協和発酵キリンが癌免疫療法に関する開発提携契約を英AstraZeneca社と締結 協和発酵キリンは7月30日、癌免疫療法に関する開発提携契約を英AstraZeneca社と締結したと発表した。 2014/07/31 癌
欧州で新規抗CD20モノクローナル抗体obinutuzumabがCLL治療薬として認可 スイスF. Hoffmann-La Roche社は7月29日、未治療の慢性リンパ性白血病(CLL)の治療薬として、糖鎖改変型タイプⅡ抗CD20モノクローナル抗体obinutuzumab(GA101)がクロラムブシルとの併用で、欧州で認可されたと発表した。… 2014/07/30 癌
17p欠損を有するCLL患者へのibrutinib適用が米国で正式承認を獲得 米食品医薬品局(FDA)は、2014年7月28日、17番染色体短腕(17p)欠損のある慢性リンパ性白血病(CLL)へのibrutinibの投与を正式に承認した。 2014/07/30 癌
RAS遺伝子検査の早期承認を、愛知県がんセンターの室氏が指摘 愛知県がんセンター薬物療法部長の室圭氏は、7月29日に都内で開催されたメルクセローノ主催のプレスセミナーの講演の中で、大腸癌のRAS遺伝子検査薬の早期の承認と保険適用を訴えた。 2014/07/30 癌
小径腎腫瘤に対して腎生検の実施を判断するには泌尿器科医と放射線科医の議論が重要【腎癌研究会2014】 小径腎腫瘤に対して腎生検の必要性を議論する際には泌尿器科医と放射線科医が複数の画像を見て議論すべきだ――慶應義塾大学泌尿器科学教室の水野隆一氏は、7月20日に品川で開催された第45回腎癌研究会/1st East Asia Kidney Symposiumにおける「小径腎腫瘍に対する生検」をテーマとしたシンポジ… 2014/07/30 癌
EGFR阻害剤に耐性を獲得した肺癌にアファチニブ+セツキシマブ併用療法が有望 米国Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのYelena Y. Janjigian氏らは、EGFR遺伝子変異陽性の肺癌で、エルロチニブまたはゲフィチニブに対する耐性を獲得した患者のうち、29%はアファチニブ+セツキシマブ併用療法で奏効が得られたと発表した。この結果は、フェーズ1b試験のデータから示され… 2014/07/30 癌
HER2陰性乳癌に対するソラフェニブとカペシタビンの併用はPFSを改善できず ドイツBayer HealthCare Pharmaceuticals社と米Onyx Pharmaceuticals社は、7月25日、進行乳癌に対してソラフェニブとカペシタビンを併用するフェーズ3試験で主要評価項目が達成できなかったと発表した。 2014/07/29 癌
FDAがCLLなど3つの血液癌の治療薬としてidelalisibを承認 米国食品医薬品局(FDA)は7月23日、再発慢性リンパ性白血病(CLL)と、再発濾胞性B細胞非ホジキンリンパ腫(FL)および再発小リンパ球性リンパ腫(SLL)の治療薬として、経口PI3Kデルタ阻害薬idelalisib (商品名Zydelig)を承認したと発表した。… 2014/07/25 癌
非ホジキンリンパ腫を対象に抗CD79b抗体薬物複合体RG7596のフェーズ1が7月から開始 中外製薬は、抗CD79b抗体薬物複合体RG7596の非ホジキンリンパ腫を対象としたフェーズ1試験を7月から開始した。7月24日に都内で開催された、同社の決算説明会で明らかにされた。 2014/07/25 癌
局所療法施行後のフォローアップの必要性の検証に腎腫瘍生検は必要【腎癌研究会2014】 画像での診断が難しい例だけでなく、局所療法施行後のフォローアップの必要性を検討するためにも腎腫瘍生検は有効である。7月20日に品川で開催された第45回腎癌研究会/1st East Asia Kidney Symposiumにおける「小径腎腫瘍に対する生検」をテーマとしたシンポジウムで、京都府立医科大学泌尿器外… 2014/07/25 癌
小径腎腫瘍に対する腎生検の実施頻度は海外では約3割【腎癌研究会2014】 海外ではおよそ3割の小径腎腫瘍患者に対し腎生検が行われている。腎生検の正診率は向上しており、合併症の発生頻度も少ない。今後は日本でも生検の実施頻度は高まる可能性がある。7月20日に品川で開催された第45回腎癌研究会/1st East Asia Kidney Symposiumでは、「小径腎腫瘍に対する生検」をテ… 2014/07/25 癌
早期HER2陽性乳癌の術後トラスツズマブ療法後にneratinib投与は無病生存期間を有意に延長 米Puma Biotechnology社は、7月22日、不可逆的チロシンキナーゼ阻害剤neratinib(PB272)の早期HER2陽性乳癌を対象に術後補助療法の延長を目指したフェーズ3試験ExteNETにおいて、主要評価項目が達成したと発表した。同社は2015年前半に申請する予定だという。… 2014/07/24 癌
