JAMA Network Open誌から 閉塞性睡眠時無呼吸は男性不妊の危険因子 台湾の研究でOSAを治療せずに放置すると不妊リスクが増加 台湾国防医学院のYi-Han Jhuang氏らは、全住民の健康保険データベースを利用して、男性不妊と診断された患者と、条件をマッチさせた不妊でない男性を比較するケースコントロール研究を行い、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が男性不妊の独立した危険因子になっており、治療せずにOSAを長く放置するほど… 2021/02/19 呼吸器
【第27回】宮尾直樹(日本鋼管病院COPD・SASセンター長・内科総括部長) 市中病院で「COPD・SASセンター」を開設し、呼吸リハビリテーションに力を入れる 神奈川県川崎市の日本鋼管病院には、COPD患者が呼吸リハビリテーションや教育入院を行う、全国でも数少ない「COPD・SASセンター」がある。センター長で呼吸器内科医の宮尾直樹医師が、10年前から着々と礎を築き、多職種による呼吸器チームで、独自のCOPD管理プログラムを展開している。… 2020/02/05 呼吸器 医師・医学生限定コンテンツ
JAMA誌から 睡眠時無呼吸は術後の心血管リスクを増やす 本人が気付いていない重度のOSA患者でイベント発生率が有意に増加 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、高血圧、心筋虚血、心不全、不整脈、脳卒中、心臓突然死などのリスクを高めることが知られている。香港中文大学のMatthew T. V. Chan氏らは、前向きの多施設コホート研究を行って、重度のOSAがある人では、非心臓手術後の心血管イベント発症率が高いと報告した。結… 2019/06/05 外科
睡眠時間が短いほど心房細動を発症しやすい? Chest誌から 「ショートスリーパー」っていうカッコいいフレーズがあります。どこからがショートスリーパーなのかは分かりませんが、飲み会で「オレ、毎日30分しか寝てないんだよね」とドヤ顔している人がたまにいますよね。そんな人にグサッと刺さるネタになりそうな論文を1つ紹介しましょう。… 2019/05/27 呼吸器
学会トピック◎第59回日本呼吸器学会学術講演会 CPAPに遠隔モニタリング導入で脱落率低下 睡眠時無呼吸症候群に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)の開始1週間後に、遠隔モニタリングによるフォローアップを行ったところ、6カ月後のCPAP脱落率を有意に低減できた――。日常診療における遠隔モニタリング導入後の追跡結果を、KKR高松病院(香川県高松市)睡眠・呼吸センターの荒川裕佳子氏ら… 2019/04/18 呼吸器
電話等再診やCPAPのモニタリングでは請求不可に 遠隔診療の「システム利用料」で疑義解釈 厚生労働省は7月10日、2018年度診療報酬改定の「疑義解釈資料の送付について(その5)」を発出した。 2018/07/12 医療経営
JAMA Otolaryngol Head Neck Surg誌から OSA患者のCPAP使用は性生活の質を改善する 女性患者ではSNORE-25スコアが改善したが、男性患者では有意差なし 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)に対する持続陽圧呼吸(CPAP)の適用が、性生活の質に及ぼす影響を調べる前向きコホート研究を行った米国Washington大学のSebastian M. Jara氏らは、CPAPの使用でコホート全体の性生活の質が有意に向上したが、サブグループ解析では、女性のスコアが有意に改善していた… 2018/06/18 精神・神経
第1回 その「眠れない」は本当に不眠症ですか? 「最近よく眠れない……」「疲れが取れず、朝からだるい」「寝不足でもないのに、日中に眠くて困る」。患者さんの眠りの悩みの中で最も一般的なのが、夜間不眠や日中の眠気(過眠)です。ただ残念ながら、不眠や眠気はほとんど全ての睡眠障害に共通して見られる症状であるため、これだけでは診断は… 2018/04/26 精神・神経
再燃した逆流性食道炎に即PPIがNGな理由 呼吸器内科を回っている研修医のB君が外来で診た患者さんで、ちょっと相談されたんですが、僕のアドバイスが正しかったかどうか聞いていただけませんか? 1年程前に呼吸器内科で逆流性食道炎と分かり、治療で一度改善した45歳男性なんですが、最近また胸焼けが出てきたそうです。… 2017/07/12 消化器
