/ 2/ 1
肥満の程度とその後の糸球体濾過量(GFR)の低下の関係を検討する大規模なメタ分析を行った米Kidney Health Research InstituteのAlex R Chang氏らは、BMIが25を超える人々のその後8年間のGFR低下リスクは高く、BMIが大きいほどリスク上昇は傾向を示したと報告した。結果は、BMJ誌電子版に2019年1…
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2019年1月8日~24日
ワルファリンの併用禁忌薬の新剤形が追加
ビソノテープの効能効果に「頻脈性心房細動」追加
2019/ 1/29
2019年1月8日~24日における主な改訂情報をお伝えします。 ワルファリンカリウムの併用禁忌薬のミコナゾールに、錠剤が追加になりました。これは、ミコナゾール付着錠(商品名オラビ錠口腔用50mg)が製造販売承認されたことに伴うものです。…
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JAMA Network Open誌から
糖尿病患者は中心角膜厚が肥厚する
緑内障の診断と治療により一層注意が必要か
2019/ 1/28
中国広東総合病院のXiao-Yang Luo氏らは、シンガポールの中国系、マレー系、インド系住民を対象に、眼疾患の疫学調査SEEDスタディを行い、糖尿病患者ではそうでない人に比べ中心角膜厚(CCT)が厚くなっていたと報告した。詳細は、JAMA Network Open誌電子版に2019年1月4日に掲載された。…
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米国糖尿病学会の「標準治療2019」、IT関連の章を新設
ガイドラインが変わり過ぎる米、変わらない日本
2019/ 1/21
2018年も暮れが押し迫った12月17日、米国糖尿病学会(ADA)は「糖尿病の標準治療2019」(Standards of Medical Care in Diabetes - 2019)を公開した。毎年改訂されるこの文書は米国における実質的な糖尿病診療ガイドラインであり、冒頭では「ADAの公式見解を示すもの」ともうたっている。2019年…
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【適応追加】イプラグリフロジン L-プロリン(スーグラ)
SGLT2阻害薬として初の1型糖尿病の適応取得
2019/ 1/18
2018年12月21日、糖尿病治療薬イプラグリフロジン L-プロリン(商品名スーグラ錠25mg、同錠50mg)の適応および用法用量が追加された。追加された適応は「1型糖尿病」、追加された用法用量は「インスリン製剤との併用で、成人1日1回50mgを朝食前又は朝食後に投与。なお、効果不十分な場合は、経過…
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2018年12月18日~19年1月7日
スーグラが1型糖尿病の適応を取得
2019/ 1/11
2018年12月18日~19年1月7日の添付文書改訂情報をお知らせします。糖尿病治療薬のスーグラ(一般名イプラグリフロジン L-プロリン)の効能効果に、「1型糖尿病」が追加されました。これまで、1型糖尿病の適応は、インスリン製剤とα-グルコシダーゼ阻害薬にしかありませんでしたが、今回、選択…
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JAMA Neurolgy誌から
片頭痛の女性は2型糖尿病リスクが低い?
フランスのコホート研究で片頭痛歴がない女性よりも発症率が低い
2019/ 1/10
片頭痛と2型糖尿病の関係を明らかにするために、フランスで行われた住民ベースの前向きコホート研究E3Nに参加した女性の情報を分析したINSERMのGuy Fagherazzi氏らは、活動性の片頭痛がある女性の2型糖尿病発症リスクは、片頭痛歴のない女性よりも有意に低く、2型糖尿病発症者集団を分析すると、…