アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《14》 顎跛行は巨細胞性動脈炎に特異的なのか <整形外科医>巨細胞性動脈炎に対する顎跛行の感度・特異度について 55歳男性。腰痛、右大腿部痛で整形外科を受診したのですが、1週間前から顎跛行、片側性の頭痛が出現していたとのことで、巨細胞性動脈炎も鑑別に考えました(圧痛ははっきりしませんでした)。このとき、顎跛行(がくはこう)の… 2020/12/11 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《13》 小児の食物アレルギー、除去食からどう戻す? <救急医A>10カ月の小児の食物アレルギーに関する相談です。離乳食開始後、タラやタラを含むベビーフードで体を痒がるとのことで、アレルギー検査を行いました。結果はクラス1でしたが、0歳児で症状ありのため、除去食を考えております。今後、除去解除を行うときは、どのように進めるのがよいでし… 2020/12/09 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《12》 ソーセージ様指に見えるが抗核抗体は陰性、何を疑う? <内科医>抗核抗体陰性、ソーセージ様指について 定期外勤先の内科外来で診ている方についてご相談させてください。80歳代男性、CKD(G3bA2)と甲状腺摘出後の機能低下症でフォロー中の方です。「最近、指が腫れて握りにくい」「右手の指が外に向いてきたようだ」という訴えがあり、写真のような… 2020/12/07 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
アレルギー・免疫Q&Aシリーズ《11》 ひどい口唇アフタと全身の紅斑、診断につながる次の一手は <内科医>下記の患者さんについて先生方のご意見をうかがえないでしょうか。[患者基本情報]・60歳代女性、高血圧(ARB、メインテート[一般名ビソプロロールフマル酸塩]2.5mg)、脂質異常症で内服加療中[経過]・入院7日前に柿狩りに行く。6日前から微熱、口唇アフタが出現。3日前、近医でキノ… 2020/12/04 アレルギー・免疫 医師限定コンテンツ
第9回 アスピリン喘息既往者に用いるステロイド静注 呼吸器内科病棟で、看護師が薬剤師に次のような質問をしました。「気管支喘息で入院になった患者さんですが、先生は『アスピリン喘息の既往があるから今回はリンデロン注を使用する』と言っていました。他のステロイドの薬剤とどう違うのですか」。… 2020/12/01 薬剤師
Cell誌から SARS-CoV-2抗体価が維持される人の特徴は? 胚中心でB細胞の抗体遺伝子に起こる体細胞高頻度突然変異がポイントか? 米国Harvard大学医学部のYuezhou Chen氏らは、米国で軽症COVID-19から回復した患者を対象に、月1回の頻度で最長4カ月後まで血液標本を採取し、保有する抗体の種類や抗体価を調べ、多くの患者が追跡期間中に抗体価は低下していたが、一部に抗体価は当初より上昇または一定レベルに維持される患者も… 2020/12/01 感染症
NEJM誌から 全身の炎症性疾患を起こす遺伝子変異を同定 ユビキチン活性化酵素E1をコードするUBA1遺伝子のメチオニン変異 成人発症の炎症症候群の多くは、臨床特性は部分的に共通するが、別の病気だと見なされてきた。米国NIHのNational Human Genome Research Instituteに所属するDavid B. Beck氏らは、蛋白質のユビキチン化を開始させるユビキチン活性化酵素E1をコードするUBA1遺伝子のメチオニン-41(p.Met41)に生… 2020/11/17 アレルギー・免疫
なぜ、そんなアレルギー検査を勧めるのか? 過去にも述べたように、当院は「クレームの絶えないクリニック」であり、その内訳として「希望する検査をしてくれない」と「希望する薬(や点滴)をしてもらえない」が多くを占める。過去のコラム「HIV抗体検査、苦労しつつもやめない僕の胸の内」では、HIVを含む性感染症の検査希望者からの苦情… 2020/11/06 アレルギー・免疫
JAMA Network Open誌から 新生児期の調整乳が小児の喘息リスクに関与 生後少なくとも3日間は牛乳由来の調整乳を避けるべき? 東京慈恵会医科大学の田知本寛氏らは、アトピーリスクの高い新生児を対象に、母乳+アミノ酸ベースの調整乳(EF)と、母乳+牛乳由来の調整乳(CMF)による育児の喘息発症リスクを比較するランダム化比較試験を行い、生後少なくとも3日間CMFを与えなければ、喘息または反復性喘鳴の発症を抑制でき… 2020/10/21 アレルギー・免疫
