必要なのは総合診療の視点と救急スキルを兼ね備えた指導医 総合診療医に求められる救急スキルとは 第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会での議論を踏まえて 新専門医制度の総合診療専門医プログラムでは救急研修が必須であるが、専攻医が習得すべきスキルについて明確な規定はない。そこで実態を踏まえた議論を展開するために、2018年6月に開催された第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で、佐賀、東邦、獨協医科、富山、広島の5大学の総合診療部… 2018/08/27 医師のキャリア
次世代医療基盤法、現場の医師への影響は? 内閣官房健康・医療戦略室企画官の山田協氏に聞く 今年5月に施行された「次世代医療基盤法」。国が医療情報を匿名化する業者を認定することで、医療情報を用いた研究・開発を加速させるのが狙いだ。次世代医療基盤法の施行で、臨床現場にどのような影響が出るのか。同法について、施行準備段階から担当している内閣官房健康・医療戦略室企画官の山… 2018/08/24 医療情報
インタビュー◎意思決定能力法の下、意思決定能力の評価が浸透 英国では認知症患者の意思をどう尊重しますか? 英国ハマートンコート認知症ケア・アカデミーのヒューゴ・デ・ウァール氏に聞く 厚生労働省による「認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」(関連記事:認知症であっても本人の意思確認は必須です)に大きな影響を与えたのが、英国の意思決定能力法(The Mental Capacity Act 2005)だ。同法は、現場の認知症ケアにどのような影響をもたらしているの… 2018/08/24 精神・神経
水害を乗り越えて、より強い組織となる 西日本豪雨で被害を受けたまび記念病院村上理事長に聞く 2018年7月の西日本豪雨で1階が天井まで水没する被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区のまび記念病院。病院はどのようなダメージを受けて、どのような復興計画を描いているのか。まび記念病院の村上和春理事長に話を聞いた。(8月6日収録)――まび記念病院は、地域でどのような位置付けの病院だった… 2018/08/23 事件・話題
インタビュー◎アルツハイマー病に紛れ込む神経原線維変化型老年期認知症 記憶障害のみでゆっくり進行する認知症とは 発見者の金沢大学脳老化・神経病態学(神経内科学)教授山田正仁氏に聞く アルツハイマー病(AD)に似ているが、アミロイドβ(Aβ)の沈着をほとんど認めない認知症として、1990年代に発見された神経原線維変化型老年期認知症(SD-NFT)。臨床的にADと診断された患者の2割前後がSD-NFTに該当することが近年、明らかになっている。SD-NFTは、ADと比較して進行が緩徐で、… 2018/08/17 精神・神経