医師3362人に聞いた「COVID-19のメンタルヘルスへの影響」 “コロナうつ”が医師の間でまん延中か 4人に1人でメンタル不調が継続、不調続く医師の2割がメンタルサポート求める 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、医師の多くがメンタル関連の不調を自覚しており、いわゆる“コロナうつ”を示唆する症状に悩む医師も少なくないこと、メンタル不調が続く医師の約1割は既に何らかのメンタルサポートを受けており、さらに約1割がメンタルサポートを受けたいと考え… 2020/05/29 感染症
【弓削メディカルクリニック】未来の地域医療を担う家庭医を養成 グループ診療で24時間365日対応の壁を越える 各地から家庭医志望の医師が集まる「教育診療所」 滋賀県蒲生郡竜王町。田園風景が広がるこの地に、弓削メディカルクリニックはある。7つの外来診察室を持ち、同時に在宅医療も行って地域を支える診療所だ。開設当初から「教育診療所」をテーマとし、後進の育成に力を入れたことで、地域の医療連携の円滑化も進んでいる。… 2020/05/29 在宅医療
インタビュー◎将来的に予防可能な子どもの死を防ぐチャイルド・デス・レビュー 2022年CDR法制化予定、非専門医はどう関与? Child Death Review(CDR)は、将来的に予防可能な子どもの死亡を減らすことを目的とした制度。子どもが死亡した際に、様々な機関や専門家(医療関係機関、行政機関、教育関係者、警察、消防など)が協力して、既往歴や生活歴などの背景、死亡原因に関する様々な情報を収集し、多角的に検証するこ… 2020/05/29 小児科
NEJM誌から SARS-CoV-2はネコからネコへ感染する ネコの多くは無症候性の感染か? SARS-CoV-2がヒトからネコ科の動物に感染するという報告があり、ネコ同士で感染が起こることも示唆されていた。米国Wisconsin大学Madison校のPeter J. Halfmann氏らは、6匹の家ネコを対象とする感染実験を行い、接触したネコ間でウイルスの感染が起こったが、6匹とも症状は発症しなかったと報告し… 2020/05/29 感染症
NEWS◎3学会が各検査法の特徴と使い分けの指針を公開 PCR・抗原・抗体検査をどう使い分ける? 日本臨床微生物学会、日本感染症学会、日本環境感染学会の3学会は5月25日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するPCR検査、抗原検査、抗体検査の特徴と使い分けに関する指針「新型コロナウイルス感染症に対する検査の考え方」を公開した。… 2020/05/28 感染症
NEWS◎第2次補正予算が閣議決定 COVID-19に対応した医療従事者には最大20万円が支給へ 政府は2020年5月27日、追加歳出31兆9114億円の第2次補正予算を閣議決定した。厚生労働省の予算は4兆9733億円で、医療・福祉の提供体制の確保として2兆2370億円が盛り込まれた。同日、記者会見を開催した日本医師会会長の横倉義武氏は、「大学病院や非営利法人が多い医療機関は、内部留保が小さく資… 2020/05/28 行政・制度
Lancet誌から 3剤併用療法はCOVID-19患者の回復を早める ロピナビル/リトナビル・リバビリン・IFNβ-1bの併用とロピナビル/リトナビル単剤の比較 香港Queen Mary HospitalのIvan Fan-Ngai Hung氏らは、IFNβ-1b、ロピナビル/リトナビル、リバビリンの3剤併用療法のCOVID-19に対する有効性と安全性を評価するためにオープンラベルのランダム化フェーズ2試験を香港の6病院で実施し、ロピナビル-リトナビル1剤を用いた対照群よりも入院期間を短縮… 2020/05/28 感染症
レポート◎遠隔ICUサービスは日本でも普及するか? 遠隔アドバイスでICUの治療成績向上を目指す 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で注目を浴びた問題の1つが、重症患者を治療する集中治療室(ICU)のあり方だ。国内のICUは2018年7月時点で5211床。ハイケアユニット(HCU)などICUに準じた病床を含めると1万7034床ある。どのようにすればこれらの高度治療室をパンクさせることなく、… 2020/05/27 救急医療・集中治療
Lancet誌から クロロキンはCOVID-19の治療に役立たない? 死亡率の減少は見られず不整脈のリスクは増加 クロロキンやヒドロキシクロロキンは、時には第2世代のマクロライド系抗菌薬(アジスロマイシンやクラリスロマイシンなど)と併用で、COVID-19患者の治療に用いられている。米国Harvard大学医学部のMandeep R Mehra氏らは、国際的なCOVID-19患者登録のデータを分析し、これらの薬を投与された患者… 2020/05/27 感染症
重症コロナ患者の診療報酬が3倍に、「重症」の定義も見直し 2020年5月25日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会が持ち回りで開催され、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者に対して、救急医療や集中治療室(ICU)・ハイケアユニットなどでの管理を行った場合に算定できる診療報酬を平時の約3倍にするなど、重症や中等症のCOVID-19患者に対す… 2020/05/26 感染症
