日経メディカル2010年8月号「トレンドビュー」(転載) 早期前立腺癌に監視療法 治療開始の判断は病状の進行を見て PSA検診の普及によって、前立腺癌の拾い上げが進む一方で、進行リスクの低い早期癌に対する“過剰治療”が問題になっている。患者の不利益を最小限にするため、監視療法に取り組む医師が増えている。 2010/08/31 癌
新薬剤情報 ESCの新AFガイドライン、dronedaroneを第1選択に サノフィ・アベンティス社(フランス、パリ)は8月29日、ストックホルムで開催中の欧州心臓病学会(ESC2010)で発表された新しい心房細動ガイドラインにおいて、同社が持つ抗不整脈薬dronedarone(商品名Multaq)が、心房細動治療の第1選択薬に採用されたと発表した。… 2010/08/30 循環器
日経メディカル2010年8月号「トレンドビュー」(転載) 産科医療補償が本格稼働 無過失補償を他科に広げる足がかりとなるか 昨年1月にスタートした「産科医療補償制度」が軌道に乗り始めた。補償件数は7月末で52件に達し、事例の原因分析報告書の公表も始まった。一方で、補償額をはじめ見直すべき点も明らかになってきた。 2010/08/30 医療安全
【2型糖尿病の薬物治療に関する調査】 No.3 薬物治療開始時に最も重視する点は合併症の有無 重視する検査指標、95%近くが「HbA1c」を挙げる 2型糖尿病の薬物治療開始時に重視する点は、「糖尿病性合併症の有無」が68.3%で最多だった。また、薬物治療開始時に重視する検査指標は95%近くの人が「HbA1c」を挙げた。日経メディカル オンラインが医師会員を対象に行った「2型糖尿病の薬物治療に関する調査2010」から、明らかになった。… 2010/08/30 代謝・内分泌
新薬剤情報 米FDA、アリスキレンとアムロジピンの合剤を承認 ノバルティス社(スイス、バーゼル)は8月27日、直接的レニン阻害薬アリスキレンとCa拮抗薬アムロジピンの合剤「Tekamlo」について、同日付で米食品医薬品局(FDA)から承認を受けたと発表した。 2010/08/27 循環器
日本冠動脈外科学会2010 da Vinci用いた完全内視鏡下OPCAB症例を報告 術後3日で退院、1週間で社会復帰が可能に 内視鏡下手術用ロボットであるda Vinciを利用して、完全内視鏡下でオフポンプCABG(OPCAB)を行った症例の報告を、金沢大大学院心肺病態制御学の加藤寛城氏らが第15回日本冠動脈外科学会学術大会(7月29~30日、開催地:大阪市)で行った。… 2010/08/27 循環器
日経メディカル2010年8月号「トレンドビュー」(転載) 脳卒中治療変える新デバイス 欧米で普及の脳血管内治療が日本でも可能に 治療が難しい巨大な未破裂脳動脈瘤に対してもコイル塞栓術が可能になるステントが発売された。一方、急性期脳梗塞の治療でも画期的な器具が登場する。「治療が大きく変わる」と専門医の期待は大きい。… 2010/08/27 循環器
日本冠動脈外科学会2010 CABGの死亡率が約10年ぶりに上昇、09年調査結果 オンポンプ移行例での死亡率上昇が影響か 日本冠動脈外科学会が毎年行っている全国アンケート調査で、2009年にわが国で行われたCABGの死亡率が、ほぼ10年ぶりに前年より上昇したことが分かった。 2010/08/26 循環器
日経メディカル2010年8月号「トレンドビュー」(転載) 保険医取消に「違法」判決の背景 行政の裁量権逸脱を認めるも、二審は不透明 甲府地裁は今年3月末、無診察処方などで開業医の保険医登録を取り消した行政処分を違法とする判決を下した。ただ、兵庫県の同様の裁判では昨年9月、医師が勝訴した一審判決が二審で破棄された。 2010/08/26 事件・話題
日本医師連盟の原中委員長が会見 参院選振り返り「組織票を集める難しさを実感」 全医師議員による議連発足を目指す 7月の参議院議員選挙で、推薦・支援した3候補が全員落選するという失態を演じた日本医師連盟。その委員長で、日本医師会会長である原中勝征氏が、8月24日の同連盟執行委員会後に会見した。「日医連は『ゼロからの出発』をする」と語って内部対立に終止符を打つことを表明。併せて超党派の医師議員… 2010/08/25 事件・話題