学会トピック◎第57回日本呼吸器学会学術講演会 COPD患者の夜間低酸素への介入効果を検証すべき 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の中には、日中は問題ないにもかかわらず夜間に低酸素血症を来している患者が少なくない。夜間低酸素血症に対する治療が患者の予後を改善するか検証していく必要がある──。4月23日まで都内で開催された第57回日本呼吸器学会学術講演会で、東北大学産業医学分野先進… 2017/04/28 呼吸器
J Am Coll Cardiol誌から ASVは心不全入院患者の予後を改善せず HFpEF限定で予後改善の可能性あり 心不全(HF)がある入院中の睡眠時無呼吸患者において、至適薬物療法(OMT)に陽圧換気療法(Adaptive Servo Ventilation:ASV)を用いた非侵襲的陽圧呼吸を追加しても予後が改善しないことが確認された。中等症以上の睡眠時無呼吸患者を対象に行われた無作為比較試験、CAT-HF(Cardiovascular Im… 2017/04/07 循環器
JAMA誌から 睡眠時無呼吸スクリーニングの利益は不明 USPSTFの推奨に関する報告 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の有病率は高く、30~70歳の男性の約15%、女性の5%といわれている。OSAは健康にさまざまな悪影響を及ぼすため、プライマリケアでスクリーニングを行い、患者を同定して適切な治療を行えば、健康被害を予防できる可能性がある。米North Carolina大学Chapel Hill校のDan… 2017/02/21 呼吸器
日本高血圧学会(JSH2016)より 睡眠時無呼吸患者の夜間昇圧に腎除神経は有効 24時間にわたる血圧コントロールの重要性を強調する自治医科大学循環器内科学の苅尾七臣氏は、第39回日本高血圧学会総会(9月30日~10月2日、仙台開催)で、「次世代時間降圧療法の課題整理」と題する教育講演を行った。その中で同氏は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)でみられる睡眠中の急激… 2016/10/20 循環器
Lancet誌から 中枢性睡眠時無呼吸に植え込み型電気刺激治療 ペースメーカーに似た器具で横隔膜を収縮 米Advocate Heart InstituteのMaria Rosa Costanzo氏らは、中枢性睡眠時無呼吸患者を対象に、植え込み型神経刺激デバイスの有効性と安全性を評価するランダム化プラセボ対照試験を行い、この治療の忍容性は高く、症状に意義のある改善をもたらすと報告した。結果はLancet誌2016年9月3日号に掲載さ… 2016/09/28 呼吸器
JAMA Otolaryngology-Head & Neck Surgery誌から 難治性の睡眠時無呼吸に顎骨手術が有効 無呼吸低呼吸指数が予後予測因子に 難治性の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)に対する上下顎骨前方移動術(MMA)の手術成績は、術前の無呼吸低呼吸指数(AHI)が予後予測因子になり得るという研究が報告された。これは米California大学Los Angeles校のSoroush Zaghi氏らが、MMAに対する系統的レビューとメタアナリシスを行ったもので、JAM… 2015/12/11 呼吸器
トレンドビュー◎日本心臓病学会で緊急パネルディスカッション 心不全へのASV療法で心血管死亡増加の波紋 学会が適正使用のステートメントを発表 慢性心不全患者にASV(adaptive servo-ventilation)療法を実施すると、心血管疾患による死亡リスクが増加する――。この大規模臨床試験SERVE-HFの中間解析結果が波紋を呼んでいる。しかし同試験の問題点も指摘されており、結果を額面通り受け取る必要はないのでは、との見方もある。… 2015/11/12 循環器
CHEST誌から いびきに口腔咽頭エクササイズが有効!? 「自分は絶対にいびきをかかない」と思っていたら、飲み会でベロンベロンになった後にグーグーといびきをたてて寝ていたと、妻に指摘されたことがあります。最近では、寝ている間にいびきをかいているかどうかチェックできるアプリも登場しています。… 2015/07/03 呼吸器
人工呼吸器用マスクの日本人向け新クッション 日本人の顔面形状を分析し、継続的な密閉性と跡残りの軽減を両立 フィリップス・レスピロニクスは、人工呼吸器用マスク「ウィスプ ネーザルマスク」で使用するクッションの新サイズとして、「Mワイドクッション」を2015年2月9日に発売した。日本人の顔面形状データを分析して開発したものである。… 2015/02/11 医療機器
NEJM誌から 閉塞性睡眠時無呼吸への夜間酸素療法に効果なし 降圧効果認めず、CPAPでは有意に血圧低下、RCTの結果 心血管疾患患者または心血管危険因子を複数持つ人々の中から閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の患者を同定し、正しい睡眠を取るための教育と持続的陽圧呼吸療法(CPAP)、教育と夜間酸素療法のいずれかに割り付けたランダム化比較試験(RCT)HeartBEATの結果、CPAPにのみ有意な血圧低下が認められた。米… 2014/07/02 呼吸器
