全国自治体病院協議会が働き方改革の実態を調査 働き方改革、自治体病院の3割超が宿日直許可を未取得 全国の自治体病院の約3割が宿日直許可を取得していないことが明らかになった。全国自治体病院協議会が行った医師の働き方改革に関する実態調査の結果で、4月21日の記者会見で公表された。 医師の働き方改革では、2024年4月から全ての医師に時間外労働の上限規制が適用される。各医療機関は、通常… 2022/05/06 医療提供体制
C-2水準の対象分野・技能は今後も議論を継続 働き方改革、5段階評価ではなく定性評価で合意 厚生労働省は2021年9月15日に第15回「医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催した。前回の検討会で同省は、長時間労働の医師が勤務する医療機関がB、連携B、C水準の指定を受ける際に、医療機関勤務環境評価センターが行う全体評価はS、A、B、C、Dの5段階とする案を示した。しかし、「病院… 2021/09/21 医師の職場環境
日本医師会が2019年以降の取得状況を調査 労基署に申請・相談した医療機関の2割が宿直許可得られず 日本医師会は2021年9月1日に定例の記者会見を行い、医療機関における医師の宿直許可取得の取り組みに関する調査結果を公表。2019年7月以降に労働基準監督署に宿直許可の申請・相談を行った医療機関のうち、20%が不許可または不許可見込みとなっていたことが明らかになった。… 2021/09/02 医師の職場環境
評価結果の公表方法は今後の検討課題 働き方改革、医療機関の評価は5段階で実施 C-2水準の対象分野・技能の考え方も提示 厚生労働省は2021年8月23日、第14回「医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催。長時間労働の医師が勤務する医療機関がB・連携B・C水準の指定を受ける際には、医療機関勤務環境評価センターの第三者評価を受審する必要があるが、こうした評価をS、A、B、C、Dの5段階とする事務局案を示し、… 2021/08/27 医師の職場環境
【事例2】公立森町病院◎日直・宿直は全て労働時間と評価、医師評価給も導入 救急医療体制の見直しで超過勤務時間を短縮 人口1万8000人弱、高齢化率35%という地方にあって、地域医療を支え続けていくために自治体立病院に何ができるのか──。この問いの解を求める中で、医師の働き方改革にも取り組んできたのが公立森町病院(静岡県森町)だ。41歳の若さで院長に就任した中村昌樹氏は、深夜帯の救急体制を見直し、医師… 2021/08/20 医師の職場環境
【事例1】横浜市立大学附属病院産婦人科◎2年間で時間外労働が13%減少 あの手この手で「働き過ぎ」中堅層の意識を変革 医師の働き方改革では、長時間労働の是正と医療の質の担保を両立させる必要がある。そのためには、「医師一人ひとりが意識改革を行い、これまでよりも効率的で生産性の高い働き方を実践することが重要だ」と話すのは、横浜市立大学大学院医学研究科産科婦人科学講座准教授の倉澤健太郎氏だ。同科… 2021/08/19 医師の職場環境
現場の声が反映されない「働き方改革」の限界 コーチングを活用した改革で残業を大幅削減 Basical Health産業医事務所代表の佐藤文彦氏に聞く 働き方改革を進めていく上では、現場が抱える問題点やニーズを把握し、施策に反映させることが欠かせない。医師やコメディカルの意見をうまく取り入れられないと、周りを巻き込めずに改革半ばで頓挫してしまう可能性が大きいからだ。2016年まで順天堂大学附属静岡病院糖尿病・内分泌内科科長とし… 2021/08/18 医師の職場環境
リポート◎改正医療法が成立、2024年に向けどう動く? 医師の働き方改革が遅々として進まないワケ 今年5月、医師の働き方改革の推進策を盛り込んだ改正医療法などが成立し、各医療機関では労働時間短縮に向けた体制整備を迫られている。しかし、医師の時間外労働の上限規制適用まで3年を切った現時点でも、いまだ有効な対策に着手できていない医療機関は少なくない。医師の労働時間短縮に向けた… 2021/08/17 医師の職場環境
シリーズ◎2022診療報酬改定 働き方改革推進で地域医療確保加算の要件緩和が争点に 要件緩和を求める診療側に対し、支払い側は算定実態の検証を要望 厚生労働省は2021年7月21日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、2022年度診療報酬に向けて働き方改革の推進について議論を開始した。診療側委員はさらなる推進のため、2020年度改定で新設された「地域医療体制確保加算(入院初日520点)」の要件緩和などを求めた。これに対して支払… 2021/07/28 行政・制度
救急救命士法施行規則の一部を改正する省令案を公表 救急救命士の院内業務実施に向けた取り組み内容まとまる 日本臨床救急医学会と日本救急医学会がガイドラインを作成 厚生労働省は2021年7月21日、救急救命士法施行規則の一部を改正する省令案を公表し、パブリックコメント(パブコメ)の募集を開始した。省令案は、医療機関に勤務する救急救命士が救急外来で救急救命処置を行う上で、あらかじめ院内に委員会を設置し、委員会での協議結果に基づいた院内研修の実施… 2021/07/28 コメディカル
1分解説◎医療法等の一部を改正する法律案 医師の働き方、タスクシフト、医学生の医業が柱 外来医療の機能の明確化と連携のための報告制度の創設も 2月2日、医師の働き方改革、各医療関係職種の専門性の活用、地域の実情に応じた医療提供体制の確保などを目的とする法律案が閣議決定され、今国会に提出されました。医療法や医師法、歯科医師法など多岐にわたる法律を一括して改正するものです。法案から、「医師の時間外労働」「タスクシフト」「… 2021/02/11 医師のキャリア
1分解説◎日本医大に労基署が是正勧告 医師働き方改革導入前夜、労基法の順守を 東京労働局中央労働基準監督署は1月20日、日本医科大付属病院に対して、大学院生の医師に診療行為をさせながら賃金を適切に支払っていなかったとして是正勧告したことが明らかになった。19年10月28日~11月9日に11人の院生らが外来診療に従事していたにもかかわらず賃金が一部支払われていなかっ… 2021/01/28 医師のキャリア
