抗アレルギー点眼薬◇第5回調査 抗アレルギー点眼薬市場でエピナスチンがオロパタジンを抜いて首位浮上 1位エピナスチン、2位オロパタジン、3位ケトチフェン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、抗アレルギー点眼薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、41.9%の医師がエピナスチン塩酸塩(商品名:アレジオン他)と回答した。 第2位のオロパタジン塩酸塩(パタノール他)は28.7%、第3位のケトチフェンフマル酸塩(ザジテン他)は11.2%… 2022/04/30 アレルギー・免疫
第二世代抗ヒスタミン薬◇第5回調査 第二世代抗ヒスタミン薬市場でビラノアが2位に浮上 第1位はアレグラ、第2位はビラノア、第3位はアレジオン、第4位はアレロック 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、第二世代抗ヒスタミン薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、25.8%の医師がフェキソフェナジン塩酸塩(商品名:アレグラ他)と回答した。 2022/04/16 アレルギー・免疫
第15回 ステロイド依存治療からの脱却 ANCA関連血管炎治療、新時代の幕開け 副腎皮質ステロイド薬は、免疫抑制薬(シクロホスファミド、アザチオプリンなど)と共に、長年抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎の寛解導入・維持に用いられてきました。欧米では、ANCA関連血管炎に対して副腎皮質ステロイド薬を用いる場合、通常は免… 2022/03/28 アレルギー・免疫
第116回医師国試◎「ヒトコト言わせて!」受験生座談会《3》 検査項目にひねり、治療法にひねりで混乱 【116A70】 日経メディカル Onlineの人気コラム「1日1問医師国試」でおなじみの民谷健太郎先生のコーディネートで、第116回医師国家試験を受験した医学生4人による座談会を開催。今回の国試の問題について、言いたい放題、語り合ってもらいました。3回目も引き続き、第116回の国試問題がテーマ。国試でこれまで… 2022/03/23 アレルギー・免疫
NEWS◎日本専門医機構、「容認」から「審査保留」のちゃぶ台返し 「機構認定アレルギー専門医」2022年4月の開始を断念 日本アレルギー学会は3月11日、「2022年4月のスタートを予定していた日本専門医機構認定アレルギー専門医制度(暫定)を開始することができなくなった」と発表した。機構による「機構認定アレルギー専門医の整備基準の審査を“保留”する」との審査結果を受けての判断だ。 機構認定アレルギー専… 2022/03/14 医師のキャリア
経口ステロイド◇第5回調査 経口ステロイド市場で第1位のプレドニゾロン、シェア8割をキープ 第2位はデキサメタゾン、第3位はベタメタゾン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、経口ステロイドのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、80.1%の医師がプレドニゾロン(商品名:プレドニン他)と回答した。 第2位のデキサメタゾン(デカドロン他)は9.0%、第3位のベタメタゾン(リンデロン他)は6.5%の医師が、最も処方頻度… 2022/02/12 アレルギー・免疫
いま、アトピー性皮膚炎治療の現場が熱い! ―主役はJAK阻害薬?― アトピー性皮膚炎治療の現場では、この10数年前まではステロイド外用薬と保湿薬、さらに、かゆみ止めの抗ヒスタミン薬とで、何とか手を変え品を変えやり繰りするのが日常診療でした。その後、プロトピック軟膏(一般名タクロリムス)が販売され、やっと変化のある治療が可能となってきましたが、そ… 2022/01/13 皮膚科
J Neuroimmunology誌から COVID-19感染後に発症した脳幹脳炎の症例報告 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連して様々な神経学的症状が報告されている。本論文は、COVID-19感染後に重症の脳幹脳炎を発症した、1型糖尿病のある若年男性の症例報告である。高用量の副腎皮質ステロイド、血漿交換、免疫グロブリン静注により臨床的にも放射線学的にも改善が見られた… 2022/01/05 感染症
11月22~28日の話題になった論文 ワクチン投与後の心筋炎や血栓症にAb2抗体が関連している? 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2021/12/07 感染症
トレンド◎腎臓は復活する? 生体は腎機能の低下をどう感知し、どう回復させているか 生体腎移植ドナーは移植用に片方の腎臓を摘出するため腎機能が低下するが、理論上、残腎機能は50%となるはずなのに、摘出前の70%ぐらいになることが多い。これは片腎がなくなることで代償的に残った腎臓が大きくなるために起こるとされている。では、生体は腎機能の低下をどう感知し、どういう… 2021/11/11 腎・泌尿器
第14回 ANCA関連血管炎の耳症状 聴力低下+顔面神経麻痺+頭痛で疑うべきは? 抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎の提唱により、ANCA関連腎炎という概念が生まれたように、新しい疾患概念の提唱によって、これまで隠れていたものがはっきりと見えるようになるものです。今回は、ANCA関連血管炎性中耳炎(otitis media with ANCA-as… 2021/10/14 アレルギー・免疫
アレルギー検査機器「ドロップスクリーンA-1」を導入 感染症頼みの経営から通年で「稼げる」体制へ 7月末は法人の決算月となる。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け大赤字になったが、今年は様々な施策が実を結び、年間診療報酬2100万点超えが確定した。 この立役者となったのが、30分で41種類のアレルギー検査ができる「ドロップスクリーンA-1」(A-1)だ。 筆者がA-1を知ったのは昨… 2021/08/10 アレルギー・免疫
