経口の前立腺癌治療薬「GTx-758」のフェーズ1試験が米国で開始 米GTx社は2月23日、進行性前立腺癌治療薬として、性腺刺激ホルモン(LH)阻害剤「GTx-758」のフェーズ1臨床試験を開始したと発表した。GTx-758は経口剤で、内分泌療法で起こりやすい骨量減少やほてりなどの副作用がないと期待されている。… 2009/02/25 癌
PSA検査は何歳で中止するべきか 広く行われている前立腺特異抗原(PSA)検査が前立腺癌の死亡率を低下させていることに疑いの余地はないが、検査で得られる利益が検査費用やリスクを下回るのは、どのくらいの年齢からだろうか。 2009/02/24 癌
NKTR-105フェーズ1臨床試験で難治性固形腫瘍癌患者への投薬がスタート (2/26修正) 米Nektar Therapeutics社はこのほど、NKTR-105のフェーズ1増量試験で、患者に対する初めての投与を開始したと発表した。 2009/02/23 癌
進行胃癌対象ベバシズマブの国際共同治験の患者登録が終了 わが国が中心になって行われた、切除不能進行胃癌に対するベバシズマブの国際共同治験AVAGASTの患者登録が、2008年11月に終了したことが明らかとなった。 2009/02/23 癌
リンパ節におけるGUCY2Cの発現は大腸癌の予後不良を予測する 組織学的に局所リンパ節転移陰性と判定された大腸癌患者でも、25%は大腸癌が再発する。米Thomas Jefferson大学のScott A. Waldman氏らは、リンパ節におけるグアニル酸シクラーゼ2C(GUCY2C)の発現を調べれば、再発リスクの高い患者をより高度に選別できる可能性を示した。詳細は、JAMA誌2009年2… 2009/02/20 癌
悪性脳腫瘍の進行を遅らせ生存期間を改善するDCVax-Brainの最新長期データを発表 米Northwest Biotherapeutics(NWBT)社は2月17日、多形性グリア芽細胞腫(GBM)患者を対象とした「DCVax-Brain」について、2008年後半の詳細な長期フォローアップデータを発表した。このデータは第1相試験および第1/2相試験のもので、2008年6月15日~2009年1月1日に標準治療にDCVax-Brainを加え… 2009/02/20 癌
大腸癌治療薬の効果に関連するKRAS遺伝子変異検査キットが来月発売 ロシュ・ダイアグノスティックスは、KRAS遺伝子の変異を検出するキットを研究用として3月中に発売することをこのほど明らかにした。また、EGFRの変異を検出するキットも研究用として6月から7月頃に発売するという。両製品とも年内には体外診断薬としての申請を行う計画だ。… 2009/02/19 癌
エリアレビュー・上部消化器癌【ASCO GI2009】──三沢市立三沢病院長・坂田優氏 分子標的薬は良質のSDを得ることが重要 消化器癌の関連学会では米国臨床腫瘍学会(ASCO)年会と並んで高く評価されるGastrointestinal Cancers Symposium(ASCO GI)。今年は1月15~17日にサンフランシスコで開催された。発表された上部消化管領域の注目演題を、三沢市立三沢病院院長の坂田優氏にレビューしてもらった。… 2009/02/18 癌
アジア人女性の乳がんの18%は第6染色体上のSNPが関与 中国人女性を対象にしたゲノム解析で、第6染色体上の1つの一塩基多型(SNP)が乳がんの発症に強く関連していることが、米Vanderbilt-Ingram Cancer Centerの研究グループによって明らかになった。この成果はNature Genetics電子版(2月15日)に発表された。これまでにも乳がんに関与するSNPの研究は… 2009/02/18 癌
DMCがAMG706フェーズ3臨床試験への非扁平上皮NSCLC患者登録再開を推奨 武田薬品工業と子会社のMillennium Pharmaceuticals社および米国のAmgen社は2月11日、昨年11月から一時的に中断していた非小細胞肺癌(NSCLC)を対象としたAMG706(一般名:Motesanib)のフェーズ3臨床試験(MONET1 trial)において、独立データモニタリング委員会(DMC)から非扁平上皮癌の新規患… 2009/02/17 癌