日本糖尿病学会リポート SAS患者へのCPAP療法、動脈硬化の進展を抑制する可能性 睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対するCPAP療法(持続式陽圧呼吸療法)が、動脈硬化の進展抑制につながる可能性が示された。CPAP療法を導入した例と導入しなかった例を比較したところ、36カ月のフォロー時にCPAP療法群で内膜中膜複合体厚(IMT値)の有意な改善が確認された。福岡赤十字病院の澤山泰… 2014/06/12 循環器
Eur Heart J誌から 睡眠時無呼吸はMI後の予後を悪化させる 心筋サルベージと梗塞サイズに有意差あり 睡眠時呼吸障害(SDB)を有する症例では、急性心筋梗塞(MI)後の心筋サルベージや梗塞サイズの縮小が阻害されていることが分かった。SDBは心臓を低酸素に繰り返し曝露し、後負荷を増加させる。そのため、急性MI後早期における梗塞拡大のリスク因子である可能性が指摘されていたが、詳細は不明だ… 2014/01/29 循環器
NEJM誌から 植え込み型デバイスで睡眠時無呼吸が改善 舌下神経への刺激で上気道を拡大、CPAP遵守不良患者に福音か? 持続的陽圧呼吸療法(CPAP)遵守不良の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者に対して、換気不十分を感知して舌下神経を刺激する植え込み型デバイスが有効である可能性が示された。このデバイスは、既に欧州では販売されている。米Pittsburgh大医療センターのPatrick J. Strollo氏らが、NEJM誌2014年1月9… 2014/01/24 呼吸器
JAMA誌から 睡眠時無呼吸で難治高血圧へのCPAPに降圧効果 24時間平均血圧を低下、夜間血圧を正常化、多施設RCTの結果 重症の閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)で難治性高血圧患者に対する持続的陽圧呼吸療法(CPAP)に、24時間平均血圧を低下させ、夜間血圧パターンを正常化する効果があることが、オープンラベルのランダム化比較試験(RCT)の結果として示された。スペインLa Fe大病院のMiguel-Angel Martinez-Garcia氏ら… 2013/12/24 循環器
Am J Respir Crit Care Med誌から OSAでは潜在的な心筋障害に要注意か 睡眠時無呼吸の重症度はhs-TnT値と相関 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の重症度と高感度トロポニン(hs-TnT)値は相関していることが明らかになった。OSAと心不全リスクとの関連に無症状の心筋障害が影響している可能性を示す結果で、成果はAm J Respir Crit Care Med誌オンライン版で10月24日に発表された。… 2013/11/08 循環器
閉塞性睡眠時無呼吸を伴う2型糖尿病患者における陽圧呼吸療法は血糖コントロールも改善する 2型糖尿病患者における閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の有病率は男性49%、女性21%と報告されている。今回、OSAを合併した2型糖尿病患者に対する陽圧呼吸療法(PAP)が、長期にわたって血糖コントロールを改善し、費用対効果が高い治療法であることが示された。9月7日から11日にスペイン・バルセロナ… 2013/09/17 呼吸器
身体活動量が少ないほど閉塞性睡眠時無呼吸症は重症に 閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は日中の眠気、うつ状態、認知機能の障害など様々な症状を呈するが、身体活動量やQOLとの関連についてはあまり報告がない。そこで、OSA患者を対象に睡眠時の呼吸パラメーターと日中の歩行量との関連を調べたところ、歩行量が少ないほどOSAの重症度が有意に高まること… 2013/09/11 呼吸器
就寝中のCPAP療法は睡眠時無呼吸症を合併した糖尿病前症患者の糖代謝を改善する 閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)を治療すると、睡眠時の無呼吸や低呼吸が改善するだけでなく、血糖値も低下することが報告されている。今回新たに、就寝中に持続陽圧呼吸(CPAP)療法を行うことでインスリン抵抗性が軽減され、血糖コントロールが改善する可能性が無作為化比較試験の結果、明らかにな… 2013/05/23 呼吸器