COVID-19患者における多様な自己抗体 Nature誌より 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する液性免疫は、一方で中和抗体として感染から防御するために働くが、もう一方でCOVID-19患者において自己免疫疾患における自己抗体のような自己抗体活性が検出されたという報告が相次いでいる。こうした自己抗体が病態の進行に与える影響についてはあまり明… 2021/07/15 感染症
平熱が高くても一律に「38.5℃以上は解熱薬」でいいの? 慢性期病棟に勤める1年目の看護師です。ある患者さんのカルテに、「体温38.5℃以上の発熱時は解熱薬を使用する」と記載があります。ただ、その患者さんは日頃から体温が高く37℃台で、熱が38℃以上出ていても食欲があり、活動も活発的です。元々体温が高い人に対して、ほかの症状も出ていないのに解… 2021/07/12 アレルギー・免疫
JAMA Neurology誌から COVID-19死亡患者の多くは骨格筋に炎症あり 解剖で得られた骨格筋と心臓と肺の標本を、他の原因で死亡した患者と比較 ドイツCharite Berlin医科大学のTom Aschman氏らは、COVID-19で死亡した患者の骨格筋と心筋の炎症を評価するために、他の疾患で死亡した患者と解剖結果を比較するケースコントロール研究を行い、重症COVID-19で死亡した患者の多くに、軽症から重症までの筋炎が起こっていたが、ウイルスが筋細胞そ… 2021/07/07 感染症
インタビュー◎免疫のエキスパートに聞くアフターワクチン COVID-19とワクチンのあり方を考える 広島大学大学院医系科学研究科免疫学教授の保田朋波流氏に聞く 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染し、回復した患者の血清を解析すると、軽症例では中和抗体が認められないケースがあり、重症例ほど効果の高い抗体ができている。既感染者の血清を調べると、時間の経過とともに中和活性が下がっていく。ワクチン接種者の血清を調べると、中和抗体価が下が… 2021/07/02 感染症
NEWS◎ワクチン接種会場での対応をスムーズに 日本救急医学会が接種会場でのアナフィラキシー対応チャートを公開 日本救急医学会は2021年6月22日、「ワクチン接種会場におけるアナフィラキシー対応簡易チャート」を公開した。このチャートは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン接種の際、非専門家でも適切にアナフィラキシーに対応できることを目指したもの。 新型コロナワクチンでは、副反応としてア… 2021/06/23 感染症
連載◎視線計測システムが明らかにする専門医の「目」 先生、このCT画像をどう解釈しますか?【Part.2】 医師が医療画像をどう見ているか、客観的に評価するために、視線計測システムを使って検証を行うこのプロジェクト。前回から3回にかけてCT画像の視線追跡の結果を紹介しますが、以前のCT画像の視線追跡と異なり、このシリーズは病歴からターゲットを絞りにくい症例を集めていただきました。… 2021/06/17 アレルギー・免疫
トピック◎キラーT細胞に特有の活性化機序を解明 トキソプラズマ研究から癌の排除機序の一端が明らかに トキソプラズマ原虫を排除する免疫機構の一端が明らかとなった。大阪大学微生物病研究所教授の山本雅裕氏らのグループは、トキソプラズマ症の研究から、病原体に感染した細胞や癌細胞を排除する活性のあるキラーT細胞が活性化される機序を解明した。この機序はヘルパーT細胞にはないもので、異常… 2021/06/08 感染症
Lancet誌から voclosporinはループス腎炎患者の治療効果を改善する フェーズ3試験でプラセボ群より腎の完全奏功率が有意に高い 米国Ohio州立大学のBrad H Rovin氏らは、ループス腎炎を伴う全身性エリテマトーデス患者に、従来の標準的治療に加え新しいカルシニューリン阻害薬のvoclosporinを投与してプラセボと比較するフェーズ3試験(AURORA 1)を行い、voclosporin群はプラセボ群より腎の完全奏功率が有意に高かったと報告… 2021/06/07 腎・泌尿器
第12回 未解明の疾患概念 ANCA陰性のANCA関連血管炎があるって本当? 現在、世界で最も用いられている血管炎の分類は、2012年に改定されたチャペルヒル分類(CHCC2012分類)です。抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎の定義などが記載されていますが、その中に「ANCA陰性ANCA関連血管炎(ANCA negative ANCA associated vas… 2021/05/07 アレルギー・免疫
NEWS◎アデノウイルスベクターを使った新型コロナワクチンの副作用? 米国血液学会がワクチン誘発性免疫性血栓性血小板減少症に関するFAQを紹介 米食品医薬品局(FDA)と米国疾病予防管理センター(CDC)は4月13日、米JJJが開発した新型コロナウイルスに対するワクチンの接種の一時停止を勧告(関連記事)。同ワクチン接種後に血小板減少を伴う脳洞静脈血栓症を発症した症例が6例確認されたためだ。 この米国でのケースは、ワクチン誘発性免… 2021/04/21 感染症
学会トピック◎第107回日本消化器病学会総会 除菌難渋例の30%はピロリ胃炎じゃない ヘリコバクター・ピロリ(以下、ピロリ菌)除菌難渋例とされている患者の3割は、実は自己免疫性胃炎(AIG)──。4月15日から17日にかけて新宿区で開催された第107回日本消化器病学会総会で、浜松医科大学第一内科の樋口友洋氏は、ワークショップ「ピロリ菌未感染胃疾患の諸問題」で登壇し、除菌… 2021/04/20 消化器
Am J Gastroenterol誌から 緑に囲まれて育つと小児のIBD発症リスクが低下 衛星データを用いたカナダの観察研究の結果 居住環境の緑地(自然植生)が多いほど小児期に炎症性腸疾患(IBD)を発症するリスクが下がることが、カナダで行われた観察研究で明らかとなった。結果はAm J Gastroenterol誌2月号に掲載された。 クローン病と潰瘍性大腸炎はIBDの代表疾患であり、不適切な免疫応答による消化管の炎症を特徴とす… 2021/03/18 消化器