Global Health & Medicine誌から COVID-19患者への抗凝固療法アルゴリズム 国立国際医療研究センターが日本人患者向けの提案 COVID-19患者の治療で、凝固亢進状態と抗凝固療法に注目が集まっている。国立国際医療研究センター病院国際感染症センターの佐藤ルブナ氏らは、2020年5月15日に、Global Health and Medicine誌電子版に、日本の中等症から重症のCOVID-19患者に対する未分画ヘパリン(UFH)を用いた抗凝固療法アル… 2020/05/26 感染症
リポート◎専門医不足を遠隔診療でカバー 北海道のてんかん遠隔診療が拡大フェーズに 2020年度診療報酬改定の1つの目玉が「遠隔連携診療料」の新設です。これはかかりつけ医と専門医がオンライン上で連携しながら診断することを評価する項目で、てんかん(外傷性を含む)または、指定難病の疑いがある患者について、かかりつけ医がてんかん診療拠点病院または難病医療拠点病院の医師… 2020/05/26 医療情報
JAMA誌から BCGのCOVID-19予防効果は見られず イスラエルで全員接種世代と移民接種世代の感染率を比較 イスラエルでは1955年から全ての新生児を対象にBCGワクチンの接種を行ってきたが、全国民のカバー率90%を達成したことから、1982年に予防接種制度を変更し、結核の有病率が高い地域からの移民に接種対象を絞った。同国Tel Aviv大学のUri Hamiel氏らは、定期接種を受けた世代と受けなかった世代の… 2020/05/25 感染症
NEWS◎大阪府保険医協会によるCOVID-19の影響度調査第2弾 9割が減収、助成金や融資を申請・予定は5割 2020年4月の保険診療収入が前年より減少したのは9割超、国・自治体の助成金や融資を申請したか検討しているのは約半数──。大阪府保険医協会が5月22日に発表した診療所の実態調査の結果から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が医業経営やリハビリテーションの運営などに大きな影響を及ぼし… 2020/05/25 感染症
Lancet Rheumatology誌から ARDSのCOVID-19患者にアナキンラが役立つ 対照群よりも呼吸機能が改善する割合が高い ARDSを発症し、全身性の炎症が見られるCOVID-19患者の死亡リスクは高い。イタリアVita-Salute San Raffaele大学のGiulio Cavalli氏らは、そうした患者に組換えIL-1受容体拮抗薬のアナキンラを投与すると、標準治療のみの患者に比べ成績が改善していたと報告した。結果は、Lancet Rheumatology誌電… 2020/05/22 感染症
NEWS◎全ゲノム解析によって関連遺伝子を探索 大学横断的なCOVID-19患者の重症化マーカー探索が開始 9月にも第一報が報告の見込み 慶應義塾大学などの研究チームは2020年5月21日、「コロナ制圧タスクフォース」を立ち上げたと発表した。慶應大学を中心に、患者や感染者の血液を採取し、ゲノム解析を行って新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化に関連する遺伝子を同定する。7月までに検体を採取し、8月中に解析、第2波… 2020/05/21 感染症
トピック◎新型コロナウイルス感染症・診療指針 COVID-19診療の手引き、改訂で何が変わった? 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は5月18日、『COVID-19診療の手引き』の第2版をウェブで公開しました。第1版が発表された3月以降に積み上げられたCOVID-19診療の知見を踏まえ、特に治療に関する記載を大幅に拡充した点が特徴です。第2版で何が変わったのか、改訂のポイントをまとめ… 2020/05/21 感染症
日本プライマリ・ケア連合学会がオンライン診療に適さない症状などをリストアップ かかりつけ医向け「オンライン診療ガイド」公開 日本プライマリ・ケア連合学会は5月20日、「プライマリ・ケアにおけるオンライン診療ガイド」を公表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に対する臨時的な対応として電話・オンライン診療の対象が拡大されたことを契機に、外房こどもクリニック理事長・院長の黒木春郎氏など日本プラ… 2020/05/21 医療情報
Ann Intern Med誌から COVID-19死亡患者12例の剖検で58%にDVTあり RT-PCR検査を行った10人中6人に中等度のウイルス血症 ドイツHamburg-Eppendorf大学医療センターのDominic Wichmann氏らは、COVID-19により死亡した連続する患者12人の剖検を実施して、7人(58%)の患者に深部静脈血栓塞栓症(DVT)を認め、COVID-19による凝固異常が死亡に影響している可能性を示した。結果は、Ann Intern Med誌電子版に2020年5月6日… 2020/05/21 感染症
