婦人科腫瘍学会が卵巣癌患者に対するBRCA遺伝子検査実施の際の考え方を公表 日本婦人科腫瘍学会は2月23日、「卵巣癌患者に対してBRCA1あるいはBRCA2の遺伝子検査を実施する際の考え方」を学会のホームページに掲載した。 2018/02/27 癌
欧州医薬品委員会が早期HER2陽性乳癌の術後トラスツズマブ投与後のneratinib追加に否定的見解 米国Puma Biotechnology社は2月23日、不可逆的pan-HERチロシンキナーゼ阻害薬neratinibについて、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、早期のHER2陽性乳癌におけるトラスツズマブと化学療法による術後療法後に1年間投与する追加療法について承認を拒否するよう推奨したことを明らかにし… 2018/02/27 癌
抗PD-L1抗体アベルマブは既治療NSCLCのOSを有意に延長できず ドイツMerck社と米Pfizer社は2月15日、白金系抗癌剤ベースの併用療法で進行した切除不能、再発、転移性非小細胞肺癌(NSCLC)を対象に抗PD-L1抗体アベルマブとドセタキセルを比較したフェーズ3試験JAVELIN Lung 200で、PD-L1陽性(1%以上)の患者におけるアベルマブの全生存期間(OS)の有意な延… 2018/02/16 癌
肺癌分子標的薬に対するアロステリック効果による耐性変異が初めて同定 国立がん研究センターは2月14日、京都大学、東京大学、理化学研究所、日本医療研究開発機構と連名で、RET融合遺伝子陽性の肺癌患者に対するバンデタニブ投与に耐性を引き起こす新たな分子機構を同定したと発表した。研究結果は、Nature Communications誌に2月12日付けで掲載された。分子標的薬に… 2018/02/16 癌
腎細胞癌の1次治療でスニチニブの投与調整は忍容性を改善し予後を延長、ドイツ観察研究の結果【ASCO GU2018】 転移を有する腎細胞癌(mRCC)の1次治療として、実地臨床におけるスニチニブの投与スケジュールや用量の調整は、忍容性を改善し、治療期間を延長、さらに無増悪生存期間(PFS)や全生存期間(OS)の有意な延長につながることが、STAR-TOR観察研究の解析で明らかになった。ドイツUniversity of Mue… 2018/02/12 癌
高リスクRCCの術後補助療法としてスニチニブが示したDFSを感度分析で確認、主要解析と一致する結果に【ASCO GU2018】 腎摘除術後の再発リスクの高い限局性腎細胞癌(RCC)患者を対象に、術後補助療法としてスニチニブとプラセボを比較した第III相のS-TRAC試験の感度分析から、無病生存期間(DFS)の解析結果の頑健性が示された。スニチニブで良好な結果は一致しており、最初の1年間の打ち切り例はスニチニブ群で多… 2018/02/12 癌
転移を有するホルモン療法未治療の前立腺癌に対するアビラテロン+プレドニゾンとADTの併用は日本人患者でも有用【ASCO GU2018】 新たに診断された転移を有するホルモン療法未治療の前立腺癌(mHNPC)で、高リスクの因子を持つ日本人患者では、アビラテロン酢酸エステルとプレドニゾンをアンドロゲン除去療法(ADT)と併用することにより、全生存期間(OS)と画像上の無増悪生存期間(rPFS)が延長することが、国際的な第III相… 2018/02/11 癌
去勢抵抗性前立腺癌のカバジタキセル市販後調査で新たな副作用は見られず、OSは25mg/m2投与が良好【ASCO GU2018】 去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対するカバジタキセルの市販後調査で新たな副作用はなく、実地臨床での安全性が確認された。有効性は20mg/m2投与よりも25mg/m2投与のほうが良好だったが、解析方法によっては有意差がなくなった。この結果は、山口大学医学部泌尿器科学の松山豪泰氏らが、2月8日から1… 2018/02/11 癌
ドセタキセル抵抗性の去勢抵抗性前立腺癌にドセタキセルと抗肝炎ウイルス薬の併用は安全で効果も期待【ASCOGU2018】 ドセタキセルが効かなくなった進行性去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対し、ドセタキセルと抗肝炎ウイルス薬リバビリンの併用は安全で、効果も期待できることが、フェーズ1/2試験DRREEMで明らかになった。慶應義塾大学医学部泌尿器科学の小坂威雄氏らが、2月8日から10日まで米サンフランシスコで開催… 2018/02/11 癌
PD-L1陽性進行腎細胞癌の1次治療でアテゾリズマブとベバシズマブの併用はスニチニブよりもPFSを延長【ASCO GU2018】 PD-L1陽性進行腎細胞癌の1次治療として、抗PD-L1抗体アテゾリズマブとベバシズマブの併用投与を行うことは、スニチニブを投与する場合よりも無増悪生存期間(PFS)を延長できることが明らかとなった。多施設無作為化オープンラベルフェーズ3試験、IMmotion151の結果示されたもの。アテゾリズマブ… 2018/02/11 癌
