リポート◎複合現実(MR)を活用した次世代オンライン診療システム 3Dホログラムで「直に触れるかのように」関節リウマチを診る 複合現実(Mixed Reality; MR)技術を活用し、3次元映像を用いたオンライン診療で関節リウマチの診察を行う実証実験が、2021年3月から長崎県で始まった。患者が3次元カメラの前に手をかざすと、遠隔地の専門医が頭部に装着したデバイスに患者の手のホログラム映像が映し出され、関節の腫れや色を… 2021/05/31 医療情報
NEWS◎へき地や在宅での円滑な接種を目指す ワクチン接種、予診はオンラインでも可能に 厚生労働省は2021年5月25日、自治体に事務連絡を発出し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種において、電話や情報通信機器を用いた予診を可能とする見方を示した。 2021/05/31 感染症
【緊急ウェビナーリポート】新型コロナ変異株の真相に迫る 第2弾 4剤併用療法のクリニカルパス導入で非専門医もコロナ重症化予防に貢献 5月22日、オンライン上で緊急開催した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化をいかに食い止めるか」の詳報です。大阪府結核予防会大阪病院では、デキサメタゾン、レムデシビル、バリシチニブ、ヘパリンの4剤併用療法のクリニカルパスを導入し、呼吸器内科医以外の医師もCOVID-19診療に… 2021/05/31 感染症
【緊急ウェビナーリポート】新型コロナ変異株の真相に迫る 第1弾 大阪で突出して多いCOVID-19 死亡者数、その要因は? 5月22日、オンライン上で緊急開催した「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化をいかに食い止めるか」の詳報です。まず最初は、JCHO東京山手メディカルセンター呼吸器内科徳田均氏によるイントロダクションです。… 2021/05/28 感染症
NEWS◎糖尿病、肥満とNASH関連肝癌の関係性究明が進むか 従来の3分の1の期間で腫瘍を発症するNASH肝癌モデルが誕生 糖尿病や肥満が、非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis:NASH)関連肝癌の発症リスクを高める機序がもうじき明らかになるかもしれない。ヒトのNASH病態を正しく反映する新たな疾患モデルが確立されたことで、研究が飛躍的に進む可能性が出てきたのだ。 ウイルス性肝炎を合併し… 2021/05/28 消化器
Lancet Oncology誌から SARS-CoV-2ワクチンは癌患者には早期に2回接種すべき 1回目の接種だけでは抗体陽性にならない患者が多数含まれる 英国Francis Crick InstituteのLeticia Monin氏らは、臨床試験に参加できなかった癌患者に対して、Pfizer-BioNTech社のワクチンBNT162b2を接種して有効性と安全性を検討する前向き観察研究を行い、初回接種後には十分な抗体は得られず、21日後の2回目の接種が欠かせないという中間解析結果を報告… 2021/05/27 感染症
大きく変わるのか?子宮頸がん検診 「HPV検査導入ありきの議論は勇み足過ぎる」 子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)の持続感染により生じることから、豪州などでは既にHPV検査を子宮頸がん検診に導入されている。既に、国内でも国立がん研究センターによる「有効性評価に基づく子宮頸がん検診ガイドライン2019年度版」ではHPV検査は従来行われている細胞診と同じ「推奨… 2021/05/27 癌
リポート◎ポスト・ピロリ除菌時代がやってきた その胃炎治療、ピットフォールに要注意 2013年にヘリコバクター・ピロリ(以下、ピロリ菌)感染胃炎に対する除菌療法が保険適用されて以降、年々、胃癌による死亡者数は減少傾向にある。しかし、ピロリ菌だけに注目していてはピットフォールに陥る可能性がある。そんな新しい知見が近年、相次いで報告されてきた。 上部消化器症状を訴… 2021/05/27 消化器
学会トピック◎第64回日本糖尿病学会年次学術集会 電話診療は糖尿病患者の血糖コントロールを改善 緊急事態宣言下における外来診療および電話診療が、糖尿病患者の血糖コントロールに与える影響が検討された。その結果、電話診療は外来診療とは独立して、血糖コントロールの改善に寄与することが示された。2021年5月20~22日に開催された第64回日本糖尿病学会年次学術集会で、朝日生命成人病研究… 2021/05/27 代謝・内分泌