ショウガに含まれる天然成分がβ受容体刺激薬による気道平滑筋弛緩作用を高める可能性 ショウガに含まれる天然成分の6-ジンゲロール、8-ジンゲロール、6-ショウガオールは、いずれもβ受容体刺激薬の気道平滑筋弛緩作用を高め、既存の喘息治療薬と併用することで喘息症状の改善効果が増強される可能性が細胞レベルの研究により示された。5月17日から22日まで米国フィラデルフィアで開… 2013/05/22 呼吸器
小児期発症喘息は閉塞型睡眠時無呼吸症候群リスクを上昇させる 一般住民を対象とした8年間の前向き研究から、小児期発症喘息は閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSA)の有意なリスク因子であることが明らかになった。米国フィラデルフィアで5月17日から22日まで開催されている米国胸部学会(ATS2013)で、米国Wisconsin大学のMichaela Teodorescu氏らが報告した。… 2013/05/21 呼吸器
米国胸部学会がフィラデルフィアで開幕 米国ペンシルバニア州フィラデルフィアで5月19日、米国胸部学会の年次学術集会(ATS2013)が始まった。「今日の医学と明日の医療が出会う場に」をテーマに5月19日まで開催される。 2013/05/20 感染症
2013年5月号特集◎ここまで来た!心血管病の予防医療 Vol.4 重症SASには積極的な介入を 「睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、酸化ストレスを増大させ、血管の機能低下をもたらす。重点的にスクリーニングすべき疾患だ」と自治医大さいたま医療センター循環器科教授の百村伸一氏は話す 2013/05/20 呼吸器
軽~中等度の睡眠時無呼吸症候群患者にCPAPは価値があるか? 【原題】Is CPAP Worthwhile in Patients with Mild-to-Moderate Sleep Apnea? Continuous positive airway pressure diminished sleepiness and improved functional outcomes in a shamcontrolled trial. 2013/02/07 呼吸器
2型糖尿病患者の34%は閉塞性睡眠時無呼吸を合併するも診断されず 糖尿病治療のために来院した2型糖尿病患者のうち、34%が閉塞性睡眠時無呼吸 (OSA)を合併しているにもかかわらず診断されていない実態が報告された。また、OSAを合併している2型糖尿病患者では、合併していない患者と比べ、有意にBMIが高値でHDLコレステロール低値であることが示された。デンマ… 2012/06/15 代謝・内分泌
心不全例への心臓再同期療法は睡眠呼吸障害を十分に改善しない 睡眠呼吸障害(SDB)を合併した心不全患者に対し心臓再同期療法(CRT)を行うと、心機能の改善はみられるものの、SDBはそれほど改善されないことが分かった。福島県立医科大学循環器・血液内科学の義久精臣氏らが、3月16日に福岡で開幕した第76回日本循環器学会(JCS2012)で発表した。… 2012/03/17 循環器
J Am Coll Cardiol誌SCANNING THE LITERATUREから JACCのEditorが選んだ重要論文―2012年2月(1) ANTIPAF、成人先天性心疾患、メタボへのCPAP、米国医療政策など 怒涛のスピードで発信される世界の循環器領域の臨床試験の結果をキャッチアップするために、J Am Coll Cardiol誌のSummaries of Key Journal Articlesは、その短さとコメントが優れている。2012年2月7日号(vol.59、no.6、p.545-52)掲載の同記事を基に、さらにコンパクトにして紹介する。… 2012/02/20 循環器
日経メディカル2011年12月号特別編集版「ピックアップ」(転載) 睡眠呼吸障害の治療は心不全の予後を改善する 自治医科大学附属さいたま医療センター循環器科教授 百村 伸一氏 心不全には睡眠呼吸障害(SDB)が高率に合併することが知られている。SDBの存在は心不全の増悪と関連があることがわかっており、その治療が予後を改善する。最新の心不全ガイドラインにも追加されたSDBの病態、診断、治療について概要を紹介する。… 2012/02/08 呼吸器
日本冠疾患学会2011 睡眠時呼吸障害と冠攣縮性狭心症は関連しない 冠攣縮狭心症患者でも合併率は有意増加せず 睡眠時呼吸障害は多くの心血管疾患(CVD)の発症や進展に関与するとされる。愛媛県立新居浜病院循環器内科の佐々木康浩氏らは、簡易型無呼吸・低呼吸検知器を用いて冠攣縮性狭心症患者における睡眠時無呼吸の頻度を検討。… 2012/02/03 循環器
