放射線医学見学ツアー報告記 森田知宏(東大医学部3年生) 8/13-14の二日間、放射線医学見学ツアーが開催されました。私は東京大学医学部3年の森田知宏と申します。今回夏休みを利用してこのツアーを企画しました。 2008/09/30 癌
インターネットで広がる新しいがん医療の可能性 成松宏人(日本対がん協会がん対策のための戦略研究推進室室長補佐) 【がん医療における情報伝達の研究は世界的にも注目されはじめている】このたび筆者らの研究グループは、「がん関連ウェブサイトの訪問者特性」について解析を行い、その結果がJournal of Clinical Oncology誌9月1日号に掲載されました。… 2008/09/30 医療情報
諫早医師会 新しい死因究明制度に関する要望書 高原晶(諫早医師会会長) 現在、厚生労働省が法案提出に向けて準備を進めている、医療安全調査委員会の創設を中心とした新しい死因究明制度については、医療従事者のみならず関係各方面から賛否さまざまな意見が表明されています。… 2008/09/30 行政・制度
日本医師連盟と公益法人制度改革についての確認しておくべき事項 小松秀樹(虎の門病院泌尿器科) 現在、日本医師会は公益法人制度改革に伴う新組織への移行を準備している。日本医師連盟は日本医師会と役員が重なっている。日本医師会-日本医師連盟の活動は、公益法人制度改革を前提にしているはずである。これを踏まえた上で、下記事項を確認しておきたい。… 2008/09/29 行政・制度
第1回「医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期研修制度)のあり方に関する研究」班会議傍聴記 いろいろな意味で革命的 川口恭(ロハス・メディカル発行人) 先週日曜日にMRICで、突如以下のようなメールが送られてきたのを、ご記憶の方もいることだろう。 2008/09/29 行政・制度
書評:『精神科セカンドオピニオン―正しい診断と処方を求めて』 目覚めよ、精神科医療。このままでいいはずがない。 長嶺敬彦(清和会吉南病院内科部長) 精神科医療の問題点を鋭く指摘した画期的な本が誕生した。『精神科セカンドオピニオン』である。誤診・誤処方を受けた患者あるいはその家族から問題提起がなされ、それぞれの事例に笠医師が明瞭に答えた本である。… 2008/09/25 医師・患者関係
新しい試み、患者学公開シンポジウム 第70回日本血液学会総会を迎えるにあたって 須田年生(慶応大、第70回日本血液学会総会会長)、田中祐次(東大医科研、同総会患者学シンポジウム司会) 来る10月10日(金)~12日(日)、日本血液学会と臨床血液学会がひとつになった初めての総会が、京都で開催されます。須田先生、合併後初めての総会開催ということもありますし、先生ご自身の思いのこもったプログラムもあるかと思いますが。… 2008/09/25 医師・患者関係
医療安全調査委員会設置法案(仮称)大綱案に対する意見 足立光平(兵庫県医師会常任理事 医事紛争・医療情報他担当) 本件について、厚生労働省がその早急な設置の必要性を踏まえつつ、問題の重要性に鑑みて「広く国民的な議論」に供するため、三次に渡る改定「試案」を提起され、パブコメを求め慎重な対応をされてきたことには敬意を表します。… 2008/09/24 行政・制度
分娩施設の集約化について 有床産科診療所に明日はないのか? 衣笠万里(兵庫県・尼崎医療生協病院) 当分解消されそうもない産科医不足を補うために国(厚生労働省)や産科婦人科学会の指導者たちは「分娩施設の集約化」を推奨している。平成17年に厚生労働省が発表した「小児科産科若手医師の確保・育成に関する研究」報告書でも、分娩の集約化・センター化が強く謳われており、「それまでの”移… 2008/09/24 行政・制度
私は医者という仕事をまっとうしたいので患者の立場には立ちません 小鷹昌明(獨協医科大学神経内科) 難病の患者から、「あんたみたいな健康な医者に、俺の苦しみや恐怖がわかってたまるか」というようなことを言われたと仮定する。そんなとき私はこう答えるであろう。 2008/09/18 医師・患者関係
医療再生のための工程表 小松秀樹(虎の門病院泌尿器科) 1)安全対策:現在の医療機能評価機構による医療事故報告制度を主体とする。匿名化した情報を元に安全対策を考える。2)医療費の増額と配分の見直し:医療費を増額する。同時に、限られた資源の有効活用のために、配分決定方式を見直す。原則として、難易度やリスク、責任の大きさに応じた配分とす… 2008/09/17 行政・制度
がん対策基本法1年半 成果の少なさに忸怩たる思い 仙谷由人代議士インタビュー/聞き手:川口恭(ロハス・メディカル発行人) ――がん対策基本法が成立して1年半経ちます。立法を推進した立場として、現状をどうご覧になりますか。 2008/09/16 行政・制度
医師会、病院団体、各学会の役員は歴史を動かす覚悟を 日本医師会三分の計 小松秀樹(虎の門病院泌尿器科) 産婦人科で開業している知人からメールをもらった。私の書いた論稿『公益法人制度改革がもたらす日本医師会の終焉』(『中央公論』平成20年9月号)についての感想である。 2008/09/12 行政・制度
「医療水準論」の新展開と影響 福島県立大野病院事件地裁判決についての感想 竹内治(法務博士) 「為すべきことを為した者は、生じた結果について非難されるべきではない」、逆に言えば、「為すべきことを為さなかった者は、生じた結果について非難されるべき」という理屈は、ごく常識的なものと言える。… 2008/09/04 医療安全
医療問題に対応できる新医師組織を 公益法人制度改革がもたらす日本医師会の終焉 小松秀樹(虎の門病院) 1980年代半ばから続けられてきた医療費抑制政策により、勤務医の労働環境が悪化した。加えて、医療への過大な期待と要求のため、医師と社会の間の軋轢が高まった。勤務医が医療現場から立ち去りはじめ、救急、産科医療、自治体病院など脆弱な部分から日本の医療が崩壊しはじめた。… 2008/09/02 行政・制度
医療者の大多数は反対または要修正 厚生労働省第3次試案に対するパブリックコメントの分析 木内淳子(大阪船員保険病院麻酔科部長)、客野宮治(大阪船員保険病院泌尿器科部長)、江原一雅(神戸大学医療安全室副室長) 厚生労働省は、2008年4月3日に医療安全調査委員会に関する「医療安全の確保に向けた医療事故による死亡の原因究明・防止の在り方に関する試案―第3次試案」を公表し、この試案に対するパブリックコメントを募集した。… 2008/09/01 行政・制度