第11回 リツキシマブとメポリズマブ 分子標的薬が選択肢となるANCA関連血管炎は? 分子標的薬は近年、癌や自己免疫疾患など様々な疾患に用いられています。抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎に対しても、リツキシマブ(商品名リツキサン他)とメポリズマブ(ヌーカラ)が保険適用となり、ANCA関連血管炎治療のパラダイムシフトが起こ… 2021/02/11 医薬品
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《14》 顎跛行は巨細胞性動脈炎に特異的なのか <整形外科医>巨細胞性動脈炎に対する顎跛行の感度・特異度について 55歳男性。腰痛、右大腿部痛で整形外科を受診したのですが、1週間前から顎跛行、片側性の頭痛が出現していたとのことで、巨細胞性動脈炎も鑑別に考えました(圧痛ははっきりしませんでした)。このとき、顎跛行(がくはこう)の… 2020/12/11 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《13》 小児の食物アレルギー、除去食からどう戻す? <救急医A>10カ月の小児の食物アレルギーに関する相談です。離乳食開始後、タラやタラを含むベビーフードで体を痒がるとのことで、アレルギー検査を行いました。結果はクラス1でしたが、0歳児で症状ありのため、除去食を考えております。今後、除去解除を行うときは、どのように進めるのがよいでし… 2020/12/09 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《11》 ひどい口唇アフタと全身の紅斑、診断につながる次の一手は <内科医>下記の患者さんについて先生方のご意見をうかがえないでしょうか。[患者基本情報]・60歳代女性、高血圧(ARB、メインテート[一般名ビソプロロールフマル酸塩]2.5mg)、脂質異常症で内服加療中[経過]・入院7日前に柿狩りに行く。6日前から微熱、口唇アフタが出現。3日前、近医でキノ… 2020/12/04 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
Cell誌から SARS-CoV-2抗体価が維持される人の特徴は? 胚中心でB細胞の抗体遺伝子に起こる体細胞高頻度突然変異がポイントか? 米国Harvard大学医学部のYuezhou Chen氏らは、米国で軽症COVID-19から回復した患者を対象に、月1回の頻度で最長4カ月後まで血液標本を採取し、保有する抗体の種類や抗体価を調べ、多くの患者が追跡期間中に抗体価は低下していたが、一部に抗体価は当初より上昇または一定レベルに維持される患者も… 2020/12/01 感染症
なぜ、そんなアレルギー検査を勧めるのか? 過去にも述べたように、当院は「クレームの絶えないクリニック」であり、その内訳として「希望する検査をしてくれない」と「希望する薬(や点滴)をしてもらえない」が多くを占める。過去のコラム「HIV抗体検査、苦労しつつもやめない僕の胸の内」では、HIVを含む性感染症の検査希望者からの苦情… 2020/11/06 アレルギー・免疫
トレンド◎拒絶反応のメカニズムを解明 移植医療で懸念される拒絶反応の解決に光明 臓器不足の問題がない異種移植も実用化に向けて大きく前進 肝不全や腎不全、心不全に対する根本的な治療である臓器移植の課題にドナー不足がある。その解決のため、血液型の異なるドナーからの臓器移植(血液型不適合移植)が広がりつつあるほか、ブタなどの動物由来の臓器を使った異種移植の研究が進められているが、こうした血液型不適合移植や異種移植… 2020/10/19 先端医学
非HIV進行性多巣性白質脳症の診断と治療を学ぶ Journal of Neurology誌より 非HIVの進行性多巣性白質脳症(PML)の治療が成功した症例報告と文献的考察を行った日本からの報告である。 2020/10/16 精神・神経
ワクチン接種後の脱髄の症例報告を読む Int J MS Care誌より 急性散在性脳脊髄炎はワクチン接種後の脱髄の最も一般的な形態であり、最近、特定のワクチンで視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)の増加が報告されている。これらの症例のほとんどはアクアポリン-4抗体陽性とされている。本報告は、いくつかのワクチン接種を受けた後にミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋… 2020/09/29 精神・神経
ステロイドは免疫亢進というもう1つの顔を持つ 今年になって猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こす新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)。これまでにない独特の特徴を持つことから、世界中の研究者を悩ませ、臨床現場ではその対応において試行錯誤の日々が続いていた。そうは言っても……。… 2020/09/16 感染症
“自称”ペニシリンアレルギーの落とし穴 65歳男性。多剤薬物アレルギーが疑われ、精査目的で皮膚科を受診。「検査前に詳しく問診すると『小学生の時にペニシリンを使ったら皮膚が赤くなったことがある』とのこと。他の被疑薬については『クラビットを飲んだら便秘になったんです』などなど……。どうやら前医では副作用もアレルギー扱いさ… 2020/09/15 医薬品
COVID-19は古典的な免疫応答分類に疑問を投げかける Nature誌より 重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)例の免疫反応の推移を検討した報告が、Nature誌7月27日号に掲載された 2020/09/10 感染症
1分解説◎ストレスは再燃の誘因となり得る 安倍首相を2度も辞任に追い込んだ潰瘍性大腸炎 2020年8月28日、安倍晋三首相が辞任を表明した。持病の潰瘍性大腸炎の再燃がその大きな理由だ。8月17日には慶應義塾大学病院(東京都新宿区)に受診し、24日にも同院を再受診していたことが報じられていた。 安倍首相は2007年にも、同じく持病の悪化を理由に辞任している。本人が各種メディアで… 2020/08/31 消化器
