トレンド◎全国で導入進む国産初の手術支援ロボット 国産手術ロボット「hinotori」がついに動き出す 国産の手術支援ロボットとして初めて製造販売承認を取得した「hinotori」。これまでは「da Vinciサージカルシステム」(ダビンチ)の独擅場だった手術支援ロボット市場に、風穴を開けられるのだろうか。そして、国産手術支援ロボットの登場は、これからの外科手術の動向にどのような影響を及ぼす… 2021/04/22 外科
NEWS◎神戸市で「hinotori」を用いた遠隔手術の実証実験を開始 【動画】世界初、商用5Gで手術支援ロボットを遠隔操作 神戸大学、NTTドコモ(東京都千代田区)、メディカロイド(神戸市中央区)の三者は、次世代移動通信システムの5Gを活用し、国産手術支援ロボット「hinotori」を遠隔操作する実証実験を神戸市で開始した(動画)。商用5Gネットワークを介した手術支援ロボットの遠隔操作実験は世界初となる。2021年… 2021/04/21 外科
インタビュー◎独自色ある手術支援ロボットを開発中のリバーフィールド 手元に「力覚」を伝える空気圧駆動手術ロボット リバーフィールド取締役会長の川嶋健嗣氏に聞く 東京医科歯科大学・東京工業大学発のベンチャー企業であるリバーフィールド(東京都新宿区)は、世界初となる空気圧駆動の手術支援ロボット「Saroa」の開発を進めており、2022年度の発売を目指している。同社の創業者で取締役会長を務める川嶋健嗣氏に、既存のロボットと比較したSaroaの強みや実… 2021/04/20 外科
リポート◎「軟性内視鏡」型の国産手術支援ロボットが開発中 柔軟に曲がり体深部へ進む軟性内視鏡ロボット 体表部に開けた小さな穴や、肛門、口腔から挿入し、クネクネと曲がりながら体内を進む、軟性内視鏡型の手術支援ロボットの開発が国内で進められている。侵襲を最低限にしながら、既存の手術支援ロボットでは到達が難しい体深部での繊細な手技を可能にすることが期待されている。… 2021/04/19 外科
リポート◎青森県で行われた遠隔手術の実証実験 遠隔ロボット手術は「距離を感じない操作感」 2021年2月21日から3月1日にかけて、青森県で遠隔手術の実証実験が行われた。弘前大学医学部附属病院とむつ総合病院(青森県むつ市)を商用の高速通信回線で接続し、国産の手術支援ロボットを遠隔操作。操作性や通信・情報処理による遅延の状況などを検証した。遠隔手術の社会実装に向けた取り組み… 2021/03/18 外科
トレンド○世界で初めての神経保護・再生促進シート 手根管症候群は神経にシートを巻き付け再生促進 企業は商業生産体制も構築済み 手根管症候群による正中神経の障害に対する新たな治療の開発が進んでいる。薬剤を含有する、生分解性を持ったナノファイバーシートを末梢神経に直接巻き付けて神経の再生を促す治療で、実験動物を使った検討で有効性を確認。今年中に臨床試験を開始する。既にシートの製造に関わる企業は商業生産… 2020/10/24 骨・関節・筋
リポート◎皮膚接合用テープはここまで進化した ファスナーのように創部を固定する「Zip」 切開創の閉鎖では、糸による縫合に加え、テープやステープラーによる固定が実用化している。既存のテープとは見た目も、機能も大きく異なる皮膚接合用テープが臨床の場で活用されつつある。「サージカルスキンクロージャーZip」は、その名の通り、ファスナーのように、皮膚をしっかり固定する。創… 2020/09/10 骨・関節・筋
日本内視鏡外科学会理事長・渡邊昌彦氏に聞く 「ロボットが身近な時代」の外科医の働き方 2020年度診療報酬改定では、ロボット手術が保険適用となる手術の対象として新たに7術式が追加。「da Vinciサージカルシステム」(ダビンチ)に続く次世代の手術支援ロボットも登場し、外科医を取り巻く環境に変化の兆しが見えてきた。ロボットが身近にある近未来の外科医の働き方について、日本内… 2020/09/07 外科
