セルジーンがMDS関連貧血対象にレナリドミドの年内申請を目指す セルジーンは、新規免疫調節剤でサリドマイド誘導体のレナリドミドを、5(q31-33)欠失を伴う低あるいは中間-Iリスクの骨髄異型性症候群(MDS)による貧血を対象に年内に国内での申請を目指す。同社取締役医学本部長の高徳正昭氏がこのほど明らかにした。対象疾患は、国内の患者数が100人程度と少… 2008/02/29 癌
mTOR阻害剤のエベロリムスが他の分子標的薬無効進行腎細胞癌患者の無増悪生存期間を有意に延長 スイスNovartis社は、2月28日、mTOR阻害剤であるエベロリムス(RAD001)が、他の分子標的薬が有効でなかった進行腎細胞癌を対象にしたフェーズIII臨床試験で、無増悪生存期間(PFS)を有意に延長したことを発表した。同社は米国、欧州での申請を今年後半に行う計画だ。… 2008/02/29 癌
エリアレビュー・乳癌part.1【30th SABCS】──癌研有明病院化学療法科乳がん担当部長伊藤良則氏 臨床試験の世界規模なメタアナリシスなど重要発表相次ぐ 07年12月13~16日、米国・サンアントニオで、第30回サンアントニオ乳がんシンポジウムが開催された。このシンポジウムは今回第30回の節目を迎え、世界80カ国以上から約8600人が参加した。そのうちの一人、癌研有明病院化学療法科乳がん担当部長の伊藤良則氏に、シンポジウムを振り返っていただい… 2008/02/28 癌
アナストロゾールの閉経前乳癌対象国内フェーズIII試験が開始 アストラゼネカがアロマターゼ阻害剤アナストロゾールの閉経前乳癌を対象にしたフェーズIII臨床試験を最近、国内で開始したことが明らかとなった。アロマターゼ阻害剤の主要3製剤のうち、閉経前乳癌を対象にした試験を国内で開始したのは、アナストロゾールが初めてになる。現在、閉経前乳癌患者… 2008/02/28 癌
幹細胞などに発現するDlk-1を標的としたモノクローナル抗体の開発で協和発酵とリブテックが提携 協和発酵とリブテックは、2月26日、リブテックが創製したヒト化Dlk-1モノクローナル抗体であるLIV-1205について、全世界における独占的開発・販売権を協和発酵が取得するライセンス契約を締結したと発表した。… 2008/02/28 癌
進行前立腺癌患者の一部は数カ月間の化学療法休止が可能 米Oregon健康科学大学(OHSU)がん研究所は、2008年2月25日、進行した前立腺癌であっても、患者の一部については化学療法の休止が安全に行うことができることを示した。一時的にでも副作用から開放される機会を得ることは患者にとって重要だ。同研究所で前立腺癌プログラムを率いるTomasz Beer氏… 2008/02/28 癌
特異的エンドセリンA受容体阻害剤ZD4054の前立腺癌対象国際フェーズIIIが開始、日本も参加 英AstraZeneca社のホルモン抵抗性の前立腺癌治療薬ZD4054のフェーズIII臨床試験が、わが国も含めた国際共同治験として開始されたことがこのほど明らかとなった。ZD4054は特異的エンドセリンA(ETA)受容体拮抗薬で、骨転移のあるホルモン抵抗性前立腺癌患者を対象にしたフェーズII臨床試験EPOCで… 2008/02/28 癌
万有つくば研で開発した抗癌剤が既に国内臨床入り 万有製薬は、つくば研究所で開発した抗癌剤がわが国で既に臨床入りしていることを明らかにした。同社副社長執行役員つくば研究所長のデニス・M・シュマツ氏がこのほど語ったもの。詳細は明らかにされていないが、同研究所が得意とするキナーゼの阻害剤だという。… 2008/02/28 癌
進行肝細胞癌を対象に抗VEGFR-2モノクローナル抗体のフェーズII臨床試験が開始 米ImClone Systems Incorporatedは、2月22日、進行肝細胞癌に対する抗VEGFR-2モノクローナル抗体「IMC-1121B」のフェーズII臨床試験のため、患者登録を開始したと発表した。 2008/02/27 癌