インタビュー◎COVID-19のワクチン開発を考える 新型コロナの重症化予防にMMRワクチンなどの弱毒生ワクチンは有効か? 大阪大学名誉教授の宮坂昌之氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中にまん延しているが、日本を含むアジア地域の感染者の重症化率と死亡率が欧米にくらべて極めて少ないことに注目が集まっている。根拠の一つとして挙げられているのは「BCGワクチン接種によるオフターゲット効果」だが、これだけでは過去30年間にBCG… 2020/07/21 感染症
経口ステロイド◇第4回調査 基準薬のプレドニゾロンがさらにシェア拡大 第2位はベタメタゾン、第3位はデキサメタゾン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、経口ステロイドのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、82.9%の医師がプレドニゾロン(商品名:プレドニン他)と回答した。 第2位のベタメタゾン(リンデロン他)は7.3%、第3位のデキサメタゾン(デカドロン他)は6.5%の医師が、最も処方頻度… 2020/06/25 アレルギー・免疫
Lancet Rheumatorogy誌から COVID-19を発症したSLE患者の症例研究 SLEに対する免疫抑制療法はCOVID-19の重症度と関係なさそう 全身性エリテマトーデス(SLE)は自己免疫疾患で、自己抗体、炎症、リンパ球減少症を特徴とする。米国Columbia大学Irving Medical CenterのYevgeniya Gartshteyn氏らは、COVID-19の確定例と疑い例となったSLE患者18人の患者特性と臨床経過を、2020年5月26日に、Lancet Rheumatorogy誌電子版にComm… 2020/06/15 感染症
インタビュー◎自然免疫の賦活化を介してCOVID-19への抵抗力亢進か BCGと新型コロナ、分かっていることいないこと(後編) 大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、日本をはじめとしたアジア諸国における死亡率の低さが注目され、その理由の一つにBCG接種の影響が指摘されている(関連記事:BCGとCOVID-19、分かっていることいないこと)。今後、どのようなことが明らかになれば、BCG仮説を証明できるのか、またその… 2020/06/10 感染症
インタビュー◎BCG仮説、議論の前に理解しておきたい自然免疫 BCGと新型コロナ、分かっていることいないこと(前編) 大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、日本をはじめとしたアジア諸国における死亡率の低さが注目されている。その理由としては様々な仮説が提唱されているが、そのうちの一つに挙げられているのが、BCG接種の影響だ。そもそも、BCGは生体にどのような影響を及ぼすのか、免疫学の大家である… 2020/06/09 感染症
第9回 ANCA陽性間質性肺炎 高齢男性、原因不明の間質性肺炎では何を測定? 抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎では、間質性肺炎を合併することがあります。特に顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis:MPA)で多く、MPAの診断基準にも「主要症候」として間質性肺炎が挙げられています。今回はANCA関連血管炎に伴う間質… 2020/06/01 呼吸器
【動画】アレルギー検査はイムノキャップラピッドで みやはら耳鼻咽喉科での経営の工夫に関する動画、今回が最終回です。アレルギー検査について採血を伴う通常の検査ではなく、末梢血によるイムノキャップラピッドを採用。説明はスタッフに任せています。その理由について解説します。(6分13秒)※撮影は2018年夏に行いました。… 2020/05/18 アレルギー・免疫
「コロナ疲れ」で帯状疱疹に!? 2020年の年が明けたとき、いったい誰が、今のこのような状況を予見し得たでしょう。世界的規模で新型コロナウイルスがまん延し、医療崩壊、経済破綻……。日々のニュースもその話題で持ちきりです。 2020/04/10 感染症 医師・医学生限定コンテンツ
不安や不眠など、軽度の精神神経系症状を常に念頭に モンテルカストの副作用にFDAが再警告 4大医療系雑誌の1つ、「NEJM」の3月初旬のトピックに「Montelukast to Get Boxed Warning」という記事がありました1)。モンテルカストは一般的な気管支喘息・アレルギー性鼻炎の治療薬で、小児科でもよく処方される薬の1つです。Boxed Warning(枠組み警告)は処方箋医薬品のリスクの可能性につ… 2020/03/30 薬剤師
【用量追加】エピナスチン(アレジオンLX) 1日2回投与の持続性抗ヒスタミン点眼薬 2019年11月27日、抗アレルギー点眼薬エピナスチン塩酸塩(商品名アレジオンLX点眼液0.1%)が薬価収載と同時に発売された。本薬は、9月20日に製造販売が承認された。適応は「アレルギー性結膜炎」、用法用量は「1回1滴、1日2回(朝、夕)点眼」となっている。同一成分の製剤としては、すでに内服(… 2019/12/13 医薬品
学会トピック◎第24回日本血管病理研究会 やっぱり違う? 高安動脈炎と巨細胞性動脈炎 「Chapel Hill分類で高安動脈炎(TAK)と巨細胞性動脈炎(GCA)は大血管炎に分類されているが、GCAは本来、中血管炎に分類されるべきではないか」――。 2019/11/12 アレルギー・免疫
Circ J誌から 川崎病は感染症かそれとも自己免疫疾患か 免疫レパトア解析の結果 川崎病が報告されて50年経つが、感染症か自己免疫疾患なのかという問いには、いまだ結論が出ていない。 2019/11/01 感染症