日本冠動脈外科学会2010 伏在静脈と橈骨動脈グラフトで遠隔期開存率に差なし 両グラフト同時使用症例を対象とした検討から判明 大伏在静脈(SV)と橈骨動脈(RA)グラフトを同時に使用した冠動脈バイパス術(CABG)症例の長期フォローアップ成績では、両グラフトの遠隔期開存率に差は見られなかった。第15回日本冠動脈外科学会学術大会(7月29~30日、開催地:大阪市)で、日大心臓血管・呼吸器・総合外科の秦光賢氏らが発表… 2010/08/25 循環器
本誌連動◇変わる日本のワクチン Vol.5 成人にもメリットある13価肺炎球菌結合型ワクチン 高率な予防効果に期待 2010年2月、欧米より約10年遅れて発売された小児用7価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV7、商品名プレベナー)に続き、2種類の多価肺炎球菌ワクチンの開発が進んでいる。 2010/08/25 感染症
本誌連動◇変わる日本のワクチン Vol.4 第3相試験が進行中の不活化ポリオワクチン 麻痺のリスク解消に期待 ポリオ(急性灰白髄炎)の不活化ワクチンがようやく臨床試験の第3相に差し掛かった。先進国では最後ともいわれたワクチン関連麻痺対策に、ついにメドが立ちそうだ。 2010/08/24 感染症
日本腎臓学会2010 ARBとCCB併用はGFRを保持しつつUAEを改善 微量アルブミン尿認める高血圧に対する同併用の有用性明らかに アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)とCa拮抗薬(CCB)の併用は、推算糸球体濾過量(eGFR)を低下させずに尿中アルブミン排泄量(UAE)を改善させることが分かった。本態性高血圧患者を対象に、ARBカンデサルタンの単独高用量投与とCCBニフェジピン(CR錠)との併用を比較したNICE Combi研究の… 2010/08/24 循環器
新薬剤情報 アログリプチン、ピオグリタゾンとの併用が可能に 武田薬品工業は8月20日、2型糖尿病治療薬のジペプチジルペプチダーゼ4阻害薬(DPP4阻害薬)「アログリプチン」(商品名ネシーナ)について、チアゾリジン系薬剤との併用効能追加の承認を同日付で取得したと発表した。… 2010/08/23 代謝・内分泌
【2型糖尿病の薬物治療に関する調査】 No.2 インクレチン関連薬、96%の医師が「期待している」 導入・予定は「ジャヌビア/グラクティブ」が66.7%で最多 糖尿病治療薬として新たに登場したインクレチン関連薬に対して、96%の医師が「期待している」と回答した。また、すでに導入しているか、あるいは導入を予定しているインクレチン関連薬では、DPP-4阻害薬の「ジャヌビア/グラクティブ」が66.7%ともっとも多かった。日経メディカル オンラインが… 2010/08/23 代謝・内分泌
本誌連動◇変わる日本のワクチン Vol.3 臨床応用目前のロタウイルスワクチン 急性胃腸炎の重症化を抑制 米国から遅れること数年、国内でもロタウイルスワクチンの臨床応用が目前に迫ってきた。グラクソ・スミスクライン(GSK)と万有製薬の2つのロタウイルスワクチンが承認申請中だ。大阪労災病院小児科部長の川村尚久氏は、「原則としてはすべての小児に、特に保育園などに子どもを預ける家庭や、兄… 2010/08/23 その他
本誌連動◇変わる日本のワクチン Vol.2 加速するワクチン開発 多価・混合ワクチンが続々 ここ数年で複数のワクチンが立て続けに承認され、諸外国からの遅れをようやく取り戻し始めた日本。新規の承認にとどまらず、既存のワクチンとの混合ワクチンの開発や、追加接種の検討なども行われている。最新の開発動向をまとめた。… 2010/08/20 感染症
日本冠動脈外科学会2010 冠動脈血行再建術ガイドライン、どう改訂する(1) 内科医の主張――患者背景や病変特性を把握し個別の判断で対応すべき わが国の冠動脈血行再建術のガイドラインとして、「循環器病の診断と治療に関するガイドライン(1998-1999年度合同研究班報告)冠動脈疾患におけるインターベンション治療の適応ガイドライン(冠動脈バイパス術の適応を含む)-待機的インターベンション-」が発表されてから10年。… 2010/08/19 循環器