抗菌薬投与でVEGFR-TKI治療を受けた腎細胞癌患者のPFSが延長する傾向【ASCO GU2018】 VEGFR-TKIの1次治療を受けた転移を有する腎細胞癌(mRCC)患者において、便中バクテロイデスに対する抗菌薬の投与によって無増悪生存期間(PFS)が改善することが、後ろ向きの研究で明らかになった。米国University of UtahのCamryn Froerer氏らが、2月8日から10日まで米サンフランシスコで開催さ… 2018/02/11 癌
ペムブロリズマブとアキシチニブの併用が進行腎細胞癌の1次治療で有効な可能性【ASCO GU2018】 進行腎細胞癌の1次治療として、抗PD-1抗体ペムブロリズマブとアキシチニブの併用が有効である可能性が明らかとなった。両剤を併用した多施設オープンラベルフェーズ1b試験で忍容性と効果が認められた。2月8日から10日まで米サンフランシスコで開催されたGenitourinary Cancers Symposium(ASCO GU… 2018/02/11 癌
進行乳頭状RCCに対する腎摘除術がOSを延長する可能性、IMDCのデータベースを用いた解析結果【ASCO GU2018】 転移を有する乳頭状腎細胞癌(RCC)患者に対し、腫瘍細胞を減少させて免疫の賦活化を期待する腎摘除術(cytoreductive nephrectomy:CN)を行うことにより、全生存期間(OS)が延長する可能性があることが、レトロスペクティブな解析から示された。この結果は、予後因子の不均衡を調整した後も同… 2018/02/11 癌
転移を有するホルモン療法未治療の前立腺癌の高齢者にもドセタキセルの忍容性は良好、効果も期待できる可能性【ASCO GU2018】 転移を有するホルモン療法未治療の前立腺癌(mHNPC)の高齢者に対する1次治療として、アンドロゲン除去療法(ADT)との併用におけるドセタキセルの投与は忍容性が良好で、非高齢者と同等の無増悪生存期間(PFS)が得られることが、単施設のレトロスペクティブな解析から示された。2月8日から10日… 2018/02/11 癌
尿路上皮癌へのペムブロリズマブの効果は2年超の長期観察でも確認【ASCO GU2018】 再発・進行尿路上皮癌に対する抗PD-1抗体ペムブロリズマブの投与は、対照である化学療法と比べ、2年超の長期観察でも全生存期間(OS)の有効性と安全性が認められることが明らかとなった。白金系抗癌薬併用化学療法後に再発、増悪した局所進行、転移性の尿路上皮癌患者の2次治療として、ペムブロ… 2018/02/10 癌
高リスク進行前立腺癌ではホルモン療法へのドセタキセルの追加によりQOLが改善、医療経済効果も【ASCO GU2018】 高リスクの進行前立腺癌患者の1次治療として、ドセタキセルを長期のホルモン療法に加えることにより、生存年数とQOLの両方を考慮した指標である質調整生存年(QALY)が確実に得られ、医療経済効果も期待できることが、大規模な第II/III相のSTAMPEDE試験から示された。このような効果は遠隔転移の… 2018/02/10 癌
進行尿路上皮癌に対するニボルマブの効果は持続的、長期観察の結果【ASCO GU2018】 転移を有する尿路上皮癌に対する抗PD-1抗体ニボルマブの効果は、PD-L1の発現の有無に関わらず持続的なものであることが明らかとなった。CheckMate 032試験の2年超の長期観察の結果示されたもの。2月8日から10日までサンフランシスコで開催されているGenitourinary Cancers Symposium(ASCO GU2018… 2018/02/10 癌
pT2-T4 N0-3 M0の上部尿路上皮癌への術後化学療法は有効【ASCO GU2018】 上部尿路上皮癌(UTUC)に対する白金系抗癌薬ベースの術後化学療法が有効であることが明らかとなった。pT2-T4 N0-3 M0のUTUC患者を対象に術後化学療法の有効性を評価したフェーズ3試験、POUTの結果示されたもの。2月8日から10日まで米サンフランシスコで開催されているGenitourinary Cancers Symp… 2018/02/10 癌
前立腺癌へのIGRTは週1回よりも毎日行うことで再発リスクと直腸障害が低減、ただし二次癌のリスクは追跡が必要【ASCO GU2018】 前立腺癌に対する画像誘導放射線治療(IGRT)は、週1回行う場合と比較して、毎日行う場合に有意に再発のリスクと直腸障害が低減するが、二次癌のリスクの増加と関連する可能性があることが、第III相のランダム化比較試験から示された。2月8日から10日まで米国サンフランシスコで開催されているGen… 2018/02/10 癌
