日本人転移性腎細胞癌に対するテムシロリムス投与は有効で安全に施行可能 転移性腎細胞癌に対するテムシロリムス投与は、重篤な有害事象の頻度が少なく、長期にわたる癌のコントロールに適していることが示された。 2012/05/31 癌
塩野義製薬、癌疼痛治療薬オキシコドンの注射剤を発売開始 塩野義製薬は、5月28日、癌疼痛治療用注射剤「オキファスト注10mg、オキファスト注50mg」(一般名:オキシコドン塩酸塩水和物)を発売した。効能・効果は、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛。… 2012/05/30 癌
ファイザー、ALK陽性非小細胞肺癌の適応でクリゾチニブを発売 ファイザーは、5月29日、「未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(NSCLC)」の適応症で、抗悪性腫瘍剤/チロシンキナーゼ阻害剤「ザーコリカプセル200mg/250mg」(一般名:クリゾチニブ)の発売を開始した。 成人には、1回につき250mgを、1日2回経… 2012/05/30 癌
協和発酵キリン、成人T細胞白血病リンパ腫治療薬モガムリズマブを発売 協和発酵キリンは、5月29日、再発又は難治性のCCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)に対する治療薬モガムリズマブ(製品名「ポテリジオ点滴静注20mg」)の発売を開始したと発表した。 2012/05/30 癌
欧州でaxitinibが進行腎臓癌に対するセカンドラインとして承認に向け前進 米Pfizer社は、2012年5月25日、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、進行腎細胞癌でスニチニブまたはサイトカイン療法が奏効しなかった成人患者を対象とするaxitinibの市販許可申請について、好意的な見解を示したと発表した。… 2012/05/29 癌
HER2陽性乳癌対象にペルツズマブが申請 中外製薬は、5月25日、HER2 陽性転移・再発乳癌を対象にHER二量体化阻害ヒト化モノクローナル抗体ペルツズマブの製造販売承認申請を行ったと発表した。 2012/05/28 癌
Regorafenib、米で転移性大腸癌に新薬承認申請を提出 独Bayer Healthcare社は5月23日、転移性大腸癌の治療薬として、経口マルチキナーゼ阻害剤regorafenib(BAY 73-4506)の新薬承認申請(NDA)を米国食品医薬品局(FDA)に提出したと発表した。 2012/05/28 癌
原発巣でVEGFR-2の発現が高い患者では転移性腎細胞癌へのスニチニブの有効性が高い可能性【AUA2012】 転移性腎細胞癌(mRCC)に対するスニチニブの投与は、腎摘出術で摘出した原発巣でVEGFR-2の発現が高い患者で有効である可能性が明らかになった。患者の原発巣を免疫組織学的染色で調べた結果、明らかとなったもの。成果は5月19日から23日にアトランタで開催された米国泌尿器科学会(AUA)で、兵庫… 2012/05/24 癌
転移性腎細胞癌で原発巣摘除術の予後は3グループに分類できる可能性【AUA2012】 転移性腎細胞癌(mRCC)に対して、原発巣を摘除し腫瘍細胞を減少させ免疫の賦活化を期待する腎摘除術(cytoreductive nephrectomy、CN)を行った後の生存期間について、3種類にリスク分類ができる3個の因子が明らかとなった。レトロスペクティブな観察研究の結果、示されたもの。成果は5月19日か… 2012/05/24 癌
ソラフェニブを非小細胞肺癌のサードライン以降に適用したフェーズ3試験で全生存率に利益見られず 独Bayer Healthcare社と米Onyx Pharmaceuticals社は、2012年5月22日、経口マルチキナーゼ阻害薬ソラフェニブ(商品名ネクサバール)を進行再発型または難治性の非小細胞肺癌(NSCLC)患者に第三選択薬または第四選択薬として単剤適用したフェーズ3 MISSION試験において、主要エンドポイントを達成… 2012/05/24 癌
転移巣切除した転移性腎細胞癌の予後不良の予測に使える可能性のある因子が同定【AUA2012】 転移巣を切除した転移性腎細胞癌患者の予後不良の予測に使える可能性がある5つのリスク因子が同定された。日本の48施設、559人の患者データの解析から明らかとなったもの。リスク因子の数が3個未満と3個以上で全生存期間(OS)中央値は大きく異なっていた。成果は5月19日から23日にアトランタで開… 2012/05/23 癌
