EPO製剤エポエチンベータ、癌化学療法に伴う貧血への効能追加は適切でないと薬事・食品衛生審議会薬事分科会 中外製薬は、9月30日、2009年に行っていた遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤エポエチンベータ(製品名「エポジン」)の、「治癒切除不能な固形がん患者におけるがん化学療法に伴う貧血」に対する効能・効果、用法・用量、剤型追加に関する承認申請について、薬事・食品衛生審議会薬事分科会の… 2011/09/30 癌
ペメトレキセド、欧州でNSCLCに対するcontinuation maintenanceとしての承認獲得が近づく 米Eli Lilly社は、2011年9月26日、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、非扁平上皮型の進行した非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するcontinuation maintenance(継続維持療法)に同社の葉酸代謝拮抗薬ペメトレキセド用いることについて好意的な意見をまとめ、EMAにその承認を推薦したこと… 2011/09/28 癌
ベバシズマブに手術不能・再発乳癌に対する効能・効果が追加 中外製薬は、9月26日、ベバシズマブの「手術不能又は再発乳癌」に対する効能・効果および用法・用量の追加に関する承認を取得したと発表した。 2011/09/26 癌
多発性骨髄腫に対するレナリドミドの再評価で欧州医薬品評価委員会が肯定的見解 セルジーンは、9月26日、欧州医薬品評価委員会がレナリドミドの再評価を行った結果、少なくとも1つ以上の治療歴を有する多発性骨髄腫に対するレナリドミド(デキサメタゾンとの併用)のベネフィットはリスクを上回るという結論に達し、同患者に対するレナリドミド治療に肯定的な見解を示したと発… 2011/09/26 癌
進行卵巣癌に対するファーストライン治療としてベバシズマブと標準療法の併用に欧州CHMPが肯定的見解 スイスRoche社は、9月23日、進行卵巣癌のファーストライン治療として、ベバシズマブと標準療法(カルボプラチン、パクリタキセル)の併用について、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が肯定的な見解を示したことを発表した。… 2011/09/24 癌
米国でdenosumabがホルモン療法を受ける乳癌と前立腺癌の患者の骨量減少予防に適応拡大 米Amgen社は、2011年9月19日、米食品医薬品局(FDA)がdenosumabに関する適応拡大申請2件を承認したと発表した。 2011/09/22 癌
多発性骨髄腫の個別化医療を進めるための大規模試験、CoMMpassに最初の患者を登録 Multiple Myeloma Research Foundation(MMRF)は9月20日、多発性骨髄腫の患者1000人以上を登録するランドマーク試験、CoMMpass(Clinical Outcomes in MM to Personal Assessment of Genetic Profile)試験に最初の患者が登録されたと発表した。… 2011/09/22 癌
ボルテゾミブに未治療の多発性骨髄腫に対する効能追加 ヤンセンファーマは、9月16日、ボルテゾミブについて、「未治療の多発性骨髄腫」に対する効能・効果用法・用量が追加され、これにより効能・効果を「多発性骨髄腫」に変更すると発表した。 2011/09/21 癌
米GE、乳癌診断の研究に資金提供するキャンペーン開始 米国GE社は、9月15日、乳癌の早期発見や個々の患者に適した治療の実現につながるアイデアに対して資金提供するキャンペーン「ヘルシーマジネーション・オープン・イノベーション・チャレンジ」を立ち上げたと発表した。… 2011/09/21 癌
「ZYBRESTAT」が甲状腺未分化癌患者に生存のベネフィットをもたらす可能性 米OXiGENE社は9月14日、甲状腺未分化癌患者のレトロスペクティブな比較解析のデータから、化学療法のみで治療した患者と比較して、fosbretabulin(コンブレタスタチンA-4ホスフェート;CA4P、商品名ZYBRESTAT)を投与した患者で1年の生存のベネフィットが得られることが示唆されたと発表した。… 2011/09/16 癌
進行子宮内膜癌対象AEZS-108フェーズ2は有効性と安全性示す カナダAeterna Zentaris社は、2011年9月14日、黄体形成ホルモン(LHRH)アナログにドキソルビシンを結合したAEZS-108を、LHRH受容体陽性の進行/再発した子宮内膜癌の患者に単剤適用したフェーズ2試験の最終結果が、イタリアで開催された第17回欧州婦人科腫瘍会議(ESGO)でポスター発表されたこと… 2011/09/16 癌