トピック◎日本医師会COVID-19有識者会議が緊急提言 COVID-19治療薬、拙速な承認を行うべきでない 「有事だからエビデンスが不十分でも良い、とは断じてならない」とも 日本医師会のCOVID-19有識者会議(座長・自治医科大学学長の永井良三氏)は5月17日付で「新型コロナウィルス感染パンデミック時における治療薬開発についての緊急提言」を発表しました。アビガンなどのCOVID-19治療の候補薬を念頭に、「エビデンスが十分でない候補薬、特に既存薬については拙速な特… 2020/05/20 感染症
インタビュー◎永寿総合病院の廣橋猛氏に聞く テレビ電話面会は終末期医療の新たな選択肢 COVID-19治療病棟での使用も検討できるはず コロナ禍で家族と会えない終末期医療の現場にテレビ電話面会を──。こう呼びかけたクラウドファンディングに、わずか2日間で800万円を超す支援金が集まった。反響の大きさに、プロジェクトの代表を務める永寿総合病院がん診療支援・緩和ケアセンター長の廣橋猛氏は「感謝と喜びでいっぱい。責任の… 2020/05/20 感染症
NEJM誌から 降圧薬はCOVID-19患者の死亡率を増やさない ACE阻害薬とスタチンはむしろ死亡率の低下に関連する可能性 米国Harvard大学医学部のMandeep R. Mehra氏らは、アジアと欧米の11カ国169病院に入院したCOVID-19患者8910人のデータを分析して、心血管疾患の病歴と治療薬の使用が、院内死亡リスクに及ぼす影響を検討したところ、心血管疾患の既往は院内死亡率の増加と関連があったが、治療薬の使用は死亡率増… 2020/05/20 感染症
Lancet Oncology誌から 武漢市の癌専門医はどんな治療を行ったか? 隔離病棟、コンテナ病院、オンライン診療で癌患者を支える 中国華中科技大学付属Wuhan Union Hospitalは、2020年初めから、COVID-19患者対応の中心として機能する一方で、癌センターとしての役割も担いつづけた。同大学のHeng Mei氏らは、癌の専門医として、COVID-19流行中に癌患者の感染を回避しながら必要な治療を行うために取った方法や、自宅にいる患… 2020/05/20 感染症
米スタンフォード大での新型コロナの抗体検査は1.4%が陽性 SARS-CoV-2の抗体生成は通常と異なる 抗体検査を新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID-19)の流行の状況把握や活動自粛解除のために活用するという議論が世界中で進んでいる。米スタンフォード大でも現在、1万5000人規模の抗体検査が進行中だ。この検査について、スタンフォード大学医学部病理学准教授で、ウイルスの… 2020/05/20 感染症
NEWS◎日本病院会など3団体がCOVID-19の経営影響度を緊急調査 特定警戒8都道府県の初診患者半減、手術2割減 全国の病院の2020年4月の初診患者数は前年より42.1%減り、医業利益率は10ポイント減──。日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会が5月18日に発表した「新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況緊急調査(速報)」の結果から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が病院経営に大き… 2020/05/19 感染症
5月中にも感染状況を把握するため抗体検査を実施 今後の地域流行を見据えた「沖縄モデル」とは 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規患者数が全国的に減少傾向にあり、各都道府県は出口戦略を模索し始めた。4月30日以降、新規発症者が確認されていない沖縄県は、第2、第3の波を見据えて、県民生活に及ぼす影響を最小に留めながら死亡者数を減らすことを目標とする「沖縄モデル」を策定… 2020/05/19 感染症
JAMA Pediatrics誌から COVID-19小児患者の系統的レビュー 1065人のほとんどが軽症、1~2週間で回復、PICU入院は1例 SARS-CoV-2の感染予防戦略や、COVID-19に対する最適な治療を明らかにするための努力が続けられているが、成人患者に比べ小児患者に関する情報は少なかった。イタリアFondazione IRCCS Policlinico San MatteoのRiccardo Castagnoli氏らは、2019年12月1日から2020年3月3日までに公開された論文の中… 2020/05/19 感染症
寄稿◎空中浮遊エアロゾルの鼻腔への到達ルートとサージカルマスクの有効な使い方 ゴーグル装着のもうひとつの意義とサージカルマスクについての考察 ゴーグルは感染防御のアイテムとして使用されている。その役割が目を保護するものであることは誰でもわかる。さて、実際COVID-19患者の結膜炎の発症頻度はどれくらいであろう。ネットで調べてみるとどうやら1-3%とされているようである。… 2020/05/19 感染症
リポート◎ここまで進化した放射線治療 照射回数が大幅に減るMRIガイド下放射線治療に熱い視線 放射線治療計画に用いる患者画像は現在のCT主体から近い将来MRI主体に進むと見られている。欧米はもとより、中国、韓国などアジアの国々でも導入が始まっているMRIガイド下放射線治療の現状をリポートする。… 2020/05/18 放射線科