学会トピック◎第28回日本シェーグレン症候群学会 複数臓器の腫大や腫瘤をきたすIgG4関連疾患を知ってますか? リンパ球とIgG4陽性形質細胞の浸潤と周囲の線維化により単一または複数臓器に特徴的なびまん性あるいは限局性腫大、腫瘤、結節、肥厚性病変を認め、高IgG4血症を呈するのがIgG4関連疾患。 2019/09/24 アレルギー・免疫
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《10》 SLEの全症状が対症療法のみで消退!…診断は正しかった? <総合診療医>SLEについて質問です。心膜炎、胸膜炎、滑膜炎で発症して、SLEの診断基準を満たした28歳女性の方です。アセトアミノフェンの対症療法のみで、自然に全症状が消退したのですが、SLEはこのような経過を辿ることはありますでしょうか。… 2019/09/04 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《9》 ワクチン接種、ステロイド使用中は効果減? <内科医>ステロイド内服中にインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンを打つことで効果は下がるんですか? 2019/09/02 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《8》 どうしてる? BP製剤導入前の歯科コンサルト <神経内科医>ビスフォスフォネート導入前には、BP関連顎骨壊死予防のため、全例歯科コンサルテーションをしていますか?という質問です。理想的にはそうあるべきとは思いつつも、他の先生方がどのようなポリシーでやっておられるのか、現場の様子を教えていただければ幸いです。… 2019/08/30 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《7》 掌蹠膿疱症患者に関節炎。SAPHO? 鑑別は? <その他の診療科医>SAPHO症候群を疑っている症例のマネージメントについての質問です。症例は掌蹠膿疱症、高血圧、慢性胃炎の既往のある72歳女性。日中に高血圧、慢性胃炎のフォローのため定期受診されていましたが、以前から繰り返す前胸部痛を主訴に夜間外来を受診されました。… 2019/08/28 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《6》 抗菌薬・抗癌剤で薬疹!? DLSTで特定すべき? <血液内科医>AMLに対しIDR/AraCで寛解導入療法した40代女性が、骨髄抑制期にFNとなり抗菌薬を複数使用、その後Day 25に上肢、体幹、大腿(下腿と顔面はspare)に急速に増大する癒合性の紅色小丘疹を認めました。被疑薬中止とステロイド投与、外用で皮疹は改善傾向です。お聞きしたい点は、皆さん… 2019/08/26 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《5》 後腹膜線維症の腎後性腎不全、まず尿管ステント?先にステロイド? <その他の診療科医>後腹膜線維症s/oによる腎後性腎不全に対する尿管ステント vs. ステロイドに関して質問です。68歳男性。両下腿浮腫と左腰痛を主訴に受診され、CTで大動脈前部の軟部陰影を認め、左水腎症による腎後性腎不全を来しています。MRIで左腎臓周囲の脂肪組織がT1 low,T2 fat suppressio… 2019/08/23 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《4》 感染症治療中にリウマチが増悪。どう鎮痛? <循環器内科医>リウマチ増悪時の鎮痛について質問です。71歳男性、他院でリウマチの加療中の方で、今回、非定型肺炎疑いで入院しました。CTRXとジスロマックSR投与で解熱し、CRP 20→11と改善傾向ですが、day4から両肩と肘の関節痛が出現し、増悪傾向です。… 2019/08/22 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《3》 患者は90歳。抗リウマチ薬は使う?使わない? <総合診療医>90歳の女性でADLは座位保持可能なレベルの方です。認知症は目立たず疎通は良好です。30年来のRAがあり、過去には金製剤やカルフェニール等で加療されたこともあったようですが、5年前に当院へ紹介されたときには抗リウマチ薬は中止されていました。前担当医は抗リウマチ薬を再開せず… 2019/08/19 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《2》 不明熱でPSL20mg開始後、急に両脚が脱力! <外科医>知り合いの25歳女性です。半年前から37~38度の発熱が続いており、食欲不振、全身倦怠感、関節痛が増悪し、先日入院精査を行いました。頭部MRI、脊髄MRI、CT、頸部エコー、腹部エコー、抗核抗体など考えられる抗体検査を行い全て異常を認めず。また炎症反応も全くない状況です。原因不明… 2019/08/16 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《1》 EGPA治療中に足底の痛みが悪化。どう対処? <内科医>在宅で診ている患者さんの両足の足底の痺れ(神経障害性疼痛と思われる)への対処についてです。76歳男性、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)の診断でPSL30mg/dayで治療始まり、現在は5mg/day+ブレディニン50mgで落ち着いているとして継続しています。この1ヶ月で両足がよく動くよう… 2019/08/14 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
SLE、CKD、肥満症に新ガイドライン 出るのはココ! 中国中央病院の長門です。今回は、膠原病、アレルギー、腎臓、内分泌、代謝の5領域について最近の知見と出題が予想されるポイントを、前回同様に述べていきたいと思います。【膠原病】 膠原病の領域では、2019年2月に本邦で初めて全身性エリテマトーデス(SLE)の診療ガイドラインが発表となり… 2019/08/14 アレルギー・免疫
