日経メディカル2012年2月号「特集 応急処置11の誤解」転載 Vol.8 【呼吸困難】COPD増悪時も酸素は控えめに ⇒ × 「COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの慢性的な低酸素状態の患者が呼吸苦になっても、あまり酸素を投与してはならないという“迷信”が、医療現場に浸透している」と語るのは、鹿児島徳洲会病院(鹿児島市)救急部長の木村圭一氏だ。… 2012/02/27 救急医療・集中治療
日経メディカル2012年2月号「特集 応急処置11の誤解」転載 Vol.7 【切創】創口は細かく皮膚縫合 ⇒ × 再出血しないよう切創を細かく縫合したのに、抜糸をしたら再び創口が開いてしまった─。そんな経験はないだろうか。東京医大形成外科教授の松村一氏は「創口は細かく縫うほど治りにくくなる」と話す。… 2012/02/24 外科
日経メディカル2012年2月号「特集 応急処置11の誤解」転載 Vol.6 【出血】止血帯で永久止血を目指す ⇒ × 切創などの外傷出血に対する処置は、直接圧迫による1次止血が基本だ。出血部位を指またはガーゼで圧迫する方法で、大血管でなければ4~5分、動脈性の出血でも15分ほどで止血できる。 2012/02/23 外科
日経メディカル2012年2月号「特集 応急処置11の誤解」転載 Vol.5 【捻挫】湿布を貼って包帯で固定 ⇒ × スポーツ外傷で最も多いとされている足関節捻挫。「捻挫は自然に治るものと軽視されており、正しい処置が定着していない」と話すのは日大駿河台病院整形外科客員教授の斉藤明義氏だ。 2012/02/22 外科
日経メディカル2012年2月号「特集 応急処置11の誤解」転載 Vol.4 【異物摂取】たばこ誤飲に催吐や胃洗浄 ⇒ × 中毒物質を大量に経口摂取して運ばれてくる患者に対して、日本で多く行われていた胃洗浄。しかし、1997年に欧米の専門家が「胃洗浄は毒物摂取後1時間以内でない限り考慮すべきではない」という勧告を出したことを契機に、国内でも見直されている。… 2012/02/21 救急医療・集中治療
日経メディカル2012年2月号「特集 応急処置11の誤解」転載 Vol.3 【熱傷】患部は消毒しガーゼで処置 ⇒ × 熱傷の患者が来たら、消毒薬でしっかり消毒し、スルファジアジン銀クリーム(ゲーベンクリーム)を塗ってガーゼを当てる─。もしこのような治療を行っているのであれば、要注意だ。 2012/02/20 救急医療・集中治療
日経メディカル2012年2月号「特集 応急処置11の誤解」転載 Vol.2 【動物咬傷】犬咬傷はまず狂犬病検査 ⇒ × 空前のペットブームの中、環境省の調べでは国内の犬咬傷事故数は年間約6000件起きている。しかし、これは都道府県が定める条例(東京都の場合は「東京都動物愛護及び管理に関する条例」)に基づき、危害を加えた犬の飼い主が届け出た数を集計したものにすぎない。法律による届け出義務はないので… 2012/02/17 感染症
日経メディカル2012年2月号「特集 応急処置11の誤解」転載 Vol.1 【心肺停止】まず気道確保と人工呼吸を ⇒ × 鼻血が出たら臥位で安静に。捻挫は湿布を貼って包帯で固定。蛇にかまれたら切開して吸引…。あなたは、まだこんな応急処置をしていないだろうか。長年言い伝えられてきた応急処置法の中には、実は根拠がなかったり、かえって予後を悪化させる迷信の類いも少なくない。本特集では、救急医療の専門… 2012/02/16 救急医療・集中治療