電子タバコによる疾患の原因は何? 米国では今、E-cigarettes(電子タバコ)によって引き起こされたと考えられる肺疾患に注目が集まっています。原因が明確に特定されていない状況の下、トランプ政権は、2019年9月に電子タバコのフレーバーとして、ミントとメントールを禁止しました。そのような中、CNNニュースが19年11月8日付で報… 2019/12/13 呼吸器
自作の吸入チェック表でアドヒアランス向上 前回、独居で認知症と慢性閉塞性肺疾患(COPD)を患っている80歳代男性、Bさんのケースを紹介しました。今回は、Bさんへの吸入サポートをきっかけに作成した、吸入カウンターの確認表についてご紹介します。… 2019/12/10 薬剤師
COPDに経口抗コリン薬が効く!? Int J Chron Obstruct Pulmon Dis誌から COPDに対する長期管理薬で1秒量を最も底上げできるのが、吸入長時間作用性抗コリン薬(LAMA)です。しかし、高齢者ではこれがうまく吸えなかったり、吸入アドヒアランスが悪かったりして、主治医としても苦労が絶えません。… 2019/12/09 呼吸器
【動画】20歳代男性。息切れ 3日前から息切れと発熱があり、鎮咳薬、抗菌薬(レボフロキサシン)で改善しなかった症例です(クイズはこちら:医師限定)。胸部X線写真上、どこに異常があるか、お気付きでしょうか?(4分28秒) 2019/12/09 プライマリケア
「ハッピーじゃない」月曜日の外来 私の再診外来は月曜日なのですが、毎年9~10月あたりで困ったことが起こります。何かお分かりでしょうか。月曜日担当の人はすぐにピンとくると思います。 2019/12/06 呼吸器
【動画】20歳代女性。湿性咳嗽 今回は気管支喘息の既往のある、20歳代女性のケースです(クイズはこちら:医師限定)。ステロイドの吸入を行っていますが湿性咳嗽が悪化し、検診で肺異常陰影を指摘されたことから呼吸器内科を受診されました。解説は神奈川県立循環器・呼吸器病センターの小倉髙志氏です。(3分17秒)… 2019/12/02 呼吸器
よりぬきメディクイズ●胸部X線◎2014年6月号掲載 77歳男性。呼吸困難 『日経メディカル』2014年6月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は77歳の男性。数日前に呼吸困難感が現れ、歩行時の息切れが強いため、病院の呼吸器内科を受診しました。既往歴に慢性閉塞性肺疾患(COPD)、高血圧、慢性肝炎、前立腺癌があります。… 2019/11/29 呼吸器 医師・医学生限定コンテンツ
日経メディクイズ●胸部X線 60歳代男性。肺癌検診 肺癌検診を受診した際に胸部X線検査を行った。特記すべき症状はない。過去喫煙者で、20歳から60歳まで1日20本の喫煙歴がある。 2019/11/26 呼吸器 医師限定コンテンツ
加熱式たばこの禁煙治療、保険適用を議論 2019年11月22日に中央社会保険医療協議会(中医協)総会が開催され、2020年度診療報酬改定に向けて、ニコチン依存症管理料について議論が交わされた。 2019/11/26 薬剤師
【動画】40歳代女性。6カ月前からの咳、痰 日経メディクイズ 胸部X線について、解説だけでは十分に理解できないという方に向けて、出題者の先生に改めて解説していただくコラムです。 今回は関節リウマチの既往がある40歳代女性のケースです(クイズはこちら:医師限定)。6カ月前に咳、白色から緑色の痰が出現して現在も続いており、精査… 2019/11/25 呼吸器
電子たばこを併用した禁煙治療は有効か? Lancet Respiratory Medicine誌から 2019年9月11日、トランプ大統領が米国内で香料付き電子たばこを全面的に禁止する方針を発表しました。これは、電子たばこの吸入により複数の肺傷害事例が報告されているためです。個人的には、大麻成分のテトラヒドロカンナビノール(THC)などを混ぜて使っている電子たばこのリスクが高いように… 2019/11/25 呼吸器