1分解説◎厚労省が中間取りまとめを公開 医師の働き方改革は今後どう進む? 厚生労働省は2020年12月22日に「医師の働き方改革の推進に関する検討会 中間とりまとめ 」を公開した。取りまとめでは、2024年4月から適用される医師の時間外労働の上限規制に向け、上限時間を超えて勤務する医師に義務化される追加的健康確保措置の枠組みなどについてまとめられている。… 2021/01/08 医師の職場環境
医師を派遣する病院は「連携B水準対象医療機関」として指定 働き方改革、検討会が取りまとめ案を提示 厚生労働省は2020年11月18日に第10回「医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催。医師の派遣を通して地域の医療提供体制を確保するために必要な役割を担う医療機関を「連携B水準対象医療機関」に指定し、働く医師の勤務時間について副業・兼業先を通算して年1860時間までの時間外労働を認め… 2020/11/20 医師の職場環境
医師のアルバイトは主務の病院での労働時間に合算することを改めて確認 働き方改革、医師を派遣する病院の時間外労働時間の上限を緩和へ 厚生労働省は2020年9月30日に第9回「医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催。地域医療確保暫定特例水準(B水準)の対象医療機関を拡大し、地域医療提供体制の確保のためにやむを得ない場合は、副業・兼業先を通算して年1860時間までの時間外労働を認めることがおおむね了承された。… 2020/10/02 医師の職場環境
医師働き方、時短計画策定義務機関の範囲は保留 兼務先での労働時間の扱いや把握方法などに課題 厚生労働省は2020年8月28日、「第8回医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催し、「医師労働時間短縮計画策定ガイドライン(案)」を提示した。今年3月に開催された同検討会で示した骨子案に、対象医師や策定の流れなどの詳細を盛り込んだ。一方、本ガイドライン案の「策定義務対象医療機関… 2020/09/09 医療提供体制
厚労省が働き方改革における地域医療への影響を調査 大学勤務医の3割が兼業込みで時間外労働年960時間超 厚生労働省は7月31日、2つの大学病院を対象とした「医師の働き方改革の地域医療への影響に関する調査」の結果を公表。大学病院と兼務先の労働時間を通算した場合、時間外労働時間が年960時間を超過する医師が多く見られたことを明らかにした。… 2020/08/20 医療提供体制
岩手医科大学理事長の小川彰氏に聞く 大学病院を守らねば地域医療は崩壊してしまう 「大学病院で働く医師については、時間外労働の上限が年間960時間の場合には、副業・兼業のために別枠で年間420時間まで認める制度を導入すべき」──。2020年6月、日本医師会の「医師の特殊性を踏まえた働き方検討委員会」が提言をまとめた。医師の働き方改革では、2024年から時間外労働の上限規… 2020/08/20 医師の職場環境
リポート◎長崎みなとメディカルセンター医師過労死裁判 33歳医師の過労死、病院が責任を認めた理由 「働く職員の命も必ず守ってください」と遺族 過重労働による過労死としか考えられない。和解して正式に謝罪すべきだ──。こんな声を上げた人が病院側に現れ、遺族は「やっと主人のことを認めてもらえる。そのことが何よりうれしかった」と思ったそうです。過労死と一切認めてこなかった病院は7月、自らの責任を認めて遺族に謝罪。裁判は和解で… 2020/07/22 医療安全
トレンド◎医師の労働時間削減の切り札となるか 期待集まるタスクシフト、どう実践する? 医師の働き方改革を進めるための切り札として他職種へのタスクシフト・シェアが期待されている。現在、厚生労働省の検討会では医師から他職種に移す具体的な業務内容について議論されており、間もなく取りまとめが行われる予定だ。タスクシフト・シェアは医師の負担軽減に効果がある一方、進めるに… 2020/02/12 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 過半数の病院が「労働時間の通算に反対」と回答 日医が兼業・副業に関する調査結果を公表 日本医師会は1月29日の記者会見で、2019年12月に実施した「医師の副業・兼業と地域医療に関する日本医師会緊急調査」の結果を発表した。回答した病院の過半数が、複数の医療機関に勤務する医師の労働時間を通算することに反対の姿勢を示していることが明らかになった。… 2020/01/31 医師の職場環境
インタビュー◎横浜市立大学大学院医学研究科の倉澤健太郎氏に聞く 医師の働き方改革のための「トリセツ」とは 昨年11月の第14回医療の質・安全学会で、横浜市立大学大学院医学研究科の倉澤健太郎氏は、産婦人科を舞台とする医師の働き方改革の進捗状況を報告した。2019年7月から取り組んできた改革で、時間外手当の支給実績が17%減少する一方、病院の業績は悪化することなく推移しているという。倉澤氏が「… 2020/01/30 医師のキャリア
シリーズ◎医師の働き方改革 タスクシフト、法令改正が必要な22項目を議論 厚生労働省「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」 厚生労働省は1月20日に第5回「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」を開き、現行制度では医師以外が実施できない業務の他職種への移管を推進する上で必要な教育や研修などの追加的要件に関する案を提示した。… 2020/01/21 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 B・C水準の指定の仕組み、取りまとめを延期 厚労省検討会、大枠固まるも地域医療への影響に懸念の声 厚生労働省の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」が2019年12月26日に開かれ、意見の取りまとめに向けて議論が行われた。検討会の発足時には2019年内の取りまとめを予定していたが、医師の働き方改革の地域医療への影響を懸念する構成員の声が少なくないため、2020年1月以降も議論を継続する… 2020/01/06 医師の職場環境