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界 再生不良性貧血の治療にTPO受容体作動薬登場 高齢化で増える再生不良貧血や免疫性血小板減少症に福音 血液疾患治療は新薬が続々と登場したことで新たなステージに突入した。さらに遺伝子操作などの最先端技術は、血液細胞を“改造”することで、新しい治療法を生み出し始めている。本特集では、血液に関連した最新技術を紹介する。… 2019/08/13 血液内科
2019年7月25日~8月4日 ループ利尿薬やステロイドの併用禁忌にデスモプレシンが追加 アモキサピンの併用禁忌にラサギリンメシルが追加 2019年7月25日~8月4日における、添付文書の改訂情報をお知らせします。チアジド系利尿薬、チアジド系類似薬、ループ利尿薬、副腎皮質ステロイド(注射薬、経口薬、吸入薬、注腸剤、坐薬)の併用禁忌に「デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿)」が追加されます。… 2019/08/13 腎・泌尿器
学会トピック◎第60回日本神経病理学会 多発性硬化症治療で起こるPML、免疫再構築の手綱を握れ 多発性硬化症(MS)に対する積極治療は両刃の剣、治療を躊躇すべきではないが、特に進行性多巣性白質脳症(PML)を常に念頭に置いてほしい。 2019/07/30 精神・神経
Lancet誌から リサンキズマブは尋常性乾癬治療に有望 アダリムマブと比較したフェーズ3試験 ドイツHamburg大学のKristian Reich氏らは、中等症から重症の慢性尋常性乾癬患者に対して、IL-23阻害薬のリサンキズマブとTNF-α阻害薬アダリムマブの有効性と安全性を比較する二重盲検のフェーズ3試験IMMventを行い、PASIスコア90%減少達成率などの指標でリサンキズマブの成績がアダリムマブよ… 2019/07/25 皮膚科
【新薬】pH4処理酸性人免疫グロブリン(ピリヴィジェン) 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎を改善する第3の静注用人免疫グロブリン製剤 2019年5月22日、pH4処理酸性人免疫グロブリン製剤(商品名ピリヴィジェン10%点滴静注5g/50mL、同10%点滴静注10g/100mL、同10%点滴静注20g/200mL)が薬価収載された。本薬は、3月26日に製造販売が承認された。適応は「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の(1)筋力低下の改善、(2)運動機能低下の進行… 2019/07/05 精神・神経
【新薬】エラペグアデマーゼ(レブコビ) ADA欠損症への酵素補充療法でPEG製剤が登場 2019年5月29日、アデノシンデアミナーゼ欠損症治療薬エラペグアデマーゼ(商品名レブコビ筋注2.4mg)が発売された。本薬は、3月26日に製造販売が承認され、5月22日に薬価収載された。適応は「アデノシンデアミナーゼ欠損症」、用法用量は「1週間に1回0.2mg/kgを筋注。患者の状態に応じて適宜増減… 2019/06/14 アレルギー・免疫
第28回 もう逢えない??僧帽弁狭窄症のこの頃 「もう逢えないかもしれない」という曲。 1985年、菊池桃子。 グリコ・ポッキーのCMに使われました。 黄色いセーターを着て、駅を発つ電車を追いかける姿がカワイかった。 YouTubeで見てください。 TBSのザ・ベストテンで最高3位。 そんなわけで……。 今回は「もう逢えないかも知れない弁… 2019/04/01 循環器
乳幼児に使えるアレグラDSが供給再開に サノフィ(東京都新宿区)は2019年1月8日、アレグラドライシロップ5%(一般名:フェキソフェナジン塩酸塩)の供給を1月15日より特約店へ順次、再開すると発表した。 2019/01/11 アレルギー・免疫
2018年10月3日~10月24日 ラミクタールの重大な副作用に血球貪食症候群 コセンティクスでは炎症性腸疾患が追加に 2018年10月3日~10月24日の添付文書改訂情報です。ラモトリギン(商品名 ラミクタール錠他)の重大な副作用に「血球貪食症候群」が追加になりました。セクキヌマブ(商品名 コセンティクス皮下注)の重大な副作用に「炎症性腸疾患」が追加になりました。合わせて、慎重投与に「炎症性腸疾患の患… 2018/10/31 精神・神経
経口ステロイド◇第3回調査 経口ステロイド:デキサメタゾンが2位に浮上 第1位はプレドニゾロン、第2位はデキサメタゾン、第3位はベタメタゾン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、経口ステロイドのうち、最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はプレドニゾロン(商品名プレドニン他)だった。医師の77.3%がプレドニゾロンを挙げ、最も人気のある経口ステロイドであることが分かった。 第2位のデキサメタゾン(デカドロン他… 2018/10/23 アレルギー・免疫
「ハチに刺されておしっこ」はナンセンス 秋はハイキングに最適の季節。今回はスズメバチにまつわる話を取り上げようと思います。というのも、薬剤師は、時にハチに刺された人の応急処置に関わり、薬を提案する立場なので、自分で駆除した経験を踏まえ、スズメバチの基本的なことを情報提供します。… 2018/10/03 コメディカル
牛乳アレルギーで注意すべき成分は? 発酵乳、乳糖、乳化剤、乳酸菌、乳酸カルシウム――避けるべきはどれ? 【相談】牛乳アレルギーがあるお子さんの保護者から、注意が必要な薬や食品について質問を受けました。乳糖、乳化剤、乳酸菌、乳酸カルシウムなどは、「乳」という字が付いていますが、これらは牛乳アレルギーの子どもが口にすると危険なのでしょうか。(匿名)… 2018/08/30 小児科
正露丸がアニサキスに効く!? 先日、とんでもないニュースを見つけてしまいました。あの正露丸がアニサキスに効くというものです。正露丸を製造販売する大幸薬品が、2014年に「消化器アニサキス症用薬剤」の特許(第5614801号、2014年9月19日登録)を取っていたということで話題になりました。… 2018/08/01 消化器
