1分解説◎山形県で16人の集団感染が発生 保育所で集団感染!知っておきたい細菌性赤痢 山形県は12月10日、県内で発生した細菌性赤痢について、患者の発生状況や調査結果を公表した。山形県では12月4日に2人の細菌性赤痢患者が確認されて以降、合わせて16人の細菌性赤痢が発生。今年の累計患者数は17人となっている。… 2019/12/13 感染症
インフルエンザ、年末年始にかけて大流行か 休日診療所や救急外来に患者が殺到する事態への備えを 年末年始にかけて、インフルエンザが大流行するリスクが高まっています。各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報値)によると、12月8日まで1週間(第49週)に全国の定点医療機関を受診した患者数は4万7200人となり、定点当たりで9.52人と急増。今後4週間以内に大きな流行が… 2019/12/13 感染症
JAMA Network Open誌から PPIの継続使用はウイルス性胃腸炎を増やす? 条件をマッチさせた非使用者との比較で相対リスクが1.81 プロトンポンプ阻害薬(PPI)継続使用が、ウイルス性の急性胃腸炎(AGE)のリスクに与える影響ついて検討した研究は、ほとんどなかった。フランスINSERMのAna-Maria Vilcu氏らは、AGEが流行する冬期のPPI継続使用とAGE発症の関係を検討するコホート研究を行い、条件をマッチさせたPPI非使用者に比… 2019/12/12 消化器
厚生労働省が第2版をウェブサイトに公表 乳幼児編が加わった「抗微生物薬適正使用の手引き」公開 厚生労働省健康局結核感染症課は12月5日、『抗微生物薬適正使用の手引き』の第2版を厚労省のウェブサイト上で公開した。第2版では、第1版で対象外としていた生後3カ月から学童期未満の乳幼児に対する注意点などを加えた。… 2019/12/11 感染症
冬の上腹部痛、忘れてはいけないあの疾患 早いもので、師走ももう半ばですね。あっという間に令和元年も終わってしまいますが、皆様におかれましては新しい令和時代のスタートを、どのように過ごされたでしょうか。 救クリは来年で10周年を迎えることから、その準備で慌ただしくなっています。詳細は年が明けてから記事にしようと思って… 2019/12/11 救急医療・集中治療
「赤い海」からやってきた、あの感染症 オーストラリアにあるタスマニア島のバサースト湾には、「赤い海」が存在します。周囲に群生するボタングラスというイネ科の植物から、周囲の川にタンニンが流れ出し、これが湾に流入することによって海面を赤く染め上げるのです。… 2019/12/10 感染症 医師・医学生限定コンテンツ
小児のかぜに対する“フルコース処方”は必要? 前回の記事で、日本でよく処方される小児の粉薬やシロップ剤は、カナダではまず処方されないと紹介しました。今回は、その理由を説明したいと思います。 2019/12/09 海外
JAMA Network Open誌から リファンピシンは下肢切断リスクを減らす 糖尿病性足潰瘍が進行して骨髄炎を発症した患者のコホート研究 米国VA Northeast Ohio Healthcare SystemのBrigid M. Wilson氏らは、退役軍人を対象とするコホート研究を行い、糖尿病性足潰瘍が進行して骨髄炎を発症した患者の抗菌薬レジメンにリファンピシンを加えると、2年後までの死亡または下肢切断のリスクが有意に低下すると報告した。結果はJAMA Networ… 2019/12/09 代謝・内分泌
シリーズ◎今冬のインフルエンザで気掛かりなこと(8) H3N2亜型にはワクチンが効かない? 立ちはだかる抗原性ミスマッチの壁 今冬のインフルエンザで気掛かりなことの中で、インフルエンザワクチンに付きまとう懸念も払拭できない。効果に悪影響を及ぼす「抗原性ミスマッチ」のリスクが存在するからだ。 2019/12/09 感染症
「いきなりHIV」をどう見つける? 去る12月1日は世界エイズデー。毎年この日の前後に日本エイズ学会の学術集会・総会が行われる。今年は熊本で11月27~29日に開催され、僕は太融寺町谷口医院の院長として11年ぶりに発表することになった。演題のタイトルは「クリニックで診るHIV感染症~診断と診断後のプライマリ・ケア~」。内容… 2019/12/06 感染症
