日本内科学会2010 院外発症VTE、長期臥床と活動性ガンがリスクに 発症場所により注意すべき危険因子は異なる 院外発症の静脈血栓塞栓症(VTE)の危険因子は院内発症例と異なり長期臥床や活動性ガンであること、また院外発症の深部静脈血栓症(DVT)では疼痛、腫脹、色調変化などの症状を有する例の多いことが分かった。… 2010/04/30 循環器
日経メディカル2010年5月号「トレンドビュー」(転載) 日医新会長の祝賀会が重い雰囲気に包まれた理由 “ねじれ”執行部が誕生、政策には新味なし(2010.4.28訂正) 民主党に近い立場を取る原中勝征氏が、日医会長に当選した。だが今選挙では、キャビネット制がとられなかったことで、反会長派も混在する執行部が生まれた。原中氏には難しい舵取りが要求されそうだ。… 2010/04/28 組織
新薬剤情報 1日2250mgまで投与可能なメトホルミン製剤発売 大日本住友製薬は、ビグアナイド(BG)系経口血糖降下薬「メトグルコ錠250mg」(一般名メトホルミン塩酸塩)を5月10日に発売する。 2010/04/28 代謝・内分泌
循環器プレミアム速報 「LDL-Cは直接測定法ではなくF式から求めること」 日本動脈硬化学会が記者会見を開き直接測定法の限界を指摘 日本動脈硬化学会は4月26日に記者会見を開き、LDL-Cは、直接測定法を用いずにフリードワルドの式からの算出を基本とするとの見解を発表した。 2010/04/28 循環器
特集●てんかん診療の今 Vol.3 使いやすい新規抗てんかん薬が続々 課題は単剤での保険適用 海外では既に使用されている抗てんかん薬が、ここ数年で日本でも次々と登場している。既存の治療薬とは、どのような点が違うのだろうか。 2010/04/28 精神・神経
日本内科学会2010 PT-INR測定、ISI高値の場合は要注意 有効治療域に達していない症例も 迅速測定装置「コアグチェックXS」と外部委託検査機関におけるプロトロンビン時間(PT-INR)値の違いを比較したところ、全体としては有意な関連が見られたものの、外注検査では値が高めに出て、ワルファリンが有効治療量に達していないと考えられるケースもあったという。かじまやークリニック(… 2010/04/27 循環器
日経メディカル2010年4月号「この人に聞く」(転載) 伝えておきたい、と思ったことを『臨床瑣談』で書いた 中井 久夫(神戸大名誉教授) 精神科医療の現場から退いて15年ほどになります。これまで精神医学の教科書や、看護師向け書籍、ギリシャ語詩集の翻訳書、エッセイ集など、数多くの本を著してきました。そんな中で、みすず書房から出した『臨床瑣談』(2008年)と『臨床瑣談 続』(2009年)はちょっと異色といえるかもしれません… 2010/04/27 事件・話題
本誌連動◇その患者指導、大丈夫? Vol.9 【尿路結石】カルシウム摂取を減らすべきか 尿路結石の約9割は、カルシウム含有結石だ。また、結石患者は健康な人に比べ、尿中カルシウム排泄量が多い傾向にある。そのため、「カルシウム摂取量を制限すべきという考え方が生じたのだろう」と市立貝塚病院(大阪府貝塚市)院長の井口正典氏は振り返る。… 2010/04/27 腎・泌尿器
特集●てんかん診療の今 Vol.2 突然の立ちくらみ、その正体は… 外傷後10年以上経過して発症するてんかんに注意 「立ちくらみがある」という患者に、以前、交通事故に遭って入院した、という経歴はないだろうか。てんかんのリスクとして知られる脳損傷だが、受傷後何年も経過してから突然発症するケースも見られる。そうした場合、すぐにてんかんを思い浮かべることは難しい。… 2010/04/26 精神・神経
日経メディカル2010年4月号「トレンドビュー」(転載) 創痕を残さない単孔式手術 胆嚢摘出術を中心に施行例が増加中 消化器外科分野で単孔式内視鏡手術の施行例が急増している。臍部1カ所だけの切開で済み、創痕が残らない。入院期間の短縮も期待できるが、鉗子類などの操作に高度な技術を要し、難易度は高い。 2010/04/26 消化器