シリーズ◎医師の働き方改革 「3要件」を満たす業務からタスクシフトの可否を議論へ 厚生労働省は2019年12月25日、第4回「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」を開催。現行制度では実施できない業務の安全性などについて議論した。 2019/12/27 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 現行法では兼業・副業の医師の時間外労働は「通算」 厚労省「働き方改革推進に関する検討会」が議論、B水準などの評価結果のイメージも 厚生労働省の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」が12月2日に開催され、(1)複数医療機関に勤務する医師の時間外労働の取り扱い、(2)複数医療機関に勤務する医師への追加的健康確保措置のあり方、(3)医師の時間外労働時間上限の特例水準を適用する病院を指定する際に、勤務環境改善の… 2019/12/13 行政・制度
厚労省が医師の働き方改革推進本部を設置 大学病院の働き方などが議論対象に 厚生労働省は2019年11月27日、「医師等医療機関職員の働き方改革推進本部」を設置。第1回の会合を開催した。これは省全体で医師の働き方改革を進めていくためのもので、副大臣の橋本岳氏が本部長を務める。初回の会合には、橋本氏の他、同じく副大臣を務める稲津久氏や小島敏文、自見はなこ両政務… 2019/11/28 医療提供体制
シリーズ◎医師の働き方改革 医師の業務のタスクシフト・シェアの検討を開始 「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」が初会合 厚生労働省は10月23日、「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」(以下、タスクシフト/シェア検討会。座長は自治医科大学学長の永井良三氏)の初会合を開いた。医師の労働時間の短縮のため、医療専門職種への業務の移管(タスクシフティング)や共同化(タ… 2019/10/25 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 医療崩壊を盾に勤務医を犠牲にするのか 過労自死した研修医の父で開業医の山田明氏が訴えること 埼玉県で開業する山田明氏は「医療崩壊を盾に勤務医を犠牲にしてはならない」とし、「医師にも一般労働者と同じような規制を」と訴える。山田氏は2006年に、大学病院の研修医だった娘(当時26歳)を過労自死で亡くしていた。… 2019/09/13 医療安全
インタビュー◎刑事告発された新潟市民病院院長の片柳憲雄氏に聞く 不起訴とはいえ「改革を緩めるわけにいかない」 残業上限「年960時間」は全職員の目標 違法な長時間労働が放置されているとの告発を受け、労働基準法違反の疑いで書類送検された新潟市民病院院長と新潟市および新潟前市長が、4月に不起訴処分となった。院長の片柳憲雄氏は「不起訴だからといって、働き方改革の手を緩めるわけにはいかない」とし、「残業上限『年960時間』の実現を目指… 2019/07/30 医療安全
シリーズ◎医師の働き方改革 医師の働き方改革、詳細を年内取りまとめへ 厚生労働省「医師の働き方改革の推進に関する検討会」が初会合 厚生労働省は7月5日、「医師の働き方改革の推進に関する検討会」の初会合を開いた。前身である「医師の働き方改革に関する検討会」が2018年度末に結論を出した医師の時間外労働規制のうち、詳細が決まっていない部分を議論して年内に一定の取りまとめを行う。… 2019/07/08 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 働き方改革から2年たった昭和大病院のいま 昭和大学病院の大嶽浩司氏と小林洋一氏に聞く 2016年に付属の3病院が労働基準監督署からの立入調査を受けたことを契機に、2017年4月に働き方改革をスタートさせた昭和大学病院。働き方改革を実践することで、現場にどのような変化があったのか。昭和大学病院副院長の大嶽浩司氏と小林洋一氏に話を聞いた。… 2019/07/01 医療提供体制
シリーズ◎医師の「働き方改革」 聖路加病院の改革から3年、医師が集まる病院へ 聖路加国際病院長の福井次矢氏に聞く 日経メディカルではこれまでにも、一部診療科で土曜外来を休止するなどの働き方改革を進めた聖路加国際病院(東京都中央区)の取り組みを紹介してきた。その後、働き方改革は同病院にどのような影響がもたらしたのか。院長の福井次矢氏に聞いた。… 2019/05/09 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 「時間外労働の上限時間」より「宿日直の定義」が問題だ 日本病院会会長の相澤孝夫氏に聞く 医師の働き方改革のあり方を巡っては、3月末に厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が、残業時間の上限時間に一部特例を設けて1860時間とする最終報告書を取りまとめた(関連記事:「医師の働き方改革の最終報告書が公表」)。日本病院会会長の相澤孝夫氏に今後の課題について話を聞い… 2019/04/26 医療提供体制
シリーズ◎医師の「働き方改革」 「年1860時間」の上限変更は十分あり得る 自由民主党厚生労働部会「医師の働き方改革に関するPT」座長の羽生田俊氏に聞く 医師の働き方改革のあり方を巡っては、3月末に厚生労働省の検討会が、残業時間の上限時間を1860時間とする「結論」を示したばかり(参考記事)。検討会に対して要望書を提出してきた自由民主党政務調査会厚生労働部会「医師の働き方改革に関するプロジェクトチーム」座長の羽生田俊氏に、今後の議… 2019/04/25 行政・制度
シリーズ◎医師の「働き方改革」 労基署の指導で夜勤手当が年9000万円も増額に 尼崎中央病院理事長の吉田純一氏に聞く 尼崎中央病院(兵庫県尼崎市)は2018年6月に労働基準監督署からの是正勧告を受け、それまで当直料として払っていた人件費全てを時間外労働扱いとし、割増賃金をプラスして支払うように求められた。これを実行すると、当直(夜勤)の医師1人当たり、これまでよりも年間3000万円の人件費増を余儀な… 2019/03/29 医師の職場環境
