afatinibを乳癌患者に投与する新たなフェーズ2試験が開始 独Boehringer Ingelheim社は、2011年8月29日、乳癌対象にafatinibの臨床試験を新たに開始したことを明らかにした。 2011/08/31 癌
抗エストロゲン剤フルベストラントが部会を通過 薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会が8月25日に開催され、フルベストラントの閉経後乳癌を対象にした承認が了承された。薬事分科会を経て承認されることになる。 2011/08/29 癌
初発多発性骨髄腫にVMP療法が近く実施可能に 初発多発性骨髄腫にボルテゾミブ、メルファラン、プレドニゾロンの併用療法(VMP療法)が、早ければ来月中にも行えるようになることが明らかとなった。 2011/08/29 癌
ALK阻害剤crizotinibが進行NSCLC対象に米国で承認 米国食品医薬品局(FDA)は8月26日、ALK遺伝子に異常を有する局所進行または転移を有する非小細胞肺癌(NSCLC)を対象に経口ALK阻害剤crizotinibの販売承認を行ったと発表した。また同時にALK遺伝子異常を判別するコンパニオン診断薬Vysis ALK Break Apart FISH Probe Kitの承認を行った。… 2011/08/29 癌
bavituximabとドセタキセルを併用するフェーズ2試験で進行乳癌患者の生存期間が延長 米Peregrine Pharmaceuticals社は8月24日、局所進行性・転移性の乳癌患者を対象としてbavituximabとドセタキセルの併用を評価する、単群、多施設共同のフェーズ2試験において、全生存期間(OS)の中央値が20.7カ月となったことを発表した。過去に発表された別の試験では、ドセタキセル単剤で治療… 2011/08/26 癌
ベバシズマブが乳癌対象に部会を通過 薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会が8月25日に開催され、ベバシズマブの手術不能または再発乳癌に対する適応拡大が了承された。パクリタキセルの併用で投与される。薬事分科会では報告事項となるため、事実上適応拡大が決まったことになる。… 2011/08/26 癌
進行非小細胞肺癌患者の食欲不振/悪液質を対象にanamorelinのフェーズ3試験が海外で開始 スイスHelsinn Healthcare社は8月23日、米国子会社が経口投与可能なグレリン受容体作動薬であるanamorelinの進行非小細胞肺癌患者の食欲不振/悪液質を対象にしたフェーズ3試験を開始したと発表した。日本では小野薬品工業がフェーズ2試験を実施している。… 2011/08/25 癌
エトポシドの癌化学療法後に増悪した卵巣癌への適応拡大、シスプラチンの胆道癌への適応拡大が公知申請 ブリストルマイヤーズは、8月23日、エトポシドの癌化学療法後に増悪した卵巣癌への適応拡大、シスプラチンの胆道癌への適応拡大の公知申請を22日に行ったと発表した。 2011/08/25 癌
去勢抵抗性前立腺癌の治療にAlpharadinがファストトラック指定 独Bayer HealthCare社は、8月23日、骨転移を有する去勢抵抗性あるいはホルモン抵抗性前立腺癌の治療薬として開発中の「Alpharadin」(塩化ラジウム223)が、米食品医薬品局(FDA)から優先承認審査(ファストトラック)の対象として認められたと発表した。… 2011/08/24 癌
リンパ腫対象にbrentuximab-vedotinをFDAが迅速承認 米Seattle Genetics社は2011年8月19日、同社がホジキンリンパ腫と未分化大細胞リンパ腫を適応として申請したbrentuximab-vedotin(開発コード:SGN-35、商品名「ADCETRIS」)を米食品医薬品局(FDA)が迅速承認したと発表した。同社は1週間程度でこの製品の販売を開始する見込みだ。… 2011/08/24 癌
再発非ホジキンB細胞リンパ腫対象のTRU-016、リツキシマブ、ベンダムスチン併用フェーズ1b/2試験が開始 米Emergent BioSolutions社は8月17日、再発indolent(低悪性度)非ホジキンB細胞リンパ腫患者を対象に、CD37標的薬剤TRU-016をリツキシマブ、ベンダムスチンと併用するフェーズ1b/2試験 (16011) を開始すると発表した。 2011/08/22 癌
mTOR阻害剤ridaforolimusの軟部組織、骨肉腫に対する申請が欧州で受理 米Merck社と米ARIAD Pharmaceuticals社は8月18日、経口mTOR阻害剤ridaforolimusについて、欧州医薬品庁(EMA)が申請を受理したと発表した。適応症は、化学療法が有効であることが示された、転移を有する軟部組織肉腫、骨肉腫患者。Merck社は最近、米国でも同様に申請を行っており、60日以内に受… 2011/08/22 癌