過去最高薬価1億6700万円、ゾルゲンスマの実力 1発治療で効果続く遺伝子治療、脊髄性筋萎縮症へのアプローチも一変 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は5月13日、ゾルゲンスマ(一般名オナセムノゲン アベパルボベク)を1治療当たり1億6707万7222円として薬価収載した。これは現在、日本で保険適用されている薬の中で最高額となる。薬価に注目が集まりがちだが、「治療法や効果を考えると適正で、患… 2020/05/18 小児科
Journal of American College of Caldiology誌から 抗凝固療法がCOVID-19患者の死亡率を減らす? 機械的換気を受けている患者では抗凝固療法の期間が長いと死亡率が低下 The Hasso Plattner Institute for Digital Health at Mount Sinai(HPIMS)のIshan Paranjpe氏らは、COVID-19で入院している患者に対する抗凝固療法が生存に及ぼす影響を検討する研究を行い、特に機械的換気下の患者では、抗凝固療法は受けた患者の死亡率が受けていない患者よりも低かったと報告… 2020/05/18 感染症
インタビュー◎日本腎臓学会がCOVID-19対応ガイドを公開 透析医療を崩壊させないため患者・医療者に参考にしてほしい 日本腎臓学会COVID-19対策小委員会委員長の南学正臣氏に聞く 日本腎臓学会は5月1日、慢性腎臓病(CKD)患者や透析患者における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について医療者向けにまとめた「腎臓病診療における新型コロナウイルス感染症対応ガイド」を公開した。同ガイドの作成を主導した日本腎臓学会COVID-19対策小委員会委員長の南学正臣氏… 2020/05/18 感染症
総合診療の先輩医師からのメッセージ◎獨協医大・志水太郎氏の弟子たち 患者さんの全体を診る醍醐味を知って 症例プレゼンテーション力を高める評価基準表を作成 「エッジの利いた総合診療医であれ」──。獨協医科大学教授の志水太郎氏がよく口にするキャッチフレーズだ。その志水氏の門下生たちは今、「教育」「臨床」「研究」の各領域で、自らの「エッジ磨き」に取り組んでいます。3人の弟子たちを追いました。… 2020/05/18 医師のキャリア
Lancet誌から 流行の収束には自宅隔離より施設収容が有効 人口400万人の大都市モデルを用いたシミュレーション COVID-19に対する有効なワクチンが登場するまでは、身体的距離の拡大、接触者の追跡、感染者の隔離が、SARS-CoV-2感染のコントロール策として最も重要になる。英国London大学熱帯衛生医学大学院のBorame L Dickens氏らは、感染者や軽症者を施設に収容した場合と、自宅隔離を要請した場合の、感染… 2020/05/18 感染症
医師5164人に聞いた「COVID-19院内感染対策、何をしていますか」 院内感染対策のベスト3は手洗い・マスク・換気 「入院患者にPCR検査実施」との回答も216人から 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが続いている。日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、勤務先でCOVID-19院内感染予防のために新たな対策を講じたかを聞いたところ、91.1%が既に実施済みと回答した。その内容は、手洗い・マスク・換気がベスト3となった。基本的な感染防… 2020/05/18 感染症
インタビュー◎COVID-19の拡大による在宅医療の現場への影響 チーム単位の診療体制を構築し、感染拡大防ぐ 桜新町アーバンクリニック院長の遠矢純一郎氏、ナースケア・ステーション管理者の五島早苗氏らに聞く 東京都は5月15日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者が新たに9人確認されたと発表した。都内の新規感染者は4月17日の201人をピークに減少傾向にあるものの、23区で最も多くの感染者が報告されている世田谷区では、職員自身が感染したり、職員間で感染が拡大しないよう、細心の注意を払… 2020/05/18 在宅医療
緊急寄稿◎医師や看護師等と医療機関経営者のための緊急事態宣言入門(下) 医療機関の運営資金のやり繰りに措置は? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が広がるにつれて、PCR検査を行う専用の検査場を設置したり、軽症患者を収容したホテルなどでの診療にあたるなど、自らが所属する医療機関の外で診療に従事された先生方も多いのではないでしょうか。新型インフルエンザ等特別措置法62条2項によって、… 2020/05/18 医療経営
トピック◎全国医師ユニオンが緊急調査 N95マスク、ボロボロになるまで使い回しの声も PPE供給、感染防御体制の強化、危険手当の支給を 「N95マスクの使い回しをしている」が30.8%と多く、中にはボロボロになるまで使っているとの声も──。全国医師ユニオンが5月16日に発表した緊急調査の結果から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査や治療に従事する医師が十分な装備のないまま診療に当たっている現状が明らかになりまし… 2020/05/18 感染症
