「手術にどっぷり浸かって、体で覚えろ」 須磨久善から心臓外科医を目指す若手医師へのメッセージ 胃大網動脈グラフトを使用した冠動脈バイパス開発、日本初のバチスタ手術成功など、国内外で高い評価を受ける須磨久善氏。「世界で認知してもらえない限り、一流とはいえない」と語る須磨氏に、自身の臨床留学の経験とともに現在の日本の心臓外科医の置かれた教育環境について語ってもらった。… 2008/05/29 医師のキャリア
山井和則衆議院議員(民主党「次の内閣」厚生労働副大臣)に聞く 「後期高齢者医療制度の廃止以外は認めない」 民主党をはじめとする野党4党は、5月23日、後期高齢者医療制度の廃止法案を参議院に提出した。廃止法案の中身と今後の方針について、民主党「次の内閣」厚生労働副大臣で、高齢者福祉に詳しい衆議院議員の山井和則氏に聞いた。… 2008/05/26 行政・制度
本誌連動◇今どきの医師勉強法 Vol.3 私のお薦めの書籍、サイト教えます プライマリケアの現場ですぐに使える便利なツール 日々の診療で疑問に思ったことを調べたり、診察のコツを知りたいときに参考になるのは、書籍やウェブサイトだ。 今回、各地で若手医師へのプライマリケアの指導に携わる医師に、現場で役立つ実践的な内容が盛り込まれた書籍やサイトを挙げてもらった。… 2008/05/23 医師のキャリア
本誌連動◇CKDを見逃すな! 「メタボな人」と高齢者には特に注意 CKDの診療には、早期から定期的に推算糸球体濾過量(eGFR)を算出し、尿検査と併せて腎機能を把握していく姿勢が求められる。「外見でステージ3を疑うことは難しい。ステージ4になっても多少むくみがある程度なので、意識しないと分からない」(筑波大腎泌尿器内科准教授の鶴岡秀一氏)というよう… 2008/05/20 腎・泌尿器
木村義雄衆議院議員(自由民主党「後期高齢者医療制度を考える会」呼びかけ人)に聞く 「終末期医療について、まず徹底的に議論せよ」 後期高齢者医療制度の見直しに向けた具体的な議論が活発化してきた。政府・自由民主党が準備している案とは別に、より抜本的な「改革」の必要性を訴えるのが、自民党の国会議員有志が立ち上げた「後期高齢者医療制度を考える会」だ。同会の呼びかけ人の1人である衆議院議員の木村義雄氏に、高齢者… 2008/05/20 行政・制度
本誌連動◇CKDを見逃すな! 尿検査だけでの患者拾い上げは困難 厚労省も透析症例数の増加は少しでも抑えたいはずなのだが、08年度から始まった特定健診では、必須検査項目から血清クレアチニン(Cr)を外すという施策をとった。腎機能障害の発生リスクは、尿蛋白検査、血圧測定、血糖検査などにより把握可能であるというのがその理由だが、要はコストの問題で… 2008/05/16 腎・泌尿器
本誌連動◇今どきの医師勉強法 Vol.2 “受け身”の学会じゃつまらない 会員の満足度高める「参加型」プログラム 医師の学びの場として重要なのが学会。ここでも最近、プライマリケアの現場で役立つ診療のノウハウなどを学べるプログラムが目立つようになった。人気があるのは、参加者がディスカッションなどに加わる「参加型」のプログラムだ。… 2008/05/16 医師のキャリア
本誌連動◇今どきの医師勉強法 実践重視の“道場”に入門する医師たち 日常診療に役立つコツを学べる勉強会が好評 問診や身体診察のテクニックなどを体系的に学べる機会は限られているのが現実だ。だがそんな中、開業医などが実際に参加してプライマリケアの技法を学べる場が増えてきている。連載1回目は、各地で開かれている勉強会の模様と参加者の声を紹介する。… 2008/05/14 医師のキャリア
特集●医療現場を変える女性たち Vol.4 「言いたいのに言えない」患者・家族の本音を“仲介”する 豊田郁子氏(新葛飾病院セーフティーマネージャー) 患者とのトラブルにどう対応すればよいのかは、多くの医療機関が共通に抱える問題。患者・家族と医療者との仲介(メディエーション)活動を担当する人材、医療メディエーターに注目が集まっており、新葛飾病院(東京都葛飾区)の豊田郁子氏もその一人。自身、5年前に医療事故で息子を亡くした被害… 2008/05/13 コメディカル
【日経ヘルスケア5月号●診療所経営相談室より】 地域に流れる自院の悪いうわさ 放っておいてもよいものか? 最近、通院中の患者から、近所で当院の悪いうわさが流れていると聞かされました。「あの院長は突然怒り出すらしい。短気な先生みたいだから行かない方がいい」といった内容だそうです。そんな態度を取った記憶はないのですが、こうしたうわさは放っておくしかないのでしょうか。… 2008/05/13 医療経営