アンドロゲン受容体活性が低い前立腺癌はプラチナ製剤、PARP阻害薬、放射線療法の効果が高い【ASCO GU2018】 限局性前立腺癌において、アンドロゲン受容体(AR)の活性には不均一性(ヘテロジェナイティ)があり、AR活性が低い腫瘍は転移病変になりやすいが、プラチナ製剤やPARP阻害薬、放射線療法に感受性が高いことが、トランスクリプトーム解析の結果で明らかになった。米国University of MichiganのDan… 2018/02/09 癌
mCRPCにオラパリブに加えてdurvalumabの投与が有効な可能性【ASCO GU2018】 エンザルタミドやアビラテロンの投与経験を持つ転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対して、PARP阻害薬のオラパリブに抗PD-L1モノクローナル抗体durvalumabを加えて投与することが有効である可能性が明らかとなった。患者選択を行っていない集団を対象としたフェーズ2試験の予備的な解析で… 2018/02/09 癌
高リスクnmCRPCへのapalutamide投与は転移の出現または死亡のリスクを低減【ASCO GU2018】 高リスク非転移性去勢抵抗性前立腺癌(nmCRPC)に次世代非ステロイド性抗アンドロゲン薬であるapalutamideを投与すると、転移の出現または死亡のリスクを低減できることが明らかとなった。apalutamide投与群とプラセボ群を比較したフェーズ3試験、SPARTANの結果示されたもの。2月8日から10日まで… 2018/02/09 癌
エンザルタミドはnmCRPCの転移の出現または死亡のリスクを有意に低減【ASCO GU2018】 経口アンドロゲン受容体阻害薬エンザルタミドが、非転移性去勢抵抗性前立腺癌(nmCRPC)の転移の出現または死亡のリスクを有意に低減することが明らかとなった。アンドロゲン除去療法(ADT)に加えてエンザルタミドの投与を受けた群(エンザルタミド群)と、ADTのみの群(プラセボ群)を比較した… 2018/02/09 癌
局所進行前立腺癌にホルモン療法18カ月は6カ月に比べて有用、ゾレドロン酸併用の意義は認められず【ASCO GU2018】 局所進行前立腺癌に対して18カ月間のアンドロゲン抑制療法は6カ月間のアンドロゲン抑制療法に比べて効果が高いことが、ランダム化フェーズ3試験TROG 03.04(RADAR)試験の10年間追跡の最終結果で明らかになった。しかしゾレドロン酸の18カ月併用投与は有用とはいえなかった。オーストラリアSir Ch… 2018/02/09 癌
抗HER3抗体-薬物複合体U3-1402のEGFR変異陽性NSCLC対象フェーズ1を開始 第一三共は2月7日、抗HER3抗体-薬物複合体であるU3-1402について、EGFR変異を有する非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象にしたフェーズ1試験を米国で開始したと発表した。最初の患者への投与が行われた。 2018/02/08 癌
レナリドミド投与歴のある再発・難治多発性骨髄腫にPVd療法が有効 米Celgene社は2月6日、再発・難治多発性骨髄腫に対して、ポマリドミド、ボルテゾミブ、低用量デキサメタゾンの併用療法(PVd療法)が、ボルテゾミブ、低用量デキサメタゾンの併用療法(Vd療法)よりも統計学的に有意に無増悪生存期間(PFS)を延長できたと発表した。両療法を比較した国際共同無作… 2018/02/08 癌
encorafenibとbinimetinibの併用がBRAF遺伝子変異陽性悪性黒色腫のOSを有意に延長 米Array BioPharma社とフランスPierre Fabre社は2月6日、BRAF阻害薬encorafenibとMEK阻害薬binimetinibの併用が、ベムラフェニブ単剤投与よりも全生存期間(OS)を延長できることが明らかになったと発表した。フェーズ3試験COLUMBUSの結果、示されたもの。… 2018/02/08 癌
腫瘍遺伝子変異量が高レベルのNSCLC患者の1次治療でニボルマブとイピリムマブの併用療法はPFSを有意に延長 米Bristol-Myers Squibb社は2月5日、腫瘍遺伝子変異量(TMB)が高レベルの非小細胞肺癌患者(NSCLC)に対する1次治療として、ニボルマブとイピリムマブの併用療法は、白金系抗癌剤を含む化学療法薬2剤の併用療法に比べて有意に無増悪生存期間(PFS)を延長できたことを発表した。両併用療法を比較… 2018/02/06 癌
抗CEA/CD3二重特異性抗体CEA-TCBの固形癌対象フェーズ1が開始 中外製薬は2月1日に都内で開催された決算説明会で、抗CEA/CD3二重特異性抗体CEA-TCBの固形癌を対象にしたフェーズ1試験を開始したことを明らかにした。 2018/02/02 癌