ACC2010 STEMIへのDESは5年後もBMSと同等、PASSION試験 ただしDES群は超遅発性ステント血栓症が多い傾向に ST上昇型心筋梗塞(STEMI)に対するパクリタキセル溶出ステント(PES)とベアメタルステント(BMS)を比較した初の前向き無作為化単純盲検比較試験「PASSION」の、5年間の成績がまとまった。 2010/04/26 循環器
本誌連動◇その患者指導、大丈夫? Vol.8 【うつ病】心身ともにゆっくり休養すべきか 「うつ病を患ったら、仕事などのストレスから遠ざかり、心身ともにゆっくりと休養すること」。うつ病の患者指導でよく語られるフレーズだ。そんな指導を受けた患者は仕事を休み、抗うつ薬を服用しながら、しばらく自宅で休養することが多い。… 2010/04/26 精神・神経
特集●てんかん診療の今 認知症と思った患者が、実は… 高齢者で増える、けいれん発作のないてんかん 「全身のけいれんを引き起こす疾患」というイメージが強いてんかんだが、その発作には様々なタイプがあり、けいれんを伴わない発作も多い。特に高齢者においては認知症と間違われることもあり、鑑別が重要だ。本特集では、日常診療で遭遇する可能性のあるこうした“隠れてんかん”への対応や、こ… 2010/04/23 精神・神経
ACC2010 PCIで起こる再潅流障害に対してhANPは有効 尿中イソプロスタンで評価 急性心筋梗塞患者に対するPCI施行によって発生する酸化ストレスは心房性ナトリウム利尿ペプチド(hANP)によって抑制できる可能性が示された。第59回米国心臓学会(ACC2010)で、都城市郡医師会病院循環器科(宮城県都城市)の中村亮斉氏が発表した。… 2010/04/23 循環器
本誌連動◇その患者指導、大丈夫? Vol.7 【脳梗塞】予防のために水分をたくさん取るべきか 夜間頻尿を主訴として、北上中央病院(沖縄県北谷町)副院長の菅谷公男氏の元を訪れる患者の中には、1日2L以上の水分を摂取している人が少なくない。よくよく話を聞くと、「脳梗塞や心筋梗塞予防に水分をいっぱい取るように」と医師にアドバイスされているようだ。… 2010/04/23 循環器
日経メディカル2010年4月号「今月のキーワード」(転載) 一酸化窒素吸入療法 NOガスで新生児の呼吸不全を治療 一酸化窒素(NO)は窒素酸化物の一種として有害なイメージも伴うが、生体内では重要な情報伝達物質だ。NOの生理活性を発見したFurchgott氏らは、1998年にノーベル医学生理学賞を受賞している。 2010/04/22 医薬品
本誌連動◇その患者指導、大丈夫? Vol.6 【慢性心不全】できるだけ安静にすべきか 心臓に負荷をかけないよう、心不全には安静が大事だというのが、昔の医師の常識だった。だが、「安静を強いられると廃用が進み、ADLが大きく低下する。動かないことに対する不利益が認識され始め、運動療法の研究が進んだ」と埼玉医大国際医療センター心臓リハビリテーション科科長の牧田茂氏は話… 2010/04/22 循環器
日経メディカル2010年4月号「トレンドビュー」(転載) 肝切除術の出血が最小限に 高い凝固能を持つ焼灼装置「Habib 4X」登場 肝切除術において、ラジオ波を利用し出血を防ぐ焼灼装置が日本に上陸した。簡便な手技で、肝実質だけでなく太い血管からの出血リスクも低減できる。今後、鏡視下手術の強い味方となりそうだ。 2010/04/21 外科
本誌連動◇その患者指導、大丈夫? Vol.5 【慢性肝疾患】高カロリー高蛋白食が基本か アルコール性肝硬変の患者は栄養状態が悪く、高カロリー高蛋白食を摂取すると、肝機能が改善する。戦後間もないころの欧米のこうした報告をきっかけに、長年、国内でも慢性肝疾患の患者には高カロリー高蛋白食が勧められてきた。 だが、食生活は大きく変わり、慢性肝疾患の中では今、脂肪肝が問… 2010/04/21 消化器