NEWS◎緩和ケア病棟へタブレット端末を届ける COVID-19下で終末期患者の家族面会実現を目指すクラウドファンディング 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受けて、多くの緩和ケア病棟において家族面会が中止・制限されている。そんな状況を受け、家族との面会が困難となっている終末期患者のために、タブレット端末を用いた家族面会を普及することを目指すクラウドファンディングが開始された。支援募集… 2020/05/16 感染症
NEWS◎新型コロナウイルスの抗原検査キットがスピード承認 コロナ抗原検査が使用可能に、陽性のみ確定診断 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会は5月13日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の抗原検査キット「エスプライン SARS-CoV-2」を承認し、同時に保険収載した。この抗原検査で陽性と判定された場合はCOVID-19の確定診断とすることができるが、抗原検査は感度が低く偽陰性とな… 2020/05/15 感染症
NEJM誌から 炎症性疾患はCOVID-19の転帰に影響しない? 関節リウマチや乾癬性関節炎などがある86人のCOVID-19患者の成績 サイトカインを標的とする生物製剤や、他の炎症調節薬を長期使用している免疫介在性炎症性疾患患者がCOVID-19に罹患した場合の、アウトカムに関する報告はほとんどなかった。米国New York大学のRebecca Haberman氏らは、ニューヨーク州のCOVID-19症例の中から、関節リウマチ、乾癬性関節炎、強直… 2020/05/15 感染症
トピック◎日本血栓止血学会 COVID-19で血栓症発症リスク増大、学会が警鐘 COVID-19を血栓症発症の重要なリスクと捉えて対応を 日本血栓止血学会は5月13日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染によって血栓症発症リスクが増大するとの警鐘をウェブサイトで発信した。 2020/05/15 感染症
緊急寄稿◎ある呼吸器内科医の仮説 COVID-19重症化の謎とマイクロバイオーム関与の可能性 徳田均(JCHO東京山手メディカルセンター) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)には、これまでの医学の知識では説明できない不思議な特徴が数々ある。感染しても大部分の人は無症状~軽い上気道炎症状だけで終わるが、なぜ一部の人のみが重症化するのか? その重症化因子として、高齢、糖尿病は分かるとしても、高血圧や肥満など、通常… 2020/05/14 感染症
NEJM誌から 若いCOVID-19患者が大血管閉塞による脳梗塞 過去1年間に比べ、50歳未満の脳梗塞患者の受診が2週間当たりで6.8倍に 米国Mount Sinai Health SystemのThomas J. Oxley氏らは、大血管閉塞による脳梗塞でMount Sinai Health Systemを受診した50歳未満の5症例の概要を、NEJM誌電子版に2020年4月28日に報告した。5人は全員がSARS-CoV-2に感染していた。 2020/05/13 感染症
緊急座談会◎今こそ語るオンライン診療の未来(後編) Withコロナ時代は来院させない医療にも価値を 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大に対応する目的で段階的に解禁されてきた、電話や情報通信機器を用いた診療。「遠隔で診療できるメリット」をCOVID-19診療にどう生かすべきか。さらには今後の「Withコロナ時代」に向け、どう発展させていくべきなのか。オンライン診療の健全な普… 2020/05/13 医療情報
インタビュー◎低栄養の改善や個々の栄養管理が重要に 「病棟でも在宅でも管理栄養士の役割に大きな期待」 公益社団法人日本栄養士会・専務理事の迫和子氏に聞く 1947年に栄養士法が公布され、食の面から国民1人ひとりの健康を維持する職種として栄養士が新設されました。以降、戦後は栄養失調の改善が課題でしたが、高度経済成長期を経て飽食への対応が必要になり、時代の変遷とともに栄養士の役割は変わってきました。そして、最近では高齢化に伴って低栄養… 2020/05/13 生活習慣
寄稿◎管理職が知っておきたい「安全配慮義務」 危険手当、労災…新型コロナ下の労務管理の勘所 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い、医療機関の管理者は労務管理の面でも難しい対応を迫られている。新型コロナウイルスに感染したり、感染を懸念して休職する職員が増える中、状況に応じた適切な対処が求められる。多数の医療機関の人事労務コンサルティングを手掛けてきた社会保… 2020/05/13 医療経営
NEWS◎感染研がゲノム分子疫学調査の結果を公表 第1波は終息するも欧米からの帰国者経由の第2波が拡大 国立感染症研究所は4月27日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のゲノム分子疫学調査の結果を公表した。わが国では、初期に生じた中国経由の第1波の封じ込めに成功した一方、3月中旬以降に欧米経由の第2波が発生し、現在の感染拡大につながったことが示唆された。… 2020/05/12 感染症