リポート◎除菌療法による弊害はある? ピロリ除菌と腸内細菌に関する3つの疑問を専門家に聞いてみた 胃癌の主要な原因であるヘリコバクター・ピロリ(以下、ピロリ菌)。国内では、2013年に「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」に対する除菌療法が保険適用となり、胃癌をはじめとする胃疾患の予防目的で除菌療法が広く行われるようになった。こんな「国民総除菌時代」にあって、近年、除菌療法によ… 2021/05/26 消化器
NEWS◎横浜市大が新型コロナ回復者の中和抗体量の追跡結果を報告 従来型感染の無症候・軽症者は変異株に対する中和抗体価は低め 横浜市立大学学術院医学群臨床統計の山中竹春教授、同微生物学の梁明秀教授らの研究グループが新型コロナウイルス感染から約1年を経た回復者の中和抗体の保有状況を調べ、その結果を2021年5月20日、都内で発表した。… 2021/05/25 感染症
トレンド◎国内外で開発進むCOVID-19治療用抗体医薬 新型コロナ既感染者から変異株を中和する抗体は得られる? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として、抗ウイルス薬やステロイドをはじめとした抗炎症薬などが使用可能となったが、抗体医薬についても期待が集まり、海外を中心に開発が進んでいる。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のS蛋白を標的とする抗体医薬は、直接ウイルスに結合し、排除… 2021/05/25 感染症
NEWS◎「機構認定領域」のあり方を巡って、今月も統一見解出せず サブスペ領域の追加認定は、来年度に持ち越しか 日本専門医機構は2021年5月24日、定例の記者会見を実施。機構が既に認定している24以外のサブスペシャルティの専門医について、5月の理事会においても統一した見解が得られなかったことを明らかにした。 既に認定された24領域以外に、機構としてどのサブスペシャルティ領域を認定するかについて… 2021/05/25 医師のキャリア
学会トピック◎第64回日本糖尿病学会年次学術集会 2型糖尿病治療薬、認定施設と非認定施設で初回処方薬に違い ビグアナイド薬が薬物治療導入時の選択肢にない施設も 2型糖尿病薬物治療導入時における薬剤選択の大規模な実態調査から、日本糖尿病学会(JDS)認定教育施設と非認定施設では、ビグアナイド(BG)薬およびDPP-4阻害薬を1剤目として選択する割合の分布が顕著に異なることが明らかとなった。第64回日本糖尿病学会年次学術集会(会期:2021年5月20~22日… 2021/05/25 代謝・内分泌
NEWS◎COVID-19患者の体内で起こっている抗体の産生を解析 新型コロナの感染を増強する抗体を発見 S蛋白のN末端に結合する抗体の中に感染を増強するものがある 大阪大学微生物病研究所免疫化学分野教授の荒瀬尚氏らのグループは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染すると、感染を防ぐ中和抗体だけでなく、感染を増強させてしまう感染増強抗体が産生されることを見いだしたと発表した。感染増強抗体がSARS-CoV-2のS蛋白の特定の部位に結合すると抗体が… 2021/05/25 感染症
リポート◎ビヨンド・ピロリ除菌時代がやってくる ヘリコバクター・スイスの培養法確立、学会も調査に動き出す ヘリコバクター・ピロリ(以下、ピロリ菌)感染胃炎に対する除菌療法が2013年に保険適用されて以降、我が国はピロリ菌総除菌時代に突入し、ピロリ菌の感染率は年々減少している。その反面、最近その存在に注目が集まっているのがハイルマニイ菌だ。ハイルマニイ菌は、ピロリ菌以外のヘリコバクタ… 2021/05/24 消化器
Lancet誌から スコットランドでワクチン初回接種後にCOVID-19による入院が大幅に減少 成人住民の約30%が初回接種を受けた段階で入院予防効果を約90%と推定 Edinburgh大学のEleftheria Vasileiou氏らは、スコットランドの成人の約30%がPfizer社またはAstraZeneca社のSARS-CoV-2ワクチンの初回接種を受けた段階で、前向きコホート研究の中間解析を行い、ワクチンによりCOVID-19入院患者数が著しく減少していたと報告した。結果は2021年4月23日のLancet誌… 2021/05/24 感染症
随時更新中:COVID-19関連論文まとめ 日経メディカルOnlineで紹介した論文をまとめて読めるように一覧にしました。今後も新たな論文が追加されたら随時更新していきます。 2021/05/22 感染症