本誌連動◇その患者指導、大丈夫? Vol.4 【動脈硬化】卵の摂取を制限すべきか 「コレステロール値が高いのですが、卵は食べてもいいでしょうか」。患者から一度はこんな質問を受けたことがあるはずだ。確かに鶏卵は、1個当たり約215mgと多くのコレステロールを含んでいる。しかし、実際に卵摂取と心筋梗塞の関連を調べた厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC研究… 2010/04/20 循環器
新薬剤情報 武田、DPP4阻害薬や糖尿病治療薬合剤の承認取得 武田薬品工業は16日、わが国で3番目となるジペプチジルペプチダーゼ阻害薬(DPP4阻害薬)アログリプチン(商品名ネシーナ)など5品目の製造販売承認を同日付で取得したと発表した。 2010/04/19 代謝・内分泌
ACC2010 僧帽弁閉鎖不全症へのカテーテル治療、手術と同等 MitraClipを用いたEVEREST II試験の12カ月成績まとまる 僧帽弁閉鎖不全症(MR)の手術適応となる患者を対象に、カテーテルをベースとした僧帽弁形成デバイスであるMitraClip(Abbott社)を外科治療と直接比較した初の無作為臨床試験、「EVEREST II(Endovascular Valve Edge-to-Edge REpair Study)試験」の成績がまとまった。… 2010/04/19 循環器
本誌連動◇その患者指導、大丈夫? Vol.3 【妊婦】妊娠中は体重が増えないようにすべきか 従来、国内では「小さく生んで大きく育てる」「妊娠中は、太らないのが理想」といった認識の下、体重増加を抑制する方向に指導されるケースが多かった。「巨大児や妊娠高血圧症候群、帝王切開など、肥満による周産期合併症のリスクが強調されすぎて、やせている人に対してあまり意識がいっていな… 2010/04/19 産婦人科
特集●中医協委員・関係者が語る「2010診療報酬改定」Vol.7 内科技術料の報酬論議にエビデンスの壁 内科系学会社会保険連合代表、診療報酬調査専門組織DPC評価分科会委員 齊藤寿一氏に聞く 「エビデンス重視の流れの中で、内科系の技術料を今後どのように診療報酬に反映させるか。それが大きな課題であることが明らかになった改定だった」 2010/04/19 行政・制度
本誌連動◇その患者指導、大丈夫? Vol.2 【禁煙】たばこの本数は徐々に減らすべきか 「禁煙を勧める際、医師の多くは、『たばこを控えましょう』『まず本数を減らしましょう』といった曖昧な指導をしがち。急に禁煙することの難しさを配慮してのことだろうが、そのような指導では禁煙は成功しない」。たかの呼吸器科内科クリニック(熊本県八代市)院長の高野義久氏はこう指摘する… 2010/04/16 生活習慣
日本内科学会2010 冷生食急速静注が低体温療法後の予後を改善 急性冠症候群の患者では社会復帰率が46%から75%に増加 心原性の院外心停止症例に低体温療法を導入する際、冷却した生理食塩水の急速静注を併せて行うことで、神経学的な予後が改善することが明らかになった。札幌医大救急集中治療医学講師の長谷守氏が、第107回日本内科学会総会・講演会(4月9~11日、開催地:東京都)で発表した。… 2010/04/16 循環器
本誌連動◇日本の「実力病院」-日本経済新聞/日経メディカル調査 Vol.5 実力病院調査 今後の課題 医療の透明化と公的情報の開示に期待 日本経済新聞社編集局社会部 前村 聡 病院の実力は、必ずしも1つの指標で測定可能とは限らない。今回の「日経実力病院調査」でも、DPCのデータを基本としつつ、ほかの要素も加味した。調査の特徴と課題について、日本経済新聞社の前村聡氏に解説してもらった。… 2010/04/16 医療の質
本誌連動◇その患者指導、大丈夫? 【糖尿病】脂肪を控えてカロリーを減らすべきか 「常識」と思われてきた生活指導の中には、実は根拠がなかったり、新たなエビデンスが出て考え方が変わってきているものも多い。さらには、高血圧患者に対する厳格な塩分制限など、現実的には実行不可能な指導もある。本特集では、従来の「常識」を最新の文献を基に徹底検証し、エビデンスに基づ… 2010/04/15 代謝・内分泌