nab-paclitaxel 4週のうち3週150mg/m2投与法が進行乳癌のファーストラインとして有望【ASCO Breast 2011】 アルブミン結合パクリタキセルであるnab-paclitaxelを4週のうち3週150mg/m2投与する方法が、他のnab-paclitaxel投与法やドセタキセルと比べて転移を有する乳癌(MBC)に対するファーストラインとして優れていることが明らかとなった。無作為化フェーズ2試験の最終全生存期間(OS)を解析した結果… 2011/09/13 癌
エリブリンは内臓転移がある進行乳癌患者のOSを延長【ASCO Breast 2011】 エリブリンは内臓転移を有する進行乳癌患者に投与した場合でも、対照群に比べて有意に全生存期間(OS)を延長できることが明らかとなった。局所再発、転移を有する乳癌を対象として行われたフェーズ3試験であるEMBRACE試験のサブ解析の結果、示されたもの。成果は9月8日から10日にサンフランシス… 2011/09/13 癌
アロマターゼ阻害剤の投与を受けても進行した乳癌にエキセメスタンとentinostat併用が有効な可能性【ASCO Breast 2011】 非ステロイド型アロマターゼ阻害剤の投与を受けても病状が進行した局所再発または転移を有する閉経後エストロゲン受容体陽性乳癌患者に、ステロイド型アロマターゼ阻害剤であるエキセメスタンと選択的ヒストンデアセチラーゼ阻害剤entinostatを併用投与すると、エキセメスタンとプラセボを投与し… 2011/09/13 癌
大鵬薬品、皮膚T細胞性リンパ腫の適応症でボリノスタットを発売 大鵬薬品工業は、9月12日、皮膚T細胞性リンパ腫を適応症としてボリノスタット(製品名「ゾリンザカプセル100mg」)を9月14日に発売すると発表した。 2011/09/13 癌
既治療の転移を有する乳癌にNKTR-102が高い効果【ASCO Breast 2011】 トポイソメラーゼ阻害剤にポリマーを結合させたNKTR-102が、既治療の転移を有する乳癌(MBC)に高い効果を持つ可能性が明らかになった。タキサン系抗癌剤(T)の投与を受けても病状が進行したMBC患者を対象にしたオープンラベルフェーズ2試験の最終結果で示されたもの。成果は9月8日から10日にサ… 2011/09/12 癌
HER2陽性術後補助療法の中間解析でラパチニブ単剤はトラスツズマブ単剤よりも劣る可能性【ASCO Breast 2011】 HER2陽性乳癌患者の術後補助療法として、トラスツズマブを投与する群、ラパチニブを投与する群、トラスツズマブを投与した後にラパチニブを投与する群、トラスツズマブとラパチニブを併用投与する群を比較するALTTO試験の中間解析結果が報告された。独立したデータモニタリング委員会(IDMC)は、… 2011/09/12 癌
乳癌術後補助化学療法でタキサン系抗癌剤投与による末梢神経障害の発現とDFS、OSは関係なし【ASCO Breast 2011】 乳癌の術後補助化学療法としてのタキサン系抗癌剤の投与による末梢神経障害の発現と、無病生存期間(DFS)、全生存期間(OS)には関連がないことが明らかとなった。約5000人の患者を対象にした解析の結果示されたもの。成果は9月8日から10日にサンフランシスコで開催されたBreast Cancer Symposium… 2011/09/12 癌
IGF-1Rとインスリン受容体Aの両経路阻害抗体MEDI-573がフェーズ1で有望な結果【ASCO Breast 2011】 IGF-1/IGF-2リガンドを中和し、IGF-1Rとインスリン受容体A(IR-A)の両方の情報伝達経路を阻害するヒト抗体MEDI-573が、進行固形癌を対象にしたフェーズ1試験で有望な結果が得られたことが明らかとなった。副作用は強くなく、一定量以上で情報伝達を抑止できることが確認された。成果は9月8日から… 2011/09/12 癌
欧州でエベロリムスが結節性硬化症に伴う良性脳腫瘍の初の治療薬として承認 スイスNovartis社は9月8日、欧州委員会(EC)が、結節性硬化症(TSC)に伴う脳室上衣下巨大細胞性星状細胞腫(SEGA)で、手術の適応にはならないが介入が必要な3歳以上の患者の治療薬として、経口mTOR阻害剤エベロリムス(欧州での予定商品名:Votubia)を承認したと発表した。… 2011/09/12 癌
レスミノスタットのフェーズ2は再発性/難治性ホジキンリンパ腫に対する有効性示す 独4SC社は、2011年9月6日、再発性/難治性のホジキンリンパ腫患者を対象とする経口ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬レスミノスタット(開発名4SC-201)のフェーズ2試験SAPHIREで主要エンドポイントを達成したと発表した。得られた結果は、単剤投与での抗がん効果と安全性、忍容性を示した。… 2011/09/09 癌
日本人HER2陽性乳癌へのラパチニブ投与では皮疹、爪周囲炎を発現した患者で高い効果の可能性【ASCO Breast 2011】 日本人のHER2陽性乳癌患者にラパチニブとカペシタビンを投与して、皮疹、爪周囲炎が副作用として発現した患者では、両剤の効果が高い可能性が明らかになった。1施設のデータで数も少なく、レトロスペクティブな解析だが、興味深い結果となった。成果は9月8日から10日に米国サンフランシスコで開催… 2011/09/09 癌