特例の時間外労働の上限時間は年間1860時間に 医師の働き方改革の最終報告書が公表 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」の最終回が3月28日に開催され、報告書を取りまとめた。3月中旬に示された案から大きな変更はなかった。今後は、この報告書を基に詳細を詰めていき、2024年3月末までに医事法制の改正と労働基準法の省令が発出される予定だ。… 2019/03/29 医療提供体制
「医師の働き方を考える会」代表の中原氏ら 「年間1860時間」案に反対する要望書を厚労省に提出 医師の働き方を考える会の代表を務める中原のり子氏らは3月22日、厚生労働省医政局長の吉田学氏に対し、「医師の働き方改革に関する検討会」報告書(案)に対する要望書を提出した。 2019/03/22 医師の職場環境
シリーズ◎医師の働き方改革に関する検討会 働き方改革の最終報告書案、「年1860時間」の特例は変わらず 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が3月13日、15日の両日に開催され、事務局が提示した最終報告書案を基に議論を行った。3月末までに最終報告書を取りまとめる予定だ。 2019/03/17 医療提供体制
シリーズ◎医師の「働き方改革」 ピンぼけな議論で「働き方改革」なんてできない 日本医学会連合会長の門田守人氏に聞く 日本医学会連合は、昨年1月に労働環境検討委員会を設置し、この2月には医師の働き方改革に関する声明・提言を公表した。声明・提言の意図について、日本医学会連合会長の門田守人氏に話を聞いた(以下、敬称略)。… 2019/03/15 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 若手産婦人科医中心に「年間1860時間」案に反対の署名活動 医師の働き方改革をあり方を巡り、若手産婦人科医らを中心に結成された「医師の働き方を考える会」は3月11日、署名活動を開始した。活動代表者は医師の鈴木真氏(亀田総合病院)と東京過労死家族会会員の中原のり子氏。… 2019/03/14 産婦人科
ニュース◎入試不正事件があぶり出した「医師の過重労働」 医学生の7割が「将来の働き方に不安」と回答 医学部入試不正事件について、医学生の立場から問題を追及している全日本医学生自治会連合は3月12日、全国の医学生を対象に実施しているアンケート調査の中間報告を発表した。事件の背景として医師の過重労働が浮かび上がったことから、調査では、医学生の7割近くが「将来の働き方に不安」と回答… 2019/03/13 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 ママ外科医が時短勤務で技術認定を取得するまで 自治医科大学附属さいたま医療センターの力山敏樹氏と長谷川芙美氏 医師の働き方改革では、「女性医師への支援」も論点の1つとなっている。医局初の「ママ女性医師」となった同病院一般・消化器外科の長谷川芙美氏と、長谷川氏のキャリア形成をサポートした自治医科大学附属さいたま医療センター副センター長の力山敏樹氏に話を聞いた(以下、敬称略)。… 2019/03/12 外科
ニュース◎産婦人科医師の勤務実態調査 「極度の長時間労働」の医師が27%も 過労死水準超えが66%、月5回以上当直は53% 過労死水準である時間外月80時間以上の医師が66%に達し、厚生労働省が「極度の長時間労働」と定める「月160時間以上」の時間外労働をしている医師も27%に上ることが分かった。また、月5回以上の当直をしている医師は53%で、我が国の産婦人科医師の過酷な労働環境が改めて示された。筑波大学ヘ… 2019/03/11 医師の職場環境
ニュース◎ドクターズ・デモンストレーションが医師の働き方改革で声明 過労死ライン超えでは患者も医師の命も守れない 「上限案の年1860時間は、労働基準法に反する」と批判 医師や医学生、看護師や過労死を考える家族の会のメンバーらも参加したドクターズ・デモンストレーションによる緊急集会が3月7日、衆議院第2議員会館で開催された。 2019/03/08 医師の職場環境
シリーズ◎医師の働き方改革 救急科はいち早く「働き方改革」を実践します 日本救急医学会・医師の働き方改革に関する特別委員会委員長の松本尚氏に聞く 日本救急医学会は、2018年春に医師の働き方改革に関する特別委員会を設置し、同年11月に中間報告を出したほか、2019年1月に追加提言を行っている。救急医の労働環境改善を担当する日本救急医学会・医師の働き方改革に関する特別委員会委員長の松本尚氏(日本医科大学救急医学教授)に話を聞いた。… 2019/03/04 医療提供体制
厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」 医師の時間外労働上限の特例、「年間1860時間」に修正 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が2月20日に開催され、2024年4月から適用される罰則付き時間外労働の上限時間のうち、「地域医療提供体制の確保の観点からの特例(地域医療確保暫定特例水準)」と「一定期間、集中的に技能向上のための診療が必要な場合の特例」の時間外労働時間… 2019/02/22 医師の職場環境
シリーズ◎医師の働き方改革 「無給医は必要悪」では済まされない 東京大学医学部医学系研究科国際保健政策学教授の渋谷健司氏 医師の働き方改革のあり方を巡っては、2019年3月末に時間外労働の上限時間が決まるなど結論が出る予定だ。「医師の働き方改革に関する検討会」で副座長を務める東京大学医学部医学系研究科国際保健政策学教授の渋谷健司氏に、今後の議論のあり方について話を聞いた。… 2019/02/14 医師の職場環境
厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」 医師の健康確保措置、「代償休息」は翌月末までに取得を 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が2月6日に開催され、地域医療提供体制の確保の観点から「時間外労働の年間上限960時間」を満たせないケース(地域医療確保暫定特例水準の適用施設)に対し義務付けられる「追加的健康確保措置」のあり方について、さらなる事務局案が提示された。… 2019/02/08 医療提供体制