ゾレドロン酸が閉経前の女性乳癌再発リスクを低減するとの研究が学術誌に掲載 ノバルティス ファーマは2月13日、骨転移による骨関連事象の予防薬のゾレドロン酸(商品名;ゾメタ)を閉経前の早期乳癌患者の術後ホルモン療法に追加することで、ホルモン療法単独の場合と比較して、乳癌再発または乳癌による死亡のリスクを36%減少させたという研究成果が、New England Journal … 2009/02/17 癌
Genentech社とNCIがヘッジホッグ阻害剤GDC-0449の共同研究を計画 米Curis社は2月9日、提携先の米Genentech社と米国立がん研究所(NCI) 癌治療診断部門(DCTD)が、低分子ヘッジホッグ阻害剤「GDC-0449」に関する共同研究(CRADA)契約を進めていると発表した。 2009/02/16 癌
妊娠中と産後1年間の乳癌でも早期の診断と治療開始が大切 妊娠中に乳癌と診断された女性の予後は、妊婦でない同年齢の乳癌患者に比べ、不良だとされてきたが、新たな後ろ向き分析の結果、再発/転移率や生存率には差がないことが明らかになった。半面、妊娠女性の乳癌の診断、治療は遅れる傾向があり、改善が必要という。米Texas大学M. D. Anderson癌セン… 2009/02/14 癌
固型がんに対するENMD-2076の可能性が第1相試験でも示される 米EntreMed社は2月9日、オーロラA/血管新生キナーゼ阻害剤ENMD-2076に関するプログラムの最近の進展について、前臨床試験のデータだけでなく難治性の固形腫瘍の患者における第1相試験の結果でも、ENMD-2076が有意な可能性を示したと発表した。同社はまた、ENMD-2076が多発性骨髄腫の治療薬として… 2009/02/14 癌
エリアレビュー・大腸癌【ASCO GI2009】──筑波大消化器内科教授・兵頭一之介氏 抗EGFR抗体製剤の皮膚毒性を減らす事前スキンケア 消化器系癌の主要な国際学会の一つである2009 Gastrointestinal Cancers Symposium(ASCO GI)が、1月15日から17日にかけて米国・サンフランシスコで開催された。数多くの発表の中から、大腸癌分野での注目演題について、学会に参加した兵頭一之介氏に解説をお願いした。… 2009/02/13 癌
肺癌白金系抗癌剤によるしゃっくりに氷水摂取が有効な可能性 肺癌の白金系抗癌剤の副作用の1つである吃逆(しゃっくり)に、氷水を飲むことが有効である可能性が明らかになった。効果持続時間などが明確になっていないなどの課題はあるものの、患者が自ら容易に対処できる方法になることも期待できる。成果は、2月7日から8日に沖縄県宜野湾市で開催された第2… 2009/02/12 癌
5年以上のホルモン補充療法が乳癌発症リスクを高める可能性 ホルモン補充療法(HRT)と乳癌発症リスクとの関連性を示唆する研究結果が示された。研究は、WHI(Women's Health Initiative)試験結果を解析したもの。詳細はNew England Journal of Medicine誌2009年2月5日号に掲載された。… 2009/02/12 癌
他の薬剤や食品との相互作用が抗癌剤の効果に影響する 抗癌剤同士、抗癌剤と他の薬剤や、食品、サプリメントの間では相互作用を起こす場合があり、抗癌剤の効果が高まりすぎて重篤な副作用を引き起こしたり、効果が低く抑えられてしまう可能性が指摘された。… 2009/02/12 癌
重粒子線治療の皮膚有害にアズレン軟膏の予防的塗布が有用な可能性 重粒子線治療に伴う急性皮膚有害反応の軽減、有害反応からの回復の促進にジメチルイソプロピルアズレン軟膏(アズレン軟膏)の予防的塗布が有用である可能性が示唆された。 2009/02/12 癌
抗CD20ヒト抗体オファツズマブが欧州でCLL対象に申請 英国GlaxoSmithKline社とデンマークGenmab社は2月5日、抗CD20ヒトモノクローナル抗体製剤オファツズマブ(商品名:Arzerra)を、慢性リンパ性白血病(CLL)の治療薬として、欧州医薬品庁に申請したと発表した。 2009/02/09 癌
看護大学では臨床試験に関する講義が少ない現状が明らかに 看護大学/大学院で、臨床試験に関する教育は、関連した講義が単発的に行われている程度で、講義数は非常に少ないことが明らかになった。臨床研究を支援するクリニカル・リサーチ・コーディネーターの存在が重要になっているが、看護師への教育体制は不十分であることが示された。… 2009/02/09 癌