NEJM誌から ACEIとARBはCOVID-19に悪影響を及ぼさない 6272人の患者と3万759人の地域住民を比較したイタリアの症例対照研究 SARS-CoV-2は細胞表面のACE2を介して細胞内に侵入する。ACE阻害薬やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)はACE2の発現を増加させるが、これらの薬の使用がSARS-CoV-2感染リスクやCOVID-19重症化リスクに影響を及ぼすかどうかは明らかではなかった。イタリアMilano-Bicocca大学のGiuseppe Mancia… 2020/05/12 感染症
COVID-19まん延に伴う臨床実習中止に動き出した学生たち 医学生が実習時のCOVID-19感染予防指針を作成 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、感染を広げるリスクのある医学生の臨床実習も中止を余儀なくされている。現時点ではほとんどの大学で実習再開の目途は立っていないが、慶応義塾大学医学部の学生有志が、「教育の機会を死守したい」という思いから医学生向けのCOVID-19対策マ… 2020/05/11 組織
トピック◎こんなときどうする? 新型コロナウイルス感染症における悩ましいケース COVID-19、終末期患者の家族が咳、面会可能? 患者の容体は悪く、この1週間が山場……読者調査結果を識者が読み解く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、様々な背景を有する人が感染してしまうことで、対応に困るようなシチュエーションに遭遇する機会が増えてきた。 日経メディカル Onlineは医師会員を対象に2020年4月22日~24日にかけて、以下のような悩ましい症例に遭遇した場合の療養指… 2020/05/11 感染症
緊急寄稿◎パンデミック下の学術情報のあり方とは? プレプリントの隆盛は悪貨が良貨を駆逐するか 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)及び同ウイルスが引き起こす感染症(COVID-19)が世界中で広がり続けている。日本でも緊急事態宣言が出され、医療者及び人々の生活に大きな影響を与えている。 そんな中、SARS-CoV-2に関する論文が毎日のように発表されている。非常事態ということもあり、論文… 2020/05/11 医療の質
寄稿◎写真で見る遠隔診療・モニタリング スタッフの接触を極小に! コロナ入院患者への遠隔診療の実際 感染力の非常に強い新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に拡大を続けています。本邦も例外ではなく、2020年4月16日、全国を対象に特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されました。地域中核病院である当院も、緊急事態宣言発令前の4月1日には患者対応の準備を整え、感染予防策(standa… 2020/05/11 感染症
JAMA誌から 米国のCOVID-19患者は中国と違いがあるか? ニューヨークの入院患者5700人の症例シリーズ研究 米国のCOVID-19入院患者の臨床特性は、喫煙率や併存疾患などが異なるため、中国の患者とは違いが生じる可能性がある。米国Feinstein Institutes for Medical ResearchのSafiya Richardson氏らは、2020年3月1日から4月4日までにニューヨーク市と近郊の12病院に入院した、連続する5700人のCOVID-19… 2020/05/11 感染症
NEWS◎当面は無償で提供も供給量は限定か レムデシビルが日本でもCOVID-19治療薬として承認 厚生労働省は2020年5月7日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症の治療薬として、ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬レムデシビル(商品名:ベクルリー点滴静注液)を承認したと発表した。対象はSPO294%以下、酸素吸入を要する、ECMO、侵襲的人工呼吸器管理のいずれかの対象となる… 2020/05/08 感染症
NEWS◎日本川崎病学会による緊急アンケート速報 川崎病症状を伴うCOVID-19、日本では認めず 英国、米国、フランス、イタリア、スペインなどの欧米各国において、川崎病に類似した症状を呈する小児例が相次いで報告され、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との関連が指摘されている。これを受けて、日本川崎病学会は5月1日~2日にかけて、同学会運営委員56人を対象にメールによる調査を… 2020/05/08 感染症
緊急座談会◎今こそ語るオンライン診療の未来(前編) 電話診療とオンライン診療を混同した議論は危険 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大に対応する目的で段階的に解禁されてきた、電話や情報通信機器を用いた診療。4月27日時点の厚生労働省の発表では、この「電話診療」に1万施設以上の医療機関が対応している(関連記事:電話等診療が可能な医療機関のリストが公開)。これまで「オ… 2020/05/08 医療情報
