本誌連動◇よみがえる感染症 Vol.6 【デング熱】国内にも媒介する蚊が生息 渡航者から感染が広がる恐れ 「海外で注意すべき感染症には蚊が媒介するものが少なくない。日本人渡航者はそれらに無警戒なことが多く、注意が必要だ」と、渡航医学センター西新橋クリニック(東京都港区)院長の大越裕文氏は話す。… 2010/06/24 感染症
本誌連動◇よみがえる感染症 Vol.5 【結核】高齢者の発症例が増加 生物学的製剤使用中は特に注意 「結核は過去の病気ではない」と言われ続けているにもかかわらず、「臨床現場では、いまだに昔の病気というイメージが根強く残っている」と、国立病院機構東京病院外来診療部長の永井英明氏は嘆息する。… 2010/06/23 感染症
本誌連動◇よみがえる感染症 Vol.4 【B型肝炎】化学療法でウイルスが再増殖 治癒と思われた症例が劇症化 今年2月、関節リウマチなどで使用される免疫抑制薬メトトレキサートの添付文書が改訂された。同剤の投与によって、B型肝炎ウイルス(HBV)またはC型肝炎ウイルスのキャリアに重篤な肝炎や肝障害が発現したり、HBVが活性化し肝炎が発現することが報告されたとして、肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の… 2010/06/15 消化器
本誌連動◇よみがえる感染症 Vol.3 【麻疹】2006年から流行始まる 一足早く排除に向け対策進む 麻疹は、百日咳と同様、ブースター効果減少を背景に成人で流行し、一足早く問題視されていた感染症だ。2006年に地域流行が始まり、翌年には全国的な流行に拡大し、多くの学校が休校となった。 2010/06/14 感染症
本誌連動◇よみがえる感染症 Vol.2 【成人T細胞白血病】キャリアが全国に拡散 母子感染対策の徹底が急務 成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia:ATL)は、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)への感染によって起こる難治性の疾患だ。いったん発症すると予後は悪く、有効な治療法は発見されていない。1988年は約700人/年だったATLの新規発症者数は、2007年には約1030人/年に増加している。… 2010/06/08 感染症
本誌連動◇よみがえる感染症 Vol.1 【百日咳】成人での感染例が急増 早期発見し乳児への感染予防を 感染症を取り巻く環境が変化する中、今まで封じ込められていた“過去の感染症”が急速によみがえりつつある。“過去の感染症”の一つ、百日咳は、ワクチン接種後のブースター効果の減少で、今年も猛威をふるっている。特に成人の割合は、2000年は全報告のうち2.2%だったのが09年には40.5%。今年… 2010/06/07 感染症