特集●日本医師会会長選挙をめぐって Vol.18 原中執行部も旧執行部の考え方に「異論なし」 日本医師会は今後、会員一人ひとりの意見を集めるための窓口をホームページに設けるほか、診療所連絡協議会と病院連絡協議会を設置することを明らかにした。これは、4月14日、日本医師会新会長の原中勝征氏が定例の記者会見の席で行った所信表明によるもの… 2010/04/15 組織
シタグリプチンとSU薬併用時の重度低血糖で注意喚起 わが国を代表する専門医による委員会が勧告を発表 DPP4阻害薬シタグリプチンとSU薬の併用時に重篤な低血糖を起こした症例の報告が続いていることから、「インクレチンとSU薬の適正使用に関する委員会」はこのほど、医療従事者に対する注意喚起となる勧告を発表した。… 2010/04/15 代謝・内分泌
特集●中医協委員・関係者が語る「2010診療報酬改定」Vol.6 外保連試案で手術料の増減が決まったのは画期的 外科系学会社会保険委員会連合会長 山口俊晴氏 「これまで外保連試算は、診療報酬改定時、手術の難しさを評価し、財源を各手術料に振り分ける際の参考に使われてきた。ただし、今回のように、手術料の増減を決定する際の基礎資料となったのは初めてのことだ。これは画期的な変化であり、かつ責任が重いと感じている」… 2010/04/14 行政・制度
日経メディカル2010年4月号「トレンドビュー」(転載) 急性心筋梗塞発症のカギ握る「ドロドロ血液」 血液流動性検査で新知見 心血管イベントとの関連を示唆するデータが発表されるなど、血液流動性検査の臨床への応用が再び注目されている。さらにデータが集積すれば、急性心筋梗塞の原因究明の一助となる可能性もある。 2010/04/13 循環器
ACC2010 スタチンが待機的PCI患者の微小循環障害を軽減 4週間の術前投与でPCI後のIMR値が有意に改善 待機的PCIを施行する安定狭心症患者に対する術前のプラバスタチン投与によって、心臓の微小循環障害を軽減させられる可能性が示唆された。3月14日から米国アトランタで開催されたACC2010で、兵庫医大循環器内科の福永匡史氏が発表した。… 2010/04/13 循環器
特集●中医協委員・関係者が語る「2010診療報酬改定」 Vol.5 伸び率はわずかでも、プラス改定の影響は大きい 中医協委員(全国公私病院連盟副会長) 邊見公雄氏 「今までの政権は医療費削減というバックギアばかり入れてきたが、今改定ではニュートラルからローにわずかにギアチェンジした。遭難した人に、爆音を聞かせ、救助機が来たことを知らせられたという意味でも、大きな意義があったと思う」… 2010/04/13 行政・制度
日経メディカル2010年4月号「寄稿」(転載) 医師のインターネット言論 日医生命倫理懇談会報告書が意味するもの 最高裁は3月に、ネット上でもほかのメディアと同じ基準で名誉棄損罪が成立するとの判断を示した。日医生命倫理懇談会委員を務めた金沢大学附属病院総合診療部准教授の野村英樹氏に、医師のネット言論の在り方について解説してもらった。(編集部)… 2010/04/12 事件・話題
特集●中医協委員・関係者が語る「2010診療報酬改定」 Vol.4 今改定で中小病院の“生き残り策”が示された 中医協委員(茨城県医師会理事) 鈴木邦彦氏 「中医協の中に入ってみると、景色はまた違って見える。財務省からの圧力はやはり強い。刻々と進んでいく医療崩壊を食い止め、地域医療をさらに充実させていくための財源を十分確保できる状況には、残念ながらならなかった」… 2010/04/12 行政・制度
日経メディカル2010年4月号「行政ウォッチ」(転載) 「特定看護師」導入へ 新年度から試行開始、法制化も視野に 厚生労働省の検討会は、医師の指示の下で看護師が実施できる医療行為の範囲を広げられるよう、「特定看護師(仮称)」の導入を提言する報告書をまとめた。新年度からモデル事業がスタートしそうだ。 2010/04/09 行政・制度