40歳未満の早期乳癌患者では乳房温存術と乳腺切除術で長期生存期間に差はなし【ASCO Breast 2011】 40歳未満の早期乳癌患者で、乳房温存術と乳腺切除術を行った患者の間には生存期間の差がないことが明らかとなった。米国国立がん研究所(NCI)の癌患者データベースSEERの解析の結果示されたもの。成果は9月8日から10日に米国サンフランシスコで開催されているBreast Cancer Symposiumで米Texas大… 2011/09/09 癌
TRAIL-R1アゴニスト抗体Mapatumumabとソラフェニブの併用が進行肝細胞癌に有用な可能性【ILCA2011】 TRAIL-R1アゴニストヒトモノクローナル抗体であるMapatumumabとソラフェニブの併用が、進行肝細胞癌に有用である可能性が明らかとなった。進行肝癌、慢性ウイルス性肝炎患者を対象にしたフェーズ1試験で忍容性が確認され、一部で抗腫瘍効果が確認されたもの。… 2011/09/06 癌
Child-Pughスコア7の進行肝細胞癌へのソラフェニブ投与は腹水があると予後が悪い可能性【ILCA2011】 進行肝細胞癌にソラフェニブを投与する際に、Child-Pugh Bでスコアが7の患者では腹水がある場合がない場合よりも予後が悪い可能性が明らかとなった。肝機能が悪いほどソラフェニブの効果が低減することはすでに示されているが、スコア7の患者で腹水のある患者はよりソラフェニブの投与を避けた方が… 2011/09/06 癌
進行性膵内分泌腫瘍に対するエベロリムスが欧州で承認 スイスNovartis社は、9月5日、欧州で、進行性膵内分泌腫瘍(pNET)に対してmTOR阻害薬であるエベロリムスが承認を取得したと発表した。 2011/09/06 癌
ソラフェニブとTACEの組み合わせが肝細胞癌で高い効果【ILCA2011】 肝細胞癌(HCC)に対してソラフェニブと肝動脈化学塞栓療法(TACE)を組み合わせると高い奏効率が得られることが、アジアで行われた臨床試験であるSTART試験の3回目の中間解析の結果、明らかとなった。成果は9月2日から4日に香港で開催されたInternational Liver Cancer Association年会(ILCA2011… 2011/09/05 癌
Child-Pugh分類Aの進行肝細胞癌にE7080が有効な可能性【ILCA2011】 マルチキナーゼ阻害剤のE7080が、Child-Pugh分類Aの進行肝細胞癌(HCC)を対象にしたフェーズ1試験で有望な結果が得られたことが明らかとなった。Child-Pugh分類A、Bの進行HCCを対象に行われているフェーズ1/2試験の一部が公になったもの。最大耐量(MTD)が決まり、一部で抗腫瘍効果が認められた… 2011/09/05 癌
HBV陽性・アジア人が中心の試験で、進行肝細胞癌にソラフェニブとエベロリムスの併用は難しい可能性【ILCA2011】 全身状態の良いHBV陽性、アジア人が多い進行肝細胞癌(HCC)患者の一次療法として、ソラフェニブとエベロリムスの併用は難しい可能性が明らかとなった。国際フェーズ1試験の結果示されたもの。成果は9月2日から4日に香港で開催されたInternational Liver Cancer Association年会(ILCA2011)で、… 2011/09/05 癌
EGFR活性化変異陽性非小細胞肺癌へのファーストライン治療としてエルロチニブが欧州で承認 スイスRoche社は、9月1日、上皮成長因子受容体(EGFR)の活性化変異がある進行非小細胞肺癌へのファーストライン治療としてエルロチニブが欧州で承認されたと発表した。 2011/09/03 癌
非小細胞肺癌対象にMetMAbの国内試験が開始 中外製薬は9月2日、スイスHoffmann-La Roche社から導入したヒト化抗Met抗体MetMAbの国内フェーズ1試験を開始したと発表した。 2011/09/02 癌
血清中IGF-1濃度が高くVEGF濃度が低いHCC患者は予後が良い可能性【ILCA2011】 ベースラインの血清中のIGF-1濃度が高く、VEGF濃度が低いと肝細胞癌(HCC)患者の予後が良い可能性が明らかとなった。さらにIGF-1は肝機能保全を測定する新しい指標となりうることも示された。米国M D Anderson Cancer Centerで2001年から2008年の間に集められた新規HCC患者のうち評価可能だった2… 2011/09/02 癌
MRIで進行した直腸癌患者の転帰が予測できる可能性 進行した直腸癌患者において、MRIで術前補助療法の有効性を評価することにより、全生存率(OS)や無再発生存率(DFS)などの転帰が予測できる可能性が示された。この知見は、英Royal Marsden Hospital NHS TrustのGina Brown氏らが行った前向きの多施設共同試験(MERCURY試験)のサブグループ解析… 2011/09/01 癌