本誌連動◇CKDを見逃すな! 日本人の「糸球体濾過量(GFR)推算式」完成 CKD診療における最大のトピックスは、何といっても「日本人の糸球体濾過量(GFR)推算式」が確定したことだろう。今年3月に日本腎臓学会などが主催したシンポジウムで、正式に発表された。 2008/05/12 腎・泌尿器
本誌連動◇CKDを見逃すな! 慢性腎臓病(CKD)の概念で、変わる腎診療 腎疾患はかなり進行しない限り、一般に自覚症状が乏しい。さらに患者や医師の間には、いまだ不治の病であるとか、治療が難しい疾患であるといった思い込みがある。そのため同じ内科の疾患でも、循環器や消化器などと比べて対応が後手になりがちで、症状がかなり進行してからようやく紹介というケ… 2008/05/09 腎・泌尿器
進化する内視鏡技術 NBI内視鏡で頭頸部の早期癌がこんなに見付かる 2006年に発売された、NBI(狭帯域光観察)を用いた内視鏡が急速に普及している。それに伴い、これまで早期癌の概念すらなかった咽頭、喉頭などの頭頚部領域で微小表在癌が次々と見付かり、注目を集めている。… 2008/05/08 癌
癌骨転移疼痛を緩和する 待望の新薬「Sr-89」の実力は? 造骨部位に集積し放射線を照射、多発例にも有用 昨秋、発売された放射性の癌骨転移疼痛緩和薬、塩化ストロンチウム(Sr-89、商品名:メタストロン注)の効果に注目が集まっている(関連記事)。実はこのSr-89、海外では約20年前から用いられており、放射線やオピオイドなどの鎮痛薬と並んで使用される選択肢の一つとして定着している薬剤。その… 2008/05/08 癌
茨城県医師会会長 原中勝征氏に聞く 「後期高齢者診療料の算定は断固ボイコットする!」 後期高齢者医療制度が揺れに揺れている。高額な保険料負担を強いられた高齢者が悲鳴を上げ、現場の医師からは、新たに診療報酬に導入された外来の包括点数「後期高齢者診療料」に大きな不満の声が上がっている。その急先鋒が茨城県医師会。同医師会は、後期高齢者医療制度の撤廃運動を繰り広げる… 2008/05/08 行政・制度
特集●どうなる? 新・高血圧治療ガイドライン Vol.6《最終回》 75歳以上でも「150mmHg未満」を中間目標に積極的に降圧する 阪大老年・腎臓内科教授の楽木宏実氏に聞く 阪大老年・腎臓内科教授の楽木宏実氏は、先代教授の荻原氏が作成委員長を務める今回の高血圧ガイドライン改訂で、ガイドライン作成委員会の事務局長を務めている。「あくまで個人的な考え」としながら、75歳以上の高齢者の高血圧治療については、「最終目標は140/90mmHg未満とするものの、症例によ… 2008/05/07 循環器
特集●どうなる? 新・高血圧治療ガイドライン Vol.5 「高齢者は診察室血圧150mmHgでも重症夜間高血圧の可能性がある」 東京都老人医療センター内科部長の原田和昌氏に聞く 高血圧ガイドラインの改訂のポイントを聞くインタビュー特集の5人目は、東京都老人医療センター内科部長の原田和昌氏だ。原田氏は、同センター副院長の桑島厳氏をリーダーとする研究グループの一員。高齢者でも、厳格な降圧治療が必要であり、「中間目標」の設定が、後期高齢者の積極的な降圧治療… 2008/05/06 循環器
特集●医療現場を変える女性たち Vol.3 模擬患者を養成し、医療従事者の気付きを促す 前田純子氏(岡山SP研究会代表) 前田純子氏は、20年以上にわたって患者を演じ続けている、わが国における模擬患者のパイオニアの一人。地元の岡山を中心に、各地で学生や医療従事者を対象とする医療面接に協力。模擬患者の養成にも携わる。取材した日は、東京の模擬患者グループ「響き合いネットワーク東京」主催のワークショッ… 2008/05/02 コメディカル
特集●認知症診療の極意Vol.3 認知症を疑った患者・家族にどう伝える? 日常診療で認知症を疑った場合、CTやMRIなどによる画像診断ができる医療機関の受診を勧めたり、薬物治療について了解を得る必要がある。そのためには、まずは患者や家族に病状を説明しなければならない。しかし、そもそも認知症を心配していない患者や家族に話を切り出し、きちんと理解してもらう… 2008/05/01 精神・神経