日本冠動脈外科学会2010 冠動脈血行再建術ガイドライン、どう改訂する(2) 外科医の主張――心筋梗塞発症予防からはCABGが最も効果的な治療 第15回日本冠動脈外科学会学術大会(7月29~30日、開催地:大阪市)で開催された、日本冠疾患学会との合同シンポジウム「冠血行再建のより良いガイドラインに向けて」――。 2010/08/19 循環器
本誌連動◇変わる日本のワクチン Vol.1 転換期を迎えるワクチン行政 ワクチン後進国から脱却へ 過去の健康被害による訴訟や副反応への抵抗感など、様々な要因がからみ合い“ワクチン後進国”となっていた日本。しかし近年、新たなワクチンが承認され、ワクチンに対する理解が進んでいる。積極的に接種を推し進めてこなかった行政も変わりつつある。… 2010/08/19 感染症
新デバイス情報 心臓3次元画像システム「CARTO 3」、承認 ジョンソン・エンド・ジョンソンは8月13日、心臓の3次元画像システム「CARTO 3システム」(商品名バイオセンスCARTO 3)の承認を8月5日付で厚生労働省から取得したと発表した。発売は2011年4月の予定。 2010/08/19 循環器
日経メディカル2010年8月号「トレンドビュー」(転載) HbA1c値、「+0.4」で決着 米国の意向に翻弄された国際標準化 わが国の日常臨床において使われてきたHbA1cの表記が変わる。新たな値は、現行の値に0.4ポイント足した値となる。なぜ今、診断基準や管理目標値まで影響が及ぶ大きな変更を決めたのか。 2010/08/18 代謝・内分泌
新デバイス情報 J&J、浅大腿動脈ステント治療の治験開始を発表 ジョンソン・エンド・ジョンソンは8月12日、浅大腿動脈閉塞症に対するステント治療の治験を今年8月から開始したと発表した。使用するデバイスは、ニッケルチタニウム合金(ニチノール)製の自己拡張型ステント。… 2010/08/18 循環器
米国FDA News 低血圧治療薬ミドドリンの承認取り消しを検討 臨床的ベネフィットを検証する市販後研究が行われていないとFDA 米食品医薬品局(FDA)は、低血圧治療薬として使われているミドドリン塩酸塩の承認取り消しを検討していることを、8月16日付のNews Releaseで明らかにした。 2010/08/18 循環器
【日経ヘルスケア8月号●診療所経営駆け込み寺より】 職員の接遇技術が向上しない どのように教えればいいか 開業して1年の新米開業医です。職員の教育に力を入れ、接遇技術の講師を呼んでトレーニングしているのですが、なかなか身につきません。講習の直後は患者応対に気をつけていても、すぐに元に戻ってしまいます。どんな教え方をすればいいのでしょうか?… 2010/08/18 医療経営
日本冠動脈外科学会2010 若手外科医向けバイパス手術コンテストを開催 執刀機会少ない若手外科医のトレーニングに期待 第15回日本冠動脈外科学会学術大会(7月29~30日、開催地:大阪市)の2日目、冠動脈吻合シミュレーターを使ったオフポンプバイパス手術(OPCAB)コンテストが開催された。20人を超える若手心臓血管外科医が参加し、拍動下の血管吻合を経験するとともに、日ごろ研鑽している技術を競った。… 2010/08/17 循環器
本誌連動◇悩ましい慢性痛を封じる Vol.4 針刺しが慢性痛の原因に 血管穿刺は要注意 注射針で神経を損傷したことがきっかけで、難治の神経障害性疼痛や複合性局所疼痛症候群(CRPS)が発症することがある。 2010/08/17 精神・神経
【2型糖尿病の薬物治療に関する調査】 No.1 処方率上位は「アマリール」「アクトス」「ベイスン」 満足度では「ランタス」がトップ、DPP4阻害薬も上位に食い込む 2型糖尿病治療に使用される薬のうち、最も処方率が高かったのは「アマリール」で回答者の78.4%(昨年調査81.5%)に上った。2位は「アクトス」で73.2%(同70.7%)、3位は「ベイスン」で58.3%(同63.3%)だった。また、満足度が高いのは「ランタス」がトップで、アマリール、メルビンが続いた。… 2010/08/16 代謝・内分泌
