「ゆいまーるプロジェクト」が目指すもの 崎原 永作(地域医療振興協会沖縄地域医療支援センター長) 日経メディカル オンラインでは、2009年夏から沖縄の複数の離島医師によるブログ「ゆいまーる日記」を掲載している。タイトルの「ゆいまーる日記」は彼らが所属する沖縄県の「ゆいまーるプロジェクト」に由来する。同プロジェクトを立ち上げ、統括する沖縄地域医療支援センター、センター長の崎原… 2010/05/19 医療提供体制
医師不足は外国人医師の招へいで解決できるのか 江原朗(北海道大学予防医学講座公衆衛生学分野客員研究員) 2005年の「病院小児科医の将来需要について」(日本小児科学会)によれば、継続性のある医療体制を構築するのに1,000~2,000名程度の医師の増員が必要である。一方、医師総数にしめる小児科医(主たる診療科が小児科である医師)の比率は、ここ10年間は5~6%前後で大きな変化がない。… 2010/05/18 医師の職場環境
失敗か?成功か?診療関連死モデル事業運営委員会報告を読む 中澤堅次(済生会宇都宮病院院長・医療制度研究会)、井上清成(井上法律事務所・弁護士) 平成22年3月24日、医療版事故調査委員会設置法案に関わるモデル事業の報告がワーキンググループから発表された。3年間の結果を報告するとともに、民主党政権下でも存続が決まったことを受けて学会関係の法人事業として再開し、第三者機関の法制化のために事業の継続を求めている。… 2010/05/14 医療安全
効率偏重の事業仕分けでは見えてこないもの 悪意の「不正請求」を行っている医師なんていない 多田智裕(武蔵浦和メディカルセンターただともひろ胃腸科肛門科) 政府の行政刷新会議による「事業仕分け」第2弾が4月23日に始まりました。それに先立つ4月8日、厚生労働省は事業仕分けへの準備として、診療報酬の審査や支払い業務を事実上独占している「社会保険診療報酬支払基金」(支払基金)と「国民健康保険団体連合会」(国保連)のあり方を見直す検討会を… 2010/05/10 行政・制度
日本医師会会長選挙を振り返る 上昌広(東京大学医科学研究所先端医療社会コミュニケーションシステム社会連携研究部門准教授) 4月1日、日本医師会会長選挙が行われ、茨城県医師会長の原中勝征氏が、第18代会長に選出されました。森洋一氏(京都府医師会長)、唐澤祥人氏(前日医会長)を僅差で破っての当選でした。多くのメディアは、このことをトップで扱いました。確かに、日医は自公政権を支えた代表的な業界団体で、政… 2010/05/03 事件・話題