外来で診る肺炎診療(2) 肺炎診療に喀痰培養や血液培養は不要? 米国胸部学会と米国感染症学会の新ガイドラインの検査への推奨を読み解く みなさんは肺炎を疑う患者さんに、外来においてどのような検査を追加しますか? 「レントゲンで肺炎像あるから、CT追加して!」というのはよくある総合病院の外来や救急室でのやり取りです。なぜ、ここで胸部CTなのでしょう。肺炎に全て胸部CTを追加していたら、総合病院での外来ならともかく、… 2019/11/25 感染症
15万円の期限切れ残薬発見!多職種でサポート 今回は、認知症と慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心房細動などの現病歴がある80代の男性Bさんのお話です。 Bさんは独居のため、訪問看護や訪問介護など、毎日いずれかの職種の担当者が訪問するようにケアプランが組まれています。服薬については、その日に訪問する職種の担当者が声を掛けて促すことに… 2019/11/21 薬剤師
トレンド◎睡眠時無呼吸診療はどうなる? もう負けられない!崖っぷちのCPAP 心血管疾患予防の効果、これまでの前向き臨床試験では示されず 脳心血管疾患発症のリスクの1つである睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)が岐路に立たされている。 2019/11/20 循環器
医療系ツイッターは実名でやるべきか 私は、ツイッターで色々な情報を集めていますが、アカウントは匿名です。しかし、最近「正しい医療情報を伝えよう」というポリシーのもと、実名でツイートされている医師が増えてきました。迷惑がかかるといけませんので、あえてこのコラムでは彼らを紹介しません。… 2019/11/15 呼吸器
「なかなかよくならない喘息」は本当に喘息? 今回は症例をいったんお休みして、この時期に増える相談事を取り上げさせてください。つい先日も電話がかかってきました。「ご高齢の喘息患者さん、薬剤を追加しても改善しないんです」。なかなかよくならない喘息、皆様も一度は出会ったことがあるのではないでしょうか。… 2019/11/14 呼吸器
【動画】40歳代男性。乾性咳嗽、労作時呼吸困難(Hugh-Jones II度) 日経メディクイズ 胸部X線について、解説だけでは十分に理解できないという方に向けて、出題者の先生に改めて解説していただくコラムです。 今回は乾性咳嗽を訴える40歳代男性のケースです(クイズはこちら:医師限定)。先日、長引く咳の診療についてまとめていただいた、東京山手メディカルセ… 2019/11/11 呼吸器
胸腔ドレーンからウロキナーゼ投与はもう古い? ERJ Open Research誌から 膿胸に対する治療といえば、胸腔ドレナージと長期の抗菌薬投与です。胸腔ドレナージを併用しないと、膿を排出できませんが、膿胸の治療を日ごろ行っていると必ずブチ当たるのが「多胞化問題」です。膿がキレイに横隔膜の上に貯留してくれていればよいのですが、強い炎症によって臓側胸膜が分厚く… 2019/11/11 呼吸器
医師4358人に聞いた「どの検査法、診察法をスキルアップしたい?」 医師が学び直したい検査法、トップは「心電図」 医師が自身の診断力向上のために、さらにスキルアップしたいと思う検査や診察手法は──。「頭部CT/MRI」「神経診察」など10の選択肢を示して尋ねたところ、最も多くの医師が選んだのは「心電図」だった。日経メディカル2019年11月号では、クイズ形式で検査・診察手法のポイントを解説する「日経メ… 2019/11/08 循環器
日経メディクイズ●胸部X線 62歳男性。胸部異常陰影、咳嗽 昨年の検診で胸部単純X線写真の異常所見を指摘され、当院を受診した。軽度の咳嗽以外の自覚症状はなく、既往歴に特記すべきことなし。職業は大工で、喫煙歴あり。検査所見は白血球数5400/μL。肝機能、腎機能ともに異常は認めない…… 2019/11/07 呼吸器 医師限定コンテンツ
