インタビュー◎NIPT新指針の運用開始が保留に 新型出生前診断の拡充で妊婦のニーズに応えたい 昭和大学産婦人科学講座主任教授の関沢明彦氏に聞く 日本産科婦人科学会は2019年6月22日、母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)に関する新たな指針を理事会で承認した。これは今年3月、案についての意見公募を行った上でとりまとめが進められていたものだ。… 2019/06/26 産婦人科
相変わらず遅れている日本のワクチン政策 仏サノフィ・パスツールの上級副社長、デヴィッド・ロウ氏に聞く ドラッグラグが解消される一方で、ワクチンについてはまだ「ワクチンギャップ」があると言われている。海外から日本のワクチン行政はどのように見えているのか。仏サノフィのワクチン部門で、世界のワクチン大手の一つ、仏サノフィ・パスツールの Executive Vice President、デヴィッド・ロウ氏に… 2019/06/24 公衆衛生・予防医学
昨今話題のフォーミュラリーが目指すものは? 浜松医科大学附属病院教授・薬剤部長の川上純一氏に聞く 2020年度診療報酬改定に向けた主な検討項目の1つにも取り上げられた「フォーミュラリー」(関連記事:2020年度改定、患者年代別の課題から議論)。欧米では既に一般的に使われているというフォーミュラリーとは一体何なのか。医師が知っておきたいフォーミュラリーの実際を、浜松医科大学医学部附… 2019/06/24 医薬品
過去とは状況が異なる現在のエボラ大流行 コンゴのシニア・メディカル・アドバイザー、カシンスキー・リチャード氏に聞く コンゴ民主共和国でエボラの大流行が続いている。2014年から2016年にかけて西アフリカで1万1000人以上が亡くなった過去最悪の流行に続く、史上2番目の規模の流行となっているという。コンゴのシニア・メディカル・アドバイザーを務めるカシンスキー・リチャード医学博士に話を聞いた… 2019/06/17 感染症
行動経済学の視点から なぜ一度始めた生命維持治療はやめられないのか 大阪市総合医療センター緩和ケアセンター長の多田羅竜平氏に聞く 人工呼吸器や血液透析による生命維持治療について、導入の「差し控え」と、いったん開始した治療の「中止」との間には、どのような違いがあるのか。差し控えには寛容だが、中断には強い抵抗がある風潮は、なぜ生じるのか――。大阪市総合医療センター緩和ケアセンター長で、倫理コンサルテーション… 2019/06/17 医師・患者関係
沖縄離島、外国人診療で未収金110万円の教訓 寄稿◎向川原充(沖縄県立宮古病院 内科/国際診療室) 沖縄県立宮古病院では2019年4月1日、増え続ける外国人観光客に対応するために国際診療室を立ち上げた。人口5万5千人の宮古島市では、クルーズ船だけで年間40万人以上が来島し、島内は外国人観光客で溢れかえっている。医療資源に制約がある中で、住民と観光客の双方が安全に医療を受けられる環境… 2019/06/13 公衆衛生・予防医学