2018年7月4日~7月24日 タクロリムス、シクロスポリン、アザチオプリンの禁忌改訂 ヒアレインのベンザルコニウムがクロルヘキシジンに変更 タクロリムス水和物(商品名プログラフ他)、シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル他)、アザチオプリン(アザニン錠、イムラン錠)の禁忌から「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人」が削除になりました。これは、厚生労働省の事業として設置された「妊娠と薬情報センター情報提供ワー… 2018/07/27 コメディカル
BMJ誌から 過去のペニシリンアレルギーと感染リスク βラクタム系の処方回避によりMRSAとC. difficile感染が増加 ペニシリンアレルギーの患者が細菌感染症を起こした場合、βラクタム系以外の抗菌薬が処方されることが多い。米国Massachusetts総合病院のKimberly G Blumenthal氏らは、住民ベースのコホート研究を行い、診療記録にペニシリンアレルギーが記載されている患者では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌… 2018/07/19 感染症
学会トピック◎第72回日本食道学会学術集会 PPI無効の好酸球性食道炎にボノプラザンが有効 食道上皮の好酸球浸潤によって食事のつかえ感などの症状が発生する好酸球性食道炎。初期治療で投与するプロトンポンプ阻害薬(PPI)が効果を示さない好酸球性食道炎に対して、ボノプラザン(商品名タケキャブ)の投与が有効である可能性が示された。6月28・29日に宇都宮市で開催された日本食道学… 2018/07/03 消化器
セルテクト販売中止、経過措置期間は19年3月末 アレロック錠2.5とデパケンR錠200mgは一部包装規格を販売中止 協和発酵キリン(東京都千代田区)は、2018年5月15日、抗ヒスタミン薬のセルテクト錠30(一般名オキサトミド)と、セルテクトドライシロップ2%の販売を、18年8月31日で中止すると発表した。 2018/05/29 コメディカル
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(神経免疫疾患編) ギラン・バレー症候群に補体の阻害は効きます 千葉大学神経内科学教授の桑原聡氏に聞く 先行感染後に四肢の脱力が起こり、重症例では歩行障害を残しかねないのがギラン・バレー症候群。これまで血漿交換や免疫グロブリン療法があったが重症例には効果が十分でなく、新たな治療法の開発が求められてきた。そんな中、国内のグループが補体を標的とした抗体医薬エクリズマブ(商品名ソリ… 2018/05/18 精神・神経
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか(炎症性腸疾患編) 抗TNFα抗体薬はミラクル。だが陰の部分もある 東京医科歯科大学消化器病態学分野教授の渡辺守氏に聞く 2002年に腫瘍壊死因子α(TNFα)を標的とした抗体であるインフリキシマブ(商品名レミケード)がクローン病を適応症として承認されたのを皮切りに、潰瘍性大腸炎を含む炎症性腸疾患を適応とした抗体医薬が次々と使用可能になった。これらの抗体医薬は炎症性腸疾患診療に3つの大きな変化をもたら… 2018/05/15 消化器
JAMA Pediatrics誌から 乳児期の薬物療法がアレルギーを増やす? 生後6カ月以内の制酸薬や抗菌薬使用でリスク上昇 米軍人保健科学大学のEdward Mitre氏らは、米軍関係者と家族の医療記録が登録された大規模データベースを用いて、生後6カ月間に制酸薬や抗菌薬を投与された乳児の、その後のアレルギー性疾患発症率を調べる後ろ向きコホート研究を行い、これらの薬がアレルギー性疾患のリスクを上昇させていたと報… 2018/04/23 小児科
トレンド◎HIVに関連しない免疫再構築症候群の研究会が発足 Vol.1 生物製剤投与で自己免疫疾患がなぜ起こるのか 2017年11月、都内に皮膚科医と呼吸器内科医が集まって、新しい研究会が立ち上がった。 2018/03/13 感染症
トレンド◎治療薬の進歩で注目される免疫再構築症候群(IRIS)vol.2 AIDS患者で起こるIRISは一般診療でも起こる 琉球大学医学部附属病院長の藤田次郎氏に聞く 後天性免疫不全症候群(AIDS)患者に抗ウイルス薬を投与した結果、免疫能の急激な回復に伴って起こってしまうのが免疫再構築症候群(Immune Reconstitution Inflammatory Syndrome:IRIS)だ。 2018/03/13 感染症
エピペン供給不足、処方や交換に配慮を マイランEPD(東京都港区)は2018年2月、アドレナリン自己注射薬のエピペン注射液0.15mg、同0.3mgの供給が不足する可能性があると発表した。海外製造元の出荷遅延のためで、回復時期は未定。 2018/03/05 医薬品
第二世代抗ヒスタミン薬:アレグラ人気変わらず 第2位はアレジオン、第3位はザイザル 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、第二世代抗ヒスタミン薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、30.2%の医師がフェキソフェナジン(商品名アレグラ他)と回答した。第2位のエピナスチン(アレジオン他)は14.6%、第3位のレボセチリジン(ザイザル)は13.5%、第4位のオロパタ… 2018/02/17 アレルギー・免疫
日経メディクイズ●神経内科 29歳女性。頭痛、発熱、難聴後に急変 2007年某日、頭痛と37℃の発熱が現れ、2日後、頭の中で反響音がするとともに、左頬のしびれ感、味覚異常、難聴が出現したため、翌日近医を受診した。頭部CTに異常は認められなかったが、さらに2日後、歩きにくさを感じたため、当院を受診した。… 2018/02/06 精神・神経 医師限定コンテンツ
医療事故調査・支援センターが第3弾の再発防止策を示す 医療事故調、「注射剤によるアナフィラキシー」で6つの提言 医療事故調査・支援センターはこのほど、3回目となる医療事故の再発防止策を提言した。テーマとなったのは「注射剤によるアナフィラキシー」。日本医療安全調査機構が1月18日に公表した。 2018/01/27 アレルギー・免疫