ペメトレキセドが欧州で非小細胞肺癌のファーストラインとして認可推薦受ける 欧州医薬品審査庁(EMEA)の諮問委員会(CHMP)は、このほど、米国Eli Lilly社の抗癌剤ペメトレキセドをシスプラチンとの併用で、局所進行または転移性の非小細胞肺癌を対象にファーストライン(第一選択薬)の治療薬として承認するよう勧告した。欧州での認可に向けて大きく前進したことになる。… 2008/02/27 癌
ベバシズマブとパクリタキセルの併用がHER2陰性乳癌を対象に米国で迅速承認 米Genentech社は、2月22日、抗血管内皮成長因子(VEGF)抗体ベバシズマブがパクリタキセルとの併用で、化学療法を受けていない転移性HER2陰性乳癌患者を対象にファーストラインの治療法として迅速承認を米国食品医薬品局(FDA)から獲得したと発表した。… 2008/02/26 癌
植物抽出物からなる癌治療薬BZL101、乳癌対象フェーズI/II試験でも好結果 米Bionovo社は、2月20日、進行乳癌患者を対象とするフェーズI/II試験で、シソ科の植物Scutellaria barbataの水抽出物からなるBZL101は、高用量でも忍容性が高いことを示すデータが得られたと発表した。 2008/02/26 癌
エリアレビュー・肺癌 【ECCO14】──国立がんセンター東病院呼吸器科医長久保田馨氏 ゲフィチニブのドセタキセルに対する非劣性が証明 07年9月23~27日、スペイン・バルセロナで第14会欧州がん学会(ECCO14)が開催された。学会に参加した国立がんセンター東病院呼吸器科医長の久保田馨氏に、肺癌分野に関して振り返っていただいた。 2008/02/25 癌
造血幹細胞移植対象者や2歳以下の小児癌患者ではRSウイルスへの注意が必要 造血幹細胞移植を必要とする小児癌患者や、2歳以下の小児癌患者では、細気管支や肺などの下気道に感染を生じるRSウイルスによる死亡リスクが高いことが明らかになった。これは、米St. Jude Children Research Hospitalの研究グループによるもので、成果はPediatrics誌の2月号に掲載された。… 2008/02/25 癌
転移性腎細胞癌にIFNとCOX-2阻害剤の併用が高い効果 【ASCO GU】 転移性腎細胞癌を対象に、インターフェロン(IFN)とCOX-2阻害剤であるメロキシカムを併用投与すると、高い効果が得られる可能性が、わが国で行われたフェーズII臨床試験で明らかとなった。リスクが高い患者で効果が高かった。成果は米国臨床腫瘍学会などが2月14日から16日にサンフランシスコで開… 2008/02/22 癌
スニチニブとベバシズマブの併用が腎癌などに有効な可能性 【ASCO GU】 マルチキナーゼ阻害剤のスニチニブと抗血管内皮成長因子(VEGF)抗体ベバシズマブの併用が進行固形癌に有効である可能性がフェーズI臨床試験の予備的な解析の結果、明らかにされた。最も患者の多かった腎細胞がんでは7人中3人が部分奏効(PR)となった。成果は、米国臨床腫瘍学会などが2月14日か… 2008/02/22 癌
肝細胞癌スクリーニングに新たなMRI造影剤登場 血流と肝機能の両面から評価 これまで癌の診断に使われてきたMRI用のガドリニウム造影剤は、血流に乗って目的臓器に到達し、臓器内での血管や細胞外液における存在量の違いによって画像上に病変を描出してきた。肝細胞癌では、正常組織と腫瘍組織の間の血流の違いにより腫瘍組織が区別される。このガドリニウム造影剤に細胞特… 2008/02/22 癌
進行腎細胞癌などでスニチニブとゲムシタビンの併用が有効 【ASCO GU】 経口マルチキナーゼ阻害剤のスニチニブとゲムシタビンの併用が進行腎細胞癌や他の固形癌に有効であることが明らかとなった。フェーズI試験の中間解析で有望な結果が得られたもの。この結果は米国臨床腫瘍学会などが2月14日から16日にサンフランシスコで開催したGenitourinary Cancers Symposiumで… 2008/02/21 癌
