NEJM誌から RAS変異陽性転移性大腸癌にパニツムマブの利益なし 多施設RCT「PRIME」の解析結果 KRAS遺伝子のエクソン2に変異を有する転移性大腸癌患者は、パニツムマブのような抗上皮成長因子受容体(EGFR)療法に反応しないことが知られている。それ以外のRAS遺伝子に変異があっても、やはりパニツムマブ追加による生存利益は期待できないことが、多施設ランダム化比較試験(RCT)の解析結果… 2013/09/30 癌
NEJM誌から 低線量CTで見つかる肺結節の悪性確率を高精度で予測 悪性確率2%以上を陽性とすると感度84.7%、特異度89.6%となるモデル 低線量CTスクリーニングで見つかった肺結節が悪性である確率を推定するモデルをカナダVancouver総合病院のAnnette McWilliams氏らが作成し、その精度を確認した上で一般に公開した。作成過程の詳細とその精度はNEJM誌2013年9月5日号に報告された。… 2013/09/27 癌
NEJM誌から コルヒチンが急性心膜炎の治療と再発予防に有効 イタリアで行われた二重盲検の多施設RCTの結果 初発の急性心膜炎へのコルヒチンの追加投与は有効で、その後の再発率も低下させることが、二重盲検のランダム化比較試験(RCT)の結果として示された。イタリアMaria Vittoria病院のMassimo Imazio氏らが、NEJM誌電子版に2013年9月1日に報告した。… 2013/09/20 循環器
BMJ誌から VTE再発予防効果はビタミンK拮抗薬が最も高いが、大出血リスクも最大 抗凝固薬と抗血小板薬の有効性と安全性を比較したネットワークメタ解析の結果 静脈血栓塞栓症(VTE;深部静脈血栓症と肺塞栓症)の2次予防として、様々な経口抗凝固薬(ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバン、ビタミンK拮抗薬)と抗血小板薬(アスピリン)の有効性と安全性を比較したネットワークメタ解析の結果、VTE再発予防効果が高く、大出血リスクが低い最適な… 2013/09/19 循環器
NEJM誌から 妊娠初期のフルコナゾール曝露でファロー四徴症がわずかに増加 その他の先天異常リスクの上昇は見られず、デンマークの調査 妊娠初期のフルコナゾール経口投与と全般的な先天異常に有意な関係がないことが、デンマークにおける全出生児を対象とした調査で示された。ただし、用量にかかわらずファロー四徴症のリスクは上昇していた。デンマークStatens Serum InstitutのDitte Molgaard-Nielsen氏らが、NEJM誌2013年8月29日… 2013/09/13 医薬品