ゲムシタビンの膀胱内投与がハイリスクBCG難治性筋層非浸潤性膀胱癌の再発抑制に有効な可能性【AUA2012】 膀胱内へのゲムシタビン投与がハイリスクBCG難治性筋層非浸潤性膀胱癌(NMIBC)の再発抑制に有効である可能性が明らかとなった。少なくとも2コースのBCG投与を受けて再発したNMBICを対象に行われたフェーズ2試験の結果、示されたもの。成果は5月19日から23日にアトランタで開催されている米国泌尿… 2012/05/23 癌
男性型脱毛症は前立腺癌診断の予測因子の可能性、進行度に応じてリスクは高まる【AUA2012】 男性型脱毛症は前立腺癌診断の独立した予測因子である可能性が、前向きコホート研究の結果明らかとなった。5月19日から23日にアトランタで開催されている米国泌尿器科学会(AUA)で、カナダTronto大学のDavid Margel氏によって発表された。… 2012/05/23 癌
メディネット、多発性骨髄腫を対象にガンマ・デルタT細胞療法の有効性を検討する臨床試験を3施設と共同で開始 メディネットは、5月22日、多発性骨髄腫を対象にガンマ・デルタT細胞療法の有効性評価を行う臨床試験を、瀬田クリニックグループ、日本赤十字社医療センター、重点同大学医学部附属順天堂医院と共同で開始したと発表した。… 2012/05/23 癌
去勢抵抗性前立腺癌に対するアンドロゲン受容体シグナル伝達阻害薬MDV3100が米国で承認申請 アステラス製薬は、5月22日、米Medivation社と共同で開発を進めているMDV3100(一般名:enzalutamide)について、ドセタキセルによる化学療法施行歴のある去勢抵抗性前立腺癌の効能・効果で、Medivation社が米食品医薬品局(FDA)に販売許可申請を提出したと発表した。… 2012/05/23 癌
GnRHアンタゴニストdegarelixの前立腺癌に対する有効性と安全性が日常診療でも確認【AUA2012】 ゴナドトロピン放出ホルモン(Gonadotropin Releasing Hormone; GnRH)アンタゴニストであるdegarelixの前立腺癌に対する有効性と安全性が、日常診療でも確認された。ドイツの登録データの解析から示されたもので、5月19日から23日にアトランタで開催されている米国泌尿器科学会(AUA)でドイツIQ… 2012/05/22 癌
4種類のSNPの保有数を調べることで個人の適正PSA値が算出できる可能性、不要なバイオプシーが減少【AUA2012】 PSA(前立腺特異抗原)値上昇に関連する4種類の遺伝子多型(1塩基多型、SNP)の保有数を調べることで、個別化したPSA検査が行え、前立腺バイオプシーの数を減少させられる可能性が示された。成果は5月19日から23日にアトランタで開催されている米国泌尿器科学会(AUA)で、米Northwestern Univers… 2012/05/22 癌
40代男性でPSA値が1.0ng/mL未満の男性は毎年のスクリーニングを避けられる可能性【AUA2012】 前立腺特異抗原(PSA)値が1.0ng/mL未満の男性では、その後、10年から15年のうちに中等度または高リスクな前立腺癌が発生する可能性は低いことを示す結果が明らかとなった。5月19日から23日にアトランタで開催されている米国泌尿器科学会(AUA)で、米Mayo ClinicのChristopher Weight氏によって… 2012/05/22 癌
Blinatumomabのフェーズ2試験で再発/難治性の急性リンパ芽球性白血病(ALL)の高い完全寛解率が示される 初のBiTE(二重特異性T細胞誘引)抗体治療薬であるblinatumomabにより、再発/難治性のB前駆細胞型、急性リンパ芽球性白血病(ALL)成人患者の72%で完全寛解(CR)が認められた。このフェーズ2試験結果の詳細は、6月1~5日にシカゴで開催される第48回米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で発表され… 2012/05/21 癌
術前の血清中葉酸レベルが高いと前立腺癌の生化学的な再発リスクが低下する可能性【AUA2012】 血清中葉酸レベルが高いことは、前立腺癌の生化学的な再発(PSA値の上昇)リスクが低下することと関連がある可能性が明らかとなった。Shared Equal Access Regional Cancer Hospital(SEARCH)データベースから、根治的前立腺切除術を受けた後に生化学的に再発するリスクと血清中葉酸レベルとの関… 2012/05/21 癌