医師3636人に聞いた「ゾフルーザを小児に使いますか」 医師の半数強が「ゾフルーザは小児に使わない」 「積極的に使う」との回答はわずか0.9% 12歳未満の小児に対し、抗インフルエンザ薬のバロキサビル マルボキシル(商品名ゾフルーザ)をどう使うか―─。日本感染症学会が「慎重投与」、日本小児科学会が「積極使用を推奨しない」とする中、本誌調査では医師の55.6%が「使用しない」とし、「積極的に使用する」との回答は0.9%だった。日… 2019/12/06 感染症
MRSAとフルオロキノロン耐性大腸菌菌血症による死亡数を推定 薬剤耐性菌により日本で年間約8000人が死亡 国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンターは12月5日、日本での薬剤耐性(AMR)による推定死亡者数を発表した。日本の薬剤耐性菌の中でも頻度が高いメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)とフルオロキノロン耐性大腸菌(FQREC)について、それぞれの菌血症による死亡者数を検討し… 2019/12/06 感染症
医師3636人に聞く◎今冬のインフルエンザ治療方針 主に使う抗インフル薬、オセルタミビルが首位 ゾフルーザは8.2%で4位、耐性問題への対応が浸透か 今冬のインフルエンザ治療において、主として使う抗インフルエンザ薬は、オセルタミビル(商品名タミフルほか)が53.3%で第1位でした。小児への積極的使用が非推奨となったゾフルーザ(一般名バロキサビル マルボキシル)は8.2%で、4位にとどまりました。… 2019/12/05 感染症
NEJM誌から 米国で便移植を受けた患者が菌血症を発症 ESBL産生大腸菌による菌血症で、1例は死亡 米国Harvard大学医学部のZachariah DeFilipp氏らは、便細菌叢移植(FMT)の臨床試験において、ドナーのスクリーニング基準が甘かったために、FMT後に基質拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生大腸菌による菌血症を発症した2例を経験し、1例は死亡したという症例報告を行った。詳細はNEJM誌2019年11… 2019/12/05 感染症
寄稿◎今シーズンのインフルエンザ診療の要点 幼児のインフルエンザ治療に新たな選択肢が登場 今冬は、ラニナミビルにネブライザ製剤が登場する。昨シーズンから本格使用が始まったバロキサビルマルボキシルは耐性変異ウイルスの出現が懸念され、今冬は特に12歳未満での積極的な投与は推奨されていない。… 2019/12/05 感染症
JAMA Network Open誌から 掲載撤回論文はどのように引用されたか? MMRワクチンと自閉症のWakefield論文の引用状況を調べる Wakefield氏らが1998年にLancet誌に報告した、MMRワクチンと自閉症の関係に関する論文は撤回された。米国Wisconsin医科大学のElizabeth M. Suelzer氏らは、この論文を引用していた文献を対象に、著者らがどのような意図を持って引用していたのかを調べたところ、撤回前であっても多くの論文は否定… 2019/12/03 感染症
感染症情報◎手足口病はこの時期としては過去5年で2番目の多さ インフルエンザは過去5年で最多 抗HIV薬で感染の予防が可能に 2019年第46週(11月11~17日)までの感染症情報をまとめた。 2019/12/02 感染症
北海道が注意報レベル、全国定点当たり3.11人に インフルエンザ患者、全国定点で1万5000人超 院内でのワクチン接種者とインフルエンザ患者の接触を避ける工夫を インフルエンザ患者数が急増している。全国の都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報値)によると、11月24日までの1週間(第47週)に、全国の約5000の定点医療機関を受診した患者数は1万5390人となった。流行が早いため、同じ医療機関でインフルエンザワクチンの接種希望者と… 2019/11/29 感染症
トレンド◎ICUでの抗菌薬の適正使用を考える 小児重症感染症へのTAZ/PIPC投与はAKIリスクを上げる? 最近、小児の重症感染症に対するβラクタム系抗菌薬であるタゾバクタム/ピペラシン合剤(TAZ/PIPC)の投与について、「他のβラクタム系抗菌薬(APBL)よりも急性腎障害(AKI)のリスクが高まる」という論文が米国から報告された。… 2019/11/28 感染症