NIHのプレスリリースから レムデシビルのRCT、米国では回復が早まる 患者1063人の中間解析で、死亡率に差はないが回復が4日早い 米国立衛生研究所(NIH)は、2020年4月29日、NIH傘下の米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)の後援を受けて、主に米国で行われているレムデシビルに関する二重盲検のランダム化比較試験Adaptive COVID-19 Treatment Trial(ACTT)の予備的な解析で好結果が得られたと発表した。プラセボ群に比… 2020/05/08 感染症
REPORT◎より安全に代替品を活用するための取り組みが開始 個人防護具の代替品を評価するサイトが登場 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と戦う医療現場にとって、喫緊の課題となっているのが個人防護具(PPE)不足への対策だろう。そのためSNSなどでは、医療者だけでなく様々な立場の人々が自身の工夫を公開している。だが、ネット上にばらばらに公開された代替品は、利用者が存在自体を探すの… 2020/05/08 事件・話題
Lancet誌から レムデシビルのRCT、武漢では有意差示せず 武漢の流行が収束したため、試験参加者が少なく検出力不足に 中国National Clinical Research Center for Respiratory DiseasesのYeming Wang氏らは、武漢市の10病院に入院した成人のCOVID-19確定例に、レムデシビルまたはプラセボを投与する二重盲検のランダム化比較試験(RCT)を行い、いくつかの評価指標についてレムデシビルの有意な利益を示せなかった… 2020/05/07 感染症
短期集中連載◎大腸CTを知る(1) 大腸がん検診で使われる大腸CTはどんな検査? 大腸がん検診の新たな選択肢として大腸CT検査(CTC)が注目を集めています。便潜血検査陽性にもかかわらず大腸内視鏡検査がこわいとか恥ずかしいといった理由で精密検査を受診しないケース、高齢で検査前の大量の下剤の服用が難しいケース、過去の大腸内視鏡検査でとても辛い思いをしたような、挿入… 2020/05/07 癌
寄稿◎新型コロナの抗体検査の意義とは? COVID-19の血清疫学についての素朴な疑問 神戸スタディーに問う 神戸市立医療センター中央市民病院研究チームの発表に世の医療関係者が動揺している。この発表とは、感染拡大初期に当たる時期の外来患者1000人の血液検査で3.3%(33人)が抗体を持っていたというものであり、その数値からいくと単純計算で4月上旬まで市民4万1000人が新型コロナウイルスに感染して… 2020/05/07 感染症
Lancet Microbe誌から SARSとCOVID-19のウイルスはどこが違う? 様々な細胞株で増殖能力を比較した実験 SARS-CoV-2とSARS-CoVはいずれも肺炎を引き起こすが、臨床像には差があることが分かってきた。香港大学のHin Chu氏らは、これらのウイルスの細胞指向性や細胞変性効果を比較するin vitro実験を行い、いくつかの違いを見いだして、Lancet Microbe誌電子版に2020年4月21日に報告した。… 2020/05/06 感染症
特別寄稿◎国際血栓止血学会COVID-19暫定ガイダンスの応用 血栓止血学から見たCOVID-19の診断と治療戦略 ISTH interim guidance on recognition and management of coagulopathy in COVID-19 国際血栓止血学会がCOVID-19暫定ガイダンスを発表しました。策定に当たられた札幌東徳洲会病院救急集中治療センター救急センターの丸藤哲氏に血栓止血学から見たCOVID-19の診断と治療戦略を解説いただきました。… 2020/05/06 感染症
Lancet Infectious Disease誌から 抗体検査はSARS-CoV-2感染経路の追跡に有用 シンガポールでRT-PCR検査とELISA法を併用したクラスター追跡の試み シンガポール保健省のSarah Ee Fang Yong氏らは、疫学調査によって明らかになった3つのCOVID-19クラスターに関係する人々に対してSARS-CoV-2抗体検査を行い、3つのクラスターのつながりを調べたところ、血清抗体検査は既に回復してPCR陰性になったCOVID-19患者や、無症状または軽症の感染者の同定… 2020/05/05 感染症
NEWS◎日本医師会COVID-19有識者会議がウェブサイトを公開 COVID-19症例を症状や検査値から検索可能に 日本医師会は2020年5月3日、日本医師会COVID-19有識者会議のウェブサイトを開設したと発表した。サイトでは、日本医師会がまとめたCOVID-19の外来診療ガイドラインを掲載する他、日本感染症学会のウェブサイトにPDFで個別に掲載されたCOVID-19の症例報告の中のうち70症例を構造化して整理し、症状… 2020/05/05 感染症
トピック◎こんなときどうする? 新型コロナウイルス感染症における悩ましいケース COVID-19、親PCR陽性で子は陰性、どう対応? 母子家庭、祖父母は基礎疾患あり……読者調査結果を識者が読み解く 母子家庭の親がPCR検査陽性となり、小さな子どもは陰性だった。祖父母は遠い田舎にいるが、基礎疾患があり呼び寄せるのは難しそうだ。親は重症ではないが、無症状というわけでもない──こんなケースにどう対応するべきか……。 小児では軽症例が多いことなどもあり、新型コロナウイルス感染症(… 2020/05/04 感染症
