NEWS◎変更計画の事前確認で機能向上をタイムリーに 大腸内視鏡AI「EndoBRAIN-EYE」がIDATEN制度の適用に サイバネットシステム(東京都千代田区)は2022年5月12日、同社の大腸内視鏡画像診断支援プログラム「EndoBRAIN-EYE」が「医療機器等の変更計画の確認及び計画に従った変更に係る事前届出制度」(通称、IDATEN[Improvement Design within Approval for Timely Evaluation and Notice]制度」を利… 2022/05/12 消化器
NEWS◎カルディオインテリジェンスのSmartRobinが進化 心電図解析ソフトにAI搭載、期外収縮との判別も見やすく表示 カルディオインテリジェンス(東京・港区)は2022年4月26日、人工知能(AI)によって心電図データを自動解析し、心房細動を起こしている波形を検出するソフトウエア「SmartRobin AIシリーズ」のサービス提供を開始した。… 2022/04/26 循環器
トレンド◎他疾患の検査ついでに初期病変をスクリーニング 治せる膵癌を単純CTで見つけるAI、数年後にも 総合南東北病院と富士通が共同研究を開始 肺疾患の精査目的で胸部単純CTを撮影。呼吸器科医が肺の所見に注目している間に、人工知能(AI)を備えた画像解析ソフトウエアが足側のスライスにわずかに写っている膵癌の初期病変を検出し、アラートを出した。消化器科に紹介し、超音波内視鏡で検査したところ、1cmの小さな膵癌が見つかり、外科… 2022/04/26 消化器
トレンド◎静岡で始まった次世代型心房細動診療 地域の「隠れ心房細動」を見逃さない 健診会場で活躍するAI 健康診断で人工知能(AI)とウエアラブルデバイスを駆使し、地域の「隠れ心房細動」患者を見つけ出す──。少し前ならば未来予想図に書かれていたような取り組みが、静岡市清水区で始まった。地域の健康診断で測定する心電図をAIで解析して高リスク者を拾い上げ、ウエアラブルデバイスを用いた心… 2022/03/17 循環器
インタビュー◎歴史からひもとく心房細動診療の今 脈の乱れの検出が容易になった今こそ慎重な治療選択を 慶應義塾大学名誉教授・国際医療福祉大学三田病院名誉院長の小川聡氏に聞く 半世紀にわたって心房細動診療に携わってきた第一人者は、ウエアラブルデバイスや人工知能(AI)といった最新のテクノロジーが導入され、大きく変わろうとしている心房細動診療をどう見ているのか──。長らく慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科教授を務め、日本心電学会(現・日本不整脈心電学会… 2022/03/16 循環器
リポート◎テクノロジーが変える心房細動診療 次々「見つかる」心房細動、本当に治療すべき? ウエアラブルデバイスや人工知能(AI)の進歩により、心房細動診療が大きく変わりつつある。従来は「見つける」ことそのものが難しかった発作性心房細動は、患者が常に身に着けるスマートウオッチによって検出が容易となり、さらには心電図波形から将来の心房細動発症を予測するAIの実現へと到達… 2022/03/15 循環器
NEWS◎シーメンスの医療プラットフォーム上で内視鏡・頭部MR画像のAI解析が可能に 国内3社の診断支援AIが共通プラットフォームに搭載へ シーメンスヘルスケアが提供する医療プラットフォーム「teamplay digital health platform」において、国内3社が開発した、人工知能(AI)を活用した診断支援ソフトウエアが利用できるようになる。使用可能となるのは、上部内視鏡検査で胃癌を鑑別および検出するAIソフトウエア(開発元:AIメディ… 2021/11/15 医療機器
リポート◎「EIRL Chest Nodule」発売から1年、見えてきたAIの強みと課題 胸部X線写真の結節影を検出するAIの実力は? 胸部X線写真から、肺癌の候補となる結節影を人工知能(AI)が検出するソフトウエア「EIRL Chest Nodule」が発売されて約1年。読影難度の高い病変も拾い上げられるなど、肺癌の見落とし防止への効果に期待が寄せられる一方、臨床現場で活用する上での課題も見えてきた。… 2021/09/09 放射線科