トレンド◎拒絶反応のメカニズムを解明 移植医療で懸念される拒絶反応の解決に光明 臓器不足の問題がない異種移植も実用化に向けて大きく前進 肝不全や腎不全、心不全に対する根本的な治療である臓器移植の課題にドナー不足がある。その解決のため、血液型の異なるドナーからの臓器移植(血液型不適合移植)が広がりつつあるほか、ブタなどの動物由来の臓器を使った異種移植の研究が進められているが、こうした血液型不適合移植や異種移植… 2020/10/19 先端医学
「急速な腎機能低下」で考えるべきこと 抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎では、同じ小型血管炎に属している抗糸球体基底膜(glomerular basement membrane:GBM)抗体病が合併することがあります。 この合併率は意外に高く、ANCA関連血管炎の5~10%に合併します。一方、抗GBM抗体病では実… 2020/10/16 アレルギー・免疫
非HIV進行性多巣性白質脳症の診断と治療を学ぶ Journal of Neurology誌より 非HIVの進行性多巣性白質脳症(PML)の治療が成功した症例報告と文献的考察を行った日本からの報告である。 2020/10/16 精神・神経
ワクチン接種後の脱髄の症例報告を読む Int J MS Care誌より 急性散在性脳脊髄炎はワクチン接種後の脱髄の最も一般的な形態であり、最近、特定のワクチンで視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD)の増加が報告されている。これらの症例のほとんどはアクアポリン-4抗体陽性とされている。本報告は、いくつかのワクチン接種を受けた後にミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋… 2020/09/29 精神・神経
ステロイドは免疫亢進というもう1つの顔を持つ 今年になって猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こす新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)。これまでにない独特の特徴を持つことから、世界中の研究者を悩ませ、臨床現場ではその対応において試行錯誤の日々が続いていた。そうは言っても……。… 2020/09/16 感染症
“自称”ペニシリンアレルギーの落とし穴 65歳男性。多剤薬物アレルギーが疑われ、精査目的で皮膚科を受診。「検査前に詳しく問診すると『小学生の時にペニシリンを使ったら皮膚が赤くなったことがある』とのこと。他の被疑薬については『クラビットを飲んだら便秘になったんです』などなど……。どうやら前医では副作用もアレルギー扱いさ… 2020/09/15 医薬品
COVID-19は古典的な免疫応答分類に疑問を投げかける Nature誌より 重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)例の免疫反応の推移を検討した報告が、Nature誌7月27日号に掲載された 2020/09/10 感染症
1分解説◎ストレスは再燃の誘因となり得る 安倍首相を2度も辞任に追い込んだ潰瘍性大腸炎 2020年8月28日、安倍晋三首相が辞任を表明した。持病の潰瘍性大腸炎の再燃がその大きな理由だ。8月17日には慶應義塾大学病院(東京都新宿区)に受診し、24日にも同院を再受診していたことが報じられていた。 安倍首相は2007年にも、同じく持病の悪化を理由に辞任している。本人が各種メディアで… 2020/08/31 消化器
救急にムカつく人がやってきた とんでもない題名の様に見えたかもしれませんが、「ムカつく」という言葉は本来、吐き気を催すという意味の言葉です。「車酔いで胸がムカムカする」とか、「食べ過ぎて胸がムカついている」といった使用ですね。イライラしても胸がムカつくので、江戸時代以降にこの言葉が転じ、腹が立っている様… 2020/08/20 救急医療・集中治療
谷口流、アトピー性皮膚炎診療の極意 僕が医学部に入学したのは27歳のとき。若い同級生とは異なり、医学部生の頃の友人知人の大半がすでに社会人だった。社会人の彼(女)らは、自身や家族、友人らに難治性の疾患が見つかったとき、他に医者の知り合いがいないという理由で僕に相談をしてきた。僕は医学部入学時には医師になるつもり… 2020/08/18 アレルギー・免疫
