特集●ようやく広がるか、癌の緩和ケア Vol.3 癌治療の初期からモルヒネを使う 緩和ケアの中で欠かせない疼痛管理。まずは、WHOの三段階除痛ラダーに基づいて薬剤を選択し、その至適用量を見付けることが重要だ。特に在宅医療の現場では、すぐに対応できる病院とは環境が違うため、オーバードーズにならないよう、より慎重さが求められる。第3回は、年間300人の癌患者を在宅で… 2008/11/11 癌
特集●ようやく広がるか、癌の緩和ケア Vol.2 フェンタニルパッチの安易な増量はご法度 癌の痛みの治療でオピオイド鎮痛薬を使う際、まず行うべきは、投与量を徐々に上げて、痛みのとれる至適投与量を個々の患者ごとに見付けること(タイトレーション)。だが実際には、タイトレーションをきちんと行わないまま、オピオイド鎮痛薬の投与量が少なすぎたり多すぎたりで、効果を適切に発… 2008/10/23 癌
特集●ようやく広がるか、癌の緩和ケア 本当に痛みはとれていますか? オピオイドを使っても「半数以上が効果なし」の理由とは 明治薬科大大学院の張替ひとみ氏らの2005年の調査では、全国15の調剤薬局で、オピオイドが処方されている癌患者150人(外来通院中か在宅医療)の完全除痛率はたった23.0%。「無効」は54.7%に上った。「WHO方式がん疼痛治療法」に従って鎮痛薬を適切に使用すれば、癌性疼痛の9割近くは緩和できる… 2008/10/09 癌