トレンド◎AIを活用したクラウド心電図解析サービスが提供開始 AIの助けでホルター型心電図検査がもっと身近に 24時間にわたるホルター型心電図検査のデータを人工知能(AI)が解析し、病的意義のある不整脈を検出するクラウドベースのサービスが2021年7月に始まった。大手製薬企業がサービスに参入したことでも注目を集めている。非専門医でも手軽にホルター型心電図検査を実施できるようになることで、プラ… 2021/09/08 循環器
トレンド◎AI問診・受診相談のUbieが提供する「ユビーリンク」 来院前にAI問診結果が診療所に届くサービス開始 人工知能(AI)を活用した問診・受診相談を手掛けるUbie(東京都中央区)は2021年7月、患者と地域の診療所を結ぶ新サービス「ユビーリンク」の提供を開始した。患者がスマートフォンなどで症状に関する質問に回答していくと、AIが関連病名とその疾患に対応可能な近隣医療機関の情報を表示。また、… 2021/09/07 プライマリケア
リポート◎新製品が続々登場、「十分に便利」ではあるが… 大腸内視鏡AIの普及に必要なラストピース AI(人工知能)を活用した医療機器の中で、最も実用化が進んでいるといえるのが大腸内視鏡だ。2019年3月には、内視鏡画像診断支援ソフトウエアとして国内初の薬事承認を取得したEndoBRAINが発売。その後も検査やポリペクトミーの際に使える内視鏡AIが相次いで登場している。内視鏡AIを日常診療に… 2021/09/02 消化器
NEWS◎救急現場での頭部CT読影を補助するAIが発売 頭部CT画像の脳出血部位をAIが自動抽出 エルピクセル(東京都千代田区)は2021年5月25日、頭部CT画像から頭蓋内の出血による高吸収域を人工知能(AI)が自動抽出する医用画像解析ソフトウエア「EIRL Brain Segmentation」について、医療機器としての製造販売認証を取得し、販売を開始した。 エルピクセルはAIによる医用画像解析ソフト… 2021/06/18 救急医療・集中治療
トレンド◎日本の医薬品開発を活性化するスタートアップの取り組み 今年から臨床試験のデータ管理にブロックチェーン技術導入が進む サスメドがサービス提供を本格化 今年は臨床試験におけるブロックチェーン技術の普及が始まった初めての年と記憶されるかもしれない。臨床試験のコストを大きく下げることに貢献すると期待されるブロックチェーン技術の開発を進めるサスメド(東京・中央、上野太郎代表取締役社長)が、ブロックチェーン技術を使った臨床試験デー… 2021/05/17 医療情報
トレンド◎脳卒中後の上肢麻痺に挑む 筋電信号で手指の屈伸を補助するロボットがやってくる 脳卒中後の麻痺に対するリハビリテーションにロボットを活用する動きが広がっている。中でも、筋電位を検出して患者の動かそうと意思をくみ取り、それをサポートすることでリハビリ効果を高めるロボットが登場し始めた。ただし、現状では下肢に装着してリハビリをサポートするロボットが多い。そ… 2021/05/12 骨・関節・筋
リポート◎国立国際医療研究センターとアクセンチュアが共同研究を開始 「ブラックボックス」化しない生活習慣病リスク予測AIを目指す 国立国際医療研究センターと大手コンサルティングファームのアクセンチュア(東京都港区)は、生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症)のリスクを予測する人工知能(AI)モデルの開発に関する共同研究を2021年2月から開始した。国立国際医療研究センターが蓄積してきた約12万件の健康診断データ… 2021/05/10 医療情報
トレンド◎ニューロフィードバック法の開発進む うつ病や慢性疼痛はMRIの中に入るだけで治療できる うつ病や慢性疼痛に対する新しい治療として、ニューロフィードバック法を応用する開発が進んできた。患者はMRIに寝転んで機能的MRI(functional MRI:fMRI)を測定するだけでよく、脳回路を測定し、望ましい脳活動をしたときに報酬を与えることで脳に学習させる方法だ。ニューロフィードバック法は… 2021/04/16 精神・神経