シリーズ◎医師の働き方改革 このままでは産婦人科医がまた過労死してしまう 日本産科婦人科学会医療改革委員長の海野信也氏に聞く 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」は1月11日、2024年4月から適用される罰則付き時間外労働の上限時間を、休日労働込みで年間960時間以内・月100時間未満とし、地域医療提供体制の確保の観点からやむを得ずこの水準を満たせない場合には「年間1900~2000時間」とする事務局案を提示… 2019/02/04 産婦人科
シリーズ◎医師の働き方改革 「2000時間の残業を強要される」は全くの誤解だ 厚生労働省審議官の迫井正深氏に聞く 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」は1月11日、2024年4月から適用される罰則付き時間外労働の上限時間を、休日労働込みで年間960時間以内・月100時間未満とし、地域医療提供体制の確保の観点からやむを得ずこの水準を満たせない場合には「年間1900~2000時間」とする事務局案を提示… 2019/02/04 医療提供体制
全国医師ユニオンが緊急声明 「時間外労働の上限1900~2000時間」案に憲法違反の可能性を指摘 過労死問題への対応などを目的に設立された全国医師ユニオンは1月17日に会見を行い、先日の厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」で示された、時間外労働の上限規制を1900~2000時間とする事務局案に対し、憲法違反の可能性があり反対とする緊急声明を出した。… 2019/01/18 医師の職場環境
厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」で骨子案が了承 医師の時間外労働の上限規制案は「1900~2000時間」 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が1月11日に開催され、2024年4月から適用される罰則付き時間外労働の上限時間を原則、休日労働込みで年間960時間以内・月100時間未満とし、地域医療提供体制の確保の観点からやむを得ずこの水準を満たせない場合には「年間1900~2000時間」とする… 2019/01/12 医療提供体制
シリーズ◎医師の働き方改革 医師数を制限し症例数確保と給与アップを 東邦大学医療センター佐倉病院・心臓血管外科医の本村昇氏と齋藤綾氏 心臓血管外科医として第一線で働く東邦大学医療センター佐倉病院・心臓血管外科医の本村昇氏と齋藤綾氏に、現在議論中の「医師の働き方改革」のあり方について話を聞いた(以下、敬称略)。 2018/12/27 外科
厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」で案提示 勤務間インターバルは9時間、当直時は連続28時間まで 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が12月17日、19日に開催され、事務局が、当直・当直明けの日を除き、次の勤務までに9時間のインターバル(休息)を確保することや、当直時の連続勤務時間を28時間までとする案を示した。… 2018/12/21 医療提供体制
市民、行政、医療者、企業の「アクション」例を提示 上手な医療のかかり方懇談会が5つの提言 医師の働き方改革の議論に連動する形で設置された厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」は12月17日、5つの提言をまとめた。 2018/12/18 医師・患者関係
厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」 時間外労働の上限規制、労災認定基準を考慮した案で議論 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が12月5日に開催され、「医師の時間外労働規制についての基本的な考え方(案)」が事務局から提示。2024年4月から適用される罰則付き時間外労働の上限規制のあり方について議論が交わされた。… 2018/12/07 医療提供体制
厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」 医師の研鑽時間を上司が管理するってできるの? 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が11月19日に開催され、「医師の研鑽と労働時間管理の取扱いについて(案)」が提示された。これに対し、各構成員からは「管理者が部下の研鑽を管理するのは難しい」「誰か別の人を張り付けて管理させないと無理」などの意見が噴出した。… 2018/11/22 医療提供体制
厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」 ママ友人脈活用、検定…「上手な受診」啓発に案続々 医師の働き方改革の議論に連動する形で設置された厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」が11月12日、開催された。適切な医療を選択する国内外の「チュージングワイズリー」(choosing wisely)の取り組みを参考に、医療のかかり方として国民に最低限知っておいてほしい5項目… 2018/11/15 医師・患者関係
厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」 医師の働き方改革で優先すべきは「睡眠時間確保」 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が11月9日に開催され、厚生労働行政推進調査事業費「病院勤務医の勤務実態に関する研究」分担研究者である順天堂大学公衆衛生学講座教授の谷川武氏へのヒアリングが行われた。週の労働時間によらず、6時間以上の睡眠時間を確保できていればストレ… 2018/11/13 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 医師の時間外労働の上限設定、例外は許されない 東北大学教授・産業医の黒澤一氏に聞く 医師の働き方改革の在り方を巡っては現在、厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」で議論しており、2019年3月末までに結論を示す予定だ。医師の健康を管理する観点からは、医師の労働時間の上限時間はどう設定すべきなのか――。厚労省検討会構成員の1人である東北大学教授で統括産業医… 2018/11/09 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 現場発の働き方改革、まずはSSI対策から 厚生連高岡病院外科診療部長の原拓央氏に聞く 「手術部位感染」(Surgical Site Infection、SSI)の発生が医師や看護師の働き方に与える影響について調査を行った、厚生連高岡病院(富山県高岡市)外科診療部長の原拓央氏に、調査の意図と調査から得られた教訓について聞いた。… 2018/10/30 感染症
厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」 タスク・シフティング、「まずは業界内での意見を整理して」 会議の様子は動画で配信へ 医師の働き方改革の議論に連動する形で設置された厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」が10月22日、開催された。2回目となる同日の懇談会では、構成員へのヒアリングを実施。外科医・病理医で経営コンサルタントの裴英洙氏(ハイズ株式会社代表取締役社長)は、上手な医療に… 2018/10/26 医療提供体制
シリーズ◎医師の「働き方改革」 「私大病院は専門業務型裁量労働制の導入を」 日本私立医科大学協会「 医学部臨床系教員の働き方改革検討ワーキンググループ」座長の明石勝也氏に聞く 日本私立医科大学協会は2018年4月に会員施設の29大学に対し、専門業務型裁量労働制の導入を推奨する旨を通知し、その手引きとなるパンフレットを公開した。その経緯について、日本私立医科大学協会で「医学部臨床系教員の働き方改革検討ワーキンググループ」の座長を務める明石勝也氏(聖マリアン… 2018/10/24 医療提供体制
「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」が初会合 医師の働き方改革の議論に連動する形で、厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」が設置され、10月5日に初会合が開催された。今後は月1回程度のペースで開催し、今年12月ごろをめどに議論の結果を「医師の働き方改革に関する検討会」にも報告する予定。座長は「医師の働き方改… 2018/10/09 医療提供体制
シリーズ◎医師の「働き方改革」 タスク・シフティング、できることは全てやった 近森病院院長の近森正幸氏に聞く 「医師の働き方改革」における重要な論点の1つである「タスク・シフティング」に先駆的に取り組んでいることで知られる近森病院。同病院のタスク・シフティングの実情について、病院長の近森正幸氏に聞いた。… 2018/10/08 医療提供体制
厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」 応招義務で「無制限に働くこと」は想定されず 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が9月19日に開催され、応招義務の解釈に関する厚労省研究班の主任研究者である岩田太氏(上智大学法学部教授)がこれまでの議論の中間整理を報告した。岩田氏は応招義務について、医師個人が患者に対して直接、民事上の責任を負う義務はなく、倫理… 2018/09/21 行政・制度
シリーズ◎医師の「働き方改革」 「医師の健康管理」が第一、自ずと方針は決まる 日本医師会副会長の今村聡氏に聞く 医師の働き方改革については、厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が2019年3月末までに結論を示す予定だ。そんな中、日本医師会の「医師の働き方検討会議」は「医師の働き方改革に関する意見書」を7月に取りまとめた。意見書の内容について、厚生労働省検討会のメンバーでもある日本… 2018/09/13 行政・制度
医師の働き方改革に関する検討会 医師の時間外労働規制と応招義務の関係を議論 「国民の医療のかかり方」に関する懇談会を設置へ 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が9月3日に開催され、同省が示した今後の検討の進め方(案)が了承された。焦点の1つが医師の応招義務で、時間外労働の上限を超過している状態で、救急対応などの応招義務が課せられるか否かなどについて議論を進める方針だ。また、医師の働き方改… 2018/09/04 医師の職場環境
シリーズ◎「医師の働き方改革」 昭和大病院、働き方改革で年間3.5億円の支出増 医師数確保のため専攻医の処遇を改善、当直明けの帰宅徹底も 2016年に付属の3病院が労働基準監督署からの立入調査を受けたことを契機に、2017年4月に働き方改革をスタートさせた昭和大学病院。いわゆるシフト制を導入した上で土曜診療を開始したのは既報(関連記事:昭和大学病院の「働き方改革」は成功するか)の通り。その後の動きを追った。… 2018/08/28 医療提供体制
シリーズ◎「医師の働き方改革」 杏林大病院、12診療科の夜間勤務体制を縮小 4月からはスマホで出退勤管理も 2017年7月に労働基準監督署による立入調査が行われ、同年10月に医師に対する長時間労働の改善と、割増賃金の不足分の支払いに関する是正勧告と指導を受けた杏林大学医学部付属病院。2018年2月に全医師に変形労働時間制を導入し、改革に着手したことは既報(関連記事:杏林大病院、診療体制維持で… 2018/08/28 医療提供体制
学会トピック◎日本病院学会2018 聖路加病院長・福井氏「『医療の質』の議論が二の次で危惧」 6月28日から石川県金沢市で開催された第68回日本病院学会では「医師の『働き方改革』はどうあるべきか」をテーマにしたシンポジウムが開催された。最初に登壇した聖路加国際病院院長の福井次矢氏は、米国では睡眠不足のレジデントが起こした医療事故を契機に「医師の労働時間規制」が議論されたのに… 2018/07/16 行政・制度
