ハイリスクSNPが実際の乳癌発症率に関与することを確認 乳癌の発症に関連性があると考えられている複数のSNP(一塩基多型)を、約2万人の女性を対象に解析した結果、SNPの種類によって乳癌のタイプが異なること、ハイリスクとされるSNPを多く持っている人ほど実際の乳癌発症率も高いことが明らかになった。英University of Oxford のGillian K. Reeves… 2010/07/30 癌
c-Met阻害剤ARQ197の胃癌対象フェーズ2が日本でスタート 協和発酵キリンが、進行および再発胃癌を対象に新規抗癌剤ARQ197のフェーズ2試験を7月から日本で開始したことが明らかになった。同社が7月28日に発表した2010年度第2四半期決算の中で明らかにしたもの。セカンドライン以降の薬剤として評価する方針だ。… 2010/07/29 癌
再発性または難治性の多発性骨髄腫にcarfilzomibは有望 米Onyx Pharmaceuticals社は7月26日、carfilzomibのフェーズ2b試験(003-A1試験)の最重要結果を発表した。発表によると、多発性骨髄腫で5種(中央値)のレジメンによる前治療を受け、最終治療に難治性であった患者において、carfilzomibによる単剤療法で部分奏効以上を達成した全奏効率は24%、… 2010/07/28 癌
再発多発性骨髄腫を対象にCarfilzomibとレナリドミド、低用量デキサメタゾン併用のフェーズ3試験が開始 米Onyx Pharmaceuticals社は7月21日、再発多発性骨髄腫を対象として、不可逆的プロテアソーム阻害剤であるCarfilzomibとレナリドミド、低用量デキサメタゾンによる3剤併用のフェーズ3試験(ASPIRE試験)の患者登録を開始したと発表した。… 2010/07/26 癌
poorリスク腎細胞癌のファーストライン薬であるテムシロリムスが承認 ファイザーは、2010年7月23日、腎細胞癌治療薬テムシロリムス(商品名:トーリセル)の承認を獲得した。早ければ9月中にも発売される見通しだ。対象疾患は根治切除不能または転移性の腎細胞癌。 2010/07/23 癌
効果高く患者負担少ない乳癌治療薬アブラキサンが承認 大鵬薬品工業は、2010年7月23日、乳癌を対象に抗癌剤「アブラキサン」(一般名:パクリタキセル注射液〔アルブミン懸濁型〕)の製造販売承認を獲得したと発表した。早ければ9月中にも発売される見通しだ。アブラキサンは胃癌(フェーズ2試験)、非小細胞肺癌(フェーズ3試験)を対象にした開発も… 2010/07/23 癌
進行乳癌に対する第1選択としてのベバシズマブ+パクリタキセル併用が米国で承認取り消しの危機 HER-2陰性乳癌に対する第1選択としてベバシズマブとパクリタキセルを併用する適応の承認を取り消すべきか――。これを議論していた米食品医薬品局(FDA)癌治療薬諮問委員会(ODAC)で投票が行われ、12対1で取り消しに賛成多数となったことを、米Genentech社が2010年7月20日に発表した。… 2010/07/23 癌
FDAがdenosumabのBLA申請受理、優先審査を適用 米Amgen社は2010年7月16日、米食品医薬品局(FDA)が、同社の完全ヒト・モノクローナル抗体製剤denosumabに関する生物製剤承認申請(BLA)を受理するとともに優先審査の適用を決めたと発表した。 2010/07/22 癌
セルジーン、再発または難治性の多発性骨髄腫の治療薬「レブラミドカプセル5mg」を発売 セルジーンは7月20日、再発または難治性の多発性骨髄腫(MM;Multiple Myeloma)の治療薬である「レブラミドカプセル5mg」(一般名:レナリドミド水和物)を発売した。「ボルテゾミブ」「サリドマイド」に次ぐ新規薬剤となる。これら一連の新規薬剤の登場で、平均2、3年の余命と考えられていたMM… 2010/07/21 癌