JAMA Intern Medicine誌から 社会的隔離状態にある高齢者の注意点 かかりつけ医がチェックしたい日常生活の変化 COVID-19対策として外出を自粛する生活が、地域在住の高齢者の身体的、精神的な健康に大きな影響を及ぼしている。米国California大学San Francisco校のMichael A. Steinman氏らは、そうした高齢者の医療ニーズに応えるために、臨床医が果たせる役割について考察し、JAMA Intern Medicine誌電子版… 2020/05/04 感染症
寄稿◎新型コロナによる自宅待機・学校閉鎖が続く米国の現状 米国の医療者はどう自宅待機を乗り切っているか ここカリフォルニア州では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりを受け、9月の新学期まで学校は閉鎖されると言われていたが、何日か前、さらに「9月に従来のように学校を再開する見込みは低い」との発表があった。かなりの長期間に及んでいる学校閉鎖と自宅待機を、米国の医療者はどう… 2020/05/04 感染症
NEWS◎一時的な措置ながら初めてのCOVID-19治療薬 米国でCOVID-19にレムデシビルが使用許可 日本での申請については未定 ギリアド・サイエンシズは2020年5月1日、同社が開発中の抗ウイルス薬レムデシビルについて、米国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院中の重症の患者に対して緊急時の使用許可を取得したと発表した。あくまで緊急での使用許可だが、COVID-19の治療薬が認められるのは初めて。 レムデシ… 2020/05/03 感染症
NEWS◎自宅療養中の患者のフォローアップおよびオンライン診療の項目追加 COVID-19のプライマリ・ケア医向け手引き改訂 日本プライマリ・ケア連合学会は4月30日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療所・病院のプライマリ・ケア初期診療の手引き」を改訂した。本手引きは、診療所や小病院などの医療資源が制限された状況下で、感染拡大を抑止し、重症化のおそれのある患者をすくい上げることを目的に作られた… 2020/05/03 感染症
NEWS◎日医と四病協が厚労省に要望書 「医療機関の6月危機を回避する策を」 地域医療介護総合確保基金からの配分などを求める 日本医師会と四病院団体協議会(四病協)は2020年5月1日、「新型コロナウイルス感染症における診療体制に関する要望書」を加藤勝信厚生労働相に提出した。各医療機関が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の受け入れと拡大防止に向けた対応を行う中、経営の存続も危ぶまれており、地域医療… 2020/05/02 事件・話題
寄稿◎最前線の医療者を支え、デジタル活用でつながりを紡ぐ COVID-19の“在る”世界で緩和ケアができること 2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のニュースとともに明けた。 2019年11月に中国で報告されたその感染症は、瞬く間に世界に広がり、多くの感染者と死者を出した。日本国内でも、4月に緊急事態宣言が発令され、外出や経済活動の自粛が求められた。多くのイベントや集会も中止となり、… 2020/05/01 感染症
医師4816人に聞く“コロナ疲れ” 医師の4分の3が“コロナ疲れ” 有効な解消手段を見つけられない医師も多く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応や自粛で心身の健康を害する“コロナ疲れ”が問題になりつつある。医師など医療者も例外ではない。日経メディカル Onlineの医師会員を対象に4月20日から26日にかけて行ったアンケートの結果、4分の3の医師がCOVID-19に関連して、“コロナ疲れ”を感… 2020/05/01 医師の職場環境
Lancet Rheumatology誌から COVID-19を発症したリウマチ患者のレジストリ 最適なケアを可能にするための情報収集 炎症性リウマチ疾患患者は、COVID-19に対して特別の注意が必要だ。米国California大学San Francisco校のMilena A Gianfrancesco氏らは、国際的なリウマチ学コミュニティーがCOVID-19 Global Rheumatology Allianceを結成し、COVID-19を発症したリウマチ疾患患者の症例データの収集を開始し、当初… 2020/05/01 感染症
トピックス◎感染妊婦は帝王切開、情報共有システムで里帰り分娩に対応へ COVID-19流行下での産科診療の今 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への感染対策の不備を理由に破水妊婦の受け入れを断る病院や、里帰り分娩ができず、都心部での出産予約も取れない妊婦の現状などが報道され、周産期医療に対する社会的な不安が高まっている。緊急対応が必要な産科診療の現場で、いかにCOVID-19に対応すべき… 2020/05/01 産婦人科