4カ月ぶりに議論再開、「医師の働き方改革に関する検討会」 働き方改革「緊急的取り組み」の実施率、2~3割にとどまる 医師の働き方改革の在り方を検討するために設置された厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が7月9日、およそ4カ月ぶりに開催された。3月に通知が発出された「緊急的取り組み」の実施状況が2~3割にとどまっていることのほか、(1)今後の議論の進め方、(2)国民の理解を得るための患… 2018/07/11 行政・制度
シリーズ◎医師の働き方改革 東京医科歯科大病院に見る裁量労働制の現実 労働基準監督署から是正勧告を受け、医師らに未払い分の割増賃金を支払ったことが今春に報道された東京医科歯科大学医学部附属病院。全国に先駆けて助教以上に「専門業務型裁量労働制」を導入している大学病院の1つとして知られていた。未払いはなぜ起きたのか、大学病院で裁量労働制は機能してい… 2018/06/14 行政・制度
シリーズ◎医師の働き方改革 「時間外労働を減らせ」のパワハラを今すぐやめろ 働き方改革の名の下にはびこる違法行為、病院幹部Y氏の告白 関東地方にあるX病院に勤務する50代のY氏は、自院で行われている「医師の働き方改革」に大きな不満を感じている1人だ。Y氏の病院にはここ数年間の間に労働基準監督署の立入調査が入り、既に医師の労働環境改善に着手している。だが、Y氏によると「働き方改革」とは名ばかりで、その実態は非常に悪… 2018/06/05 外科
シリーズ◎医師の「働き方改革」 「独自の医師労働法制を」四病協が厚労省に要望 四病院団体協議会は4月18日、独自の医師労働法制の制定などを求める「医師の働き方改革」に関する要望書を取りまとめ、同日中に加藤勝信厚生労働大臣宛ての要望書を提出した。 2018/04/24 医師の職場環境
全自病会長の邉見氏「『医師の3偏在』の解決なくして規制は本末転倒」 病院や診療科の特性踏まえた時短策、「実施できる」は半数程度 全国自治体病院協議会はこのたび、会員病院を対象に実施した働き方改革に関するアンケート結果を公表した。厚生労働省が3月に通知した「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取り組み」のうち、医師以外ができる仕事を医師以外の職種に委譲する「タスクシフティング(業務の移管)の推進」の項目に… 2018/04/17 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 働き方改革はあくまで手段。目的を忘れるな 日本病院会会長の相澤孝夫氏に聞く 医師の働き方改革については、時間外労働の上限設定などを厚生労働省の検討会で議論中で、2019年3月末までに結論が示される予定だ。あと1年で結論を得ようとしている検討会の論点と進むべき方向性について、日本病院会会長で相澤病院(長野県松本市)最高経営責任者の相澤孝夫氏に話を聞いた。… 2018/04/06 医療提供体制
シリーズ◎医師の「働き方改革」 「医師は長時間が当たり前」を押し付けるな 元労働基準監督官で社会保険労務士の原論氏に聞く 医師の働き方改革のあり方を巡っては、時間外労働の上限設定などを厚生労働省の検討会で議論中で、2019年3月末までに結論が示される予定だ。だが、労働基準監督署による全国の医療機関への立入調査が相次ぎ、医療界は右往左往している。かつて病院にも立入調査に入ったことのある元労働基準監督官… 2018/03/24 医師の職場環境
労基署から是正勧告、夜間・休日の急変対応などが対象に 東京医歯大、裁量労働制の医師80人に590万円支払い 東京医科歯科大学医学部付属病院(東京都文京区)を運営する東京医科歯科大学が、中央労働基準監督署からの是正勧告を受け、専門業務型裁量労働制で勤務する医師80人に未払いだった時間外労働の割増賃金、合計590万円を支払ったことがこのほど明らかになった。… 2018/03/23 医師の職場環境
大学病院の医局に所属する、ある心臓血管外科医A氏の訴え 働き方改革で手術が減るなら私は病院を辞める 関東地方にあるX病院に勤務する40代の心臓血管外科医のA氏は、議論が続いている医師の働き方改革に不満を感じている1人だ。最近、A氏が所属する医局があるY大学病院にも、労働基準監督署の立入調査が入り、これから本格的な医師の労働環境改善が始まる見込みだ。A氏は働き方改革のどこに不満や不… 2018/03/13 外科
時短に向け他職種へ委譲すべき9つの業務を明示 厚生労働省は3月5日、労働基準法改正を待たずに今すぐ全医療機関で取り組むべき「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取り組み」に関する通知を各都道府県と病院団体に発出。医師の労働時間短縮のために全医療機関が直ちに取り組むべき6項目を示した。… 2018/03/08 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 聖路加病院、1月からほぼ全科で土曜外来休診 聖路加国際病院院長の福井次矢氏に聞く 日経メディカルでは2017年5月、特集「医師こそ働き方改革を」の中で、一部診療科で土曜外来を休止するなどの改革を進める聖路加国際病院(東京都中央区)の例を紹介した。その後、同病院での働き方改革はどこまで進んだのか。院長の福井次矢氏に聞いた。… 2018/03/01 救急医療・集中治療
シリーズ◎医師の「働き方改革」 宿日直明け連続勤務で診療ミス増加、7割が経験 医療安全の点から医師の連続労働にも上限を 宿直明けの連続勤務が医師の集中力や判断力を鈍らせ、実際に診療ミスが増えていることが、2月20日に公開された「勤務医労働実態調査2017」の最終報告で明らかになった。調査に当たった全国医師ユニオン代表の植山直人氏は、「欧米では医療安全の点から医師の連続労働に上限が設けられている。日本で… 2018/03/01 医療安全
シリーズ◎医師の「働き方改革」 杏林大病院、診療体制維持での働き方改革に挑戦 杏林大学病院長の岩下光利氏と杏林学園副理事長の松田剛明氏に聞く 杏林大学医学部付属病院(東京都三鷹市)を運営する杏林学園が2017年秋、三鷹労働基準監督署から是正勧告と指導を受けていたことは既報の通り(参考記事:杏林大病院にも労基署、月80時間残業に勧告)。その後、同病院が取り組んだ「医師の働き方改革」について、杏林大学医学部付属病院長の岩下… 2018/02/23 医師の職場環境