エルロチニブとベバシズマブを併用する維持療法は進行肺癌患者の無増悪生存期間を延長 米Genentech社は2月2日、フェーズ3試験「ATLAS」で、主要エンドポイントに設定した無増悪生存期間の延長が示されたと発表した。この試験は、進行した非小細胞肺癌(NSCLC)の患者に、維持療法の第一選択薬として、エルロチニブ(商品名:タルセバ)とベバシズマブ(商品名:アバスチン)を用いた… 2009/02/09 癌
スニチニブを英国NICEが腎細胞癌のファーストライン治療薬として推奨 米Pfizer社は2月3日、英国NICE(国立医療技術評価機構)が、転移性腎細胞癌のファーストライン治療薬として、経口マルチキナーゼ阻害剤スニチニブの使用を推奨する最終審査報告書(FAD)を出したと発表した。… 2009/02/09 癌
抗IGF-1R抗体が固型癌対象に国内臨床入り 中外製薬は、スイスHoffmann-La Roche社から導入したヒト抗IGF-1R(インスリン様成長因子-1受容体)抗体R1507のフェーズ1試験を国内で固型癌を対象に1月に開始した。R1507は海外ではRpche社が現在、ユーイング肉腫を対象にフェーズ2試験を行っている。2月4日に開催された同社の決算説明会で公表さ… 2009/02/06 癌
オファツムマブを難治性の慢性リンパ性白血病の治療薬としてFDAに申請 英GlaxoSmithKline(GSK)社とデンマークGenmab社はこのほど、既存の治療に難治性の慢性リンパ性白血病(CLL)患者の治療薬として、オファツムマブ(海外での商標;Arzerra)を米食品医薬品局(FDA)に生物製剤認可申請(Biologics License Application:BLA)を行ったと発表した。認可されれば、… 2009/02/05 癌
セツキシマブなどの使用前のKRAS変異遺伝子検査が先進医療に セツキシマブなどの抗上皮成長因子受容体(EGFR)抗体医薬の投与前におけるKRAS遺伝子変異の検査が、先進医療として適切であることが、2月3日に行われた厚生労働省の先進医療専門家会議で認められた。3月1日付けで施設基準が告示され、その基準に適合することを各病院が申請し認められると、その… 2009/02/05 癌
ドキシルの卵巣癌への適応拡大が部会通過 薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は、1月29日に開催した部会でドキソルビシンをリポソームで包んだ抗癌剤である「ドキシル」の化学療法後に増悪した卵巣癌への適応拡大を了承した。 2009/02/04 癌
進行性膵癌に対するaxitinibのフェーズ3臨床試験が中止 米Pfizer社は1月30日、経口血管新生阻害剤axitinibのフェーズ3臨床試験の中止を発表した。進行性膵癌患者を対象に、axitinibとゲムシタビンの併用療法とゲムシタビンの単独療法を比較した試験で、中間解析の結果、データ安全性モニタリング委員会(DSMB)が、主要評価項目である生存に改善が見られ… 2009/02/04 癌
塩野義が早ければ年内にも癌ワクチンの臨床試験を開始 塩野義製薬は2月2日、オンコセラピー・サイエンスと、癌ペプチドワクチンに関するライセンス契約を締結したと発表した。塩野義製薬は、早ければ2009年内にも臨床試験を開始したいとしている。 2009/02/03 癌
喉頭癌に対する放射線と抗癌剤の交互投与治療で改善認められず 喉頭癌を対象としたフェーズ3臨床試験において、抗癌剤と放射線治療を交互に受ける治療法は、抗癌剤を連続投与した後に放射線治療を受ける治療法と類似した結果だったことをHead and Neck Cancer Cooperative Group and the EORTC Radiation Oncology GroupのJ.L.Lefebvre氏らのグループがJournal… 2009/02/03 癌
持続型赤血球造血刺激因子製剤 癌性貧血への適応拡大を申請 持続型赤血球造血刺激因子製剤のダルベポエチンアルファ(商品名;ネスプ)の癌性貧血への適応拡大申請が2008年11月に行われたことが明らかとなった。1月30日に発表された協和発酵キリンの第3四半期決算発表で公表されたもの。… 2009/02/02 医薬品