初耳病名、“かえで樹皮はぎ職人肺” 先日、電子カルテで「クリプトコッカス症」という病名を打ち込もうとしたら、ある病名が候補として出てきました。「か…かえで樹皮はぎ職人肺…だと……!!?」慢性過敏性肺炎では、原因となる物質に「肺」という言葉をくっつけてしまうことがよくあります。たとえば、さとうきびが原因なら「さと… 2019/11/01 呼吸器
よりぬきメディクイズ●胸部X線◎2015年2月号掲載 30歳代女性。咳嗽、喀痰 『日経メディカル』2015年2月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は30歳代の女性。4年前から、感冒後に咳が長引くことがよくありました。今回も2カ月前から咳が出るようになり、近医で咳喘息と診断され、吸入ステロイドを処方。咳は改善する傾向がありましたが、3週間前から血痰を伴うようにな… 2019/11/01 呼吸器 医師・医学生限定コンテンツ
ビレーズトリのカウンター表示に注意! 今回は、2019年9月に発売されたばかりの慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療配合剤である、ビレーズトリ・エアロスフィア(一般名ブデソニド・グリコピロニウム臭化物・ホルモテロールフマル酸塩水和物)を使うことになった在宅患者さんのお話です。吸入器に、今までのタイプとは違う特徴がありましたので… 2019/10/30 呼吸器
COPDの新たな気管支鏡治療:TLD Am J Respir Crit Care Med誌より COPDに対して行われる気管支鏡治療といえば、嚢胞が大きく肺機能を障害している場合に、その責任気管支に気管支バルブを留置する「肺容量減量術(lung volume reduction)」があります。 2019/10/28 呼吸器
日経メディクイズ●胸部X線 60歳代男性。発熱 2週間ほど前より38℃台の発熱を認め、1週間前から労作時息切れや黄色痰が見られたため当院呼吸器内科を受診した。 2019/10/25 呼吸器 医師限定コンテンツ
よりぬきメディクイズ●胸部X線◎2015年1月号掲載 70歳代女性。喘鳴、労作時呼吸困難 『日経メディカル』2015年1月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は70歳代の女性。半年ほど前から喘鳴と労作時呼吸困難を自覚していました。前医で気管支拡張薬を投与されましたが、あまり改善せず、約1カ月前から症状が増悪してきたため胸部CTを撮影、異常を指摘されました。… 2019/10/25 呼吸器 医師・医学生限定コンテンツ
よりぬきメディクイズ●胸部X線◎2015年3月号掲載 20歳代女性。全身倦怠感、発熱、咳嗽 『日経メディカル』2015年3月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は20歳代の女性。6カ月ほど前から全身の倦怠感を自覚し、約2カ月前から咳をするようになりました。2日前から発熱したため、内科外来を受診しました。… 2019/10/18 呼吸器 医師・医学生限定コンテンツ
ストマイの歴史と難聴 呼吸器内科では、今でもストレプトマイシン(通称ストマイ)を使います。薬の内服が難しい患者の結核や抗結核薬の耐性結核だけでなく、非結核性抗酸菌症に対しても短期的に用いられています。抗酸菌感染症の世界では、基本的にストマイを半年以上使うことはありません。長期に使うほど、毒性が強… 2019/10/18 呼吸器
単純そうで難しいトリプル吸入薬の使いどころ 今年5月にテリルジー(一般名:フルチカゾンフランカルボン酸・ビランテロール・ウメクリジニウム)、9月にビレーズトリ(一般名:ブデソニド・ホルモテロール・グリコピロニウム)が発売され、吸入ステロイド薬(ICS)/長時間作用型β2刺激薬(LABA)/長時間作用型抗コリン薬(LAMA)の3剤を配合… 2019/10/15 呼吸器