転移性膀胱癌にゲムシタビンとイリノテカンの併用が有効 【ASCO GU】 転移性膀胱癌にゲムシタビンとイリノテカンの併用が有効である可能性が示された。小規模なフェーズII臨床試験の結果、明らかになったもの。成果は米国臨床腫瘍学会などが2月14日から16日にサンフランシスコで開催したGenitourinary Cancers Symposiumで米Medical University of South CarolinaのU… 2008/02/21 癌
転移性腎癌にソラフェニブと低用量IFN投与が有効 【ASCO GU】 転移性腎細胞癌に経口マルチキナーゼ阻害剤のソラフェニブと低用量のインターフェロン(IFN)α2aの併用が有効であることが明らかになった。IFNの量によって2群に分けて効果を調べるフェーズII臨床試験GOIRC Study 0681の結果判明したもの。成果は米国臨床腫瘍学会などが2月14日から16日にサンフ… 2008/02/21 癌
レナリドミドがMDSによる貧血と多発性骨髄腫を対象にわが国で希用薬に指定、開発促進へ スイスCelgene International社は、2月19日、サリドマイド誘導体のレナリドミド(商品名「REVLIMID」)がわが国で2つの適応症を対象に希用薬としての指定を厚生省から獲得したと発表した。染色体5qの欠失(他の細胞遺伝学的な異常があってもなくても良い)に関連した低度もしくは中等度の骨髄異型… 2008/02/21 癌
神戸大学が実施する樹状細胞を用いた新たな免疫細胞療法開発にメディネットが技術支援へ メディネットは、2月19日、神戸大学が実施する樹状細胞を用いた新たな免疫細胞療法の実用化に向けた研究に、技術支援を行うと発表した。 2008/02/21 癌
エリアレビュー・肝癌 【ECCO14】──杏林大学腫瘍内科教授古瀬純司氏 併用療法の模索始まるソラフェニブ 07年9月23~27日、スペイン・バルセロナで第14会欧州がん学会(ECCO14)が開催された。学会に参加した杏林大学腫瘍内科教授(3月1日より。現国立がんセンター東病院肝胆膵内科医長)の古瀬純司氏に、肝癌分野に関して振り返っていただいた。… 2008/02/20 癌
高齢者初期前立腺癌患者の多くは治療をすぐに行わなくても良い可能性 【ASCO GU】 初期前立腺癌の高齢患者のほとんどは治療をすぐに必要としないか、癌が明らかに進行する前に他の原因によって死亡する可能性が高いことが明らかとなった。治療を受けなかった9000人以上の高齢の局所前立腺癌患者を対象にした試験の結果、判明したもの。成果は米国臨床腫瘍学会などが2月14日から16… 2008/02/20 癌
転移性膀胱癌にゲムシタビンとイリノテカンの併用が有効 【ASCO GU】 転移性膀胱癌にゲムシタビンとイリノテカンの併用が有効である可能性が示された。小規模なフェーズII臨床試験の結果、明らかになったもの。成果は米国臨床腫瘍学会などが2月14日から16日にサンフランシスコで開催したGenitourinary Cancers Symposiumで米Medical University of South CarolinaのU… 2008/02/20 癌
転移性腎細胞癌にIFNとベバシズマブの有効性示す2つ目のフェーズIII結果が発表 【ASCO GU】 転移性明細胞腎細胞癌に抗血管内皮成長因子(VEGF)抗体ベバシズマブとインターフェロン(IFN)α2bを併用投与すると、IFNを単独投与するよりも効果が高いことが、大規模フェーズIII試験であるCALGB 90206試験で確認された。IFNα2aとベバシズマブの併用の効果が高いことは別のフェーズIII臨床試… 2008/02/20 癌
がん治療認定医レポート Part.1 「患者から日本医学会まで多くの人が後押ししてくれた認定医制度です」 日本がん治療認定医機構理事長・札幌医科大学学長の今井浩三氏に聞く 日本学術会議が癌の専門医の必要性を提言したことをきっかけに、2006年12月に設立された日本がん治療認定医機構。提言から3年半を経た今年1月、第1回のがん治療認定医認定のためのセミナーと試験が開催された。この認定医制度の立ち上げに関わった日本がん治療認定医機構の理事長で、札幌医科大学… 2008/02/20 癌