本誌連動◇悩ましい慢性痛を封じる Vol.3 診療ガイドラインまとまった線維筋痛症 病態に応じて併用薬を選択 疫学調査から国内に200万人以上の潜在患者がいると推定される線維筋痛症。その診療ガイドラインが今年3月に発表され、早期の拾い上げが求められている。治療の基本はPHN同様、GABA誘導体の投与だ。 2010/08/16 麻酔科
本誌連動◇悩ましい慢性痛を封じる Vol.2 慢性疼痛へのオピオイドの使い方 癌性疼痛とは全く異なる処方法 オピオイドは、日本では癌性疼痛への使用が主だが、米国のように非癌性疼痛の患者に大量に処方されている国もある。その米国では、医療用麻薬の乱用で多数の死亡者が出て、社会問題化している。米国のようなオピオイドの乱用を予防し、適正使用の枠組みを整備することが日本でも求められる。… 2010/08/13 麻酔科
本誌連動◇悩ましい慢性痛を封じる Vol.1 帯状疱疹後神経痛にGABA誘導体が使用可能に 貼付型オピオイドも選択肢 消炎鎮痛薬が効かず治療に難渋することが多い帯状疱疹後神経痛(PHN)。今年になって、PHN の第一選択薬のGABA 誘導体と、経皮吸収型オピオイドが使えるようになり、PHN の治療戦略は大きく変わってきた。 2010/08/12 麻酔科
日経メディカル2010年8月号「この人に聞く」(転載) 家庭医・総合医を目指す若手に研鑚と教育の場をつくる 前沢 政次(日本プライマリ・ケア連合学会理事長) 今年4月、プライマリケア領域の3つの学会(日本プライマリ・ケア学会、日本家庭医療学会、日本総合診療医学会)が合併して日本プライマリ・ケア連合学会が誕生しました。会員数は約6000人となり、6月の第1回学術大会では、われわれ年配者が肩身の狭い思いをするくらい、若いパワーが目立っていま… 2010/08/11 医療提供体制
日本医学教育学会シンポジウム 学生の質の低下、将来の医師過剰―医学部定員増への不安の声続々 教育体制の整備に苦心する大学病院 7月30~31日の第42回日本医学教育学会では、日本医学会総会と共催でシンポジウム「医学部定員増をめぐって」が開かれ、医学部定員の急増によって顕在化した、教員不足や医学生の質の担保、地域枠のあり方といった課題について議論された。… 2010/08/10 医師のキャリア
日本動脈硬化学会2010 ステント血栓症例への抗血小板薬3剤併用療法 血小板凝集能の抑制を確認、再発も見られず 冠動脈インターベンション後の抗血小板療法として現在、アスピリンとクロピドグレルの2剤併用療法が一般的になっている。だが最近、クロピドグレルによる抗血小板作用が十分得られない、クロピドグレル抵抗性の問題が指摘されてきた。… 2010/08/10 循環器
日経メディカル2010年8月号「ニュース追跡」(転載) 医師過労自殺、「最高裁での和解」の背景 裁判所主導の異例の結末 当直勤務は過重だったか否か─。1人の医師の自殺を巡り、勤務医の労働環境について議論されてきた裁判が、最高裁での和解という形で幕を下ろした。なぜ和解での決着となったのか。 2010/08/09 医師の職場環境
特集●キーパーソンに聞く日本のワクチン行政 Vol.3 「副反応への救済と医学的な追及は別にすべき」 国立感染症研究所感染症情報センター長 岡部信彦氏 「副反応が生じた接種者の救済と医学的な追及は別にすべき」。国立感染症研究所感染症情報センター長で厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会委員も務める岡部信彦氏は、ワクチン接種の普及のためには、リスクに備えた環境整備が不可欠だと話す。… 2010/08/06 感染症
日経メディカル2010年8月号「ニュース追跡」(転載) 東医大、第三者委が指摘したあきれた実情 内部対立、教授への権限集中…「解体的改革が必要」と総括 生体肝移植問題など多くの事件を引き起こしてきた東京医大が、大学の組織運営に関する第三者委員会の報告書を公表した。内部対立や絶大な教授の権力が諸問題の原因だとして抜本改革を求めた。 2010/08/05 組織
