日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.12 「派遣医療チームの撤退後が正念場」 岩手県医師会会長 石川育成氏 地震発生時、私は診療中でした。とっさに机の下に潜り込みましたが、あんなに大きな揺れは経験したことがありません。程なくして県医師会の事務局から私に安否確認の連絡がありました。直ちに災害対策本部を立ち上げ、常任理事の安否を把握。一方で、郡市医師会にも連絡を取りました。しかし電話… 2011/05/19 組織
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.11 「避難住民への医療支援に全力を挙げる」 宮城県医師会会長 伊藤潤造氏 震災直後から、DMATを皮切りにJMATや各種病院団体が多くの医療者を派遣してくれました。受け入れ側のコーディネート機能などの問題で当初は混乱しましたが、おかげで県内の医療事情は落ち着きつつあります。… 2011/05/18 組織
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.10 【ケーススタディー 2】徳洲会医療救援隊(TMAT) グループの総力を結集して支援 DMAT、JMAT、日本赤十字社…。今回の震災では、様々な医療支援チームが被災地に入った。それらの多くは、国や県、医師会などのバックアップを受け、大規模な活動を展開した。そんな中、こうした組織に引けを取らない医療支援活動を行った医療法人がある。全国に66カ所の病院を擁する日本最大の医… 2011/05/17 事件・話題
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.9 「避難者になっても避難所で昼夜診療を続けた」 村岡外科クリニック(宮城県気仙沼市)院長 村岡正朗氏 訪問診療から戻って駐車場に車を入れると、大きな揺れに襲われた。電柱は左右にしなり、診療所内はぐちゃぐちゃに。その後の本震はさらに大きくて長かった。津波警報が聞こえてきたので、外来患者や職員、迎えを待っていた近所の老人を連れて気仙沼市民会館と市立気仙沼小学校、気仙沼中学校があ… 2011/05/16 医療提供体制
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.8 【ケーススタディー 1】気仙沼在宅支援プロジェクト 根付き始めた在宅医療 被災地には全国から数多くの医療支援チームが駆け付けた。彼らは被災地の医療をいかに支えたのか。気仙沼市で繰り広げられた在宅医療支援と病院支援の2つのケースを紹介する。 2011/05/13 医療提供体制
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.7 【岩手県宮古市】開業医が被災者診療に尽力 徐々に平常の医療体制に 震災直後、新聞やテレビでいち早く被害が報道された岩手県宮古市。このため、他の被災地より大きな打撃を受けた印象が強い。しかし、これまで紹介した4エリアに比べ、同市の医療提供体制の復旧は比較的順調に進んでいるようだ。… 2011/05/12 医療提供体制
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.6 【岩手県釜石市】県立病院の復旧急ぐ 築いてきた在宅医療が崩壊 1880年の官営製鉄所の操業以来、「製鉄の町」として栄枯盛衰を経験してきた岩手県釜石市。同市は1970年代以降、鉄鋼不況などの影響で合理化の波に翻弄され続けてきた。 2011/05/11 医療提供体制
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.5 【宮城県南三陸町】地域の医療機関がゼロに 人口激減で診療体制縮小も 人口1万7666人に対して死者・行方不明者が1090人(4月14日時点)に上った宮城県南三陸町は、今回の震災で最も打撃を受けた自治体の一つだ。避難者は一時、町の人口の半数を超える約1万人に達した。 2011/05/10 医療提供体制
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.4 【宮城県気仙沼市】在宅医療の取り組み始まる 市立病院に一時患者が殺到 漁港を中心に市街地が広がり、周囲を小高い山が囲む宮城県気仙沼市。地震後は津波に加え、流出した重油に引火して大規模な火災が発生。のどかな港町の風景は一変した。基幹病院である気仙沼市立病院(451床)は坂の上にあったため浸水せず、電気も震災直後に自家発電に切り替わった。しかし、電話… 2011/05/09 医療提供体制
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.3 【宮城県石巻市】長期的な支援体制を構築 避難所の状況に応じ柔軟な対応 各地域の被害は地形や人口規模などの違いで差が出た。医療提供体制の復旧状況も、基幹病院の被災度合いなどで異なる。復興までの道のりはどこも険しいが、現場では多くの医師が日々奮闘する。 2011/05/06 事件・話題
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.2 「当病院は最後の砦、後方支援に徹した」 東北大病院長・先進外科学分野教授 里見 進氏に聞く 宮城県内沿岸部の病院から多くの患者を受け入れ、被災地に物資や人員を送り続けた東北大病院。病院長の里見氏は、医療提供体制の復興には、ハード面とソフト面での対策が欠かせないと説く。 2011/05/02 事件・話題
日経メディカル緊急特集●ルポ 東日本大震災 奮闘する医療現場 Vol.1 増える慢性期の医療ニーズ 支援の長期化は避けられず 現地の医療者や支援チームは、物資不足に悩まされながら手探りで診療を行った。医療提供体制の再構築にはまだかなりの時間を要する。各地から派遣される医療支援チームの役割は大きい。 2011/04/28 事件・話題