日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.10 深い創は糸を使ってドレナージ TIPS 5 動物咬傷や深い裂創は、丁寧に洗浄をしても創部の奥に血液や膿がたまり、感染が起こることがある。そのため一般的にはドレナージを目的にガーゼを詰めたり、ドレーンを創部に挿す処置が使われている。だが、猫咬傷など傷口が小さい場合、処置に難渋することが少なくない。… 2012/11/22 外科
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.9 深い創はドレーンを留置、猫咬傷には必ず抗菌薬を 動物咬傷 犬や猫などにかまれた創は、皮膚欠損創と刺創に大きく分けられる。犬咬傷では皮膚欠損創となる症例が多く、受傷時の状況によっては皮弁がめくれるような弁状創になることもある。 2012/11/21 外科
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.8 難治性創傷には、局所陰圧閉鎖療法 TIPS 4 褥瘡や糖尿病壊疽などの難治性創傷には、陰圧を掛けて創縁を引き寄せ、肉芽組織の増生を促す局所陰圧閉鎖療法(NPWT)が有用だ。 2012/11/20 外科
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.7 摩擦と圧力の回避がカギ、ワセリンを活用し発症予防 褥瘡 「初めて『ラップ療法』を試したのは、腕が入ってしまうほどの大きな褥瘡があり、植皮手術やポビドンヨードの塗布など、様々な手を尽くしたが治らなかった症例だった。驚くほど速く治癒が進み、巨大褥瘡がラップ療法を始めて7カ月でほぼ塞がった」。たかせクリニック(東京都大田区)院長の高瀬義… 2012/11/19 皮膚科
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.6 裂創に対する固定用テープの貼り方・剥がし方 TIPS 3 包丁などの鋭利な刃物による裂創は大抵、皮膚に対して斜めの角度で創が生じる。そのため、テープの固定には少しコツが必要だ。 2012/11/16 外科
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.5 浅い創はテーピングで固定、創部を圧迫して血腫を予防 裂創 湿潤療法を行えば、熱傷だけでなく、切創や裂創なども外来で治せる。特に幼児など、処置時に安静を強いるのが難しい場合には、縫合するよりもテーピングで固定し、湿潤療法を用いる方がきれいに治るという。… 2012/11/15 外科
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.4 感染と非感染の見分け方 TIPS 2 感染の有無を判断するには、「炎症の4徴候」と呼ばれる腫脹、疼痛、発赤、局所熱感があるかどうかに着目する(右写真)。湿潤療法を実施していて感染が起きた症例では、熱傷では水疱や水疱膜が残り、感染源となっていることが多い。裂創や擦過創などで感染が起きたケースでは、創部の洗浄が不十分… 2012/11/14 皮膚科
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.3 広範囲な創部への被覆材の貼り方 TIPS 1 創傷の種類にかかわらず、患部が広範囲な場合は被覆材が剥がれやすい。そのため、被覆材の貼り方には多少の工夫が必要だ。 2012/11/13 外科
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.2 水疱を除いて湿潤を維持、こまめな処置で感染を防ぐ 熱傷 「かかりつけの小児患者が熱傷を負い、家族から相談されたことが湿潤療法を始めるきっかけとなった」と話すのは福田診療所(大阪市西淀川区)院長の福田弥一郎氏だ。 2012/11/12 外科
日経メディカル2012年11月号「特集 外来で治す創傷・熱傷」転載 Vol.1 広がる湿潤療法 被覆材増え外来で処置可能に 創部を湿潤状態に保って治癒を促す「湿潤療法」。医師の間で浸透しつつあるこの療法が、患者にも知られるようになってきた。柿田医院(東京都杉並区)副院長の柿田豊氏は「湿潤療法を実施している施設をインターネットなどで調べ、遠方から来院する患者も多い。最近では、痛みがなくきれいに治る… 2012/11/09 外科