転移性去勢抵抗性前立腺癌へのドセタキセル再投与はファーストラインでPSAが大幅減少した患者で有効な可能性【AUA2012】 転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)でドセタキセルをファーストラインとして投与された患者のうち、ファーストラインで50%以上の前立腺特異抗原(PSA)値の減少が見られた患者は、ドセタキセルの再投与が有効である可能性が明らかとなった。レトロスペクティブな解析の結果、示されたもの。成果… 2012/05/21 癌
NSCLCの腫瘍サイズと術後補助化学療法の効果に正の相関が認められる可能性 リンパ節転移陰性の非小細胞肺癌(NSCLC)を手術で切除した患者を対象としたレトロスペクティブな検討から、腫瘍サイズと白金系抗癌剤ベースの術後補助化学療法による無病生存期間(DFS)の間に、正の相関が認められる可能性が示された。カナダPrincess Margaret HospitalのSinead Cuffe氏らが、… 2012/05/18 癌
2コース以上の治療継続と治療前CRP値は進行腎細胞癌に対するスニチニブ治療の予後予測因子 進行腎細胞癌に対するスニチニブ治療を受けた患者の予後を予測できる因子として、2コース以上の治療の継続および治療前CRP値が有効である可能性が示された。また、MSKCCリスク分類や転移部位数は全生存期間を予測する因子であることも明らかになった。… 2012/05/18 癌
ドセタキセル+プレドニゾロン併用療法でPSA値が50%以上減少した去勢抵抗性前立腺癌患者は生存期間が延長 日本では去勢抵抗性前立腺癌に対し2008年にドセタキセルが承認されたが、海外でドセタキセルは、副腎皮質ホルモンのプレドニゾンとの併用で承認されている。 2012/05/17 癌
進行腎細胞癌患者にセカンドラインとしてテムシロリムスを投与したフェーズ3は主要エンドポイント達成できず 米Pfizer社は、2012年5月15日、テムシロリムスを進行した腎細胞癌(RCC)患者にセカンドラインとして用いた無作為化フェーズ3 INTORSECT試験で、無増悪生存期間(PFS)に設定された主要エンドポイントを達成できなかったと発表した。ソラフェニブを投与された対照群との間に有意差は見られなかっ… 2012/05/17 癌
メディネット、九州大学にがん免疫細胞治療に関する共同研究部門を新設 メディネットは、5月15日、九州大学先端医療イノベーションセンターに「先進細胞治療学研究部門」を設置し、がん免疫細胞治療に関する共同研究を開始すると発表した。 2012/05/16 癌
膀胱全摘除術後のリンパ節転移陽性例で術後補助化学療法が有効な可能性 膀胱全摘除術後の5年生存率は50~60%にとどまっており、さらなる治療成績の向上が望まれている。しかし、膀胱全摘除術の予後予測因子についての検討は十分ではない。近年では、術後補助化学療法により予後が改善したとする報告があり、リンパ節転移陽性例への術後補助療法が考慮されるようになっ… 2012/05/15 癌
進行腎細胞癌に対するスニチニブ治療は治療前CRP値で効果を予測できる 進行腎細胞癌に対するスニチニブ治療において、治療前のCRP値が治療効果および無増悪生存期間を予測する因子となる可能性が明らかとなった。 2012/05/15 癌
レナリドミドのメンテナンス療法は多発性骨髄腫患者の生存を改善、3試験の最新結果 多発性骨髄腫に対し、レナリドミドのメンテナンス療法を検討した3つの多施設共同無作為化二重盲検フェーズ3試験の最新データが、New England Journal of Medicine誌5月10日号に掲載された。いずれの試験でもレナリドミドによって増悪リスクが低減され、無増悪生存が改善することが確認された。… 2012/05/14 癌
pixantroneが複数回再発または難治性非ホジキンB細胞リンパ腫対象に欧州で承認 米Cell Therapeutics社は5月10日、pixantroneが複数回再発または難治性非ホジキンB細胞リンパ腫を対象に単剤として欧州委員会から承認されたことを発表した。 2012/05/14 癌