日本胃癌学会ガイドライン作成委員会がガイドライン改訂時に掲載される新たなエビデンスを公開 日本胃癌学会ガイドライン作成委員会は、胃癌治療ガイドラインの内容に変化を与える研究の結果を、胃癌学会のホームページで公開した。 2008/02/20 癌
従来のEGFR阻害剤が無効な肺癌を対象にBIBW2992が米国で優先審査に ドイツBoehringer Ingelheim社はこのほど、米食品医薬品局(FDA)から開発中の抗癌剤BIBW2992が優先審査の指定を受けたことを明らかにした。今回の指定を受けて、同社は従来の可逆的上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤での治療が有効でない進行性非小細胞肺癌を対象にBIBW2922の臨床試験を米国で開… 2008/02/20 癌
非小細胞肺癌でソラフェニブの上乗せ効果は認められず 非小細胞肺癌を対象としたソラフェニブ(商品名「ネクサバール」)のフェーズIII臨床試験の中間解析で、主要評価項目である全生存期間の延長が認められなかったことが明らかになった。これを受け、バイエルヘルスケア・ファーマシューティカル社とオニキス・ファーマシューティカル社は、2月18日… 2008/02/20 癌
武田とメルクが抗EGFR抗体マツズマブの共同開発を中止 武田薬品工業は、2月18日、ドイツMerck社と進めてきたヒト化抗上皮成長因子受容体(EGFR)抗体マツズマブ(EMD72000)の共同開発を中止すると発表した。ドイツMerck社が独自に開発を継続するかは検討中だという。… 2008/02/20 癌
がん治療認定医レポート Part.2 「この認定医制度は癌を専門に診療する医師の登竜門であり、自己研鑽のきっかけです」 日本がん治療認定医機構理事・東京都立駒込病院院長の森武生氏に聞く 2006年12月に設立された日本がん治療認定医機構。この機構が認定するがん治療認定医の第1回セミナーと試験が1月13、14日に開催された。申請受付時には約5000人が集中し、全員受験できないと行った混乱も見られたが、5月には3500人の受験が可能となり、第1回の1700人と併せて今年の申請者は全て受… 2008/02/20 癌
シスプラチンを使えない進行尿路上皮癌患者にGCレジメンとM-CAVIレジメンは有効 【ASCO GU】 進行尿路上皮癌患者でシスプラチンベースの標準化学療法が適用できない患者を対象に、ゲムシタビン/カルボプラチン(GCレジメン)とメトトレキサート/カルボプラチン/ビンブラスチン(M-CAVIレジメン)の効果を調べる無作為化フェーズII/III試験EORTC study 30986のフェーズII試験部分の結果が明… 2008/02/19 癌
浸潤移行細胞膀胱癌にゲムシタビンと放射線の併用が高い効果 【ASCO GU】 筋層に浸潤している移行細胞膀胱癌にゲムシタビンと放射線療法の併用が高い効果を示すことが明らかとなった。英国で行われた多施設フェーズII試験の結果、明らかとなったもの。この結果は米国臨床腫瘍学会などが2月14日から16日にサンフランシスコで開催したGenitourinary Cancers Symposiumで英… 2008/02/19 癌
表在性膀胱癌の経尿道的膀胱腫瘍切除術後で2回エピルビシン注入は再発抑制に有効 【ASCO GU】 Ta、T1期の表在性膀胱癌で移行上皮癌を経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)で完全に腫瘍を切除したのちに、当日と翌日にエピルビシンを膀胱内に注入すると、エピルビシン注入を行わなかった対照群に比べて、無再発生存期間が有意に延長できることが明らかとなった。この結果は米国臨床腫瘍学会などが2… 2008/02/19 癌
LH-RHアゴニストとフルタミドの併用が進行前立腺癌に有効であることがわが国のフェーズIII試験で確認 【ASCO GU】 LH-RH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)アゴニストと抗アンドロゲン剤であるフルタミドの併用が未治療の進行前立腺癌の治療に有効であることがわが国で行われた初のフェーズIII臨床試験で確認された。両剤の併用は前立腺癌の治療法として既に用いられているが、日本人で実際にフェーズIII臨床試験… 2008/02/18 癌