妊娠糖尿病の定義と診断基準の最終案明らかに 日本糖尿病・妊娠学会がウェブサイトで改定案を公開 日本糖尿病・妊娠学会は2010年3月中旬、改定を進めている妊娠糖尿病の定義と基準について、最終変更案を公表した。最終変更案では、妊娠糖尿病を「妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常」と定義する。明らかな糖尿病(overt diabetes)は妊娠糖尿病に含めない。… 2010/04/09 代謝・内分泌
特集●中医協委員・関係者が語る「2010診療報酬改定」 Vol.3 改定内容には合格点がもらえるのでは 中医協委員(全日本病院協会会長) 西澤寛俊氏 「入院4400億円、外来400億円と、プラス財源の配分に枠が設けられた点はやりにくかった。ただ、そうした制限下での配分という点では、合格点をもらえると思っている」 2010/04/09 行政・制度
本誌連動◇日本の「実力病院」-日本経済新聞/日経メディカル調査 Vol.4 癌の実力病院 地域の臓器特化型病院が健闘 癌の「実力病院」は、DPC分類の「肺癌」「胃癌」「大腸癌(結腸および直腸)」「乳癌」「前立腺癌」の5種類について、「手術あり」の診療実績に基づいて選んだ。症例数が最も多かったのは、「肺癌」「胃癌」は国立がんセンター中央病院、「大腸癌(直腸肛門癌)」は愛知県がんセンター中央病院、… 2010/04/09 医療の質
日本循環器学会2010 心房細動患者へのスタチン、upstream治療の効果認めず Shinken Databese 2004-2008の解析結果より 心臓血管研究所付属病院の全初診患者を対象としたレジストリーであるShinken Databaseから、スタチンを投与されている心房細動(AF)患者と投与されていないAF患者との間で中期的な総死亡は同等で、心血管イベントやAFに伴う入院のリスクもスタチンの投与によって減ってはいないことが明らかにな… 2010/04/08 循環器
特集●中医協委員・関係者が語る「2010診療報酬改定」 Vol.2 調整役不在で診療所が犠牲になった 前日本医師会常任理事 藤原淳氏 「今回は診療所の再診料の引き下げが大きな焦点になったが、基本診療料のあり方をどう考えるかといった本質的な議論がなされず、最後の最後まで何点にするかという綱引きだけになってしまったのは、納得できない」… 2010/04/08 行政・制度
特集●中医協委員・関係者が語る「2010診療報酬改定」 小幅でも、診療報酬が上がったことには不満がある 中医協委員(健康保険組合連合会常務理事) 白川修二氏 「国民の所得が下がっているのに、医療費は自然増分だけでも年3%上がっている。今改定の議論に際し、われわれ支払い側は、報酬アップの環境にはないと考えた」 2010/04/07 行政・制度
本誌連動◇日本の「実力病院」-日本経済新聞/日経メディカル調査 Vol.3 脳卒中の実力病院 迅速治療を実現する体制が鍵 脳卒中の「実力病院」は、DPCの診断群分類における「脳梗塞」で「手術なし」の診療実績に基づいて選んだ。症例数が最も多かったのは国立循環器病センター(大阪府吹田市)で、612例だった。 2010/04/07 医療の質
日経メディカル2010年4月号「ニュース追跡」(転載) B肝訴訟で相次ぐ和解勧告 国の患者救済策提示が必至に 北海道で係争中のB型肝炎訴訟で、札幌地裁は3月12日、全国で初めて和解を勧告した。26日にはこれに続き、九州訴訟でも和解勧告が出された。和解協議にいつ入るのか、国の対応が注目される。 2010/04/05 医療安全
日本循環器学会2010 hANPが腎機能低下者の造影剤腎症を予防 L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)濃度の上昇を有意に抑制 冠動脈造影検査の合併症の1つである造影剤腎症の成因には不明な点が多く、これを完全に防ぐ対応法は確立していない。L型脂肪酸結合蛋白を指標とした検討から、hANP投与は中等度の腎障害を合併した患者の造影剤腎症予防に効果的である可能性が示された。愛知医大循環器内科の前田一之氏らが、第74… 2010/04/05 循環器
