トレンド◎2015年は日本の免疫療法元年!? スギ花粉に続きダニでも舌下薬が登場へ ダニアレルゲンの皮下注は4月に発売、舌下錠は3月に承認得る スギ花粉症に対する舌下免疫療法薬「シダトレンスギ花粉舌下液」の発売が2014年10月。実臨床における効果がどれほどか注目されている中、今度はダニアレルゲンによるアレルギー性鼻炎や気管支喘息を標的とした免疫療法薬が発売となる見込みだ。今年を「免疫療法元年」と呼ぶアレルギー診療医もい… 2015/03/31 アレルギー・免疫
ケーススタディー◎大高病院(東京都足立区) 激戦区東京で救急病院開設した40代医師の挑戦 精神身体合併症例など搬送困難事例も積極受け入れ 急性期病院の経営環境が厳しさを増す中、激戦区の東京都区部で、果敢にも救急科がメーンの病院を新設した医師がいる。救急科と精神科を専門とする大高祐一氏は2013年、足立区に22床の大高病院を開設。精神身体合併症例などの搬送困難事例を積極的に受け入れ、地域の救急医療の円滑化に貢献してい… 2015/03/26 精神・神経
トレンドビュー◎7種類のロボットそろえた佐賀大病院 国内で開設進む「ロボットリハビリ外来」 「やる気が出る」と患者に好評、課題は費用と現場の理解 佐賀大病院が開設した「ロボットリハビリ外来」が患者に好評だ。ロボットスーツHALなどの最新ロボットを活用したリハビリを実施し、身体機能の改善だけでなく患者のモチベーション向上にも効果を発揮している。… 2015/03/24 骨・関節・筋
私の処方◎竹島多賀夫氏(富永病院副院長) 鎮痛薬を連用した片頭痛、バルプロ酸が予防 薬物乱用頭痛への処方 患者は43歳女性である。20歳ごろから時々頭痛があり、OTCの鎮痛薬を使用していた。頭痛はズキズキする拍動性で、動くと増悪し、吐き気や嘔吐を伴うものだった。 2015/03/24 その他
トレンドビュー◎CLABSI対策にCHG クロルヘキシジン被覆材でカテ感染を防ぐ 日米ガイドラインの推奨受け、じわり浸透 抗菌成分のクロルヘキシジン(CHG)を用いた、中心ライン関連血流感染症(CLABSI)対策が広まり始めている。CHG消毒液のほか、カテーテル刺入部に貼付するCHG含有被覆材2製品が市販されており、学会での使用経験報告や口コミを受けて、今後導入する施設はさらに増えそうだ。… 2015/03/19 感染症
特集◎教授はつらいよ(4)それでも教授になる理由 意外に多い「周囲に勧められて」教授選に立候補 教授就任までの経緯も昔とは違うようだ。教授のイメージ調査では、「派閥争いの勝者」を挙げる回答が多かった(「『白い巨塔』とは大違い、失墜する教授の権威」図1参照)。『白い巨塔』における、助教授の財前五郎が教授選を勝ち抜くため権謀術数の限りを尽くす様はあまりにもよく知られる。しか… 2015/03/19 医師のキャリア
特集◎教授はつらいよ(3)これでいいのか教授の待遇 激務に見合わぬ薄給も副収入で何とか補填 教授は学内外の様々な管理業務を抱える。必然的に教授のライフスタイルは、多数の会議と教育・診療・研究活動、医局運営が混ざり合わさったハードなものとなっている。 2015/03/18 医師のキャリア
GL解説◎国際蘇生連絡委員会がドラフト版を公開 救急蘇生ガイドライン改訂、6つの注目ポイント 帝京大学救急医学主任教授の坂本哲也氏に聞く 今年2月、国際蘇生連絡委員会(ILCOR)の「心肺蘇生と緊急心血管治療のための科学と治療の推奨にかかわる国際コンセンサス(CoSTR)2015」ドラフト版が、パブリックコメントを求める目的で公開された(2月28日まで)。 日本蘇生協議会(JRC)は、このCoSTR2015ドラフト版を基に日本版のガイドラ… 2015/03/17 救急医療・集中治療
特集◎教授はつらいよ(2)学内外の管理業務に疲弊… 医学生の試験成績が悪いのは教授のせい!? 教授の仕事は、教育・診療・研究が3本柱。現代の世相を反映して、これらの負担も増加する傾向にある。 2015/03/17 組織
特集◎教授はつらいよ(1)絶対的権力者も今は昔 『白い巨塔』とは大違い、失墜する教授の権威 「絶対的権力者」「派閥争いの勝者」というイメージが強い医学部の教授。だが実際には、医局員の処遇に頭を悩ませ、学内外の多種多様な管理業務を抱えるなど多忙を極める。給与はその負担に比べると見劣りするが、医師が成長する喜びを胸に奮闘する──。そんな今どきの教授の等身大の姿を追った。… 2015/03/16 組織