【適応追加】モダフィニル モディオダール:「OSASによる眠気」にも使用可能に 2011年11月25日、精神神経用薬のモダフィニル(商品名モディオダール錠100㎎)に新たな適応症が追加された。これまでの適応は「ナルコレプシー」のみだったが、これに「持続陽圧呼吸(CPAP)療法等による気道閉塞に対する治療を実施中の閉塞性睡眠時無呼吸症候群」が新たに加わった。… 2012/01/05 呼吸器
Hypertension誌から 腎交感神経除神経術で睡眠時無呼吸が改善 糖代謝指標も改善 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)を有する難治性高血圧患者に対し、カテーテルによる腎交感神経除神経術を実施したところ、血圧低下のみならず睡眠時無呼吸の重症度の改善も見られ、さらに糖代謝も有意に改善していた。この結果はHypertension誌10月号に掲載された。… 2011/10/04 循環器
閉塞性睡眠時無呼吸症候群における交感神経活性化は特定の血管領域に限定される可能性 閉塞性睡眠時無呼吸症候群における交感神経活性化は、特定の血管領域に限定される可能性が示された。Italian Institute for Auxology (IRCCS) のG. Seravalle氏らが、8月31日までパリで開催された欧州心臓学会(ESC2011)で発表した。… 2011/09/03 循環器
2型糖尿病患者の睡眠呼吸障害には腹囲の減少が重要 睡眠時無呼吸症候群に代表される睡眠呼吸障害は、腹囲を減少させると改善する可能性のあることが、教育入院中の2型糖尿病患者を対象とした検討から明らかになった。大阪大学大学院内分泌・代謝内科学の樫根晋氏らが、7月15日から札幌市で開催されていた日本動脈硬化学会(JAS2011)で報告した。… 2011/07/20 代謝・内分泌
特集●睡眠診療アップデート Vol.3 「昼の眠気ない睡眠時無呼吸」を見逃さない 心血管リスクのエビデンス増え、循環器学会もガイドライン 2003年に新幹線の運転士が居眠り運転でオーバーランを起こし、睡眠時無呼吸症候群およびその多くを占める閉塞性睡眠時無呼吸の認知度は一気に高まった。一方で、過眠症状(眠気)や肥満体型というイメージが強く定着したために、そういった特徴がない患者については見逃しがちという側面も出てき… 2010/10/27 呼吸器
軽度の睡眠時無呼吸でも心血管リスクは上昇 Even Mild Sleep Apnea May Increase Cardiovascular Risk 日中に眠気を感じない程度の閉塞性睡眠時無呼吸が確認された患者でも血管機能は低下しており、同時に心血管系のリスクは上昇していることが明らかとなった。 2008/11/13 循環器
睡眠時呼吸障害の重症度には食事が影響している 睡眠時無呼吸症候群の患者における睡眠中の呼吸障害に、食事と運動のどちらの影響が大きいかを調べた研究。問題なのは食事の摂取量であって、運動量が少ないのはBMIが高い(太っている)からだ、と結論している。… 2008/10/27 呼吸器
日本循環器学会2008 慢性心不全患者の中枢型睡眠時無呼吸 β遮断薬が重症度を改善する可能性 慢性心不全患者の中枢型睡眠時無呼吸(CSA)にβ遮断薬のカルベジロールが有効である可能性が示された。大分大学第二内科の田村彰氏が第72回日本循環器学会総会・学術集会で発表した。 2008/07/08 循環器
CPAPによる睡眠時無呼吸治療でメタボ改善 血管内皮機能など肥満以外の機序で有効な可能性 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の患者には肥満者が多く、メタボリックシンドロームとの関連性が指摘されているが、OSASの治療に用いられる持続的陽圧呼吸療法(CPAP)が、呼吸の改善だけでなく、患者のメタボリックシンドロームを改善する可能性があることが示唆された。聖マリアンナ医科大学… 2008/03/29 循環器
シートに寝るだけで睡眠時無呼吸の検査が可能に 呼吸に伴う横隔膜の動きをセンサーで感知 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査は通常、口や鼻にマスクを装着したり、指に装置を付けなければならないなど、患者には不快さが付きまとう。しかし、これからは体に何も付けず、ただ寝るだけで検査ができるようになりそうだ。 … 2007/08/29 呼吸器
運転士の1割強が睡眠時無呼吸、東京メトロ 東京メトロ運転士の1割強が睡眠時無呼吸症候群(SAS)であることが、東京地下鉄保健医療センターが全運転士に実施した検査で明らかになった。SASの有病率は従来考えられていたよりも高いことを示唆する結果として、注目を集めそうだ。4月25日から大阪で開催される、第80回日本産業衛生学会で発表… 2007/04/14 呼吸器