JAMA Network Open誌から 子犬から超多剤耐性C. jejuniに感染した例が多数見つかる ペットショップでの感染例から全米でサーベイランスを強化した調査報告 米国における超多剤耐性Campylobacter Jejuni感染経路として、近年、ペットショップで販売されている子犬が大きな役割を果たしていることが明らかになった。米国疾病予防管理センター(CDC)のLouise K. Francois Watkins氏らは、調査結果を2021年9月15日のJAMA Network Open誌電子版に報告した。… 2021/10/08 感染症
国際医療福祉大学成田病院症例カンファレンス 食事から6時間後のアナフィラキシー、原因は? 大平 これだけの情報で、鑑別疾患を考えてみてください。特に総合診療科の外来では、年齢、性別、主訴から鑑別を思い浮かべられるようになることが重要です。研修医A 皮疹の説明が付きませんが、とりあえず急性胃腸炎を疑います。大平 なるほど。他はどうでしょう。研修医B 同じく皮疹は当ては… 2021/05/14 プライマリケア 医師限定コンテンツ
学会トピック◎第61回日本神経学会学術大会 いよいよ始まるギラン・バレー症候群に対する抗補体C5抗体の開発 国内の医師主導治験の結果を受けて先駆け審査指定 いよいよ国内でギラン・バレー症候群に対する抗補体C5抗体エクリズマブの開発が始まりそうだ。今年6月、厚生労働省の先駆け審査制度の指定を受けたためだ。8月31日から岡山県で開催された第61回日本神経学会学術大会で、千葉大学脳神経内科の三澤園子氏がシンポジウムに登壇してギラン・バレー症… 2020/09/18 感染症
1分解説◎規制強化で患者数減少も、山形県で集団発生 ヒラメ生食後の下痢・嘔吐ではクドアも鑑別に 山形県は、2月19日、県内でクドア食中毒が発生したと発表した。10グループ、19人での発症を確認したものの、入院を要した患者は0人で、患者の多くは回復しているという。 クドア食中毒は、ヒラメなどの魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫クドア(Kudoa septempunctata)によるもので、一過性の下痢・… 2020/02/21 感染症
JAMA Network Open誌から PPIの継続使用はウイルス性胃腸炎を増やす? 条件をマッチさせた非使用者との比較で相対リスクが1.81 プロトンポンプ阻害薬(PPI)継続使用が、ウイルス性の急性胃腸炎(AGE)のリスクに与える影響ついて検討した研究は、ほとんどなかった。フランスINSERMのAna-Maria Vilcu氏らは、AGEが流行する冬期のPPI継続使用とAGE発症の関係を検討するコホート研究を行い、条件をマッチさせたPPI非使用者に比… 2019/12/12 消化器
冬の上腹部痛、忘れてはいけないあの疾患 早いもので、師走ももう半ばですね。あっという間に令和元年も終わってしまいますが、皆様におかれましては新しい令和時代のスタートを、どのように過ごされたでしょうか。 救クリは来年で10周年を迎えることから、その準備で慌ただしくなっています。詳細は年が明けてから記事にしようと思って… 2019/12/11 救急医療・集中治療
JAMA Network Open誌から 急性胃腸炎の嘔吐にオンダンセトロンを試す ウイルス性胃腸炎の流行期に静脈ライン確保が必要な患者を減らす可能性 米国Zucker School of MedicineのRobert A. Silverman氏らは、12歳以上の嘔吐を伴う急性胃腸炎患者を対象に、即効性と徐放性のオンダンセトロンを組み合わせた二相性放出薬の経口投与をプラセボと比較するランダム化比較試験(RCT)を行い、オンダンセトロンは嘔吐の管理に有効で、静注薬と輸液の… 2019/11/25 感染症
JAMA Network Open誌から ロタウイルスワクチンは腸重積を増やさない ワクチンとプラセボを比較したRCTの系統的レビューとメタアナリシス 中国南京大学のHai-Ling Lu氏らは、ロタウイルスワクチンと腸重積のリスクを明らかにするため、ワクチンとプラセボを比較したランダム化比較試験(RCT)の系統的レビューとメタアナリシスを行い、ワクチンによるリスク上昇は見られなかったと報告した。結果は、JAMA Network Open誌電子版に2019年… 2019/10/23 感染症