ASCOが6年ぶりに乳癌ホルモン療法のガイドラインを改訂 米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、ホルモン受容体陽性乳癌の女性患者に対するアジュバントのホルモン療法についてガイドラインを改訂し、7月12日に「Journal of Clinical Oncology(JCO)」電子版で発表した。 2010/07/14 癌
褐色細胞腫の患者会が疾患管理手帳を自ら作成 褐色細胞腫の患者会である「褐色細胞腫を考える会」が、同疾患の患者が携帯する疾患管理手帳の作成を進めている。画像所見や血液・尿検査所見の記録のほか、褐色細胞腫の基礎知識や治療法についての解説も記載する予定だ。… 2010/07/14 癌
ダサチニブが新規診断CMLに米国で適応拡大申請、優先審査に 米Bristol-Myers Squibb社と大塚製薬は、7月9日、ダサチニブの新規に診断された慢性期の成人慢性骨髄性白血病(CML)への適応拡大申請が、米国食品医薬品局(FDA)によって受理されたと発表した。また、FDAはダサチニブの適応拡大申請を優先審査の対象に指定した。この結果、FDAは10月28日までに… 2010/07/13 癌
Roche社が米国で乳癌対象にトラスツズマブ-DM1の承認を申請 スイスHoffmann-La Roche社は、2010年7月7日、米国で、HER-2を標的とする薬剤や化学療法剤の投与歴を有する進行したHER-2陽性乳癌患者を対象に、トラスツズマブ-DM1(T-DM1)の生物製剤承認申請を提出したと発表した。… 2010/07/12 癌
非侵襲的肝硬度測定で慢性肝炎の発癌リスクを評価できる可能性【肝癌研究会2010】 非侵襲的に肝臓の硬化度を測定することで、慢性肝疾患の発癌リスクを評価できる可能性が示された。山梨大病院消化器内科の辰巳明久氏らの研究結果で、7月7日から大阪市で開催されている第46回日本肝癌研究会で発表した。… 2010/07/09 癌
大原薬品が白血病治療薬の開発・販売権をEUSA社から取得 大原薬品工業は7月6日、EUSA Pharma社(本社:英国および米国)から白血病治療薬「エルウィナーゼ」(一般名:L-アスパラギナーゼ)の日本における開発・販売権を取得したと発表した。 2010/07/08 癌
万有が骨・軟部腫瘍治療薬のII相試験被験者を公募 万有製薬は7月5日、転移を有する骨・軟部腫瘍の維持療法を目的とした治療薬MK-8669(Ridaforolimus)の第II相国内臨床試験の被験者公募を実施する地域に、これまでの大阪府、三重県に加え、北海道、東京都、千葉県、愛知県、石川県を追加したと発表した。… 2010/07/08 癌
ソラフェニブの腎癌対象とした特定使用成績調査の中間報告発表 進行性腎細胞癌に対するソラフェニブ使用例で、手足症候群や高血圧は投与後1カ月以内に多く出現するものの、下痢や脱毛は長期的に出現する。さらに、報告数は少ないものの、国内第2相臨床治験では出現しなかった消化管出血が見られた──。これは、根治切除不能、または転移性の腎細胞癌患者に対… 2010/07/05 癌
万有製薬がHDAC阻害剤「ボリノスタット」を皮膚T細胞性リンパ腫対象に承認申請 万有製薬は6月30日、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬「ボリノスタット」(開発コード:MK-0683)を皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)の治療薬として製造販売承認申請を行ったと発表した。 2010/07/01 癌
ホルモン療法を受ける乳癌患者、指示通り治療を終える女性は半数に満たない 米Columbia大学のDawn L. Hershman氏らは、ホルモン療法を開始した乳癌患者が治療を完了することはかなり難しいことを明らかにした。指示通り服薬を継続、完了できる女性は全体の49%で、治療中止リスクが最も高いのは40歳未満の患者だった。詳細は、Journal of Clinical Oncology誌電子版に2010… 2010/07/01 癌