COPD合併のACSにはβ遮断薬を避ける人が多い Respirology誌から 誰が決めたのか、β遮断薬と呼吸器内科というのは相性が悪いらしい。そして世の中の医師は、どうも呼吸器疾患がある患者さんにはβ遮断薬を処方したくないらしい。恐らく、β遮断薬が気管支を収縮させる方向に働くからでしょう。気持ちは分かります。… 2019/10/14 呼吸器
Lancet誌から デュピルマブは重度の慢性鼻副鼻腔炎を改善 ステロイド全身投与や手術後も症状が再発する患者のフェーズ3試験 ベルギーGhent大学のClaus Bachert氏らは、鼻茸を伴う重度の慢性鼻副鼻腔炎を繰り返す患者に、標準治療とともにデュピルマブまたはプラセボを投与するフェーズ3試験LIBERTY NP SINUS-24とLIBERTY NP SINUS-52を行い、デュピルマブには症状軽減効果があり有害事象も少なかったと報告した。結果はLa… 2019/10/11 呼吸器
「酸性環境で生息できるから抗酸菌」ではない 私は普段から結核や非結核性抗酸菌症などの抗酸菌感染症を診ているのですが、ヒトに対して病原性がある抗酸菌は100種類以上あります。 2019/10/04 呼吸器
結核治療のDOTS、治療完遂率100%の理由 近年、日本での結核の罹患率は年々減少傾向にありますが、先進国と比較するといまだ高く、現在でも年間2000人を超える死者が出ています。 2019/10/03 薬剤師
去痰薬◇第3回調査 ムコダインが依然として6割以上のシェア 2位がムコダイン、ムコソルバン、3位がビソルボン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、去痰薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、68.7%の医師がL-カルボシステイン(商品名:ムコダイン他)と回答した。 第2位のアンブロキソール塩酸塩(ムコサール、ムコソルバン他)は23.0%、第3位のブロムヘキシン塩酸塩(ビソルボン他)は… 2019/09/28 呼吸器
長引く咳の診療について【後編】 欧米では「咳喘息」は消えゆく疾患概念 寄稿◎徳田均(JCHO東京山手メディカルセンター) 前回、咳喘息の診断にこだわることに意味はないと論じた。今回は、欧米における咳嗽診療のガイドラインを紹介しつつ、長引く咳嗽に対して、我が国とは全く異なる対応が欧米では標準的に行われつつあることを紹介したい。日本独自のローカルルールに固執するべきか否か、読者の皆様に問題提起できれ… 2019/09/27 呼吸器
よりぬきメディクイズ●胸部X線◎2019年4月号掲載 73歳女性。咳、血痰、鼻汁、呼吸困難感 『日経メディカル』2019年4月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は73歳の女性。9年前に気管支拡張症を指摘されています。4週間前から咳、痰、鼻汁が出るようになり、近医でレボフロキサシンを2週間処方されました。しかし、症状は改善せず、咳がひどくなって血痰と呼吸困難感も現れたため、病… 2019/09/27 呼吸器 医師・医学生限定コンテンツ
日経メディクイズ●胸部X線 30歳代男性。労作時息切れ 10日前に両側性の肺炎を発症し、前医にて抗菌薬治療が行われたが、改善しないため当院転院となった。ステロイドを併用してようやく治癒したが、肺炎治癒後に撮影された胸部X線写真で両上肺野の著明な収縮を認めた。平素より咳、痰はないが、軽度の労作時息切れがある。… 2019/09/27 呼吸器 医師限定コンテンツ
長引く咳の診療について【前編】 「咳喘息」という病気は本当にあるのか 寄稿◎徳田均(JCHO東京山手メディカルセンター) 私自身は、実臨床の場において咳喘息という疾患の存在を想定する必要はないと考えている。長引く非感染性の咳の大部分はICS単剤(時に短期間の内服ステロイド)でおさまり、ICSの処方は、咳がおさまった時点で終了すればよく、長々と吸入させる必要はない。これは、長引く咳嗽患者を長年診療してき… 2019/09/26 呼吸器
