NEJM誌から アダリムマブは若年性関節リウマチの再燃を抑制 単剤でも、メトトレキサートとの併用でも効果あり 抗腫瘍壊死因子α(TNFα)抗体製剤アダリムマブ(ヒューミラ)は、メトトレキサート(MTX)使用の有無にかかわらず、若年性関節リウマチ(JRA)患者の再燃を有意に抑制することが、多施設無作為化試験の結果、明らかになった。米国Cincinnati小児病院のDaniel J. Lovell氏らの報告で、詳細はNEJM… 2008/09/22 骨・関節・筋
NEJM誌から PCI直後のビバリルジンと未分画ヘパリン投与の臨床利益に差なし 大出血リスクはビバリルジン群の方が低い 経皮的冠インターベンション(PCI)直後の血栓塞栓性合併症リスクを減らす目的で、ビバリルジンと未分画ヘパリンの臨床利益を比較する無作為化試験の結果、これら2つの薬剤の効果には差がないこと、しかし出血リスクのみに注目すればビバリルジンが未分画ヘパリンに優る効果を持つことが示唆され… 2008/09/19 循環器
NEJM誌から 骨粗鬆症治療薬チボロンで脳卒中リスク上昇 骨量増加、乳癌リスク低減の利益はあり 海外で骨粗鬆症治療薬として用いられているチボロンについて、骨折予防効果に加えて乳癌、心血管疾患に対する影響を調べた結果、高齢女性に対するチボロン投与は複数の利益をもたらすものの、脳卒中リスクを2.2倍に高めることが示された。米国California Pacific Medical Center Research Institu… 2008/09/12 骨・関節・筋
NEJM誌から 薬物療法にPCIを追加しても長期的には利益なし COURAGE試験の結果 安定冠動脈疾患に経皮的冠インターベンション(PCI)と至適薬物療法を併用した場合と、至適薬物療法のみの治療を比較したCOURAGE試験で、患者の健康状態に焦点を当てた分析の結果、PCIを追加しても利益の上乗せは小さく、さらに6~24カ月で利益が見られなくなることが明らかになった。米国Christi… 2008/09/12 循環器
NEJM誌から FGF-23レベルが高い腎疾患患者の死亡リスクは約6倍に 血清リン値など既知の危険因子とは独立した指標に 腎疾患患者における線維芽細胞増殖因子23(FGF-23)レベルと死亡リスクの関係を調べる前向きコホート研究の結果、血液透析開始時のFGF-23レベルが高い患者の死亡リスクは、FGF-23レベルが低い患者の約6倍であることが示された。米国Massachusetts総合病院のOrlando M. Gutierrez氏らの報告で、詳… 2008/09/04 腎・泌尿器
NEJM誌から 脳梗塞後にテルミサルタンを2.5年投与しても脳卒中再発は防げず PRoFESS試験の結果から 脳梗塞を起こした患者に、一般的な降圧治療と共にアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)のテルミサルタンの投与を早期に開始し、2.5年間継続しても、脳卒中再発、心血管イベント発生、糖尿病の新規発症リスクは低下しないことが、二重盲検の多施設無作為化試験「PRoFESS」の結果、明らかになった… 2008/09/01 循環器
NEJM誌から 脳卒中再発予防効果はアスピリン/ジピリダモールとクロピドグレルで差なし PRoFESS試験の結果 脳梗塞後の患者にとって再発は深刻な問題だ。複数の無作為化試験が、再発予防における抗血小板療法の効果を示している。今回、脳卒中後にアスピリンと徐放性ジピリダモールの併用、またはクロピドグレルの単剤投与を開始し、2.5年継続した場合の効果と安全性を比較する無作為化試験の結果、両群で… 2008/09/01 循環器