NEWS◎フィリップスが脳ドック用プログラム「BrainSuite」の提供を開始 「脳ドック+α」で認知症リスクを可視化 AIが海馬体積を測定、生活習慣改善のアドバイスも提示 フィリップス・ジャパン(東京都港区)は、人工知能(AI)による脳MR画像解析、認知機能テストなどの結果を組み合わせることで、脳の健康状態や認知症発症予防へのアドバイスを提示する脳ドック用プログラム「BrainSuite」の販売を開始した。医療機関における脳ドック検査へのオプションとして提… 2021/04/16 精神・神経
トレンド◎脳波や脳活動情報を使った新たな研究進む うつ病診断はダイレクトなバイオマーカーで うつ病の診断は、器質的疾患を除外した上で、抑うつ気分、興味または喜びの喪失に加え、食欲の減退、不眠あるいは睡眠過多、焦燥、易疲労性や気力の減退、無価値感、思考力や集中力の減退、自殺念慮などの症状が2週間以上に渡ってほとんど毎日認められるかどうかを評価する。しかし、こうした患者… 2021/04/06 精神・神経
トレンド◎心房細動の診断を容易にするソフトウエア登場 2年後、心電図検査は大きく様変わりする わずか30秒の心電図検査で、洞調律を示す患者が過去24時間以内に心房細動発作を起こしていることを明らかにしたり、ホルター心電図検査で一見問題なさそうな患者が過去1週間以内の発作を起こしたことを明らかにする──。そんな新しい心電図検査が早ければ2年後にやってきそうだ。… 2021/03/25 循環器
リポート◎COVID-19疑い患者はコールセンターに誘導 「適切な受診行動」を促す海老名市のAI受診相談 神奈川県海老名市では2020年12月から、市民を対象に人工知能(AI)を用いた受診相談システムの提供を開始した。ウェブサイトから症状などに関する20問程度の質問に回答していくと、AIが問診結果と位置情報を用いて、近隣の適切な医療機関を表示して受診を勧奨する。新型コロナウイルス感染症(COV… 2021/02/01 医療機器
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ6》 AIは介護業務の軽減にも大きく貢献する 高橋泰氏(国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野教授)に聞く 車に乗った人が歩く人より速く移動できるように、医師がAIを使いこなせば、より精度の高い診断をできるようになることは間違いない。医学論文をはじめとする文献を高速で検索・解析し、信頼度が高いセカンド・オピニオンを提示することにより、医師の診断をサポートする存在となるはずだ。… 2017/01/23 医療情報
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ5》 人工知能は便利な参考書と捉えるべき 澤智博氏(帝京大学医療情報システム研究センター教授)に聞く AIは今後、人が欲しいと思った情報をすぐに使える形で示してくれる、便利な参考書になる。日常診療の中で、常に医師に寄り添うシステムとして、医師に新たな気づきを与えてくれる存在になると私は捉えている。… 2017/01/20 医療情報
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ4》 技術の進歩に合わせAIを使いこなす努力を 木村昭夫氏(国立国際医療研究センター病院救命救急センター長)に聞く 私がこれまで目にしてきた適切な鑑別診断ができなかった事例を振り返ると、その多くは患者情報の不足や、複数の患者の処置を同時並行で行っていたが故に判断の遅れや間違いを招いたケースであった。これらの問題は、救急診療の現場にAIが導入されることで解決されるのではないかと期待している。… 2017/01/19 先端医学
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ3》 AIはあくまで医師の診断を助ける良きツール 山中克郎氏(諏訪中央病院院長補佐/総合内科)に聞く 技術革新のスピードは速い。あと5年か10年もたてば、受付には予診を取るためのロボットが置かれ、外来診療は大きく変わるだろう。 2017/01/18 先端医学