厚労省の協議会に予算案を報告 「どの県でも適切なアレルギー治療」の体制構築へ議論進む 厚生労働省は1月22日、第10回アレルギー疾患対策推進協議会(会長:斎藤博久氏[国立成育医療研究センター副所長])を開催。2017年3月にまとまった「アレルギー疾患対策基本指針」などに基づく2018年度予算案を報告したほか、「アレルギー疾患研究10カ年戦略(仮称)」をまとめる方針を示した。… 2018/01/26 アレルギー・免疫
【適用拡大】エクリズマブ(ソリリス) 難治性の全身型重症筋無力症に新たな抗体製剤 2017年12月25日、抗補体(C5)モノクローナル抗体エクリズマブ(商品名ソリリス点滴静注300mg)の適応が拡大された。新しく追加された適応は「全身型重症筋無力症(免疫グロブリン大量静注療法または血液浄化療法による症状の管理が困難な場合に限る)」。用法用量は「成人に1回900mgから投与開始… 2018/01/26 医薬品
JAMA Neurology誌から 多発性硬化症でリツキシマブ第一選択が有用 他の疾患修飾薬より治療中止率や再発率が低い スウェーデンでは、新規診断の再発寛解型多発性硬化症(RRMS)患者に対するリツキシマブの適応外使用例が増えている。スウェーデンKarolinska研究所のMathias Granqvist氏らは、インターフェロンβ(IFNβ)などから治療を初めて他の疾患修飾薬に切り替えていく標準的な治療と、第一選択薬として… 2018/01/24 アレルギー・免疫
トレンド◎22種類のアレルゲンへの反応を1回で検査できるパッチテスト 接触皮膚炎診療にパネル検査薬がじわり浸透 感作を誘発するリスクや結果判定の難しさなどの課題も明らかに アレルギー性接触皮膚炎の原因となりやすい22種類のアレルゲンへの反応を見る検査薬「パッチテストパネル(S)」。2015年5月の発売から約2年半が経ち、複数のアレルゲンへの反応を1回で測定できる簡便さから、実施する医療機関が増えている。ただし、アレルゲンを強制的に経皮吸収させる検査である… 2017/12/19 アレルギー・免疫
症例に見るOMAAVを疑うためのヒント(2) 耳症状のみ、ANCA陰性でも注意深く観察を 難治性中耳炎を合併する「抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎」(AAV)では治療が遅れると、難聴や頭蓋内合併症を起こす。初期症状には中耳炎様の症状のみ、ANCA陰性の場合もしばしば見られる。ANCA陰性でもANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)を完全には除外せず注意深く観察するようにしたい。 … 2017/12/12 耳鼻咽喉科
症例に見るOMAAVを疑うためのヒント(1) 難聴のみが主訴のANCA関連血管炎性中耳炎 難治性中耳炎を合併する「抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎」(AAV)では治療が遅れると、難聴や頭蓋内合併症を起こす。初期症状として中耳炎様の症状が表れやすいことを頭に入れ、ANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)を見逃さないようにしたい。… 2017/11/28 耳鼻咽喉科
神奈川県立こども医療センターが事例報告 牛乳アレルギーの急速経口免疫療法で低酸素脳症 日本小児アレルギー学会が注意喚起 神奈川県立こども医療センターは11月14日、牛乳アレルギーに対する急速経口免疫療法により、重篤な有害事象を来したことを明らかにした。同センターによると、患児は退院後も自宅で維持療法を続けており、維持量の牛乳を飲んだ後に息苦しさを訴えて呼吸停止を来した。その後、緊急搬送の上で救命… 2017/11/15 小児科
【新薬】ルパタジン(ルパフィン) 血小板活性化因子を阻害する新規抗アレルギー薬 2017年9月27日、抗アレルギー薬ルパタジンフマル酸塩(商品名ルパフィン錠10mg)の製造販売が承認された。適応は「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹、皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒」。12歳以上の小児および成人に1日1回10mgを経口投与し、症状に合わせて1回20mgまで増量できる。… 2017/11/03 医薬品
2015年に診断基準、16年には診療の手引きが登場 難治性の中耳炎ではOMAAVを疑いANCAの測定を 難治性中耳炎を合併する「抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎」(AAV)では治療が遅れると、難聴や頭蓋内合併症を起こす。2015年には日本耳科学会がANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)の診断基準を策定。この疾患の詳細が少しずつ明らかになってきている。… 2017/10/31 アレルギー・免疫
リポート◎2~5%で出現する薬疹をどうする? ピロリ除菌中の薬疹、早期対応で重症化を防げ 除菌終盤発症例に重症化傾向の報告も ヘリコバクター・ピロリ(以下、ピロリ菌)の除菌療法では、下痢や軟便といった消化器症状のほか、アナフィラキシーや発疹などのアレルギー症状が出現することがある。特に除菌期間中の終盤に発症した薬疹は重症化しやすいことも分かってきた。… 2017/09/26 感染症
特集◎検査の賢い減らし方《ケース2》 慢性蕁麻疹の42歳男性に特異的IgE検査を実施? 蕁麻疹は膨疹、すなわち紅斑を伴う一過性で、限局性の浮腫が病的に出現するありふれた疾患であり、多くは痒みを伴う。 2017/09/14 皮膚科
JAMA誌から セリアック病と非セリアックグルテン過敏症 診断にはtTG-IgA抗体検査を推奨 グルテン関連疾患の有病率が上昇しており、多様な症状の軽減を目的としてグルテンフリー食を実践する人が増えている。米Massachusetts総合病院のMaureen M. Leonard氏らは、現時点で知られている、セリアック病と非セリアックグルテン過敏症の特徴と、それら疾患のスクリーニング、診断、治療に関… 2017/09/11 アレルギー・免疫