感染性腸炎の問診を「昨夜、生ものを食べませんでしたか?」で終えていませんか? さて、今回は前回に引き続いて、感染性腸炎の治療について考えたいと思います。先生方は感染性腸炎を疑った際に、食歴を含めた病歴の聴取をしておられると思います。その際、「昨夜に何か生ものを食べませんでしたか?」というような問診で終えていませんか? 実はこの聞き方ではほとんどの場合… 2019/09/11 感染症
感染性腸炎にニューキノロンも時代遅れ! 前回、感染性腸炎の診断を安易に下さずに、もっと重篤な緊急疾患を念頭に診療を行うべきであると説明しました。それでもやはり感染性腸炎しか考えられない場合には、治療の基本は経口補液を中心とした水分、電解質管理になるのは言うまでもありません。… 2019/09/04 消化器
腸管出血性大腸菌による食中毒が続発で 北米ではロメインレタスを食べないよう警告中 あと1カ月を切った2018年を振り返ると、大きな騒動を引き起こした食べ物と言えば、ロメインレタスではないだろうか。腸管出血性大腸菌(EHEC、O157:H7)に汚染されたロメインレタスが原因の食中毒が、北米で繰り返し発生したからだ。この問題は、汚染メカニズムや流通による拡散などの問題を投げ… 2018/12/05 感染症
学会トピック◎第67回日本感染症学会東日本地方会学術集会 ローストしたクマ肉を食べて旋毛虫症に ジビエのブームの陰でリスク高まる感染症 クマの肉を食べたことで旋毛虫症を発症した事例が、相次いで3例発生したことが報告された。いずれも同じ1頭のクマの肉が原因食品で、うち2例はローストして食べ、1例はカツにして食べていた。市立札幌病院感染症内科の児玉文宏氏らが、第67回日本感染症学会東日本地方会学術集会(10月24~26日、… 2018/11/02 感染症
日本渡航医学会学術集会レポート(2) 旅と食と下痢のはざまで…… 前回に引き続き、日本渡航医学会学術集会のリポートです。学会初日の午後には、忽那賢志先生(国立国際医療研究センター国際感染症センター国際感染症対策室)の「旅行者下痢症」についての講演に向かいました。… 2018/08/24 海外
細菌性食中毒:最多は加熱不十分な鶏肉に由来するカンピロバクター 依然高いカンピロの薬剤耐性、最適な抗菌薬は? 夏季は、細菌性の食中毒の発生数が増える季節だ。2017年の食中毒患者集計で、細菌性食中毒の原因菌として最も多かったのはカンピロバクターで、全報告数1万6464人の14.1%を占めていた。例年、年間2000~3000人の患者報告が続いており、飲食店で提供された生または加熱不十分な鶏肉に由来すること… 2018/08/03 感染症
薬ゼミ×日経DIコラボ企画:1週間分の問題まとめ 1日1問薬剤師国試◎患者数が多い食中毒は? 2018年5月5日~11日 1日1問薬剤師国家試験、この1週間(2018年5月5日~11日)に出題された問題をまとめて掲載しました。1番上の問題は、本日中しか解けません。解き忘れのないようにご注意ください。公開中の問題については、学校法人医学アカデミー 薬学ゼミナールによる解説があります。… 2018/05/11 コメディカル
【Vol.9】冬の食中毒 嘔吐・下痢がそろわなければノロの診断は注意 サルモネラ属菌やブドウ球菌、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌(O157)など、細菌感染による食中毒は夏季に増える。一方、冬季の食中毒の代表はノロウイルス感染によるものだ。東京ベイ・浦安市川医療センター(千葉県浦安市)の舩越拓氏も、「冬に経験する食中毒のほとんどがノロウイルスによる… 2018/01/26 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