進行非小細胞肺癌に対するcrizotinibと慢性骨髄性白血病に対するbosutinibの承認申請を欧州医薬品庁が受理 米Pfizer社は8月17日、ALK陽性の進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対する経口ALK阻害剤crizotinib、ならびにフィラデルフィア染色体陽性慢性骨髄性白血病(CML)の慢性期の成人患者に対する経口Src、Abl阻害剤bosutinibの承認申請を、欧州医薬品庁(EMA)が受理したと発表した。… 2011/08/19 癌
BRAFにV600変異を持つメラノーマに対するvemurafenibが米国で承認獲得 スイスRoche社は、2011年8月17日、米食品医薬品局(FDA)がvemurafenib(商品名Zelboraf)を、BRAFにV600E変異が認められる切除不能または転移性のメラノーマの治療に用いることを許可したと発表した。この治療によって利益が得られる患者を同定するために同社が開発した、BRAFのV600E変異の有無… 2011/08/19 癌
メラノーマ治療薬vemurafenibを中外製薬が導入契約 中外製薬は2011年8月15日、スイスRoche社とBRAF阻害薬のベムラフェニブ(vemurafenib)に関するライセンス契約を結んだと発表した。vemurafenibはRoche社により欧州と米国で、BRAFにV600変異を有する転移性メラノーマ患者を対象として承認申請されている。… 2011/08/17 癌
抗悪性腫瘍剤投与および放射線照射に伴う悪心・嘔吐に対する制吐剤グラニセトロンの効能・効果追加について公知申請 中外製薬は、8月10日、5-HT3受容体拮抗型制吐剤グラニセトロン(製品名:「カイトリル錠」「カイトリル注」)について、「抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与及び放射線照射に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)」に関する効能・効果追加の公知申請を行ったと発表した。… 2011/08/10 癌
進行肝細胞癌に対するS-1+ソラフェニブは有望な可能性、フェーズ1試験の結果から【肝癌研究会2011】 進行肝細胞癌に対してS-1+ソラフェニブ併用療法は安全に施行でき、有効な可能性が示された。フェーズ1用量設定試験の結果で、近くフェーズ2臨床試験を開始する予定だ。7月22日から静岡市で開催された第47回日本肝癌研究会で、千葉大学腫瘍内科学の大岡美彦氏が発表した。… 2011/08/10 癌
c-MET阻害薬であるARQ197の非小細胞肺癌に対するアジア第3相国際共同治験開始 協和発酵キリンは、8月9日、進行又は転移性の非小細胞肺癌を対象として、ARQ197とエルロチニブ併用療法についてのアジア第3相国際共同治験を開始したと発表した。 2011/08/10 癌
骨髄線維症対象ruxolitinibの新薬申請をFDAが受理 米Incyte社は、2011年8月3日、米食品医薬品局(FDA)が、骨髄線維症を適応とするルクソリチニブ(ruxolitinib)の新薬申請(NDA)を受理し、優先審査の適用も決めたことを明らかにした。FDAの判断は2011年12月3日までに下される予定だ。… 2011/08/05 癌
低酸素活性型プロドラッグで不可逆的マルチキナーゼ阻害剤PR610の権利をヤクルトが獲得、まず肺癌目指す ヤクルト本社は、8月3日、米Proacta社から新たに低酸素活性型プロドラッグで不可逆的マルチキナーゼ阻害剤PR610の日本における研究、開発、商業化の権利を獲得したことを発表した。臨床試験の開始時期は未定だが、可逆的なチロシンキナーゼ阻害剤であるエルロチニブやゲフィチニブ耐性の非小細胞… 2011/08/05 癌
肝細胞癌に対するRFA治療例、AFP-L3分画高値および治療後のAFP値上昇例は再発高リスク【肝癌研究会2011】 肝細胞癌に対してラジオ波焼灼術(RFA)を施行した症例において、αフェトプロテイン(AFP)値の治療後の上昇および治療前AFP-L3分画10%以上の場合、累積再発率が高値であることが明らかとなった。7月28日から静岡市で開催された第47回日本肝癌研究会で、武蔵野赤十字病院消化器科の玉城信治氏が… 2011/08/03 癌
非B型非C型肝細胞癌の半数はアルコール性、23%は生活習慣病に関連する発癌【肝癌研究会2011】 非B型非C型肝細胞癌の半数がアルコール性肝障害からの発癌で、23%は非アルコール性脂肪肝(NAFLD)および糖・脂質代謝異常を有していることが、国立病院機構肝ネットワークを対象とした調査から明らかになった。7月28日から静岡市で開催された第47回日本肝癌研究会で、国立病院機構長崎医療セン… 2011/08/02 癌
肝細胞癌に対するソラフェニブ投与では初期の中止脱落を防ぐことが重要【肝癌研究会2011】 肝細胞癌に対するソラフェニブ投与の際には、初期の投与中止脱落を防ぐことが重要で、また1日800mg投与がより有効となる可能性が示された。7月28日から静岡市で開催された第47回日本肝癌研究会で、東京女子医科大学消化器外科の片桐聡氏が発表した。… 2011/08/01 癌