音で解説する肺音用語《1》 【肺音付き】湿性・乾性はもう古い?!めざせラ音マスター 皆さん初めまして。呼吸器内科医の長坂行雄です。本連載では、実際の肺音データを用いて肺の聴診についてイチから解説していきます。医師にも苦手な人が多い肺の聴診ですが、少しのコツさえあれば、肺の状態がすぐ分かるようになりますので、皆さんの診療のお役に立つはずです。今回から数回に分け… 2019/09/24 呼吸器
日本人のオピオイド誘発性便秘の頻度は? Cancer Medicine誌から 癌の疼痛管理など、実臨床でオピオイドを使う機会はとても多いですが、副作用で気になるのは便秘です。どのくらいの患者さんがオピオイド誘発性便秘(OIC)で苦しんでいるのか、日本人の癌性疼痛患者さんを対象に検証した論文を紹介しましょう。… 2019/09/23 呼吸器
呼吸音が聴こえない!COPD患者の肋骨マジック 救急車で搬送されてきた患者さんに対して、私は全員に聴診器を当てています。そこで呼吸音が聴こえずにSpO2が低下していると、身構えてしまいます。SpO2が明らかに低下している患者さんや強い呼吸困難感を訴えている患者さんが「呼吸音が聴こえない」とき、緊張性気胸、無気肺、大量胸水を来して… 2019/09/20 呼吸器
胃瘻ではなく経鼻胃管を選択したが…… 経口での食事摂取を1カ月以内に確立できるのか、2週間の訓練で判断 今回は、頸椎に異常増殖した骨棘のために嚥下障害を来した症例についての4回目となります。読者の皆様も、ここまで長引くとは……、としびれをきらしておられるかもしれません。実際に担当した私たちチームも、うまくいくはずが期待外れの結果となることを繰り返し、実に頭を悩ませたものでした。し… 2019/09/20 呼吸器
Lancet誌から 吸入ステロイドは毎日使わなくてもよい? 発作時のステロイド-ホルモテロール吸入は重症増悪予防に有効 ニュージーランドMedical Research Institute of New ZealandのJo Hardy氏らは、ランダム化比較試験PRACTICALを行い、軽症から中等症の喘息患者の重症増悪の予防法として、低用量ブデソニドの連日投与の代わりに、発作時にブデソニドとホルモテロールを吸入する戦略が有効で、安全性も劣らないと… 2019/09/17 呼吸器
気管支鏡ってどんな検査? 看護のポイントは? 呼吸器内科に勤務しています。今度患者が気管支鏡検査を受けることになりました。私は検査を見た経験がなく、イメージができません。どんな検査でしょうか。また、患者にどのように指導すればよいでしょうか。注意する点や、どのような看護をすればよいかについて教えてください。… 2019/09/16 呼吸器
【新薬】ブデソニド・グリコピロニウム・ホルモテロール(ビレーズトリ) pMDI式の3剤配合COPD治療薬が登場 2019年9月4日、慢性閉塞性肺疾患治療薬ブデソニド・グリコピロニウム臭化物・ホルモテロールフマル酸塩水和物(商品名ビレーズトリエアロスフィア56吸入)が薬価収載と同時に発売された。本薬は、6月18日に製造販売が承認された。規格は、1回噴霧量としてブデソニド(BD)160μg、グリコピロニウ… 2019/09/13 呼吸器
気管支鏡前のリドカイン局所麻酔法、最善手は? CHEST誌から 呼吸器内科医の皆さん、気管支鏡前の局所麻酔をどのように行っていますか? 恐らくリドカイン(商品名キシロカイン他)を口腔咽頭にスプレーしている医師が大半でしょう。 2019/09/09 呼吸器
ロイコトリエン受容体拮抗薬◇第3回調査 モンテルカストがシェア微増で1位をキープ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、ロイコトリエン受容体拮抗薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、57.3%の医師がモンテルカスト(商品名:キプレス、シングレア他)と回答した。 第2位のプランルカスト(オノン他)は42.7%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。… 2019/09/07 呼吸器