KEY PERSON INTERVIEW 不眠の原因に応じた治療と指導を 非薬物療法は「素因」を見て判断 関西電力病院(大阪市福島区)睡眠関連疾患センター センター長 立花直子氏 成人の2割が慢性的な不眠を抱えており、睡眠時間と総死亡は有意に関連することが分かっている。だが、日本の医学教育で睡眠の知識を学ぶ機会はほとんどない。米国で睡眠医学を専攻し不眠のプライマリ・ケアに詳しい立花氏に、睡眠診療のあるべき姿を聞いた。… 2015/03/14 精神・神経
特集◎攻めの不眠診療《薬物療法》 睡眠薬は「休薬」を視野に導入 布団に入ると眠れないという悪循環を解き、眠れる自信を付けさせるために薬物療法は有効な手段。不眠症の寛解後に休薬するという治療のゴールを見据え、やめやすい薬を選ぶのが肝要だ。 2015/03/13 精神・神経
シリーズ◎どうなる新専門医制度 新制度を先取りした集中治療専門医の現状 日本集中治療医学会専門医制度・審査委員会委員長 松田兼一氏に聞く 中立的な第三者機関が専門医の認定や更新を行う、新しい専門医制度下での専門医の養成が、2017年4月にもスタートする。これに先立ち、日本集中治療医学会は新制度を見据えて2013年に集中治療専門医制度を改訂した。改訂の狙いや、2017年に始まる新しい専門医制度との関係について、日本集中治療医… 2015/03/12 医師のキャリア
特集◎攻めの不眠診療《睡眠習慣を変える3ステップ》 Step3:簡易CBTで睡眠の質を上げる 「眠くなってから寝る」「起きる時間は一定に」など、シンプルな行動指針を自ら実践させることで、患者の睡眠の質は驚くほど上がる。自己効力感を持たせることが成功のポイントだ。 2015/03/12 精神・神経
特集◎攻めの不眠診療《睡眠習慣を変える3ステップ》 Step2:睡眠への「誤認」を解く 「8時間寝ないと体に悪い」といった思い込みや、眠れなくても布団に横になって過ごすといった不適切な睡眠習慣を持つ不眠患者は多い。そうした誤認を解くことが、不眠症を寛解させる近道だ。 2015/03/11 精神・神経
特集◎攻めの不眠診療《睡眠習慣を変える3ステップ》 Step1:睡眠状況を「見える化」する 何時に床に入り、実際に眠れるのは何時からで、朝は何時に目が覚め、何時に床から出るのか──。こうした睡眠状況を患者に図示してもらい、情報を共有することが診療の第一歩だ。 2015/03/10 精神・神経
GL解説◎成人・非外傷性の急性腹症の診断や治療を網羅 急性腹症に初の診療ガイドライン登場 腹痛の強さによらずアセトアミノフェン静注の早期使用を推奨 日本腹部救急医学会、日本プライマリ・ケア連合学会など5学会が合同で作成した「急性腹症診療ガイドライン」が、3月に発刊された。迅速な対応が必要となる急性腹部疾患の診断や治療についてまとめた、我が国初のガイドラインとなる。ガイドラインを作成した意図とポイントについて、作成委員に聞い… 2015/03/10 消化器
特集◎攻めの不眠診療《プロローグ》 不眠症は「生活習慣病」だ 不眠を訴える患者の多くは、誤った睡眠習慣を持っている。そこを解決せずに、ただ睡眠薬を処方するのでは、「不眠症の寛解」にはつながらない。 2015/03/09 精神・神経
ニュース追跡◎松本市でのインフルエンザ集団感染 40代看護師がインフル脳症で死亡のなぜ 今年1月、院内のインフルエンザ集団感染を機に、40歳代の看護師がインフルエンザ脳症により死亡した。重症化の機序に詳しい専門家は、食欲不振や嘔吐などによる「一時的な飢餓状態」が引き金になった可能性を指摘する。… 2015/03/06 感染症
リポート◎尋常性ざ瘡の最新治療 話題の新薬「BPO」でにきび治療はどう変わる 耐性が生じず維持療法に効果を発揮 2015年2月、にきび治療薬の過酸化ベンゾイル(BPO、商品名ベピオゲル2.5%)が薬価収載された。欧米でにきびの標準治療薬として40年以上使用されている実績があり、耐性菌が出現しないため長期使用可能な外用薬として注目を集めている。臨床試験に携わった医師に、日本での導入の経緯やその使い勝… 2015/03/05 皮膚科
トレンド◎精神科病棟が“開店休業”状態に!? 増える「総合病院精神科」に残された課題 現場の疲弊を解消する2つの先行モデルに学べ 総合病院で精神科医療に携わる医療者の疲弊が深刻化している。身体疾患を合併した精神疾患患者の治療や、救急搬送されてきた自殺企図者への精神的ケアなど、病院内の精神科のニーズは高まるばかり。精神科を新設する総合病院も増えている。だが医師や看護師が集まらずに精神科病棟を新設してもオ… 2015/03/03 精神・神経