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ2》 学習内容とその方法でAIの精度は大きく変わる 東條有伸氏(東京大学医科学研究所先端医療研究センター長)に聞く AIに関する様々な報道がされ、関心や期待が高まっている。だが、米IBMが開発しているAIのWatsonを使って研究をしている立場からすると、診療現場での実用化にはまだ課題が多いと感じている。 2017/01/17 癌
特集◎人工知能は敵か味方か《AI実用篇 その7》 救急患者をAIがトリアージ、搬送先決定も支援 救急医療という「時間との戦い」に、スマホアプリとAIで挑む。東京慈恵会医科大学先端医療情報技術研究講座准教授で脳神経外科医の高尾洋之氏は2016年11月から、そんなプロジェクトを主導している。 2017/01/16 先端医学
特集◎人工知能は敵か味方か《医師のホンネ1》 診療現場でのAI活用、医師はどう思ってる? ウェブアンケートの結果から 前ページまでに紹介した事例以外にも、様々な医療の場面でAIを活用していこうとする研究や取り組みが広がっている。その多くが、医師の診断や判断を補助するツールとしてAIを活用するものだ。 2017/01/16 先端医学
特集◎人工知能は敵か味方か《AI実用篇 その5》 ウェアラブル端末で常時遠隔モニタリング 「患者が診察に来た時に得られるデータだけでは分からないことがある」。慶應義塾大学循環器内科特任助教の木村雄弘氏は日々、患者と向き合う中でそう実感している。診察日と診察日の間、患者の日常生活時のバイタルサインや自覚症状はどう変化しているのか。そこにこそ、循環器疾患を適切に診療… 2017/01/13 先端医学
特集◎人工知能は敵か味方か《AI実用篇 その6》 術中の患者情報をリアルタイムで収集・分析 多数のディスプレーやロボットに囲まれた、近未来型の手術室が2016年6月、東京女子医科大学で産声を上げた。その名は「SCOT(Smart Cyber Operating Theater:スコット)」。 2017/01/13 先端医学
特集◎人工知能は敵か味方か《AI実用篇 その3》 症状や検査値の入力でAIが瞬時に臨床推論 日常診療で臨床医がすぐにでも活用できるAIシステムとして期待を集めているのが、自治医科大学が複数の企業と共同で開発に取り組んでいる総合診療支援システム「ホワイト・ジャック」だ。 2017/01/12 プライマリケア
特集◎人工知能は敵か味方か《AI実用篇 その4》 読影専門医も見落とす小病変をAIでキャッチ 日本はX線CT装置の保有台数で世界一を誇る医用画像大国だ。一方、その読影を担う放射線科医の数は米国などに比べて圧倒的に少なく、一部の専門医に負荷が集中している。この状況は病理医も同様だ。 2017/01/12 放射線科
特集◎人工知能は敵か味方か《AI実用篇 その2》 カルテ解析で精神疾患患者の予後を予測 「前に似た患者がいたけど、どの人だったかな」。参考のために過去の患者のカルテを見ようと思っても、精神疾患診療では、それがとても難しい。精神疾患患者のカルテの記載は自由記述文が多く、分量も膨大だからだ。しかも各医師の経験や考え方が書き方に反映されるため、同じ症状の患者でも文章… 2017/01/11 精神・神経
特集◎人工知能は敵か味方か《AI実用篇 その1》 ゲノムを解析、AIの助言で癌の治療方針を変更 AIの助言を受け、入院していた癌患者の診断と治療方針を変更した結果、通院で治療を受けられるまでに回復した──。2016年の夏、東京大学医科学研究所で得られたこんな成果が大きな話題となった。 2017/01/11 癌
特集◎人工知能は敵か味方か《プロローグ》 202X年、医療現場に人工知能がやって来た コンピューター技術の急速な進歩により、医師の業務を人工知能(artificial intelligence:AI)に支援させようという研究が世界中で進んでいる。自ら学習し、成長し続ける能力を持ったAIは、多忙を極める医師を助ける存在として歓迎されるだろう。しかし、やがて医師がAIに取って代わられる日が来な… 2017/01/10 医療情報