JAMA Pediatrics誌から 妊娠中のCOVID-19発症は様々な悪影響を及ぼす 18カ国43施設の妊婦を出産退院まで追跡したコホート研究 INTERGROWTH-21st Consortiumのメンバーである英国Oxford大学のJose Villar氏らは、研究に参加した18カ国の妊婦で、妊娠中にSARS-CoV-2に感染した女性と、同時期に妊娠したが感染しなかった妊婦と新生児のアウトカムを比較する多施設コホート研究を行い、COVID-19を発症した妊婦では様々な悪影響… 2021/05/21 感染症
学会トピック◎第70回米国心臓病学会学術集会(ACC.21) ダパグリフロジンはCOVID-19の予後を改善せず DARE-19試験の結果 血糖コントロールや肥満の改善に加え心腎の臓器保護効果も持つSGLT2阻害薬ならば、心血管代謝系の危険因子を合併し重症化するリスクが高い新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の予後を改善する可能性がある──。この仮説を検証するためダパグリフロジンを用いたDARE-19試験が行われたが、… 2021/05/21 感染症
NEWS◎血栓症リスクに対しては治療の手引きを策定中 モデルナ&アストラゼネカ製ワクチンが承認へ 厚生労働省は2021年5月20日、薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会を開催。モデルナ製の新型コロナウイルス感染症ワクチン「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」(一般名:コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン〔SARS-CoV-2〕)とアストラゼネカ製の新型コロナウイルス感染症ワクチン「バキスゼブリ… 2021/05/21 感染症
JAMA Network Open誌から 無症候感染でもCOVID-19回復期の脳梗塞リスクは高い シンガポールの脳梗塞患者を対象に無症候感染者と一般住民のリスクを比較 シンガポールNational Neuroscience InstituteのTian Ming Tu氏らは、SARS-CoV-2無症候感染者の急性脳梗塞リスクを調べるために、シンガポールに出稼ぎに来て寮生活を送っている50歳以下の男性を対象にした症例シリーズ研究を行い、感染したが呼吸器症状がない回復期の男性は、年齢・性別・民族が… 2021/05/20 感染症
感染研が1回目接種後の臨床効果を分析 コロナワクチン、日本でも先行研究と同等の有効性を示唆 厚生労働省は2021年5月14日に厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会を開催。委員を務める国立感染症研究所感染症疫学センター長の鈴木基氏から、Pfizer社の新型コロナウイルスワクチンを接種した医療従事者における、1回目接種後の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された人に関する… 2021/05/20 感染症
NEJM誌から ワクチン接種完了後にCOVID-19を発症した2例 いずれも軽症だが変異株はワクチンの予防効果をすり抜ける可能性 米国Rockefeller大学のEzgi Hacisuleyman氏らは、SARS-CoV-2mRNAワクチンの2回接種を完了した同大学の職員のうち、2週間以上経過してからCOVID-19を発症した女性職員が2人見つかったと報告した。2人が感染していたのは複数の変異を有するSARS-CoV-2で、ブレイクスルー感染が生じたと考えられた。… 2021/05/19 感染症
つまずいたオンライン資格確認、半年延期でシステム安定稼働なるか 2021年3月末からの本格運用が約半年後に延期されたオンライン資格確認。3月上旬から実施したプレ運用の結果、システムの基盤となるデータの正確性に致命的な不備が判明したほか、院内で患者の保険資格情報が読み込めないエラーなどが発生した。 厚生労働省が延期の主な原因として挙げているのは… 2021/05/19 事件・話題
コロナ制圧タスクフォース、COVID-19重症化因子としてDOCK2を同定 慶應義塾大学医学部内科学(消化器)の金井隆典教授を研究統括責任者とする「コロナ制圧タスクフォース」(https://www.covid19-taskforce.jp/)は2021年5月17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を重症化させる因子として、インターフェロンの産生などに関わる遺伝子DOCK2が有力候補である… 2021/05/18 感染症