AMLとMDSの患者にganetespib+シタラビンを適用するフェーズ3延長試験が開始へ 米Synta Pharmaceuticals社は、2014年7月21日、フェーズ2/3 AML LI(less intensive)-1試験が、フェーズ2段階の中間解析においてみられた好結果に基づいて、フェーズ3延長段階に進むことになったと発表した。 2014/07/23 癌
皮膚症状をコントロールして分子標的薬の長期投与から抗腫瘍効果を最大限に引き出す【臨床腫瘍学会2014】 分子標的治療では、新規薬剤の登場とともにさまざまな皮膚症状をコントロールしながら、癌の治療を上手に続けていくことが必要となってきている。7月17日から19日まで福岡市で開催された第12回日本臨床腫瘍学会学術集会では、国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科の山崎直也氏が、上皮細胞増殖… 2014/07/23 癌
NSCLCの術後補助化学療法としてドセタキセルとシスプラチン併用療法の有用性を確認、フェーズ2試験の5年追跡結果【臨床腫瘍学会2014】 完全切除された非小細胞肺癌(NSCLC)の術後補助化学療法として、ドセタキセルとシスプラチン併用療法は安全に施行でき、良好な無再発割合を示すことが、多施設共同無作為化フェーズ2試験TORG 0503の5年間追跡結果で明らかになった。7月17日から19日まで福岡市で開催された第12回日本臨床腫瘍学会… 2014/07/23 癌
抗癌剤曝露の定期的なモニタリングと曝露を軽減するための対策が必要、抗癌剤職業曝露の実態調査の結果【臨床腫瘍学会2014】 外来化学療法室における抗癌剤職業曝露の実態調査において、使用頻度・使用量が多い5-FUについて調査したところ、安全キャビネットの作業台、患者用トイレ、ミキシングを行った薬剤師のガウンと手袋から5-FUが検出されたことがわかった。7月17日から19日まで福岡市で開催された第12回日本臨床腫瘍… 2014/07/23 癌
nab-パクリタキセルとゲムシタビン併用は日本人においても転移性膵癌のファーストラインとなり得る【臨床腫瘍学会2014】 nab-パクリタキセルとゲムシタビンの併用は、欧米と同様に日本人においても転移を有する膵癌(MPC)に対するファーストラインとなり得ることが明らかとなった。国内で実施されたフェーズ1/2試験の結果、忍容性とともに有望な効果が確認されたもの。7月17日から19日まで福岡市で開催された日本臨床… 2014/07/22 癌
Necitumumabは欧米での推奨用量で日本人においても安全に投与可能【臨床腫瘍学会2014】 Necitumumabは、欧米での推奨用量で日本人においても安全に投与できることが明らかとなった。国内で実施された進行固形癌を対象にしたフェーズ1試験の結果、示されたもの。7月17日から19日まで福岡市で開催された日本臨床腫瘍学会で、国立がん研究センター中央病院呼吸器内科の軒原浩氏によって発… 2014/07/22 癌
重篤な有害事象の全症例を登録するシステムを稼働、化学療法の質の向上につなげる取り組み【臨床腫瘍学会2014】 癌化学療法の進歩に伴い、外来化学療法件数が増加し、多彩な有害事象も増加している。千葉県がんセンターでは、癌化学療法後の重篤な有害事象(SAE)全症例を機械的に登録するシステムを稼働した。このシステムにより、高頻度の事象だけでなく、埋もれてしまうかもしれない重要な問題を抽出するこ… 2014/07/22 癌
転移性大腸癌でminor KRAS、NRAS、BRAF、PIK3CA変異型は全野生型に比べて抗EGFR抗体薬の有効性が低い【臨床腫瘍学会2014】 転移性大腸癌において、minor KRAS、NRAS、BRAF、あるいはPIK3CA変異を有する患者では、それらの遺伝子変異がない全野生型の患者に比べて、抗EGFR抗体薬の有効性が低いことが、単施設での前向き観察研究で確認された。7月17日から19日まで福岡市で開催された第12回日本臨床腫瘍学会学術集会で、国… 2014/07/22 癌
進行胆道癌に対してゲムシタビン/シスプラチン/S-1併用療法が有効である可能性【臨床腫瘍学会2014】 進行胆道癌に対してゲムシタビン/シスプラチン/S-1併用療法(GCS療法)が有効である可能性が明らかとなった。関西肝胆道癌治療グループ(KHBO)のフェーズ2試験で効果と忍容性が確認されたもの。今回の結果を受けて、GCS療法とGC療法を比較するフェーズ3試験であるKHBO1401-MITSUBAが開始された。… 2014/07/22 癌