NEJM誌から 米国のO121大腸菌感染の原因は小麦粉だった CDCが全米の患者を調査して原因を特定 米国Centers for Disease Control and Prevention(CDC)のSamuel J. Crowe氏らのチームは、2015年12月21日~2016年9月5日に米国の24州で発生した56件の志賀毒素産生性大腸菌(STEC)感染症の調査を進め、O121とO26のアウトブレイクの原因は、米国のメーカーが市販した小麦粉だったと報告した。詳… 2017/12/18 感染症
食うべきか食わざるべきかそれが問題だッ! 皆さんは下痢したことありますか。私はあります。ありまくります。というわけで私の下痢エピソードを開陳してもよろしいでしょうか。特に反対意見がないようですので、今回は思い出深い私の下痢エピソードを披露しちゃいたいと思います… 2017/11/09 感染症
ニュース追跡◎O157による集団食中毒で3歳女児が死亡 同じ遺伝子型のO157感染が広域発生のなぜ 8月、群馬県で惣菜店の利用者11人が腸管出血性大腸菌O157による食中毒を発症。同じ遺伝子型の菌が関東地方を中心に多地域の患者から検出されている。問診による発症初期での診断が、感染拡大をくい止める一助になる。… 2017/10/06 感染症
アニサキス症の届け出患者数は氷山の一角? 5月の大型連休前後から、芸能人らが相次いでアニサキス症に感染した経験をSNSに投稿し、世間をにぎわせた。テレビでも民放各社のほか、NHKがニュース番組でアニサキス症への注意を呼び掛けていた。患者数が「10年で20倍に増加」というのは本当だろうか。… 2017/06/06 感染症
じいちゃん・ばあちゃん世代は要注意か 乳児ボツリヌス症で男児死亡、1カ月間離乳食にハチミツ 東京都は4月7日、都内に住む生後5カ月の男児が乳児ボツリヌス症で死亡したことを明らかにした。国内で同症に関する記録が残っている1986年以降、初めての死亡例という。男児は発症する1カ月ほど前から、離乳食としてハチミツを混ぜた市販のジュースを習慣的に飲んでおり、そのハチミツが乳児ボツリ… 2017/04/10 感染症
乾燥に強いノロウイルス、加熱調理しない刻みのりに付着 刻みのり集団食中毒の原因は「新型ノロ」 東京都は2月28日、立川市で起きた集団食中毒は新型ノロウイルス(GII.17)が原因であることを明らかにした。これに先立ち、ウイルスを媒介したのは、給食で使用された「刻みのり」だったことも公表している。… 2017/03/02 感染症
今シーズンのノロ流行株は従来型や新型ではない「GII.2」 感染性胃腸炎、例年より2週間早く流行入り 国立感染症研究所が2016年11月29日に公表した、第46週(11月14~20日)の感染症発生動向調査週報によると、感染性胃腸炎の定点当たり報告数が13.12人と増加し(図1)、全国的な流行期に入ったことが明らかになった。例年より2週間ほど早い流行入りだ。… 2016/11/30 感染症
特集◎「新型ノロ」にはこう対処《1》 検査キットで新型ノロウイルスの流行に備えよ 昨年流行の兆しを見せた「新型ノロウイルス」の感染が、今冬も危惧される。検査キットの感度の低さを指摘する声もあるが、発症直後なら検出は可能だ。感染拡大予防のためにも、原因微生物の同定と速やかな対処が求められる。… 2016/11/22 感染症
医師3833人に聞く ノロウイルスの迅速検査は必要?不要? 秋から冬にかけて増える感染性胃腸炎。61%の医師が患者・家族からノロウイルス迅速検査キット使用を求められたことがある。しかし、実際に使ったことがあるのは47%。別の質問でも「必要」と見なす医師は52%にとどまった。… 2016/11/21 感染症
トレンド◎薬用石鹸の規制は40年越しの議論の集大成だった トリクロサン含む石鹸禁止のなぜ?とこれから 手洗いは「感染症や食中毒予防の要」だ。そのため、薬用石鹸として日常的に使われる製品には殺菌作用をもつ成分が含まれている。中でもトリクロサンとトリクロカルバンは、市販されている薬用石鹸製品の多くに添加されてきた。… 2016/11/01 感染症
2歳男児が死亡、詳しい死因は調査中 都立小児総合医療センターでノロウイルスの院内感染が発生 東京都は3月18日、都立小児総合医療センターでノロウイルスの院内感染が発生したと発表した。これまでに10人の感染者が確認され、うち2歳男児が死亡したという。 2016/03/18 感染症
