本誌連動◇こうして防ぐ!手術部位感染 Vol.6 意外と多い手袋の穿孔 手袋は、患者と医療者双方を病原微生物の伝播から守るため、手術時に欠かせない。だが、三重大先端的外科技術開発学の小林氏美奈子は、「針刺しなどにより、小さな穿孔があいてバリア機能が破綻しているにもかかわらず、気付かず手術を続けてしまうことが少なくない」と指摘する。… 2010/09/20 外科
本誌連動◇こうして防ぐ!手術部位感染 Vol.5 【ドレーン管理】適応の絞り込みが課題、閉鎖式を短期間で 豊中市立豊中病院は数年前、院内でドレーンに関連したメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の集団感染を2回経験。それをきっかけに、病院全体でドレーンの必要性や管理方法を見直した。「多くの症例で術後ドレーンを留置していたが、膵臓や胃の全摘、直腸定位前方切除、食道切除など、縫合不全が… 2010/09/17 外科
本誌連動◇こうして防ぐ!手術部位感染 Vol.4 【創管理】術後48時間まで被覆材で保護 手術後、抜糸するまで毎日創部をポピドンヨードなどで消毒し、滅菌ガーゼを交換する──。外科で象徴的だったこうした光景が、徐々に見られなくなってきた。 2010/09/16 外科
本誌連動◇こうして防ぐ!手術部位感染 Vol.3 【予防的抗菌薬】術前投与は定着、終了時期は2~3日をめどに 従来は、予防的抗菌薬は術後から投与を開始し、1週間程度続けるのが一般的だった。だが、SSIは術中の汚染が原因であり、本来は手術開始時から創閉鎖2~3時間後まで抗菌薬の有効血中濃度を維持しておくことが重要だ。長期投与は耐性菌を増やすだけでなく、医療経済面からも問題視されている。… 2010/09/15 外科
本誌連動◇こうして防ぐ!手術部位感染 Vol.2 【手術時手洗い】アルコール製剤のすり込みが主流に 「手術時手洗いの目的は、皮膚通過菌を除去し、皮膚常在菌の菌量をできるだけ減らすこと。石けんと流水で汚れを落とした後、速乾性擦込式アルコール製剤をしっかりすり込むことが重要だ」。北九州市立八幡病院副院長の伊藤重彦氏はこう話す。… 2010/09/14 外科
本誌連動◇こうして防ぐ!手術部位感染 Vol.1 やっと普及してきたSSI対策 これまで、経験に基づいて慣習的に行われてきた手術部位感染の予防策が、様変わりしている。次々と新たなエビデンスが生まれる中、科学的根拠に基づいた方法を取り入れる施設が増えてきた。いま一度、あなたの施設の対策を見直してみてはいかがだろうか。… 2010/09/13 外科