インタビュー◎COVID-19のワクチン開発を考える 新型コロナの重症化予防にMMRワクチンなどの弱毒生ワクチンは有効か? 大阪大学名誉教授の宮坂昌之氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中にまん延しているが、日本を含むアジア地域の感染者の重症化率と死亡率が欧米にくらべて極めて少ないことに注目が集まっている。根拠の一つとして挙げられているのは「BCGワクチン接種によるオフターゲット効果」だが、これだけでは過去30年間にBCG… 2020/07/21 感染症
シリーズ◎抗体医薬は医療に何をもたらしたか 好酸球をキーワードとした抗体医薬が適応広げる 2020年5月時点のアップデート 日経メディカルは、2018年6月、「抗体医薬は医療に何をもたらしたか」と題した特集を掲載した。その際、2018年5月までに日本で承認され、使用可能な抗体医薬を1つの図に網羅した。 その後承認された新薬、既存薬の適応拡大を反映したものが以下の図だ(図1)。… 2020/07/14 アレルギー・免疫
経口ステロイド◇第4回調査 基準薬のプレドニゾロンがさらにシェア拡大 第2位はベタメタゾン、第3位はデキサメタゾン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、経口ステロイドのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、82.9%の医師がプレドニゾロン(商品名:プレドニン他)と回答した。 第2位のベタメタゾン(リンデロン他)は7.3%、第3位のデキサメタゾン(デカドロン他)は6.5%の医師が、最も処方頻度… 2020/06/25 アレルギー・免疫
よりぬきメディクイズ●小児◎2019年6月号掲載 1歳10カ月男児。食物アレルギー精査 『日経メディカル』2019年6月号に掲載された小児のクイズです。患児は1歳10カ月の男児。生後3カ月頃から、顔と体に湿疹が多い状態が続いていました。生後5カ月の時に近隣の小児科を受診して、アトピー性皮膚炎と診断されました。食物アレルギーの関与を検討するために、生後6カ月時に特異的IgE抗体… 2020/06/19 小児科 医師・医学生限定コンテンツ
Lancet Rheumatorogy誌から COVID-19を発症したSLE患者の症例研究 SLEに対する免疫抑制療法はCOVID-19の重症度と関係なさそう 全身性エリテマトーデス(SLE)は自己免疫疾患で、自己抗体、炎症、リンパ球減少症を特徴とする。米国Columbia大学Irving Medical CenterのYevgeniya Gartshteyn氏らは、COVID-19の確定例と疑い例となったSLE患者18人の患者特性と臨床経過を、2020年5月26日に、Lancet Rheumatorogy誌電子版にComm… 2020/06/15 感染症
インタビュー◎自然免疫の賦活化を介してCOVID-19への抵抗力亢進か BCGと新型コロナ、分かっていることいないこと(後編) 大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、日本をはじめとしたアジア諸国における死亡率の低さが注目され、その理由の一つにBCG接種の影響が指摘されている(関連記事:BCGとCOVID-19、分かっていることいないこと)。今後、どのようなことが明らかになれば、BCG仮説を証明できるのか、またその… 2020/06/10 感染症
インタビュー◎BCG仮説、議論の前に理解しておきたい自然免疫 BCGと新型コロナ、分かっていることいないこと(前編) 大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、日本をはじめとしたアジア諸国における死亡率の低さが注目されている。その理由としては様々な仮説が提唱されているが、そのうちの一つに挙げられているのが、BCG接種の影響だ。そもそも、BCGは生体にどのような影響を及ぼすのか、免疫学の大家である… 2020/06/09 感染症
第9回 ANCA陽性間質性肺炎 高齢男性、原因不明の間質性肺炎では何を測定? 抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎では、間質性肺炎を合併することがあります。特に顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis:MPA)で多く、MPAの診断基準にも「主要症候」として間質性肺炎が挙げられています。今回はANCA関連血管炎に伴う間質… 2020/06/01 呼吸器