特集◎迫り来る新・再興感染症≪Vol.5≫E型肝炎 市販のブタ肉にも感染リスク 約半数は感染経路不明、急性肝炎ではHEV検査を 2014年6月、厚労省乳肉水産食品部会の「食肉等の生食に関する調査会」は、ブタの肉や内臓を生食用として提供することを法的に禁止すべきだとする報告書をまとめた。 2014/08/19 感染症
特集◎迫り来る新・再興感染症≪Vol.4≫A型肝炎 免疫なしの高齢者で劇症化リスク 「死なない感染症」との認識が今後変わる可能性 国内でのA型肝炎患者数は毎年、数百人程度だが、今年に入ってから報告数が急増。これまでは海外渡航歴がある患者が多かったが、今年は国内での感染が目立っている。 2014/08/18 感染症
トレンド◎2010年発見の新規食中毒 ヒラメ刺身で下痢・嘔吐は「クドア」が原因 クドア食中毒をご存じだろうか。ヒラメなどの魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫クドアによるもので、一過性の下痢・嘔吐を来す。2000年頃から報告されるようになった新規の食中毒だ。養殖場などでは徹底的な対策が実施され報告件数は減少しているが、いまだ患者の報告は続いている。… 2014/06/03 感染症
原因の白菜漬けは食品スーパーなどにも流通 北海道のO157集団感染で99人が発症、死者は5人に 札幌市や江別市の特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどで腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生し、16日正午までに99人が発症、80人が入院し、5人が死亡したことが分かった。札幌市は原因を岩井食品(札幌市西区)が製造した白菜の漬物「白菜きりづけ」(消費期限が8月2日および3日のもの)と… 2012/08/16 感染症
日経メディカル2012年7月号「特集 解決!夏の胃腸トラブル」転載 Vol.2 【急性下痢】多くは細菌性、重症例には抗菌薬も 夏季の急性下痢の半数以上は感染性胃腸炎で、ほとんどは細菌感染が原因だ。原因菌の特定には便培養が必要だが、問診やエコーによって原因を推定しながら速やかに輸液などの治療を始めることが重要だ。… 2012/07/17 感染症
日経メディカル2012年7月号「特集 解決!夏の胃腸トラブル」転載 Vol.1 【Prologue】検証・焼肉チェーン集団食中毒事件 死因は脳症、パルス療法に効果 昨年4月に富山県などで発生した集団食中毒事件。症状初発から3~5日後には溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を発症するケースが多く、痙攣などの中枢神経症状が高頻度で表れるといった特徴があった。 2012/07/13 消化器
Lancet Infect Dis誌から 独で流行のO104はベロ毒素産生菌と腸管凝集性菌の病因遺伝子を併せ持つ 腸上皮への高い接着性が毒素の吸収を容易にさせ、HUSの進行を加速か 2011年5月に始まりドイツ全土に感染が広がった腸管出血性大腸菌O104の病原性プロファイルの分析結果を、独Munster大学のMartina Bielaszewska氏らが、Lancet Infectious Disease誌電子版に2011年6月23日に報告した。O104感染による溶血性尿毒素症候群(HUS)と血性下痢症の患者80人から分離された… 2011/07/07 感染症
NEJM誌から 独のO104アウトブレイク、溶血性尿毒素症候群の9割が成人 6月18日までのデータを分析し、中間報告 2011年5月から6月にかけてドイツで発生した腸管出血性大腸菌(志賀毒素〔ベロ毒素〕産生性大腸菌)の感染による溶血性尿毒素症候群(HUS)と胃腸炎について、6月18日までに収集されたデータを分析し、疫学的、臨床的、微生物学的特徴をまとめた論文がNEJM誌電子版に2011年6月22日に掲載された。独… 2011/07/06 感染症