捨てられ続ける抗インフルエンザ薬の備蓄薬 政府は、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づき、国民の45%に相当する5650万人分の抗インフルエンザ薬を備蓄目標量に設定。うち約1000万人分は流通備蓄薬とし、約4650万人分を国と都道府県で備蓄している。備蓄しているのは、タミフル(一般名オセルタミビルリン酸塩)の錠剤およびド… 2019/11/28 感染症
【第12回】 【動画】咳・発熱で抗菌薬が必要な場合は? かぜ診療に関する最終回では、発熱、咳を訴える患者に対して抗菌薬の処方を考慮するケースについて解説します。「かぜに抗菌薬は不要」ということは広く知られるようになりました。ただ当然、抗菌薬が全く不要なわけではありません。(3分14秒)… 2019/11/27 感染症
第7回 葛根湯だけじゃない!引き始めのかぜにこの漢方 暦の上では立冬をとうに過ぎ、北海道では早くも吹雪が吹き荒れました。11月15日には、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと国立感染症研究所が発表しました。いよいよかぜを訴えて受診する患者さんが増えてくる季節の今回は、かぜの引き始めにおすすめの漢方薬をご紹介します。… 2019/11/26 東洋医学
JAMA Network Open誌から 急性胃腸炎の嘔吐にオンダンセトロンを試す ウイルス性胃腸炎の流行期に静脈ライン確保が必要な患者を減らす可能性 米国Zucker School of MedicineのRobert A. Silverman氏らは、12歳以上の嘔吐を伴う急性胃腸炎患者を対象に、即効性と徐放性のオンダンセトロンを組み合わせた二相性放出薬の経口投与をプラセボと比較するランダム化比較試験(RCT)を行い、オンダンセトロンは嘔吐の管理に有効で、静注薬と輸液の… 2019/11/25 感染症
外来で診る肺炎診療(2) 肺炎診療に喀痰培養や血液培養は不要? 米国胸部学会と米国感染症学会の新ガイドラインの検査への推奨を読み解く みなさんは肺炎を疑う患者さんに、外来においてどのような検査を追加しますか? 「レントゲンで肺炎像あるから、CT追加して!」というのはよくある総合病院の外来や救急室でのやり取りです。なぜ、ここで胸部CTなのでしょう。肺炎に全て胸部CTを追加していたら、総合病院での外来ならともかく、… 2019/11/25 感染症
JAMA Surgery誌から 術後30日間の感染症は長期成績に影響する 30日間の感染非経験者よりも術後1年目までの感染症と死亡のリスクが高い 米国VA BostonのWilliam J. O'Brien氏らは、2008~15年に大手術を受けた退役軍人患者のデータを分析し、術後30日間に感染症を経験した患者では、そうでない患者に比べ、術後31~365日の間の感染症リスクが3.2倍に、死亡リスクは1.9倍になっていたと報告した。結果は、JAMA Surgery誌電子版に2019… 2019/11/22 外科
【新薬】ラスクフロキサシン(ラスビック) 2つの標的酵素を同程度阻害する新規キノロン薬 2019年11月19日、抗菌薬ラスクフロキサシン塩酸塩(商品名ラスビック錠75mg)が薬価収載された。本薬は9月20日に製造販売が承認され、2020年1月8日に発売が予定されている。適応は「〈適応菌種〉LSFX感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、クレ… 2019/11/22 医薬品
ダニ咬傷! 除去と治療はこうしよう 茨城県で先日、マダニ媒介感染症による死亡者が出たというニュースが流れました。かまれた後、手足に発疹が出て、高熱が出現して、死に至ったということです。原因は日本紅斑熱と考えられており、茨城県内でマダニが媒介する感染症で死者が出たのは初めてということで話題になりました。日本紅斑… 2019/11/21 感染症
【第11回】 【動画】咽頭の観察でかぜをどう判断する? 今回もかぜ診療の続きです。第8回では舌圧子を使わない喉の診察について紹介しました。今回は「咽頭を観察することですぐにかぜと判断する」を解説します。(3分14秒) 2019/11/20 プライマリケア
JAMA誌から 化学療法を受けた小児の真菌症予防効果のRCT 推奨薬のフルコナゾールよりカスポファンギンが有望 米国Children's Hospital of PhiladelphiaのBrian T. Fisher氏らは、急性骨髄性白血病(AML)で化学療法を受け、好中球減少状態にある小児や若年成人患者を対象に、侵襲性真菌感染を予防するためにフルコナゾールまたはカスポファンギンを投与するランダム化比較試験(RCT)を行い、カスポファン… 2019/11/20 癌