【動画】アレルギー検査はイムノキャップラピッドで みやはら耳鼻咽喉科での経営の工夫に関する動画、今回が最終回です。アレルギー検査について採血を伴う通常の検査ではなく、末梢血によるイムノキャップラピッドを採用。説明はスタッフに任せています。その理由について解説します。(6分13秒)※撮影は2018年夏に行いました。… 2020/05/18 アレルギー・免疫
抗アレルギー点眼薬◇第4回調査 アレジオン点眼液、1日2回が好評で首位に肉薄 1位オロパタジン、2位エピナスチン、3位ケトチフェン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、抗アレルギー点眼薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、32.9%の医師がオロパタジン塩酸塩(商品名:パタノール)と回答した。 第2位のエピナスチン塩酸塩(アレジオン)は30.2%、第3位のケトチフェンフマル酸塩(ザジテン他)は12.9%の医… 2020/04/11 眼科
「コロナ疲れ」で帯状疱疹に!? 2020年の年が明けたとき、いったい誰が、今のこのような状況を予見し得たでしょう。世界的規模で新型コロナウイルスがまん延し、医療崩壊、経済破綻……。日々のニュースもその話題で持ちきりです。 2020/04/10 感染症 医師・医学生限定コンテンツ
不安や不眠など、軽度の精神神経系症状を常に念頭に モンテルカストの副作用にFDAが再警告 4大医療系雑誌の1つ、「NEJM」の3月初旬のトピックに「Montelukast to Get Boxed Warning」という記事がありました1)。モンテルカストは一般的な気管支喘息・アレルギー性鼻炎の治療薬で、小児科でもよく処方される薬の1つです。Boxed Warning(枠組み警告)は処方箋医薬品のリスクの可能性につ… 2020/03/30 薬剤師
泌尿器科Q&Aシリーズ《7》 CTで後腹膜線維症の疑い。泌尿器に紹介でOK? <整形外科医>1ヶ月前からの腰痛主訴で精査している、特に既往ない70歳男性です。CT読影に後腹膜繊維症の疑いと返ってきました。CTで水腎症もあるので泌尿器に紹介しようと思うのですが後腹膜繊維症ってあまり知識なく基本は泌尿器科が診ている疾患なのでしょうか??… 2020/03/25 腎・泌尿器 医師限定コンテンツ
服薬指導 アレグラがビラノアに変更された患者 花粉症で近隣の耳鼻咽喉科診療所に通院中の36歳の女性Nさんが、処方箋を持って来局しました。処方が変更されていたため、薬剤師が確認したところ、Nさんは次のように話しました。アレグラを飲んでも、鼻水が止まらなくて。便秘の薬を飲み始めてからのような気がして、先生に相談したら、薬が変更… 2020/03/24 薬剤師
第8回 ANCA関連腎炎の早期診断のコツ 倦怠感や発熱の持続、コロナ以外で疑うべきは? 抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連腎炎は、ANCA関連血管炎に認められる腎炎のことをいいます。ANCA関連血管炎には、顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis:MPA)、多発血管炎性肉芽腫(granulomatosis with polyangiitis:GPA)、好酸球性多発血管… 2020/03/17 アレルギー・免疫
鼻噴霧用ステロイド◇第4回調査 アラミスト伸長、ナゾネックスを突き放す 1位アラミスト、2位ナゾネックス、3位フルナーゼ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、鼻噴霧用ステロイドのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、45.0%の医師がフルチカゾンフランカルボン酸エステル(商品名:アラミスト)と回答した。 第2位のモメタゾンフランカルボン酸エステル水和物(ナゾネックス他)は30.7%、第3位のフル… 2020/03/16 耳鼻咽喉科
学会トピック◎第16回日本消化管学会 好酸球性食道炎のPPI応答予測にアトピー性皮膚炎合併や末梢血好酸球数が有効 プロトンポンプ阻害薬に不応な好酸球食道炎の予測にアトピー性皮膚炎の合併や末梢血好酸球数が参考になることが示された。 2020/03/11 消化器