日経メディカル2011年6月号「トレンドビュー」(転載) 食中毒ではHUSも念頭に 腸管出血性大腸菌感染による重症例の臨床像 飲食チェーンの食中毒事件で注目された腸管出血性大腸菌感染。死亡例の多くは溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こしていた。大腸炎の治療が長引いた際は、積極的にHUSを疑うことが大切だ。 2011/06/16 消化器
高齢者に呼びかけよう 「今季のインフルエンザは厳しいぞ」と 近畿医療福祉大学 勝田吉彰氏 「秋田県の病院でインフルエンザの集団感染、犠牲者6人発生」のニュースが載った。施設側は10月には早々にワクチン接種を完了し、遅滞なくタミフルによる治療を行っていた。感染者の隔離を実施し、職員は出勤停止措置とった(1)。その後の新聞各紙に大きな記事が続いていないところからみて、「行… 2010/11/09 感染症
北海道のインフルエンザ、定点当たり届出数が全道平均で警報レベルの倍に迫る 北海道のインフルエンザ流行が急速に拡大している。42週(10月12~18日)のインフルエンザ定点当たり届出数は57.93人となり、警報レベルとされる「30人」の倍の水準に迫った(図1)。 2009/10/22 感染症
特集●夏の疾患はこう診る Vol.3 盛夏過ぎても油断できない食中毒 高温多湿となる夏季は、サルモネラ属菌やぶどう球菌、腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌(O-157)など、細菌による食中毒が多く発生する。食中毒というと梅雨時がピークのように思われがちだが、実は8、9月も発生件数が多く、油断はできない。… 2009/08/25 感染症
特集●旅行感染症の診かた Vol.3 オリンピック開催地・北京で気を付けるべき感染症は? A型肝炎に注意、強毒性エンテロウイルスが流行中 今年8月、北京オリンピックが開催される。日本からも多くの人が観戦に訪れるだろう。中国から帰国して体調不良を訴える患者に対してはどのような疾患を疑うべきなのか。また、日常診療の中で「これからオリンピック観戦に行く」という患者がいた場合、どんなアドバイスをすべきなのか。中国で気を… 2008/06/23 感染症
ノロウイルスで十二指腸上皮が全滅する ノロウイルスに感染すると18~48時間の潜伏期の後、嘔吐や下痢、発熱などの症状を呈する。多くの患者は1~3日で軽快するが、患者にとっては著しく不快な上、吐物などを介して容易に感染が広がるため、たちの悪い感染症と言える。ノロウイルス感染の仕組みについて、国立感染症研究所・感染症情報… 2006/12/19 感染症
【日経メディカル「夏」記事レビュー Vol.2】 食中毒と感染症 「軽症O157」に要注意 「夏」記事レビュー第2回目は、食中毒と感染症です。夏場の食中毒と言えば、近年、軽症感染者の拾い上げが必要になっている腸管出血性大腸菌O157:H7のほか、腸炎ビブリオ、サルモネラ、カンピロバクターなどがあります。… 2006/08/15 感染症
摂津市で140人超のサルモネラ食中毒 大阪府の食の安全推進課は7月23日、大阪府摂津市内の私立幼稚園で、発症者数139人と大規模な食中毒が発生したが発生したことを明らかにした。有症者がこの幼稚園の給食室で作った給食を食べていたことと、患者の便からサルモネラ属菌が検出されたことから、茨木保健所では、給食を原因とする食中… 2006/07/26 感染症
腸管出血性大腸菌感染症が100例を突破 夏期を迎え、腸管出血性大腸菌感染症の報告数が増えている。国立感染症研究所の感染症情報センターがまとめたところによると、第26週(6月26日~7月2日)には、今年初めて週間報告数が100例を突破、111例になった(図1)。第20週に53例と50例を突破した後、80例前後で推移していたが、第26週には急… 2006/07/19 感染症
パークハイアットホテルで70人食中毒 東京都は6月16日、東京・新宿の高級ホテル「パークハイアット東京」で結婚披露宴の食事が原因と見られる食中毒が発生したことを明らかにした。患者数は70人に達したが入院者などは出ていない。新宿保健所は、患者の共通食が結婚披露宴の食事しかないこと、医師が有症者を食中毒と診断したことから… 2006/06/16 感染症