大腸癌術後補助療法の第3相試験でセツキシマブの有用性は示されず ドイツMerck社は5月9日、術後補助療法としてのセツキシマブの有用性を検討した第3相のPETACC-8試験の中間解析において、主要評価項目である無病生存期間(DFS)の改善は得られなかったと発表した。 2012/05/14 癌
転移性腎癌の1次治療を決めるスニチニブとソラフェニブのクロスオーバー試験の中間報告、PFSは既存報告と同様 転移を有する腎細胞癌症例に対する1次治療として、ソラフェニブ、スニチニブのどちらを用いればより長い無増悪生存期間(PFS)が得られるかを同定するために実施されているクロスオーバーランダム化試験、CROSS-J-RCCの中間解析結果が明らかとなった。1次治療のPFS中央値はソラフェニブ先行群が… 2012/05/11 癌
胃癌対象tesetaxelの国際的な無作為化フェーズ3試験始まる 米Genta社は、2012年5月8日、半合成タキサン系経口薬tesetaxelに関する二重盲検のTESEGAST試験において、患者登録を開始したと発表した。 2012/05/11 癌
日本人でもaxitinibが治療歴のある進行性腎細胞癌のPFSをソラフェニブに比べて有意に延長 スニチニブやサイトカインなどによる治療歴がある日本人の進行性腎細胞患者でも、axitinibはソラフェニブに比べて、有意に無増悪生存期間(PFS)を延長できることが明らかとなった。日本も参加したフェーズ3試験AXISの、日本人患者のサブグループ解析の結果示されたもの。… 2012/05/10 癌
Brentuximab vedotin 、CD30陽性の皮膚T細胞リンパ腫を対象にフェーズ3試験開始 CD30陽性、再発性皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)を対象としたbrentuximab vedotin(商品名Adcetris)のフェーズ3試験が開始される。5月7日、製造元である米Millenium社と米Seattle Genetics社が発表した。試験ではCD30診断法の評価も同時に行われる。… 2012/05/09 癌
ASBrS MammoSite Registry Trialは早期乳癌患者に対する全乳房照射と小線源療法の転帰に差が無いことを示す 2012年5月2日から開催された米国乳腺外科学会(ASBrS)の年次総会で、米Robert Wood Johnson 大学病院のPeter Beitsch氏らは、ASBrS MammoSite Registry Trialの結果を報告した。得られたデータは、乳房温存手術を受けた早期の乳癌患者に加速部分乳房照射(APBI)と呼ばれる小線源療法を適用した… 2012/05/07 癌
FDAが結節性硬化症による腎血管筋脂肪腫に対しエベロリムスを承認 米国食品医薬品局(FDA)は4月26日、結節性硬化症 (TSC)に伴う腎臓の良性腫瘍である腎血管筋脂肪腫(renal angiomyolipoma)の治療薬として、エベロリムスを承認したと発表した。腎血管筋脂肪腫に対する治療薬としては初めての承認となる。… 2012/05/02 癌
骨転移発症のリスクが高い去勢抵抗性前立腺癌に対するデノスマブの生物学的適応追加申請は承認されず 米Amgen社は4月26日、骨転移発症のリスクが高い去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対するデノスマブ(製品名「XGEVA」)の生物学的製剤適応追加申請(sBLA)について、米食品医薬品局(FDA)から、現在の申請では承認できないとする審査完了報告通知(complete response letter)を受け取ったと発表し… 2012/05/02 癌
抗CD20抗体オファツムマブがCLLを対象に申請 グラクソ・スミスクラインは4月27日、抗CD20ヒトモノクローナル抗体製剤オファツムマブについて、慢性リンパ性白血病(CLL)を対象に承認申請を行ったと発表した。 2012/05/01 癌
白血病と骨髄性の悪性腫瘍に関連する遺伝的変異を高感度検出するプライマーセットが登場 スイスHoffmann-La Roche社は、2012年4月24日、ベンチトップ型の次世代シーケンサー「454 GS Junior」または「GS FLX」システム用いて、白血病と骨髄性の悪性腫瘍に関連する4つの重要な遺伝子上に存在する変異を検出するためのプライマーセットGS GType TET2/CBL/KRASとGS GType RUNX1の提供を開… 2012/05/01 癌