特集◎糖尿病治療薬 戦国時代《5》インタビュー 「高齢者糖尿病は個別の管理目標を」 東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科教授 門脇 孝氏 2型糖尿病に対する薬剤開発はSGLT2阻害薬の上市で一段落し、各薬剤のエビデンスも出そろってきた。年齢や病態に応じた治療が求められる中、これまでのエビデンスをどのように診療に生かせばよいのか。日本糖尿病学会理事長で、糖尿病診療のオピニオンリーダーの1人である門脇氏に聞いた。… 2016/02/16 代謝・内分泌
特集◎糖尿病治療薬 戦国時代《4》 新薬動向◆週1回型薬剤は支持を得るか DPP-4阻害薬とグルカゴン様ペプチド(GLP)-1受容体作動薬では、1週間に1回の投与で済む薬剤が複数登場している。インスリンでは溶解持効型と超速効型の配合剤が発売された。一方、第3相試験まで進み有望視されていた新薬の開発中止も発表された。… 2016/02/15 代謝・内分泌
特集◎糖尿病治療薬 戦国時代《3》 メトホルミン◆欧米で揺らぐ第一選択薬の座 欧米の糖尿病学会のガイドラインでは、第一選択薬に位置付けられているメトホルミン。心血管リスクを下げ、薬価も安い。だが、EMPA-REGに続くSGLT2阻害薬の大規模臨床試験の結果次第では、その座を一部譲り渡すことになるだろう。… 2016/02/12 代謝・内分泌
特集◎糖尿病治療薬 戦国時代《2》 DPP-4阻害薬◆国内で敵なしも課題は残る 発売から7年、我が国では事実上の第一選択薬の地位を築いたDPP-4阻害薬。禁忌や慎重投与となる条件は限定的で、幅広い患者層をカバーする。残る課題は、長期安全性と大血管合併症の発症・進展予防に関するエビデンスの確立だ。… 2016/02/11 代謝・内分泌
特集◎糖尿病治療薬 戦国時代《1》 SGLT2阻害薬◆高評価の欧米 日本では後手 2015年9月、朝晩は既に肌寒くなった北欧ストックホルムで開催された第51回欧州糖尿病学会(EASD2015)。その最大のトピックスが、SGLT2阻害薬エンパグリフロジン(商品名ジャディアンス)の心血管安全性を評価した「EMPA-REG OUTCOME試験」(以下EMPA-REG)の発表だった。2000席以上あろうかという… 2016/02/10 代謝・内分泌