新潟でHAV食中毒、回転寿司店が原因 国立感染症研究所は6月12日、新潟市でA型肝炎ウイルス(HAV)による食中毒が発生したと発表した。当初、新潟市保健所に4人の患者の届出があり、その後、新たに5人がA型肝炎と診断されたほか、発熱や倦怠感などがあり肝炎を疑わせる症状のある人が14人ほど見付かっているという。… 2006/06/14 感染症
三重、大阪で貝毒検出、麻痺性で呼吸困難も むき身140g程度で成人致死量に、加熱調理しても無毒化せず 大阪府と三重県は3月下旬から4月上旬にかけ、食用の貝から国の規制値を超える麻痺性貝毒が検出されたと発表した。 2006/04/08 感染症
和歌山・白浜町の小学校でノロウイルスによる80人超の集団食中毒が発生 和歌山県は11月25日、白浜町の小学校で84人が嘔吐や下痢を訴える食中毒が発生したことを明らかにした。 2005/11/26 感染症
島根県雲南市の社会福祉施設でO157集団感染、23人が感染 島根県北東部の雲南市内の社会福祉施設で、7月末に腸管出血性大腸菌(O157)の集団感染があり、8月1日までに有症者と無症状の病原体保有者を合わせて23人が感染していたことが分かった。国立感染症研究所感染症情報センターが8月12日に発表した感染症発生動向週報第30号で伝えた。… 2005/08/18 感染症
栄研化学、大腸菌O157を遺伝子で検出するキットを7月11日に発売 栄研化学は、食品・環境由来の検体中の大腸菌O157を検出するキット「Loopamp 大腸菌O157検出試薬キット」を7月11日に発売する。 2005/07/04 感染症
腸管出血性大腸菌感染症、今年初めて100例超す:感染症週報第23週分から O157などの腸管出血性大腸菌感染者が、1週間の報告数で今年初めて100例を超えた。腸管出血性大腸菌感染症は例年、夏に報告数がピークを迎える。感染症法では第3類感染症に分類されており、全数報告の対象になっている。… 2005/06/28 感染症
大分県の福祉施設でのO-157集団感染、6月28日に終息宣言、感染者59人に 大分県は6月28日、福祉施設3カ所で発生した腸管出血性大腸菌O-157の集団感染が終息したと発表した。6月20日までに検査陽性が判明した感染者は59人に上った。 2005/06/28 感染症
東京都でもノロウイルス集団発生、小学校の給食で110人が食中毒に 東京都は6月23日、ノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。小学校の給食が原因で、患者は110人に上った。うち2人が入院したが、現在全員が回復しているという。ノロウイルスの流行期は通常、初冬から春先とされてきたが、大阪府では小学校などを中心としたノロウイルス集団発生が、昨年… 2005/06/27 感染症
田沢湖の温泉旅館でノロウイルスによる食中毒が発生 患者数は58人、秋田県が発表 秋田県は3月16日、県内田沢湖温泉郷の「玉川温泉旅館」で、ノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。 2005/03/18 感染症
大阪府柏原市内の社会福祉施設で感染性胃腸炎が集団発生 大阪府は2月15日、柏原市内の社会福祉施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が発生したと発表した。2月13日に同施設職員から八尾保健所へ「2月11日から12日にかけて、施設利用者15人程が下痢・嘔吐症状を呈している」との連絡が入り、府立公衆衛生研究所で検査した結果、15日に13検体中9検体… 2005/02/16 感染症
施設でのノロウイルス対策に、東京都がマニュアル作成 東京都福祉保健局は1月25日、社会福祉施設などでのノロウイルス感染症・食中毒の発生を未然に防止するために、「社会福祉施設等におけるノロウイルス対応標準マニュアル」を作成した。衛生管理対策の基本をまとめたもので、ホームページにも掲載した。… 2005/01/26 感染症