abirateroneがドセタキセルも無効となった前立腺癌に効果 【ASCO GU】 ドセタキセルベースの化学療法がうまくいかなかった去勢抵抗性の転移性前立腺癌に、abiraterone acetate(CB7630)という薬剤の効果が期待できることが明らかとなった。フェーズII臨床試験の予備的な解析の結果で、米国臨床腫瘍学会などが2月14日から16日にサンフランシスコで開催したGenitourina… 2008/02/18 癌
前立腺癌に対する陽子線治療の安全性を示す中間解析結果が発表 【ASCO GU】 前立腺癌患者に陽子線治療を行うことは、安全性が高い可能性が示された。国立がんセンター東病院、静岡県立静岡がんセンター、兵庫県立粒子線医療センターの3施設で行っているフェーズII臨床試験の中間解析の結果明らかとなったもの。成果は米国臨床腫瘍学会(ASCO)などが2月14日から16日にサン… 2008/02/18 癌
米国でびまん性内在性橋グリオーマ対象としたニモツズマブのフェーズII臨床試験進む カナダYM BioSciences社は、2月13日、同社の米国子会社である米YM BioSciences社が進めている、小児における手術不能な治療抵抗性脳腫瘍である再発びまん性内在性橋グリオーマ(DIPG)を対象としたニモツズマブのフェーズII臨床試験で、最初の患者が登録されたと発表した。この患者は米M.D Anders… 2008/02/15 癌
2008年度の診療報酬改定、癌関連では、IMRTが保険導入、拠点病院の点数は倍に 2月13日に決まった新しい診療報酬では、癌治療に関する改正内容も目立った。強度変調放射線治療(IMRT)が新たに保険給付の対象とされたほか、がん診療連携拠点病院向けの加算の倍増、緩和ケア関係の点数新設や引き上げ――などが実施される。… 2008/02/14 癌
局所再発・転移性HER2陰性乳癌を対象にしたフェーズIII試験でベバシズマブとドセタキセル併用がPFSを延長 米Genentech社は、2月12日、事前に化学療法を受けていない局所再発及び転移性HER2陰性乳癌を対象としたベバシズマブ(商品名「アバスチン」)とドセタキセルの併用療法が無増悪生存期間(PFS)を延長するというフェーズIII臨床試験(AVADO試験)の結果を発表した。結果は近く開催される学会で発表… 2008/02/14 癌
第4回日本消化管学会 食道癌化学放射線療法終了後、S-1の継続投与が効果を発揮 手術のできない進行食道癌に対し、化学放射線療法が一般的に施行されている。根治的な化学放射線療法後、追加でどのような化学療法をどの程度の期間行うべきかどうか、まだ十分なコンセンサスは得られていない。滋賀医科大学消化器内科の畑和憲氏はこうした患者にテガフール・ギメラシル・オテラ… 2008/02/14 癌
赤血球関連遺伝子群で骨髄異形成症候群におけるレナリドミドの有効性を予測 骨髄異形成症候群の治療薬であるレナリドミドの有効性は、赤血球の分化に関わる遺伝子群により予測可能であることが明らかになった。この結果は、PLoS Medicine2月12日号に発表された。 2008/02/14 癌
乳癌遺伝子BRCA1とBRCA2のいずれに変異を有するかにより予防的卵巣摘出術の利益は異なる BRCA1またはBRCA2の変異を持つ女性においては、卵巣摘出は癌リスクを減らす方法の一つとして広く受け入れられている。米Memorial Sloan-Ketteringがんセンターの研究者たちは、どちらの遺伝子に変異を持つかによって、この外科的予防法の利益は異なることを初めて明らかにした。詳細はClinical On… 2008/02/14 癌
第4回日本消化管学会 5mm以下の大腸ポリープの一律軽視は禁物 内視鏡検査の際に見つけた5mm以下の小さな大腸ポリープを精査することなく放置することは、癌の見逃しにつながる――。第4回日本消化管学会で、中目黒消化器クリニックの田淵正文氏は、こう強調した。 2008/02/13 癌