「東京2020」をテコにHIV流行ゼロを目指す 国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センターの田沼順子氏に聞く 2020年東京オリンピック・パラリンピック(以下、東京2020)開催に対応するため、厚生労働省の「2020年五輪大会に向けた東京都内のHIV・性感染症対策に関する研究」班(班長:国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター・医療情報室長・副救済医療室長の田沼順子氏)が調査研究を進めてい… 2019/11/20 感染症
「セファゾリンの悪夢」に現場が学ぶべきこと 「えっ、周術期の抗菌薬、これからどうするの?」今年3月、国内シェアの約6割を占める日医工(富山県富山市)がセファゾリンの供給を停止したというニュースを目にした時、そんな言葉が浮かんだ。 2019/11/19 感染症
2019年10月24日~11月5日 ボノプラザン含有製剤に重大な副作用追加 2019年10月24日~11月5日における添付文書の主な改訂情報は以下の通りです。ボノプラザンフマル酸塩含有製剤のタケキャブ、ボノサップ、ボノピオンの重大な副作用に「汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少」が追加になりました。… 2019/11/14 消化器
JAMA Network Open誌から HPVワクチンは口腔感染にも予防効果あり 思春期の女性が25歳になるまで6カ月ごとに感染率を追跡した研究 米国Roswell Park Comprehensive Cancer CenterのNicolas F. Schlecht氏らは、性的に活発な思春期の米国人女性のHPV感染率を調べ、4価のHPVワクチンの影響を検討し、HPVの口腔感染は珍しくないが、ワクチン摂取者では4種類(HPV-6型;11型;16型;18型)の検出率が、非接種者に比べ有意に低かった… 2019/11/14 感染症
小動物の咬傷後に起こる感染症がきっかけか フェレットに咬まれ蜂窩織炎を発症した警官が、17年後に死亡? 17年前にフェレットに手を咬まれて蜂窩織炎を発症した大分県警大分中央署の警部補が、今年1月に41歳で死亡していたことが分かった。警部補は、大分駅前交番に勤務していた2002年当時、通報を受けてフェレットの捕獲を試みていた。咬まれた3カ月後に蜂窩織炎を発症して以降、入退院を繰り返して治… 2019/11/13 感染症
外来で診る肺炎診療(1) 検査の前に肺炎を疑うべき患者像は? 秋も深まってきました。本連載も冬に備えていきましょう。冬といえばインフルエンザですが、それに伴い肺炎も増えてきますね。今回から3回にわたって、外来でいかに肺炎を診るかをテーマに解説していきます。 では、まず肺炎はどの様に診断するのでしょう。 胸部X線写真で影(浸潤陰影)が急性… 2019/11/13 感染症
シリーズ◎今冬のインフルエンザで気掛かりなこと(7) ゾフルーザ、小児への積極投与を推奨しない理由 日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会委員長の岡田賢司氏に聞く ゾフルーザを小児患者に広く使用するにあたって、現時点で懸案事項が2つある――。日本小児科学会の予防接種・感染症対策委員会は、10月に公表した「2019/2020シーズンのインフルエンザ治療指針」の中でこう言及しました。同委員会の委員長を務める福岡歯科大学医科歯科総合病院予防接種センター長… 2019/11/11 感染症
ニュース◎インフルエンザ流行期入り、15都道県に拡大 今冬のインフルエンザ、異常な立ち上がり続く 異常な立ち上がりを見せている今冬のインフルエンザは、今週中にも全国的に流行期入りしそうです。 2019/11/08 感染症
ニュース◎今回の風疹流行では全国で4例目 東京都で2例目の先天性風疹症候群を確認 推定感染地は国内、母親の妊娠中の罹患歴はあり 東京都のWEB感染症発生動向調査によると、第44週(~11月3日)に、都内で今年2例目となる先天性風疹症候群の症例が確認されました。 2019/11/07 感染症
