特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《8》釣り針の抜去 とっても楽に釣り針を抜くテクニック 注射針で刺し口を広げるワザも 離島では、釣り針による刺傷も多い。釣り針には返しがあり、引っ張っても抜けにくい。そこで、釣り針による刺傷では針先が皮膚の外に出るまで押し込んでから返し部分を切断して針を抜くPush Through法が行われている。… 2014/11/28 外科
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《7》魚骨の摘出 魚骨摘出は内視鏡で、取り出す際の損傷に注意 直視では咽喉頭を活用 海の幸に恵まれた、島の食卓。だが、魚の骨の誤飲には注意が必要だ。 2014/11/27 医療機器
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《6》エイの毒棘の抜去 刺毒魚の毒は高温で失活させる 指神経ブロック後に先端から引き抜く 離島では海洋生物による外傷も多い。創の処置はもちろんだが、背びれや胸びれに毒棘を持つ刺毒魚による外傷では、毒への処置も必要だ。 2014/11/26 外科
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《5》剥離皮膚の固定 剥がれた皮膚は切除しない 薄く延ばして湿潤環境を保つ 日常生活や介護サービスを受けている間に、ちょっとしたことで皮膚が剥がれた──。島の診療では、こんな訴えもしばしばあるという。「高齢者は皮膚が弱くなっており、転倒や体位変換などの際の少しの刺激でも皮膚が剥がれたり、裂けることがある」と三浦氏は話す。… 2014/11/25 皮膚科
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《4》ばね指への腱鞘内注射 ばね指は屈曲腱周囲にステロイドを注入 エコーで指の屈曲動作を確認 離島での処置が評判を呼び、患者が治療を受けるために島外からはるばるやって来るケースもある。 2014/11/21 骨・関節・筋
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《3》粉瘤の摘出 粉瘤は薬液注入後に生検パンチでくり抜く エコーを使って腫瘤内部の血流を確認 一般に皮膚科医や形成外科医が処置を行う皮膚の腫れや痛みも、離島の医師にとっては守備範囲となる。 2014/11/20 皮膚科
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《2》関節穿刺 痛風発作は局所麻酔で当座の痛みを抑える エコーガイド下で関節液を採取 隠岐島前病院の外科外来で白石氏が行った検査・処置では、膝関節注射や肩滑液包注射、腰痛トリガーポイント注射などが軒並み上位だったことからも分かるように、高齢者が多い離島では関節の痛みを訴える患者を診る機会が多い。離島の医師が行う小外科処置の多くは、痛みを和らげる処置といえそう… 2014/11/19 代謝・内分泌
特集◎小外科スキルは 離島に学べ!《1》 離島の外科外来で多い検査・処置ランキング 離島の診察室には、様々な症状を抱えた患者が訪れる。内陸の病院のバックアップはあるものの、その場でできる限りの対応を行うのが島の医療の基本。そんな島の医師が日常診療で行っている処置の工夫やコツは、地域を支えるプライマリ・ケア医にも役立ちそうだ。… 2014/11/18 外科