NEJM誌から アトピー性皮膚炎に抗体医薬が効く可能性 成人患者にdupilumabを投与した4件の小規模試験の結果 好酸球増加を伴う中等症から重症の喘息治療に用いられている完全ヒトモノクローナル抗体dupilumabは、アトピー性皮膚炎患者において、安全で症状軽減効果を有することが、4件の小規模な臨床試験で示された。米国Rochester 大学のLisa A. Beck氏らが、NEJM誌2014年7月10日号に報告した。… 2014/07/30 皮膚科
NEJM誌から 中等~重症の尋常性乾癬にsecukinumabが有効 エタネルセプトに勝る症状軽減効果を第3相試験で確認 炎症誘発性サイトカインであるインターロイキン-17A(IL-17A)の機能を阻害する高親和性の組換え完全ヒト抗IL-17Aモノクローナル抗体Secukinumabを、中等症から重症の尋常性乾癬患者に用いた2件の第3相試験の結果、プラセボとエタネルセプトに優る症状軽減効果が示された。カナダDalhousie大学のR… 2014/07/29 皮膚科
NEJM誌から 自由行動下心電図が“隠れ心房細動”を検出 原因不明の脳卒中もしくはTIA後患者への30日間モニタリングに利益 脳卒中または一過性脳虚血発作(TIA)を発症したが、原因を特定できなかった患者には、発作性心房細動が隠れている可能性がある。通常の24時間心電図検査では問題なしだった患者に30日間の自由行動下心電図モニタリングを行うことで心房細動の発見率が高まること、抗凝固薬を処方する機会が増える… 2014/07/17 循環器
NEJM誌から 妊娠初期のSSRI使用は先天性心疾患と無関係 他の抗うつ薬でもリスク上昇なし、大規模コホート研究の結果 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)や他の抗うつ薬を妊娠中に使用しても、出生児の先天性心疾患リスクは上昇しないことが、大規模コホート研究の結果として示された。米Harvard大のKrista F. Huybrechts氏らが、NEJM誌2014年6月19日号に報告した。… 2014/07/09 精神・神経
NEJM誌から 閉塞性睡眠時無呼吸への夜間酸素療法に効果なし 降圧効果認めず、CPAPでは有意に血圧低下、RCTの結果 心血管疾患患者または心血管危険因子を複数持つ人々の中から閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の患者を同定し、正しい睡眠を取るための教育と持続的陽圧呼吸療法(CPAP)、教育と夜間酸素療法のいずれかに割り付けたランダム化比較試験(RCT)HeartBEATの結果、CPAPにのみ有意な血圧低下が認められた。米… 2014/07/02 呼吸器