第4回調査 第二世代抗ヒスタミン薬:ビラノアが4位に肉薄 1位アレグラ、2位アレジオン、3位ザイザル、4位アレロック 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、第二世代抗ヒスタミン薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、29.7%の医師がフェキソフェナジン塩酸塩(商品名:アレグラ他)と回答した。 第2位のエピナスチン塩酸塩(アレジオン他)は15.8%、第3位のレボセチリジン塩酸塩(ザイザル)は10… 2020/03/07 アレルギー・免疫
咳喘息に効く漢方(1) 咳喘息の考え方と漢方処方 咳喘息は、慢性的に咳が長引き続く病気です。多くの場合、痰を伴わない空咳です。1カ月以上、長ければ1年以上繰り返し続くこともあります。 主な症状は激しい咳で、気管支喘息のような、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音(喘鳴)や、息苦しさ(呼吸困難)を伴わないのが特徴です。かぜを… 2020/02/19 東洋医学
【動画】薬なしに花粉症の症状を軽減させるには 花粉症シリーズ、第2回は理論編です。40年間スギ花粉症と付き合い続ける國松氏が自身の経験も交えながら、まずは薬を使わずに症状を軽くするためのノウハウを解説します。(5分17秒) 2020/02/19 プライマリケア
第22回 【動画】患者満足度を高める花粉症治療のすすめ 今回から新シリーズです。2月に入り、いよいよスギ花粉の飛散が始まりました。花粉症の症状を訴える患者さんをどうすれば満足させられるのか。國松流の花粉症診療の質の上げ方、今回はイントロダクションです。(3分7秒)… 2020/02/12 プライマリケア
【新薬】デルゴシチニブ(コレクチム) 世界初、アトピー性皮膚炎への外用JAK阻害薬 2020年1月23日、アトピー性皮膚炎治療薬デルゴシチニブ(商品名コレクチム軟膏0.5%)の製造販売が承認された。適応は「アトピー性皮膚炎」、用法用量は「成人、1日2回適量を患部に塗布。1回あたりの塗布量は5gまで」となっている。本薬は油脂性懸濁型軟膏製剤(添加物として白色ワセリン、パラフ… 2020/02/07 医薬品
【適応追加】オマリズマブ(ゾレア) 抗体医薬として初めて重症花粉症に適応拡大 2019年12月11日、ヒト化ヒトIgEモノクローナル抗体オマリズマブ(商品名ゾレア皮下注用75mg、同皮下注用150mg、同皮下注75mgシリンジ、同皮下注150mgシリンジ)について、「季節性アレルギー性鼻炎(既存治療で効果不十分な重症又は最重症患者に限る)」の適応が追加された。追加された用法用量は… 2020/01/31 医薬品
ニュース◎厚労省、2020年度の再算定対象17成分52品目を中医協総会に報告 ゾレアが効能変化再算定の初の「特例」に 厚生労働省は、1月22日に開催された中央社会保険医療協議会総会に、2020年度の薬価改定で再算定が適用される医薬品、17成分52品目を報告した。その中で、抗体医薬のゾレア(一般名オマリズマブ)4品目に、効能変化再算定の「特例」が初めて適用された。… 2020/01/27 アレルギー・免疫
喘息バイオ製剤の使いどころと使い分け 抗IL-4/13受容体抗体であるデュピクセント(一般名デュピルマブ)が2019年3月に気管支喘息に対して適応追加承認され、喘息で使えるバイオ製剤は4種類となりました(関連記事)。喘息患者のうち5~10%は、高用量の吸入ステロイド(ICS)を中心とした各種治療薬の併用を要する難治性喘息とされてい… 2020/01/20 呼吸器
NEJM誌から アニフロルマブはSLEの活動性を低下させる SLEの評価指標を変更したフェーズ3試験 オーストラリアMonash大学のEric F. Morand氏らは、I型インターフェロン受容体のサブユニット1に結合し、全てのタイプ1インターフェロンを阻害する完全ヒトモノクローナル抗体のアニフロルマブを、活動性の全身性エリテマトーデス(SLE)患者に投与するフェーズ3試験TULIP-2を行い、プラセボに比… 2020/01/09 アレルギー・免疫
トレンド◎世界初の抗体医薬の花粉症治療薬 日本発「重症花粉症にゾレア」発進、薬価は? 抗体医薬であるオマリズマブ(商品名ゾレア)が、花粉症治療薬として登場した。季節性アレルギー性鼻炎に対する効果は、「ゾレアによって抗ヒスタミン薬の服用が不要になる」ほどだという。重症者には福音となるものの、従来薬と比べるとかなり高額な同薬を、実際に使用する際の注意点などをまと… 2019/12/17 アレルギー・免疫
