日本プライマリ・ケア連合学会理事長・丸山泉氏に聞く 総合診療という新専門領域の確立の意義は大きい ――4月から新専門医制度がスタートします。総合診療が専門領域に加わる意義を教えてください。 歴史的に大きな1歩だと考えています。世界的な現象なのですが、医療は高度化に伴ってますます専門分化し、臓器別専門医は分析的に人間の身体を診ます。その結果、「誰が統合的に患者を診るのか」とい… 2018/01/23 プライマリケア
シリーズ◎岐路に立つ総合診療 総合診療科を根付かせるにはまず「種まき」を 日本プライマリ・ケア連合学会副理事長・前野哲博氏に聞く 総合診療に力を入れるという方針の病院から請われ、都心部のある病院に総合内科のリーダーとして入職した内科医のA氏(当時50歳)が孤軍奮闘の末に病院を退職するまでの経緯を書いた「中小病院で総合内科がうまく機能しない理由」。10月に当サイトに掲載したこの記事について、筑波大学地域医療教… 2017/12/27 医療提供体制
全日本病院協会が総合医育成事業を開始 病院勤務医も「総合的な診療能力」の研修を 対象は10年目以上の医師、来年1月から受講者を募集 全日本病院協会は11月10日、「全日本病院協会総合医育成事業」として同協会会員施設の医師を対象に、総合的な診療能力を身に付けるための研修と認定医制度を始めることを公表した。受講対象は、臨床経験が約10年以上の全ての診療科の医師。受講料は最大で40~50万円程度と見込まれ、受講者が所属… 2017/11/15 医師のキャリア
ある総合内科医の独白「私はこれで病院を辞めました」 中小病院で総合内科がうまく機能しない理由 数年前、総合診療に力を入れるという方針の病院から請われ、都心部のある病院に総合内科のリーダーとして入職した内科医のA氏(当時50歳)。だが、そのA氏は先日、ひっそりとその病院を退職した。孤軍奮闘するもあえなく散ったA氏から、退職に至る経緯と心の動きを聞いた。(匿名化のため、内容の… 2017/10/02 プライマリケア
シリーズ◎岐路に立つ総合診療 病院総合医というサブスペシャリティは必要だが病院内の便利屋になってはいけない 日本病院会副会長の末永裕之氏に聞く 7月下旬に日本病院会独自で「病院総合医」を育成する方針を明らかにした。この病院総合医の創設に向けて旗ふり役を務めた日本病院会副会長の末永裕之氏に、日本における総合診療の位置付けや今後の課題について聞いた。… 2017/09/28 プライマリケア