日本動脈硬化学会2010 動脈硬化性疾患予防のガイドラインに統合化の動き 欧米では関連学会が協力し、生活習慣関連リスクの包括的管理を提唱 「動脈硬化性疾患予防のためには、脂質異常症だけでなく喫煙、高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣関連リスクを包括的に管理することが必要だ。既に欧米では複数の学会が協力し、統合的ガイドラインを作る動きが見られている」――。… 2010/08/05 循環器
特集●キーパーソンに聞く日本のワクチン行政 Vol.2 「『日本版ACIP』や『ワクチン局』の創設を」 予防接種推進専門協議会委員長・神谷齊氏 2009年12月に厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会が発足し、予防接種体制の抜本的な見直しが始動する中、10年4月には、ワクチンにかかわる複数の学会から成る予防接種推進専門協議会が立ち上がった。同協議会委員長の神谷齊氏は、「日本版ACIP」や「厚生労働省ワクチン局」の創設を訴える。… 2010/08/05 感染症
日本動脈硬化学会2010 メタボ腹囲基準、男性85cm・女性80cmが妥当 人間ドック受診者3500人を3年間前向きに追跡した検討から わが国のメタボリックシンドロームの腹囲基準(男性85cm以上、女性90cm以上)に対して、見直しを求める声が高まっている。東京慈恵医大附属病院新橋健診センターの和田高士氏らは、人間ドック受診者約3500人の経過を3年間前向きに追跡した検討から、高血圧、脂質異常症、高血糖を予防するという観… 2010/08/04 代謝・内分泌
日経メディカル2010年7月号「トレンドビュー」(転載) 認知症抑制にサプリメント 脳血流を増やし周辺症状を改善するとの報告も ドネペジルのほかに治療薬がない認知症。最近、フェルラ酸などを含むサプリメントが、その進行を抑制するとして注目を集めている。だが、エビデンスや安全性に疑問を投げ掛ける声もある。 2010/08/04 精神・神経
日経メディカル2010年8月号「行政ウォッチ」(転載) 日医連の参院選候補者“全滅”の余波 2012年“ダブル改定”に悪影響も 7月11日の参議院議員選挙で、日本医師連盟が推薦・支援した3候補が全員落選した。政界での日本医師会の影響力低下は必至で、2012年の診療報酬と介護報酬の同時改定などに悪影響が出そうだ。 2010/08/04 組織
日経メディカル2010年7月号「今月のキーワード」(転載) 骨折リスク評価ツール「FRAX」 基準値が決定、新ガイドラインに導入 FRAX(フラックス)とは、2008年にWHOが公表した、骨折リスクを評価する指標のこと。大規模な前向きコホートの結果に基づいて決定した臨床的危険因子によって、今後10年間に骨粗鬆症骨折が生じる確率(%)を算出する。年齢、身長や体重、骨折歴の有無などの情報をウェブ上で入力すれば、主要骨折… 2010/08/03 骨・関節・筋
日本動脈硬化学会2010 LDL-C、直接測定法では過大評価の可能性 フリードワルドの式よりも平均値で10mg/dL以上高い値に 低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)値を直接測定法で得た場合、フリードワルドの式で算出した場合よりも10mg/dL以上高く出ることから、直接測定法では脂質異常症を過大評価する患者が増えてしまう――。… 2010/08/03 循環器
日本動脈硬化学会2010 nonHDLコレステロールを第2の管理指標に 次期ガイドラインにおける同値の位置付けをめぐり議論 第42回日本動脈硬化学会総会・学術集会のシンポジウム「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」で、改訂ガイドラインにおける「nonHDLコレステロール」の扱いについて議論が行われた。演者となった国際医療福祉大大学院の佐々木淳氏は、欧米におけるエビデンスを紹介しながら、「nonHDL-Cは、低比重リ… 2010/08/02 循環器