第22回日本がん看護学会学術集会 医療者はリンパ浮腫ケアへの理解を進め質の向上を目指すべき がんサバイバーの増加に伴い、今後、リンパ浮腫を抱える患者数は増加すると予想される。千葉大学医学部附属病院看護部教育・研修室看護師長でがん看護専門看護師の奥朋子氏らは、第22回日本がん看護学会学術集会で、リンパ浮腫ケアに関する現状の問題と課題を講演した。… 2008/02/12 癌
卵巣癌で新規カンプトテシン誘導体のフェーズIII試験が開始 米国BioNumerik社は、進行卵巣癌において、新規カンプトテシン誘導体「Karenitecin (BNP1350)」のフェーズIII臨床試験を開始することを発表した。 2008/02/12 癌
第4回日本消化管学会 ERCPを行う際に芍薬甘草湯の投与が有用 胆膵疾患の診断・治療に欠かせない内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は、実施に長時間かかり、患者への負担が大きい。さらに、高齢だったり基礎疾患があるといった高リスクの患者では、検査の際に抗コリン薬などの消化管ぜん動を抑える薬剤の投与が困難という問題もある。… 2008/02/12 癌
第4回日本消化管学会総会学術集会 S-1は、胃癌の腹膜播種に選択的に取り込まれる これまで、胃癌の腹膜播種に抗癌剤の全身投与を行っても、腹膜血液関門が存在するために、効果が低いとされてきた。しかし、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(S-1)の腹腔内での薬物動態を調べたところ、薬剤は腹膜をダイレクトに通過し、しかも腹腔内の胃癌細胞に選択的に取り… 2008/02/12 癌
第4回日本消化管学会総会学術集会 ペプシノゲン法とピロリ菌は、胃癌の予後に関して逆相関 ペプシノゲン法の結果とヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)抗体価は、胃癌の予後からレトロスペクティブに検討したところ、逆相関することがわかった。東海大学消化器外科の鍋島一仁氏が、第4回日本消化管学会総会学術集会のポスターセッションで発表した。… 2008/02/12 癌
新規乳癌治療薬イキサベピロンがわが国で申請 新しい乳癌治療薬であるイキサベピロン(ixabepilone)を、わが国で12月にブリストル・マイヤーズが申請していたことがこのほど明らかとなった。 2008/02/08 癌
子宮頸癌発症リスクの高いHPVを検出する遺伝子検査薬が年内に発売へ ロシュ・ダイアグノスティックスは、子宮頸癌との関連が指摘されているパピローマウイルス(HPV)の遺伝子検査薬を年内に発売する予定であることを明らかにした。HPVのうち発癌のリスクが高いとされている十数種類の遺伝子を検査するスクリーニング用のキットになる。ただし、健康保険が利用できる… 2008/02/08 癌
「ハイカムチン」経口薬が欧州でも承認へ 英GlaxoSmithKline社(GSK社)は、2008年2月4日、成人の再発性小細胞肺癌を対象とする「ハイカムチン」経口薬(トポテカン・ハードカプセル)の市販許可申請に対して、欧州医薬品庁(EMEA)から好意的な意見を受け取ったと発表した。欧州における正式な承認は2カ月後と予想されている。… 2008/02/08 癌
早期膵癌において手術と放射線療法の併用で生存期間延長の可能性 早期膵癌において、術後に放射線療法を併用した場合、生存期間を延長できる可能性が示された。これは、米City of Hope National Medical Centerの研究グループによるもので、成果はCancer誌1月1日号に掲載された。 2008/02/07 癌
カペシタビンが欧州で大腸癌治療に幅広く利用可能に スイスHoffmann-La Roche社は、2月4日、同社の経口5FU系抗癌剤カペシタビン(商品名「ゼローダ」)の転移性大腸癌への幅広い利用が欧州委員会によって承認されたと発表した。カペシタビンは2001年に転移性大腸癌に対して単剤で承認されていたが、今回の承認で、ファーストライン、セカンドライン… 2008/02/06 癌