ゾレアが重症季節性アレルギー性鼻炎の承認を取得 最適使用推進ガイドラインの周知を厚労省が通知 ノバルティスファーマ(東京都港区)は2019年12月11日、ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤のゾレア(一般名オマリズマブ[遺伝子組換え])が、季節性アレルギー性鼻炎(既存治療で効果不十分な重症または最重症患者に限る)の承認を取得したことを発表した。… 2019/12/14 医薬品
【用量追加】エピナスチン(アレジオンLX) 1日2回投与の持続性抗ヒスタミン点眼薬 2019年11月27日、抗アレルギー点眼薬エピナスチン塩酸塩(商品名アレジオンLX点眼液0.1%)が薬価収載と同時に発売された。本薬は、9月20日に製造販売が承認された。適応は「アレルギー性結膜炎」、用法用量は「1回1滴、1日2回(朝、夕)点眼」となっている。同一成分の製剤としては、すでに内服(… 2019/12/13 医薬品
2019年11月25日~12月3日 ビラノアの重大な副作用にショック、アナフィラキシー追加 2019年11月25日~12月3日の添付文書の改訂情報をお知らせします。アレルギー性疾患治療薬のビラノア(一般名ビラスチン)の重大な副作用に「ショック、アナフィラキシー」が追加されました。 2019/12/11 医薬品
トレンド◎妊娠初期バセドウ病の管理法が明確化 バセドウ病治療ガイドラインが8年ぶりに改訂 抗甲状腺薬・甲状腺ホルモン薬併用療法の適応も定まる 日本甲状腺学会の「バセドウ病治療ガイドライン」が今年5月、8年ぶりに改訂され、今回初めて、妊娠初期への対応が明記された。同ガイドラインの改訂ポイントを、同学会治療ガイドライン作成グループ委員長を務めた伊藤病院(東京都渋谷区)内科部長の吉村弘氏に聞いた。… 2019/12/10 アレルギー・免疫
経口ステロイド頓用の副作用は看過できず? 『喘息予防・管理ガイドライン2018』では、中等度以上の成人喘息発作にはステロイド全身投与が推奨されており、外来治療の場合プレドニゾロン0.5mg/kg/日量を5日間程度内服するという目安が示されています。このように、経口ステロイド(OCS)を頓用する、いわゆる「ステロイドバースト」については… 2019/11/18 アレルギー・免疫
第7回 多発血管炎性肉芽腫症 血管炎と肉芽腫を多発的に生じるGPA 抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎には、顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis: MPA)、多発血管炎性肉芽腫症(granulomatosis with polyangiitis: GPA)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(Eosinophilic GPA:EGPA)という3つの疾患があります… 2019/11/15 アレルギー・免疫
2019年10月24日~11月5日 ボノプラザン含有製剤に重大な副作用追加 2019年10月24日~11月5日における添付文書の主な改訂情報は以下の通りです。ボノプラザンフマル酸塩含有製剤のタケキャブ、ボノサップ、ボノピオンの重大な副作用に「汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少」が追加になりました。… 2019/11/14 消化器
学会トピック◎第24回日本血管病理研究会 やっぱり違う? 高安動脈炎と巨細胞性動脈炎 「Chapel Hill分類で高安動脈炎(TAK)と巨細胞性動脈炎(GCA)は大血管炎に分類されているが、GCAは本来、中血管炎に分類されるべきではないか」――。 2019/11/12 アレルギー・免疫
Circ J誌から 川崎病は感染症かそれとも自己免疫疾患か 免疫レパトア解析の結果 川崎病が報告されて50年経つが、感染症か自己免疫疾患なのかという問いには、いまだ結論が出ていない。 2019/11/01 感染症
第52回日本薬剤師会学術大会より 花粉症のOTC薬を薬局でどう薦める? 薬局で花粉症のOTC薬を販売することで、潜在的医療費節減につなげることができた――。ウインファーマ(横浜市港北区)セルフメディケーション推進室室長の鈴木伸悟氏が、山口県下関市で2019年10月13~14日に開催された第52回日本薬剤師会学術大会で、薬局における花粉症のOTC薬の販売動向および… 2019/10/21 アレルギー・免疫