NEJM誌から Ad26.COV2.Sは単回投与で60%を超える予防効果 Johnson & JohnsonのSARS-CoV-2ワクチンのフェーズ3試験 オランダJanssen Vaccines and Prevention社のJerald Sadoff氏らは、Janssen社が開発しJohnson and Johnson社が提供しているSARS-CoV-2ワクチンAd26.COV2.Sに関する国際的なフェーズ3試験で、このワクチンが単回投与でCOVID-19感染を予防する効果を示し、入院患者や死亡を減らすのに有効だったと… 2021/05/18 感染症
京大病院がマイナカード保険証利用に「NO」を突き付けたワケ 医療機関などでマイナンバーカードなどを用いて患者の資格情報を確認できるようにする「オンライン資格確認」。。当初は2021年3月から開始予定だったが、相次ぐトラブルを受け、厚生労働省は本格稼働を10月まで延期した。だが、トラブル発覚以前から必ずしも医療機関から聞こえてくるのは導入に積… 2021/05/18 医療情報
トピック◎全国医師ユニオンが東京オリ・パラ中止求める声明 東京五輪の前にやるべきことがある コロナワクチン接種を1日も早く進めるべきとき あらゆる医療資源を投入して、コロナワクチン接種を1日も早く進める必要がある──。全国医師ユニオン(勤務医会員約130人)の代表を務める植山直人氏は2021年5月13日、厚生労働省で記者会見を行い、東京オリンピックの開催中止を求める声明を発表しました。… 2021/05/17 感染症
米NIHがCOVID-19ガイドラインを更新 COVID-19患者の外来管理はどのように行う? 米国国立衛生研究所(NIH)は2021年4月21日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療ガイドラインを更新し、入院を必要としない軽度から中等度のCOVID-19患者に対する外来管理についての記載を新たに盛り込んだ(Outpatient Management of Acute COVID-19)。ガイドラインでは、外来における… 2021/05/17 感染症
シリーズ◎COVID-19対応に死角はないか COVID-19パンデミックに災害医療の視点で挑め CRISIS開発を提案した広島大学病院の大下慎一郎氏に聞く パンデミックにあっては災害時の医療対応が必須──。広島大学大学院救急集中治療医学准教授の大下慎一郎氏の言葉です。日本で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第1波が始まろうとしていたとき、大下氏は重症者に対応するICUの「情報伝達と管理」が重要と考え、ECMOnetの横断的ICU情報探索シ… 2021/05/17 感染症
Lancet Respiratory Medicine誌から 既感染者の若者にもワクチンは接種すべき 抗体陽性者が再感染するリスクは抗体陰性者の5分の1程度 米国Naval Medical Research CenterのAndrew G Letizia氏らは、米国の海兵隊に入隊する予定の18~20歳の若者にSARS-CoV-2抗体検査を行い、その後6週間追跡して、抗体陽性者の再感染リスクは抗体陰性者の初回感染リスクの5分の1程度だったと報告した。結果は2021年4月15日のLancet Respiratory Med… 2021/05/17 感染症
トレンド◎日本の医薬品開発を活性化するスタートアップの取り組み 今年から臨床試験のデータ管理にブロックチェーン技術導入が進む サスメドがサービス提供を本格化 今年は臨床試験におけるブロックチェーン技術の普及が始まった初めての年と記憶されるかもしれない。臨床試験のコストを大きく下げることに貢献すると期待されるブロックチェーン技術の開発を進めるサスメド(東京・中央、上野太郎代表取締役社長)が、ブロックチェーン技術を使った臨床試験デー… 2021/05/17 医療情報
NEWS◎横浜市大グループが独自測定法で確認 Pfizer製ワクチンは変異株にも中和抗体を誘導 横浜市立大学学術院医学群臨床統計学の山中竹春教授、同微生物学の梁明秀教授、宮川敬准教授、同大学附属病院感染制御部の加藤明秀部長らの研究グループは、独自に開発した中和抗体測定法を用いて、米Pfizer社の新型コロナウイルスワクチンを接種した患者で変異株に対する中和抗体が誘導されてい… 2021/05/14 感染症
Lancet誌から SARS-CoV-2既感染者の再感染リスクは低い 英国の病院スタッフを対象に初回感染率と再感染率を調べたコホート研究 英国Public Health England ColindaleのVictoria Jane Hall氏らは、イングランドの病院に勤務している人を対象に、既にSARS-CoV-2感染歴のある人の再感染発症率と、感染歴のない医療従事者の初回感染発症率を比較するコホート研究を行い、中央値7カ月の追跡で抗体陽性者の再感染リスクは初回感染… 2021/05/13 感染症