乳癌術後補助化学療法におけるタキサンとアントラサイクリンでは味覚異常のプロファイルが異なる【臨床腫瘍学会2014】 乳癌の術後補助化学療法における味覚異常について、タキサンとアントラサイクリンを比較した前向き研究から、味覚異常の出現と回復のパターンが異なり、味覚5味の感じ方にも違いがみられることが示された。7月17日から19日まで福岡市で開催された第12回日本臨床腫瘍学会学術集会で、千葉県がんセ… 2014/07/22 癌
移植後にGVHDを合併していない急性白血病患者のQOLは化学療法と変わらない、患者調査の結果【臨床腫瘍学会2014】 急性白血病患者において、同種造血幹細胞移植後は化学療法と比べて身体的QOLは低下するが、精神的QOLは高いことが、横断的な患者調査で明らかになった。また移植後に移植片対宿主病(GVHD)を合併した場合はQOLが低下するが、GVHDを合併していない患者では化学療法を受けた患者と変わらないことも… 2014/07/18 癌
ALK陽性NSCLCの1次治療として、アジア人患者でもクリゾチニブは化学療法よりも無増悪生存期間を延長【臨床腫瘍学会2014】 ALK陽性非扁平上皮非小細胞肺癌(NSCLC)の1次治療として、アジア人患者においてもクリゾチニブは白金系抗癌剤ベースの化学療法よりも無増悪生存期間(PFS)を有意に延長し、奏効率も高いことが明らかとなった。1次治療としての効果を評価したフェーズ3試験PROFILE 1014のサブグループ解析の結果… 2014/07/18 癌
日本人の固形癌患者でHDAC阻害剤resminostat の800mg/日までの忍容性を確認【臨床腫瘍学会2014】 クラスI、IIのヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)を阻害する経口剤resminostatは、日本人の固形癌患者において、最大800 mg/日までの用量で忍容性があることがフェーズ1試験で確認された。この結果から、resminostat の単剤療法では、14日を1サイクルとして1-5日目に1日1回800 mg投与することが推… 2014/07/18 癌
実地臨床におけるレゴラフェニブの安全性と効果はCORRECT試験とほぼ同様、単施設の報告【臨床腫瘍学会2014】 転移性大腸癌に対する実地臨床でのレゴラフェニブの安全性と効果は、CORRECT試験の日本人サブグループの結果とほぼ同様であることが、単施設のレトロスペクティブな解析で確認された。また有害事象による治療中止を減らすために、投与初期は毎週のモニタリングを行って投与量を調整することが重要… 2014/07/18 癌
外来癌化学療法における薬剤師の介入が臨床的効果の改善につながる可能性【臨床腫瘍学会2014】 近年、癌の治療薬として多数の新規薬剤が開発されており、癌の化学療法では患者に対する集学的治療は必須である。外来化学療法において、診察前面談などをはじめとする薬剤師の介入により副作用が改善し、臨床的な効果につながる可能性が示された。7月17日から19日まで福岡市で開催されている第12… 2014/07/18 癌
進行非小細胞肺癌に抗PD-1抗体ONO-4538と化学療法の併用は安全で効果も確認【臨床腫瘍学会2014】 進行非小細胞肺癌に対し、抗PD-1抗体ONO-4538(nivolumab)の10mg/kgと化学療法との併用は安全に施行でき、抗腫瘍効果も期待できることが、フェーズ1試験で明らかになった。7月17日から福岡市で開催されている第12回日本臨床腫瘍学会学術集会で、国立がん研究センター中央病院呼吸器内科の神田慎… 2014/07/18 癌
新規不可逆的EGFR-TKIであるAZD9291がNSCLCのEGFR抵抗性変異に有効である可能性【臨床腫瘍学会2014】 新規不可逆的EGFR-TKIであるAZD9291が非小細胞肺癌(NSCLC)のEGFR抵抗性変異(T790M)に有効である可能性が明らかとなった。また忍容性があることも判明した。フェーズ1試験AURAの途中解析の結果から示されたもの。国内で実施された試験では副作用に海外と大きな差はなかった。7月17日から19日に… 2014/07/18 癌
大腸癌に対する抗EGFR抗体薬の効果を活かすにはベバシズマブ投与後6カ月以上のウォッシュアウト期間が必要【臨床腫瘍学会2014】 ベバシズマブの最終投与から抗EGFR抗体薬投与までの期間が6カ月以上の場合のほうが、6カ月未満の場合よりも、抗EGFR抗体薬の効果が高いことが、単施設でのレトロスペクティブな研究で明らかになった。7月17日から福岡市で開催されている第12回日本臨床腫瘍学会学術集会で、愛知県がんセンター中央… 2014/07/18 癌