JAMA Network Open誌から インターロイキン阻害薬の有害事象を調べる メタアナリシスでプラセボ群より重篤な感染症、日和見感染、癌のリスクが増加 米国Arizona大学のJawad Bilal氏らは、ランダム化比較試験(RCT)を対象にした系統的レビューとメタアナリシスを行って、インターロイキン(IL)阻害薬を使用しているリウマチ性疾患患者の重篤な感染症、日和見感染、癌のリスクを評価し、これら3疾患のリスクはいずれも、プラセボを使用した患者… 2019/11/07 感染症
第9回 【動画】頸部の触診で気を付けるポイントは? 今回は頸部リンパ節、甲状腺の触診の仕方です。かぜ診療の際に、他の疾患を除外するために何に気を付ければよいのか、指の使い方も含めて実践的に解説します。(14分12秒) 2019/11/06 プライマリケア
子どものかぜへの鎮咳薬、なぜ避けるべき? 1歳男児。発熱、鼻水、咳があり、心配した母親に連れられて来院。「経過からはウイルス性の感冒が疑われる。長引いたり症状が悪化したりするようなら再診するよう伝えようとしたところ、母親に『咳がつらそうでかわいそうなので、何か薬を出してほしい』と頼まれた。抗菌薬は出せないが、鎮咳薬なら… 2019/11/05 小児科
感染症情報◎伝染性紅斑は減少傾向も過去5年で最多 インフルエンザ、沖縄で流行続く ゾフルーザ耐性株が流行の可能性 2019年第42週(10月14~20日)までの情報をまとめた。 2019/11/01 感染症
初耳病名、“かえで樹皮はぎ職人肺” 先日、電子カルテで「クリプトコッカス症」という病名を打ち込もうとしたら、ある病名が候補として出てきました。「か…かえで樹皮はぎ職人肺…だと……!!?」慢性過敏性肺炎では、原因となる物質に「肺」という言葉をくっつけてしまうことがよくあります。たとえば、さとうきびが原因なら「さと… 2019/11/01 呼吸器
Circ J誌から 川崎病は感染症かそれとも自己免疫疾患か 免疫レパトア解析の結果 川崎病が報告されて50年経つが、感染症か自己免疫疾患なのかという問いには、いまだ結論が出ていない。 2019/11/01 感染症
第8回 【動画】舌圧子を使わない喉の診察 第7回に続き、かぜの診察を取り扱います。「喉を診るのになるべく舌圧子を使わないようにしている」という國松流を紹介します。では患者さんの舌圧子を使わずに喉を診るにはどうすればよいのでしょうか。(14分46秒)… 2019/10/30 感染症
日経メディクイズ●感染症 50歳代男性。左下肢の痛み 3日前にスポーツジムでトレーニングをした後から、いつもとは違う筋肉の痛みを左下腿に自覚。次第に疼痛は強くなり、翌日に整形外科を受診。下腿部のMRI検査を受けたが筋挫傷との診断で、消炎鎮痛薬を服用するも下腿から大腿部まで疼痛部位が拡大するため、整形外科を再診。… 2019/10/30 感染症 医師限定コンテンツ
BMJ誌から 咽頭扁桃炎に対する抗菌薬を減量する試み ペニシリンの1日の投与回数を増やすと投与日数を短縮できる A群連鎖球菌による咽頭扁桃炎に対する抗菌薬推奨レジメンは、1000mgのペニシリンVの1日3回投与を10日間継続するというものだ。スウェーデンSweden公衆衛生局のGunilla Skoog Stahlgren氏らは、800mgの1日4回投与を5日間継続する方法を推奨レジメンと比較するランダム化試験を行い、薬の総使用量は… 2019/10/28 感染症
デング熱国内感染疑い例で浮かぶ蚊対策の盲点 神社仏閣で媒介蚊を根絶することは「不可能」が36% 令和の最初の年が当たり年になったことは数々あるが、「デング熱」もその1つに挙げられるだろう。アジアを含め世界中で大流行しており、非常事態宣言が発令された国もある。日本でも、京都・奈良で感染したと考えられる修学旅行生の2例が報告されたばかり。修学旅行生の感染経緯と、神社仏閣におけ… 2019/10/25 感染症
シリーズ◎今冬のインフルエンザで気掛かりなこと(6) 成人インフル脳症の調査で判明した注目の事実 若い成人の致命率は2~4歳児と同等、小児とは臨床病型が異なる可能性も 小児に多いとされてきたインフルエンザ脳症だが、最近の調査で成人の発症もまれではなく、働き盛りの若い人にも死亡例が多いことが分かってきた。小児との病型の違いなど解明すべき課題は少なくないが、予後の改善には、成人でも重症化する前の早期拾い上げが大切だ。… 2019/10/24 感染症
授乳婦にゾフルーザを投与しても大丈夫か? まだまだ暑い日が続く9月初旬、当薬局にインフルエンザの患者さんが2人やってきました。今シーズンは流行の時期が早まる予感がします。2019年10月に、大分県薬剤師会から「パロキサビル マルボキシル(商品名ゾフルーザ錠)の授乳婦への投与について」というお知らせが、大分県下の薬局に配布されま… 2019/10/24 小児科