米国でHPVに関連する男性口腔癌が増加傾向に ヒトパピローマウイルス(HPV)がタバコやアルコールと同様、男性の口腔癌の主要な原因となっているが、10年以内にタバコやアルコールを追い越す可能性があることが最近の研究で明らかになった。 2008/02/05 癌
MMP9がタルセバとセレブレックスの併用で効果が得られる肺癌症例を判定するバイオマーカーの可能性 米University of California LA(UCLA)Jonsson Cancer Centerのグループが、進行性非小細胞肺癌患者のうち、抗炎症薬セレブレックスと上皮成長因子受容体(EGFR)阻害薬タルセバの併用治療に反応するかどうかを予測できる可能性があるバイオマーカーを見出した。成果の詳細は、Journal of Thorac… 2008/02/04 癌
米国で新規診断多発性骨髄腫患者に対する「ベルケイド」承認申請に迅速審査を適用 米Millennium Pharmaceuticals社は、2008年1月30日、同社の「ベルケイド」(ボルテゾミブ)注射の適応拡大を申請した追加生物製剤承認申請(sDDA)に対して、米食品医薬品局(FDA)が優先審査の適用を決めたと発表した。承認されれば、診断を受けたばかりの多発性骨髄腫患者もこれを用いることが… 2008/02/04 癌
Peg-IFNが米国で悪性黒色腫の術後補助療法として優先審査に 米Schering-Plough社は、1月31日、米食品医薬品局(FDA)が、同社のインターフェロン製剤「Peg-IFN」(peginterferon alfa-2b)の3期悪性黒色腫の術後補助療法について、適応拡大申請を受理し、優先審査の対象に指定したと発表した。同社は2007年秋に申請書を提出していた。また、欧州では2007年… 2008/02/04 癌
膵臓癌を対象としたペプチドワクチンの開発を大塚製薬が開始へ 大塚製薬は、1月31日、膵臓癌を対象とした治療用ペプチドワクチンの独占的な開発・製造・販売権に関する契約を、オンコセラピー・サイエンスと結んだと発表した。 2008/02/01 癌
2008 GASTROINTESTINAL CANCER SYMPOSIUM(ASCO GI) 切除不能肝転移大腸癌にイリノテカン、UFT、ロイコボリン、5FU肝動注の併用で6割強で肝転移切除可能に 切除不能肝転移を持つ大腸癌患者にイリノテカン、UFT、ロイコボリン、5FUの肝動注を併用することで、6割強の患者が肝転移の切除が可能となったことが明らかとなった。これらの薬剤を併用投与する国内フェーズI/II試験の結果、明らかとなったもの。成果は、1月25日から27日に米国オーランドで開催… 2008/02/01 癌
リツキシマブで慢性リンパ性白血病治療への上乗せ効果を確認 スイスHoffmann-La Roche社はこのほど、慢性リンパ性白血病(CLL)において、キメラモノクローナル抗体製剤であるリツキシマブと標準的な化学療法の併用は、化学療法のみの場合に比べて無増悪期間を有意に延長できることが、国際的なフェーズIII臨床試験で示されたと発表した。… 2008/02/01 癌
大腸癌対象にXELOX・ベバシズマブ併用の国内申請が今年前半に 中外製薬は、大腸癌を対象に、XELOX療法(カペシタビンとオキサリプラチンの併用)と抗血管内皮成長因子受容体(VEGF)抗体ベバシズマブの併用療法の承認申請を今年前半に行うことを明らかにした。また、今年後半には非小細胞肺癌を対象にカルボプラチン、パクリタキセルと併用する治療薬として、… 2008/02/01 癌
経口鉄キレート剤「エックスジェード」が部会を通過 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は、1月30日、ノバルティス ファーマが申請している経口鉄キレート剤で輸血による慢性鉄過剰症の治療薬である「エックスジェード」(一般名:デフェラシロックス)の承認を了承した。3月に行われる予定の薬事分科会での審議を経て承認される見通し… 2008/02/01 癌