トレンド◎脳卒中後の上肢麻痺に挑む 筋電信号で手指の屈伸を補助するロボットがやってくる 脳卒中後の麻痺に対するリハビリテーションにロボットを活用する動きが広がっている。中でも、筋電位を検出して患者の動かそうと意思をくみ取り、それをサポートすることでリハビリ効果を高めるロボットが登場し始めた。ただし、現状では下肢に装着してリハビリをサポートするロボットが多い。そ… 2021/05/12 骨・関節・筋
シリーズ◎コロナ対応に死角はないか 日常診療に潜むCOVID Blindness COVID-19流行下で見逃してはいけない疾患リスト 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって診断エラーが発生し得るのではないか──。このクリニカルクエスチョンのもと、幾つかの臨床研究が行われている。浮かんでくるのは、「COVID Blindness」というキーワード。COVIDを意識しすぎて他の病気を鑑別できなくなる状態のことをいう。日… 2021/05/11 感染症
Lancet Psychiatry誌から COVID-19患者は神経/精神疾患のリスクも高い COVID-19の診断から6カ月間の発症率を他の呼吸器疾患と比較 英国Oxford大学のMaxime Taquet氏らは、14種類の神経疾患と精神疾患について、COVID-19患者の後遺症としての発症リスクを調べるためのコホート研究を行い、インフルエンザやCOVID-19以外の呼吸器感染症から回復した患者に比べ、COVID-19患者では診断から6カ月間に神経/精神疾患を発症するリスクが… 2021/05/11 感染症
リポート◎国立国際医療研究センターとアクセンチュアが共同研究を開始 「ブラックボックス」化しない生活習慣病リスク予測AIを目指す 国立国際医療研究センターと大手コンサルティングファームのアクセンチュア(東京都港区)は、生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症)のリスクを予測する人工知能(AI)モデルの開発に関する共同研究を2021年2月から開始した。国立国際医療研究センターが蓄積してきた約12万件の健康診断データ… 2021/05/10 医療情報
JAMA Network Open誌から COVID-19ワクチン接種の優先順位モデル ワクチンが全国的に普及するまでのSARS-CoV-2関連死亡数を減らす戦略 米国Washington大学のGeorge N. Ioannou氏らは、ワクチン接種率が集団免疫を期待できるレベルに達するまでに、米国民のSARS-CoV-2関連死者数を最小限に抑えるには、どんな人から優先してワクチン接種を進めるべきかを検討したモデルを構築し、2021年4月6日のJAMA Network Open誌電子版に報告する… 2021/05/10 感染症
JAMA Network Open誌から ABO式血液型はCOVID-19リスクに関連しない 約10万人を対象にした米国の症例対照研究 米国Intermountain Medical Center Heart InstituteのJeffrey L. Anderson氏らは、米国のユタ州、アイダホ州、ネバダ州などの住民約10万人を対象にした症例対照研究を行い、ABO式血液型とSARS-CoV-2感染リスク、および入院やICUでの治療など重症化リスクの間に有意な関連は見られなかったと報告し… 2021/05/07 感染症
緊急寄稿◎フランスでオンライン診療をめぐる訴訟が提起 オンライン診療の“誤診裁判”は対岸の火事か フランスでは2018年9月、オンライン診療に対する保険適用を認めた。ただしその際、安全性を考慮して、(1)過去12カ月以内に対面受診を行っていること、(2)かかりつけ医を経由すること、(3)その疾患で初めて出される処方箋についてはオンライン診療では認めないこと──などが示された。だが… 2021/05/06 事件・話題
FDAがダパグリフロジンのCKDへの適応を承認 SGLT2阻害薬の適応拡大続く 米食品医薬品局(FDA)は4月30日、SGLT2阻害薬ダパグリフロジンの慢性腎臓病(CKD)への適応拡大を承認したと発表した。2020年8月の欧州心臓病学会会議(ESC2020)で発表された国際共同第3相試験DAPA-CKDにより、2型糖尿病の有無にかかわらず、同薬のCKDに対する有効性が確認された。これに基づき… 2021/05/06 腎・泌尿器