塩野義、ゾフルーザの予防投与を国内申請 塩野義製薬は2019年10月16日、抗インフルエンザ薬のゾフルーザ(一般名バロキサビルマルボキシル)のインフルエンザウイルス感染症予防に関する日本における効能・効果追加申請を行ったと発表した。予防投与の申請は、インフルエンザウイルス感染症患者の同居家族または共同生活者を対象に実施し… 2019/10/23 感染症
JAMA Network Open誌から ロタウイルスワクチンは腸重積を増やさない ワクチンとプラセボを比較したRCTの系統的レビューとメタアナリシス 中国南京大学のHai-Ling Lu氏らは、ロタウイルスワクチンと腸重積のリスクを明らかにするため、ワクチンとプラセボを比較したランダム化比較試験(RCT)の系統的レビューとメタアナリシスを行い、ワクチンによるリスク上昇は見られなかったと報告した。結果は、JAMA Network Open誌電子版に2019年… 2019/10/23 感染症
今シーズンのインフルエンザ治療指針を発表 日本小児科学会、ゾフルーザは「小児への積極的な投与を推奨しない」 日本小児科学会は10月21日、「2019/2020シーズンのインフルエンザ治療指針」を発表した。インフルエンザ治療指針は、同学会の新興・再興感染症対策小委員会などがまとめたものだ。 2019/10/23 感染症
シリーズ◎今冬のインフルエンザで気掛かりなこと(5) 要注意!A/H1N1pdm09ウイルスに変化の兆し 新型インフルエンザが発生した2009年から、今年で10年目となります。パンデミックを引き起こしたA/H1N1pdm2009ウイルスはこの間、少しずつだが着実に変化を遂げてきたようです。 2019/10/21 感染症
ストマイの歴史と難聴 呼吸器内科では、今でもストレプトマイシン(通称ストマイ)を使います。薬の内服が難しい患者の結核や抗結核薬の耐性結核だけでなく、非結核性抗酸菌症に対しても短期的に用いられています。抗酸菌感染症の世界では、基本的にストマイを半年以上使うことはありません。長期に使うほど、毒性が強… 2019/10/18 呼吸器
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《7》 「抗菌薬不足」に解決策はあるか? セファゾリンやその代替抗菌薬の供給不足が続いている。背景には、相次ぐ薬価引き下げなどによる後発品の収益性悪化という構造的な問題が潜む。フォーミュラリとは違う意味で、医師の処方が制限されつつある。… 2019/10/18 医薬品
学会トピック◎第68回日本感染症学会東日本地方会学術集会 ゾフルーザ、小児は「慎重投与」、学会が提言へ 低感受性株の出現頻度が高いことを考慮 抗インフルエンザ薬の使用について提言案を検討していた日本感染症学会インフルエンザ委員会は、小児へのゾフルーザの使用について「低感受性株の出現頻度が高いことを考慮し、慎重に投与を検討する」との結論に至りました。… 2019/10/17 感染症
海外渡航歴がない10歳代の男女が発症、東京都が発表 デング熱国内感染2例を発表、関西で感染か 東京都は2019年10月16日、海外渡航歴がないデング熱患者2例の発生届が、都内医療機関から提出されたことを発表した。患者は10歳代の男女で、血小板減少で都内医療機関に入院していたが、既に症状は消失し、退院している。… 2019/10/17 感染症
2019年9月24日~10月2日 フルオロキノロン系薬とキノロン系薬の重大な副作用が改訂 オルミエントの重大な副作用に「肺塞栓症及び深部静脈血栓症」が追加 2019年9月24日~10月2日における主な改訂情報をお知らせします。フルオロキノロン系とキノロン系の抗菌薬(経口薬および注射薬)の「重大な副作用」に関して、改訂指示が発出されました。 2019/10/16 医薬品
シリーズ◎今冬のインフルエンザで気掛かりなこと(4) ゾフルーザ耐性変異株で初のヒト-ヒト感染例 米国CDCがEmerging Infectious Diseasesのオンライン版で速報 家族内のインフルエンザ感染例の解析から、ゾフルーザ耐性変異ウイルスのヒト-ヒト感染例が初めて確認されました。調査に当たった国立感染症研究所の高下恵美氏らは、この事実を米CDCの雑誌Emerging Infectious Diseasesに投稿。米CDCは8月、掲載前の論文としてオンライン版で速報しました。… 2019/10/15 感染症