働き方改革の「緊急的取り組み」今月中に通知へ 医師の働き方改革の在り方を検討するために設置された厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」は2月16日、「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取り組み案」を座長一任で了承した。同省は2月中に、病院団体などに対し、医療機関での取り組みを求める通知を出す方針だ… 2018/02/22 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 働き方改革の切り札はフィジシャンアシスタント NPO法人医療制度研究会副理事長の本田宏氏に聞く 医師の働き方改革に関する議論が進んでいる。2018年1月に、厚生労働省の医師の働き方改革に関する検討会が出した「緊急的取り組み」案では、医師の労働時間短縮のための方策として、タスクシフティングを含む6項目が提示された。タスクシフティングの具体的な方法論について、NPO法人医療制度研究… 2018/02/22 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 働き方改革とは働き方の多様性を認めること 北里大学医学部医療管理学教授の渋谷明隆氏に聞く 厚生労働省の医師の働き方改革に関する検討会は、医師の労働時間短縮のために全医療機関が直ちに取り組むべき項目として、尿道カテーテル留置など一部の行為を他職種に業務移管することなど6項目を示している(関連記事)。あと1年で結論を得ようとしている「医師の働き方改革」の論点と進むべき… 2018/02/21 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 働き方改革で仕事量は変わらず給料は減りました ある内科医の告白 労働基準監督署の立ち入り調査を受けた関東地方にあるA病院は、この調査を契機に医師の労働環境改善に着手した。しかし、A病院に内科医として勤務するX氏(6年目)によれば、病院が取り組む働き方改革に賛同しない医師は少なくないという。A病院の取り組みはなぜ医師に支持されないのか。X氏に話… 2018/01/30 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 時間外労働を減らすには診療制限せざるを得ない 労働者健康安全機構理事長の有賀徹氏に聞く 医師の働き方改革として、早ければ2024年から罰則付きの時間外労働時間の上限規制が適用されることが決まっている。これに向けた第一歩として、2018年1月、厚生労働省の医師の働き方改革に関する検討会は、医師の労働時間短縮のために全医療機関が直ちに取り組むべき項目として、尿道カテーテル留… 2018/01/30 医師の職場環境
時間外労働賃金の不足分として総額数億円を追加支払い 杏林大病院にも労基署、月80時間残業に勧告 杏林大学医学部付属病院(東京都三鷹市)を運営する杏林学園が、2017年秋に三鷹労働基準監督署から是正勧告と指導を受け、その対応として、2017年末に医師に対して時間外労働賃金の不足分を支払ってていたことがこのたび明らかになった。 同病院担当者によると、立ち入り調査があったのは2017年… 2018/01/24 医師の職場環境
医師の勤務時間を就業規則で定めていないことを指摘 北里大病院に労基署が立ち入り調査・是正勧告 北里大学病院(神奈川県相模原市)はこのほど、相模原労働基準監督署から是正勧告と指導を受けていたことを明らかにした。 同院広報担当者よると相模原労基署の立ち入り調査があったのは11月後半で、是正勧告と指導を受けたのは12月27日。時間外労働・休日労働の条件について36(サブロク)協定… 2018/01/24 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 大学病院の医師には専門業務型裁量労働制を 全国医学部長病院長会議の山本修一氏に聞く 医師の働き方改革は、早ければ2024年から本格運用が始まることが決まっている。厚生労働省に検討会が設置され、議論が進んでいるが、この議論のあり方について、2017年11月、全国医学部長病院長会議の大学病院の医療に関する委員会の委員長を務める山本修一氏は厚生労働大臣へ要望書を提出した。… 2018/01/22 医療提供体制
シリーズ◎医師の「働き方改革」 昭和大学病院の「働き方改革」は成功するか 昭和大学理事長の小口勝司氏に聞く 昭和大学が、関連3病院に労働基準監督署が立ち入り調査(臨検監督)に入ったことを契機に既に今春から「医師の働き方改革」に着手したことは既報の通り(参考記事:昭和大学、医師のシフト制や土曜午後診療を導入)。具体的にどのような働き方改革を行ったのか、職員の反応や今後の課題などについ… 2017/11/15 医師の職場環境
勤務医労働実態調査2017の中間解析 当直明けの連続勤務で「診療ミス増」が27% 当直明けの連続勤務が、医師の集中力や判断力を鈍らせ、実際に診療ミスが増えていることが明らかになった。勤務医労働実態調査2017の中間解析で分かったもので、全国医師ユニオン代表の植山直人氏が11月9日、厚生労働省で記者会見し発表した。… 2017/11/10 医療安全
全国自治体病院協議会会長の邉見公雄氏に聞く 労基署に踏み込まれる前に医療界がすべきこと 医師の働き方改革をめぐっては議論が進行中で、早くて7年後から法律が適用されることが決まっている。政府が推進する医師の働き方改革のあり方に対し、2017年9月下旬に厚生労働大臣に緊急要望を提出したのが全国自治体病院協議会会長の邉見公雄氏だ。厚生労働省の中央社会保険医療協議会の委員を6… 2017/11/09 医療提供体制
新潟、過労自殺した女性医師の遺族が市と病院長らを 違法な長時間労働を放置の疑いで刑事告発 長時間労働による過労が原因で自殺したと労災認定された新潟市民病院の女性研修医の遺族は10月26日、同病院では違法な長時間労働が放置されているとし、労働基準法違反の疑いで、市と病院長らを新潟労働基準監督署に刑事告発した。… 2017/10/31 医師のキャリア
シリーズ◎医師の「働き方改革」 昭和大学、医師のシフト制や土曜午後診療を導入 附属3病院に労基署入ったことが契機に 昭和大学では今春から、医師の勤務体系にシフト制を導入するなど、大規模な院内の「働き方改革」に着手していることがこのほど明らかになった。これは、昭和大学の附属3病院に、労働基準監督署が立ち入り調査(臨検監督)に入ったことを契機にしたもの。… 2017/10/30 医師の職場環境