特集●日本医師会会長選挙をめぐって Vol.17 原中日医新会長が就任演説 “学術団体”から“戦う団体”へのシフトうたう 日本医師会長に就任して一夜明けた4月2日、原中勝征氏は日本医師会代議員会の席上で、就任演説を行い、今後の日本医師会のあり方について語った。その趣旨は下記のとおり。 2010/04/03 組織
本誌連動◇日本の「実力病院」-日本経済新聞/日経メディカル調査 Vol.2 狭心症の実力病院 市中病院で高い診療実績(2010.4.7訂正) DPCの診断群分類における「狭心症」で症例数が最も多かったのは小倉記念病院(北九州市小倉北区)だった。実力病院一覧には、小倉記念病院をはじめ、倉敷中央病院(岡山県倉敷市)、湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)といった有名病院が含まれる一方で、大学病院は比較的少なかった。症例数の多… 2010/04/02 医療の質
アディポネクチンは運動と同様の効果を発揮する その受容体活性化薬はメタボや糖尿病の治療薬になる可能性 アディポネクチンは骨格筋に対して運動と同様の効果を発揮することが、分子レベルでの作用機序の解明から明らかになった。骨格筋で主に発現しているアディポネクチン1型受容体の活性化薬が実現すれば、その投与により運動と同様の効果が得られ、メタボリックシンドロームやインスリン抵抗性、2型… 2010/04/02 代謝・内分泌
日本循環器学会2010 肺動脈性肺高血圧症をナノ粒子封入ARBの吸入で治療 実験動物での検討では右室圧上昇や肺動脈リモデリングを抑制 肺動脈性肺高血圧症(PAH)に対する低侵襲治療法として、ナノ粒子に封入したアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)による吸入治療の研究が進んでいる。ラットを用いた基礎的検討の結果を、九大大学院循環器内科学の陳玲氏らが第74回日本循環器学会総会・学術集会(3月5~7日、開催地:京都市)で… 2010/04/02 循環器
特集●日本医師会会長選挙をめぐって Vol.16 日医新執行部、副会長選は原中陣営惨敗 キャビネット選挙反対が原中氏にとってあだに 日本医師会会長選に引き続いて行われた副会長選挙では、会長となった原中勝征氏が推薦する候補が全員落選した。副会長として、原中氏に破れた森洋一氏と唐澤祥人氏が推薦する中川俊男氏と横倉義武氏、さらにいずれの会長候補からも推薦を受けていなかった、現日医常任理事の羽生田俊氏が選ばれた… 2010/04/01 組織
本誌連動◇日本の「実力病院」-日本経済新聞/日経メディカル調査 公開データで病院の実力を調査 日経メディカルが日本経済新聞社と共同で実施してきた「日経実力病院調査」。3年ぶりに行った今回は、各病院の診療実績を把握するために、DPCのデータを用いたのが特徴だ。狭心症、脳卒中、癌の3領域で、全国トップレベルの診療実績を持つ「実力病院」を一挙に紹介、併せて地域で奮闘する民間専門… 2010/04/01 医療の質
特集●日本医師会会長選挙をめぐって 新日医会長は茨城県医師会長の原中氏に 原中氏131票、森氏118票、唐澤氏107票 4月1日、日本医師会会長選挙が行われ、現職の唐澤祥人氏、京都府医師会会長の森洋一氏らを抑え、茨城県医師会長の原中勝征氏が新会長となった。 2010/04/01 組織
日本循環器学会2010 心筋梗塞急性期の尿蛋白陽性所見は予後予測因子に 急性期における全身性炎症反応などの表現形である可能性 心筋梗塞急性期における尿蛋白陽性所見は、亜急性期の心機能や慢性期の予後を規定する因子となる可能性が示唆された。第74回日本循環器学会総会・学術集会(3月5~7日、開催地:京都市)で、旭川医大循環・呼吸・神経病態内科学の太田久宣氏が発表した。… 2010/04/01 循環器