国立がん研究センターと米MGHが癌の治療と研究分野での協力などを目的に覚書締結 独立行政法人国立がん研究センターは米国Massachusetts General Hospital(MGH)と、癌の治療と研究分野での協力、最高の治療についての情報交換や人事の交流を主な目的とした覚書を2014年5月1日に締結した。7月17日に発表した。米国国立がん研究所との締結に続き、米国の施設とは2番目の覚書締結… 2014/07/17 癌
タモキシフェンのゲル化剤は経口剤と同程度に細胞増殖を抑制、副作用は少ない可能性 非浸潤性乳管癌(DCIS)に対し、タモキシフェンをゲル化した4-ヒドロキシタモキシフェン(4-OHT)系ゲル製剤を乳房の皮膚に投与すると、経口剤のタモキシフェンと同程度に細胞増殖が抑制され、副作用はより少ないことが、フェーズ2試験から示された。この結果は、2014年3月に米国ロックビルで開催… 2014/07/16 癌
遺伝子シグネチャーでタモキシフェン治療の効果が予測できる可能性 新しいアプローチを用いた遺伝子シグネチャーによって、ホルモン受容体陽性乳癌患者のうち、術後のタモキシフェン治療から利益を得られる患者を予測できる可能性が見えてきた。オランダNetherlands Cancer InstituteのRen'e Bernards氏らがCancer Research誌に発表した。… 2014/07/16 癌
MEK阻害薬cobimetinibとBRAF阻害薬vemurafenibの併用で進行メラノーマ患者の無増悪生存期間が延長 スイスRoche社は、2014年7月14日、同社が開発しているcobimetinib(GDC-0973)と経口型BRAF阻害薬vemurafenibを治療歴の無い進行したメラノーマ患者に投与したフェーズ3、coBRIMスタディで、主要エンドポイントが達成されたと発表した。… 2014/07/15 癌
テイラーメードのALL治療用細胞医薬CTL019が米国で画期的治療薬に指定 スイスNovartis社は、2014年7月7日、米食品医薬品局(FDA)が、小児と成人の再発性/難治性急性リンパ芽急性白血病(r/rALL)を適応として、患者自身のT細胞を遺伝的に修飾して本人に戻す免疫細胞治療CTL019を画期的治療薬に指定したと発表した。… 2014/07/09 癌
ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌を対象にアレクチニブが承認 中外製薬は、ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌を対象にALK阻害剤アレクチニブの製造販売承認を取得したと発表した。 2014/07/07 癌
骨髄線維症を対象にJAK1/JAK2選択的阻害薬ルキソリチニブが承認 ノバルティス ファーマは、7月4日、骨髄線維症を対象にJAK1/JAK2選択的阻害薬であるルキソリチニブの製造販売承認を取得したと発表した。 2014/07/07 癌
米国で末梢T細胞リンパ腫を適応としてbelinostatが承認獲得 米食品医薬品局(FDA)は、2014年7月3日、再発性または難治性の末梢T細胞リンパ腫(PTCL)を適応として、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬belinostat(開発名PXD101)を迅速承認したと発表した。 2014/07/07 癌
日本サイコオンコロジー学会、日本緩和医療学会、癌医療に携わる医師に対するコミュニケーション技術研修会を開催 日本サイコオンコロジー学会は、日本緩和医療学会と共同で、癌医療に携わる医師を対象としたコミュニケーション技術研修会を開催する。今年の11月、と2015年1月、3月に東京で、2015年2月に大阪で行う。 2014/07/07 癌
悪性黒色腫を対象に抗PD-1抗体製剤ニボルブマブが承認、抗PD-1抗体の世界初の承認 小野薬品工業は7月4日、根治切除不能な悪性黒色腫を対象にヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体ニボルブマブの製造販売承認を取得したと発表した。PD-1を標的とする治療薬としては、世界で初めて製造販売承認を取得した薬剤となる。… 2014/07/04 癌
エリブリンが欧州で1レジメン以上の前治療歴のある局所進行性・転移性乳癌に適応拡大 エーザイは7月3日、エリブリンについて、欧州委員会より、1レジメン以上の前治療歴のある局所進行性・転移性乳癌(術後または再発後にアントラサイクリン系及びタキサン系抗癌剤による治療歴を有する)への適応拡大について承認を獲得したと発表した。欧州において転移性乳癌へのより早期の利用が… 2014/07/04 癌