リポート・特集
REPORT: 2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎
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2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.10
C型は全例ウイルス排除へ、B型はIFN見直す流れ
インタビュー 熊田博光氏(虎の門病院分院長)
2013/ 9/24
非A非B肝炎の時代から約20年─。C型肝炎の治療は大きく進化し、B型肝炎の治療の進歩を追い越した。肝炎に関する数々の論文を発表し、国内の肝炎診療を牽引し続ける虎の門病院分院長の熊田博光氏にウイルス肝炎の過去と未来を聞いた。…
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2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.9
医療従事者のHBVワクチン接種、不応例に要注意
変わるB型肝炎の常識(ピットフォール)
2013/ 9/20
医療従事者にとって、ウイルス肝炎は針刺しなどで感染し得る疾患でもある。針刺しによる感染率は、HCV-RNA陽性のHCV持続感染者で2~3%、HBe抗原陰性の持続感染者で20~30%、HBe抗原陽性の持続感染者では60%以上。近年は安全器材の導入が拡大し、全国の針刺し件数は2000年の年間40万~45万件か…
- 2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.8 HBVの非活動性キャリアにも発癌リスク 変わるB型肝炎の常識(その4) 2013/ 9/19 HBVの持続感染者の多くは、一過性肝炎を経てHBe抗原セロコンバージョンを起こし、自然経過で非活動性キャリアになる。
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2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.7
HBe抗原陰性の既往感染者で再活性化することも
変わるB型肝炎の常識(その3)
2013/ 9/18
従来、急性肝炎の後、HBs抗原が陰性化し、HBs抗体またはHBc抗体が陽転化した既往感染者は、ウイルスが排除された状態にあると考えられていた。
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2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.6
欧米型のHBV遺伝子型Aでは急性肝炎からの慢性化も
変わるB型肝炎の常識(その2)
2013/ 9/17
成人でB型肝炎ウイルスに感染しても、一過性の急性肝炎を発症した後、慢性化はしない─。欧米型のウイルス感染が広がったことで、従来考えられていた常識が通用しなくなってきた。
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2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.5
HBe抗原陰性化ではなくHBs抗原の陰性化を目指せ
変わるB型肝炎の常識(その1)
2013/ 9/13
B型肝炎治療のゴールは発癌抑制を目的としたHBs抗原の陰性化に変わりつつある。免疫抑制療法の際には、既往感染者のウイルス再活性化に注意が必要だ。
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2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.4
C型肝炎、ウイルス排除(SVR)後の発癌も
進化するC型肝炎治療(ピットフォール)
2013/ 9/12
新規DAAsの登場などで、大部分の患者がウイルス学的著効(SVR)を達成できる時代が到来する。
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2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.3
HCV持続感染者はALTが30U/L超なら治療対象に
進化するC型肝炎治療(その3)
2013/ 9/11
持続感染者でも、ALT値が基準範囲内であれば治療対象外──。こうした誤解をしていないだろうか。
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2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.2
C型肝炎のインターフェロンフリー療法が実現へ
進化するC型肝炎治療(その2)
2013/ 9/10
近い将来、IFNを必要としないIFNフリー療法も登場する見通しだ。IFNフリー療法はIFNの副作用を懸念する必要がなく、あらゆる患者にとって治療の選択肢となる。
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2013年9月号特集◎ゴール見えた!ウイルス肝炎 Vol.1
C型肝炎の新薬、難治例でも高率にウイルスを排除
進化するC型肝炎治療(その1)
2013/ 9/ 9
ウイルスを直接攻撃する新薬が登場し、C型肝炎は難治例でも高率にウイルスを排除できるようになった。B型肝炎に対してはHBs抗原消失を目指さなければ発癌を防げないことが分かってきた。わが国に300万~370万人いると推計されるC型肝炎ウイルス感染者とB型肝炎ウイルス感染者を肝癌にさせないため…