軟性気管支鏡を初めて作った日本人 気管支鏡は、1897年にドイツ・ベルリン大学のKillian教授らによって開発されました。当時は「硬性直達鏡」ですので、口腔から気管に向かってめちゃくちゃ硬い内視鏡を直線的に入れます。全身麻酔がなければほぼ拷問です。現在も、気管腫瘍に対する複雑な処置を行う際に硬性気管支鏡を用いることが… 2019/09/06 呼吸器
よりぬきメディクイズ●胸部X線◎2018年11月号掲載 70歳代男性。食思不振、湿性咳嗽 『日経メディカル』2018年11月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は70歳代の男性。数週間前から食思不振と湿性咳嗽があり、自力歩行が不可能になったため、救急外来を受診しました。初診時の身体所見は体温が36.6℃、呼吸数が18回/分。SpO2は90%(室内気)。両側胸部にcoarse cracklesを聴取… 2019/09/06 呼吸器 医師・医学生限定コンテンツ
内視鏡前の梅毒・肝炎検査、要らなくないですか 皆さんの医療機関では、消化器内視鏡や呼吸器内視鏡による検査の前に、患者に対して梅毒、B型肝炎、C型肝炎検査をルーチンで行っていないだろうか。帝京大学医学部名誉教授で元・日本臨床検査医学会理事長の宮澤幸久氏は、「その慣習はやめるべき」と主張する。以下にその理由を記していく。… 2019/09/04 感染症
2018/19シーズン・インフルエンザ治療レビュー調査(その1) 主に使った抗インフルエンザ薬の第1位は 本格的なデビューシーズンだったゾフルーザは3位 昨シーズン、医師が主に使用した抗インフルエンザ薬の第1位は、タミフル(49.4%)だった。2位はイナビル(22.8%)で、新薬であるゾフルーザは15.6%で3位に入った。 2019/09/02 感染症
コモンだが治療は十人十色の咳嗽診療(後編) 咳喘息にはどの吸入薬を処方する? プライマリ・ケア領域において咳嗽は最もコモンな主訴の1つですが、正確な診断をして適切な治療を行うのは一筋縄ではいきません。 2019/09/02 アレルギー・免疫
テリルジーから見えた、エリプタが生まれた理由とメリット 2019年5月に日本初の吸入ステロイド薬(ICS)/長時間作用性β2刺激薬(LABA)/長時間作用性抗コリン薬(LAMA)の3成分配合吸入薬テリルジー100エリプタが、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の適応症で薬価収載されてから、既に約3カ月が経過しました。… 2019/08/31 呼吸器
日経メディクイズ●胸部X線 60歳代女性。全身倦怠感、息切れ 2年前、転倒により右足首を骨折した際の手術前検査にて胸部X線像の異常を指摘されたが、当初は自覚症状に乏しく、その他に身体所見上特記すべき点はなかったため、経過観察となっていた。 2019/08/27 呼吸器 医師限定コンテンツ
免疫チェックポイント阻害薬による間質性肺疾患のリスク Respiratory Investigation誌から 免疫チェックポイント阻害薬は、今や肺癌診療になくてはならない抗癌剤となりました。1次治療だけでなく2次治療以降でも頻繁に用いられています。 これまで細胞障害性抗癌剤で観察されていた血液毒性や吐き気とは異なり、甲状腺機能低下症など免疫内分泌系への配慮が必要になります。まれに間質… 2019/08/26 呼吸器
コモンだが治療は十人十色の咳嗽診療(前編) 咳嗽診療、どこから「本気」を出す? 「3日前から咳と痰? メジコンとムコダインで」 「先月から咳が続いている? じゃあシムビコートを」 「黄色い痰が多い? それではクラリスも」 2019/08/19 呼吸器