医師6546人に聞いた「自分が患者なら受けたい術式」 49%がロボット手術派、泌尿器科医は9割が支持 内視鏡下手術支援ロボット「da Vinci サージカルシステム」(ダビンチ)を筆頭に、国内で普及しつつある手術支援ロボット。2020年8月3日~16日の期間、日経メディカル Online 医師会員を対象に「自分が患者なら受けたい術式」を聞いたところ、6546人が回答し、「ロボット支援手術」(49.3%)と「… 2020/09/04 外科
【動画】トレンド◎CTガイド下IVR用ロボットの治験が進行中 穿刺ロボット「Zerobot」で術者CT被曝ゼロへ CTなどの画像診断装置を用いながら腫瘍に針を穿刺し治療を行うIVR(インターベンショナル・ラジオロジー[画像下治療])の分野でも、ロボットの導入が始まろうとしている。岡山大学で開発が進む「Zerobot」は、術者が遠隔操作しながら患者の腫瘍に針を刺し、生検やアブレーション治療を行うこと… 2020/08/27 放射線科
【動画】トレンド◎「触覚」を持つロボットが日本上陸 第2の手術支援ロボット「センハンス」の実力 器具は既存の腹腔鏡と兼用、ランニングコスト軽減に期待 埼玉医科大学国際医療センターが日本で初めて導入した「センハンス・デジタル・ラパロスコピー・システム」は、「ダビンチ・サージカル・システム」(ダビンチ)に続く新たな手術支援ロボット。腹腔鏡の延長線上で、手振れなく安定的な手技を可能にするというコンセプトで開発された。患部に触れ… 2020/08/25 外科
トレンド◎ロボット支援手術の保険適用範囲が拡大 ロボットが真価を発揮する膵臓の超高難度手術 2020年4月に新たに保険適用されたロボット支援手術の術式の中でも、インパクトが大きいとされているのが膵臓癌の手術だ。中でも、腹腔鏡手術では非常に難度が高い「膵頭部腫瘍切除術(膵頭十二指腸切除術)」について、保険診療としてロボット支援手術を実施できるようになったことで、ロボット支… 2020/08/21 外科
インタビュー◎ロボットが変える外科手術の未来 ロボットは外科医育成と手術均てん化の鍵になる 手術支援ロボットは外科医療をどう変えるのか──。消化器外科領域のロボット支援手術の第一人者である袴田健一氏(弘前大学大学院医学研究科消化器外科学教授)は、ロボットを活用した外科医育成や、遠隔手術の実現に向けた産官学合同のプロジェクトを推進している。同氏に、ロボットが威力を発… 2020/08/17 外科
NEWS◎メディカロイド開発の手術支援ロボットが発売へ 初の国産手術支援ロボット「hinotori」が承認 国産初の手術支援ロボット「hinotori」が2020年8月7日、製造販売承認を取得した。早ければ8月中にも発売される見通しで、まず泌尿器科領域を対象に市場導入を目指すとしている。hinotoriを開発したメディカロイド(本社:神戸市中央区)と、同社の共同出資会社であるシスメックス(本社:神戸市中… 2020/08/12 外科
NEWS◎スマート治療室「SCOT」の映像を外部の専門医とリアルタイム共有 5Gを活用した遠隔手術支援の実証実験を開始 東京女子医科大学とNTTドコモは2020年7月21日、商用の第5世代移動通信方式(5G)を用いた遠隔手術支援の実証実験を10月から開始すると発表した。スマート治療室「SCOT(Smart Cyber Operating Theater)」と専門医のいる外部の「戦略デスク」を商用5G回線を介して接続し、手術映像などの大容量デ… 2020/07/29 外科
トレンド◎ランダム化比較試験で消毒薬の感染予防効果を検証 オラネキシジンによる消毒で手術部位感染を半減 慶應義塾大学医学部外科学教室のグループは、消毒薬オラネキシジングルコン酸塩(商品名オラネジン)が手術部位感染のリスクを半減させるとのランダム化比較試験(RCT)結果を発表した。日本では手術時にヨウ素系消毒薬などが使用されることが多いが、手術部位感染の低減が医療費削減にもつながる… 2020/07/20 外科
連載の紹介 シリーズ◎新時代の外科手術 手術支援ロボットの登場や術式の低侵襲化、デバイスや手術室の進化により、外科手術の現場は大きく変化しつつあります。テクノロジーが可能にする「外科手術の未来」。その最先端をご紹介します。